JP2010100198A - 車両用シートのセンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】シートクッションに着座している乗員がどのような姿勢であっても、シートクッションに着座している乗員を確実に検出できる車両用シートのセンサを提供することである。
【解決手段】シートクッション62のファブリック10に織り込まれた導電性繊維12aと、シートクッション62に配設された導電性部材92との間の静電容量を算出し、この算出した静電容量に基づいて、シートクッション62に乗員が着座しているか否かを検出する車両用シート60のセンサであって、導電性部材92は、シートクッション62の上面側の縁に施された玉縁90の内部に配設されている芯材である。
【選択図】図1
【解決手段】シートクッション62のファブリック10に織り込まれた導電性繊維12aと、シートクッション62に配設された導電性部材92との間の静電容量を算出し、この算出した静電容量に基づいて、シートクッション62に乗員が着座しているか否かを検出する車両用シート60のセンサであって、導電性部材92は、シートクッション62の上面側の縁に施された玉縁90の内部に配設されている芯材である。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用シートのセンサに関し、詳しくは、シートクッションのファブリックに織り込まれた導電性繊維と、シートクッションに配設された導電性部材との間の静電容量を算出し、この算出した静電容量に基づいて、シートクッションに乗員が着座しているか否かを検出する車両用シートのセンサに関する。
従来より、車両用シートのセンサとして、例えば、シートクッションのファブリックに織り込まれた導電性繊維と、シートクッションに配設されたGND側となる導電性部材との間の静電容量を算出し、この算出した静電容量に基づいて、シートクッションに乗員が着座しているか否かを検出するセンサが既に知られている。このようにセンサが設けられていると、例えば、車両に衝突事故が発生した場合でも、乗員が着座していない車両用シートに対応するエアバックを作動させない制御を行うことができる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−271463号公報
しかしながら、上述した技術では、シートクッションに着座している乗員の有無を検出する観点から、導電性繊維と導電性部材のいずれもシートクッションのファブリックに設けられていた。そのため、乗員の着座姿勢によっては、乗員が静電容量の算出領域から外れてしまうことがあり、結果として、誤検出の要因となることがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、シートクッションに着座している乗員がどのような姿勢であっても、シートクッションに着座している乗員を確実に検出できる車両用シートのセンサを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、シートクッションのファブリックに織り込まれた導電性繊維と、シートクッションに配設された導電性部材との間の静電容量を算出し、この算出した静電容量に基づいて、シートクッションに乗員が着座しているか否かを検出する車両用シートのセンサであって、導電性部材は、シートクッションの上面側の縁に施された玉縁の内部に配設されている芯材であることを特徴とする。
この構成によれば、導電性部材は、玉縁の内部に配設されているため、乗員がどのような着座姿勢であっても、乗員が静電容量の算出領域から外れてしまうことがない。そのため、シートクッションに着座している乗員を確実に検出することができる。
この構成によれば、導電性部材は、玉縁の内部に配設されているため、乗員がどのような着座姿勢であっても、乗員が静電容量の算出領域から外れてしまうことがない。そのため、シートクッションに着座している乗員を確実に検出することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートのセンサであって、玉縁は、シートクッションの上面側の縁の全てに施されており、導電性部材も、玉縁の内部の全てに配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、導電性部材も、シートクッションの上面側の縁の全てに配設されているため、シートクッションに着座している乗員を、より確実に検出することができる。
この構成によれば、導電性部材も、シートクッションの上面側の縁の全てに配設されているため、シートクッションに着座している乗員を、より確実に検出することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜2を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に係るセンサを適用した車両用シートの斜視図である。図2は、図1のA−A線断面図である。
まず、図1、2を参照して、本発明の実施例に係る車両用シート60のシートクッション62の構造を説明する。図1に示すように、このシートクッション62は、乗員の着座部位となる天板メイン部62aと、その左右の天板サポート部62b、62bとから構成されており、これら天板メイン部62aと左右の天板サポート部62b、62bとの境には、吊り込み溝62c、62cがそれぞれ形成されている。
次に、上述したシートクッション62の表面をカバーリングするファブリック10の構造を説明する。このファブリック10は、シートクッション62の天板メイン部62aをカバーリングする第1のファブリック10aと、シートクッション62の左右の天板サポート部62b、62bをカバーリングする左右の第2のファブリック10b、10bと、シートクッション62の側面をカバーリングする第3のファブリック10cとから構成されている。
この第1のファブリック10aと、左右の第2のファブリック10b、10bとは、それぞれ縫着によって接合されている。また、第1のファブリック10aと第3のファブリック10c、および左右の第2のファブリック10b、10bと第3のファブリック10cは、玉縁90を介してそれぞれ縫着されている(図2の一部拡大図参照)。このとき、玉縁90はシートクッション62の上面側の縁に施される格好となっている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「シートクッションの上面側の縁に施された玉縁」に相当する。
この玉縁90によって、ファブリック10をカバーリングしたときのシートクッション62の見栄えを向上させることができる。なお、玉縁90の内部に配設されている芯材92は、導電性を備えた部材(例えば、銅線)である。
また、図1に戻って、第1のファブリック10aには、導電性繊維12aと、この導電性繊維12aの周囲を被覆する非導電性材料12bとから構成されている糸部材12が一方向(例えば、車幅方向)に沿って適宜の間隔で複数織り込まれている。この導電性繊維12aとは、例えば、ステンレス繊維であり、この非導電性材料12bとは、例えば、カバリング撚糸である。
そして、第1のファブリック10aにおける各導電性繊維12aの一方の端部側には、この一方の端部側が互いに電気的に接続状態となるように導電性のテープである銅テープ20が貼り付けられている。これにより、各導電性繊維12aは、互いに電気的に接続された状態となっている。また、第1のファブリック10aは、その銅テープ20が左右の吊り込み溝62c、62cのうち、インナ側の吊り込み溝62cに配設されるようにシートクッション62の天板メイン部62aにカバーリングされている。
また、第2のファブリック10bの縁のうち、吊り込み溝62c側の縁には、綿布72を介してワイヤ72aが縫着されている(図2の一部拡大図参照)。そして、このワイヤ72aと吊り込み溝62cの内部に配設されたワイヤ62dとをCリング74を介して引っ掛けることで、シートクッション62の天板サポート部62bの表面にテンションをかけた状態で第2のファブリック10bをカバーリングすることができる。このことは、左右の第2のファブリック10b、10bのいずれも同じである。
これら各ファブリック10a、10b、10cによってシートクッション62の表面をカバーリングするファブリック10は構成されており、これら各ファブリック10a、10b、10cは、シートクッション62の形状に合うように互いに縫着されている。
次に、再度、図1に戻って、上述したファブリック10の電気的な構成について説明する。シートクッション62のクッションフレーム(図1において、図示しない)64には、静電容量検出器26が組み付けられている。この静電容量検出器26の一方の端子は、途中にコネクタ24を備えた第1のケーブル22を介してファブリック10に貼り付けられた銅テープ20と電気的に接続されている。また、この静電容量検出器26の他方の端子は、第2のケーブル28を介して玉縁90の芯材(GND側)92と電気的に接続されている。
そのため、この静電容量検出器26は、シートクッション62に乗員が着座している時と、着座していない時との静電容量の差を算出することができる(図2において、矢印の静電容量の差を算出できる)。この記載が、特許請求の範囲に記載の「車両用シートのセンサ」に相当する。これにより、従来技術と同様に、シートクッション62に乗員が着座しているか否かを判別することができる。そのため、例えば、車両に衝突事故が発生した場合でも、乗員が着座していない車両用シート60に対応するエアバックを作動させない制御を行うことができる。
本発明の実施例に係る車両用シート60のセンサは、上述したように構成されている。この構成によれば、導電性部材92は、玉縁90の内部に配設されているため、乗員がどのような着座姿勢であっても、乗員が静電容量の算出領域から外れてしまうことがない。そのため、シートクッション62に着座している乗員を確実に検出することができる。
また、この構成によれば、導電性部材92も、シートクッション62の上面側の縁の全てに配設されているため、シートクッション62に着座している乗員を、より確実に検出することができる。
10 ファブリック
12a 導電性繊維
62 シートクッション
90 玉縁
92 導電性部材(芯材)
12a 導電性繊維
62 シートクッション
90 玉縁
92 導電性部材(芯材)
Claims (2)
- シートクッションのファブリックに織り込まれた導電性繊維と、シートクッションに配設された導電性部材との間の静電容量を算出し、この算出した静電容量に基づいて、シートクッションに乗員が着座しているか否かを検出する車両用シートのセンサであって、
導電性部材は、シートクッションの上面側の縁に施された玉縁の内部に配設されている芯材であることを特徴とする車両用シートのセンサ。 - 請求項1に記載の車両用シートのセンサであって、
玉縁は、シートクッションの上面側の縁の全てに施されており、
導電性部材も、玉縁の内部の全てに配設されていることを特徴とする車両用シートのセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008274338A JP2010100198A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | 車両用シートのセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008274338A JP2010100198A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | 車両用シートのセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010100198A true JP2010100198A (ja) | 2010-05-06 |
Family
ID=42291222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008274338A Pending JP2010100198A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | 車両用シートのセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010100198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101229798B1 (ko) | 2011-09-29 | 2013-02-05 | (주)맨 텍 | 도전성 섬유 패드를 이용한 자세 교정용 장치 |
US9030064B2 (en) | 2010-07-28 | 2015-05-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Totally-enclosed fan-cooled motor |
-
2008
- 2008-10-24 JP JP2008274338A patent/JP2010100198A/ja active Pending
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KR101229798B1 (ko) | 2011-09-29 | 2013-02-05 | (주)맨 텍 | 도전성 섬유 패드를 이용한 자세 교정용 장치 |
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