JP6104715B2 - 経路生成方法と装置 - Google Patents

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本発明は、移動体の経路を生成する経路生成方法と装置に関する。
自律移動する移動体(例えば移動ロボット)に搭載されたセンサ情報により局所地図を生成し走行可能な場所を判断しながら、事前に与えられた目的地点に向けて自律走行する、或いは間欠的に指令される進行方向や経由地点を辿りながら走行する半自律走行を行う無人移動体の経路計画手段として、ポテンシャル法(例えば特許文献1、2)やロードマップ法(例えば特許文献3)等が知られている。
ポテンシャル法は、障害物からの斥力と目的地点への引力の合力方向に経路を生成する手段である。かかるポテンシャル法には、(1)ローカルミニマムの問題、すなわち、対象空間のポテンシャル場の構造によっては、移動経路の探索が途中でローカルミニマムに収束してしまい、最終目標点までの移動経路が生成できない場合がある問題や、(2)繰り返し計算によるポテンシャル場生成に要する計算コストが過大となる問題がある。また、ポテンシャル関数の係数により様々な経路を生成してしまうため、高速走行時に要望される障害物から十分離れた経路の生成が困難である。
ロードマップ法は、障害物の間を横切るロードマップを生成して、マップから配置空間を生成した後、ロードマップと配置空間を用いて仮想境界を抽出する手段である。かかるロードマップ法には、経路上の全ての地点において障害物から十分離れた経路を生成することが困難である。
更に、進行方向が逐次指令される半自律制御においては、操縦者から指令される経由地点が必ずしも走行可能な走行路内にあるわけではない。その場合、ポテンシャル法もロードマップ法も経路生成が困難になる。
本願発明の発明者らは、上述した問題点を解決するために、特許文献4、5を創案し出願している。
特許文献4、5の手段は、局所地図内を直線探索線及び内接円で分析して、道なりラインや分岐路を判定し、この結果に基づき、事前に与えられる目的地点や逐次指令される進行方向等を道なりラインに基づき判定し経路を生成するものである。
特許第4241673号公報 特開平5−274037号公報 特開2009−165823号公報 特開2012−159954号公報 特開2011−170843号公報
上述した特許文献4、5の手段は、障害物間を判定しているため高速走行できる経路を生成できる利点があるが、直線探索線の計算が煩雑であり、計算負荷が大きい(計算時間がかかる)。
また、GPSによる自己位置の精度がトンネル内、ビル街、森林内において悪化するので、事前に与えられた経由地点、あるいは逐次指令される経由地点がGPSに基づく局所地図に対してかけ離れた地点となってしまう場合があり、この場合、従来手段では移動経路を生成できない。
本発明は上述した発明をさらに改善するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、計算負荷が大きい直線探索線を用いることなく、事前に与えられた経由地点、あるいは逐次指令される経由地点がGPSに基づく局所地図に対してかけ離れた地点である場合でも、高速走行可能な移動体の移動経路を生成することができる経路生成方法と装置を提供することにある。
本発明によれば、記憶装置により移動体の経由地点を記憶し、
位置センサにより移動体の現在位置を検出し、
障害物センサにより移動体の進行方向前方の障害物位置を検出し、
経路探索装置により、
(A)移動体の現在位置、経由地点及び障害物を含む局所地図を生成し、
(B)局所地図上に、現在位置から経由地点を通過する順に直線で結ぶウェイラインを生成し、
(C)ウェイライン上を経由地点の順に指定間隔進んだ探索点を生成し、
(D)探索点を通りウェイラインに直交する探索ライン上に中心を持ち、障害物と干渉せず、かつ移動体をカバーする大きさの基準円と同一又はこれより大きい円を候補円として設定し、
(E)前記候補円のうち、直前の道なりポイントと候補円中心を結ぶ候補ライン上に障害物がなく、かつ直前の道なりラインと候補ラインの方向が指定角度以内である候補円を道なり円として選択し、
(F)前記道なり円の中心である道なりポイントを順に結ぶ道なりラインに沿って移動体の移動経路を生成し、
(G)(C)〜(F)を繰り返して、現在位置から最終の経由地点までの移動体の移動経路を生成する、ことを特徴とする経路生成方法が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記(D)において、基準円内の障害物の有無をチェックし、
基準円内に障害物が無い場合、基準円を候補円として設定し、
基準円内に障害物が有る場合、探索点を通りウェイラインに直交する探索ライン上に中心を持ち障害物に接触する内接円を候補円として設定する。
また、前記(E)において、さらに、
(E1)候補円中心が探索点から第1指定距離以内である、
(E2)候補円中心が直前の道なりポイントから第2指定距離以内である、
(E3)候補円半径が基準円半径に最も近い、
のすべてを満たす候補円を道なり円として選択する、ことが好ましい。
また、前記(E)において、さらに、
(E4)候補円中心が直前の道なりポイントから最も近い候補円を道なり円として選択する、ことが好ましい。
また本発明によれば、移動体の経由地点を記憶する記憶装置と、
移動体の現在位置を検出する位置センサと、
移動体の進行方向前方の障害物位置を検出する障害物センサと、
現在位置から最終の経由地点までの移動体の移動経路を生成する経路探索装置と、を備え、
経路探索装置は、
(A)移動体の現在位置、経由地点及び障害物を含む局所地図を作成する局所地図作成手段と、
(B)局所地図上に、現在位置から経由地点を通過する順に直線で結ぶウェイラインを生成するウェイライン生成手段と、
(C)ウェイライン上を経由地点の順に指定間隔進んだ探索点を生成する探索点生成手段と、
(D)探索点を通りウェイラインに直交する探索ライン上に中心を持ち、障害物と干渉せず、かつ移動体をカバーする大きさの基準円と同一又はこれより大きい円を候補円として設定する候補円設定手段と、
(E)前記候補円のうち、直前の道なりポイントと候補円中心を結ぶ候補ライン上に障害物がなく、かつ直前の道なりラインと候補ラインの方向が指定角度以内である候補円を道なり円として選択する道なり円選択手段と、
(F)前記道なり円の中心である道なりポイントを順に結ぶ道なりラインに沿って、現在位置から最終の経由地点までの移動体の移動経路を生成する移動経路生成手段と、を有することを特徴とする経路生成装置が提供される。
上記本発明の方法と装置によれば、局所地図作成手段により移動体の現在位置、経由地点及び障害物を含む局所地図を作成することができる。また、この局所地図上に、ウェイライン上を経由地点の順に指定間隔進んだ探索点を通りウェイラインに直交する探索ライン上に中心を持ち、障害物と干渉せずかつ基準円と同一又はこれより大きい円を候補円として設定することができる。さらに、候補円のうち、直前の道なりポイントと候補円中心を結ぶ候補ライン上に障害物がなく、かつ直前の道なりラインと候補ラインの方向が指定角度以内である候補円を道なり円として選択することができる。従って、選択した道なり円の中心である道なりポイントを順に結ぶ道なりラインに沿う移動経路は、移動体をカバーする大きさの基準円が移動可能であり、移動体の車両幅を考慮した移動経路となる。
従って本発明の方法と装置によれば、計算負荷が大きい直線探索線を用いることなく、事前に与えられた経由地点、あるいは逐次指令される経由地点がGPSに基づく局所地図に対してかけ離れた地点である場合でも、低い計算負荷で道なりラインを生成でき、高速走行可能な移動体の移動経路を生成することができる。
さらに、現在位置から最終の経由地点までの移動体の移動経路を生成するため、途中の経由地点が走行可能な道路から外れている場合でも、道路から外れた経由地点は通過せずに、次の経由地点に向かう移動経路を生成することができる。
本発明の経路生成装置を備えた移動体の構成図である。 移動体の制御機器の接続ブロック図である。 本発明の経路生成装置の構成図である。 局所地図の概略説明図である。 本発明の経路生成装置による経路生成方法を示すフローチャートである。 道なり円の選択方法を示すフローチャートである。 図6におけるS7−3の説明図である。 図6におけるS7−4の説明図である。 図6におけるS7−5の説明図である。 本発明の経路生成方法により得られた移動経路を示す局所地図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の経路生成装置40を備えた移動体Aの構成図であり、図2は、移動体Aの制御機器の接続ブロック図である。
この例において、移動体Aは、自律走行可能な半自律走行車Aであり、車両制御用コンピュータ10及びこの車両制御用コンピュータ10とLAN11を介して接続される自律制御用コンピュータ30によって制御されるようになっている。
車両制御用コンピュータ10の入力側には、アンテナ12と接続する無線LAN13及び操縦用カメラ14が入出力回路15を介して接続されていると共に、自己位置データ取得部としてのGPS16と、姿勢制御用のバーチカルジャイロ17と、移動速度測定用の車速パルス18がシリアル回線を介して接続されている。
また、車両制御用コンピュータ10の出力側には、モータドライバ21を介して操舵用アクチュエータ22及びブレーキ/アクセル用アクチュエータ23が接続されており、モータドライバ21とアクチュエータ22、23と車輪24とで走行機構20を構成している。
車両制御用コンピュータ10は、GPS16やバーチカルジャイロ17で取得した各種情報をLAN11、無線LAN13及びアンテナ12を介して図示しない遠隔操縦装置に送信する機能を有していると共に、この遠隔操縦装置から送信される操作情報に基づいて、モータドライバ21を介して操舵用アクチュエータ22及びブレーキ/アクセル用アクチュエータ23を作動、停止させる機能を有している。
遠隔操縦装置から送信される操作情報には、移動体Aの経由地点2aが含まれる。なお、経由地点2aは事前に記憶装置41(後述する)にすべて入力しても、あるいは遠隔操縦装置から逐次指令してもよい。以下、最後に指令された経由地点2aを「最終の経由地点2b」と呼ぶ。
自律制御用コンピュータ30の入力側には、進行方向における地形の凹凸の近距離情報取得に適した外界計測部を構成するレーザセンサ31と、遠距離で且つ広角情報取得に適した自律走行用のステレオカメラ32とが接続されており、この自律制御用コンピュータ30は、LAN11を介して、レーザセンサ31やステレオカメラ32で取得した測距データを遠隔操縦装置に送信する機能を有している。
図示しない遠隔操縦装置は、半自律走行車Aの操縦用カメラ14で得た画像を映し出すディスプレーと、遠隔操作部と、車両制御用コンピュータ10及び自律制御用コンピュータ30とLAN11を介してデータのやり取りをする制御部を具備している。遠隔操作部は、周囲の状況を考慮しながら半自律走行車Aに対して走行方向や走行速度を指示することができる。
図2において、本発明による経路生成装置40は、記憶装置41、位置センサ42、障害物センサ43、及び経路探索装置44を備える。
記憶装置41は、例えば車両制御用コンピュータ10に内蔵され、移動体Aの経由地点2a、2bを記憶する。
位置センサ42は、例えばGPS16であり、移動体Aの現在位置1を検出する。
障害物センサ43は、例えばレーザセンサ31やステレオカメラ32であり、移動体Aの進行方向前方の障害物3の位置を検出する。
経路探索装置44は、例えば車両制御用コンピュータ10に内蔵され、現在位置1から最終の経由地点2bまでの移動体Aの移動経路を生成する。
図3は、本発明の経路探索装置44の構成図である。
この図において、経路探索装置44は、局所地図作成手段45、ウェイライン生成手段46、探索点生成手段47、候補円設定手段48、道なり円選択手段49、及び移動経路生成手段50を有する。
図4は、局所地図4の概略説明図である。この図において、現在位置1は矩形(□)、経由地点2aと最終の経由地点2bは白丸(○)、障害物3は斜線、ウェイライン5は太線、探索点6aは小さい黒丸(●)、内接円6b、候補円8、及び道なり円9aは円形、道なりポイント9bは大きい黒丸(●)、道なりライン9cは細線で示している。
図3、図4において、局所地図作成手段45は、位置センサ42(例えばGPS16)と障害物センサ43(例えばレーザセンサ31やステレオカメラ32)で取得したデータに基づいて、移動体Aの現在位置1、経由地点2a及び障害物3を含む局所地図4を作成する。最終の経由地点2bは、経由地点2aから選択される。
ウェイライン生成手段46は、局所地図4上に、現在位置1から最終の経由地点2bまで経由地点2aを通過する順に直線で結ぶウェイライン5を生成する。
探索点生成手段47は、ウェイライン5上を経由地点2aの順に指定間隔Δだけ進んだ探索点6aを生成する。
指定間隔Δは、予め設定した速度の高速走行時に移動体Aが道なりライン9cに沿って操舵できる範囲(例えば1.5〜3m)に設定するのがよい。
候補円設定手段48は、探索点6aを通りウェイライン5に直交する探索ライン7上に中心を持ち、障害物3と干渉せず、かつ移動体Aをカバーする大きさの基準円B(図4参照)と同一又はこれより大きい円を候補円8として設定する。
基準円Bは移動体Aが道なりライン9cに沿って走行する際に、操舵により移動体Aがはみださない大きさ、すなわち移動体Aをカバーする大きさ(例えば半径3m)に設定するのがよい。なお基準円Bの大きさは、移動体Aの前進のみを想定して設定するのが好ましい。
従って、候補円8も、移動体Aが道なりライン9cに沿って高速走行する際に、移動体Aがはみださない大きさとなる。
道なり円選択手段49は、候補円8のうち、直前の道なりポイント9bと候補円8の中心を結ぶ候補ライン上に障害物3がなく、かつ直前の道なりライン9cと候補ラインの方向が指定角度以内である候補円8を道なり円9aとして選択する。指定角度は、例えば90°以下の角度であり、指定間隔Δを走行する間に移動体Aが操舵できる角度に設定するのがよい。
移動経路生成手段50は、道なり円9aの中心である道なりポイント9bを順に結ぶ道なりライン9cに沿って移動体Aの移動経路を生成する。
車両制御用コンピュータ10は、さらに生成した局所地図4内の移動経路を走行するように、走行機構20であるモータドライバ21を介して操舵用アクチュエータ22及びブレーキ/アクセル用アクチュエータ23を作動させるようになっている。
図5は、本発明の経路生成装置40による経路生成方法を示すフローチャートである。この図に示すように、本発明の経路生成方法は、S1〜S9の各ステップ(工程)からなる。
S1では、記憶装置41により移動体Aの経由地点2a、2bを記憶し、位置センサ42により移動体Aの現在位置1を検出し、障害物センサ43により移動体Aの進行方向前方の障害物3の位置を検出する。
S2では、移動体Aの現在位置1、経由地点2a、2b及び障害物3を含む局所地図4を生成し、局所地図4上に、現在位置1から経由地点2aを通過する順に直線で結ぶウェイライン5を生成する。
S3では、ウェイライン5上を経由地点2aの順に上述した指定間隔Δだけ進んだ探索点6aを生成する。
従って探索点6aは、後述するS9において、最終の経由地点2bを通過するまで、ウェイライン5上を順次移動する。
S4〜S6では、探索点6aを通りウェイライン5に直交する探索ライン7上に中心を持ち、障害物3と干渉せず、かつ移動体Aをカバーする大きさの基準円Bと同一又はこれより大きい円を候補円8として設定する。
この例において、S4において基準円B内の障害物3の有無をチェックし、S5において基準円B内に障害物3が無い場合に基準円Bを候補円8として設定し、S6において、基準円B内に障害物3が有る場合に探索点6aを通りウェイライン5に直交する探索ライン7上に中心を有し、障害物3と干渉せず、かつ基準円Bと同一又はこれより大きい内接円6bを候補円8として設定する。
従って、基準円B内に障害物3が無い場合の候補円8は基準円Bであり、後述する道なりポイント9bは、ウェイライン5上に位置する。一方、基準円B内に障害物3が有る場合の候補円8は基準円B以上の複数の円となり、後述する道なりポイント9bは、ウェイライン5から離れて位置することになる。
S7では、候補円8のうち、直前の道なりポイント9bと候補円8の中心を結ぶ候補ライン上に障害物3がなく、かつ直前の道なりライン9cと候補ラインの方向が指定角度以内である候補円8を道なり円9aとして選択する。この選択方法の詳細は後述する。
S8では、道なり円9aの中心である道なりポイント9bを順に結ぶ道なりライン9cに沿って移動体Aの移動経路を生成する。
S9では、「道なりラインが最終の経由地点を通過したか?」をチェックする。S9でYESであることにより、最終の経由地点2bまでの移動経路が生成されたため、この経路生成方法を終了する。S9でNOの場合には、最終の経由地点2bを通過するまで、S3〜S9を繰り返す。
図6は、道なり円9aの選択方法を示すフローチャートである。この図に示すように、道なり円9aの選択ステップ(S7)は、S7−1〜S7−8の各ステップ(工程)からなる。
S7−1では、「直前の道なりポイントと候補円中心を結ぶ候補ライン上に障害物がないか?」をチェックする。なお、直前の道なりポイント9bがない場合には、現在位置1を直前の道なりポイント9bとみなすのがよい。S7−1でYESであることにより、障害物3を跨ぐような道なりライン9cの生成を防止することができる。
S7−2では、「直前の道なりラインと候補ラインの方向が指定角度以内であるか?」をチェックする。指定角度は、上述したように、例えば90°以下の角度であり、指定間隔Δを走行する間に移動体Aが操舵できる角度に設定するのがよい。
S7−2でYESであることにより、ウェイライン5を逆戻りするような道なりライン9cの生成と、ループする道なりライン9cの生成を回避することができる。
S7−1又はS7−2においてNOの場合は、S7−8で「道なりポイントなし」と判断する。「道なりポイントなし」の場合には、最終の経由地点2bまでの移動経路が生成できないことを意味する。従ってこの場合には、例えばエラー表示をし、遠隔操縦装置から経由地点2a、2bを再入力するのがよい。
図7は、図6におけるS7−3の説明図である。
S7−1とS7−2がYESの場合、S7−3で「候補円中心が探索点から第1指定距離以内であるか?」をチェックする。第1指定距離は、例えば3〜9mであり、基準円Bの半径の1〜3倍であることが好ましい。S7−3でYESであることにより、図7に示すように、ウェイライン5が移動体Aが走行可能な道路内であると仮定し、道路外に道なりライン9cが生成されることを回避することができる。
従ってこの例では、移動体Aは最初の経由地点2aは通過せずに、次の経由地点2aに向かう移動経路が生成される。
図8は、図6におけるS7−4の説明図である。この例は移動体Aが走行する道路が分岐している場合を示している。
S7−4では、「候補円中心が直前の道なりポイントから第2指定距離以内であるか?」をチェックする。第2指定距離は、例えば3〜9mであり、基準円Bの半径の1〜3倍であることが好ましい。S7−4でYESであることにより、図8(A)(B)に示すように、探索ライン7上に複数の道路がある場合に候補円8が複数検出されるが、直前の道なりポイント9bとの依存性を高め、道なりライン9cが大きく暴れないようにすることができる。
すなわち、図8(A)(B)の例では左側の候補円8が選択される。
図9は、図6におけるS7−5の説明図である。この例はウェイライン5の近くに小さな障害物3が存在する場合を示している。
S7−5では、「候補円半径が基準円半径に最も近いか?」をチェックする。S7−5でYESであることにより、障害物3を大きく避けることを回避することができる。S7−5において、「最大半径をもつものを選択する」と、図9(A)のように大きく蛇行する経路となることがある。S7−5において、「基準円半径(例えば3m)に最も近い円を選択する」と、過大に回避することはなく、車両幅を考慮した間隔をもって障害物3を回避できる。
S7−3〜S7−5のすべてがYESの場合は、S7−7において、選択された候補円8を道なり円9aとして選択する。
S7−3〜S7−5のいずれかがNOの場合は、S7−6において、候補円8の中心が直前の道なりポイント9bから最も近い候補円8を道なり円9aとして選択する。
図10は、本発明の経路生成方法により得られた移動経路を示す局所地図4である。
上述した本発明の方法と装置によれば、局所地図作成手段45により移動体Aの現在位置1、経由地点2a、2b及び障害物3を含む局所地図4を作成することができる。また、この局所地図4上に、ウェイライン5上を経由地点2aの順に指定間隔進んだ探索点6aを通りウェイライン5に直交する探索ライン7上に中心を持ち、障害物3と干渉せずかつ基準円Bと同一又はこれより大きい内接円6bを候補円8として設定することができる。さらに、候補円8のうちウェイライン5に最も沿う1つを道なり円9aとして選択することができる。従って、選択した道なり円9aの中心である道なりポイント9bを順に結ぶ道なりライン9cに沿う移動経路は、移動体Aをカバーする大きさの基準円Bが移動可能であり、移動体Aの車両幅を考慮した移動経路となる。
従って本発明の方法と装置によれば、計算負荷が大きい直線探索線を用いることなく、事前に与えられた経由地点2a、あるいは逐次指令される経由地点2aがGPS16に基づく局所地図4に対してかけ離れた地点である場合でも、低い計算負荷で道なりライン9cを生成でき、高速走行可能な移動体Aの移動経路を生成することができる。
さらに、現在位置1から最終の経由地点2bまでの移動体Aの移動経路を生成するため、途中の経由地点2aが走行可能な道路から外れている場合でも、図7に示すように、道路から外れた経由地点2aは通過せずに、次の経由地点2aに向かう移動経路を生成することができる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 現在位置、2a 経由地点、2b 最終の経由地点、
3 障害物、4 局所地図、5 ウェイライン、
6a 探索点、6b 内接円、7 探索ライン、8 候補円、
9a 道なり円、9b 道なりポイント、9c 道なりライン、
10 車両制御用コンピュータ、11 LAN、12 アンテナ、
13 無線LAN、14 操縦用カメラ、15 入出力回路、
16 GPS、17 バーチカルジャイロ、18 車速パルス、
20 走行機構、21 モータドライバ、22 操舵用アクチュエータ、
23 ブレーキ/アクセル用アクチュエータ、24 車輪、
30 自律制御用コンピュータ、31 レーザセンサ、32 ステレオカメラ、
40 経路生成装置、41 記憶装置、42 位置センサ、43 障害物センサ、
44 経路探索装置、45 局所地図作成手段、46 ウェイライン生成手段、
47 探索点生成手段、48 候補円設定手段、
49 道なり円選択手段、50 移動経路生成手段、
A 移動体(半自律走行車)、B 基準円

Claims (5)

  1. 記憶装置により移動体の経由地点を記憶し、
    位置センサにより移動体の現在位置を検出し、
    障害物センサにより移動体の進行方向前方の障害物位置を検出し、
    経路探索装置により、
    (A)移動体の現在位置、経由地点及び障害物を含む局所地図を生成し、
    (B)局所地図上に、現在位置から経由地点を通過する順に直線で結ぶウェイラインを生成し、
    (C)ウェイライン上を経由地点の順に指定間隔進んだ探索点を生成し、
    (D)探索点を通りウェイラインに直交する探索ライン上に中心を持ち、障害物と干渉せず、かつ移動体をカバーする大きさの基準円と同一又はこれより大きい円を候補円として設定し、
    (E)前記候補円のうち、直前の道なりポイントと候補円中心を結ぶ候補ライン上に障害物がなく、かつ直前の道なりラインと候補ラインの方向が指定角度以内である候補円を道なり円として選択し、
    (F)前記道なり円の中心である道なりポイントを順に結ぶ道なりラインに沿って移動体の移動経路を生成し、
    (G)(C)〜(F)を繰り返して、現在位置から最終の経由地点までの移動体の移動経路を生成する、ことを特徴とする経路生成方法。
  2. 前記(D)において、基準円内の障害物の有無をチェックし、
    基準円内に障害物が無い場合、基準円を候補円として設定し、
    基準円内に障害物が有る場合、探索点を通りウェイラインに直交する探索ライン上に中心を持ち障害物に接触する内接円を候補円として設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の経路生成方法。
  3. 前記(E)において、さらに、
    (E1)候補円中心が探索点から第1指定距離以内である、
    (E2)候補円中心が直前の道なりポイントから第2指定距離以内である、
    (E3)候補円半径が基準円半径に最も近い、
    のすべてを満たす候補円を道なり円として選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の経路生成方法。
  4. 前記(E)において、さらに、
    (E4)候補円中心が直前の道なりポイントから最も近い候補円を道なり円として選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の経路生成方法。
  5. 移動体の経由地点を記憶する記憶装置と、
    移動体の現在位置を検出する位置センサと、
    移動体の進行方向前方の障害物位置を検出する障害物センサと、
    現在位置から最終の経由地点までの移動体の移動経路を生成する経路探索装置と、を備え、
    経路探索装置は、
    (A)移動体の現在位置、経由地点及び障害物を含む局所地図を作成する局所地図作成手段と、
    (B)局所地図上に、現在位置から経由地点を通過する順に直線で結ぶウェイラインを生成するウェイライン生成手段と、
    (C)ウェイライン上を経由地点の順に指定間隔進んだ探索点を生成する探索点生成手段と、
    (D)探索点を通りウェイラインに直交する探索ライン上に中心を持ち、障害物と干渉せず、かつ移動体をカバーする大きさの基準円と同一又はこれより大きい円を候補円として設定する候補円設定手段と、
    (E)前記候補円のうち、直前の道なりポイントと候補円中心を結ぶ候補ライン上に障害物がなく、かつ直前の道なりラインと候補ラインの方向が指定角度以内である候補円を道なり円として選択する道なり円選択手段と、
    (F)前記道なり円の中心である道なりポイントを順に結ぶ道なりラインに沿って、現在位置から最終の経由地点までの移動体の移動経路を生成する移動経路生成手段と、を有することを特徴とする経路生成装置。
JP2013114244A 2013-05-30 2013-05-30 経路生成方法と装置 Active JP6104715B2 (ja)

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