JP6108954B2 - 歩行型作業機 - Google Patents
歩行型作業機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6108954B2 JP6108954B2 JP2013107191A JP2013107191A JP6108954B2 JP 6108954 B2 JP6108954 B2 JP 6108954B2 JP 2013107191 A JP2013107191 A JP 2013107191A JP 2013107191 A JP2013107191 A JP 2013107191A JP 6108954 B2 JP6108954 B2 JP 6108954B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- joint
- top cover
- joint portion
- machine body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
走行機体に搭載されたエンジン側に取付可能な樹脂製のカバーと、
前記カバーに設けられ、前記エンジン側の被係合部材に対して係合可能な係合部材と、が備えられ、
前記カバーの裏面側に、前記係合部材を取付ける樹脂製の取付座が備えられ、
前記取付座に、前記係合部材を取付けるボス部を有すると共に前記カバーの裏面との間に隙間を空けて設けられた離間部と、前記離間部の一端を前記カバーの裏面に支持する第一接合部と、前記離間部の他端を前記カバーの裏面のうち前記第一接合部とは異なる部位に支持する第二接合部と、が備えられている。
前記第一接合部の長手方向と前記第二接合部の長手方向とが、前記走行機体の前後方向に沿っていると好適である。
前記第一接合部及び前記第二接合部が、平面視で、前記段差部と重複するように形成されていると好適である。
〔第一実施形態〕
まず、本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示されるように、「歩行型作業機」の一例である歩行型耕運機には、エンジン10を支持するエンジンフレームや変速装置12のハウジング等から構成される走行機体13と、走行機体13を対地支持する左右一対の走行車輪14と、が備えられている。エンジン10は、走行機体13の前側に配置されている。変速装置12は、エンジン10の後側において斜め後方下がり姿勢で配置されている。エンジン10の後側における変速装置12の上方箇所には、燃料タンク15が配置されている。走行機体13の後端部には、作業装置としてロータリ耕耘装置16が連結されている。また、走行機体13には、前方揺動姿勢と後方揺動姿勢との間で姿勢変更可能で、後方揺動姿勢としたときに機体後方に向かって延びる操縦ハンドル17(「ハンドル」に相当)が備えられている。ロータリ耕耘装置16には、耕耘爪軸18と、耕耘爪軸18に取り付けられて回転駆動されるロータリ耕耘爪19と、接地抵抗棒20と、ロータリ耕耘爪19の上部を覆う耕耘ロータカバー21と、整地板22と、が備えられている。このような歩行型耕運機には、エンジン10、燃料タンク15、変速装置12の上方を覆う機体カバー23が備えられている。
図1〜図3に示されているように、走行機体13の後端部には、ロータリ耕耘装置16の上方を斜め上に延びるハンドルポスト25が固定されている。図1に示されているように、操縦ハンドル17は、ハンドルポスト25の後部の先端部において横向きの揺動軸26を介して前方揺動姿勢と後方揺動姿勢との間で揺動可能に支持されている。つまり、操縦ハンドル17は、揺動軸26周りに揺動することにより、搬送姿勢あるいは収納姿勢である走行機体13の前方側に延びる前方揺動姿勢と、歩行作業姿勢である後方揺動姿勢とに変更可能となっている。前方揺動姿勢における操縦ハンドル17は、図1において一点鎖線で示されるように、側面視で、変速装置12、燃料タンク15、エンジン10の上部側と重複するように、略水平に前方側へ延びており、前後方向における前端位置は、走行機体13やエンジン10の前端位置と略同一となっている。そして、後方揺動姿勢における操縦ハンドル17は、図1において実線で示されるように、ハンドルポスト25から後方上方へ向けて延びており、後方揺動姿勢における操縦ハンドル17の後端位置はロータリ耕耘装置16より後方に位置している。なお、操縦ハンドル17は、後方揺動姿勢において複数または任意の調整揺動角度位置に設定することができ、操縦者の体格に応じて自在に位置変更できる。
図4〜図6に示されているように、エンジン10の上部には、エンジン10に取り付けられる複数の脚部50と、複数の脚部50に支持されてエンジン10の上方で略水平に延びる水平部51と、を有する前ステー53が備えられている。前ステー53の後端部には、前後方向に延びる中間ステー54が連結されている。図4、図6に示されているように、中間ステー54の後端部には、燃料タンク15の底面に沿って屈曲している板状に形成されたタンクブラケット55の前端部が連結されている。タンクブラケット55の後下部には、斜め上方に延びた左右一対の板材から構成されている後ステー56の前端部が連結されている。後ステー56の下端部は走行機体13に固定され、後ステー56の上端部にはタンクブラケット55が固定されている。図4に示されるように、後ステー56を構成する左右一対の板材の上縁同士は板状の変速案内パネル57によって接続されている。変速案内パネル57には、変速操作レバー36を操作変位可能に挿通する変速案内溝58が形成されている。なお、後ステー56と変速案内パネル57とは、別部材を接続する以外にも、曲げ加工等によって一体的に製作することも可能である。
機体カバー23は、樹脂製であり、図1〜図4、図6に示されているように、エンジン10の上部前領域を覆うフロントカバー80と、タンクカバーとしても機能するトップカバー81(「カバー」に相当)と、変速装置12を覆う斜め下がり姿勢のリアカバー82と、に分割して備えられている。フロントカバー80と、トップカバー81と、リアカバー82とは、それぞれ、エンジン10側に着脱可能とされており、その厚みを薄肉とすることで、軽量化が図られている。
図4、図5に示されているように、フロントカバー80は、走行機体13に搭載されたエンジン10側に固定された前ステー53に対して、ボルト等の締結部材により取付可能に構成されている。図4〜図6に示されているように、フロントカバー80には、エンジン10の前側上端領域を覆うリアスカート部80aが備えられている。フロントカバー80のフロント後端縁85は、トップカバー81のトップ前端縁86と略突合せ状態となるように配置されている。
図1〜図7に示されているように、トップカバー81は、前方下がり傾斜姿勢(図1参照)で、走行機体13に搭載されたエンジン10側に取付可能に構成されている。トップカバー81は全体的に外側へ膨出する形状とされている。図4、図5、図8に示されているように、トップカバー81には、左端部及び右端部において下方に向けて折り曲げられたトップスカート部81aが形成されている。トップカバー81は、前領域及び後領域でエンジン10側に取付可能となっている。図6、図7に示されているように、トップカバー81は、機体外方に面する表面87と、エンジン10側に面する裏面88を有している。図7、図8に示されているように、トップカバー81の表面87には、高さの異なる第一高さ部89と第二高さ部90とが形成されている。第二高さ部90は、左右両端を第一高さ部89に挟まれ、第一高さ部89よりも低くなるように形成されている。つまり、トップカバー81は、左右中央部分が左右端部よりもエンジン10側へ凹む形状とされており、トップカバー81には、第一高さ部89と第二高さ部90との間で高さの変化する第一段差部91(「段差部」の一例)及び第二段差部92(「段差部」の一例)が形成されている。第一段差部91と第二段差部92は、ともに、走行機体13の前後方向に沿った直線状に形成されている。図7に示されているように、第一段差部91及び第二段差部92では、それぞれ、横外側から横内側へ下り傾斜する傾斜面が、機体前後方向に沿って形成されている。
図5及び図6に示すように、トップカバー81の前領域の裏面88側には、係合部材95を取り付けるための樹脂製の取付座96が備えられている。トップカバー81は、係合部材95をエンジン10側の被係合部材108に係合させることで、トップカバー81の前領域をエンジン10側に取り付けている。図5〜図7に示すように、取付座96は、係合部材95を取り付ける離間部97と、離間部97の一端部をトップカバー81の裏面88に接合する第一接合部98と、離間部97の他端部をトップカバー81の裏面88に接合する第二接合部99と、が備えられている。離間部97は、走行機体13の横幅方向に延びる板状に形成されており、トップカバー81の裏面88との間に隙間Sを空けて離間されている。第一接合部98は、走行機体13の横幅方向において離間部97の一端から上下方向に延びるように連設され、その上端部がトップカバー81の裏面88に溶接によって接合されている。第二接合部99は、走行機体13の横幅方向において離間部97の他端から上下方向に延びるように連設され、その上端部がトップカバー81の裏面88に溶接によって接合されている。離間部97は、走行機体13の前後方向に一定の幅を有しており、第一接合部98及び第二接合部99は、走行機体13の前後方向において離間部97の幅と同じだけの幅を有している。第一接合部98及び第二接合部99は、走行機体13の前後方向に沿う直線状に形成されており、離間部97は第一段差部91と第二段差部92との間に亘って走行機体13の横幅方向に延びる姿勢でトップカバー81の裏面88に備えられている。
図3、図4に示されるように、リアカバー82は、リアカバー82とトップカバー81との接続領域に切り欠きの開口が設けられており、トップカバー81とリアカバー82との間に横長に延びた覗き窓119が形成されている。さらに、リアカバー82には、変速操作レバー36の挿通及び操作変位を許す矩形の開口120が設けられている。
本発明の第二実施形態を図面に基づいて説明する。第二実施形態では、第一実施形態とは異なる構成で、エンジン10側に対するトップカバー81の着脱を行い得るようにされている。なお、第二実施形態の各構成は、以下に説明する部分以外は、第一実施形態における構成と同一である。
13 :走行機体
17 :操縦ハンドル(「ハンドル」)
81 :トップカバー(「カバー」)
88 :裏面
91 :第一段差部(「段差部」)
92 :第二段差部(「段差部」)
95 :係合部材
96 :取付座
97 :離間部
98 :第一接合部
99 :第二接合部
108 :被係合部材
S :隙間
Claims (4)
- 走行機体に搭載されたエンジン側に取付可能な樹脂製のカバーと、
前記カバーに設けられ、前記エンジン側の被係合部材に対して係合可能な係合部材と、が備えられ、
前記カバーの裏面側に、前記係合部材を取付ける樹脂製の取付座が備えられ、
前記取付座に、前記係合部材を取付けるボス部を有すると共に前記カバーの裏面との間に隙間を空けて設けられた離間部と、前記離間部の一端を前記カバーの裏面に支持する第一接合部と、前記離間部の他端を前記カバーの裏面のうち前記第一接合部とは異なる部位に支持する第二接合部と、が備えられている歩行型作業機。 - 前記第一接合部の長手方向と前記第二接合部の長手方向とが略平行とされている請求項1に記載の歩行型作業機。
- 前記走行機体には後方に延びるハンドルが備えられており、
前記第一接合部の長手方向と前記第二接合部の長手方向とが、前記走行機体の前後方向に沿っている請求項1または2に記載の歩行型作業機。 - 前記カバーの表面側には、高さの変化する直線状の段差部が備えられ、
前記第一接合部及び前記第二接合部が、平面視で、前記段差部と重複するように形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の歩行型作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013107191A JP6108954B2 (ja) | 2013-05-21 | 2013-05-21 | 歩行型作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013107191A JP6108954B2 (ja) | 2013-05-21 | 2013-05-21 | 歩行型作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014226072A JP2014226072A (ja) | 2014-12-08 |
JP6108954B2 true JP6108954B2 (ja) | 2017-04-05 |
Family
ID=52126497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013107191A Active JP6108954B2 (ja) | 2013-05-21 | 2013-05-21 | 歩行型作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6108954B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7059977B2 (ja) | 2019-04-23 | 2022-04-26 | 井関農機株式会社 | 歩行型耕耘機 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4402365A (en) * | 1981-03-30 | 1983-09-06 | Roper Corporation | Garden tiller with vegetation sloughing means |
JP4359574B2 (ja) * | 2005-05-12 | 2009-11-04 | 株式会社クボタ | 歩行型作業車 |
JP2009006811A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Kubota Corp | 歩行型作業機 |
JP5588294B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-09-10 | 三菱農機株式会社 | 管理機 |
JP2012196169A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 歩行型移動農機のバランスウエイト構造 |
-
2013
- 2013-05-21 JP JP2013107191A patent/JP6108954B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014226072A (ja) | 2014-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016123364A (ja) | 草刈機 | |
JP6108954B2 (ja) | 歩行型作業機 | |
US20170225622A1 (en) | Working vehicle | |
JP6091338B2 (ja) | 耕耘装置 | |
JP5980163B2 (ja) | 歩行型作業機 | |
WO2014076760A1 (ja) | 油圧ショベル | |
EP2412217A1 (en) | Tilling machine | |
JP6095469B2 (ja) | 歩行型作業機 | |
JP2011188836A (ja) | 管理機 | |
JP6021732B2 (ja) | 歩行型作業機 | |
JP2012196169A (ja) | 歩行型移動農機のバランスウエイト構造 | |
JP2006176119A (ja) | 乗用型水田溝切り機 | |
JP5027764B2 (ja) | 乗用型草刈機 | |
JP6238802B2 (ja) | 歩行型作業機 | |
KR20120099232A (ko) | 승용형 농작업기 | |
US10272760B2 (en) | Work vehicle | |
US9764761B2 (en) | Work vehicle having engine and hydraulic stepless speed changing device | |
JP6523901B2 (ja) | 歩行型草刈機 | |
KR102532120B1 (ko) | 트랙터 흙받이 | |
JP7346194B2 (ja) | 農業機械 | |
JP2019004818A (ja) | バランスウエイト | |
JPH0858605A (ja) | 作業車 | |
JP5174075B2 (ja) | 乗用型作業機 | |
JP6623874B2 (ja) | トラクタ | |
JP6523708B2 (ja) | カバー体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6108954 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |