JP6105395B2 - 加工方法 - Google Patents

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本発明は、発光ダイオード等の発光デバイスを形成する発光チップを製造する加工方法に関する。
LED(Light Emitting Diode)、LD(Laser Diode)等の光デバイスは、結晶成長用基板上にエピタキシャル層(結晶層)を成長させ、更に格子状の分割予定ラインで区画された各領域に形成される。その後、例えば結晶成長用基板を分割予定ラインに沿って分割して個片化することで、個々の光デバイスが製造されている。
緑色や青色の光を出射する発光層がInGaN系のチップでは、サファイアが結晶成長用基板に一般的に用いられ、このサファイア基板上に順次n型GaN半導体層、InGaN発光層、p型GaN半導体層をエピタキシャル成長させる。そして、n型GaN半導体層とp型GaN半導体層のそれぞれに外部取り出し用電極が形成されて光デバイスが形成される。
LED等の光デバイスにおいては、より高い輝度が求められており、光の取り出し効率の向上が要望されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−10670号公報
サファイア基板の厚みが薄すぎる場合には、GaN半導体層(発光層)の裏面側から出射した光は、サファイア基板を透過して、パッケージ基板で反射しGaN半導体層(発光層)側に再入斜してしまい、輝度がその分低下してしまうという問題がある。一方で、サファイア基板を厚くすることでGaN半導体層(発光層)の裏面側から出射する光は、パッケージ基板で反射しても再度GaN半導体層(発光層)に入斜することなく外部へ発光されるため、輝度の向上が図れるが、厚いサファイア基板を加工することは困難を極める。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、その目的は、発光層の主に裏面から出射される光を効率よく取り出すことができる発光チップを効率的に生産することができる加工方法を提供することである。
発明の加工方法は、表面に発光層を備えたチップと、該チップの裏面側に貼着された該発光層から出射される光を透過する透過性樹脂層と、から形成された発光チップを製造する加工方法であって、基板の表面に複数の分割予定ラインで区画された各領域に発光層が形成されたデバイス領域及び該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域を備えるウエーハの、該デバイス領域に対応する該基板の裏面を研削して円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成する研削工程と、該研削工程を実施する前に又は後に、該ウエーハを分割するための、該分割予定ラインに沿って分割起点を形成する分割起点形成工程と、該研削工程及び該分割起点形成工程を実施した後に、硬化後に該発光層から出射される光を透過する性質を有する液状樹脂を、露呈面がウエーハ表面と平行になるように該円形凹部に充填し硬化して、該円形凹部内に透過性樹脂層を形成する透過性樹脂層形成工程と、該透過性樹脂層形成工程を実施した後に、該透光性樹脂層を切削ブレードにより該分割予定ラインに沿って個片化して複数の透過性樹脂層に分割する透過性樹脂層分割工程と、該透過性樹脂層分割工程を実施した後に、該ウエーハの該分割予定ラインに沿って外力を付与し該分割起点を起点に該ウエーハを複数のチップに分割するウエーハ分割工程と、を備えることを特徴とする。
また、前記加工方法は、該分割起点形成工程における該分割起点は、該研削工程を実施した後に露呈する該基板の裏面側から該基板を透過する波長のレーザー光線を該円形凹部内の該分割予定ラインに沿って照射して、該円形凹部内の該基板の内部に形成された改質層であることが好ましい。
本願発明の加工方法によれば、発光層が表面に形成されたウエーハの裏面側のデバイス領域に対応する領域に円形凹部を形成し、その円形凹部内に液状樹脂を塗布して、透過性樹脂層を形成する。このために、容易に厚さの均一な透過性樹脂層を形成することができ、発光層の主に裏面から出射される光を効率よく取り出すことができる発光チップを効率的に生産することができる。
図1は、実施形態1に係る加工方法により製造される発光チップを含んで構成される発光ダイオードの構成例を模式的に示す斜視図である。 図2(a)は、実施形態1に係る加工方法により発光チップに加工されるウエーハの構成例を示す斜視図であり、図2(b)は、実施形態1に係る加工方法の研削工程の概要を示す側断面図である。 図3は、実施形態1に係る加工方法の透過性樹脂層形成工程の概要を示す側断面図である。 図4は、実施形態1に係る加工方法の分割工程の概要を示す側断面図である。 図5は、実施形態2に係る加工方法の分割起点形成工程の概要を示す側断面図である。 図6は、実施形態2に係る加工方法の透過性樹脂層形成工程の概要を示す側断面図である。 図7は、実施形態2に係る加工方法の透過性樹脂層分割工程の概要を示す側断面図である。 図8は、実施形態2に係る加工方法のウエーハ分割工程の概要を示す側断面図である。 図9は、実施形態2に係る加工方法のウエーハ分割工程の要部の概要を示す側断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る加工方法を、図1から図4に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る加工方法により製造される発光チップを含んで構成される発光ダイオードの構成例を模式的に示す斜視図、図2(a)は、実施形態1に係る加工方法により発光チップに加工されるウエーハの構成例を示す斜視図、図2(b)は、実施形態1に係る加工方法の研削工程の概要を示す側断面図、図3は、実施形態1に係る加工方法の透過性樹脂層形成工程の概要を示す側断面図、図4は、実施形態1に係る加工方法の分割工程の概要を示す側断面図である。
実施形態1に係る加工方法は、図1に示す発光ダイオード1の発光チップ2を製造する加工方法である。発光ダイオード1は、図1に示すように、基台となるリードフレーム3と、リードフレーム3に支持固定される発光チップ2とを備えている。
リードフレーム3は、円柱状に形成されており、底面に配線(不図示)等を介して外部の電源(不図示)に接続される2本のリード部材3a,3aが設けられている。リードフレーム3の表面には、互いに絶縁された2本の接続端子3b,3bが所定の間隔をあけて配置され、接続端子3b,3b間に透光性を有する樹脂(不図示)により発光チップ2が接着されて固定される。なお、接続端子3b,3bとリード部材3a,3aとは、1対1で対応し、対応したもの同士が接続されている。
発光チップ2は、表面に発光層2aを備えたチップ2bと、チップ2bの裏面側に貼着された透光性部材2cと、から形成されている。チップ2bは、平面形状が矩形状の基板層2dと、基板層2dの表面に設けられた発光層2aとを備えている。基板層2dは、実施形態1では、GaN(窒化ガリウム)で構成されたGAN基板、SiC(炭化珪素)で構成されたSiC基板、酸化ガリウム(Ga)などで構成された基板が用いられる。
発光層2aは、GaN系の半導体材料を用いて形成される複数の半導体層(GaN半導体層)を含む。発光層2aは、電子が多数キャリアとなるn型半導体層(例えば、n型GaN層)、半導体層(例えば、InGaN層)、正孔が多数キャリアとなるp型半導体層(例えば、p型GaN層)を順にエピタキシャル成長させることで形成される。また、発光チップ2の表面には、n型半導体層及びp型半導体層のそれぞれと接続され、発光層2aに電圧を印加する2個の電極(不図示)が形成される。なお、これらの電極は、リード線4a,4aを介して、接続端子3b,3bと接続される。発光層2aは、電圧が印加されると発光する即ち光を出射する。
透光性部材2cは、発光チップ2の基板層2dの裏面に配置されている。透光性部材2cは、発光層2aから出射される光を透過する樹脂などで構成されている。透光性部材2cは、基板層2dの裏面に塗布された液状樹脂J(図3に示す)が硬化することで得られる。なお、この液状樹脂Jは、硬化後に発光層2aから出射される光を透過する性質を有するものである。透光性部材2cは、基板層2dと同等以上の厚みを有することが望ましい。
発光ダイオード1は、発光チップ2の透光性部材2cが透光性を有する樹脂(不図示)でリードフレーム3の表面に接着され、接続端子3b,3bにリード線4a,4aを介して発光チップ2の電極に接続されて得られる。また、発光ダイオード1は、リードフレーム3の外周縁に発光チップ2の表面側を覆い発光層2aから放出される光を所定方向へと導くドーム状のレンズ部材5が取り付けられている。
発光ダイオード1は、発光層2aに電圧が印加されると、半導体層にはn型半導体層から電子が流れ込むと共に、p型半導体層から正孔が流れ込む。その結果、半導体層において電子と正孔との再結合が生じ、所定の波長の光が放出される。実施形態1では、GaN系の半導体材料を用いて発光層となる半導体層を形成しているので、GaN系の半導体材料のバンドギャップに相当する青色や緑色の光が放出される。半導体層で生じた光は、主に、発光層2aの表面及び裏面から放出される。発光層2aの表面から放出された光は、レンズ部材5等を通じて発光ダイオード1の外部に取り出される。
一方、発光ダイオード1において、発光層2aの裏面から放出された光は、一部が基板層2dと透光性部材2cとの界面において反射するが、別の一部が基板層2dと透光性部材2cとの界面を透過して透光性部材2cの側面等から外部に取り出される。このように、実施形態1に係る発光ダイオード1は、表面に発光層2aを備える発光チップ2の裏面側に、発光層2aから出射される光を透過させる透光性部材2cを備えるので、リードフレーム3との界面で反射して発光層2aに戻る光の割合を低く抑え、発光層2aの主に裏面から出射される光を効率よく取り出すことができ、光の取り出し効率を高めることができるものである。
実施形態1に係る加工方法は、表面Waに前述した発光層2aが複数形成されたウエーハWに、研削加工、透過性樹脂層形成加工、分割加工を施す加工方法であって、研削工程と、透過性樹脂層形成工程と、分割工程とを備える。なお、加工対象であるウエーハWは、基板層2dを構成するものであって、GaN(窒化ガリウム)、SiC(炭化珪素)、酸化ガリウム(Ga)などで構成されている。ウエーハWは、図2(a)に示すように、基板の表面Waに複数の分割予定ラインで区画された各領域に発光層2aが形成されたデバイス領域W1及びデバイス領域W1を囲繞する外周余剰領域W2を備えるものである。
まず、研削工程では、図2(b)に示すように、ウエーハW(図2(a)に示す)の表面Waに保護テープT1を貼着する。そして、ウエーハW(図2(a)に示す)の表面Waを保護テープT1を介して、研削装置10のチャックテーブル11に保持させる。その後、図2(b)に示すように、チャックテーブル11を軸心回りに回転させるとともに、研削装置10の研削ユニット12をチャックテーブル11と同じ向きに軸心回りに回転させながらウエーハWの裏面Wbに押し付ける。そして、ウエーハWのデバイス領域W1に対応する基板の裏面Wbを研削して、円形凹部WRを形成するとともに、円形凹部WRを囲繞する環状凸部WPを形成する。環状凸部WPは、円形凹部WRの外周に配置され、外周余剰領域W2に対応したものである。即ち、研削工程では、ウエーハWの裏面Wbのデバイス領域W1に対応する部分を研削ユニット12に研削させて円形凹部WRを形成し、ウエーハWの裏面Wbの外周余剰領域W2に対応する部分を研削ユニット12に研削させずに外周余剰領域W2を残して環状凸部WPを形成する。そして、透過性樹脂層形成工程に進む。
そして、透過性樹脂層形成工程では、研削工程を実施した後に、図3に示すように、ウエーハWの表面Waを保護テープT1を介して、塗布装置20のチャックテーブル21に保持させる。その後、図3に示すように、発光層2aから出射される光を透過する性質を有する液状樹脂Jを、塗布装置20の塗布ノズル22から円形凹部WRに充填するとともに、液状樹脂Jの所定量充填後又は充填中にチャックテーブル21を軸心回りに回転させる。こうして、液状樹脂Jを露呈面がウエーハW表面Waと平行になるように円形凹部WRに充填し、硬化する。そして、液状樹脂Jが硬化して、円形凹部WR内に透過性樹脂層R(図4に示す)を形成する。なお、液状樹脂Jとしては、外部刺激としての熱や紫外線により硬化する樹脂を用いることができる。また、液状樹脂Jとしては、常温により硬化する樹脂を用いても良い。そして、分割工程に進む。
そして、分割工程では、透過性樹脂層形成工程を実施した後に、図4に示すように、ウエーハWの表面Waから保護テープT1を剥離させ、ウエーハWの裏面WbにダイシングテープT2を貼着する。そして、ウエーハWの裏面WbをダイシングテープT2を介して、切削装置30のチャックテーブル31に保持させる。チャックテーブル31と切削装置30の軸心回りに回転する切削ブレード32とを分割予定ラインに沿って相対的に移動させながら、ウエーハWの表面Wa側から分割予定ラインに沿って切削ブレード32でウエーハWを切削する。この際、ウエーハW及び透過性樹脂層Rを切削ブレード32で切削して、透過性樹脂層R及びウエーハWを分割予定ラインに沿って個片化して、複数の透光性部材2c及びチップ2b即ち複数の発光チップ2に分割する。そして、ダイシングテープT2から環状凸部WPを除去した後、個々に分割された発光チップ2をダイシングテープT2から取り外す。
実施形態1に係る加工方法によれば、発光層2aが表面Waに形成されたウエーハWの裏面Wb側のデバイス領域W1に対応する領域に円形凹部WRを形成し、その円形凹部WR内に液状樹脂Jを塗布して、透過性樹脂層Rを形成する。このために、実施形態1に係る加工方法は、厚さの均一な透過性樹脂層Rを容易に形成することができ、発光層2aの主に裏面から出射される光を効率よく取り出すことができる発光チップ2を効率的に生産することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る加工方法を、図5から図9に基づいて説明する。図5は、実施形態2に係る加工方法の分割起点形成工程の概要を示す側断面図、図6は、実施形態2に係る加工方法の透過性樹脂層形成工程の概要を示す側断面図、図7は、実施形態2に係る加工方法の透過性樹脂層分割工程の概要を示す側断面図、図8は、実施形態2に係る加工方法のウエーハ分割工程の概要を示す側断面図、図9は、実施形態2に係る加工方法のウエーハ分割工程の要部の概要を示す側断面図である。なお、実施形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る加工方法の加工対象のウエーハW及び透光性部材2cは、サファイアなどの切削ブレード32によりフルカットが困難な硬質な材料で構成されている。実施形態2に係る加工方法は、研削工程と、分割起点形成工程と、透過性樹脂層形成工程と、透過性樹脂層分割工程と、ウエーハ分割工程とを備える。
実施形態2に係る加工方法においても、実施形態1と同様に、研削工程では、ウエーハWのデバイス領域W1に対応する基板の裏面Wbを研削して、円形凹部WRを形成するとともに、円形凹部WRを囲繞する環状凸部WPを形成する。
分割起点形成工程では、研削工程を実施した後に、まず、図5に示すように、ウエーハWの表面Waを保護テープT1を介して、レーザ加工装置40のチャックテーブル41に保持させる。そして、チャックテーブル41とレーザ加工装置40のレーザー光線照射手段42とを分割予定ラインに沿って相対的に移動させながら、研削工程を実施した後に露呈する円形凹部WRの底面側からウエーハWを透過する波長のレーザー光線を円形凹部WR内の分割予定ラインに沿って照射する。そして、ウエーハWの内部に、分割予定ラインに沿って改質層K(分割起点に相当)を形成する。
なお、改質層Kとは、ウエーハWを分割するための分割起点であって、密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲のそれとは異なる状態になった領域のことを意味し、溶融処理領域、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域、及びこれらの領域が混在した領域等を例示できる。このように、分割起点は、研削工程を実施した後に露呈する基板の裏面Wb側から該基板を透過する波長のレーザー光線を該円形凹部WR内の分割予定ラインに沿って照射して、該円形凹部WR内の該基板の内部に形成された改質層Kである。分割起点形成工程の後に、透過性樹脂層形成工程に進む。
透過性樹脂層形成工程では、研削工程及び分割起点形成工程を実施した後に、実施形態1と同様に、図6に示すように、円形凹部WR内に透過性樹脂層R(図7に示す)を形成する。そして、透過性樹脂層分割工程に進む。
透過性樹脂層分割工程では、透過性樹脂層形成工程を実施した後に、まず、図7に示すように、ウエーハWの表面Waを保護テープT1を介して、切削装置30のチャックテーブル31に保持させる。チャックテーブル31と切削装置30の切削ブレード32とを分割予定ラインに沿って相対的に移動させながら、透過性樹脂層R側から分割予定ラインに沿って切削ブレード32で、透過性樹脂層Rを切削する。透過性樹脂層Rを切削ブレード32により分割予定ラインに沿って個片化して、複数の透光性部材2cに分割する。そして、ウエーハ分割工程に進む。
ウエーハ分割工程では、透過性樹脂層分割工程を実施した後に、まず、保護テープT1の外縁部に環状フレームFを取り付け、ウエーハWを環状フレームF毎、図8に示すように、保護テープT1が上方に位置する状態でブレーキング装置50の保持台51に保持させる。そして、ブレーキング装置50の押圧ブレード52を、ウエーハWの各分割予定ラインに押圧させて、ウエーハWの各分割予定ラインに沿って外力を付与する。そして、図9に示すように、改質層Kを起点にウエーハWを複数のチップ2b即ち発光チップ2に分割する。ウエーハWをすべての分割予定ラインに沿って分割すると、保護テープT1から環状凸部WPを除去した後、個々に分割された発光チップ2を保護テープT1から取り外す。
実施形態2に係る加工方法によれば、前述した実施形態1と同様に、容易に厚さの均一な透過性樹脂層Rを形成することができ、発光層2aの主に裏面から出射される光を効率よく取り出すことができる発光チップ2を効率的に生産することができる。また、実施形態2に係る加工方法によれば、改質層Kを起点にウエーハWを分割するので、ウエーハWを硬質なサファイアで構成しても、容易に分割でき、発光チップ2を効率的に生産することができる。
前述した実施形態2では、研削工程を実施した後に、分割起点形成工程を実施しているが、本発明では、研削工程を実施する前に、分割起点形成工程を実施してもよい。また、実施形態2では、分割起点形成工程では、分割起点として改質層Kを形成したが、本発明では、アブレーション加工により分割起点としてレーザー加工溝を形成しても良い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
2 発光チップ
2a 発光層
2b チップ
2c 透光性部材
32 切削ブレード
W ウエーハ
Wa 表面
Wb 裏面
W1 デバイス領域
W2 外周余剰領域
WR 円形凹部
WP 環状凸部
K 改質層(分割起点)
J 液状樹脂
R 透過性樹脂層

Claims (2)

  1. 表面に発光層を備えたチップと、該チップの裏面側に貼着された該発光層から出射される光を透過する透過性樹脂層と、から形成された発光チップを製造する加工方法であって、
    基板の表面に複数の分割予定ラインで区画された各領域に発光層が形成されたデバイス領域及び該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域を備えるウエーハの、該デバイス領域に対応する該基板の裏面を研削して円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成する研削工程と、
    該研削工程を実施する前に又は後に、該ウエーハを分割するための、該分割予定ラインに沿って分割起点を形成する分割起点形成工程と、
    該研削工程及び該分割起点形成工程を実施した後に、硬化後に該発光層から出射される光を透過する性質を有する液状樹脂を、露呈面がウエーハ表面と平行になるように該円形凹部に充填し硬化して、該円形凹部内に透過性樹脂層を形成する透過性樹脂層形成工程と、
    該透過性樹脂層形成工程を実施した後に、該透光性樹脂層を切削ブレードにより該分割予定ラインに沿って個片化して複数の透過性樹脂層に分割する透過性樹脂層分割工程と、
    該透過性樹脂層分割工程を実施した後に、該ウエーハの該分割予定ラインに沿って外力を付与し該分割起点を起点に該ウエーハを複数のチップに分割するウエーハ分割工程と、
    を備える加工方法。
  2. 該分割起点形成工程における該分割起点は、該研削工程を実施した後に露呈する該基板の裏面側から該基板を透過する波長のレーザー光線を該円形凹部内の該分割予定ラインに沿って照射して、該円形凹部内の該基板の内部に形成された改質層である、請求項記載の加工方法。
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