JP6108811B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に眼科診療等に用いられる光画像撮像装置に関するものである。
共焦点レーザー顕微鏡の原理を利用した眼科装置である走査型レーザー検眼鏡(SLO:Scanning Laser Ophthalmoscope)は、測定光であるレーザーを眼底に対してラスタースキャンを行い、その戻り光の強度から平面画像を高分解能かつ高速に得る装置である。
以下、このような平面画像を撮像する装置をSLO装置と記す。
近年、SLO装置において測定光のビーム径を大きくすることにより、横分解能を向上させた網膜の平面画像を取得することが可能になってきた。しかし、測定光のビーム径の大径化に伴い、網膜の平面画像の取得において、被検眼の収差による平面画像のSN比及び分解能の低下が問題になってきた。
それを解決するために、被検眼の収差を波面センサでリアルタイムに測定し、被検眼にて発生する測定光やその戻り光の収差を波面補正デバイスで補正する補償光学系を有する補償光学SLO装置が開発され、高横分解能な平面画像の取得を可能にしている。
高横分解能な平面画像を取得する場合、装置自体の光学収差や撮像時間の長時間化等の問題から、一度に撮像する撮像範囲が小さくなり、その平面画像が眼底のどの部分であるかを認識しにくくなりやすい。特許文献1においては、広画角なSLO装置と小画角であるが高解像度なSLO装置とを組み合わせた複合装置が提案され、その問題の解決が試みられている。
被検眼に起因する収差を波面補正デバイスで補正する場合、そのデバイス自体あるいはその光学系の収差が問題になることがある。特許文献2においては、補償光学系により発生する微小球面収差を補正する機構を設けることで、鮮明な眼底画像を取得することが試みられている。
特開2010−259543号公報 特開2008−161406号公報
上記特許文献1の眼底撮影装置は、上記したように、広画角なSLO装置と小画角であるが高解像度なSLO装置とを組み合わせた複合装置が提案され、高解像度の眼底画像を効率よく得ることが可能とされている。
また、上記特許文献2の眼科装置は、上記したように、補償光学系により発生する微小球面収差を補正する機構を設けることで、鮮明な眼底画像を取得することが可能とされている。
ここで、波面センサの測定レンジは、強度の屈折異常(例えば−10D〜+5D)を想定して決定される。代表的な波面センサであるシャックハルトマンセンサの場合、原理的に、測定レンジと測定精度とはトレードオフの関係にある。そのため、低度の屈折異常の場合には測定精度が低くなることになる。特許文献1および2に示される上記の従来の技術では、被検眼の収差と波面センサの測定レンジや測定精度に関しては、考慮されておらず、改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑み、被検査物である被検眼の収差を測定する波面センサの測定レンジを最低限に留め、該収差の測定精度を高めることで、精度の高い収差補正を行い、より高分解能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置の一つは、
被検眼において第一の測定光を走査する第一の走査手段と、前記被検眼に対して前記第一の測定光を合焦する第一の合焦手段を介して該第一の測定光を照射した該被検眼からの第一の戻り光を検出する第一の検出手段と、を含み、前記検出された第一の戻り光を用いて前記被検眼の第一の画像を取得する第一の画像取得手段と、
前記第一の合焦手段を移動する第一の移動手段と、
収差補正手段と、前記第一の走査手段の走査範囲よりも狭い前記被検眼の範囲において第二の測定光を走査する第二の走査手段と、前記被検眼に対して前記第二の測定光を合焦する第二の合焦手段を介して該第二の測定光を照射した該被検眼からの第二の戻り光を検出する第二の検出手段と、を含み、前記検出された第二の戻り光を用いて前記被検眼における前記第一の画像の一部に対応する領域の第二の画像を取得する第二の画像取得手段と、
前記第二の合焦手段を移動する第二の移動手段と、
前記被検眼の固視を促す固視灯の点灯位置を変更する変更手段と、
前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動するように前記第一の移動手段及び前記第二の移動手段を制御することにより前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを調整し、前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とが互いに同期して移動された後に前記収差補正手段を制御し、前記固視灯の点灯位置が変更された後に前記第二の合焦手段を独立して移動するように前記第二の移動手段を制御することにより前記第二の合焦手段の合焦状態を調整する合焦調整手段と、
を有することを特徴とする。
本発明は、上記課題に鑑み、被検査物である被検眼に対して、精度の高い収差補正を行い、より高分解能な光画像撮像装置を実現することができる。
本発明の実施例1におけるSLO装置の全体の構成について説明する図である。 本発明の実施例1におけるSLO装置の画像の取得方法を説明する図である。 本発明の実施例1におけるSLO装置の画像の取得手順を説明する図である。
本発明を実施するための形態を、以下の実施例により説明する。
つぎに、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1においては、光画像撮像装置として、本発明を適用したAOSLO装置について説明する。該AOSLO装置は、補償光学系を備え、網膜の高横分解能の平面画像(AOSLO像)の撮像を行う装置である。また、AOSLO像の取得を補助する目的で、広画角の平面画像(WFSLO像)の撮像を行うWFSLO装置が付随している。
本実施例では、被検眼の光学収差を空間光変調器を用いて補正して平面画像を取得するAOSLO装置が構成され、被検眼の視度や光学収差によらず良好な平面画像が得られるようにされている。
ここでは、高横分解能の平面画像を撮像するために、補償光学系を備えているが、高解像度を実現できる光学系の構成であれば、補償光学系を備えていなくてもよい。
<装置全体>
図1(a)を用いて、まず、本実施例におけるAOSLO装置109の概略構成について、具体的に説明する。
AOSLO装置109は、大まかに、AOSLO像を取得するAOSLO部195と、広域のSLO像(WFSLO像)とを取得するWFSLO部196とからなる。
<AOSLO部全体>
まず、AOSLO部全体について説明する。
光源101−1から出射した光は光カプラー131によって参照光105と測定光106−1とに分割される。測定光106−1は、シングルモードファイバー130−4、空間光変調器159、XYスキャナ119−1、ダイクロイックミラー170−2等を介して、観察対象である被検眼107に導かれる。
156は固視灯であり、固視灯156からの光束157は被検眼107の固視あるいは回旋を促す役割を有する。
測定光106−1は被検眼107によって反射あるいは散乱された戻り光108となり、光路を逆行し、光カプラー131を介して、ディテクター138−1に入射される。ディテクター138−1は戻り光108の光強度を電圧に変換し、その信号を用いて、被検眼107の平面画像が構成される。本実施例では、光学系の全体を主にレンズを用いた屈折光学系を用いて、構成しているが、レンズの代わりに球面ミラーを用いた反射光学系によっても構成することができる。
また、本実施例では収差補正デバイスとして、反射型の空間光変調器を用いたが、透過型の空間光変調器や可変形状ミラーを用いても構成することができる。
<AOSLOの光源>
つぎに、光源101−1の周辺について説明する。光源101−1は代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。波長は830nm、バンド幅50nmである。ここでは、スペックルノイズの少ない平面画像を取得するために、低コヒーレント光源を選択している。また、光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)等も用いることができる。
また、波長は眼を測定することを鑑みると、近赤外光が適する。さらに波長は、得られる平面画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましく、ここでは830nmとする。観察対象の測定部位によっては、他の波長を選んでも良い。
光源101−1から出射された光は、シングルモードファイバー130−1と光カプラー131とを介して、参照光105と測定光106−1とに、96:4の割合で分割される。153−1から153−4は偏光コントローラである。
<AOSLOの参照光路>
次に、参照光105の光路について説明する。
光カプラー131によって分割された参照光105は光ファイバー130−2を介して、光量測定装置164に入射される。光量測定装置164は参照光の105の光量を測定し、測定光105の光量をモニターする用途に用いられる。
<AOSLOの測定光路>
つぎに、測定光106の光路について説明する。
光カプラー131によって分割された測定光106−1は、シングルモードファイバー130−4を介して、レンズ135−4に導かれ、ビーム径4mmの平行光になるよう調整される。
測定光106−1は、ビームスプリッタ158−1を通過し、レンズ135−5〜6を通過し、空間光変調器159に入射される。
ここで、空間光変調器159はパソコン125からドライバ部181内の空間光変調器駆動ドライバ188を介して制御される。
次に、測定光106−1は、空間光変調器159にて変調され、レンズ135−7〜8を通過し、XYスキャナ119−1のミラーに入射される。ここでは、簡単のため、XYスキャナ119−1は一つのミラーとして記したが、実際にはXスキャナとYスキャナとの2枚のミラーが近接して配置され、網膜127上を光軸に垂直な方向にラスタースキャンするものである。また、測定光106の中心はXYスキャナ119−1のミラーの回転中心と一致するように調整されている。
ここで、Xスキャナは測定光106を紙面に平行な方向に走査するスキャナであり、ここでは共振型スキャナを用いている。駆動周波数は約7.9kHzである。また、Yスキャナは測定光106を紙面に垂直な方向に走査するスキャナであり、ここではガルバノスキャナを用いている。駆動波形はのこぎり波、周波数は64Hz、デューティ比は16%である。Yスキャナの駆動周波数は、AOSLO像の撮像のフレームレートを決定する重要なパラメータである。
ここで、XYスキャナ119−1はパソコン125からドライバ部181内の光スキャナ駆動ドライバ182を介して制御される。
球面ミラー135−9〜10は網膜127を走査するための光学系であり、測定光106を角膜126の付近を支点として、網膜127をスキャンする役割がある。
ここで、測定光106のビーム径は4mmであるが、より高分解能な光画像を取得するために、ビーム径はより大径化してもよい。
また、117は電動ステージであり、矢印で図示している方向に移動することができ、付随する球面ミラー135−10の位置を、調整することができる。
ここで、電動ステージ117はパソコン125からドライバ部181内の電動ステージ駆動ドライバ183を介して制御される。
レンズ135−10の位置を調整することで、被検眼107の網膜127の所定の層に測定光106を合焦し、観察することが可能になる。即ち、本発明におけるフォーカス調整手段たるレンズ135−10および電動ステージ117を有する構成は、被検眼の網膜における所望の層に対して第二の測定光且つ測定光106−1を合焦させる。
また、被検眼107が屈折異常を有している場合にも対応できる。
測定光106は被検眼107に入射すると、網膜127からの反射や散乱により戻り光108となり、再び光カプラー131に導かれ、シングルモードファイバー130−3を介して、ディテクター138−1に到達する。ディテクター138は例えば高速・高感度な光センサであるAPD(Avalanche Photo Diode)やPMT(Photomultiplier Tube)が用いられる。
戻り光108は、空間光変調器159で、再び変調される。
また、ビームスプリッタ158−1にて分割される戻り光108の一部は、波面センサ155に入射され、被検眼107で発生する戻り光108の収差が測定される。
波面センサ155はパソコン125に電気的に接続されている。
ここで、角膜126とXYスキャナ119−1と波面センサ155と空間光変調器159とは光学的に共役になるよう、レンズ135−5〜10等が配置されている。
そのため、波面センサ155は被検眼107の収差を測定することが可能になっている。また、空間光変調器159は被検眼107の収差を補正することが可能になっている。
さらに、波面センサの測定結果による得られた収差に基づいて、空間光変調器159をリアルタイムに制御することで、被検眼107で発生する収差を補正し、より高横分解能な平面画像の取得を可能にしている。
ここでは、135−10は球面レンズであるが、被検眼107の収差(屈折異常)によっては、球面ミラー135−10の代わりにシリンドリカルレンズを用いてもよい。また、新たなレンズを測定光106の光路に追加してもよい。
ここでは、レンズ135−10と電動ステージ117とは、AOSLO部195とWFSLO部196とで共用されているが、図1(b)に示すように、各々が独立して、レンズと電動ステージとを設けてもよい。その場合、AOSLO部195とWFSLO部196とにおける、各々の電動ステージを連動して動作させてもよい。
ここでは、測定光106を用いて、波面センサ155を用いた収差の測定を行っているが、収差の測定のために他の光源を用いてもよい。また、収差の測定のために他の光路を構成してもよい。
例えば、球面レンズ135−10と角膜126の間から、ビームスプリッタを用いて、収差の測定のための光を入射することができる。
<AOSLOの測定系>
つぎに、測定系の構成について説明する。
SLO装置109は、網膜127からの戻り光108の強度から構成される平面画像(SLO像)を取得することができる。
網膜127にて反射や散乱された光である戻り光108は、レンズ135−5〜10、空間光変調器159、光カプラー131等を介してディテクター138−1に入射され、光の強度が電圧に変換される。
ディテクター138−1で得られた電圧信号は、パソコン125内のADボード176にてデジタル値に変換され、パソコン125にてXYスキャナ119−1の動作や駆動周波数と同期したデータ処理が行われ、平面画像が形成される。ここで、ADボード176の取り込み速度は15MHzである。
また、ビームスプリッタ158−1にて分割される戻り光108の一部は、波面センサ155に入射され、戻り光108の収差が測定される。
波面センサ155はシャックハルトマン方式の波面センサであり、測定レンジは−1D〜+1Dとなっており、測定レンジが狭く、測定精度が高い仕様となっている。
得られた収差はツェルニケ多項式を用いて表現され、これは被検眼107の収差を示している。
ツェルニケ多項式は、チルト(傾き)の項、デフォーカス(defocus)の項、アスティグマ(非点収差)の項、コマの項、トリフォイルの項等からなる。
<AOSLO像の取得方法>
つぎに、平面画像(AOSLO像)の取得方法について図2(a)〜(d)を用いて説明する。
SLO装置109は、XYスキャナ119−1を制御し、ディテクター138−1で戻り光108の強度を取得することで、網膜127の平面画像を取得することができる。ここでは、網膜127の平面画像(光軸に垂直な面)の取得方法について説明する。
図2(a)は被検眼107の模式図であり、SLO装置109によって観察されている様子を示している。
図2(a)に示すように、測定光106は角膜126を通して、網膜127に入射すると様々な位置における反射や散乱により戻り光108となり、ディテクター138−1に到達する。
さらに、図2(b)に示すように、XYスキャナ119−1をX方向に駆動しながら、戻り光108の強度を検知すれば、各X軸の位置毎の情報を得ることができる。
さらに、図2(c)に示すように、XYスキャナ109のX軸とY軸とを同時に駆動し、網膜127のある撮像範囲192に対して、測定光106を軌跡193のように、ラスタースキャンしながら戻り光108の強度を検知すれば、戻り光108の強度の2次元分布が得られる。それはすなわち平面画像177(図2(d))である。
ここで、測定光106は右上の点Sから、左下の点Eに向かってスキャンされ、その間の戻り光108の強度が平面画像177の構成に用いられる。点Eから点Sへの軌跡193は次の平面画像177の撮像の撮像のための準備である。スキャンにかかる時間は、図中の軌跡193に対して、S→Eが84%、E→Sが16%であり、この比は上述のYスキャナの駆動波形のデューティ比に基づいている。また、図2(c)では簡単のため、軌跡193におけるX方向のスキャン回数を少なめに記している。
ここで、この平面画像177の大きさは700×350μm、取得に要する時間は約15.6msである。この時間はYスキャナの駆動周波数に基づいている。
また、平面画像177中には、戻り光108の強度が比較的大きい視細胞群179が明るく、比較的小さい血管178が暗く描出される。また、血管178に血球(不図示)が明るく描出される。
<WFSLO部全体>
つぎに、WFSLO部全体について説明する。
WFSLO部は補償光学系と参照光路を備えないことを除けば、基本的にAOSLO部と同様の構成となっている。重複する部分ついては説明を省略する。
光源101−2から出射した光はレンズ135、XYスキャナ119−2、ダイクロイックミラー170−1等を介して、観察対象である被検眼107に導かれる。
<WFSLOの光源>
次に、光源101−2の周辺について説明する。光源101−2はAOSLOと同様にSLDである。波長は910nm、バンド幅10nmである。ここでは、AOSLOの光路とWFSLOの光路とをダイクロイックミラーを用いて分離するために、それぞれの光源の波長を異ならせている。
<WFSLOの測定光路>
つぎに、測定光106−2の光路について説明する。
光源101−2から射出された測定光106−2は、レンズ135−1、2、11、12、XYスキャナ119−2、ダイクロイックミラー170−1等を介して、観察対象である被検眼107に導かれる。
ここで、XYスキャナ119−2の構成要素であるXスキャナは測定光106を紙面に平行な方向に走査するスキャナであり、ここでは共振型スキャナを用いている。駆動周波数は約3.9kHzである。また、Yスキャナは測定光106を紙面に垂直な方向に走査するスキャナであり、ここではガルバノスキャナを用いている。駆動波形はのこぎり波、周波数は15Hz、デューティ比は16%である。Yスキャナの駆動周波数は、WFSLO像のフレームレートを決定する重要なパラメータである。
ここで、測定光106−2のビーム径は1mmであるが、より高分解能な光画像を取得するために、ビーム径はより大径化してもよい。
測定光106−2は被検眼107に入射すると、網膜127からの反射や散乱により戻り光108−2となり、ダイクロイックミラー170−1、レンズ135、XYスキャナ119−2、ビームスプリッタ158−2等を介して、ディテクター138−2に到達する。
<WFSLO像の取得方法>
つぎに、広域の平面画像(WFSLO像)の取得方法について説明する。
SLO装置109は、XYスキャナ119−2を制御し、ディテクター138−2で戻り光108の強度を取得することで、網膜127の広域の平面画像を取得することができる。網膜127の広域の平面画像(光軸に垂直な面)の取得方法はAOSLO像の取得方法と同様なので、説明を省略する。
<AOSLO像の取得手順>
次に、本発明の特徴であるSLO装置を用いた平面画像の取得方法について説明する。SLO装置109は、WFSLO部196を用いて、測定光106−2を網膜127へ合焦をさせて、WFSLO像の撮像を行う。さらに、SLO装置109は測定光106−1が網膜へ合焦しうる状態で、波面センサ155を用いて、被検眼107の光学収差を測定し、空間光変調器159を制御して被検眼107で発生する波面収差を補正し、より高横分解能な断層画像の取得を可能にしている。
ここでは、上記測定光106−1が網膜127合焦しうる状態で、波面センサ155を用いた光学収差の計測を行っているため、ここで被検眼の光学収差の大部分を占めるデフォーカスの成分はほとんど検出されない構成となっている。ここでは、近視の被検眼107の網膜127の平面画像を取得する手段を説明する。
断層画像の取得方法は以下の(1)〜(6)の工程を、例えば連続して行うものである。或いは、適宜工程を戻って行うこともできる。また、コンピュータ等を用いて、以下の工程を自動的に行うように構成してもよい。図3に、上記断層画像の取得方法を説明するフロー図を示す。なお、以下のフローにおいて、WFSLO部196は被検眼107に第一の測定光106−2を照射し且つその戻り光である第一の戻り光108−2より第一の画像を得る第一の撮像部に対応する。また、AOSLO部195は、被検眼107に第二の測定光106−1を照射し且つその戻り光である第二の戻り光108−1より第二の画像を得る第二の撮像部に対応する。
ここで、取得方法は図1(b)の構成の場合の工程について説明する。
(1)WFSLO部196の操作を行う。第一の工程として、測定光106−2を被検眼107に対して入射させる。ここでは、測定光106−2は平行光の状態で被検眼107に対して入射するように、レンズ135−14の位置が調整されている。ここでは、被検眼107の中心窩がWFSLO像の中心に描出されるように、固視灯156の点灯位置が設定されている。
(2)第二の工程として、XYスキャナ119−2を駆動しながら、被検眼107の網膜上を測定光106−2で走査し、その戻り光108−2よりディテクター138−2の信号を取得し、WFSLO像を取得する。
(3)(2)の工程を繰り返して行い、電動ステージ117を用いてレンズ135−14の位置をWFSLO像が鮮明になるように調整して、ディテクター138−2の信号を記録する。即ち、第三の工程として、第一の画像であるWFSLO像を参照して測定光106−2が合焦する層を調整し、所定の層に合焦したフォーカス調整手段(本実施例ではレンズ135−14)の調整位置を得る。さらに、得られた調整位置を光学設計値に基づいて被検眼107の視度に換算する。この視度の算出は、パソコン125において、第一の光学手段の光学設計値に基づいて第一の光学手段の調整状態より前記被検眼の視度を算出する視度算出手段として機能するモジュールにより実行される。なお、この測定光106−2は本発明の第一の測定光に、レンズ135−14及び電動ステージ117−2からなる測定光106−2の合焦のための前述したフォーカス調整手段は第一の合焦手段に、画像取得を行なうWFSLO部196は第一の画像取得手段に、各々対応する。
(4)固視灯156の設定を行う。AOSLO像を取得する被検眼107の網膜上の所望の位置に対応した点灯位置を固視灯156に設定する。次に、AOSLO部195の操作を行う。第四の工程として、測定光106−1を被検眼107に対して入射させる。次に、(3)の工程で得た被検眼107の視度を光学設計値に基づいてレンズ135−10の位置に換算し、電動ステージ117−1を用いて調整する。この換算は、パソコン125において、先に算出された視度に基づいて第二の光学手段の調整状態を算出する調整状態算出手段として機能するモジュールにより実行される。なお、レンズ135−10の位置は、固視灯156の点灯位置の変更に基づく被検眼107の回旋を考慮して算出される。この調整よって、測定光106−1は網膜127に合焦する状態となっている。即ち、第三の工程で得た調整状態を参照することで測定光106−1が先の所定の層に合焦する状態が予め得られており、当該状態にて測定光106−1の照射を行う。
(5)戻り光108の一部を収差測定手段である波面センサ155で測定し、被検眼107の光学収差を得る。得られた波面収差が最小になるように、収差補正手段である空間光変調器159を制御する。即ち、第五の工程として、被検眼の収差を測定し、該測定結果に基づいて測定光および戻り光の収差の補正を行う。ここでは、波面収差が最小になるように、波面センサ155、空間光変調器159、パソコン125を用いてフィードバック制御を行い、リアルタイムに空間光変調器159の表面形状を制御する。
(6)XYスキャナ119−1を駆動しながら、ディテクター138−1にて得られた信号から、AOSLO像を得る。
ここでは、(5)の工程と(6)の工程とを連続して行う例について説明したが、それらを同時に行ってもよい。なお、以上に述べた構成について、空間光変調器159は収差補正手段に、測定光106−1は第二の測定光に、レンズ135−10と電動ステージ117−1含む合焦のための構成は被検査物に対して第二の測定光を合焦する第二の合焦手段に、AOSLO部はWOSLO像である第一の画像の一部に対応する領域の第二の画像を取得する第二の画像取得手段に、各々対応する。また、パソコン125は、前述した第一の合焦手段の合焦状態に基づいて第二の合焦手段の合焦状態を調整する合焦調整手段として機能するモジュール領域を有する。
以上のように、WFSLO部で被検眼における広い撮像領域を対象とするWFSLO像を連続して取得しながら、WFSLOの測定光のフォーカスの調整を行うレンズの位置の情報を用いて、該WFSLO像の撮像領域よりも狭い撮像領域を対象とするAOSLO部の測定光のフォーカシングを行うレンズの位置を調整する。こうすることで、AOSLO部の測定光による戻り光の収差には、デフォーカス成分がほとんど含まれない。そのため、波面センサで必要とされる収差量の測定レンジは小さくなる。例えば、被検眼の収差をデフォーカス成分を含めて測定するには、例えば−10D〜+5Dの視度に対応する必要があるが、本実施例の場合、−1D〜+1D程度でよいことになる。代表的な波面センサであるシャックハルトマンセンサの場合、原理的に、測定レンジと測定精度とはトレードオフの関係にある。そのため、測定レンジを小さくすることで、測定精度の向上を図ることが可能になる。
また、WFSLO像の画像のコントラストあるいは強度を指標として、フォーカスを調整することで、容易にフォーカスの調整を行うことが可能になる。即ち、第一の光学手段の調整状態をこの指標によって求めることとし、その際の指標としては第一の画像であるWFSLO像のコントラスト又は強度を含むものとすることが好ましい。また、コンピュータを利用して、自動的にフォーカスを調整することが可能になる。なお、この場合、本発明における制御装置たるパソコン125に対しては、を電動ステージ117−2と合焦レンズ135−14とを有する第一の合焦手段の合焦状態としてWFSLO画像のコントラスト等を取得する合焦状態取得手段として機能するモジュール領域を配することが好ましい。また、この場合、合焦調節手段はこのコントラストに基づいて電動ステージ117−1とレンズ135−10とからなる第二の合焦手段の合焦状態を調節することが好ましい。
更にこの場合、電動ステージ117−2はWFSLO像のコントラストに基づいてレンズ135−14を光路に沿って移動する移動手段としての構成と、該レンズ135−14の位置を第一の合焦手段の合焦状態として取得する合焦状態取得手段と、を更に有することとし、合焦調整手段がレンズ135−14の位置に基づいて第二の合焦手段の合焦状態を調整することとしても良い。
また、合焦状態は、合焦手段における光学部材即ちレンズの光軸上の位置或いは光軸に対する角度として把握することも可能である。この場合、第一の合焦手段におけるレンズ135−14の位置または角度が第二の合焦手段におけるレンズ135−10の位置または角度として算出されこれらに反映される。
WFSLO部とAOSLO部とのそれぞれのフォーカスの調整を行うレンズを共通にすることで、簡単な構成の装置の提供が可能になる。
AOSLO部のフォーカスの調整を行うレンズを調整して、測定光を網膜の所望の層に合焦することで、網膜の所望の層のAOSLO像を取得することが可能になる。
なお、上述した実施例では、第一の測定光106−2の合焦位置を調整する第一の光学手段として電動ステージ117とレンズ135−10とからなる構成を例示する。これらの構成を制御して測定光106−2の合焦時のステージ117の調整状態を得るフォーカス調整手段として、ドライバ部181およびステージ駆動ドライバ183を例示している。更に、第二の測定光106−1の合焦位置を調整する第二の光学手段としても電動ステージ117とレンズ135−10とからなる構成を例示している。即ち、上記実施例において、第一の光学手段たる第一の合焦手段と、第二の光学手段たる第二の合焦手段とは、合焦レンズ及び前記合焦レンズを指示し且つ光軸方向に駆動する駆動用ステージを共用している。しかし、本発明は当該態様に限定されず、第一の光学手段と第二の光学手段とを個別に配することとしても良い。その際であっても、フォーカス調整手段は第一の光学手段により得られた調整状態に応じて、適宜第二の光学手段の合焦位置の調整を行って好適な合焦状態が得られるように第二の光学手段を制御すればよい。また、電動ステージ117は球面ミラー135−10の光軸上の位置に関しての調整を行う態様を例示しているが、被検眼の回旋に対応するように球面ミラー135−10を光軸に対して回転させることを可能としても良い。この場合、前述した調整状態には、位置だけでなく角度も含まれることとなり、これらの少なくとも何れかで表わされることとなる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、上述した実施例では被検査物が眼の場合について述べている。しかし、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。例えば、上記の実施例では、被測定物が眼の場合について述べているが、眼以外の皮膚や臓器等の被測定物に本発明を適用することも可能である。

Claims (20)

  1. 被検眼において第一の測定光を走査する第一の走査手段と、前記被検眼に対して前記第一の測定光を合焦する第一の合焦手段を介して該第一の測定光を照射した該被検眼からの第一の戻り光を検出する第一の検出手段と、を含み、前記検出された第一の戻り光を用いて前記被検眼の第一の画像を取得する第一の画像取得手段と、
    前記第一の合焦手段を移動する第一の移動手段と、
    収差補正手段と、前記第一の走査手段の走査範囲よりも狭い前記被検眼の範囲において第二の測定光を走査する第二の走査手段と、前記被検眼に対して前記第二の測定光を合焦する第二の合焦手段を介して該第二の測定光を照射した該被検眼からの第二の戻り光を検出する第二の検出手段と、を含み、前記検出された第二の戻り光を用いて前記被検眼における前記第一の画像の一部に対応する領域の第二の画像を取得する第二の画像取得手段と、
    前記第二の合焦手段を移動する第二の移動手段と、
    前記被検眼の固視を促す固視灯の点灯位置を変更する変更手段と、
    前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動するように前記第一の移動手段及び前記第二の移動手段を制御することにより前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを調整し、前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とが互いに同期して移動された後に前記収差補正手段を制御し、前記固視灯の点灯位置が変更された後に前記第二の合焦手段を独立して移動するように前記第二の移動手段を制御することにより前記第二の合焦手段の合焦状態を調整する合焦調整手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第一の画像のコントラストを前記第一の合焦手段の合焦状態として取得する合焦状態取得手段を更に有し、
    前記合焦調整手段が、前記第一の画像のコントラストに基づいて、前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動するように前記第一の移動手段及び前記第二の移動手段を制御することにより、前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを調整することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記合焦調整手段が、前記第一の戻り光に基づいて、前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動させることにより、前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを調整することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段との少なくとも何れかの調整状態が、前記第一の合焦手段或いは前記第二の合焦手段の光軸上の位置、または前記第一の合焦手段或いは前記第二の合焦手段の光軸に対する角度で表わされることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記第二の合焦手段の位置または角度が、前記第一の測定光を前記被検眼に対して合焦させた調整状態における前記第一の合焦手段の位置または角度から算出されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記被検眼の回旋を促す前記固視灯の点灯位置を考慮して、前記第二の合焦手段の光軸上の位置または前記第二の合焦手段の前記光軸に対する角度が算出されることを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段との何れかの光軸上の位置または前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段との何れかの前記光軸に対する角度の調整が、電動ステージを用いて行われることを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記第一の画像取得手段は、前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動させる際に、前記第一の走査手段を用いてWFSLO画像を前記第一の画像として連続して取得し、
    前記第二の画像取得手段は、前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動させた後に、前記第二の走査手段及び前記収差補正手段を用いてAOSLO画像を前記第二の画像として取得することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記第一の画像取得手段による前記被検眼における第一の撮像範囲は、前記第二の画像取得手段における前記被検眼における第二の撮像範囲よりも広く設定されることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記第一の合焦手段及び前記第二の合焦手段の光学設計値に基づいて前記第二の合焦手段の調整状態を算出する調整状態算出手段を更に有し、
    前記合焦調整手段は、前記算出された調整状態と前記第一の戻り光とに基づいて、前記第二の合焦手段を移動させることにより、前記第二の合焦手段の合焦状態を調整することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記合焦調整手段は、前記固視灯の点灯位置が変更された後で、前記被検眼の網膜の所望の層に前記第二の測定光を合焦させるように前記第二の合焦手段を移動させることにより前記第二の合焦手段の合焦状態を調整することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記第二の画像取得手段が、前記被検眼からの第二の戻り光の収差を測定する収差測定手段を更に含み、
    前記合焦調整手段が、前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動させた後に、前記測定された収差に基づいて前記収差補正手段をリアルタイムに制御することによりフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の撮像装置。
  13. 被検眼において第一の測定光を走査する第一の走査手段と、前記被検眼に対して前記第一の測定光を合焦する第一の合焦手段を介して該第一の測定光を照射した該被検眼からの第一の戻り光を検出する第一の検出手段と、を含み、前記検出された第一の戻り光を用いて前記被検眼の第一の画像を取得する第一の画像取得手段と、
    収差補正手段と、前記第一の走査手段の走査範囲よりも狭い前記被検眼の範囲において第二の測定光を走査する第二の走査手段と、前記被検眼に対して前記第二の測定光を合焦する第二の合焦手段を介して該第二の測定光を照射した該被検眼からの第二の戻り光を検出する第二の検出手段と、を含み、前記検出された第二の戻り光を用いて前記被検眼における前記第一の画像の一部に対応する領域の第二の画像を取得する第二の画像取得手段と、
    前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを同期して制御し、前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とが同期して制御された後に前記収差補正手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  14. 前記制御手段が、前記第一の戻り光に基づいて、前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動させることにより、前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを制御することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記第二の画像取得手段が、前記被検眼からの第二の戻り光の収差を測定する収差測定手段を更に含み、
    前記制御手段が、前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを互いに同期して制御した後に、前記測定された収差に基づいて前記収差補正手段をリアルタイムに制御することによりフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項13または14に記載の撮像装置。
  16. 前記第一の画像取得手段は、前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを互いに同期させて制御する際に、前記第一の走査手段を用いてWFSLO画像を前記第一の画像として連続して取得し、
    前記第二の画像取得手段は、前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを互いに同期させて制御した後に、前記第二の走査手段及び前記収差補正手段を用いてAOSLO画像を前記第二の画像として取得することを特徴とする請求項13乃至15の何れか一項に記載の撮像装置。
  17. 前記被検眼の固視を促す固視灯の点灯位置を変更する変更手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記固視灯の点灯位置が変更された後に前記第二の合焦手段の合焦状態を独立して制御することを特徴とする請求項13乃至16の何れか一項に記載の撮像装置。
  18. 被検眼において第一の測定光を走査する第一の走査手段と、前記被検眼に対して前記第一の測定光を合焦する第一の合焦手段を介して該第一の測定光を照射した該被検眼からの第一の戻り光を検出する第一の検出手段と、を含み、前記検出された第一の戻り光を用いて前記被検眼の第一の画像を取得する第一の画像取得手段と、
    収差補正手段と、前記第一の走査手段の走査範囲よりも狭い前記被検眼の範囲において第二の測定光を走査する第二の走査手段と、前記被検眼に対して前記第二の測定光を合焦する第二の合焦手段を介して該第二の測定光を照射した該被検眼からの第二の戻り光を検出する第二の検出手段と、を含み、前記検出された第二の戻り光を用いて前記被検眼における前記第一の画像の一部に対応する領域の第二の画像を取得する第二の画像取得手段と、を有する撮像装置を用いた撮像方法であって、
    前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とを互いに同期して移動するように第一の移動手段及び第二の移動手段を制御することにより、前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを調整する工程と、
    前記第一の合焦手段と前記第二の合焦手段とが互いに同期して移動された後に、前記収差補正手段を制御する工程と、
    前記被検眼の固視を促す固視灯の点灯位置が変更された後に、前記第二の合焦手段を独立して移動するように前記第二の移動手段を制御することにより、前記第二の合焦手段の合焦状態を調整する工程と、
    を有することを特徴とする撮像方法。
  19. 被検眼において第一の測定光を走査する第一の走査手段と、前記被検眼に対して前記第一の測定光を合焦する第一の合焦手段を介して該第一の測定光を照射した該被検眼からの第一の戻り光を検出する第一の検出手段と、を含み、前記検出された第一の戻り光を用いて前記被検眼の第一の画像を取得する第一の画像取得手段と、
    収差補正手段と、前記第一の走査手段の走査範囲よりも狭い前記被検眼の範囲において第二の測定光を走査する第二の走査手段と、前記被検眼に対して前記第二の測定光を合焦する第二の合焦手段を介して該第二の測定光を照射した該被検眼からの第二の戻り光を検出する第二の検出手段と、を含み、前記検出された第二の戻り光を用いて前記被検眼における前記第一の画像の一部に対応する領域の第二の画像を取得する第二の画像取得手段と、を有する撮像装置を用いた撮像方法であって、
    前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とを同期して制御する工程と、
    前記第一の合焦手段の合焦状態と前記第二の合焦手段の合焦状態とが同期して制御された後に、前記収差補正手段を制御する工程と、
    を有することを特徴とする撮像方法。
  20. 請求項1又は1に記載の撮像方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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