JP6107530B2 - 検出装置 - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに設けられ、入力媒体の接近・接触を検出するための検出装置に関する。
乗物用シートには、タッチセンサによって入力媒体の接近・接触を検出する検出装置が設けられているものがあり、その検出装置は、パワーシート等の操作スイッチ,着座センサ等として用いられている。下記特許文献には、パワーシートの操作スイッチとして用いられている検出装置の一例が記載されている。
特開2011−201379号公報
タッチセンサによって入力媒体の接近・接触を検出する検出装置によれば、入力媒体が、タッチセンサに接近、若しくは、タッチセンサに軽く触れるだけで、入力媒体の検出が行われるため、効果的に入力媒体の検出を行うことが可能となる。しかしながら、乗物内には、種々の機器が設けられており、それらの機器から発せられる電磁波等により、タッチセンサにノイズが発生し、入力媒体の検出を適切に行えない場合がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、タッチセンサによって入力媒体の接近・接触を検出する検出装置において、ノイズ等の発生し難い検出装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の検出装置は、乗物用シートに設けられ、入力媒体の接近・接触を検出するための検出装置であって、入力媒体の接近・接触を検出するシート状のタッチセンサと、そのタッチセンサの下方に設けられ、導電性を有する素材により構成された導電性部材とを備え、前記乗物用シートのシートパッドが、前記タッチセンサと前記導電性部材との間に介挿され、前記導電性部材が、前記乗物用シートの骨格をなすシートフレームに接触した状態で配設されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の検出装置では、請求項1に記載の検出装置において、前記導電性部材が、前記シートパッドに固定されることを特徴とする。
請求項1に記載の検出装置では、シート状のタッチセンサの下方に、導電性を有する素材により構成された導電性部材が配設されており、タッチセンサと導電性部材との間に、乗物用シートのシートパッドが介挿されている。タッチセンサの下方に導電性部材を配設することで、導電性部材によって電磁波等が吸収され、タッチセンサにノイズが発生し難くなる。また、タッチセンサと導電性部材との間にシートパッドを介挿することで、タッチセンサと導電性部材とを絶縁するための専用の部材が不要となる。これにより、部品点数の削減等を図ることが可能となる。また、請求項1に記載の検出装置では、導電性部材が、乗物用シートの骨格をなすシートフレームに接触した状態で配設されている。シートフレームは、通常、鋼材等の導電性を有する素材により形成されており、種々のフレームを介して、乗物のフロアに取り付けられている。このため、導電性部材へのアース配線が不要となり、構造の簡素化,コスト削減等を図ることが可能となる。
また、請求項2に記載の検出装置では、導電性部材がシートパッドに固定されている。これにより、導電性部材とシートパッドとの間に隙間等が生じなくなり、導電性部材とタッチセンサとの間をできる限り接近させることが可能となる。これにより、効果的にタッチセンサのノイズ発生を抑制することが可能となる。
実施例の着座センサが設けられた車両用シートを車両前方からの視点において示す斜視図である。 図1に示すAA線における断面図である。 図2に示す導電布の拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
図1に、本発明の実施例の着座センサ10が設けられた車両用シート20を斜め前方からの視点において示す。車両用シート20は、運転者の臀部を支持するシートクッション22と、運転者の背部を支持するシートバック24と、シートバック24の上端に設けられて運転者の頭部を支持するヘッドレスト26と、シートクッション22の側面を覆うサイドシールド28とによって構成されている。
車両用シート20は、スライド機構30を介して車両のフロアに取り付けられている。スライド機構30は、車両のフロアに固定されるロアレール32と、そのロアレール32に対してスライド可能に設けられたアッパレール34とを有しており、そのアッパレール34の上面にシートクッション22のクッションフレーム(図2参照)36が固定されている。
着座センサ10は、車両用シート20に乗員が着座しているか否かを検出するためのものであり、シートクッション22に設けられている。着座センサ10は、図1のAA線における断面図である図2に示すように、導電布50と導電層52とによって構成されている。導電布50は、導電性を有する布であり、シートパッド54の上面に両面テープにより固定されている。そして、シートパッド54とともに、シートカバー56によって覆われている。つまり、導電布50は、シートパッド54とシートカバー56との間に介挿されている。
導電布50は、通電可能な導電糸(図3参照)60が非導電性の布に縫着されたものであり、通電可能な導電糸60により、導電性を有するものとされている。導電糸60の縫着方法としては、本縫い、千鳥縫い、波縫い、単環縫い等、種々の縫い方を採用することが可能であり、導電布50では、本縫いにより導電糸60が非導電性の布に縫着されている。具体的には、本縫い可能なミシンの上糸として、導電糸60を用いるとともに、下糸として、通常のミシン糸(図3参照)62を用い、非導電性の基布(図3参照)64に対して本縫いを行う。これにより、図3に示すような断面形状とされた導電布50が縫製される。
なお、導電糸60としては、通電可能なものであればよく、金属,合金製の線材、炭素繊維のフィラメント、非導電性の線材に金属,合金等のメッキ処理が施されたもの、金属,合金製の線材と非導電性の線材とが撚り合わされたもの等、種々のものを採用することが可能である。また、基布64としては、通常の布材であればよく、織物、編物、不織布等、種々のものを採用することが可能である。
上記構造とされた導電布50では、導電糸60が縫着される側の基布64の表面が、シートカバー56に密着しており、導電布50の配設箇所、つまり、着座センサ10が配設された箇所のシートクッション22の近傍に、ユーザーの臀部等の入力媒体が接近すると、その導電布50によって、入力媒体の接近を検出することが可能とされている。詳しくは、導電布50の配設箇所への入力媒体の接近により、導電糸60の静電容量が変化し、その静電容量の変化により、入力媒体の接近が検出されるように構成されている。つまり、導電布50は、静電容量方式のタッチセンサとして機能している。
また、導電層52は、図2に示すように、シートパッド54の裏面に配設されており、導電性を有する銀ナノ粒子等が樹脂中に分散された導電ペーストにより形成されている。詳しくは、シートパッド54の裏面には、シートパッド54のクッション材(図示省略)と一体的に布状の裏面材(図示省略)が貼着されている。そして、その裏面材に導電ペーストが所定の厚さで塗布されている。これにより、導電性を有する導電層52が、シートパッド54の裏面に固定的に形成される。
また、シートパッド54は、下面の一部において、クッションフレーム36によって支えられている。つまり、シートパッド54の裏面に固定された導電層52は、クッションフレーム36に接触している。なお、クッションフレーム36は、上述したように、スライド機構30を介して、車両のフロアに連結されており、クッションフレーム36および、ロアレール32とアッパレール34とによって構成されるスライド機構30は、導電性を有する素材により形成されている。このため、クッションフレーム36およびスライド機構30は、導電層52のアース配線として機能している。
このような構造により、導電層52は、導電布50の周辺の電磁波を、効率的に吸収することが可能とされている。これは、シートパッド54によって導電布50と絶縁された導電層52に、電磁波によって発生する電流が流れ、その電流が、アース配線として機能するクッションフレーム36およびスライド機構30を介して、車両のフロアに流れるためである。このように、導電布50の周辺の電磁波が導電層52によって吸収されることで、導電布50での電磁波によるノイズの発生を抑制することが可能となり、導電布50による入力媒体の検出精度を向上させることが可能となる。
また、着座センサ10では、導電布50と導電層52との間にシートパッド54が配設されている。つまり、シートパッド54が、導電布50と導電層52とを絶縁するためのスペーサとして機能している。これにより、導電布50と導電層52とを絶縁するための専用の部材が不要となり、部品点数の削減等を図ることが可能となる。また、導電布50と導電層52とを絶縁するための専用の部材によるシートクッション22の厚みの増加を抑制することが可能となる。
さらに、導電層52は、クッションフレーム36に接触した状態で配設されており、そのクッションフレーム36および、スライド機構30が、導電層52のアース配線として機能している。これにより、導電層52へのアース配線が不要となり、構造の簡素化,コスト削減等を図ることが可能となる。
また、導電層52は、シートパッド54の裏面に固定的に配設されている。これは、シートパッド54の裏面の一部のみが、クッションフレーム36によって支えられるため、クッションフレーム36によって支えられていない箇所での、シートパッド54と導電層52との離間を抑制するためである。これにより、シートパッド54と導電層52との間に、隙間が生じなくなり、導電布50と導電層52とをできる限り接近させることが可能となる。つまり、導電層52による導電布50周辺の電磁波の吸収効率が高くなり、効果的にタッチセンサのノイズ発生を抑制することが可能となる。
ちなみに、上記実施例において、着座センサ10は、検出装置の一例である。車両用シート20は、乗物用シートの一例である。クッションフレーム36は、シートフレームの一例である。導電布50は、タッチセンサの一例である。導電層52は、導電性部材の一例である。シートパッド54は、シートパッドの一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。具体的には、例えば、上記実施例において、着座センサ10が検出装置として採用されているが、操作スイッチを検出装置として採用することが可能である。つまり、検出装置によって入力媒体の接近・接触が検出された場合に、車両用シート20に装備された所定の機構が作動するように構成することが可能である。車両用シート20に装備された所定の機構としては、スライド機構30、シートバックのシートクッションに対する傾斜角度を変更可能なリクライニング機構、着座者の腰の保持状態を調整可能なランバーサポート機構、車両用シートの高さを調整可能なリフター機構、シートクッションの前部のチルト量を変更可能なフロントチルト機構、シートクッションの前後方向の長さ,シートバックの中折れ角度,サイドサポートの折れ曲げ角度,ヘッドレストの傾斜角度等を変更するための機構、車両用シートの温度を調整可能な機構等が挙げられる。
また、上記実施例において、タッチセンサとして、導電布50が採用されているが、シート形状であれば、種々のタッチセンサを採用することが可能である。また、タッチセンサとして、静電容量方式のタッチセンサが採用されているが、種々の方式のタッチセンサを採用することが可能である。具体的には、例えば、表面弾性波方式,抵抗膜方式,電磁誘導方式,赤外線方式等のタッチセンサを採用することが可能である。
また、上記実施例において、導電性部材として、導電層52が採用されているが、導電性を有する部材であれば、種々の部材を採用することが可能である。具体的には、例えば、電布50と同様の導電性を有する布状の部材、導電シート等を採用することが可能である。また、導電性部材は、シートパッド54の下に配設されることから、種々の形状のものを採用することが可能である。ただし、着座者の座り心地等を考慮すると、導電性部材は、薄い形状であることが望ましく、シート状、薄膜状であることが望ましい。
また、上記実施例において、導電布50では、導電糸60が基布64に縫着によって取り付けられているが、導電糸60を基布64に種々の方法によって、固定的に取り付けることが可能である。具体的には、接着剤、低融点のポリマー等によって、導電糸60を基布64に取り付けてもよい。また、導電布50は、導電糸60が基布64に取り付けられたものとされているが、導電糸60を用いた織物とされてもよい。つまり、導電糸60を縦糸および横糸として用いた織物とされてもよい。
また、上記実施例において、導電性部材として機能する導電層52がシートパッド54の裏面材の裏面に配設されているが、裏面材を導電性部材として機能させてもよい。
また、上記実施例において、導電布50は、シートパッド54とシートカバー56との間に介挿されているが、車両用シート20の表面に露出するように設けられてもよい。つまり、シートカバーの一部に導電糸60を用いることで、シートカバーの一部をタッチセンサとして機能させてもよい。
また、本発明の検出装置は、車両用シートに限られず、飛行機,船等の種々の乗物のシートに設けることが可能である。
10 着座センサ(検出装置)
20 車両用シート(乗物用シート)
36 クッションフレーム(シートフレーム)
50 導電布(タッチセンサ)
52 導電層(導電性部材)
54 シートパッド

Claims (2)

  1. 乗物用シートに設けられ、入力媒体の接近・接触を検出するための検出装置であって、
    当該検出装置が、
    入力媒体の接近・接触を検出するシート状のタッチセンサと、
    そのタッチセンサの下方に設けられ、導電性を有する素材により構成された導電性部材と
    を備え、
    前記乗物用シートのシートパッドが、前記タッチセンサと前記導電性部材との間に介挿され
    前記導電性部材が、前記乗物用シートの骨格をなすシートフレームに接触した状態で配設されることを特徴とする検出装置。
  2. 前記導電性部材が、
    前記シートパッドに固定されることを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
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