JP2009087076A - 携帯型電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】
タッチパネルが操作できる状態でPCを移動させるときに、自動的にタッチパネルの入力を禁止にする。
【解決手段】
PCが移動状態であると判定する加速度の閾値を設定する。加速度の閾値を設定する目的は移動状態であることを検出する検出レベルを設定可能とすることによりユーザの利用状況に応じて適切に移動状態を検出できるようにするためである。設定の際には設定プログラムがメモリ105にロードされCPU101によって実行される。設定プログラムが起動するとディスプレイ103上に設定画面が表示され、この中に加速度の感度:「高」/「中」/「低」など、数段階での選択メニューが表示される。そしてユーザが何れかの感度を選択すると選択された閾値データがマイコン108に設けられたレジスタに格納される。
【選択図】 図1
タッチパネルが操作できる状態でPCを移動させるときに、自動的にタッチパネルの入力を禁止にする。
【解決手段】
PCが移動状態であると判定する加速度の閾値を設定する。加速度の閾値を設定する目的は移動状態であることを検出する検出レベルを設定可能とすることによりユーザの利用状況に応じて適切に移動状態を検出できるようにするためである。設定の際には設定プログラムがメモリ105にロードされCPU101によって実行される。設定プログラムが起動するとディスプレイ103上に設定画面が表示され、この中に加速度の感度:「高」/「中」/「低」など、数段階での選択メニューが表示される。そしてユーザが何れかの感度を選択すると選択された閾値データがマイコン108に設けられたレジスタに格納される。
【選択図】 図1
Description
本発明は感圧式タッチパネルを備えた携帯型電子機器に関し、特に携帯時のタッチパネルの誤操作を防止するようにしたタブレット型ノートパソコンに関するものである。
現在、表示装置上に感圧式のタッチパネルを装備しタッチパネル上をペンなどにより操作することがデータ入力可能な携帯型電子機器が販売されている。このような携帯型電子機器はタブレットPCと称され、キーボード操作をしないでペン入力によりデータ入力が行われることから外出先などで携帯しながら利用することに有用なパソコンである。
このように携帯性に優れたタブレットPCではあるが携帯時であって、操作しない時には電力消費を低減させるような仕組みが従来より具備されている。例えばタッチパネル入力がユーザ操作と見做せない無効操作であるかを判定してオートパワーオフ機能を働かせるような携帯型電子機器が開示されている。
特開2003−15779号公報 (図1)
しかし、上述した従来技術では、ペンタッチがない時にパワーセーブモードに移行するものであるが、ユーザが不意にペンタッチしてしまった場合にはパワーセーブモードから通常モードに戻ってしまう。或いは不意にペンタッチがなされてしまうことにより、なかなかパワーセーブモードに移行することがなく無駄な電力を消費してしまう可能性もある。
そこで、本発明は上述した課題を解決するために、タッチパネルが操作できる状態で移動させるときに、自動的にタッチパネルの入力を禁止にすることで誤操作を防止することができる携帯型電子機器を提供することを目的とするものである。
本発明は上述したような課題を解決するため、ディスプレイに積層されて設けられたタッチパネルを具備した携帯型電子機器において、この携帯型電子機器の移動状態を検出する加速度センサと、加速度センサにより検出された移動量があらかじめ設定された閾値から超えているか否かを判定する判定手段と、移動量が前記閾値より超えていると判定された場合、前記タッチパネルからのデータ入力を禁止する制御手段と、前記タッチパネルからのデータ入力が禁止されていることを表示する表示手段とを具備したものである。
また本発明は前記閾値をユーザに選択的に変更可能とするための設定手段を具備したものである。
また本発明は前記制御手段は前記タッチパネルおよびタッチパネルを動作制御するタッチパネルコントローラを省電力モードに移行させるものである。
本発明によればタッチパネルが操作できる状態で移動させるときに、自動的にタッチパネルの入力を禁止にすることで誤操作を防止することができ、かつ確実な省電力を実現することができる。
以下、本発明における実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す携帯型電子機器であるタブレットPCのシステム構成図である。
本実施形態のタブレットPC10は、ディスプレイコントローラ103を介して送信された表示用データを表示するディスプレイ102が設けられている。そしてこのディスプレイ102上には感圧式の透明なタッチセンサ106が積層して設けられ、タッチセンサ106をペンなどで操作入力すると圧力センサが圧力検出し検出された位置座標データをタッチセンサコントローラ107に送信する。タッチセンサコントローラ107は受信した座標データをマイコン108に送信しマイコン108は必要に応じて座標データをブリッジ104を介してCPUに送信し所定のデータ処理が実行される。メモリ109とメモリコントローラ105はCPUのデータ処理に用いられる記憶装置で、所定のアプリケーションプログラムや、入力データがロードされてCPU101によってデータ処理される。本実施形態ではタブレットPCの移動を判定する判定プログラムや、判定プログラムの判定基準(閾値デー値)を任意に設定する設定プログラム、タッチセンサの機能の有効/無効を切り替えるプログラムなどがロードされてCPU101に実行される。
また本発明には3軸加速度センサ110が具備されている。この3軸加速度センサ110はピエゾ抵抗素子などを加速度検出に用いたセンサで、X/Y/Zの3軸それぞれの加速度を検出するセンサである。従ってタブレットPC10をユーザが持ち運ぶなどして移動した場合には、3軸加速度センサ110が移動を検出する。そして検出した検出データはA/Dコンバータ111にてデジタル信号に変換されマイコン108に出力される。マイコン108では受信した検出信号をみてタブレットPCが移動している状態か否かを判定し判定結果をブリッジ104を介してCPU101に出力する。CPU101は受信した判定結果に基づいてメモリ109に展開したタッチセンサ制御プログラムを実行することによりタッチセンサの有効/無効を切り替えるものである。
次に、上述したようなシステム構成である本実施形態のタブレットPCについての動作について図2を用いて説明する。
図2は本実施形態におけるタッチセンサの機能を有効/無効を切り替える切替動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS200においてPCが移動と判定する加速度の閾値を設定する。加速度の閾値を設定する目的は移動状態であることを検出する検出レベルを設定可能とすることによりユーザの利用状況に応じて適切に移動状態を検出できるようにするためである。
設定の際には設定プログラムがメモリ105にロードされCPU101によって実行される。設定プログラムが起動するとディスプレイ103上に設定画面が表示され、この中に加速度の感度:「高」/「中」/「低」など、数段階での選択メニューが表示される。そしてユーザが何れかの感度を選択すると選択された閾値データがマイコン108に設けられたレジスタに格納される。さらに設定プログラムでは加速度センサの機能自体、つまり移動検出機能自体を利用するか利用しないか(機能ON/OFF)を選択できる選択メニューを用意し、ここで選択された情報についてもマイコン108のレジスタに格納される。
次に上述した設定プログラムで「移動検出機能ON」とした場合(ステップS201のY)にステップS202へ進む。
ステップS202では、タブレットPC10の移動状況を検出するために加速度の監視を開始する。具体的にはマイコン108が自身のレジスタに格納された設定情報を参照して「移動検出機能ON」であること判定したことに応じて3軸加速度センサ110の駆動指示を出し3軸加速度センサ110が駆動開始する。
そして3軸加速度センサ110はタブレットPCの移動に伴って3軸それぞれの加速度データをアナログ出力し出力したアナログ信号をA/Dコンバータ111でデジタル信号へ変換してマイコン108にて移動量を演算する。
演算内容の例として、3軸分の加速度Ax、Ay、Azの合成ベクトルAを以下計算式により求める。
A=√(Ax2+Ay2+Az2)[単位(g)]
尚、3軸加速度センサの向きにかかわらず静止状態でAの値は必ず1gになるという法則を利用すれば、ステップS200での設定プログラムによる閾値設定例として以下が挙げられる。
尚、3軸加速度センサの向きにかかわらず静止状態でAの値は必ず1gになるという法則を利用すれば、ステップS200での設定プログラムによる閾値設定例として以下が挙げられる。
閾値を(1−Δ)≦A≦(1+Δ)と定義し、
(1)Aが閾値の範囲内にあるとき、PCは移動していないと判定する(ステップS205へ)。
(2)Aが閾値の範囲外にあるとき、PCは移動していると判定する(ステップS204へ)。
(1)Aが閾値の範囲内にあるとき、PCは移動していないと判定する(ステップS205へ)。
(2)Aが閾値の範囲外にあるとき、PCは移動していると判定する(ステップS204へ)。
但しΔの値を変更することにより、感度を変更できる。(Δの値が小さいほど、感度=高)
次にステップS203において、マイコン108内で、あらかじめ設定してある閾値データマイコン108で演算された移動量データとの比較を実施し以下の通り判定する。
次にステップS203において、マイコン108内で、あらかじめ設定してある閾値データマイコン108で演算された移動量データとの比較を実施し以下の通り判定する。
a.演算結果が閾値に達した場合・・・・PCは移動していると判定する。
b.演算結果が閾値に達しない場合・・・PCは移動していないと判定する。
次にステップS203において「PCは移動していると判定」した場合(ステップS204)、現在のタッチセンサ106の入力許可状況を確認し入力許可中であれば(ステップS206のY)タッチセンサ106を入力禁止に変更し、タッチセンサが入力禁止状態であることをディスプレイ102へ表示する。
一方、現在のタッチセンサ106が入力禁止中の場合(ステップS206のN)は現状維持し入力禁止を継続する(ステップS203)。
この時、タッチセンサ106の入力禁止に変更する際には、タッチセンサコントローラ109から出力されるデータをマイコン108でブロックし、Bridge104へ転送しないようにすることで実現できる。またはタッチセンサ106とタッチセンサコントローラ107をノーマルモードからスリープモードへ移行することにより駆動停止させることでも可能である。
次にPCが移動していないと判定された場合(ステップS203のYおよびステップS205)、現在のタッチセンサ106の入力許可状況を確認し、入力許可中の場合(ステップS207のY)には現状維持して入力許可を継続し、入力禁止中の場合(ステップS207のN)には、タッチセンサ106を入力許可に変更し、タッチセンサが入力許可状態にあることをディスプレイ102へ表示する。このときタッチセンサ106入力許可に変更する際には、例えばタッチセンサコントローラ107からのデータをマイコン108でブロックせずに、Bridge104へ転送することで実現可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、タッチパネルが操作できる状態でPCを移動させるときに、自動的にタッチパネルの入力を禁止にすることで誤操作を防止できる。また、移動検出の閾値をユーザーが設定できるようにし、閾値を変化させることで、移動に対して敏感に反応させたり、本機能をOFFにすることができるようになる。さらにタッチパネルおよびタッチパネルコントローラをスリープモードに移行することをタッチパネル入力禁止手段とした場合、電源オフ状態(S0ステート)にあるPC移動中の省電力効果が期待できる。
10…タブレットPC、101…CPU、102…ディスプレイ、103…ディスプレイコントローラ、104…ブリッジ、105…メモリコントローラ、106…タッチセンサ、107…タッチセンサコントローラ、108…マイコン、109…メモリ、110…3軸加速度センサ、111…A/Dコンバータ。
Claims (3)
- ディスプレイに積層されて設けられたタッチパネルを具備した携帯型電子機器において、
この携帯型電子機器の移動状態を検出する加速度センサと、
加速度センサにより検出された移動量があらかじめ設定された閾値から超えているか否かを判定する判定手段と、
移動量が前記閾値より超えていると判定された場合、前記タッチパネルからのデータ入力を禁止する制御手段と、
前記タッチパネルからのデータ入力が禁止されていることを前記ディスプレイに表示する表示手段とを具備したことを特徴とする携帯型電子機器。 - 前記閾値をユーザに選択的に変更可能とするための設定手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
- 前記制御手段は前記タッチパネルおよびタッチパネルを動作制御するタッチパネルコントローラを省電力モードに移行させることを特徴とする請求項2記載の携帯型電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007256410A JP2009087076A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 携帯型電子機器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-09-28 JP JP2007256410A patent/JP2009087076A/ja active Pending
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