JP6105806B2 - 高解像度コンピュータートモグラフィー - Google Patents

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Description

本出願は、2013年4月12日に出願された米国仮特許出願第61/811151号の利益を主張する。この米国仮特許出願の全内容は、引用することによって本明細書の一部をなす。
本開示は、X線デジタルラジオグラフィーおよびコンピュータートモグラフィーに関する。
X線デジタルラジオグラフィー(DR)は、フラットパネル検出器、電荷結合デバイス(CCD)カメラ、若しくは相補型金属酸化膜半導体(CMOS)カメラ、または線形ダイオードアレイ(LDA)等のデジタルX線検出器を用いた、一般に用いられる非侵襲的かつ非破壊的な撮像技術である。X線コンピュータートモグラフィー(CT)は、異なる視野角で取得された、コンピューター処理されたX線ラジオグラフを用いて物体の3D画像を作成する手順である。物体の断層画像は、概念上は物体の2次元「スライス」の画像である。コンピューティングデバイスは、物体の断層画像を用いて、物体の3次元画像を生成することができる。X線CTは、物体の非破壊評価を行うために産業目的に用いることができる。
一般に、本開示は、産業用のX線ラジオグラフィー、コンピュータートモグラフィー(CT)、および非破壊評価(NDE)に関する。本開示は、2次元(2D)X線ラジオグラフィーおよび3次元(3D)X線CTの技術の有効視野を、装置において用いられる検出器の物理サイズを越えて拡大することができるとともに、有効画像解像度をピクセルサイズを越えて増大させることができる装置および画像取得方法を記載している。本開示の技術は、本装置の計装設計、ユーザー制御メカニズム、およびソフトウェアアルゴリズムを提供する。本装置は、岩石コアサンプル等の天然物のNDEに用いることができるとともに、金属キャスト、エンジンコンポーネント、および完成したエンジンユニット等の製造された構成品およびシステムのNDEに用いることができる。本装置は、X線源、放射線検出器、およびサンプルマニピュレーターを備えることができ、それぞれは、関連付けられた運動制御システムを有する。サンプルマニピュレーターは、ラジオグラフを異なる位置および視野角で取得することができるようにサンプルを位置決めすることができる。
1つの例では、本開示は、X線撮像システムにおいて、X線ビームを放出するX線発生器と、前記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、画像取得システムにおいて、前記平行移動軸の一方または双方に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得することであって、前記異なる検出器位置は、前記放射線検出器のピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間していることと、前記ラジオグラフを組み立てて、前記取得されたラジオグラフよりも微細な解像度を有する合成ラジオグラフを形成することとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システムを記載している。
別の例では、本開示は、X線撮像システムにおいて、X線ビームを放出するX線発生器と、前記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、画像取得システムにおいて、前記平行移動軸の一方または双方に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得することであって、前記異なる検出器位置は、前記それぞれの平行移動軸に沿って前記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ離間していることと、前記ラジオグラフを、前記一連のラジオグラフ内の各ラジオグラフよりも大きな合成ラジオグラフに組み立てることとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システムを記載している。
別の例では、本開示は、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得することであって、前記異なる検出器位置は、前記放射線検出器のピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間しており、前記放射線検出器は、X線発生器によって放出されたX線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有し、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させることと、前記ラジオグラフを組み立てて、前記取得されたラジオグラフよりも微細な解像度を有する合成ラジオグラフを形成することとを含む方法を記載している。
別の例では、本開示は、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得することであって、前記異なる検出器位置は、それぞれ、前記第1の平行移動軸または前記第2の平行移動軸に沿った前記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ離間していることと、なお、前記放射線検出器は、X線発生器によって放出されたX線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有し、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させるように構成され、前記ラジオグラフを、前記一連のラジオグラフ内の各ラジオグラフよりも大きな合成ラジオグラフに組み立てることとを含む方法を記載している。
別の例では、本開示は、命令を記憶した非一時的コンピューター可読データ記憶媒体において、該命令は実行されると、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得することであって、前記異なる検出器位置は、前記放射線検出器のピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間しており、前記放射線検出器は、X線発生器によって放出されたX線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有し、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させることと、前記ラジオグラフを組み立てて、前記取得されたラジオグラフよりも微細な解像度を有する合成ラジオグラフを形成することと、をコンピューティングシステムに行わせる、命令を記憶した非一時的コンピューター可読データ記憶媒体を記載している。
別の例では、本開示は、命令を記憶した非一時的コンピューター可読データ記憶媒体において、該命令は実行されると、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得することであって、前記異なる検出器位置は、それぞれ、前記第1の平行移動軸または前記第2の平行移動軸に沿った前記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ離間していることと、なお、前記放射線検出器は、X線発生器によって放出されたX線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有し、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させるように構成され、前記ラジオグラフを、前記一連のラジオグラフ内の各ラジオグラフよりも大きな合成ラジオグラフに組み立てることと、をコンピューティングシステムに行わせる、命令を記憶した非一時的コンピューター可読データ記憶媒体を記載している。
1または複数の例の詳細は、添付図面および以下の説明に明らかにされている。他の特徴、目的、および利点は、以下の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかである。
本開示の1または複数の技術による一例示の機器セットアップの概略図面である。 本開示の1または複数の技術による検出器運動システムの一例示の実施態様の説明図である。 本開示の1または複数の技術による、産業用のコンピュータートモグラフィー(CT)システムが回転式ステージを備える一例示の機器セットアップの概略図面である。 本開示の1または複数の技術による一例示の超解像度画像取得プロセスを示す概念図である。 一例示の従来のX線ラジオグラフを示す図である。 本開示の1または複数の技術に従って取り込まれた一例示の超解像X線ラジオグラフを示す図である。 本開示の1または複数の技術による一例示のモザイク画像取得および組み立てプロセスを示す概念図である。 本開示の1または複数の技術による産業用CTシステムの一例示の動作を示すフローチャートである。 本開示の1または複数の技術による産業用CTシステムの一例示の動作を示すフローチャートである。
X線ラジオグラフィーおよびコンピュータートモグラフィー(CT)は、医療用の撮像および産業用の非破壊評価(NDE)において3次元構造を非侵襲的または非破壊的に取得する一般に用いられる方法である。本開示の1または複数の例示の技術は、X線CTの産業用の用途に関する。図1は、本開示の1または複数の技術による一例示の機器セットアップの概略図面である。図1の例に示すように、産業用CTシステム10は、X線源12および放射線検出器14を備えることができる。X線源12は、X線ビーム16を放出することができる。したがって、幾つかの場合には、本開示は、X線源12または同様のデバイスを「X線発生器」と呼ぶ場合がある。幾つかの例では、X線ビーム16は、円錐形とすることができる。他の例では、X線ビーム16は、扇形とすることができる。幾つかの例では、X線源12は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を発生させる。他の例では、X線源12は、他のエネルギー範囲にあるX線を発生させることができる。
サンプルは、マニピュレーター上に取り付けることができる。産業用CTシステム10において、マニピュレーターは、X線ビーム軸に対して垂直な回転の軸を有する回転式ステージ(すなわち、回転ステージ)を備えることができる。この回転式ステージは、サンプルを保持して回転させるように構成することができ、X線源12(すなわち、X線発生器)と放射線検出器14(すなわち、放射線検出器)との間に配置することができる。その結果、サンプルがX線ビーム16内で回転されるにつれて、異なる投影角でラジオグラフを取得することができる。このため、マニピュレーターが回転ステージを備える幾つかの例では、産業用CTシステム10のコンピューティングシステムは、異なる回転角の異なる検出器位置においてラジオグラフを取得することができ、これらのラジオグラフを処理して、これらのラジオグラフをサンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることができる。
放射線検出器14は、図1の例に示すフラットパネルX線検出器(FPD)を含むことができる。他の例では、放射線検出器14は、レンズ結合シンチレーション検出器、線形ダイオードアレイ(LDA)、または別のタイプのX線検出器を含むことができる。FPDは、ガラス検出器アレイ上のアモルファスシリコン上に製作されたヨウ化セシウム等のシンチレーション材料の層を備えることができる。このシンチレーター層は、X線を吸収して可視光光子を放出する。これらの可視光光子は、次に、ソリッドステート検出器によって検出される。検出器ピクセルサイズは、数十μm〜数百μmの範囲とすることができる。放射線検出器14がフラットパネルX線検出器を含む幾つかの例では、放射線検出器14のピクセルサイズは、25μm〜250μmの範囲内とすることができる。幾つかの例では、放射線検出器14のピクセルサイズは、約25μm〜約250μmの範囲内とすることができる。更に、一般的な市販のFPDの視野は、約100mm〜約500mmの範囲とすることができる。市販のFPDは、大きな視野を必要とする用途に用いることができる。
高解像度の用途は、光学レンズを用いて、放出された可視光を、電荷結合デバイス(CCD)または相補型金属酸化膜半導体(CMOS)検出器等の検出器に中継するレンズ結合検出器を必要とする場合がある。幾つかの例では、このレンズは、1X〜100Xの範囲の倍率を提供することができ、このため、有効なピクセルサイズは、0.1μm〜20μmとなる。放射線検出器14がレンズ結合検出器を含む幾つかの例では、放射線検出器14のピクセルサイズは、0.1μm〜10μmの範囲内にある。更に、放射線検出器14がレンズ結合検出器を含む幾つかの例では、視野は、0.2mm〜25mmの範囲とすることができる。
双方のタイプの検出器(例えば、FPDおよびレンズ結合シンチレーション検出器)を用いると、画像解像度と視野との間の妥協が生じる場合がある。更に、幾つかの用途では、ユーザーは、検出器の物理サイズを越えて視野を拡大したい場合もあるし、ピクセルサイズが直接サポートするものを越えて解像度を増大させたい場合もある。本開示の技術は、精密な検出器運動システムを組み込んで、これらの2つの相反する目標(すなわち、画像解像度の向上および視野の増大)を達成する機器設計、画像取得方法、およびコンピューターアルゴリズムを記載している。
本開示の1または複数の例示の技術によれば、X線デジタルラジオグラフィー(DR)またはCTシステムは、検出器システム内に精密な運動システムを備え、この検出器システム(放射線検出器14を含む)が、X線ビーム16内においてX線ビーム16の主軸に対して垂直な方向において放射線検出器14(すなわち、X線検出器)のピクセルの行および列に沿って平行移動することができるにしている。これは、次の2つの目的等の1または複数の目的を達成することができる。第1に、放射線検出器14のピクセルサイズよりも大きい(例えば、はるかに大きい)が検出器サイズよりも小さい間隔によってそれぞれ離間した異なる2つ以上の位置においてラジオグラフを取得することによって、放射線検出器14は、放射線検出器14の物理サイズよりも大きなエリアをカバーすることができる。これらのデジタルラジオグラフは、その後、ともに数値的に「ステッチされて(縫い合わされて)」、より大きな視野を有する合成ラジオグラフを形成することができる。第2に、放射線検出器14がピクセルサイズよりも小さな間隔によって離間した2つ以上の位置にいるときにラジオグラフを取得することによって、サブピクセルサイズサンプリング効果を達成することができる。この技術は、幾つかの光学的構成において幾つかのタイプのサンプルに対して用いられると、より微細な解像度を有する合成ラジオグラフを生成することができる。これらの2つの技術は、実際の使用において組み合わされると、撮像視野および解像度の一方または双方を大幅に増大させることができる。更に、これらの2つの技術は、従来の容積測定CT技術およびスパイラルCT技術の双方と更に組み合わされると、3次元(3D)の再構成された容積およびその解像度を増大させることができる。
図1の産業用CTシステム10等の投影タイプX線ラジオグラフィーおよびCTシステムでは、X線源(例えば、X線発生器12)のサイズに加えて、X線検出器(例えば、放射線検出器14)上に形成されたX線画像をサンプリングして記録する働きをする当該X線検出器のサイズによって光学解像度を求めることができる。幾つかの撮像条件の下では、実際の画像は、検出器ピクセルサイズよりも微細な特徴を含むことができる。例えば、図1の産業用CTシステム10が、2X倍率のジオメトリーにおいて50μmのX線源サイズを有する場合、産業用CTシステム10は、50μmの最小特徴サイズを有する画像を検出器平面上に形成することができる。200μmのピクセルサイズを有するフラットパネル検出器を用いると、X線画像は、十分にサンプリングされず、最大可能解像度を達成するのに、サブピクセルサンプリングが必要とされる場合がある。これは、サブピクセルサイズのマスクを用いことによって達成することもできるし、検出器をサブピクセル間隔だけ平行移動させることによって達成することもできる。後者の方法(すなわち、検出器をサブピクセル間隔だけ平行移動させること)は、幾つかの状況では有利な場合がある。なぜならば、後者の方法は、追加のハードウェアを必要とすることなく、既存の検出器運動ステージを利用することができるからである。サンプルを平行移動させることは、放射線検出器を平行移動させることと同じ効果を達成しない場合がある。なぜならば、サンプルを平行移動させることによって、撮像ジオメトリーが変更される場合があるからである。
図1の産業用CTシステム10は、前述の欠点のうちの1または複数を克服することができる。図1の例では、産業用CTシステム10は、X平行移動ステージ18およびY平行移動ステージ20を備える。X平行移動ステージ18およびY平行移動ステージ20は、放射線検出器14の方位方向または検出器ピクセルに対して平行な平行移動軸(例えば、X平行移動軸およびY平行移動軸)に沿って放射線検出器14を移動させるように構成することができる。このため、産業用CTシステム10は、X線ビーム16の放出方向(すなわち、X線ビーム16のビーム軸)に対して垂直に配置されるとともに、検出器ピクセルの方位に対して平行である各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器14を備えることができる。Xは必ずしも水平方向に対応せず、Yは必ずしも垂直方向に対応しないが、本開示は、X平行移動ステージ18を水平平行移動ステージ18と呼ぶ場合もあり、Y平行移動ステージ24を垂直平行移動ステージ24と呼ぶ場合がある。
更に、産業用CTシステム10は、Xステージリニアエンコーダー22およびYステージリニアエンコーダー24を備えることができる。「X」次元および「Y」次元は、直交することができ、幾つかの場合には、水平次元および垂直次元と呼ぶ場合がある。ただし、Xは、必ずしも水平方向に対応せず、Yは、必ずしも垂直方向に対応しない。このため、本開示は、Xステージリニアエンコーダー22を水平ステージリニアエンコーダー22と呼ぶ場合もあり、Yステージリニアエンコーダー24を垂直ステージリニアエンコーダー24と呼ぶ場合があるが、本技術は、直交する場合もあるし直交しない場合もある他の次元に拡張することができる。Xステージリニアエンコーダー22およびYステージリニアエンコーダー24は、検出器ピクセルサイズ(すなわち、放射線検出器14のピクセルのサイズ)の4分の1よりも微細な解像度を有する2つの独立したリニアエンコーダーである。Xステージリニアエンコーダー22およびYステージリニアエンコーダー24は、2つの平行移動ステージ(すなわち、X平行移動ステージ18およびY平行移動ステージ22)に対して平行に配置することができる。Xステージリニアエンコーダー22およびYステージリニアエンコーダー24は、それぞれの平行移動ステージによって駆動されて、これらの平行移動ステージの変位の直接測定を提供する。図1の例では、X平行移動ステージ18、Y平行移動ステージ20、Xステージリニアエンコーダー22、およびYステージリニアエンコーダー24は、検出器取り付けフレーム26に結合され、このフレームによって支持されている。幾つかの場合には、画像取得システム28は、Xステージリニアエンコーダー22およびYステージリニアエンコーダー24の変位の測定を用いてラジオグラフを組み立てることができる。例えば、画像取得システム28は、測定を用いて、ラジオグラフのピクセルをどのようにインターレースして高解像度のラジオグラフおよび/またはより大きなサイズのラジオグラフ(すなわち、合成ラジオグラフ)を組み立てるのかを求めることができる。
産業用CTシステム10は、画像取得システム28も備える。画像取得システム28は、コンピューティングシステムを備えることができる。コンピューティングシステムの例示のタイプは、パーソナルコンピューター、サーバーコンピューター、メインフレームコンピューター、ラップトップコンピューター、専用コンピューター等を含むことができる。画像取得システム28は、検出器ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において一連の画像を取得することを含む(例えば、取得することからなる)コンピューター制御された画像取得手順を実施することができる。このコンピューター制御された画像取得手順は、コンピュータープログラムを用いて、インターレースされた形式で画像を組み立て、より微細な解像度の画像を形成することができる。
図2は、本開示の1または複数の技術による一例示の検出器運動システムの概略説明図である。図2の例示の検出器運動システムは、放射線検出器14(図1)を取り付けることができる検出器取り付けフレーム26を備える。放射線検出器14は、図2の例には示されていない。特に、図2の例では、FPD等の放射線検出器(図2に図示せず)は、検出器取り付けフレーム26に結合された検出器マウント50上に取り付けることができる。X線源(図2に図示せず)は、X線ビームを水平に方向付けるように取り付けられている一方、検出器は、X線ビームの主軸に対して垂直な位置にある。図2の例では、検出器マウント50(したがって、検出器)は、水平平行移動ステージ18(すなわち、X平行移動ステージ)上に保持されている。水平平行移動ステージ18は、検出器取り付けフレーム26に結合された垂直平行移動ステージ20(すなわち、Y平行移動ステージ)上に保持されている。
図2の例では、各ステージ(すなわち、水平平行移動ステージ18および垂直平行移動ステージ20)は、その平行移動ステージの軸に沿って取り付けられた、その平行移動ステージの変位を測定するリニアエンコーダー(すなわち、直線位置エンコーダー)を有する。図2の例では、リニアエンコーダー22(すなわち、Xステージエンコーダー)は、水平平行移動ステージ18の変位を測定し、リニアエンコーダー24(すなわち、Yステージエンコーダー)は、垂直平行移動ステージ20の変位を測定する。一般的なタイプのリニアエンコーダーは、光学テープエンコーダーまたは磁気テープエンコーダーを含む。幾つかの例では、リニアエンコーダーの解像度は、ピクセルサイズよりもはるかに微細である。例えば、光学エンコーダーは、100μmのピクセルサイズを有するFPDの場合に、1μmの解像度よりも微細な解像度を有する場合がある。
実際の使用では、或る画像が、最初に或る位置において取得され、その後、ピクセルのフラクションにおいて変位を有する一連の追加の画像が取得される。例えば、1つの追加の画像を1/2ピクセルのステップ平行移動において取得することもできるし、1/4ピクセルのステップ平行移動を有する3つの追加の画像を取得することもできる。水平軸および垂直軸の双方についてこれを行い、視野全体にわたって一様な解像度を得ることができる。特徴が単一の方向に位置合わせされる幾つかのシナリオでは、1つの軸に沿った移動で十分な場合がある。画像は、その後、インターレースされた形式で組み立てられ、同じ視野を有するがより微細な解像度を有するより大きな画像が作成される。幾つかの例では、他の幾つかの方法(例えば、逆畳み込みまたは他の技術)を用いて、解像度を更に改善することができる。
幾つかの例では、検出器の移動は、視野を増大させるために、ほぼ検出器のサイズまで増大させることもできる。例えば、検出器のサイズだけ離間した2つの画像を取得すること、およびこれらの2つの画像を数値的にステッチすることによって、同じ解像度の2倍の視野を有するより大きな画像を得ることができる。幾つかの実施態様では、より精密な数値的ステッチおよび輝度の一致に対応するために、画像の直線サイズの10〜20%等の或る程度の余分の重複部分を有する画像を取得することが有利な場合がある。相互相関方法または統計的パターン認識方法等の見当合わせアルゴリズムを用いて、サブピクセル精度で共通のエリアを一致させることができる。この方法を双方の運動軸において用いて、2次元において視野を増大させることができる。リニアエンコーダーを用いて、移動誤差がピクセルサイズよりもはるかに小さくなることを確保することができる。幾つかの実施態様では、一方または双方の方向において3つ以上の画像をステッチして、有効視野を増大させることができる。
幾つかの例では、サブピクセルサンプリング方法およびステッチ方法の双方を組み合わせて、視野の増大および解像度の増大の双方を行うことができる。サブピクセルサンプリング方法とステッチ方法とを組み合わせることのトレードオフは、より多くの画像が必要とされることであり得る。これによって、露出時間および放射線量が増加する場合がある。サブピクセルサンプリング方法およびステッチ方法の一方または双方をCT技術と組み合わせて、より大きな視野および解像度を3D画像において達成することができる。単純な容積測定CTが用いられる幾つかの例では、各回転角における投影画像は、一方または双方の技術から再構成される。しかしながら、これは、平行移動ステージの頻繁な移動を必要とする場合がある。幾つかの例では、1つの検出器位置における全ての投影(例えば、回転)角度を通じてフルCT列を取得することができ、その後、追加の検出器位置におけるフルCT列を取得することができる。各投影角および異なる検出器位置における画像は、その後、再構成することができ、CT再構成において用いることができる。
従来の容積測定CTに加えて、サブピクセルサンプリング方法およびステッチ方法の一方または双方は、スパイラルCT技術と組み合わせることもできる。容積測定CTの場合と同様に、まず、一方または双方の技術を用いて各角度の投影を組み立てることができ、次いで、完成したCT列を取得することができる。しかしながら、幾つかの実施態様は、1つの検出器位置における全ての投影角を通じてフルCT列を取得することができ、その後、1または複数の追加の検出器位置における1または複数のCT列を取得することができる。各投影角および異なる検出器位置からの画像は、その後、再構成することができ、CT再構成において用いることができる。スパイラル運動を用いて、その軸に沿ったより大きな視野をカバーすることができるとともに、スパイラルピッチを調整して、サブピクセルサンプリングを提供することができるので、サブピクセルサンプリングおよびステッチは、スパイラル軸に対して垂直な軸に沿って適用するだけでよい場合がある。実際には、スパイラル技術を用いて、スパイラル軸の方向に視野および解像度を増大させることができる一方、サブピクセルサンプリング技術およびステッチ技術は、他の軸に用いることができる。
このように、図2の例示の検出器運動システムは、X線ビームを放出するX線発生器(例えば、図1のX線源12)を備えるX線撮像システムの一部を成すことができる。更に、X線撮像システムは、X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器を備えることができる。この放射線検出器は、検出器マウント50に取り付けることができる。第1の平行移動ステージ(例えば、水平平行移動ステージ18)および第2の平行移動ステージ(例えば、垂直平行移動ステージ20)は、放射線検出器を保持する。これらの第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って(例えば、水平および垂直に)放射線検出器を移動させる。
更に、X線撮像システムは、第1の直線位置エンコーダー(例えば、リニアエンコーダー22)を備えることができる。この第1の直線位置エンコーダーは、放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有する。第1の直線位置エンコーダーは、第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する。X線撮像システムは、第2の直線位置エンコーダー(例えば、リニアエンコーダー24)も備えることができる。この第2の直線位置エンコーダーは、放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有することができる。第2の直線位置エンコーダーは、第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供するように構成することができる。
X線撮像システムは、画像取得システム(例えば、画像取得システム28)も備えることができる。幾つかの例では、この画像取得システムは、放射線検出器のピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得する。他の例では、画像取得システム28は、それぞれの平行移動軸に沿った放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ離間した一方または双方の平行移動軸に沿った異なる検出器位置(例えば、放射線検出器14の位置)において一連のラジオグラフを取得する。
更に、幾つかの例では、画像取得システムは、ラジオグラフをインターレースされた形式で組み立てて、取得されたラジオグラフよりも微細な解像度を有する合成ラジオグラフを形成する。他の例では、画像取得システムは、ラジオグラフをより大きな合成ラジオグラフに組み立てる。画像取得システムがラジオグラフをより大きなラジオグラフに組み立てる幾つかのそのような例では、画像取得システムは、ラジオグラフをより大きなラジオグラフに組み立てる前に(或いは、その一部として)、相互相関アルゴリズムを用いてラジオグラフのエッジを一致させることができる。更に、画像取得システムがラジオグラフをより大きなラジオグラフに組み立てる幾つかの例では、画像取得システムは、ラジオグラフをより大きなラジオグラフに組み立てる前に(或いは、その一部として)、補間アルゴリズム(或いは、他の適切なタイプのアルゴリズム)を用いてラジオグラフの輝度を融合させることができる。
図3は、本開示の1または複数の技術による、産業用CTシステム10が回転ステージ72を備える一例示の機器セットアップの概略図面である。図3の例では、産業用CTシステム10は、X線ビーム16を放出するX線発生器12を備える。更に、産業用CTシステム10は、X線ビーム16の放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器14を備える。図3の例には図示していないが、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージ(例えば、X平行移動ステージ18およびY平行移動ステージ20)は、放射線検出器14を保持する。第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って放射線検出器を移動させるように構成することができる。図3の例では、回転ステージ72は、X線ビーム16の放出方向に対して垂直な回転軸80を有する。回転ステージ72は、X線発生器74と放射線検出器14との間に配置されている。回転ステージ72は、サンプルを保持して回転させる。このように、産業用CTシステム10は、X線発生器12と放射線検出器14との間でサンプルを保持して回転させる、その回転軸がビーム軸に対して垂直である回転ステージを備えることができる。
本開示の1または複数の技術によれば、産業用CTシステム10は、第1の直線位置エンコーダー(図3の例に図示せず)を備えることができる。第1の直線位置エンコーダーは、放射線検出器14のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有することができる。第1の直線位置エンコーダーは、第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供するように構成することができる。加えて、産業用CTシステム10は、第2の直線位置エンコーダー(図3の例に図示せず)を備えることができる。第2の直線位置エンコーダーは、放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有することができる。第2の直線位置エンコーダーは、第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供するように構成することができる。
更に、図3の例では、画像取得システム28は、コンピューター再構成アルゴリズムを実行して、ラジオグラフを処理し、ラジオグラフを、サンプルを表す3D画像に組み立てることができる。例えば、画像取得システム28は、放射線検出器14が第1の位置にいる間、複数の回転角において第1の一連のラジオグラフを取得するように構成することができる。更に、画像取得システム28は、放射線検出器14が第2の位置にいる間、複数の回転角において第2の一連のラジオグラフを取得することができる。この第2の位置は、放射線検出器14のピクセルサイズよりも小さな距離だけ平行移動軸の一方または双方に沿って第1の位置から離間している。画像取得システム28は、第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、一連のより高い解像度の合成ラジオグラフを生成することができる。更に、画像取得システム28は、この高解像度のラジオグラフをサンプルの3Dラジオグラフに組み立てることができる。
他の例では、画像取得システム28は、放射線検出器14が第1の位置にいる間、複数の回転角において第1の一連のラジオグラフを取得する。更に、画像取得システム28は、放射線検出器14が第2の位置にいる間、同じ複数の回転角において第2の一連のラジオグラフを取得することができる。そのような例では、第1の位置は、それぞれの平行移動軸に沿った放射線検出器14の直線サイズ(例えば、高さまたは幅)よりも小さな距離だけ、平行移動軸の一方または双方に沿って第2の位置から離間させることができる。画像取得システム28は、第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、より大きな視野を有する一連(例えば、複数)のラジオグラフを生成することができる。画像取得システム28は、生成された一連のラジオグラフをサンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることができる。
このように、画像取得システム28は、一連のラジオグラフが異なる回転角において取得されるコンピューター制御された画像取得手順を実行することができる。この一連のラジオグラフは、同じ角度位置であるが、検出器ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返される。その後、画像取得システム28は、コンピュータープログラムを用いて、同じ角度であるが異なる検出器位置における画像をインターレースされた形式で組み立てて、この角度におけるより微細な解像度の画像を形成することができる。画像取得システム28は、コンピューター再構成アルゴリズムを実行して、より微細な解像度のラジオグラフを、サンプルを表す3D画像に組み立てることができる。
更に、幾つかのそのような例では、画像取得システム28は、処理された大きなラジオグラフが異なる回転角において取得されるコンピューター制御された画像取得手順を実行することができる。更に、画像取得システム28は、コンピューター構成アルゴリズムを実行して、ラジオグラフを処理し、ラジオグラフを、サンプルを表す3D画像に組み立てることができる。更に、幾つかのそのような例では、画像取得システム28は、一連のラジオグラフが異なる回転角において取得され、同じ角度位置であるが、それぞれの軸に沿って検出器直線サイズの50%〜100%の距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返されるコンピューター制御された画像取得手順を実行することができる。その後、画像取得システム28は、コンピュータープログラムを用いて、同じ角度であるが異なる検出器位置における画像を組み立て、この角度における一連のより大きな画像を形成することができる。画像取得システム28は、コンピューター再構成アルゴリズムを実行して、より微細な解像度のラジオグラフを、サンプルを表す3D画像に組み立てることができる。
図3の例では、産業用CTシステム10は、直線ステージ84を備える。直線ステージ84は、回転ステージ72の回転軸80に対して平行な軸に沿ってサンプルを直線的に平行移動させる。換言すれば、産業用CTシステム10は、その軸が、サンプルを平行移動させる回転ステージに対して平行である直線ステージを備える。幾つかの例では、回転ステージ72の運動および直線ステージ84の運動は、矢印86によって示すように、スパイラルパターンに同期されている。換言すれば、回転ステージ72の運動および直線ステージ84の運動は、サンプルがX線ビーム16内でスパイラルパターンをトレースするように同期されている。
更に、図3の例では、画像取得システム28は、放射線検出器14が第1の位置にいる間、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得することができる。加えて、画像取得システム28は、放射線検出器14が第2の位置にいる間、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得することができる。第2の位置は、放射線検出器14のピクセルサイズよりも小さな距離だけ平行移動軸の一方または双方に沿って第1の位置から離間させることができる。画像取得システム28は、第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、一組の高解像度のラジオグラフを生成することができる。これらの高解像度のラジオグラフは、第1の一連のラジオグラフおよび第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフよりも高い解像度を有することができる。更に、画像取得システム28は、これらの高解像度のラジオグラフをサンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることができる。
このように、幾つかの例では、画像取得システム28は、一連のラジオグラフが異なる回転角およびサンプル直線ステージ位置において取得されるコンピューター制御された画像取得手順を実行することができる。一連のラジオグラフは、同じ回転および直線ステージ位置の設定であるが、検出器ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した、平行移動ステージの移動の一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返される。画像取得システム28は、その後、コンピュータープログラムを用いて、同じ角度位置および直線位置であるが異なる検出器位置における画像をインターレースされた形式で組み立てて、この角度におけるより微細な解像度の画像を形成することができる。画像取得システム28は、コンピューター再構成アルゴリズムを実行して、これらのより微細な解像度のラジオグラフを、サンプルを表す3D画像に組み立てることもできる。
同様の例において、画像取得システム28は、一連のラジオグラフが異なる回転角並びにX線源および検出器の共通の軸位置において取得されるコンピューター制御された画像取得手順を実行することができる。一連のラジオグラフは、同じ回転および直線ステージ位置の設定であるが、検出器ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返される。その後、画像取得システム28は、コンピュータープログラムを用いて、同じ角度位置および直線位置であるが異なる検出器位置における画像をインターレースされた形式で組み立て、この角度におけるより微細な解像度の画像を形成することができる。最後に、この例では、画像取得システム28は、コンピューター再構成アルゴリズムを実行して、これらのより微細な解像度のラジオグラフを、サンプルを表す3D画像に組み立てることができる。
上記に示したように、画像取得システムは、幾つかの例では、ラジオグラフをより大きなラジオグラフに組み立てることができる。そのような例は、図3の例に適用可能な場合がある。このように、幾つかの例では、X線撮像システム(例えば、産業用CTシステム10)は、X線ビーム16の放出方向に対して垂直な回転軸80を有する回転ステージ72を備えることができる。前述のように、回転ステージ72は、X線発生器74と放射線検出器14との間に配置され、サンプルを保持して回転させる。幾つかのそのような例では、画像取得システム28は、異なる回転角の異なる検出器位置においてラジオグラフを取得する。画像取得システム28は、ラジオグラフを処理して、ラジオグラフをサンプルの3次元ラジオグラフに組み立てるように構成することができる。
このように、幾つかの例では、画像取得システム28は、それぞれの軸に沿って検出器直線サイズの50%〜100%の距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において一連の画像を取得することを含む(例えば、取得することからなる)画像取得手順を実行することができる。そのような例では、画像取得システム28は、コンピュータープログラムを用いて、画像をより大きな画像に組み立てることができる。
他の例では、画像取得システム28は、放射線検出器14が第1の位置にいる間、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得する。加えて、画像取得システム28は、放射線検出器14が第2の位置にいる間、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得することができる。他の例と同様に、第1の位置は、それぞれの平行移動軸に沿った放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ、平行移動軸の一方または双方に沿って第2の位置から離間している。更に、画像取得システム28は、第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、より大きな視野を有する一連のラジオグラフを生成することができる。画像取得システム28は、次に、生成された一連のラジオグラフをサンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることができる。この3次元ラジオグラフは、放射線検出器14の単一の位置からの単一の一連のラジオグラフのみに基づく対応する3次元ラジオグラフよりも大きな視野を有することができる。
幾つかのそのような例では、画像取得システム28は、一連のラジオグラフが、異なる回転角およびサンプル直線ステージ位置において取得されるとともに、同じ回転および直線ステージ位置の設定であるが、それぞれの軸に沿って検出器直線サイズの50%〜100%の距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返されるコンピューター制御された画像取得手順を実行することができる。幾つかの場合には、画像取得システム28は、その後、コンピュータープログラムを用いて、同じ角度位置および直線位置であるが異なる検出器位置における画像を組み立てて、この角度における一連のより大きな画像を形成することができる。幾つかの場合には、画像取得システム28は、その後、コンピュータープログラムを用いて、同じ角度位置および直線位置であるが異なる放射線検出器位置における画像を組み立てて、この角度位置および位置の設定における一連のより大きな画像を形成することができる。最後に、幾つかのそのような例では、画像取得システム28は、コンピューター再構成アルゴリズムを用いて、より微細な解像度のラジオグラフを、サンプルを表す3D画像に組み立てることができる。
他の例では、産業用CTシステム10は、回転ステージ72を備えていない。逆に、産業用CTシステム10は、直線ステージ84上に取り付けられた非回転ステージを備えることができる。直線ステージ84は、X線ビーム16に対して垂直な軸(例えば、軸80)に沿ってサンプルを直線的に平行移動させるように構成することができる。そのような例では、産業用CTシステム10は、X線発生器74および放射線検出器14をサンプルの回りに回転させることによって、同様の3次元ラジオグラフを生成することができる。幾つかのそのような例では、画像取得システム78は、放射線検出器14が第1の位置にいる間、複数の回転角並びに複数のX線発生器74および放射線検出器14の位置(すなわち、X線発生器74および放射線検出器14の位置)において第1の一連のラジオグラフを取得することができる。加えて、画像取得システム28は、放射線検出器14が第2の位置にいる間、複数の回転角並びに複数のX線発生器74および放射線検出器14の位置において第2の一連のラジオグラフを取得することができる。第2の位置は、放射線検出器のピクセルサイズよりも小さな距離だけ、平行移動軸の一方または双方に沿って第1の位置から離間させることができる。画像取得システム28は、第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、一組の高解像度のラジオグラフを生成することができる。これらの高解像度のラジオグラフは、第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフおよび第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフよりも高い解像度を有する。画像取得システム28は、これらの高解像度のラジオグラフをサンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることができる。
X線発生器74および放射線検出器14がサンプルの回りを回転することができる更に他の例では、画像取得システム28は、放射線検出器14が第1の位置にいる間、複数の回転角並びに複数のX線発生器74および放射線検出器14の位置(すなわち、X線発生器74および放射線検出器14の位置)において第1の一連のラジオグラフを取得することができる。画像取得システム28は、放射線検出器74が第2の位置にいる間、複数の回転角並びに複数のX線発生器74および放射線検出器14の位置において、第2の一連のラジオグラフも取得することができる。第1の位置は、それぞれの平行移動軸に沿った放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ、平行移動軸の一方または双方に沿って第2の位置から離間している。画像取得システム28は、第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、より大きな視野を有する一連のラジオグラフを生成することができる。加えて、画像取得システム28は、生成された一連のラジオグラフをサンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることができる。
図4は、本開示の1または複数の技術による一例示の超解像度画像取得プロセスを示す概念図である。図4の例において、実線の格子は、放射線検出器が第1の位置にいる間の放射線検出器のピクセルの位置を示している。破線の格子は、放射線検出器が第2の位置にいる間の放射線検出器のピクセルの位置を示している。これらの格子の重なり合いによって形成されるより小さな正方形は、放射線検出器が第1の位置および第2の位置にいる間に取得されたラジオグラフに基づく高解像度のラジオグラフにおけるピクセルを示すことができる。
図5Aは、一例示の従来のX線ラジオグラフを示している。図5Bは、本開示の1または複数の技術に従って取り込まれた一例示の超解像X線ラジオグラフを示している。より具体的には、図5A、5Bは、フラットパネル検出器を用いて取得されたラインペアテスト(line-pair test)のX線画像である。図5Bは、ピクセルサイズの4分の1だけ離間した4つのサブピクセル位置において同じフラットパネル検出器を用いて取得されて、4つの画像をインターレースすることによって組み立てられた、ラインペアテストのX線画像である。これらの2つの特徴を比較すると、平行ラインの3つのペアは、図5Aよりも図5Bの方が、より良好なサンプリングレートでより明瞭に解像されている。このように、異なるラジオグラフからのピクセルは、インターレースすることができる。
図5A、5Bの例において、差し込みウィンドウ90、92は、相対輝度を関数として示している。図5Aの例では、この関数は、平行ラインのペアにおける個々のライン間の有意な区別を示していない。一方、図5Bの例では、差し込みウィンドウ内に示された関数は、特に、最も右側の平行ラインのペアについて、平行ラインのペアにおける個々のライン間のより有意な区別を示している。
図6は、本開示の1または複数の技術による一例示のモザイク画像取得および組み立てプロセスを示す概念図である。図6の例において、実線の格子は、放射線検出器が第1の位置にいる間の放射線検出器のピクセルの位置を示している。破線の格子は、放射線検出器が第2の位置にいる間の放射線検出器のピクセルの位置を示している。実線の格子と破線の格子とを組み合わせたものは、放射線検出器が第1の位置および第2の位置にいる間に取得されたラジオグラフからの互いに「ステッチされた」より大きなラジオグラフにおけるピクセルを示すことができる。図6は、正確に検出器幅だけ離間した2つの画像を示しているが、これらの2つの画像は、幾つかの実施態様では、本開示における他の箇所で説明したように、重複部分を有することができる。
幾つかの例では、より大きな視野を有する一組のラジオグラフを生成することは、複数の回転角からのそれぞれの回転角ごとに、第1の適用可能なラジオグラフおよび第2の適用可能なラジオグラフに基づいて、そのそれぞれの回転角のラジオグラフを組み立てることを含む。第1の適用可能なラジオグラフは、第1の一連のラジオグラフ内にあり、それぞれの回転角と関連付けられている。第2の適用可能なラジオグラフは、第2の一連のラジオグラフ内にあり、それぞれの回転角と関連付けられている。組み立てられたラジオグラフは、第1の適用可能なラジオグラフまたは第2の適用可能なラジオグラフよりも大きな視野を有する。幾つかの実施態様では、検出器の行および列に沿った一方または双方の方向における3つ以上のラジオグラフを組み合わせることができる。
図7は、本開示の1または複数の技術による産業用CTシステムの一例示の動作を示すフローチャートである。図7の例示の動作は、図1の例を参照して説明される。しかしながら、図7の例示の動作は、そのように限定されるものではない。
図7の例において、画像取得システム28は、放射線検出器14の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得する(150)。これらの異なる検出器位置は、放射線検出器14のピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間させることができる。放射線検出器14は、X線発生器12によって放出されたX線ビーム16の放出方向に対して垂直に配置された平面を有することができる。第1の平行移動ステージ(例えば、X平行移動ステージ18)および第2の平行移動ステージ(例えば、Y平行移動ステージ20)が、放射線検出器14を保持する。これらの第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、第1の平行移動軸および第2の平行移動軸に沿って放射線検出器14を移動させるように構成することができる。更に、図7の例において、画像取得システム28は、ラジオグラフのうちの2つ以上を組み立てて、取得されたラジオグラフよりも微細な解像度を有する合成ラジオグラフを形成することができる(152)。
図8は、本開示の1または複数の技術による産業用CTシステムの一例示の動作を示すフローチャートである。図8の例示の動作は、図1の例を参照して説明される。しかしながら、図8の例示の動作は、そのように限定されるものではない。
図8の例において、画像取得システム28は、放射線検出器14の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得する(170)。これらの異なる検出器位置は、それぞれ、第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿って、放射線検出器14の直線サイズよりも小さな距離だけ離間させることができる。放射線検出器14は、X線発生器12によって放出されたX線ビーム16の放出方向に対して垂直に配置された平面を有する。第1の平行移動ステージ(例えば、X平行移動ステージ18)および第2の平行移動ステージ(例えば、Y平行移動ステージ20)が、放射線検出器14を保持することができる。これらの第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、第1の平行移動軸および第2の平行移動軸に沿って放射線検出器14を移動させるように構成することができる。更に、図8の例において、画像取得システム28は、ラジオグラフのうちの2つ以上を、一連のラジオグラフ内の各ラジオグラフよりも大きな合成ラジオグラフに組み立てることができる(172)。
以下の段落は、本開示の追加の例示の技術を提供する。
例1。X線撮像システムにおいて、
X線ビームを放出するX線発生器と、
上記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーと、
画像取得システムにおいて、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得することと、
上記ラジオグラフをインターレースされた形式で組み立てて、上記取得されたラジオグラフよりも微細な解像度を有するラジオグラフを形成することとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システム。
例2。上記X線発生器は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を発生させる例1に記載のX線撮像システム。
例3。上記放射線検出器はフラットパネルX線検出器を含み、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズは、25μm〜250μmの範囲内にある例1または2に記載のX線撮像システム。
例4。上記放射線検出器はレンズ結合検出器を含み、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズは、0.1μm〜10μmの範囲内にある例1〜3の何れかに記載のX線撮像システム。
例5。上記X線撮像システムは、上記X線ビームの上記放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージを更に備え、該回転ステージは、上記X線発生器と上記放射線検出器との間に配置され、上記回転ステージは、サンプルを保持して回転させるように構成され、
上記コンピューティングシステムは、
異なる回転角の異なる検出器位置においてラジオグラフを取得することと、
上記ラジオグラフを処理して、上記ラジオグラフを上記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることとを行う例1〜4の何れかに記載のX線撮像システム。
例6。X線撮像システムにおいて、
X線ビームを放出するX線発生器と、
上記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記X線ビームの上記放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージであって、上記X線発生器と上記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーと、
画像取得システムにおいて、
上記放射線検出器が第1の位置にいる間、複数の回転角において第1の一連のラジオグラフを取得することと、
上記放射線検出器が第2の位置にいる間、上記複数の回転角において第2の一連のラジオグラフを取得することであって、上記第2の位置は、上記放射線検出器の上記ピクセルサイズよりも小さな距離だけ上記平行移動軸の一方または双方に沿って上記第1の位置から離間していることと、
上記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、上記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、一連の高解像度のラジオグラフを生成することと、
上記高解像度のラジオグラフを上記サンプルの3Dラジオグラフに組み立てることとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システム。
例7。X線撮像システムにおいて、
X線ビームを放出するX線発生器と、
上記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記X線ビームの上記放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージであって、上記X線発生器と上記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記回転ステージの上記回転軸に対して平行な軸に沿って上記サンプルを直線的に平行移動させる直線ステージと、
上記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーと、
画像取得システムにおいて、
上記放射線検出器が第1の位置にいる間、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得することと、
上記放射線検出器が第2の位置にいる間、上記複数の回転角および上記複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得することであって、上記第2の位置は、上記放射線検出器の上記ピクセルサイズよりも小さな距離だけ上記平行移動軸の一方または双方に沿って上記第1の位置から離間していることと、
上記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、上記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、一組の高解像度のラジオグラフを生成することであって、該高解像度のラジオグラフは、上記第1の一連のラジオグラフ内の上記ラジオグラフおよび上記第2の一連のラジオグラフ内の上記ラジオグラフよりも高い解像度を有することと、
上記高解像度のラジオグラフを上記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システム。
例8。上記回転ステージの運動および上記直線ステージの運動は、スパイラルパターンに同期されている例7に記載のX線撮像システム。
例9。X線撮像システムにおいて、
X線ビームを放出するX線発生器と、
上記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記X線ビームの上記放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージであって、上記X線発生器と上記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記回転ステージの上記回転軸に対して平行な軸に沿って上記サンプルを直線的に平行移動させる直線ステージと、
上記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーと、
画像取得システムにおいて、
上記放射線検出器が第1の位置にいる間、複数の回転角並びに複数のX線源および放射線検出器の位置において第1の一連のラジオグラフを取得することと、
上記放射線検出器が第2の位置にいる間、上記複数の回転角並びに上記複数のX線源および放射線検出器の位置において第2の一連のラジオグラフを取得することであって、上記第2の位置は、上記放射線検出器の上記ピクセルサイズよりも小さな距離だけ上記平行移動軸の一方または双方に沿って上記第1の位置から離間していることと、
上記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、上記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、一組の高解像度のラジオグラフを生成することであって、該高解像度のラジオグラフは、上記第1の一連のラジオグラフ内の上記ラジオグラフおよび上記第2の一連のラジオグラフ内の上記ラジオグラフよりも高い解像度を有することと、
上記高解像度のラジオグラフを上記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システム。
例10。上記回転ステージおよび上記直線平行移動ステージの上記運動は、上記サンプルが上記X線ビーム内でスパイラルパターンをトレースするように同期されている例9に記載のX線撮像システム。
例11。X線撮像システムにおいて、
X線ビームを放出するX線発生器と、
上記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線検出器と、
画像取得システムにおいて、
上記それぞれの平行移動軸に沿った上記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ離間した一方または双方の平行移動軸に沿った異なる検出器位置において一連のラジオグラフを取得することと、
上記ラジオグラフをより大きなラジオグラフに組み立てることとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システム。
例12。上記X線発生器は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を発生させる例11に記載のX線撮像システム。
例13。上記放射線検出器はフラットパネルX線検出器を含み、上記放射線検出器の上記ピクセルサイズは、25μm〜250μmの上記範囲内にある例11または12に記載のX線撮像システム。
例14。上記放射線検出器はレンズ結合検出器を含み、上記放射線検出器の上記ピクセルサイズは、0.1μm〜10μmの上記範囲内にある例11〜13の何れかに記載のX線撮像システム。
例15。上記画像取得システムは、上記ラジオグラフを上記より大きなラジオグラフに組み立てる前に、相互相関アルゴリズムを用いて、上記ラジオグラフのエッジを一致させるように更に構成されている例11〜14の何れかに記載のX線撮像システム。
例16。上記画像取得システムは、上記ラジオグラフを上記より大きなラジオグラフに組み立てる前に、補間アルゴリズムを用いて、上記ラジオグラフの輝度を融合させるように更に構成されている例11〜15の何れかに記載のX線撮像システム。
例17。上記X線ビームの上記放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージであって、上記X線発生器と上記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージを更に備え、
上記画像取得システムは、
異なる回転角の異なる検出器位置においてラジオグラフを取得することと、
上記ラジオグラフを処理して、上記ラジオグラフを上記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることとを行う例11〜16の何れかに記載のX線撮像システム。
例18。X線撮像システムにおいて、
X線ビームを放出するX線発生器と、
上記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記X線ビームの上記放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージであって、上記X線発生器と上記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーと、
画像取得システムにおいて、
上記放射線検出器が第1の位置にいる間、複数の回転角において第1の一連のラジオグラフを取得することと、
上記放射線検出器が第2の位置にいる間、上記複数の回転角において第2の一連のラジオグラフを取得することであって、上記第1の位置は、上記それぞれの平行移動軸に沿った上記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ、上記平行移動軸の一方または双方に沿って上記第2の位置から離間していることと、
上記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、上記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、より大きな視野を有する一連のラジオグラフを生成することと、
上記生成された一連のラジオグラフを上記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システム。
例19。X線撮像システムにおいて、
X線ビームを放出するX線発生器と、
上記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記X線ビームの上記放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージであって、上記X線発生器と上記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記回転ステージの上記回転軸に対して平行な軸に沿って上記サンプルを直線的に平行移動させる直線ステージと、
上記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーと、
画像取得システムにおいて、
上記放射線検出器が第1の位置にいる間、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得することと、
上記放射線検出器が第2の位置にいる間、上記複数の回転角および上記複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得することであって、上記第1の位置は、上記それぞれの平行移動軸に沿った上記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ、上記平行移動軸の一方または双方に沿って上記第2の位置から離間していることと、
上記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、上記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、より大きな視野を有する一連のラジオグラフを生成することと、
上記生成された一連のラジオグラフを上記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システム。
例20。上記回転ステージの運動および上記直線ステージの運動は、運動のスパイラルパターンに同期されている例19に記載のX線撮像システム。
例21。X線撮像システムにおいて、
X線ビームを放出するX線発生器と、
上記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記X線ビームの上記放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージであって、上記X線発生器と上記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記回転ステージの上記回転軸に対して平行な軸に沿って上記サンプルを直線的に平行移動させる直線ステージと、
上記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
上記放射線検出器の上記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーと、
画像取得システムにおいて、
上記放射線検出器が第1の位置にいる間、複数の回転角並びに複数のX線源および放射線検出器の位置において第1の一連のラジオグラフを取得することと、
上記放射線検出器が第2の位置にいる間、上記複数の回転角並びに上記複数のX線源および放射線検出器の位置において第2の一連のラジオグラフを取得することであって、上記第1の位置は、上記それぞれの平行移動軸に沿った上記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ、上記平行移動軸の一方または双方に沿って上記第2の位置から離間していることと、
上記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、上記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、より大きな視野を有する一連のラジオグラフを生成することと、
上記生成された一連のラジオグラフを上記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることとを行う画像取得システムとを備えるX線撮像システム。
例22。上記回転ステージの運動および上記直線ステージの運動は、上記サンプルが上記X線ビーム内でスパイラルパターンをトレースするように同期されている例21に記載のX線撮像システム。
例23。例1〜22の何れかに従って構成されているX線撮像システム。
例24。本明細書において開示された技術の何れかによるX線撮像システム。
例25。X線撮像装置および画像取得手順であって、
X線発生器と、
X線ビームの上記放出方向(ビーム軸)に対して垂直に配置された平面を有し、上記検出器ピクセルの上記方位に対して平行な各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記検出器ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記2つのステージに対して平行に配置され、上記それぞれのステージによって駆動されて変位の直接測定を提供する2つの独立したリニアエンコーダーと、
コンピューター制御された画像取得手順であって、
上記検出器ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において一連の画像を取得することと、
コンピュータープログラムを用いて、上記画像をインターレースされた形式で組み立て、より微細な解像度の画像を形成することと、
からなる、コンピューター制御された画像取得手順とを備えるX線撮像装置および画像取得手順。
例26。上記X線発生器は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を提供する例25に記載の装置。
例27。25μm〜250μmの上記範囲内のピクセルサイズを有するフラットパネルX線検出器を備える例25または26に記載の装置。
例28。0.1μm〜10μmの上記範囲内のピクセルサイズを有するレンズ結合検出器を備える例25〜27の何れかに記載の装置。
例29。上記ビーム軸に対して垂直な回転軸を有し、上記X線源と上記検出器との間で上記サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
ラジオグラフが異なる回転角の異なる検出器位置において取得されるコンピューター制御された画像取得手順と、
上記ラジオグラフを処理して、上記サンプルを表す3D画像に組み立てるコンピューター再構成アルゴリズムとを備える例25〜28の何れかに記載の装置。
例30。X線撮像装置および画像取得手順であって、
X線発生器と、
X線ビームの上記放出方向(ビーム軸)に対して垂直に配置された平面を有し、上記検出器ピクセルの上記方位に対して平行な各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記ビーム軸に対して垂直な回転軸を有し、上記X線源と上記検出器との間で上記サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記検出器ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記2つのステージに対して平行に配置され、上記それぞれのステージによって駆動されて変位の直接測定を提供する2つの独立したリニアエンコーダーと、
一連のラジオグラフが、異なる回転角において取得され、同じ角度位置であるが上記検出器ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返され、その後、コンピュータープログラムを用いて、上記同じ角度であるが異なる検出器位置における上記画像をインターレースされた形式で組み立てて、この角度におけるより微細な解像度の画像を形成し、最後に、コンピューター再構成アルゴリズムを用いて、上記より微細な解像度のラジオグラフを、上記サンプルを表す3D画像に組み立てる、コンピューター制御された画像取得手順とを備えるX線撮像装置および画像取得手順。
例31。X線撮像装置および画像取得手順であって、
X線発生器と、
X線ビームの上記放出方向(ビーム軸)に対して垂直に配置された平面を有し、上記検出器ピクセルの上記方位に対して平行な各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記ビーム軸に対して垂直な回転軸を有し、上記X線源と上記検出器との間で上記サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記回転ステージに対して平行な軸を有し、上記サンプルを平行移動させる直線ステージと、
上記検出器ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記2つのステージに対して平行に配置され、上記それぞれのステージによって駆動されて変位の直接測定を提供する2つの独立したリニアエンコーダーと、
一連のラジオグラフが、異なる回転角およびサンプル直線ステージ位置において取得され、同じ回転および直線ステージ位置の設定であるが上記検出器ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返され、その後、コンピュータープログラムを用いて、上記同じ角度および直線位置であるが異なる検出器位置における上記画像をインターレースされた形式で組み立てて、この角度におけるより微細な解像度の画像を形成し、最後に、コンピューター再構成アルゴリズムを用いて、上記より微細な解像度のラジオグラフを、上記サンプルを表す3D画像に組み立てる、コンピューター制御された画像取得手順とを備えるX線撮像装置および画像取得手順。
例32。上記回転ステージおよび上記直線平行移動ステージの上記運動は、スパイラルパターンに同期されている例31に記載の装置および撮像取得方法。
例33。X線撮像装置および画像取得手順であって、
X線発生器と、
X線ビームの上記放出方向(ビーム軸)に対して垂直に配置された平面を有し、上記検出器ピクセルの上記方位に対して平行な各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記ビーム軸に対して垂直な回転軸を有し、上記X線源と上記検出器との間で上記サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
その軸が上記X線源を平行移動させる上記検出器軸のうちの1つに対して平行であり、更に、その運動が上記検出器運動軸と同期されている直線ステージと、
上記検出器ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記2つのステージに対して平行に配置され、上記それぞれのステージによって駆動されて変位の直接測定を提供する2つの独立したリニアエンコーダーと、
一連のラジオグラフが、異なる回転角並びにX線源および検出器の共通軸位置において取得され、同じ回転および直線ステージ位置の設定であるが上記検出器ピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返され、その後、コンピュータープログラムを用いて、上記同じ角度および直線位置であるが異なる検出器位置における上記画像をインターレースされた形式で組み立てて、この角度におけるより微細な解像度の画像を形成し、最後に、コンピューター再構成アルゴリズムを用いて、上記より微細な解像度のラジオグラフを、上記サンプルを表す3D画像に組み立てる、コンピューター制御された画像取得手順とを備えるX線撮像装置および画像取得手順。
例34。上記回転ステージおよび上記直線平行移動ステージの上記運動は、上記サンプルが上記X線ビーム内でスパイラルパターンをトレースするように同期されている例33に記載の装置および撮像取得方法。
例35。X線撮像装置および画像取得手順であって、
X線発生器と、
X線ビームの上記放出方向(ビーム軸)に対して垂直に配置された平面を有し、上記検出器ピクセルの上記方位に対して平行な各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記検出器ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記2つのステージに対して平行に配置され、上記それぞれのステージによって駆動されて変位の直接測定を提供する2つの独立したリニアエンコーダーと、
画像取得手順であって、
上記それぞれの軸に沿って上記検出器直線サイズの50%〜100%の距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において一連の画像を取得することと、
コンピュータープログラムを用いて、上記画像をより大きな画像に組み立てることと、
からなる画像取得手順とを備えるX線撮像装置および画像取得手順。
例36。上記X線発生器は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を提供する例35に記載の装置。
例37。25μm〜250μmの上記範囲内のピクセルサイズを有するフラットパネルX線検出器を備える例35または36に記載の装置。
例38。0.1μm〜10μmの上記範囲内のピクセルサイズを有するレンズ結合検出器を備える例35〜37の何れかに記載の装置。
例39。上記画像を組み立てる前に、相互相関アルゴリズムが用いられて、上記取得された画像の端部が一致される例35〜38の何れかに記載の装置。
例40。上記画像を組み立てる前に、直線補間アルゴリズムが用いられて、上記取得された画像の上記輝度が一致される例35〜39の何れかに記載の装置。
例41。上記ビーム軸に対して垂直な回転軸を有し、上記X線源と上記検出器との間で上記サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
処理された大きなラジオグラフが異なる回転角において取得されるコンピューター制御された画像取得手順と、
上記ラジオグラフを処理し、上記サンプルを表す3D画像に組み立てるコンピューター再構成アルゴリズムとを備える例35〜40の何れかに記載の装置。
例42。X線撮像装置および画像取得手順であって、
X線発生器と、
X線ビームの上記放出方向(ビーム軸)に対して垂直に配置された平面を有し、上記検出器ピクセルの上記方位に対して平行な各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記ビーム軸に対して垂直な回転軸を有し、上記X線源と上記検出器との間で上記サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記検出器ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記2つのステージに対して平行に配置され、上記それぞれのステージによって駆動されて変位の直接測定を提供する2つの独立したリニアエンコーダーと、
一連のラジオグラフが異なる回転角において取得され、同じ角度位置であるが、上記それぞれの軸に沿って上記検出器直線サイズの50%〜100%の距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返され、その後、コンピュータープログラムを用いて、上記同じ角度であるが異なる検出器位置における上記画像を組み立てて、この角度における一連のより大きな画像を形成し、最後に、コンピューター再構成アルゴリズムを用いて、上記より微細な解像度のラジオグラフを、上記サンプルを表す3D画像に組み立てる、コンピューター制御された画像取得手順とを備えるX線撮像装置および画像取得手順。
例43。X線撮像装置および画像取得手順であって、
X線発生器と、
X線ビームの上記放出方向(ビーム軸)に対して垂直に配置された平面を有し、上記検出器ピクセルの上記方位に対して平行な各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記ビーム軸に対して垂直な回転軸を有し、上記X線源と上記検出器との間で上記サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
上記回転ステージに対して平行な軸を有し、上記サンプルを平行移動させる直線ステージと、
上記検出器ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記2つのステージに対して平行に配置され、上記それぞれのステージによって駆動されて変位の直接測定を提供する2つの独立したリニアエンコーダーと、
一連のラジオグラフが、異なる回転角およびサンプル直線ステージ位置において取得され、同じ回転および直線ステージ位置の設定であるが上記それぞれの軸に沿って上記検出器直線サイズの50%〜100%の距離だけ離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返され、その後、コンピュータープログラムを用いて、上記同じ角度位置および直線位置であるが異なる検出器位置における上記画像を組み立てて、この角度における一連のより大きな画像を形成し、最後に、コンピューター再構成アルゴリズムを用いて、上記より微細な解像度のラジオグラフを、上記サンプルを表す3D画像に組み立てる、コンピューター制御された画像取得手順とを備えるX線撮像装置および画像取得手順。
例44。上記回転ステージおよび上記直線平行移動ステージの上記運動は、スパイラルパターンに同期されている例43に記載の装置および撮像取得方法。
例45。X線撮像装置および画像取得手順であって、
X線発生器と、
X線ビームの上記放出方向(ビーム軸)に対して垂直に配置された平面を有し、上記検出器ピクセルの上記方位に対して平行な各軸を有する2つの独立した平行移動ステージ上に保持された2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
上記ビーム軸に対して垂直な回転軸を有し、上記X線源と上記検出器との間で上記サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
その軸が上記X線源を平行移動させる上記検出器軸のうちの1つに対して平行であり、更に、その運動が上記検出器運動軸と同期されている直線ステージと、
上記検出器ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、上記2つのステージに対して平行に配置され、上記それぞれのステージによって駆動されて変位の直接測定を提供する2つの独立したリニアエンコーダーと、
一連のラジオグラフが、異なる回転角並びにX線源および検出器の共通軸位置において取得され、同じ回転および直線ステージ位置の設定であるが、上記それぞれの軸に沿って上記検出器直線サイズの50%および100%離間した一方または双方の軸に沿った異なる検出器位置において繰り返され、その後、コンピュータープログラムを用いて、上記同じ角度位置および直線位置であるが異なる検出器位置における上記画像を組み立てて、この角度および位置の設定における一連のより大きな画像を形成し、最後に、コンピューター再構成アルゴリズムを用いて、上記より微細な解像度のラジオグラフを、上記サンプルを表す3D画像に組み立てる、コンピューター制御された画像取得手順とを備えるX線撮像装置および画像取得手順。
例46。上記回転ステージおよび上記直線平行移動ステージの上記運動は、上記サンプルが上記X線ビーム内でスパイラルパターンをトレースするように同期されている例45に記載の装置および撮像取得方法。
例47。例1〜46の何れかに従って構成されているX線撮像システム。
本開示の技術は、多種多様のデバイスまたは装置において実施することができる。開示された技術を実行するデバイスの機能的態様を強調する様々な構成要素、モジュール、またはユニットが本開示に説明されているが、必ずしも異なるハードウェアユニットによる実現を必要とするものではない。逆に、上記で説明したように、様々なユニットは、適したソフトウェアおよび/またはファームウェアとともに1つのハードウェアユニット内に組み合わせることもできるし、適したソフトウェアおよび/またはファームウェアとともに、上記で説明したような1または複数のプロセッサを含む、相互動作するハードウェアユニットの集合体によって提供することもできる。
1または複数の例では、説明した特定の機能を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実施することができる。これらの機能は、ソフトウェアで実施される場合、1または複数の命令またはコードとして、コンピューター可読媒体上に記憶することもできるし、コンピューター可読媒体を介して送信することもでき、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行することができる。コンピューター可読媒体は、データ記憶媒体等の有形の媒体に対応するコンピューター可読記憶媒体、または、例えば、通信プロトコルに従った或る場所から別の場所へのコンピュータープログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体を含むことができる。このように、コンピューター可読媒体は、一般に、(1)非一時的である有形のコンピューター可読記憶媒体または(2)信号若しくは搬送波等の通信媒体に対応することができる。データ記憶媒体は、1つ若しくは複数のコンピューターまたは1つ若しくは複数のプロセッサが、本開示において説明した技術を実施するためにアクセスして、命令、コード、および/またはデータ構造体を取り出すことができる任意の利用可能な媒体とすることができる。コンピュータープログラム製品は、コンピューター可読媒体を含むことができる。
限定ではなく例として、そのようなコンピューター可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM若しくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶デバイス、フラッシュメモリ、または所望のプログラムコードを命令若しくはデータ構造体の形態で記憶するのに用いることができるとともにコンピューターがアクセスすることができる他の任意の媒体を含むことができる。また、任意の接続が、適宜、コンピューター可読媒体と呼ばれる。例えば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波等の無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバー、または他のリモートソースから送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波等の無線技術は、媒体の定義に含まれる。ただし、コンピューター可読記憶媒体およびデータ記憶媒体は、接続も、搬送波も、信号も、他の一時的な媒体も含まず、代わりに、非一時的な有形の記憶媒体を対象としていると理解されるべきである。ディスク(disk and disc)は、本明細書において用いられるとき、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含む。ここで、ディスク(disks)は、通常、磁気的にデータを再現する一方、ディスク(discs)は、レーザーを用いて光学的にデータを再現する。上記を組み合わせたものも、コンピューター可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
命令は、1または複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA)、または他の同等の集積論理回路部若しくはディスクリート論理回路部等の1または複数のプロセッサが実行することができる。したがって、「プロセッサ」という用語は、本明細書において用いられるとき、上述の構造体のうちの任意のものまたは本明細書において説明した技術の実施に適した他の任意の構造体を指すことができる。加えて、幾つかの態様では、本明細書において説明した機能は、専用のハードウェアモジュールおよび/またはソフトウェアモジュール内に設けることができる。また、上記技術の特定の部分は、1または複数の回路または論理素子において実施することができる。
様々な例が説明されてきた。これらの例および他の例は、添付の特許請求の範囲の範囲内にある。
10 線撮像システム
12 X線源
14 放射線検出器
16 X線ビーム
18 X平行移動ステージ
20 Y平行移動ステージ
22 Xステージリニアエンコーダー
24 Yステージリニアエンコーダー
26 フレーム
28 画像取得システム
50 検出器マウント
72 回転ステージ
74 X線発生器
78 画像取得システム
80 回転軸
84 直線ステージ

Claims (28)

  1. X線撮像システムにおいて、
    X線ビームを放出するX線発生器と、
    前記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる、2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
    前記X線ビームの前記放出方向に対して垂直な回転軸を有し、前記X線発生器と前記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
    前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させる直線ステージと、
    画像取得システムとを具備し、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    前記画像取得システムは、
    前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が、前記放射線検出器の前記ピクセルサイズよりも小さな距離だけ前記平行移動軸の一方または双方に沿って前記第1の検出器位置から離間した第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、相互相関アルゴリズムを用いて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフのエッジを一致させて、該第1と第2の一連のラジオグラフより解像度の高い一組の高解像度ラジオグラフを生成し、
    前記高解像度ラジオグラフを前記サンプルの3Dラジオグラフに組み立てるX線撮像システム。
  2. X線撮像システムにおいて、
    X線ビームを放出するX線発生器と、
    前記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる、2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
    前記X線ビームの前記放出方向に対して垂直な回転軸を有し、前記X線発生器と前記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
    前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させる直線ステージと、
    画像取得システムとを具備し、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    前記画像取得システムは、
    前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が、前記放射線検出器の前記ピクセルサイズよりも小さな距離だけ前記平行移動軸の一方または双方に沿って前記第1の検出器位置から離間した第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、補間アルゴリズムを用いて、前記ラジオグラフの輝度を融合させて、該第1と第2の一連のラジオグラフより解像度の高い一組の高解像度ラジオグラフを生成し、
    前記高解像度ラジオグラフを前記サンプルの3Dラジオグラフに組み立てるX線撮像システム。
  3. 前記画像取得システムは、前記ラジオグラフをインターレースされた形式で組み立てて、前記高解像度ラジオグラフを形成する請求項1または2に記載のX線撮像システム。
  4. 前記放射線検出器の前記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、前記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、前記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーとを更に備え、
    前記画像取得システムは、前記第1の平行移動ステージの変位の前記測定および前記第2の平行移動ステージの変位の前記測定を用いて前記第1と第2の一連のラジオグラフのラジオグラフを組み立てる請求項1〜3の何れか1項に記載のX線撮像システム。
  5. 前記X線発生器は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を発生させる請求項1〜の何れか1項に記載のX線撮像システム。
  6. 前記放射線検出器はフラットパネルX線検出器を含み、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズは、25μm〜250μmの範囲内にある請求項1〜の何れか1項に記載のX線撮像システム。
  7. 前記放射線検出器はレンズ結合検出器を含み、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズは、0.1μm〜10μmの範囲内にある請求項1〜の何れか1項に記載のX線撮像システム。
  8. X線撮像システムにおいて、
    X線ビームを放出するX線発生器と、
    前記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
    前記X線ビームの前記放出方向に対して垂直な回転軸を有し、前記X線発生器と前記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
    前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させる直線ステージと、
    画像取得システムとを具備し、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    前記画像取得システムは、
    前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1の検出器位置は、前記平行移動軸の各々に沿った前記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ前記平行移動軸の一方または双方に沿って前記第2の検出器位置から離間しており、
    更に、前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、相互相関アルゴリズムを用いて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフのエッジを一致させて、より大きな視野を有する一連の合成ラジオグラフを生成し、
    前記生成された一連の合成ラジオグラフを前記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てるX線撮像システム。
  9. X線撮像システムにおいて、
    X線ビームを放出するX線発生器と、
    前記X線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有する2次元ピクセル化エリア放射線検出器であって、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、該放射線検出器を保持し、該第1の平行移動ステージおよび該第2の平行移動ステージは、該放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な平行移動軸に沿って該放射線検出器を移動させる2次元ピクセル化エリア放射線検出器と、
    前記X線ビームの前記放出方向に対して垂直な回転軸を有し、前記X線発生器と前記放射線検出器との間に配置され、サンプルを保持して回転させる回転ステージと、
    前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させる直線ステージと、
    画像取得システムとを具備し、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    前記画像取得システムは、
    前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1の検出器位置は、前記平行移動軸の各々に沿った前記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ前記平行移動軸の一方または双方に沿って前記第2の検出器位置から離間しており、
    更に、前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、補間アルゴリズムを用いて、前記ラジオグラフの輝度を融合させて、より大きな視野を有する一連の合成ラジオグラフを生成し、
    前記生成された一連の合成ラジオグラフを前記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てるX線撮像システム。
  10. 前記放射線検出器のピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、前記第1の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第1の直線位置エンコーダーと、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有し、前記第2の平行移動ステージの変位の直接測定を提供する第2の直線位置エンコーダーとを更に備え、
    前記画像取得システムは、前記第1の平行移動ステージの変位の前記測定および前記第2の平行移動ステージの変位の前記測定を用いて前記一連の合成ラジオグラフを生成するように構成される請求項8または9に記載のX線撮像システム。
  11. 前記X線発生器は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を発生させる請求項8〜10の何れか1項に記載のX線撮像システム。
  12. 前記放射線検出器はフラットパネルX線検出器を含み、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズは、25μm〜250μmの前記範囲内にある請求項8〜11の何れか1項に記載のX線撮像システム。
  13. 前記放射線検出器はレンズ結合検出器を含み、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズは、0.1μm〜10μmの前記範囲内にある請求項8〜11の何れか1項に記載のX線撮像システム。
  14. X線発生器から照射されたX線ビームの放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージ上でサンプルを回転させ、
    直線ステージ上で前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させ、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    更に、前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸と第2の平行移動軸の一方または双方に沿って前記第1の検出器位置から離間した第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1と第2の検出器位置は、前記放射線検出器のピクセルサイズよりも微細な距離を以って離間しており、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させるようになっており、
    更に、前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、相互相関アルゴリズムを用いて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフのエッジを一致させて、該第1と第2の一連のラジオグラフより解像度の高い一組の高解像度ラジオグラフを生成し、
    前記高解像度ラジオグラフを前記サンプルの3Dラジオグラフに組み立てることを含む方法。
  15. X線発生器から照射されたX線ビームの放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージ上でサンプルを回転させ、
    直線ステージ上で前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させ、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    更に、前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸と第2の平行移動軸の一方または双方に沿って前記第1の検出器位置から離間した第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1と第2の検出器位置は、前記放射線検出器のピクセルサイズよりも微細な距離を以って離間しており、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させるようになっており、
    更に、前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、補間アルゴリズムを用いて、前記ラジオグラフの輝度を融合させて、該第1と第2の一連のラジオグラフより解像度の高い一組の高解像度ラジオグラフを生成し、
    前記高解像度ラジオグラフを前記サンプルの3Dラジオグラフに組み立てることを含む方法。
  16. 前記ラジオグラフを組み立てることは、前記ラジオグラフをインターレースされた形式で組み立てて前記高解像度ラジオグラフを形成することを含む請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記放射線検出器の前記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有した第1の直線位置エンコーダーが前記第1の平行移動ステージの変位を直接測定し、前記放射線検出器の前記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有した第2の直線位置エンコーダーが前記第2の平行移動ステージの変位を直接測定し、
    前記一組の高解像度ラジオグラフを生成することは、第1の平行移動ステージの変位の前記測定および前記第2の平行移動ステージの変位の前記測定を用いて前記第1と第2の一連のラジオグラフのラジオグラフを組み立てることを含む請求項14〜16の何れか1項に記載の方法。
  18. 前記X線発生器は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を発生させる請求項14〜17の何れか1項に記載の方法。
  19. 前記放射線検出器はフラットパネルX線検出器を含み、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズは、25μm〜250μmの範囲内にある請求項14〜18の何れか1項に記載の方法。
  20. 前記放射線検出器はレンズ結合検出器を含み、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズは、0.1μm〜10μmの範囲内にある請求項14〜18の何れか1項に記載の方法。
  21. X線発生器から照射されたX線ビームの放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージ上でサンプルを回転させ、
    直線ステージ上で前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させ、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    更に、前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1と第2の検出器位置は、前記放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿った異なる検出器位置であり、前記第1と第2の検出器位置は、それぞれ、前記第1の平行移動軸または前記第2の平行移動軸に沿った前記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ離間しており、
    前記放射線検出器は、前記X線発生器によって放出されたX線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有し、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させるように構成され、
    更に、前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、相互相関アルゴリズムを用いて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフのエッジを一致させて、より大きな視野を有する一連の合成ラジオグラフを生成し、
    前記生成された一連の合成ラジオグラフを前記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることを含む方法。
  22. X線発生器から照射されたX線ビームの放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージ上でサンプルを回転させ、
    直線ステージ上で前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させ、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    更に、前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1と第2の検出器位置は、前記放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸または第2の平行移動軸に沿った異なる検出器位置であり、前記第1と第2の検出器位置は、それぞれ、前記第1の平行移動軸または前記第2の平行移動軸に沿った前記放射線検出器の直線サイズよりも小さな距離だけ離間しており、
    前記放射線検出器は、前記X線発生器によって放出されたX線ビームの放出方向に対して垂直に配置された平面を有し、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージは、前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させるように構成され、
    更に、前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、補間アルゴリズムを用いて、前記ラジオグラフの輝度を融合させて、より大きな視野を有する一連の合成ラジオグラフを生成し、
    前記生成された一連の合成ラジオグラフを前記サンプルの3次元ラジオグラフに組み立てることを含む方法。
  23. 前記放射線検出器の前記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有した第1の直線位置エンコーダーが前記第1の平行移動ステージの変位を直接測定し、前記放射線検出器の前記ピクセルサイズの4分の1よりも微細な解像度を有した第2の直線位置エンコーダーが前記第2の平行移動ステージの変位を直接測定し、
    前記一連の合成ラジオグラフを生成することは、前記第1の平行移動ステージの変位の前記測定および前記第2の平行移動ステージの変位の前記測定を用いて前記一連の合成ラジオグラフを生成することを含む請求項21または22に記載の方法。
  24. 前記X線発生器は、20keV〜600keVのエネルギー範囲を有するX線を発生させる請求項21〜23の何れか1項に記載の方法。
  25. 前記放射線検出器はフラットパネルX線検出器を含み、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズは、25μm〜250μmの前記範囲内にある請求項21〜24の何れか1項に記載の方法。
  26. 前記放射線検出器はレンズ結合検出器を含み、
    前記放射線検出器の前記ピクセルサイズは、0.1μm〜10μmの前記範囲内にある請求項21〜24の何れか1項に記載の方法。
  27. 命令を記憶した非一時的コンピューター可読データ記憶媒体において、
    前記命令が実行されると、
    X線発生器から照射されたX線ビームの放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージ上でサンプルを回転させ、
    直線ステージ上で前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させ、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    更に、前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸と第2の平行移動軸の一方または双方に沿って前記第1の検出器位置から離間した第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1と第2の検出器位置は、前記放射線検出器のピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間しており、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させ、
    更に、前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、相互相関アルゴリズムを用いて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフのエッジを一致させて、該第1と第2の一連のラジオグラフより解像度の高い一組の高解像度ラジオグラフを生成し、
    前記高解像度ラジオグラフを前記サンプルの3Dラジオグラフに組み立てることをコンピューティングシステムに行わせる命令を記憶した非一時的コンピューター可読データ記憶媒体。
  28. 命令を記憶した非一時的コンピューター可読データ記憶媒体において、
    前記命令が実行されると、
    X線発生器から照射されたX線ビームの放出方向に対して垂直な回転軸を有する回転ステージ上でサンプルを回転させ、
    直線ステージ上で前記回転ステージの前記回転軸に対して平行な軸に沿って前記サンプルを直線的に平行移動させ、
    前記回転ステージの運動および前記直線ステージの運動は、前記X線ビームが前記サンプル上でスパイラルパターンをトレースするように同期されており、
    更に、前記放射線検出器が第1の検出器位置にある間、前記回転ステージの複数の回転角および前記直線ステージの複数の直線ステージ位置において第1の一連のラジオグラフを取得し、
    第1の一連のラジオグラフを取得した後、前記放射線検出器が、放射線検出器の検出器ピクセルの方位方向に対して平行な第1の平行移動軸と第2の平行移動軸の一方または双方に沿って前記第1の検出器位置から離間した第2の検出器位置にあるとき、複数の回転角および複数の直線ステージ位置において第2の一連のラジオグラフを取得し、
    前記第1と第2の検出器位置は、前記放射線検出器のピクセルサイズよりも微細な距離だけ離間しており、第1の平行移動ステージおよび第2の平行移動ステージが、前記放射線検出器を保持し、前記第1の平行移動ステージおよび前記第2の平行移動ステージは、前記第1の平行移動軸および前記第2の平行移動軸に沿って前記放射線検出器を移動させ、
    更に、前記第1の一連のラジオグラフ内のラジオグラフと、前記第2の一連のラジオグラフ内の対応するラジオグラフとに基づいて、該第1と第2の一連のラジオグラフ内のラジオグラフを一連の合成ラジオグラフに組み立てる前に、補間アルゴリズムを用いて、前記ラジオグラフの輝度を融合させて、該第1と第2の一連のラジオグラフより解像度の高い一組の高解像度ラジオグラフを生成し、
    前記高解像度ラジオグラフを前記サンプルの3Dラジオグラフに組み立てることをコンピューティングシステムに行わせる命令を記憶した非一時的コンピューター可読データ記憶媒体。
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