JP6105301B2 - 結像光学系 - Google Patents

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Description

本発明はデジタルカメラ、ビデオカメラなどに用いられる撮影レンズに好適な結像光学系に関する。
近年、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置の普及に伴い、撮像素子の画素数の増加が急速に進んでおり、より高性能な結像光学系が求められている。加えて、高画質を得るために大型の撮像素子を採用するカメラが増加している。
大型の撮像素子は、同じ画素数ならば小型のものに比べて1画素あたりの面積が大きいため、ノイズの少ない良好な画像を得ることが出来る。しかし、撮像素子が大きくなると当然ながら結像光学系も大型化する傾向がある。
さらに近年は、デジタルスチルカメラの動画撮影機能の向上により、静粛且つ高速なフォーカス機構が求められている。フォーカス駆動を行うアクチュエータは、フォーカスレンズ群が大きく重い場合、アクチュエータの出力に余裕が無い状況で駆動せざるを得ず、騒音が大きくなる。そこで、大型のアクチュエータを用いれば、出力に余裕があるので、静粛且つ高速に駆動することができる。しかしながら、大型のアクチュエータを用いることは結像光学系の小型化・軽量化に対して逆行することとなる。そのため、フォーカスレンズ群の小径化・軽量化を図ることで、アクチュエータを大型化することなく静粛且つ高速なフォーカス駆動を実現することが求められている。
また、静粛且つ高速なフォーカス駆動を実現するためには、フォーカシングに伴うレンズの移動量も少なくする必要がある。
特許文献1及び特許文献2は、対角線全画角20°から30°程度の結像光学系で、フォーカスレンズ群の小型化・軽量化に適したレンズタイプとして、ガウスタイプの後群を動かすリアフォーカスまたはガウスタイプの後群でフォーカシングを行うレンズタイプに第3レンズ群を追加したインナーフォーカスの結像光学系を開示している。
特開平01−078208号公報 特開2012−181508号公報
特許文献1に記載された結像光学系は、ガウスタイプの後群をフォーカシングに用いている。ガウスタイプは、前群後群で対称的な形状にすることで収差を打ち消しあうことを特徴としている。しかし、特許文献1に記載された結像光学系は、後群のフォーカシングによりその対称性が崩れ、収差変動が大きくなっており、フォーカシングに伴う後群の移動量が大きいという課題を有している。
特許文献2に記載された結像光学系は、ガウスタイプの後群でフォーカシングを行うレンズタイプに負の屈折力を有する第3レンズ群を追加することにより、収差変動を抑えフォーカシングに必要な移動量を削減している。
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の結像光学系は、フォーカスレンズ群が3枚で構成されており、フォーカスレンズ群の重量が重くなってしまう。そのため、フォーカス駆動に伴う騒音が大きくなったり、フォーカス駆動の速度が低下したり、アクチュエータの大型化によってレンズ鏡筒の外径が拡大したりするという課題を有している。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、以下に示す手段により、上記課題を解決し、対角線全画角が20°から30°程度の中望遠の画角領域に適し、大型の撮像素子に対応し、小型化と軽量化を達成し、良好なフォーカシング性能を有し、撮影領域全体で収差変動の少ない高性能な結像光学系を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するための手段である第1の発明は、物体側より順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成され、前記第2レンズ群G2は物体側より順に、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ1枚と正の屈折力を有するレンズ1枚とからなり、前記第3レンズ群は少なくとも1枚ずつの正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを有し、無限遠から近距離へのフォーカシングの際は、前記第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は固定であり、前記第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側へ移動し、以下に示す条件式(1)乃至(2)を満足することを特徴とする結像光学系。
(1) −4.5<f2a/f2b<−1.1
(2) 0.28<|f2/f3|<0.75
f2a:前記第2レンズ群G2の物体側のレンズの焦点距離
f2b:前記第2レンズ群G2の像側のレンズの焦点距離
f2:前記第2レンズ群G2の焦点距離
f3:前記第3レンズ群G3の焦点距離
また、前述の課題を解決するための手段である第2の発明は、第1の発明である結像光学系であって、さらに次の条件式を満足することを特徴とする結像光学系である。
(3) 0.85<f1/f<2.40
f1:前記第1レンズ群G1の焦点距離
f:前記結像光学系全系の焦点距離
また、前述の課題を解決するための手段である第3の発明は、第1の発明または第2の発明である結像光学系であって、さらに次の条件式を満足することを特徴とする結像光学系である。
(4) 0.04<d2np/f2<0.19
d2np:前記第2レンズ群G2の負の屈折力を有するレンズの像側の面と正の屈折力を有するレンズの物体側の面との間の軸上空気間隔
本発明によれば、対角線全画角が20°から30°程度の中望遠の画角領域に適し、大型の撮像素子に対応し、小型化と軽量化を達成し、良好なフォーカシング性能を有し、撮影領域全体で収差変動の少ない高性能な結像光学系を提供することができる。
本発明の結像光学系の実施例1に係る無限遠物体合焦時におけるレンズ構成図である。 本実施例1の結像光学系の無限遠物体合焦時における縦収差図である。 本実施例1の結像光学系の無限遠物体合焦時における横収差図である。 本実施例1の結像光学系の撮影距離800mmにおける縦収差図である。 本実施例1の結像光学系の撮影距離800mmにおける横収差図である。 本発明の結像光学系の実施例2に係る無限遠物体合焦時におけるレンズ構成図である。 本実施例2の結像光学系の無限遠物体合焦時における縦収差図である。 本実施例2の結像光学系の無限遠物体合焦時における横収差図である。 本実施例2の結像光学系の撮影距離800mmにおける縦収差図である。 本実施例2の結像光学系の撮影距離800mmにおける横収差図である。 本発明の結像光学系の実施例3に係る無限遠物体合焦時におけるレンズ構成図である。 本実施例3の結像光学系の無限遠物体合焦時における縦収差図である。 本実施例3の結像光学系の無限遠物体合焦時における横収差図である。 本実施例3の結像光学系の撮影距離800mmにおける縦収差図である。 本実施例3の結像光学系の撮影距離800mmにおける横収差図である。 本発明の結像光学系の実施例4に係る無限遠物体合焦時におけるレンズ構成図である。 本実施例4の結像光学系の無限遠物体合焦時における縦収差図である。 本実施例4の結像光学系の無限遠物体合焦時における横収差図である。 本実施例4の結像光学系の撮影距離800mmにおける縦収差図である。 本実施例4の結像光学系の撮影距離800mmにおける横収差図である。
本発明の結像光学系は、第1の発明として、図1、図6、図11及び図16に示す本発明の実施例1から実施例4の結像光学系のレンズ構成図からわかるように、物体側より順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成され、前記第2レンズ群G2は物体側より順に、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ1枚と正の屈折力を有するレンズ1枚とからなり、前記第3レンズ群G3は少なくとも1枚ずつの正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを有し、無限遠から近距離へのフォーカシングの際は、前記第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側へ移動する構成となっている。
また、本発明の結像光学系における第2レンズ群G2は、レンズ径が小さい2枚のレンズから構成されている。フォーカシングの際に動くレンズ群は、小型且つ軽量であることが望ましい。本発明は、レンズ径が小さくレンズ枚数も少ない第2レンズ群G2をフォーカシングの際に動かすレンズ群とすることで、フォーカス駆動の高速化や静粛に寄与するとともにアクチュエータの大型化を行わずに済むためレンズ鏡筒の外径が拡大しない。
また、本発明の第2レンズ群G2の物体側のレンズである負の屈折力を有するメニスカスレンズは、絞りに対しコンセントリックなレンズ形状となっている。そのため、軸外主光線の入射角が小さく非点収差やコマ収差の発生を抑制できる。また、第2レンズ群G2が製造時に光軸に対して傾いた場合の性能低下が少ない。
さらに、負の屈折力を有する第3レンズ群G3には、フォーカシングに伴う第2レンズ群G2の移動量を抑制し、結像光学系の全長を抑制する効果があるため、結像光学系全体の小型化に寄与する。
また、本発明の結像光学系は、以下に示す条件式(1)乃至(2)を満足することを特徴とする。
(1) −4.5<f2a/f2b<−1.1
(2) 0.28<|f2/f3|<0.75
f2a:前記第2レンズ群G2の物体側のレンズの焦点距離
f2b:前記第2レンズ群G2の像側のレンズの焦点距離
f2:前記第2レンズ群G2の焦点距離
f3:前記第3レンズ群G3の焦点距離
条件式(1)は、製造誤差による性能劣化を抑え、フォーカシングにおける収差変動を抑制するための好ましい条件として、第2レンズ群G2の物体側のレンズの焦点距離f2aと第2レンズ群G2の像側のレンズの焦点距離f2bの比に関して規定するものである。
条件式(1)の下限値を下回った場合、相対的に第2レンズ群G2の物体側のレンズの焦点距離f2aは長くなり、第2レンズ群G2単体での収差補正が困難となる。その結果、軸上色収差の変動が大きくなり、光学性能に好ましくない。
条件式(1)の上限値を上回った場合、相対的に物体側のレンズの焦点距離f2aは短くなる。その結果、偏芯時の収差変化の感度は大きくなり、製造誤差による性能の低下の抑制が困難となる。
尚、条件式(1)について、望ましくはその下限値を−4.0に、また、さらに上限値を−1.4とすることで、前述の効果をより確実にすることができる。
条件式(2)は、レンズからの光線射出角と収差変動とを抑制するための好ましい条件として、第2レンズ群G2の焦点距離f2と第3レンズ群G3の焦点距離f3の比に関して規定するものである。
条件式(2)の下限値を下回った場合、相対的に第3レンズ群G3の屈折力は弱くなり、フォーカシングに伴う収差変動の抑制が困難となる。また、結像光学系の全長やフォーカシングに伴う第2レンズ群G2の移動量の抑制が困難となる。その結果、結像光学系の全長の小型化に好ましくない。
条件式(2)の上限値を上回った場合、相対的に第3レンズ群G3の屈折力は強くなり、光線射出角の抑制が困難となる。その結果、結像性能に好ましくない。
尚、条件式(2)について、望ましくはその下限値を0.34に、また、さらに上限値を0.65とすることで、前述の効果をより確実にすることができる。
さらに、以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(3) 0.85<f1/f<2.40
f1:前記第1レンズ群G1の焦点距離
f:前記結像光学系全系の焦点距離
条件式(3)は、レンズからの光線射出角と結像光学系の全長の大型化とを抑制するための好ましい条件として、第1レンズ群G1の焦点距離f1と結像光学系全系の焦点距離fの比に関して規定するものである。
条件式(3)の下限値を下回った場合、相対的に第1レンズ群G1の焦点距離f1が短くなり、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の合成倍率は大きくなる。つまり、第2レンズ群G2の凸の屈折力が弱くなる。または、第3レンズ群G3の凹の屈折力が強くなる。その結果、光線射出角の抑制が困難となり、結像性能に好ましくない。
条件式(3)の上限値を上回った場合、相対的に第1レンズ群G1の焦点距離が長くなり、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との合成倍率は小さくなる。その結果、望遠比が大きくなるため結像光学系の全長が大きくなる。
尚、条件式(3)について、望ましくはその下限値を1.00に、また、さらに上限値を2.10とすることで、前述の効果をより確実にすることができる。
さらに、以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の結像光学系。
(4) 0.04<d2np/f2<0.19
d2np:前記第2レンズ群G2の負の屈折力を有するレンズの像側の面と正の屈折力を有するレンズの物体側の面との間の軸上空気間隔
条件式(4)は、製造誤差による性能劣化と結像光学系の全長の大型化とを抑制するための好ましい条件として、第2レンズ群G2の負の屈折力を有するレンズの像側の面と正の屈折力を有するレンズの物体側の面との間の軸上空気間隔d2npと第2レンズ群G2の焦点距離f2の比に関して規定するものである。
条件式(4)の下限値を下回った場合、相対的に第2レンズ群G2の負の屈折力を有するレンズの像側の面と正の屈折力を有するレンズの物体側の面との間の軸上空気間隔d2npが小さくなる。そのため、第2レンズ群G2の物体側の負の屈折力を有するレンズと像側の正の屈折力を有するレンズとの間のレトロフォーカスの作用は弱くなり、第2レンズ群G2の後側主点が物体側に移動する。その結果、無限遠合焦状態での第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間の空気間隔を十分に確保できない。無限遠合焦状態での第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の空気間隔を確保するには、第2レンズ群G2を構成する各レンズの屈折力を強くする必要がある。しかし、第2レンズ群G2を構成する各レンズの偏芯時の収差変化の感度は大きくなり、製造誤差による性能低下の抑制が困難となる。
条件式(4)の上限値を上回った場合、相対的に第2レンズ群G2の負の屈折力を有するレンズの像側の面と正の屈折力を有するレンズの物体側の面との間の軸上空気間隔d2npが大きくなる。その結果、第2レンズ群G2の光軸方向の厚みが増えるため、結像光学系の全長の十分な小型化が困難となる。
尚、条件式(4)について、望ましくはその下限値を0.05に、また、さらに上限値を0.15とすることで、前述の効果をより確実にすることができる。
本発明の結像光学系では、以下の構成を伴うことがより効果的である。
フォーカシングに伴う収差変動を抑制するために、第2レンズ群G2の1つまたは複数の面を非球面とし、第2レンズ群G2での収差発生を抑制する構成とするとより望ましい。どの面を非球面としても補正効果を得られるが、第2レンズ群G2の物体側寄りの面ほどコマ収差の補正に効果を発揮し、第2レンズ群G2の像側寄りの面ほど非点収差や歪曲収差の補正に効果を発揮する傾向がある。第2レンズ群G2内の面は面精度によって球面収差やコマ収差が変化しやすいため、精度良く製造しやすい両凸形状の正の屈折力を有するレンズのいずれかの面を非球面とする構成とするとより望ましい。
次に、本発明の結像光学系に係る実施例のレンズ構成について説明する。なお、以下の説明ではレンズ構成を物体側から像側の順番で記載する。
以下に、前述した本発明の結像光学系の各実施例の具体的な数値データを示す。
[面データ]において、面番号は物体側から数えたレンズ面または開口絞りの番号、rは各面の曲率半径、dは各面の間隔、ndはd線(波長587.56nm)に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数を示している
面番号に付した*(アスタリスク)は、そのレンズ面形状が非球面であることを示している。また、BFはバックフォーカスを表している。
面番号に付した(絞り)は、その位置に開口絞りSが位置していることを示している。平面または開口絞りSに対する曲率半径には∞(無限大)を記入している。
[非球面データ]には、[面データ]において*を付したレンズ面の非球面形状を与える各係数値を示している。非球面の形状は、光軸に直行する方向への光軸からの変位をy、非球面と光軸の交点から光軸方向への変位(サグ量)をz、基準球面の曲率半径をr、コーニック係数をK、4、6、8、10次の非球面係数をそれぞれA4、A6、A8、A10と置くとき、非球面の座標が以下の式で表されるものとする。
Figure 0006105301
[各種データ]は、撮影距離が無限遠(INF)と800mmにおける値を示している。
[可変間隔データ]は、撮影距離が無限遠(INF)と800mmにおける可変間隔及びBF(バックフォーカス)の値を示している。
尚、以下のすべての諸元値において、記載している焦点距離f、曲率半径r、レンズ面間隔d、その他の長さの単位は特記のない限りミリメートル(mm)を使用するが、光学系では比例拡大と比例縮小とにおいても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
さらに、図1、図6、図11及び図16に示すレンズ構成図において、最も像面側に配置された平行平面板Fはフィルタ、Iは像面、中心を通る一点鎖線は光軸である。フィルタFは、前記第3レンズ群G3には含まれず、IRカットフィルタやローパスフィルタ等の光学フィルタであり、本発明にかかる結像光学系が適用される撮像装置において、その特性は適宜選択される。
図1は、本発明の実施例1の結像光学系のレンズ構成図である。物体側より順に、第1レンズ群G1と開口絞りSと第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とからなり、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有しており、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズである第1レンズL1aと、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第2レンズL1bと像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第3レンズL1cとを貼り合せた接合レンズとからなり、第2レンズ群G2は全体で正の屈折力を有しており、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第4レンズL2aと、両凸形状の正の屈折力を有し像側レンズ面が所定の非球面形状である第5レンズL2bとからなり、第3レンズ群G3は全体で負の屈折力を有しており、両凹形状の負の屈折力を有する第6レンズL3aと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第7レンズL3bと像側に凹面を向けた正の屈折力を有する第8レンズL3cとを貼り合せた接合レンズとからなり、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第2レンズ群G2が物体側へ移動する。
続いて、以下に実施例1に係る結像光学系の諸元値を示す。
数値実施例1
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd
物面 ∞ (d0)
1 31.1200 3.3500 1.80420 46.50
2 73.2700 4.9300
3 21.5000 4.4000 1.59282 68.62
4 -1000.0000 1.5500 1.60342 38.01
5 15.2500 4.5000
6(絞り) ∞ (d6)
7 -17.7200 1.0500 1.64769 33.84
8 -34.6700 2.7000
9 44.2580 4.0500 1.59201 67.02
10* -23.8500 (d10)
11 -1000.0000 0.7000 1.58144 40.89
12 20.3800 2.9000
13 61.6400 0.7000 1.69895 30.05
14 17.9800 4.8500 2.00100 29.13
15 100.0000 23.0700
16 ∞ 2.2000 1.51680 64.20
17 ∞ (BF)

[非球面データ]
10面
K 0.00000E+00
A4 1.66000E-05
A6 -1.39960E-08
A8 2.67930E-10
A10 -1.09700E-12

[各種データ]
INF 800mm
焦点距離 60.00 55.86
Fナンバー 2.92 2.97
全画角2ω 26.38 25.93
像高Y 14.20 14.20
レンズ全長 74.02 74.02

[可変間隔データ]
INF 800mm
d0 ∞ 726.0057
d6 10.1300 6.6783
d10 1.9400 5.3917
BF 1.0000 1.0001

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 93.37
G2 7 42.29
G3 11 -106.72
図6は、本発明の実施例2の結像光学系のレンズ構成図である。物体側より順に、第1レンズ群G1と開口絞りSと第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とからなり、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有しており、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズである第1レンズL1aと、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第2レンズL1bと像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第3レンズL1cとを貼り合せた接合レンズとからなり、第2レンズ群G2は全体で正の屈折力を有しており、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第4レンズL2aと、両凸形状の正の屈折力を有し像側レンズ面が所定の非球面形状である第5レンズL2bとからなり、第3レンズ群G3は全体で負の屈折力を有しており、両凹形状の負の屈折力を有する第6レンズL3aと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第7レンズL3bと像側に凹面を向けた正の屈折力を有する第8レンズL3cとを貼り合せた接合レンズとからなり、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第2レンズ群G2が物体側へ移動する。
続いて、以下に実施例2に係る結像光学系の諸元値を示す。
数値実施例2
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd
物面 ∞ (d0)
1 29.4300 3.6500 1.80420 46.50
2 83.1900 5.4000
3 21.1600 3.8500 1.49700 81.61
4 239.5100 0.7200 1.62004 36.30
5 16.8500 4.3400
6(絞り) ∞ (d6)
7 -17.0800 0.8300 1.72825 28.32
8 -54.1600 2.5900
9 61.6200 4.0000 1.77250 49.47
10* -22.0100 (d10)
11 -108.4900 0.8300 1.70154 41.15
12 22.6100 1.2000
13 35.5500 0.8500 1.74077 27.76
14 17.4000 4.7000 2.00100 29.13
15 100.0000 23.1001
16 ∞ 2.2000 1.51680 64.20
17 ∞ (BF)

[非球面データ]
10面
K -0.95210
A4 8.04370E-06
A6 -4.61910E-10
A8 0.00000E+00
A10 0.00000E+00

[各種データ]
INF 800mm
焦点距離 59.98 55.34
Fナンバー 2.92 2.92
全画角2ω 26.39 26.36
像高Y 14.20 14.20
レンズ全長 74.02 74.02

[可変間隔データ]
INF 800mm
d0 ∞ 726.0071
d6 12.3900 8.8300
d10 2.3700 5.9300
BF 0.9999 0.9998

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 86.63
G2 7 40.88
G3 11 -95.01
図11は、本発明の実施例3の結像光学系のレンズ構成図である。物体側より順に、第1レンズ群G1と開口絞りSと第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とからなり、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有しており、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズである第1レンズL1aと、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第2レンズL1bと像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第3レンズL1cとを貼り合せた接合レンズとからなり、第2レンズ群G2は全体で正の屈折力を有しており、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第4レンズL2aと、両凸形状の正の屈折力を有し像側レンズ面が所定の非球面形状である第5レンズL2bとからなり、第3レンズ群G3は全体で負の屈折力を有しており、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL3aと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第7レンズL3bと像側に凹面を向けた正の屈折力を有する第8レンズL3cとを貼り合せた接合レンズとからなり、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第2レンズ群G2が物体側へ移動する。
続いて、以下に実施例3に係る結像光学系の諸元値を示す。
数値実施例3
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd
物面 ∞ (d0)
1 29.5100 3.3800 1.91082 35.25
2 78.0600 5.0900
3 21.8300 3.8800 1.59282 68.62
4 389.1600 1.1000 1.72825 28.32
5 15.3300 4.4100
6(絞り) ∞ (d6)
7 -17.0100 0.9500 1.48749 70.44
8 -26.9500 4.8000
9 37.6100 4.0800 1.59201 67.02
10* -29.0000 (d10)
11 183.7500 0.7000 1.62004 36.30
12 19.4000 3.6600
13 87.4100 0.7000 1.67270 32.17
14 18.4100 4.2600 2.00100 29.13
15 101.8400 23.1138
16 ∞ 2.2000 1.51680 64.20
17 ∞ (BF)

[非球面データ]
10面
K 0.00000E+00
A4 1.32810E-05
A6 -6.67070E-08
A8 9.22030E-10
A10 -4.27850E-12

[各種データ]
INF 800mm
焦点距離 59.97 56.02
Fナンバー 2.91 2.95
全画角2ω 26.39 25.99
像高Y 14.20 14.20
レンズ全長 73.78 73.78

[可変間隔データ]
INF 800mm
d0 ∞ 726.2285
d6 9.2600 6.4062
d10 1.2000 4.0538
BF 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 109.20
G2 7 35.70
G3 11 -89.60
図16は、本発明の実施例4の結像光学系のレンズ構成図である。物体側より順に、第1レンズ群G1と開口絞りSと第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とからなり、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有しており、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズである第1レンズL1aと、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第2レンズL1bと像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第3レンズL1cとを貼り合せた接合レンズとからなり、第2レンズ群G2は全体で正の屈折力を有しており、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第4レンズL2aと、両凸形状の正の屈折力を有し像側レンズ面が所定の非球面形状である第5レンズL2bとからなり、第3レンズ群G3は全体で負の屈折力を有しており、両凹形状の負の屈折力を有する第6レンズL3aと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第7レンズL3bと像側に凹面を向けた正の屈折力を有する第8レンズL3cとを貼り合せた接合レンズとからなり、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第2レンズ群G2が物体側へ移動する。
続いて、以下に実施例4に係る結像光学系の諸元値を示す。
数値実施例4
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd
物面 ∞ (d0)
1 28.5800 3.2600 1.77250 49.62
2 70.8600 2.5400
3 23.7600 3.7000 1.59282 68.62
4 161.9600 0.7300 1.60342 38.01
5 18.9000 4.6500
6(絞り) ∞ (d6)
7 -19.8200 0.8000 1.76182 26.61
8 -57.8600 2.8400
9 75.9000 4.2300 1.77250 49.47
10* -24.0500 (d10)
11 -52.2200 0.7500 1.60342 38.01
12 25.3600 1.9900
13 36.9500 0.9000 1.84666 23.78
14 18.1600 4.7500 2.00069 25.46
15 100.2200 22.7818
16 ∞ 2.2000 1.51680 64.20
17 ∞ (BF)

[非球面データ]
10面
K 0.00000E+00
A4 1.70530E-05
A6 -2.92780E-08
A8 4.63590E-10
A10 -1.94690E-12

[各種データ]
INF 800mm
焦点距離 60.05 55.10
Fナンバー 2.90 2.89
全画角2ω 26.36 26.49
像高Y 14.20 14.20
レンズ全長 71.83 71.83

[可変間隔データ]
INF 800mm
d0 ∞ 728.1740
d6 12.2000 8.6363
d10 2.5100 6.0737
BF 1.0000 0.9999

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 72.06
G2 7 45.30
G3 11 -80.08
また、これらの各実施例における条件式の対応値の一覧を示す。
[条件式対応値]
条件式/実施例 1 2 3 4
(1) -4.5 < f2a/f2b < -1.1 -2.14 -1.61 -3.45 -1.66
(2) 0.28 < |f2/f3| < 0.75 0.40 0.43 0.40 0.57
(3) 0.85 < f1/f < 2.40 1.56 1.44 1.82 1.20
(4) 0.04 < d2np/f2 < 0.19 0.06 0.06 0.13 0.06
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1a 第1レンズ
L1b 第2レンズ
L1c 第3レンズ
L2a 第4レンズ
L2b 第5レンズ
L3a 第6レンズ
L3b 第7レンズ
L3c 第8レンズ
S 開口絞り
F フィルタ
I 像面

Claims (3)

  1. 物体側より順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成され、
    前記第2レンズ群G2は物体側より順に、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ1枚と正の屈折力を有するレンズ1枚とからなり、
    前記第3レンズ群は少なくとも1枚ずつの正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを有し、
    無限遠から近距離へのフォーカシングの際は、前記第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は固定であり、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側へ移動し、
    以下に示す条件式(1)乃至(2)を満足することを特徴とする結像光学系。
    (1) −4.5<f2a/f2b<−1.1
    (2) 0.28<|f2/f3|<0.75
    ただし、
    f2a:前記第2レンズ群G2の物体側のレンズの焦点距離
    f2b:前記第2レンズ群G2の像側のレンズの焦点距離
    f2:前記第2レンズ群G2の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群G3の焦点距離
  2. 以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
    (3) 0.85<f1/f<2.40
    f1:前記第1レンズ群G1の焦点距離
    f:前記結像光学系全系の焦点距離
  3. 以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の結像光学系。
    (4) 0.04<d2np/f2<0.19
    d2np:前記第2レンズ群G2の負の屈折力を有するレンズの像側の面と正の屈折力を有するレンズの物体側の面との間の軸上空気間隔
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