JP6105343B2 - 飲料コップ本体 - Google Patents

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Description

本発明は、逆止弁を取り付けるための飲料コップ本体に関する。
従来の飲料コップの一例として、飲料コップ本体の下部に液体注入口を有し、液体注入口に逆止弁を取り付けたものが知られている(特許文献1)。この飲料コップにおいては、液体注入用の管を逆止弁に差し込んで、管から液体を飲料コップ本体に注入することが記載されている
国際公開WO2007/141719号
ところが特許文献1において示された飲料コップでは飲料コップ本体の形状が底のある単なる筒状であるので、飲料コップ本体の周方向のどの位置に液体注入口(より詳しくは逆止弁)があるのかを、目視しなければ確認できない。そうすると、液体注入用の管を逆止弁に差し込む際に必ず目視する作業が必要となり、煩雑である。
また飲料コップ本体は、ポリプロピレン等の合成樹脂で作られていることから判断すれば、唇に触れた時の感触が思わしくないし、基本的には使い捨ての用途であると思われる。
本発明は上記実情を考慮して創作されたものであり、本発明の目的は飲料コップ本体を再利用するのに適しており、飲料コップ本体の下側から液体を注ぐ際に液体注入用の管を逆止弁に差し込む作業を容易にできるようにすることである。
本発明の飲料コップ本体は、上下に開口部を有する筒状胴部の外周面から半径方向外側に突出する持手部を備えるコップ胴体と、筒状胴部の下側開口部を塞ぐ底体と、コップ胴体及び底体の半径方向外側を覆いながらこれらを連結するナットとを有する。そして底体には、逆止弁を取付可能な液体注入口を備えるものである。また液体注入口の位置を持手部に対して特定する位置決め手段をコップ胴体と底体に備えている。その上で位置決め手段は、互いに嵌まり合う凹部と凸部とから成り、凹部と凸部の一方をコップ胴体の下端面に、他方を底体の上端面に形成してある。
しかも本発明の飲料コップ本体において底体は、コップ胴体の下端面に亘って当接する環状のフランジを備え、ナットは、環状をなすナット本体と、ナット本体の下端部にはその周方向全周に亘って半径方向内側に突出する下止めとを備えるものとする。そして上下に重なり合うように配置されたフランジと下止めとの一方にはその周方向全周に亘って他方へ向かって突出する密接部を備えるものとする。その上でナット本体と筒状胴部との半径方向の間には環状のパッキンが介在されているようにする。
また位置決め手段によって液体注入口と持手部との位置関係は定まるが、この位置関係を特定することによって、液体を液体注入口から注入しやすくなる。それには次のようにすることが望ましい。すなわち底体は、フランジの他に、フランジの半径方向内側においてその全周のうち大部分から垂下する断面C字状の周壁と、周壁の円弧方向一端から半径方向内側へ向かって突出する液体注入口と、液体注入口の突出側の周囲に連続しながら周壁の内側を塞ぐ床とを備えるものとする。そして液体注入口は、通路であり、通路の貫通方向を周壁の接線方向に向けてあるものとする。その上で位置決め手段は、通路の貫通方向に沿う液体の注入方向と持手部の突出方向とを同一方向に特定するものであって、コップ胴体の下端面とフランジとが環状に当接し合う面のうち半周の範囲には、反対側の半周の範囲に比べて、対になる凹部と凸部を集中して設けてあることである。
本発明の飲料コップ本体によれば、筒状胴部の外周面に持手部を備えるコップ胴体と、筒状胴部の下側開口部を塞ぐ底体と、コップ胴体及び底体を覆いながら連結するナットとによって外形を形作り、液体注入口の位置を持手部に対して特定する位置決め手段をコップ本体と底体に備えるので、互いに嵌まり合う凹部と凸部とからなる位置決め手段によって、コップ本体と底体との相対的な位置関係を特定することができ、その相対的な位置関係を把握しておくことによって飲料コップに液体を注入し易くなる。なおコップ胴体をガラス製とすることにより、再利用し易くなり、唇に触れる感触も樹脂製に比べれば良くなる。
しかも本発明の飲料コップ本体はナットを、ナット本体と、フランジの下側に重なる下止めとを備えるものとし、上下に重なり合うように配置されたフランジと下止めとの一方に密接部を備え、ナット本体と筒状胴部との半径方向の間に環状のパッキンを介在させることによって、ナット本体と筒状胴部との間に水分が入り込み難くなって、この間を清潔に保つことができるようになる。しかもナットと底体との樹脂には硬度に差を設けてあるので、フランジと下止めとが密接部を介して密接しやすくなる。
また底体についてフランジ・周壁・液体注入口・床を備えるものとする飲料コップ本体の場合には、断面C字状に周壁を形成し、周壁の円弧方向一端から半径方向内側へ向かって液体注入口を突出させ、液体注入口への液体の注入方向と持手部の突出方向とを同一方向に特定するように位置決め手段を設けてあるので、持手部を掴んだ状態で飲料コップを持手の突出方向とは反対側へ使用者が動かすことにより、その動かした方向を向いている液体注入口から液体注入用の管を差し込むことが可能になる。つまり液体を飲料コップに注入しやすくなる。ちなみにコップ胴体の下端面とフランジとが環状に当接し合う面のうち半周の範囲には、反対側の半周の範囲に比べて、対になる凹部と凸部を集中して設けてあるので、コップ胴体と底体との位置決め作業も容易に行える。
(イ)〜(ニ)図は、本発明の第一実施形態の飲料コップ本体についての正面図・縦断面図・平面図・底面図を順に示す。 コップ胴体と底体とナットとの連結具合を示す切断部端面図である。 底体の液体注入口に固定した逆止弁に対して管を差し込む直前の状態を示す断面図である。 (イ)〜(ニ)図は、コップ胴体の正面図・縦断面図・平面図・底面図を順に示す。 (イ)〜(ヘ)図は、底体の平面図・底面図・正面図・背面図・右側面図・縦断面図を順に示す。 (イ)〜(ニ)図は、ナットの平面図・正面図・底面図・縦断面図を順に示す。 (イ)〜(ト)図は、スカートの平面図・底面図・正面図・背面図・右側面図・A−A線切断部断面図・B−B線切断部断面図を順に示す。 (イ)・(ロ)図は、逆止弁を示す斜視図・断面図である。
本発明の飲料コップ本体に取り付ける逆止弁1の一例は、図8に示すように、一体成型された合成樹脂製(例えばシリコン製)又はゴム製の弾性部材であって、筒状の栓体2と封止体3とを有し、栓体2の一端を開口端にすると共に、栓体2の他端を封止体3により閉鎖端にするものである。このような逆止弁1の一例における各構成部は以下の通りである。
栓体2は、筒状(図示の例では円筒状)の栓体本体部21と、栓体本体部21の一端部側における外周面から半径方向外側に突出する装着部22とを備えている。
装着部22は、栓体本体部21の外周面全周に亘って突出するリング状の第1・第2鍔22a・22bから構成され、第1・第2鍔22a・22bは、栓体本体部21の中心線方向(筒長さ方向)に間隔をあけて設けられている。第1鍔22aは封止体3側(閉鎖端側)に、第2鍔22bは開口端側にそれぞれ位置し、第1鍔22aと第2鍔22bとの間には栓体本体部21の外周全周に亘って相対的に窪む環状溝22cが形成されている。
封止体3は、栓体(栓体本体部21)2の他端側を閉鎖する半球状の膜体であって、その中央部には切目31が形成されている。ちなみに切目31は通常閉鎖しており、液体注入用の管を差し込むと、広がって管の先部が貫通した状態となる。
本発明の第一実施形態の飲料コップ本体4は、図1〜図7に示すように、上下方向に貫通するコップ胴体5と、コップ胴体5の下側開口部51bを塞ぐための底体6と、コップ胴体5の下部に底体6の上部を連結するナット7と、ナット7から下方に突出する底体6の下部の外周を囲むスカート8とを主な部品として構成されている。そして底体6の周囲に形成された液体注入口63に逆止弁1を取り付けることによって、液体注入口63が塞がれ、飲料コップとなるものである。因みにコップ胴体5はガラス製であるが、それ以外の構成部品(底体6・ナット7・スカート8)は樹脂製より詳しく言えば硬質な合成樹脂製である。
コップ胴体5は、図1、図4に示すように、筒状より詳しくは円筒状の筒状胴部51と、筒状胴部51の外周面に設けられる持手部52とから構成される。筒状胴部51と持手部52とは一体に連続して形成されている。より詳しくは筒状胴部51の外周面からその半径方向外側へ向かって放射状に持手部52が突出している。また持手部52は上下方向に延長しつつその上下端部を筒状胴部51の外周面に向かって突出するコ字状となっている。なお筒状であることから、筒状胴部51の上端部と下端部とは上側開口部51aと下側開口部51bとなる。
底体6は、図1・図5に示すように、コップ胴体5の下側開口部51bを塞ぐ底としての本来の機能だけでなく、内部に液体を注入可能とする機能さらに詳しく言えば水平方向に注入された液体を旋回させながら上昇させる機能を有している。これら機能を兼備する底体6は、筒状胴部51の下端面に当接する円環状のフランジ61と、フランジ61の半径方向内側全周のうち大部分から垂下する断面C字状の周壁62と、周壁62の円弧方向一端から半径方向内側へ向かって突出する液体注入口63と、フランジ61の半径方向内側全周のうち一部分(大部分を除く部分)及び液体注入口63の突出部分の周囲に連続しながら周壁62の半径方向内側を塞ぐ床64とを備えている。
また床64は、液体注入口63の下端に連続しながら周壁62の下端部においてその半径方向内側の大半を塞ぐ平面視ほぼ半円状の平らな床本体64aと、床本体64aの円弧方向一端であって液体注入口63とは反対側から液体注入口63の上端に達する範囲を周壁62の内周及びフランジ61の一部分に沿いながら傾斜する平面視円弧状の坂道64bと、液体注入口63の内端(周壁62に対して半径方向内側)に連続しながら床本体64aの半径方向中央部から坂道64bの内周に至る上下範囲の間を塞ぐ内壁64cとを備えている。そして坂道64bを含む床64の上方においては、底体6の内側空間が形成されており、また坂道64bの下方には床下空間が形成されている。この床下空間に液体注入口63が面するようになっている。
液体注入口63はリング状の通路であって、通路の貫通方向が床64の円弧方向の一端から接線方向に一致している。そして通路の外周面は、上下に延びる2つの側面とこれら側面の上端を繋ぐ平らな上面とで恰もコ字状の外形をなしつつ、2つの側面の下端を繋ぐ下面が円弧状に膨らむ形状となっている。いっぽう通路の内周面は栓体2の外周面を囲む部分で円筒面状になっており、通路の内周面のうち貫通方向の一端部、より詳しくは底体6の内側空間寄りの端部には逆止弁1への取付部63aが形成されており、装着部22の環状溝22cに嵌まり込むように内側へ向かって円環状に取付部63aは突出している。
フランジ61は、その上端面の円周方向に亘って収容溝61bを窪ませて形成してある。より詳しく言えば、収容溝61bに対してフランジ61の半径方向内側と外側にそれぞれ円形状の内周面部61cと外周面部61aとが上方に突出して形成されている。このような内周面部61cと外周面部61aとの間に形成される収容溝61bに弾力性のある合成樹脂製の円環状のパッキンPaを収容する。
またフランジ61の上端面とコップ胴体5の下端面とは環状に当接する面であって、これら当接する面には位置決め手段10aが設けられている。位置決め手段10aは液体注入口63の位置を持手部52に対して特定するもので、より詳しく言えば位置決め手段10aは、液体注入口63の貫通方向であって底体6の外部から内部へ向かう方向(すなわち通路である液体注入口63への液体の注入方向(さらに詳しく言えば逆止弁1への液体の注入方向))を持手部52の突出方向と同一方向に特定するものである。このような位置決め手段10aは、互いに嵌り合う凹部51dと凸部61dとからなり、対になる凹部51dと凸部61dのうち一方を筒状胴部51の下端面に形成し、他方を底体6の上端面すなわちフランジ61の上端面に形成してある。
図示の例では凸部61dは、フランジ61の上端面において円周方向に間隔をあけて複数形成され、各々が上方に突出している。より詳しく言えば凸部61dは2つ形成されており、フランジ61の外周面部61aにおいて2つの凸部61dが非対称の位置に配置されている。つまり2つの凸部61d・61dは、円周全周を構成する360度の範囲のうち半周である180度の範囲よりも狭い範囲に集中して形成されている。一方、筒状胴部51の下端面には円周方向に間隔をあけて2つの凸部61d・61dに対応する位置に凹部51dがそれぞれ窪んで形成されている(図1・図4参照)。
これら凹部51dと凸部61dとの遊びのある状態での嵌合によって、平面視して筒状胴部51の円周方向全周に対して90度間隔をあけて液体注入口63と持手部52が配置され、より詳しく言えば液体注入口63に取り付けた逆止弁1から注入された液体が周壁62の内面に沿うようにして90度旋回した位置に持手部52が配置されるように構成されている。言い換えればこれら凹部51dと凸部61dは、液体注入口63から底体6の内部空間へ向かう方向が持手部52の突出方向と平行な同一方向を向くようになっている。因みに持手部52の突出方向と平行な同一方向とは逆方向、すなわち持手部52の突出方向と平行な反対方向とは、例えば底体6の内部空間に収容された液体が液体注入口63から底体6の外部へ向かって漏れる方向である。
ナット7は、図1・図2・図6に示すように、環状をなすナット本体71と、ナット本体71の下端部においてその円周方向全周に亘って半径方向内側に突出する下止め72とを備えている。またナット本体71の外周面には円周方向に間隔をあけてナット本体71の貫通方向に平行な滑止め溝71bが多数本形成されている。いっぽうナット本体71の内周面には雌ネジ71aが形成されている。この雌ネジ71aに螺合する雄ネジ51cが筒状胴部51の下部外周面に形成されている。
このような下止め72の上側には図2に示すようにフランジ61の下面が重なり合うように対向しており、下止め72とフランジ61との一方にはその周方向全長に亘って他方へ向かって突出する密接部72aが形成されている。この図では、下止め72の上面に密接部72aが上方に突出する状態で形成されている。ナット7が底体6よりも相対的に軟らかい樹脂製であることから、ナット7を締めると、密接部72aがわずかながら変形して底体6のフランジ61に密接するようになる。
スカート8は、図1・図7に示すように、底体周壁62の断面C字状と同様の角度範囲に亘る断面C字状のスカート本体81と、スカート本体81の下端における周方向の全長から半径方向内側へ突出する平板状をなすC字状の座面部82とを備えている。なお、スカート本体81は、その外周面に滑止め溝81cを多数本形成してある。
座面部82の内径は底体周壁62の外径とほぼ同一に形成されている。またスカート本体81の外径はナット本体71の外径とほぼ同一に形成され、スカート本体81の内径は底体6の外径よりも十分に大きく形成されている。したがってスカート8の内周面と底体周壁62の外周面とは十分に離れた対向する面であって、これら対向する面の一方にはその間隔を局部的に狭めるリブ81aが形成されている。図示の例ではスカート本体81の内周面においてその円周方向に間隔をあけて複数本のリブ81aが内向きに突出しており、各リブ81aは座面部82の上面から起立する状態で上下方向へ延長し、下方に向かうにつれて円周方向の幅が広くなっている。なおスカート本体81の内周面にはその円周方向両端部にリブ81aがそれぞれ設けられており、そのうち一つのリブ81aはその先端部が円周の接線方向へ向かって座面部82の上側の方に屈曲して形成されている。またこれら対向する面には連結手段10bが設けられている。
連結手段10bは底体6にスカート8を連結することに加え、いずれも断面C字状であるスカート本体81と底体周壁62とにおいて互いの不連続部分(C字の不連続部分)を一致させるようにするものである。連結手段10bは、互いに強く嵌り合うことによって連結する膨大部81bと受入溝62aとからなり、膨大部81bと受入溝62aのうち一方をスカート本体81の内周面に形成し、他方を底体6の外周面に形成してある。
図示の例では円周方向に間隔をあけて設けられたスカート本体リブ81aの全数のうち所定個数毎に膨大部81bが設けられている。膨大部81bは、リブ81aの半径方向内側に内向きに突出すると共に、円周方向に膨らみながら半径方向外側から内側へ向かって幅広になる楔形となっている。因みに各膨大部81bは、リブ81aの上下方向の全高のうち下部(すなわちスカート本体81の下部における範囲)に形成されている。
いっぽう図5に示すように周壁62の外周面にはその円周方向に間隔をあけて(膨大部81bに対応する位置に)受入溝62aが窪んで形成されている。各受入溝62aは膨大部81bの楔形に対応しており、より詳しく言えば受入溝62aは、その周方向の開口幅を半径方向内側へ向かうにつれて広くする形状に形成されている。また各受入溝62aは周壁62の下端から上向きに延長すると共に、1つの受入溝62aの全高のみが他に比べて長く形成されている。これに対応させて1つの膨大部81bの全高のみが他に比べて長く形成されており、全高が長い膨大部81bと受入溝62aによって、底体6とスカート8とを位置決めをする際の目安になるようにしてある。
なお逆止弁1を液体注入口63に固定するためにブッシング9が用いられている(図3参照)。ブッシング9は、逆止弁1よりも硬い硬質樹脂製であって、栓体本体部21よりも厚肉であるリング状のブッシング本体91と、ブッシング本体91の貫通方向の一端外周側から貫通長さを延長する方向へ延びる挿入部92とを備えている。ブッシング本体91の他端は半径方向内周側へ向かってすり鉢状に凹むテーパとなっており、液体注入用の管Piを挿入しやすくしてある。また挿入部92は、そのブッシング本体91寄りの部分が鍔状に大径となっており、この大径部分を利用して挿入部92を保持するように液体注入口63は、その内面における開口端側を内向きに突出している。いっぽう挿入部92の先部は、先端へ向かうにつれて徐々に外径が小さくなるテーパとなっている。
以上までにおいて詳述した飲料コップ本体4と逆止弁1とは、次のようにして組み立てることによって、飲料コップとなる。
(1)底体6の液体注入口63に逆止弁1を取り付ける。このとき装着部22が栓体本体部21よりも半径方向外側に突出しているので、逆止弁1が液体注入口63に取り付けやすくなる。
(2)そして液体注入口63と逆止弁1との半径方向の間にブッシング9の挿入部92を差し込んで、ブッシング9のブッシング本体91で栓体2を押し込むようにして、逆止弁1を底体6に固定する。
(3)図2のように底体フランジ61の収容溝にパッキンPaを入れた上で、複数対の凹部51dと凸部61dとを有する位置決め手段10aによって底体6とコップ胴体5とを位置合わせし、底体フランジ61の上端面と筒状胴部51の下端面とを合わせる。
(4)環状をなす弾力性のある合成樹脂製の別のパッキンPaを筒状胴部51の雄ネジ51cの上部外側に挿入して、ナット雌ネジ71aを雄ネジ51cに捩じ込んで、ナット7と底体6とコップ胴体5とを一体化する。ナット7を締め付けることによって、2つのパッキンPaが押し潰されると共に、密接部72aがフランジ61に密接する。
(5)連結手段10bを構成する膨大部81bを受入溝62aに圧入するようにして嵌め合わせることによって底体6とスカート8とを連結し、既に一体化された3部品とスカート8を一体化する。以上である。
このようにして組み立てた飲料コップに液体を注入するには次のようにする。
(1)スカート8の座面部82がテーブル上に載るようにして飲料コップを置く。このときに逆止弁1は、筒状をなす栓体本体部21の長手方向が水平方向を向くようになる。
(2)因みに持手部52と液体注入口63との相対的な位置関係を位置決め手段10aによって特定してあるので、使用者は、その相対的な位置関係を予め把握しておくことができる。その上で使用者は、持手部52を掴み、飲料コップを持手部52の突出方向とは反対方向へ動かす。そうすると、液体注入口63への液体の注入方向と持手部52の突出方向とを同一方向に特定するように位置決め手段10aを設けてあるので、飲料コップの移動に伴なって、液体注入口63も当然に反対方向へ移動していく。したがって移動予定の液体注入口63へ通じるように液体注入用の管Piを配置してあれば、液体注入口63に取り付けてある逆止弁1の中に管Piが簡単に差し込まれることになる。より詳しく言えば栓体本体部21の円筒状の内周面に沿うような円筒形状の管Piの先端部が飲料コップの外側から栓体本体部21の中に円滑に差し込まれる。
管Piの先端部で切目31が押し開かれる。このとき切目31が円形状に変形し、管Piの外周面に切目31が密接しつつ取り囲むことによって、この後に注入する液体が漏れ出ないようになる。
(3)その後に管Piの先端側から液体を飲料コップの内部空間へ流し込む。また飲料コップに流し込まれた液体は底体周壁62に沿って旋回しながら坂道64bで上昇していき、液体の流れが渦巻き状になる。
(4)液体の注入後に管Piを抜くと、それまで変形していた切目31が元通りに一直線状となって塞がり、液漏れを防ぐ。
なお、使用後に飲料コップを高圧洗浄液で洗浄しても、コップ胴体5や底体6とナット7との半径方向の間はパッキンPaと密接部72aとによって密接が確保されていることから、洗浄液が入り難くなり、衛生的に好ましい状態(カビの発生し難い状態)が確保される。したがって飲料コップに注がれた液体を目視できるように、飲料コップ本体4が透明であっても、視覚的に好ましい状態が確保できる。
なお本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。たとえばスカート8を飲料コップ本体4の構成部品としないものであっても良い。
1 逆止弁
2 栓体
21 栓体本体部
22 装着部
22a 第1鍔
22b 第2鍔
22c 環状溝
3 封止体
31 切目
4 飲料コップ本体
5 コップ胴体
51 筒状胴部
51a上側開口部
51b下側開口部
51c雄ネジ
51d凹部
52 持手部
6 底体
61 フランジ
61a 外周面部
61b 収容溝
61c 内周面部
61d 凸部
62 周壁
62a 受入溝
63 液体注入口
63a 取付部
64 床
64a 床本体
64b 坂道
64c 内壁
7 ナット
71 ナット本体
71a 雌ネジ
71b 滑止め溝
72 下止め
72a 密接部
8 スカート
81 スカート本体
81a リブ
81b 膨大部
81c 滑止め溝
82 座面部
9 ブッシング
91ブッシング本体
92挿入部
10a 位置決め手段
10b 連結手段
Pa パッキン
Pi 管

Claims (2)

  1. 上下に開口部を有する筒状胴部の外周面から半径方向外側に突出する持手部を備えるガラス製のコップ胴体と、筒状胴部の下側開口部を塞ぐ樹脂製の底体と、コップ胴体及び底体の互いの半径方向外側を覆いながらこれらを連結する樹脂製のナットとを有し、
    底体には、逆止弁を取付可能な液体注入口を備えるもので、
    液体注入口の位置を持手部に対して特定する位置決め手段をコップ胴体と底体に備え、
    位置決め手段は、互いに嵌まり合う凹部と凸部とから成り、凹部と凸部の一方をコップ胴体の下端面に、他方を底体の上端面に形成してあり、
    底体は、コップ胴体の下端面に亘って当接する環状のフランジを備え、
    ナットは、環状をなすナット本体と、ナット本体の下端部にはその周方向全周に亘って半径方向内側に突出する下止めとを備え、
    ナットと底体との一方に対して他方を相対的に軟らかい樹脂製とし、
    上下に重なり合うように配置されたフランジと下止めとの一方にはその周方向全周に亘って他方へ向かって突出する密接部を備え、
    ナット本体と筒状胴部との半径方向の間には環状のパッキンが介在されていることを特徴とする飲料コップ本体。
  2. 底体は、フランジの半径方向内側においてその全周のうち大部分から垂下する断面C字状の周壁と、周壁の円弧方向一端から半径方向内側へ向かって突出する液体注入口と、液体注入口の突出側の周囲に連続しながら周壁の内側を塞ぐ床とを備えており、
    液体注入口は、通路であり、通路の貫通方向を周壁の接線方向に向けてあるものであって、
    位置決め手段は、通路への液体の注入方向と持手部の突出方向とを同一方向に特定するものであって、コップ胴体の下端面とフランジとが環状に当接し合う面のうち半周の範囲には、反対側の半周の範囲に比べて、対になる凹部と凸部を集中して設けてあることを特徴とする請求項1記載の飲料コップ本体。
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