JP6103835B2 - 情報処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチ操作を認識する技術に関する。
近年、ユーザの指あるいはスタイラスにより画面がタッチされたことに応答して、タッチされた位置のX,Y座標値を入力値として取り込み、この入力値に基づいて各種処理を実行するタッチ入力機器が普及している。また、画面の複数点をタッチすることにより操作を行う、いわゆるマルチタッチの技術が発展しつつある。このマルチタッチの操作においては、例えば右手の人差し指と親指の2つを使って2点をタッチするなどにより、拡大、縮小、スクロールなどの多種多様な操作が可能である。
このようなタッチ入力機器では、多くの場合、できるだけ装置全体を画面として設計することが望まれる。従って、例えばユーザが手でタッチ入力機器を保持するためなど、無意識に画面をタッチしてしまう事が起こり得る。マルチタッチ操作が可能なタッチ入力機器において、上述したようにユーザが誤って画面を触ってしまった場合には、ユーザの意図よりも多くのタッチ入力が認識されてしまい、誤動作の原因となりえる。
ユーザの意図しないタッチ点を無効にする技術として、特許文献1が知られている。特許文献1では、情報処理端末が水平から所定の角度以上傾けた姿勢であり、かつ、所定の位置を所定の時間以上タッチし続けているタッチ点が存在する場合、このタッチ点は端末を保持するためのタッチであるとして無効にする。
特開2011‐180943号
タッチあるいはマルチタッチによって操作される情報処理装置は、様々な姿勢で使用されることが想定される。従って、上記特許文献1のように、装置を所定角度以上傾けた状態であるかを検知することで、無効なタッチ点を判断することは適切ではない場合もある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、タッチによる操作が可能な装置において、情報処理装置を使用する姿勢に影響されることなく、タッチによる誤動作がユーザの意図に反して行われないようにすることを主な目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、タッチ操作を認識する情報処理装置であって、タッチ操作の対象領域においてタッチされているタッチ点を取得する取得手段と、前記情報処理装置の移動を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記移動が検知された後、前記取得手段により取得されているタッチ点が複数の場合、複数のタッチ点のうち、前記移動が検知される前から継続してタッチされているタッチ点を無効とする判定を行う判定手段と、前記取得手段により取得されている複数のタッチ点のうち、前記判定手段により無効とされたタッチ点を除くタッチ点に基づいて、前記タッチ操作を認識する認識手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、タッチ操作が可能な情報処理装置が操作される姿勢の変化の影響で、ユーザの意図に沿わないマルチタッチ操作が認識されることで発生する誤動作を低減できる。
情報処理装置100の外観と構成の一例を示す図 ユーザのタッチ入力を認識する処理を示すフローチャート タッチ点を検出する処理を示すフローチャート 情報処理装置100の操作例を示す図 情報処理装置100の操作例を示す図 保持部に保持される情報の一例を示す図 ユーザのタッチ入力を認識する処理を示すフローチャート ユーザのタッチ入力を認識する処理を示すフローチャート タッチ点を無効化する処理を示すフローチャート 情報処理装置100の操作例を説明する図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すものであり、これに限るものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に適用可能な情報処理装置の外観とハードウェア構成の一例を示す。図1(a)は、情報処理装置100の一例である携帯端末を画面の正面及び側面から見た外観を示す図である。図1(a)において、匡体101は、入力領域102の外周部であり、合成樹脂や金属等で形成される。ユーザが情報処理装置100を支持する場合、通常はこの匡体101の一部を手で掴むことになる。入力領域102は、タッチセンサ等で構成され、ユーザがタッチの対象とする対象領域であり、情報処理装置100に対する入力を受け付ける。本実施形態では、入力領域102は表示部であるディスプレイ上にタッチセンサを設置したタッチパネルディスプレイによって構成される。この表示画面には、情報処理装置100、あるいは情報処理装置100と接続された装置を操作するためのインタフェースを表示する。以降、本実施形態では、図1(a)のような携帯端末である情報処理装置100の例を説明する。
なお以下で説明する「移動」とは、ユーザの手によって装置を傾けること、上下移動させること、回転させること、或いは前述の組合せに相当する。以下では主に傾きの変化による移動を例に説明するが、上下移動や回転の検知を適用すれば、角度変化以外の種々の移動に応用できる。
本実施形態では、ユーザが入力領域102に触れた点(以下タッチ点と呼ぶ)のうち、情報処理装置100を持ち上げるなどの移動をさせたときに検出されているタッチ点は、当該装置を手で支持するために入力領域102に触れた可能性が高いと考える。従って、情報処理装置100を操作するためのタッチ入力ではないとみなし、入力としては無効とする。特に、本実施形態では、検出されたタッチ点のうち、情報処理装置100自体の傾きが所定の閾値以上変化したに検出されているタッチ点は、当該装置を手で支持するために入力領域102に触れた可能性が高いと考える。よって、情報処理装置100の傾きを示す角度情報を検知し、角度が所定の閾値以上変化したときに検出されているタッチによる入力は無効とする。
図1(b)は、本実施形態に適用可能な情報処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図の一例である。図1(b)において、CPU111は、Central Processing Unitである。また、ROM112は、Read Only Memoryであり、HDD113は、Hard Disk Driveである。本実施形態では、CPU111が、ROM112やHDD113に格納されている制御プログラムを読み出して実行し、各デバイスを制御する。この制御プログラムは、本実施形態で説明される各種動作を情報処理装置100に実行させるための制御プログラムである。ROM112は、それらの制御プログラムやそのプログラムに利用される各種データを保持する。RAM114は、Random Access Memoryであり、CPU111の上記プログラムのワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、上記制御プログラムのロード領域などを有する。HDD113は、上述の各種制御プログラムや各種データを格納する。タッチパネルディスプレイ115は、入力領域102におけるユーザの操作情報を取り込むためのタッチセンサ等と表示出力を行う表示画面を兼ねるデバイスである。出力I/F116はネットワーク等を介してディスプレイ以外の出力装置に各種情報を出力するためのインタフェースである。角度センサ117は、例えば加速度センサであって、情報処理装置100が鉛直方向に対して傾いている傾きの角度情報を検知する。バス118は、CPU111の制御の対象とする構成要素を指示するアドレス信号、各構成要素を制御するためのコントロール信号、各構成機器相互間でやりとりされるデータの転送を行う。なお、上述した制御プログラムは、ROM112又はHDD113に予め記憶されていてもよいし、必要に応じてネットワークを介して外部装置などから受理し、ROM112又はHDD113に記憶しても良い。
CPU111は、ROM112又はHDD113等に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する情報処理装置100の各種機能あるいは後述するフローチャートに示す各種動作を実行する。
図1(c)は、情報処理装置100のソフトウェアの構成を示すブロック図の一例である。検出部121は、CPU、ROM、RAM(以下、CPU等)によって構成され、タッチパネルディスプレイ115のタッチセンサからの信号を取得し、ユーザによってタッチされているタッチ点に関する情報を検出する。タッチ点に関する情報とは、例えば入力領域102内でのタッチ点の位置を示す座標情報、その位置でタッチ点が検出された検出時刻、検出された順番等を示す情報である。判定部122は、CPU等によって構成され、検出部121が検出したタッチ点の数の変化を基に、処理を実行して、検出されているタッチ点が情報処理装置100に対する入力として有効か無効か判定する。検知部123は、角度センサ117及びCPU等によって構成され、一定の周期で情報処理装置100の傾きを検知し、所定の角度以上の変化があったか否かを判定し、した結果に基づき、情報処理装置が移動されたことを示す情報を検知する。保持部124は、RAM114に相当し、検出部121が検出したタッチ点に関する情報と検知部123が検知した角度の情報を保持する。判定部122は、保持部124に保持された情報を参照する。認識部125は、CPU等によって構成され、判定部122による判定結果を受け、保持部124に保持された中から、有効なタッチ点に関する情報を取得し、タッチ操作を構成する入力情報として認識する。ユーザのタッチによる入力が認識された場合には、出力制御部126は、入力に対応する結果を出力させる制御を行う。本実施形態では、これらの各機能部は、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに展開し実行することでその機能を実現する。ただし、本発明は、これらの機能部をハードウェアで実現する情報処理装置によっても同様に実現可能である。
次に、図2のフローチャートに従い、本実施形態においてユーザのタッチ入力を認識する処理の流れを説明する。なお、本実施形態では、情報処理装置100の電源が投入されたことに応じて以降の処理が開始される。ただしこれに限らず、装置のロックが解除されたり、特定のアプリケーションが起動されたりしたことに応じてタッチ入力を認識する処理が開始されても構わない。
まず、ステップS201において、検出部121が入力領域102に対するタッチ点に関する情報を検出する。ここでは、ユーザが操作のために入力領域102において指をタッチさせたことをタッチパネルディスプレイ115のタッチセンサが検知し、検出部121は、タッチセンサから得られる情報を基に、タッチされた位置の情報を検出する。更に、タッチ点が検出された時刻とタッチ点のID、及び情報処理装置100の傾きが閾値以上変化したか否かを示す情報(傾き変化フラグ)を取得し、保持部124に保持させる。本実施形態では、情報処理装置100の傾きが閾値以上変化したときに検出されているタッチ点に対しては、傾き変化フラグがTRUEになり、それ以外のタッチ点に対しては傾きフラグがFALSEになる。例えば、この傾き変化フラグは1ビットで表現され、1の場合がTRUEで、0の場合がFALSEである。また、検出部121は、同じIDのタッチ点が、異なる位置で検出された場合には、情報を更新して保持する。本実施形態において、位置の情報は、入力領域102の左上を原点とした座標平面に基づく座標(x,y)で示される。またIDとは、検出部121が検出したタッチ点を識別するための識別情報である。本実施形態では、入力領域102を何番目にタッチした点かに基づき、検出順に0、1、…という番号のIDを割り当てる。また、検出部121は、入力領域102からユーザの指が離れた場合は、保持部124から離れたタッチ点に関する情報を削除する。タッチ点を取得する処理の詳細は後述する。
次に、ステップS202において、判定部122が、検出部121によって複数のタッチ点が検出されているかを判定する。この際、判定部122は、保持部124に保持された情報を参照し、保持されたIDの数からタッチ点数を求め、検出されているタッチ点の数が複数か否かを判定する。ステップS202において、複数のタッチ点が検出されていると判定された場合(ステップS202でYES)には、処理はステップS203に進む。複数のタッチ点が検出されていないと判定された場合(ステップS202でNO)には、処理はステップS205に進む。
ステップS203では、判定部122が、検出されている複数のタッチ点のうち、情報処理装置100の傾きが閾値以上変化したときに検出されていたタッチ点を無効とする。本実施形態の判定部122は、保持部124に保持された情報を参照し、情報処理装置100の傾きが閾値以上変化したことを示す傾き変化フラグの状態(TRUE、FALSE)に基づいて、無効とするタッチ点を特定し、認識部125に通知する。
そして、ステップS204において、認識部125がタッチ点による有効な入力情報を認識し、ユーザのタッチ入力を認識する処理を終了する。
一方、ステップS205では、判定部122が、取得されたタッチ点が、判定部122によって既に無効とされたタッチ点であるか否かを判定する。取得されたタッチ点が、判定部122によって既に無効とされていた場合には、当該タッチ点が、情報処理装置100を支持するために入力領域102に触れた指によるタッチ点である可能性が高いので、本実施形態では、引き続き無効とする。従って、取得されたタッチ点が、判定部122によって既に無効とされたタッチ点であると判定された場合(ステップS205でYES)には、ステップS204に進む。一方で、取得されたタッチ点が、判定部122によって既に無効とされたタッチ点ではないと判定された場合(ステップS205でNO)には、ステップS206に進む。
ステップS206では、判定部122が、検出されている全てのタッチ点による入力を有効とすると判定し、判定結果示す情報を認識部125に通知する。
ここで、図3は、ステップS201において実行される、タッチ点検出処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS301において、検出部121は、タッチセンサから通知されたタッチイベントが「TOUCH」であるか否かを判定する。本実施形態において用いるタッチセンサからは、入力領域102を走査して、タッチされていることを検出したとき、あるいは検出されていたタッチが離されたときにタッチイベントを通知される。ここでは、入力領域102がタッチされていることを検出したときにはタッチイベントとして「TOUCH」を、検出されていたタッチが離されたときにはタッチイベントとして「RELEASE」が検出部121に通知される。通知されたタッチイベントが「TOUCH」だと判定された場合(ステップS301でYES)には、ステップS302に進む。通知されたタッチイベントが「TOUCH」ではない、すなわち「RELEASE」であった場合(ステップS301でNO)には、ステップS310に進む。
ステップS302では、検出部121が、「TOUCH」が通知されたタッチ点と同じIDのタッチ点が既に検出されているか否かを判定する。検出部121は、保持部124に保持された情報を参照し、対応するIDが含まれているかを判定する。同じIDのタッチ点が検出されていないと判定された場合(ステップS302でNO)には、処理はステップS303に進む。一方、同じIDのタッチ点が既に検出されていると判定された場合(ステップS302でYES)には、処理はステップS305に進む。
ステップS303において、検出部121は、「TOUCH」が検出されたタッチ点のID、座標、検出時刻の情報を保持部124に保持されている情報に新規追加する。
次にステップS304において、検知部123が、情報処理装置100の傾きを示す角度情報を検知し、検知した角度情報を、処理対象となっているタッチ点の初期角度として、保持部124に保持されている情報に追加する。
一方、ステップS305では、検出部121が、「TOUCH」が検出されたタッチ点が以前に検出された時と同じ位置で検出されたか否かを判定する。検出部121は、保持部124に保持されている情報に含まれるタッチ点の座標を参照し、今回「TOUCH」が検出された位置と一致するか否かを判定する。タッチ点が同じ位置で検出されたと判定された場合(ステップS305でYES)には、ステップS306に進む。タッチ点が異なる位置で検出されたと判定された場合(ステップS305でNO)には、ステップS312に進む。
ステップS306では、検知部123が、タッチ点が検出されてからの傾きの変化を取得する。本実施形態では、検知部123は、情報処理装置100の傾きを示す角度情報を検知するとともに、「TOUCH」が検出されたタッチ点関連付けて保持部124に保持されている角度情報を参照し、傾きが変化した角度を計算する。
ステップS307では、検知部123が、傾きの変化が閾値以上あったか否かを判定する。検知部123は、ステップS306で取得した角度と、予め保持されている閾値とを比較し、ステップS306で取得した角度が閾値以上であった場合には、傾きの変化が閾値以上あったと判定して(ステップS307でYES)、ステップS308に進む。一方、傾きの変化が閾値未満と判定された場合(ステップS307でNO)には、処理はステップS309に進む。
ステップS308では、検知部123が、傾きが変化したことを示す情報を、保持部124に保持されているタッチ点の情報に関連付けて記憶する。本実施形態では、情報処理装置100の傾きが閾値以上変化したときに検出されていたタッチ点に対して、傾き変化フラグをTRUEにする。なお、すでに傾き変化フラグがTRUEになっているタッチ点については、そのフラグの状態を維持する。
そして、ステップS309では、保持部124に保持されている情報のうち、ステップS301で「TOUCH」が検出されたのと同じIDのタッチ点の検出時刻や位置情報を必要に応じて更新する。情報が更新されると、処理はタッチ入力を認識する処理(図2)にリターンする。
一方、ステップS301でNOと判定された場合、すなわち「TOUCH」以外のタッチイベントがタッチセンサから通知された場合、本実施形態ではすなわち「RELEASE」が通知されたことになる。従って、ステップS310では、検出部121が、保持部124に保持されていた情報のうち、「RELEASE」が検出されたタッチ点に対応するIDに関連付けられていた情報を、IDとともに削除する。
さらに、ステップS311において、検知部123が、当該タッチ点に傾きが変化したことを示す情報が関連付けられていた場合、それを削除する。本実施形態の場合、ステップS308において挙げられた傾き変化フラグをFALSEに更新する。そして処理はタッチ入力を認識する処理(図2)にリターンする。ただし、「RELEASE」が検出されたタッチ点に傾きが変化したことを示す情報が関連付けられていない場合には、ステップS311の処理は省略される。
また、ステップS305でNOと判定された場合、すなわち既に検出されているIDのタッチ点が、移動して異なる位置で検出された場合、本実施形態では新たなタッチ点が検出されたものとみなす。従って、当該IDのタッチ点が、移動する前の位置において、情報処理装置100の傾きが変化したときに検出されていたとしても、移動後の位置には影響しない。そのため、ステップS312では、当該タッチ点に傾きが変化したことを示す情報がTRUEになっていた場合、それをFALSEにする。本実施形態の場合、ステップS308において挙げられた傾き変化フラグをFALSEにする。ステップS313では、検知部123が、情報処理装置100の傾きを示す角度情報を取得し、保持部124に保持されている初期角度を更新する。そして処理はタッチ入力を認識する処理(図2)にリターンする。
なお、本実施形態では、タッチセンサが入力領域102を走査し、タッチを検出したときには「TOUCH」を、検出されていたタッチ点が解除されたときには「RELEASE」をタッチイベントとして通知するタッチパネルを用いたが、これに限らない。例えば、新たに入力領域102がタッチされた場合には「TOUCH_DOWN」、既に検出されていたIDのタッチ点の移動が検出された場合には「MOVE」、離された時には「TOUCH_UP」をタッチイベントとして通知するものでもよい。この場合、「TOUCH_DOWN」が通知された場合に、保持部124に保持されるタッチ点と傾きの情報を新規追加し、「MOVE」が通知された場合には同じIDの情報を更新し、「TOUCH_UP」が通知された場合に、同じIDの情報を削除すればよい。そして、「TOUCH_DOWN」が通知されてから、同じIDのタッチ点の「MOVE」あるいは「TOUCH_UP」が通知されるまでの間に、所定時間毎に検知部123が情報処理装置100の傾きを示す角度を検知し、角度の変化量を閾値と比較する。そして、閾値以上の変化があったときに検出されているタッチ点について、傾き変化フラグをTRUEにする。
このように、情報処理装置100は、入力装置であるタッチパネルで検出されている複数のタッチ点をIDによって識別して情報を管理する。従って、複数のタッチ点それぞれの動きを検出することができるので、それらのタッチ点に構成されるマルチタッチ操作を認識することができる。
ここで、具体的に、第1の実施形態による情報処理装置100をユーザが操作する操作例を、図4〜6を参照して説明する。図4及び図5は、情報処理装置100の操作例を示す図である。また、図6は保持部124に保持される情報の一例を示す。この操作例で使用する情報処理装置100は、傾きを示す角度が20[°]以上変化したときに検出されているタッチ点を無効とし、入力として認識しないように設定されている。
図4(a)、(c)、(e)は、情報処理装置100を入力領域102側から見た状態を示す図である。また、図4(b)、(d)、(f)は、情報処理装置100を入力領域102に向かって右側から見た状態を示す図である。
なお、ここで説明する情報処理装置100のタッチパネルディスプレイ115の入力領域102は、480[dot]×640[dot]の解像度を有し、向かって左上を原点とする座標平面として位置情報を管理することができる。また、タッチパネルディスプレイ115のタッチセンサは20ミリ秒毎に入力領域102を走査してタッチイベントを通知し、角度センサ117は10ミリ秒毎に情報処理装置100の鉛直方向に対する傾きを示す角度を検知する。
まず、図4(a)及び(b)は、水平面上に載置されている情報処理装置100を、ユーザが持ち上げようとしている状態を示している。このとき、情報処理装置100は、水平線402に対して平行であり、このとき角度センサ117は鉛直方向に対して90[°]という角度を検知する。ユーザが装置を持ち上げるために左手の親指401で入力領域102に触れると、検出部121によって親指401によるタッチ点の情報が検出され、保持部124に保持される(ステップS201)。図6(a)は、このとき保持される情報の一例を示すテーブルである。タッチ点のIDは0とし、タッチ点の位置を示す座標(40,340)、検出時刻0[ms]が、IDが0のタッチ点(以下、タッチ点0と記載する。)に関連付けて保持部124に保持される。そして、検知部123が、情報処理装置100の傾きを示す角度情報90[°]を、タッチ点0の初期角度として関連付けて保持部124に保持する。この状態では、検出部121に検出されているタッチ点は複数ではなく、タッチ点0は初めて検出されたタッチ点であるため、タッチ点による入力は全て有効であると決定され(ステップS206)、入力情報が認識される(ステップS204)。
次に、図4(c)及び(d)は、図4(a)及び(b)の状態の20ミリ秒後、ユーザが左手で情報処理装置100を支持して持ち上げている途中経過を示している。このときも、ユーザの左手の親指401が入力領域102に触れており、図4(a)、(b)との差異は、情報処理装置100の水平線402に対する角度が10[°]変化したことである。このとき、検出部121によって親指401によるタッチ点の情報が検出され、保持部124に保持される(ステップS201)。ここで、タッチ点0の位置は座標(40,340)であり、前回タッチイベント「TOUCH」が検出された時と同じ位置である(ステップS305でYES)。従って、検知部123は、検知部123は、情報処理装置100の傾きを示す角度情報80[°]を検知し、傾きの変化を取得する(ステップS306)。このとき、傾きの変化は−10[°]である。傾きの変化の閾値は20[°]に設定されているため、情報処理装置100は閾値以上の傾きの変化がないことがわかる(ステップS307でNO)。従って、検出部121は、タッチ点0について、位置は座標(40,340)、タッチ点を検出した時刻は20[ms]として、保持部124に保持されたタッチ点0に関する情報を更新する(ステップS309)。図6(b)は、このとき保持される情報の一例を示すテーブルである。この状態においても、タッチ点による入力は全て有効であると決定され(ステップS206)、入力情報が認識される(ステップS204)。
さらに、図4(e)及び(f)は、図4(c)及び(d)の状態の20ミリ秒後を示す。このときも、ユーザが左手で情報処理装置100を支持して持ち上げている途中であり、ユーザの左手の親指401が入力領域102に触れている。図4(c)、(d)からはさらに情報処理装置100の水平線402に対する角度が10[°]変化している。ここでも、検出部121によって親指401によるタッチ点の情報が検出され、保持部124に保持される(ステップS201)。ここで、タッチ点0の位置は座標(40,340)であり、前回タッチイベント「TOUCH」が検出された時と同じ位置である(ステップS305でYES)。従って、検知部123は、検知部123は、情報処理装置100の傾きを示す角度情報70[°]を検知し、傾きの変化を取得する(ステップS306)。このとき、傾きの変化は−20[°]である。傾きの変化の閾値は20[°]に設定されているため、検知部123によって、情報処理装置100の傾きの変化は、閾値以上であると判定される(ステップS307でYES)。従って、検知部123は、タッチ点0に対して傾き変化フラグをTRUEにし、保持部124に保持する(ステップS308)。さらに検出部121が、タッチ点0について、位置は座標(40,340)、タッチ点を検出時刻は40[ms]として、保持部124に保持されたタッチ点0に関する情報を更新する(ステップS309)。図6(c)は、このとき保持される情報の一例を示すテーブルである。ただし、この状態においても、検出部121に検出されているタッチ点は複数ではなく、タッチ点0は初めて検出されたタッチ点であるため、タッチ点による入力は全て有効であると決定され(ステップS206)、入力情報が認識される(ステップS204)。
さらに、図5(a)及び(b)は、図4(e)及び(f)の状態の40ミリ秒後を示す。
このときも、ユーザが左手で情報処理装置100を支持して使いやすい角度まで持ち上げたところであり、ユーザの左手の親指401が入力領域102に触れている。ここでも、同様に検出部121によって親指401によるタッチ点の情報が検出され、保持部124に保持された情報が更新される。検知部123は、情報処理装置100の傾きを示す角度情報30[°]を検知し、タッチ点0について、初期角度から−60[°]という傾きの変化を取得し、傾き変化フラグを維持する。図6(d)は、このとき保持される情報の一例を示すテーブルである。この状態においてもタッチ点による入力は全て有効であると決定され(ステップS206)、入力情報が認識される(ステップS204)。
次に、図5(c)及び(d)は、図5(a)及び(b)の状態の1秒後、ユーザが右手の人差指403を使って、情報処理装置100を操作するためにタッチした状態である。従って、検出部121は、ユーザの親指401と、人差指403によるタッチ点を検出する(ステップS201)。各タッチ点に関する情報は、親指401のタッチ(タッチ点0)の位置が座標(40,340)、検出された時刻が1080[ms]である。さらに、人差指403のタッチ点はIDをとして、位置を示す座標(400,180)、検出時刻が1070[ms]であるとして情報を保持部124に保持される。なお、ここではタッチ点1がタッチ点0よりも入力領域102の原点に近いため、より早くタッチセンサに検出されている。検知部123は、タッチ点1について、情報処理装置100の傾きを示す角度情報30[°]を検知し、初期角度として保持する(ステップS304)。また、タッチ点0については、初期角度90[°]から−60[°]の角度変化があるので、傾き変化フラグを維持する(ステップS308)。図6(e)は、このとき保持される情報の一例を示すテーブルである。この場合、検出されているタッチ点は2点で複数であるため(ステップS202でYES)、判定部122は、保持されている傾き変化フラグを参照し、タッチ点0を無効とする(ステップS203)。そして、無効とされない、すなわち有効なタッチ点であるタッチ点1のタッチ情報を、入力情報として認識する(ステップS204)。
次に、図5(e)及び(f)は、図5(c)及び(d)の状態の1秒後、ユーザが右手の人差指403を入力領域から離した状態である。従って、検出部121によって親指401によるタッチ点0のみが検出される。図6(f)は、このとき保持される情報の一例を示すテーブルである。検出部121に検出されているタッチ点は複数ではなく(ステップS202でNO)、タッチ点0は既に無効とされたタッチ点であるため(ステップS205でYES)、情報処理装置100には、タッチによる入力は認識されない(ステップS204)。
このように、操作例1では、本実施形態を適用することで、マルチタッチの操作が可能な情報処理装置100において、ユーザが装置を支持する為に入力領域102に触れたタッチ点0が、入力として認識されるために発生する誤動作を避けることができる。
以上説明したように、本実施形態では、情報処理装置100の傾きを示す角度情報を検知し、検知している角度が所定の閾値以上変化したときに検出されているタッチ点による入力は無効とする。情報処理装置100の傾きが大きく変化しているときは、装置自体が持ち上げられているなど、移動中である可能性が高い。従って、情報処理装置100の傾きが大きく変化しているときに検出されているタッチ点は、ユーザが情報処理装置100を支持し、持ち上げるために入力領域102に触れたものである可能性が高い。従って、本実施形態のように、情報処理装置100の傾きを示す角度が所定の閾値以上変化したときに検出されているタッチ点による入力を無効とすることで、操作することが意図されていないタッチ点を誤って入力として認識してしまう誤動作を防ぐことができる。すなわち、ユーザの意図に反した誤動作を低減することができる。
(第1の実施形態の変形例1)
第1の実施形態では、検出部121に検出されているタッチ点の数が複数であったときに、情報処理装置100の傾きの変化量に基づいて少なくとも一部のタッチ点による入力を無効とする処理を行った。それに対し、変形例1は、検出されているタッチ点が複数であって、かつ検出されるタッチ点の数が増加した時に、一部のタッチ点による入力を無効とする処理を実行する。タッチ点の数が増加した時には、ユーザが何らかの操作を開始しようとしている可能性が高い。従って、変形例1では、特にユーザが何らかの操作を開始しようとしている時点で、有効な入力を正確に認識する処理を行うことができる。
変形例1に係る情報処理装置100の外観、ハードウェア構成は第1の実施形態と同様である。
図7は、変形例1において実行される、ユーザのタッチ入力を認識する処理プログラムを示すフローチャートである。図2と同番号が付されているステップでは、第1の実施形態と同様の内容の処理が実行されるため、詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
変形例1では、ステップS202において、検出部121によって、複数のタッチ点が検出されていると判定された場合(ステップS202でYES)には、ステップS701に進む。ステップS701では、検出部121が、検出されているタッチ点の数が増加したか否かを判定する。検出部121は、保持部124に保持された情報が更新される度にIDの情報を参照し、前回処理したフローでのタッチ点の数と、今回処理したフローのタッチ点の数を比較して、タッチ点の数が増加したか否かを判定する。検出されているタッチ点の数が増加したと判定された場合には、処理はステップS702に進む。一方、検出されているタッチ点の数が増加していないと判定された場合には、処理はステップS205に進む。
ステップS702では、判定部122が、ステップS201で取得された最新のタッチ点ではないタッチ点のうち、装置の傾きが変化したときに検出されていたタッチ点を無効とする。
ステップS702で、装置の傾きが変化したときに検出されていたタッチ点を特定する方法は、第1の実施形態(図2)のステップS203と同様である。従って、判定部122は、保持部124に保持された情報を参照し、情報処理装置100の傾きが閾値以上変化したことを示す傾き変化フラグの状態(TRUE、FALSE)に基づいて、無効とするタッチ点を特定し、認識部125に通知する。
この他のステップにおける処理は、図2で示した情報処理装置100がユーザのタッチ入力を認識する処理と同様に処理される。
以上述べたように、第1の実施形態の変形例1では、検出されているタッチ点の数が増加したときに、ユーザは最新のタッチ点による操作を行おうとしていると推定し、検出されている複数のタッチ点のうち、最新ではないタッチ点の一部を無効とする処理を行う。その際、情報処理装置100の傾きが、所定の閾値以上変化したときに検出されているタッチ点による入力を無効とする。これは、情報処理装置100の傾きが大きく変化しているときは、装置自体が持ち上げられるなど、移動中であり、その時に検出されているタッチ点は、情報処理装置100を支持するユーザの手が入力領域102に触れている可能性が高いためである。
さらに変形例1では、新たなタッチ点が検出された時という、ユーザによる情報処理装置100に対する操作を開始する可能性が高いタイミングで、以前から検出されていたタッチ点を無効とするか否かを判定する。このように、第1の実施形態の変形例1による情報処理装置100では、ユーザの意図に反した誤動作を低減することができる。
(第1の実施形態の変形例2)
変形例2では、検出されている複数のタッチ点の一部の位置の移動が検出された場合に、最新の移動が検出されたタッチ点以外のタッチ点のうち、条件を満たすタッチ点による入力を無効とする処理を実行する。ユーザがタッチ点を移動させた場合には、ユーザはその移動させたタッチ点を用いて何らかの操作を開始する意図がある可能性が高い。従って、変形例2では、特にユーザが何らかの操作を開始しようとしている時点で、有効な入力を正確に認識する処理を行うことができる。
変形例2に係る情報処理装置100の外観、ハードウェア構成は第1の実施形態及び変形例1と同様である。
図8は、変形例1において実行される、ユーザのタッチ入力を認識する処理プログラムを示すフローチャートである。図2と同番号が付されているステップでは、第1の実施形態と同様の内容の処理が実行される。加えて、本実施形態のステップS201では、既に検出されているIDのタッチ点が前回の処理と異なる位置で検出された場合(ステップS305でNO)には、今回検出された位置情報と前回検出されたときの位置情報を保持し、移動フラグをTRUEにする。既に検出されているIDのタッチ点が前回の処理と同じ位置で検出された場合には、移動フラグをFALSEにする。
ステップS202において、複数のタッチ点が検出されていると判定された場合には、ステップS801に進む。ステップS801では、検出部121が、タッチ点が移動したか否かを判定する。本実施形態では、検出部121は、ステップS201で取得されたタッチ点について、保持部124に移動フラグが上げられているか否かを判定する。さらに、移動フラグが上げられたタッチ点について、保持されている各タッチ点のID、移動前後の位置情報、検出時刻の情報から、各タッチ点の移動距離を算出し、移動距離と所定の距離との大きさを比較する。ここで用いられる所定の距離とは、ユーザが、タッチによる操作を行うためにタッチ点を移動させたと判断できるか否かを判定するための、距離の閾値である。その値は、予め情報処理装置100に登録されたタッチ操作が認識されるために必要な、タッチ点の最小限の移動距離程度の大きさとして設定される。検出部121は、タッチ点の移動距離が所定の距離以上大きい場合には、タッチ点が移動したと判定し(ステップS801でYES)、処理はステップS802に進む。一方、タッチ点に移動フラグが挙げられていない場合、及びタッチ点の移動距離が所定の距離よりも小さい場合には、タッチ点が移動していないと判定し(ステップS801でNO)、処理はステップS205に進む。
ステップS802では、判定部122が、ステップS201で取得されたタッチ点、すなわち最新の移動が検出されたタッチ点ではないタッチ点のうち、装置の傾きが変化したときに検出されていたタッチ点を無効とする。ステップS802において、装置の傾きが変化したときに検出されていたタッチ点を特定する方法は、第1の実施形態(図2)のステップS203と同様である。従って、判定部122は、保持部124に保持された情報を参照し、情報処理装置100の傾きが閾値以上変化したことを示す傾き変化フラグの状態(TRUE、FALSE)に基づいて、無効とするタッチ点を特定し、認識部125に通知する。
この他のステップにおける処理は、図2で示した情報処理装置100がユーザのタッチ入力を認識する処理と同様に処理される。
このように、変形例2では、タッチ点の移動が検出された時に、最新の移動が検出されたタッチ点以外のタッチ点のうち、条件を満たすタッチ点を無効とする。このように、第1の実施形態の変形例2による情報処理装置100では、ユーザの意図に反した誤動作を低減することができる。
(第1の実施形態の変形例3)
上述した第1の実施形態及びその変形例1、2では、検出部121によって新たなタッチイベントが検出されたことに応じて、装置の傾きが所定の閾値以上変化したときに検出されていたタッチ点を無効とする処理を行っていた。それに対し、第1の実施形態の変形例3では、検知部123が装置の傾きが閾値以上変化する度に、その時点で検出されている全てのタッチ点を無効とする。以下では特に、上述した第1の実施形態の処理などによってタッチ点を無効とするか有効とするかを決定した後に、検知部123が装置の傾きが閾値以上変化したことを検知したことに応じて、入力として認識されていたタッチ点を無効化する例を説明する。
変形例3に係る情報処理装置100の外観、ハードウェア構成は第1の実施形態及び変形例1、2と同様である。そして、変形例3においても、ユーザのタッチ入力を認識する処理は図2又は図7又は図8のフローチャートに従ったプログラムにより実行される。ただし、変形例3では、ステップS204において、認識部125が有効なタッチ点による入力情報を認識した後、図9のフローチャートに示すステップS902が実行される。
図9は、変形例3において、実行されるタッチ点の無効化処理プログラムの一例を示すフローチャートである。
ステップS901では、検知部123が、保持部124に保持されている傾きの履歴情報を初期化する。
そして、ステップS902では、検知部123が情報処理装置100の傾きを示す角度情報を検知し、保持部124に履歴を保持する。本実施形態の角度センサ117は、10ミリ秒毎に情報処理装置100の傾きを検知し角度情報を検知部123に通知している。従って、保持部124には10ミリ秒単位で履歴が追加されていく。ステップS903では、判定部122が、所定時間内に情報処理装置100の傾きを示す角度に閾値以上の変化があるか否かを判定する。変形例3では、所定時間を1秒とする。検知部123は、保持部124に保持された履歴情報を参照し、直近の1秒以内に、累積された角度の変化が閾値以上であるか否かを判定する。なお、ここで、角度の閾値は第1の実施形態のステップS307で使用した閾値と同じ値を使用するが、異なる値を閾値として用いることもできる。なお、累積された角度は変化量の絶対値を積算したものであっても良い。閾値以上の変化がないと判定された場合(ステップS903でNO)の場合には、ステップS902に戻り、検知部123が角度センサ117から角度情報を取得する周期で処理を繰り返す。一方、閾値以上の変化があると判定された場合(ステップS903でYES)には、ステップS904に進む。
ステップS904では、判定部122が、検出されている全てのタッチ点を無効として、処理を終了する。なお、ステップS902からステップS904の処理の実行中に、ユーザによってタッチが離され「RELEASE」イベントが通知された場合には、処理を中止する。
このように、変形例3では、タッチイベントが検出された時点に限らず、情報処理装置100の傾きが閾値以上変化する度に、その時点で検出されている全てのタッチ点を無効とする。従って、検出部121によってタッチイベントが検出された時点では、有効とされたタッチ点であっても、その後、情報処理装置100の傾きが閾値以上変化することに応じて、無効とすることができる。これにより、ユーザは、情報処理装置100の傾きを閾値以上変化させる操作によって、任意のタッチ点を無効化させることができる。例えば、情報処理装置100の傾きを操作に適した角度に変化させた後で、装置を持ち直すなど手の姿勢を変えると、新規のタッチ点が検出され、入力として認識される場合がある。変形例3では、このような場合に、ユーザが、情報処理装置100の傾きを大きく変化させることによって、その時点で入力領域102に触れているタッチ点を、情報処理装置100に対する入力として無効とさせることを可能にしている。このように、ユーザが任意のタッチ点による入力を無効化することを可能にすることにより、ユーザの意図に反した誤動作を低減することができる。
なお、変形例3では、第1の実施形態及びその変形例の処理が実行された後で行われる処理として、図9のフローチャートに示すタッチ点の無効化処理を説明したが、これに限らない。上述したタッチ点の無効化処理は、例えば図2のフローチャートに示す処理と独立に平行して処理されることもできる。
<その他の実施形態>
以上の実施形態では、傾き変更フラグは、各タッチ点に対応させて付与していたが、本発明はこれに限らない。例えば、傾き変更フラグがTRUEの場合にのみ、傾き変更フラグであることを特定できるユニークなビット配列の識別情報を付与することで、傾き変更フラグがTRUEになっているのかどうか示すようにしても良い。この場合、傾き変更フラグがFALSEに相当する場合には傾き変更フラグに相当するビットは付与されないことになる。
また、上述した第1の実施形態とその変形例1〜3は、組み合わせて実行することもできる。ここで図10(a)は、第1の実施形態と、その変形例2及び変形例3組み合わせて実行する情報処理装置100において、2点のタッチ点に関するタッチ入力を認識する処理のタイミングチャートである。図10(b)は、このときの情報処理装置100の状態を示しており、ここでは、ユーザの左手の親指1001によるタッチ点1002をタッチ点A、右手の人差し指1003によるタッチ点1004をタッチ点Bとして記載する。
図10(a)のタイミングチャートにおいて、t1からt6では、上述した第1の実施形態に沿った処理が実行されている。まず、t1では、操作例1と同様、ユーザが水平面に載置された情報処理装置100を持ち上げるために、左手の親指1001で入力領域102に触れたため、検出部121によってタッチ点Aが検出される。その後、t2からt3の間に、検知部123によって、装置の傾きが閾値以上変化したことが検知されるため、タッチ点Bが検出されるt4において、装置の傾きが変化したときに検出されていたタッチ点Aは無効とされる。タッチ点Bは、装置の傾きの変化が収まってから検出されたタッチ点であるため、タッチが離されるt5まで、無効化されることなく入力が認識される。t5において、タッチ点Bが入力領域102から離された後も、タッチ点Aは引き続き無効とされる。
図10(a)のタイミングチャートにおいて、次にt6からt7では、第1の実施形態の変形例2に沿った処理が実行されている。ここでは、t6において、タッチ点Aが図10(c)のタッチ点1002´のように移動される。検出部121によって、タッチ点Aの移動が検出されたことに応じて、t6以降ではタッチ点Aによる入力が有効とされる。
図10(a)のタイミングチャートにおいて、t7以降では、第1の実施形態の変形例3に沿った処理が実行されている。ここでは、t7において、ユーザがタッチ点Aのタッチを継続したまま、情報処理装置100の傾きを閾値以上変化される。従って、検知部123が傾きの変化を検知したt7以降、再びタッチ点Aによる入力は無効とされる。
このように、第1の実施形態とその変形例を組み合わせることで、ユーザの意図する操作に合わせて、タッチ点による入力を無効とする処理を行うことができ、ユーザによってより操作性の良い情報処理装置100を提供することができる。
また、上述した第1の実施形態及びその変形例では、情報処理装置100の傾きを示す角度の変化量に基づいて、無効とするタッチ点を決定したが、情報処理装置100が存在する位置を検知し、情報処理装置100の移動量に基づいて無効とするタッチ点を決定してもよい。その場合には、例えば屋内GPSなどを利用し、情報処理装置100がある範囲内における相対的な位置情報を検知し、所定以上の距離を移動されたときに検出されているタッチ点を無効とする。このように、ある範囲内の相対位置を利用することで、例えばユーザが電車等に乗って長距離移動している間であっても、有効なタッチ操作を行うことができる。さらに、加速度センサによって情報処理装置100が移動される加速度を検出し、所定以上の加速度で移動された場合に情報処理装置100が持ち上げられたことを推定し、持ち上げるための移動中に検出されていたタッチ点を無効とすることもできる。このような加速度、装置の位置の変化、装置の傾きの変化の少なくともいずれかが条件を満たすときに検出されているタッチ点を無効とすることもできる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (15)

  1. タッチ操作を認識する情報処理装置であって、
    タッチ操作の対象領域においてタッチされているタッチ点を取得する取得手段と、
    前記情報処理装置の移動を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって前記移動が検知された後、前記取得手段により取得されているタッチ点が複数の場合、複数のタッチ点のうち、前記移動が検知される前から継続してタッチされているタッチ点を無効とする判定を行う判定手段と、
    前記取得手段により取得されている複数のタッチ点のうち、前記判定手段により無効とされたタッチ点を除くタッチ点に基づいて、前記タッチ操作を認識する認識手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得手段が取得しているタッチ点が1点の場合、前記認識手段は、前記1点のタッチ点が、前記判定手段によって既に無効と判定されたタッチ点でなければ、前記1点のタッチ点に基づいて前記タッチ操作を認識することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段が取得しているタッチ点が1点の場合、前記判定手段は、前記1点のタッチ点が、既に無効とする判定を行ったタッチ点であれば、前記1点のタッチ点を引き続き無効とすることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記移動の前にタッチされ始め、かつ、前記移動が検知されたときに継続してタッチされているタッチ点を、前記情報処理装置を支持する手が前記対象領域にタッチしていることによるタッチ点であるとみなして、無効とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記検知手段は、前記情報処理装置が傾いている角度に基づいて前記移動を検知するものであって、
    前記判定手段は、前記取得手段により取得されている複数のタッチ点のうち、前記検知手段により検知されている角度が閾値以上変化する前にタッチされ始め、かつ、当該変化が検知されたときに継続してタッチされているタッチ点を無効とすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記複数のタッチ点のうち、最後にタッチされ始めたタッチ点ではないタッチ点、または最後に移動が検知されたタッチ点ではないタッチ点のうち、前記情報処理装置の角度が閾値以上変化する前にタッチされ始め、かつ、当該変化が検知されたときに継続してタッチされているタッチ点による入力を無効とすることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記取得手段により取得されているタッチ点が増加した場合、前記複数のタッチ点のうち、最後にタッチされ始めたタッチ点を除くタッチ点のうち、前記情報処理装置の角度が閾値以上変化する前から継続してタッチされているタッチ点による入力を無効とすることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記判定手段は、前記取得手段により取得されている複数のタッチ点のうち、一部のタッチ点が所定の距離以上移動した場合、前記所定の距離以上移動したタッチ点を除くタッチ点のうち、前記情報処理装置の角度が閾値以上変化する前から継続してタッチされているタッチ点による入力を無効とすることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 前記判定手段は、前記検知手段により検知されている角度が前記閾値以上変化する度に、前記取得手段により取得されている全てのタッチ点を無効とすることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記検知手段は、情報処理装置が存在する位置に基づいて前記移動を検知するものであって、
    前記判定手段は、前記取得手段により取得されているタッチ点のうち、前記検知手段により検知されている位置が閾値以上変化する前から継続してタッチされているタッチ点を無効とすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記検知手段により検知される前記情報処理装置の位置は、ある範囲内における相対的な位置情報であることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記判定手段は、前記検知手段により検知される位置が閾値以上の加速度で変化する前にタッチされ始め、かつ、当該変化が検知されているときに取得されているタッチ点を無効とすることを特徴とする請求項10又は11に記載の情報処理装置。
  13. コンピュータに読み込ませ実行させることで、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された情報処理装置として動作させるためのプログラム。
  14. コンピュータに読み込ませ実行させることで、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された情報処理装置として動作させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  15. タッチ操作を認識する情報処理装置の制御方法であって、
    取得手段により、タッチ操作の対象領域においてタッチされているタッチ点を取得する取得工程と、
    検知手段により、前記情報処理装置の移動を検知する検知工程と、
    前記情報処理装置の移動が検知された後、前記取得されているタッチ点が複数の場合、判定手段により、複数のタッチ点のうち、前記移動が検知される前から継続してタッチされているタッチ点を無効とする判定を行う判定工程と、
    認識手段により、前記複数のタッチ点のうち、前記判定工程において無効とされたタッチ点を除くタッチ点に基づいて、前記タッチ操作を認識する認識工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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