JP2017157086A - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持手によるユーザの意図しないタッチ操作を高精度に無効にすることができ、ひいては表示装置の操作性をより向上することができる技術を提供する。【解決手段】本発明の表示装置は、タッチ有効領域に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付ける受付手段と、行われたタッチ操作によってタッチされた領域であるタッチ領域と、前記行われたタッチ操作によるタッチの時間であるタッチ時間とに基づいて、前記行われたタッチ操作が所定のタッチ操作である場合に、前記行われたタッチ操作を無効にする無効化手段と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置及びその制御方法に関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末、等に代表されるような、可搬性のある表示装置が広く普及している。この種の表示装置はタッチパネルを有しており、ユーザは、タッチパネルを用いた直感的なタッチ操作を表示装置に対して行うことができる。タッチ操作は、指やペンでタッチパネルに直接的または間接的に触れる操作である。また、この種の表示装置では、複数の箇所に触れるタッチ操作を可能とするマルチタッチパネルが使用されることがある。マルチタッチパネルを有する表示装置は、表示画像(画面に表示された画像)の拡大、表示画像の縮小、等の処理を、複数の指を用いたジェスチャー操作に応じて行うことができる。
スマートフォン、タブレット端末、等の表示装置の可搬性は高いため、一般的に、ユーザは、表示装置を手に持った状態で表示装置を操作する。スマートフォンは比較的小さいため、スマートフォンの保持と操作の両方が片手で行われることが多い。一方、タブレット端末(タブレット端末の画面サイズ)はスマートフォンに比べ大きいため、一方の手でタブレット端末が保持され、他方の手で操作が行われる場合が多い。
図16(A),16(B)に、タブレット端末をユーザが保持する様子の一例を示す。図16(A)は、タブレット端末を保持する手(保持手)の指がベゼル上にある様子を示す。図16(B)は、保持手の指がベゼルからはみ出して表示部(タッチパネル内蔵ディスプレイ)に接触している様子を示す。図16(A)の場合は問題ないが、図16(B)では、保持手の指が表示部に接触しているため、タブレット端末は、保持手の指の接触を検出し、保持手の指の接触がタッチ操作であると誤認識してしまう。
表示装置の操作性を向上するための従来技術は、例えば、特許文献1,2に開示されている。しかしながら、特許文献1,2に開示の技術では、タッチ操作の検出継続時間が閾値以上の場合、または、タッチ操作の押圧が閾値以上の場合に、タッチ操作が有効にされる。そのため、保持手の指による接触がタッチ操作であると誤認識されてしまう。さらに、他方の手の指で行われる所望のタッチ操作が阻害さしてしまう。
特開2002−259041号公報 特開2010−176174号公報
本発明は、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作を高精度に無効にすることができ、ひいては表示装置の操作性をより向上することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
タッチ有効領域に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付ける受付手段と、
行われたタッチ操作によってタッチされた領域であるタッチ領域と、前記行われたタッ
チ操作によるタッチの時間であるタッチ時間とに基づいて、前記行われたタッチ操作が所定のタッチ操作である場合に、前記行われたタッチ操作を無効にする無効化手段と、
を有することを特徴とする表示装置である。
本発明の第2の態様は、
タッチ有効領域に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付ける受付ステップと、
行われたタッチ操作によってタッチされた領域であるタッチ領域と、前記行われたタッチ操作によるタッチの時間であるタッチ時間とに基づいて、前記行われたタッチ操作が所定のタッチ操作である場合に、前記行われたタッチ操作を無効にするステップと、
を有することを特徴とする表示装置の制御方法である。
本発明の第3の態様は、上述した表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作を高精度に無効にすることができ、ひいては表示装置の操作性をより向上することができる。
実施例1に係る表示装置の外観の一例を示す外観図 実施例1に係る表示装置の構成の一例を示す図 実施例1に係るタッチ有効領域の一例を示す図 実施例1に係る表示装置の保持とタッチ領域の一例を示す図 実施例1に係る動作の一例を示すフローチャート 実施例2に係る表示装置の保持とタッチ領域の一例を示す図 実施例2に係る動作の一例を示すフローチャート 実施例3に係る表示装置の外観の一例を示す外観図 実施例3に係る表示装置の構成の一例を示す図 実施例3に係る表示装置の保持とタッチ領域の一例を示す図 実施例3に係る動作の一例を示すフローチャート 実施例4に係る動作の一例を示すフローチャート 実施例5に係る表示装置の使用とタッチ領域の一例を示す図 実施例5に係る動作の一例を示すフローチャート 実施例5に係る表示の一例を示す図 タブレット端末の保持の一例を示す図
以下、本発明の様々な実施例について説明する。以下の実施例に係る表示装置は、例えば、直感的なタッチ操作を受け付け可能な、可搬性のある表示装置である。以下の実施例では、所定のタッチ操作が識別され、所定のタッチ操作が無効にされる。所定のタッチ操作は特に限定されないが、本実施例では、所定のタッチ操作は、「表示装置を保持する手(保持手)の指によるユーザの意図しないタッチ操作」である。なお、以下の実施例はあくまで一例であり、本発明の要旨の範囲内で以下の実施例の構成を適宜変形したり変更したりすることにより得られる構成も、本発明に含まれる。以下の複数の実施例の構成を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明に含まれる。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。
(構成の説明)
まず、本実施例に係る表示装置の構成について説明する。図1(A),1(B)は、本
実施例に係る表示装置100の外観の一例を示す外観図である。図1(A)は、表示装置100の正面を示す正面図である。図1(B)は、表示装置100を垂直方向(縦方向;上下方向)に切断して得られる断面を示す断面図である。図1(B)において、表示装置100の左側が正面側、右側が背面側である。表示装置100は、表示部101とタッチセンサ102を有する。
表示部101は、画面に画像を表示する。表示部101は、液晶パネルと光源(バックライト)を備える液晶モジュールである。なお、表示部101は液晶モジュールに限られない。例えば、表示部101として、OLED(Organic Light−emitting Diode)ディスプレイモジュール、電子ペーパー、MEMS(Micro
Electro Mechanical Systems)ディスプレイモジュール、等の表示デバイスを使用することもできる。
タッチセンサ(タッチパネル)102は、表示装置100に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付ける入力装置(受付装置)である。タッチ操作は、指やペンでタッチパネルに直接的または間接的に触れる(タッチする)操作である。タッチセンサ102は、タッチ操作によりタッチされた位置であるタッチ位置を検出し、タッチ位置の検出結果であるタッチ位置情報を出力する。タッチ位置情報は、例えば、タッチ位置の二次元座標を示す2次元座標情報である。図1(B)に示すように、タッチセンサ102は、表示部101の画面(表示面)を覆うように設けられている。ユーザは、画面に表示されたオブジェクト、画像、等に直接触れる感覚でタッチ操作を行うことができる。タッチセンサ102は、静電容量方式のタッチパネルであり、複数の箇所に触れるタッチ操作を可能とするマルチタッチパネルである。表示装置100は、表示画像(画面に表示された画像)の拡大、表示画像の縮小、等の処理を、複数の指を用いたジェスチャー操作に応じて行うことができる。
なお、タッチセンサ102の配置は特に限定されない。例えば、オン・セル型、イン・セル型と呼ばれるタッチパネルが、タッチセンサ102として、表示部101に内蔵されていてもよい。また、タッチ位置の検出方式は静電容量方式に限られない。例えば、タッチ位置の検出方式は、抵抗膜方式などの他の検出方式であってもよい。
図2は、表示装置100の大まかな構成の一例を示す図である。表示装置100は、CPU200、ROM201、RAM202、ストレージ203、表示制御部204、タッチ解析部205、通信部206、表示部101、及び、タッチセンサ102を有する。CPU200、ROM201、RAM202、ストレージ203、表示制御部204、タッチ解析部205、及び、通信部206は、システムバス207を介して、互いに接続されている。
CPU200は、ROM201またはストレージ203に格納されているプログラムをRAM202へロードし、ロードしたプログラムを実行することにより表示装置100の各種処理を制御する。また、CPU200は、タッチ解析部205から出力されたタッチ位置情報を解析することでユーザの要求を判断し、ユーザの要求の判断結果に応じたプログラムを実行する。
ROM201は、表示装置100の各種処理を制御するためのプログラムが格納されている記憶装置である。ROM201として、例えば、不揮発性メモリが用いられる。RAM202は、CPU200によりROM201またはストレージ203からロードされたプログラム、プログラム実行中に処理されるデータ、等を一時的に記憶する記憶装置である。RAM202として、例えば、揮発性メモリが用いられる。ストレージ203は、通信部206を介してダウンロードされたコンテンツ、各種プログラム、等を格納するため
の記憶装置である。ストレージ203として、例えば、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、等が用いられる。
表示制御部204は、CPU200からの表示要求に応じて、表示部101の表示を制御する。例えば、表示制御部204は、CPU200からの表示要求に応じて、RAM202またはストレージ203から表示画像データを取得し、表示画像データに基づく画像が表示されるように表示部101の表示を制御する。
タッチセンサ102は、タッチ操作が行われると、当該タッチ操作に対応するタッチ位置情報をタッチ解析部205へ出力する。タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報に基づいて、行われたタッチ操作が保持手(表示装置100を保持する手)の指によるユーザの意図しないタッチ操作であるか否かを判断する。そして、タッチ解析部205は、その判断結果に基づいて、行われたタッチ操作を無効にする。本実施例では、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作(タッチセンサ102により検出されたタッチ操作)がユーザの意図しないタッチ操作であると判断した場合には、行われたタッチ操作を無効にする(タッチ操作の無効化)。具体的には、タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報をCPU200へ出力しない。一方、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作がユーザの意図するタッチ操作である(行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作でない)と判断した場合には、行われたタッチ操作を有効にする(タッチ操作の有効化)。具体的には、タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報をCPU200へ出力する。なお、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である場合に、行われたタッチ操作が無効にされれば、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作であるか否かの判断は省略されてもよい。
通信部206は、有線通信または無線通信により外部機器、ネットワーク(インターネットなど)、等に接続して、コンテンツ、各種プログラム、等をダウンロードする。通信部206は、ダウンロードしたコンテンツ、各種プログラム、等をストレージ203へ転送する。
(識別方法の説明)
次に、本実施例に係るタッチ操作の判断方法(識別方法)について、図2,3,4(A),4(B)を用いて説明する。図3は、タッチ有効領域(第1のタッチ有効領域)300の一例を示す図である。タッチ有効領域300は、タッチ操作を受け付け可能な領域である。タッチ有効領域300は、画面(タッチセンサ102)の中央部である。画面の中央部は、例えば、画面全体の領域から画面の縁部を除いて得られる領域である。画面の縁部は、例えば、画面の縁から、画面の縁から所定距離だけ離れた位置までの領域である。
なお、タッチ有効領域300は、画面の中央部に限られない。タッチ有効領域300は、画面の少なくとも一部の領域であればよい。例えば、タッチ有効領域300が画面全体の領域と一致してもよい。タッチ有効領域300は、メーカーによって予め定められた領域であってもよいし、プログラム、ユーザ操作、表示装置100の設定、表示装置100の使用環境、等に応じて設定された領域であってもよい。
タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報に基づいて、行われたタッチ操作によってタッチされた領域であるタッチ領域を判断する。図4(A)は、表示装置100をユーザが保持する様子の一例を示す。図4(B)は、タッチ解析部205によって判断されたタッチ領域400の一例を示す。図4(B)のタッチ領域400は、図4(A)の状態(保持の状態)に対応するタッチ領域である。
タッチ解析部205は、行われたタッチ操作によるタッチの時間(継続時間)であるタッチ時間を計測する。タッチ時間は、「1つのタッチ領域に対応するタッチ操作がタッチセンサ102によって検出され続ける時間」とも言える。例えば、タッチセンサ102の検出結果、タッチ領域の時間変化、等を監視することにより、タッチ時間を計測することができる。そして、タッチ解析部205は、タッチ領域とタッチ時間に基づいて、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作であるか否かを判断する。
図4(B)に示すように、保持手の指によるユーザの意図しないタッチ操作では、タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なり、且つ、タッチ時間が長いことが多い。そこで、本実施例では、タッチ解析部205は、タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なり、且つ、タッチ時間が時間閾値「2秒」以上である場合に、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である、と判断する。タッチ有効領域の縁部は、例えば、タッチ有効領域の縁から、タッチ有効領域の縁から所定距離だけ離れた位置までの領域である。なお、時間閾値は2秒より長くても短くてもよい。時間閾値は、メーカーによって予め定められた時間であってもよいし、プログラム、ユーザ操作、表示装置100の設定、表示装置100の使用環境、等に応じて設定された時間であってもよい。
具体的には、タッチ解析部205は、タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なる場合に、タッチ時間を計測する。「タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なる場合」は、「タッチ領域がタッチ有効領域の少なくとも一部を含む場合」とも言える。そして、タッチ解析部205は、計測されたタッチ時間が時間閾値以上になった場合に、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である、と判断する。
(タッチ解析部205の動作の説明)
次に、図2,5を用いてタッチ解析部205の動作について説明する。図5は、タッチ解析部205の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報に基づいて、タッチ領域を判断する(S500)。そして、タッチ解析部205は、S500で判断したタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なっているか否かを判断する(S501)。
S500で判断したタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なっていない場合には、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作(S500で判断したタッチ領域に対応するタッチ操作)がユーザの意図するタッチ操作であると判断する。そして、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作を有効にする(S505)。次に、タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報(行われたタッチ操作のタッチ位置情報)を、CPU200へ出力する(S506)。
一方、S500で判断したタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なっている場合には、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作のタッチ時間を計測する(S502)。そして、タッチ解析部205は、S502で計測したタッチ時間が時間閾値以上になったか否かを判断する(S503)。
S502で計測したタッチ時間が時間閾値以上にならなかった場合には、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作がユーザの意図するタッチ操作であると判断し、行われたタッチ操作を有効にする(S505)。そして、タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報を、CPU200へ出力する(S506)。
一方、S502で計測したタッチ時間が時間閾値以上になった場合には、タッチ解析部205は、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作
であると判断し、行われたタッチ操作を無効にする(S504)。行われたタッチ操作が無効にされた場合には、タッチセンサ102からのタッチ位置情報は、CPU200へ出力されない。
以上述べたように、本実施例によれば、タッチ領域とタッチ時間に基づいて、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作であるか否かが判断される。具体的には、タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なり、且つ、タッチ時間が時間閾値以上である場合に、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である、と判断される。そして、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作であると判断された場合に、行われたタッチ操作が無効にされる。上述したように、保持手の指によるユーザの意図しないタッチ操作では、タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なり、且つ、タッチ時間が長いことが多い。そのため、本実施例によれば、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作を高精度に無効にすることができ、ひいては表示装置の操作性をより向上することができる。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2について説明する。実施例1では、タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なり、且つ、タッチ時間が時間閾値以上であるタッチ操作が、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作として識別される例を説明した。本実施例では、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作のタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重ならない場合であっても、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作を高精度に識別できる例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる構成や処理について詳しく説明し、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。本実施例に係る表示装置の構成は、実施例1(図2)と同じである。
(識別方法の説明)
本実施例に係るタッチ操作の判断方法(識別方法)について、図2,6(A),6(B),6(C)を用いて説明する。実施例1と同様に、タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報に基づいて、行われたタッチ操作によってタッチされた領域であるタッチ領域を判断する。
図6(A)は、表示装置100の正面側から見た場合の、表示装置100をユーザが保持する様子の一例を示す正面図である。図6(B)は、表示装置100の側面側から見た場合の、表示装置100をユーザが保持する様子の一例を示す側面図である。図6(A),6(B)の手600は保持手であり、手601は操作手(所望のタッチ操作を行う手)である。図6(A)の状態(保持と操作の状態)は、図6(B)の状態と同じである。図6(C)は、タッチ解析部205によって判断されたタッチ領域602,603の一例を示す。図6(C)のタッチ領域602,603は、図6(A),6(B)の状態に対応するタッチ領域である。図6(C)のタッチ領域602は、図6(A),6(B)の保持手600によってタッチされた領域であり、タッチ領域603は、操作手601によってタッチされた領域である。
図6(C)に示すように、保持手に対応するタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重ならないことがあるが、保持手に対応するタッチ領域は、操作手に対応するタッチ領域よりも大きいことが多い。そこで、本実施例では、タッチ解析部205は、タッチ領域のサイズがサイズ閾値以上であり、且つ、タッチ時間が時間閾値以上である場合に、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である、と判断する。
具体的には、タッチ解析部205は、実施例1と同様に、タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なる場合に、タッチ時間を計測する。そして、タッチ解析部205は、計測さ
れたタッチ時間が時間閾値以上になった場合に、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である、と判断する。
また、タッチ解析部205は、タッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重ならない場合に、タッチ領域のサイズを算出する。本実施例では、タッチ領域のサイズとして、タッチ領域の面積が算出される。そして、タッチ解析部205は、タッチ領域のサイズがサイズ閾値「2cm」以上である場合に、タッチ時間を計測する。そして、タッチ解析部205は、計測されたタッチ時間が時間閾値以上になった場合に、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である、と判断する。
なお、タッチ領域のサイズは、タッチ領域の面積に限られない。例えば、タッチ領域のサイズとして、タッチ領域に対応する表示素子の数、タッチ領域に対応する画素の数、等が使用されてもよい。また、サイズ閾値は2cmより大きくても小さくてもよい。サイズ閾値は、メーカーによって予め定められたサイズであってもよいし、プログラム、ユーザ操作、表示装置100の設定、表示装置100の使用環境、等に応じて設定されたサイズであってもよい。
(タッチ解析部205の動作の説明)
次に、図2,7を用いて、本実施例に係るタッチ解析部205の動作について説明する。図7は、本実施例に係るタッチ解析部205の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、タッチ解析部205は、タッチセンサ102からのタッチ位置情報に基づいて、タッチ領域を判断する(S800)。そして、タッチ解析部205は、S800で判断したタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なっているか否かを判断する(S801)。S800の処理は、実施例1(図5)のS500の処理と同じであり、S801の処理は、S501の処理と同じである。
S800で判断したタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なっていない場合には、S801からS802へ処理が進められ、S800で判断したタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重なっている場合には、S801からS804へ処理が進められる。なお、S801の処理は省略されてもよい。S800からS802へ処理が進められてもよい。
S802にて、タッチ解析部205は、S800で判断したタッチ領域のサイズを算出する。そして、タッチ解析部205は、S802で算出したサイズがサイズ閾値以上であるか否かを判断する(S803)。S802で算出したサイズがサイズ閾値以上である場合には、S803からS804へ処理が進められる。S802で算出したサイズがサイズ閾値未満である場合には、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作(S800で判断したタッチ領域に対応するタッチ操作)がユーザの意図するタッチ操作であると判断する。そして、S803からS807へ処理が進められる。
S804〜S808の処理は、実施例1(図5)のS502〜S506の処理と同じであるため、S804〜S808の処理についての説明は省略する。
以上述べたように、本実施例によれば、タッチ領域のサイズがサイズ閾値以上であり、且つ、タッチ時間が時間閾値以上である場合に、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である、と判断される。そして、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作であると判断された場合に、行われたタッチ操作が無効にされる。上述したように、保持手に対応するタッチ領域は、操作手に対応するタッチ領域よりも大きいことが多い。そのため、本実施例によれば、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作を高精
度に無効にすることができ、ひいては表示装置の操作性をより向上することができる。例えば、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作のタッチ領域がタッチ有効領域の縁部に重ならない場合であっても、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作を無効にすることができる。
なお、複数のサイズ閾値が予め用意され、複数のサイズ閾値の1つが選択されて使用されてもよい。例えば、指の太さはユーザに依るため、好ましいサイズ閾値もユーザに依る。そのため、複数のユーザにそれぞれ対応する複数のサイズ閾値が記憶部に予め記録され、現在のユーザに対応するサイズ閾値が複数のサイズ閾値から選択されて使用されてもよい。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3について説明する。実施例1,2では、表示装置が1つのタッチセンサを有する例を説明した。本実施例では、表示装置が複数のタッチセンサを有する例を説明する。複数のタッチセンサの配置は特に限定されないが、本実施例では、表示装置の表面側と、表示装置の裏面側とのそれぞれにタッチセンサが設けられた例を説明する。本実施例では、ユーザは、表示装置の正面に対してのみならず、表示装置の背面に対してもタッチ操作を行うことができる。「表示装置の正面」は、例えば、表面と裏面のうち、ユーザが表示装置を使用した際にユーザに近い側の面、ユーザに見られる面、等である。「表示装置の背面」は、例えば、表面と裏面のうち、ユーザが表示装置を使用した際にユーザから遠い側の面、ユーザに見られない面、等である。なお、以下では、実施例1と異なる構成や処理について詳しく説明し、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。
(構成の説明)
まず、本実施例に係る表示装置の構成について説明する。図8(A)〜8(C)は、本実施例に係る表示装置900の外観の一例を示す外観図である。図8(A)は、表示装置900の正面を示す正面図である。表示装置900の正面は表示装置900の表面である。図8(B)は表示装置900の背面を示す背面図である。表示装置900の背面は表示装置900の裏面である。図8(C)は、表示装置900を垂直方向に切断して得られる断面図である。図8(C)において、表示装置900の左側が正面側、右側が背面側である。表示装置900は、表示部901、第1タッチセンサ902、及び、第2タッチセンサ903を有する。
表示部901は、画面に画像を表示する。表示部901は、表示装置900の背景を透過可能な透過型のOLEDディスプレイモジュールである。なお、表示部901はOLEDディスプレイモジュールに限られない。また、表示部901は、表示装置900の背景を透過不可能な表示部であってもよい。
第1タッチセンサ902は、第1タッチセンサ902のタッチ有効領域(第1のタッチ有効領域)に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付ける入力装置(第1受付装置)である。第2タッチセンサ903は、第2タッチセンサ903のタッチ有効領域(第2のタッチ有効領域)に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付ける入力装置(第2受付装置)である。第1タッチセンサ902のタッチ有効領域は、第1タッチセンサ902の少なくとも一部の領域であり、第2タッチセンサ903のタッチ有効領域は、第2タッチセンサ903の少なくとも一部の領域である。第1タッチセンサ902と第2タッチセンサ903のそれぞれは、静電容量方式のタッチパネルであり、マルチタッチパネルである。
図8(C)に示すように、第1タッチセンサ902と第2タッチセンサ903の間に表示部901が設けられている。そして、上述したように、表示部901は表示装置900
の背景を透過することができる。そのため、ユーザは、表示装置900の表面側からのみならず、表示装置900の背面側からも表示部901によって表示された画像を確認することができる。従って、表示装置900では、表示装置900の表面側と裏面側の両方に画面が存在する。そして、第1のタッチ有効領域と第2のタッチ有効領域のそれぞれは、「画面の少なくとも一部の領域」とも言える。
第1タッチセンサ902は、第1タッチセンサ902に対するタッチ操作のタッチ位置を検出し、タッチ位置情報(第1タッチ位置情報)を出力する。第2タッチセンサ903は、第2タッチセンサ903に対するタッチ操作のタッチ位置を検出し、タッチ位置情報(第2タッチ位置情報)を出力する。図8(C)に示すように、第1タッチセンサ902は、表示装置900の正面側に設けられている。そのため、ユーザは、画面に表示されたオブジェクト、画像、等に表示装置900の正面側から直接触れる感覚で、第1タッチセンサ902に対するタッチ操作を行うことができる。また、図8(C)に示すように、第2タッチセンサ903は、表示装置900の背面側に設けられている。そのため、ユーザは、画面に表示されたオブジェクト、画像、等に表示装置900の背面側から直接触れる感覚で、第2タッチセンサ903に対するタッチ操作を行うことができる。つまり、第1タッチセンサ902は、表示装置900の正面に対するタッチ操作の受け付けを担い、第2タッチセンサ903は、表示装置900の背面に対するタッチ操作の受け付けを担う。
なお、第1タッチセンサ902と第2タッチセンサ903の配置は特に限定されない。また、タッチ位置の検出方式は静電容量方式に限られない。
図9は、表示装置900の大まかな構成の一例を示す図である。図9において、実施例1(図2)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。CPU1004は、実施例1のCPU200と同様の機能を有する。但し、CPU1004は、タッチ解析部1005から出力された第1タッチ位置情報と、タッチ解析部1005から出力された第2タッチ位置情報との少なくとも一方を解析することで、ユーザの要求を判断する。そして、CPU1004は、ユーザの要求の判断結果に応じたプログラムを実行する。タッチ解析部1005は、実施例1のタッチ解析部205と同様の機能を有する。但し、タッチ解析部1005は、第1タッチ位置情報と第2タッチ位置情報に基づいて、第1タッチセンサ902に対するタッチ操作と、第2タッチセンサ903に対するタッチ操作とが、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作であるか否かを判断する。
(識別方法の説明)
次に、本実施例に係るタッチ操作の判断方法(識別方法)について、図9,10(A),10(B),10(C)を用いて説明する。タッチ解析部1005は、第1タッチ位置情報に基づいて、第1タッチセンサ902に対するタッチ操作のタッチ領域(第1タッチ領域)を判断する。また、タッチ解析部1005は、第2タッチ位置情報に基づいて、第2タッチセンサ903に対するタッチ操作のタッチ領域(第2タッチ領域)を判断する。
図10(A)は、表示装置900の正面側から見た場合の、表示装置900をユーザが保持する様子の一例を示す正面図である。図10(A)の手1100は保持手である。図10(B)は、タッチ解析部1005によって判断された第2タッチ領域1101の一例を示す。図10(C)は、タッチ解析部1005によって判断された第1タッチ領域1102の一例を示す。図10(B)の第2タッチ領域1101と、図10(C)の第2タッチ領域1101とは、図10(A)の状態(保持の状態)に対応するタッチ領域である。
図10(B),10(C)に示すように、保持手に対応する第1タッチ領域と、保持手に対応する第2タッチ領域との位置関係は、所定の位置関係となることが多い。例えば、第1タッチ領域が第2タッチ領域と対向することが多い。
そこで、本実施例では、タッチ解析部1005は、第2タッチ領域に基づいて、第1タッチセンサ902(第1のタッチ有効領域)の少なくとも一部の領域である識別領域を決定する。具体的には、タッチ解析部1005は、全ての第2タッチ領域1101を含む領域1103を、対応識別領域として決定する。そして、タッチ解析部1005は、対応識別領域1103に対応する領域1104を、識別領域として決定する。具体的には、画面(第1タッチセンサ902;第2タッチセンサ903)に垂直な方向において対応識別領域1103を第1タッチセンサ902に投影して得られる領域が、識別領域として決定される。
なお、対応識別領域の決定方法と識別領域の決定方法とは上記方法に限られない。例えば、一部の第2タッチ領域(1つ以上のタッチ領域)を含む領域が、対応識別領域として決定されてもよい。識別領域のサイズは、対応識別領域のサイズと異なっていてもよい。対応識別領域(第2タッチ領域)との位置関係が所定の位置関係となる領域が、識別領域として決定されてもよい。対応識別領域を決定する処理は行われずに、第2タッチ領域から識別領域が直接決定されてもよい。また、第2タッチ領域が複数存在する例を示したが、保持方法に依っては第2タッチ領域が1つしか存在しないこともある。
そして、以下の条件1,2が満たされる場合に、タッチ解析部1005は、第1タッチセンサ902に対するタッチ操作と、第2タッチセンサ903に対するタッチ操作とがユーザの意図しないタッチ操作である、と判断する。
条件1:第1タッチ領域が識別領域に重なる。
条件2:第1タッチセンサ902に対するタッチ操作のタッチ時間が時間閾値以上である。
具体的には、タッチ解析部1005は、第1タッチ領域が識別領域に重なる場合に、第1タッチ領域に対応するタッチ操作のタッチ時間を計測する。図10(C)では、第1タッチ領域1102が識別領域1104に重なっているため、第1タッチ領域1102に対応するタッチ操作のタッチ時間が計測される。そして、タッチ解析部1005は、計測されたタッチ時間が時間閾値以上になった場合に、第1タッチセンサ902に対するタッチ操作と、第2タッチセンサ903に対するタッチ操作とがユーザの意図しないタッチ操作である、と判断する。例えば、図10(B)の全ての第2タッチ領域1101に対応するタッチ操作と、図10(C)の第1タッチ領域1102に対応するタッチ操作とがユーザの意図しないタッチ操作である、と判断される。
(タッチ解析部1005の動作の説明)
次に、図9,11を用いて、タッチ解析部1005の動作について説明する。図11は、係るタッチ解析部1005の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、タッチ解析部1005は、タッチ領域の判断を行う(S1200)。具体的には、タッチ解析部1005は、第1タッチセンサ902からの第1タッチ位置情報に基づいて、第1タッチ領域を判断する。また、タッチ解析部1005は、第2タッチセンサ903からの第2タッチ位置情報に基づいて、第2タッチ領域を判断する。次に、タッチ解析部1005は、S1200で判断した第2タッチ領域に基づいて、対応識別領域を決定する(S1201)。そして、タッチ解析部1005は、S1201で決定した対応識別領域に基づいて、識別領域を決定する(S1202)。次に、タッチ解析部1005は、S1200で判断した第1タッチ領域がS1202で決定した識別領域に重なっているか否かを判断する(S1203)。
S1200で判断した第1タッチ領域がS1202で決定した識別領域に重なっていな
い場合には、タッチ解析部1005は、行われたタッチ操作がユーザの意図するタッチ操作であると判断する。ここで、「行われたタッチ操作」は、「S1200で判断された第1タッチ領域に対応するタッチ操作、及び、S1200で判断された第2タッチ領域に対応するタッチ操作」を意味する。また、「S1200で判断された第2タッチ領域」は、「識別領域を決定する処理に使用された第2タッチ領域」を意味する。そして、タッチ解析部1005は、行われたタッチ操作を有効にする(S1207)。次に、タッチ解析部1005は、行われたタッチ操作のタッチ位置情報(第1タッチセンサ902からの第1タッチ位置情報、及び、第2タッチセンサ903からの第2タッチ位置情報)を、CPU1004へ出力する(S1208)。
一方、S1200で判断した第1タッチ領域がS1202で決定した識別領域に重なっている場合には、タッチ解析部1005は、S1200で判断した第1タッチ領域に対応するタッチ操作のタッチ時間を計測する(S1204)。そして、タッチ解析部1005は、S1204で計測したタッチ時間が時間閾値以上になったか否かを判断する(S1205)。
S1204で計測したタッチ時間が時間閾値以上にならなかった場合には、タッチ解析部1005は、行われたタッチ操作がユーザの意図するタッチ操作であると判断し、行われたタッチ操作を有効にする(S1207)。そして、タッチ解析部1005は、行われたタッチ操作のタッチ位置情報を、CPU1004へ出力する(S1208)。
一方、S1204で計測したタッチ時間が時間閾値以上になった場合には、タッチ解析部1005は、タッチ解析部1005は、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作であると判断し、行われたタッチ操作を無効にする(S1206)。行われたタッチ操作が無効にされた場合には、行われたタッチ操作のタッチ位置情報は、CPU1004へ出力されない。
以上述べたように、本実施例によれば、第2タッチ領域に基づいて、第1のタッチ有効領域の少なくとも一部の領域である識別領域が決定される。また、第1タッチ領域が識別領域に重なり、且つ、第1タッチ領域に対応するタッチ操作のタッチ時間が時間閾値以上である場合に、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作である、と判断される。それにより、保持手によるユーザの意図しないタッチ操作を高精度に無効にすることができ、ひいては表示装置の操作性をより向上することができる。
なお、本実施例では、第1のタッチ有効領域が表示装置の表面側の領域であり、第2のタッチ有効領域が表示装置の裏面側の領域である例を説明したが、これに限られない。表示装置の表面側の領域が第1のタッチ有効領域として使用され、表示装置の裏面側の領域が第2のタッチ有効領域として使用されてもよい。即ち、第1タッチセンサ902のタッチ有効領域が第2のタッチ有効領域として使用され、第2タッチセンサ903のタッチ有効領域が第1のタッチ有効領域として使用されてもよい。である例を説明したが、これに限られない。
また、本実施例では、表示装置の表面が表示装置の正面であり、表示装置の裏面が表示装置の背面である例を説明したが、これに限られない。表示装置の裏面が表示装置の正面として使用され、表示装置の表面が表示装置の背面として使用されてもよい。そして、表示装置の正面側の領域が第1のタッチ有効領域として使用され、表示装置の背面側の領域が第2のタッチ有効領域として使用されるように、第1のタッチ有効領域と第2のタッチ有効領域が切り替えられながら使用されてもよい。表示装置の背面側の領域が第1のタッチ有効領域として使用され、表示装置の正面側の領域が第2のタッチ有効領域として使用されるように、第1のタッチ有効領域と第2のタッチ有効領域が切り替えられながら使用
されてもよい。
なお、表示装置の正面と表示装置の背面との判断の方法は、特に限定されない。図10(B),10(C)に示すように、保持手が表示装置の背面にタッチしたタッチ領域の数は、一般的に、保持手が表示装置の正面にタッチしたタッチ領域の数よりも多い。そのため、表示装置の表面におけるタッチ領域の数と、表示装置の裏面におけるタッチ領域の数とに基づいて、表示装置の正面と表示装置の背面とを判断することができる。具体的には、表示装置の表面と表示装置の裏面のうち、タッチ領域の数が多い面を正面、タッチ領域の数が少ない面を背面として検出することができる。また、表示装置内に加速度センサを設け、加速度センサの検出値に基づいて表示装置の正面と表示装置の背面とを判断することもできる。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4について説明する。本実施例では、表示装置の操作性をより向上することができる例を説明する。なお、以下では、実施例3と異なる構成や処理について詳しく説明し、実施例3と同様の構成や処理についての説明は省略する。本実施例に係る表示装置の構成は、実施例3(図9)と同じである。但し、本実施例では、タッチ解析部1005は、無効にされたタッチ操作の継続中に他のタッチ操作が行われた場合に、当該他のタッチ操作を有効にする。無効にされたタッチ操作の継続中に行われる他のタッチ操作は、実施例1〜3の無効化の条件を満たしていても、ユーザの意図するタッチ操作である可能性が高い。そのため、タッチ解析部1005の上記処理により、ユーザの意図するタッチ操作の阻害を抑制することができ、表示装置の操作性をより向上することができる。
(タッチ解析部1005の動作の説明)
次に、図9,12を用いて、本実施例に係るタッチ解析部1005の動作について説明する。図12は、本実施例に係るタッチ解析部1005の動作の一例を示すフローチャートである。S1400〜S1403の処理は、実施例3(図11)のS1200〜S1203の処理と同じであり、S1405〜S1409の処理は、S1204〜S1208の処理と同じである。本実施例では、S1400で判断した第1タッチ領域がS1402で決定した識別領域に重なっている場合には、S1403からS1404へ処理が進められる。
S1404にて、タッチ解析部1005は、無効にされたタッチ操作が継続中であるか否かを判断する。S1404の判断は、例えば、タッチ操作の検出結果、タッチ領域の時間変化、等を監視することにより、実現することができる。無効にされたタッチ操作が継続中である場合には、S1400で新たに判断した第1タッチ領域に対応するタッチ操作がユーザの意図するタッチ操作である、と判断する。そして、S1408へ処理が進められる。無効にされたタッチ操作が継続中でない(存在しない)場合には、S1405へ処理が進められる。
以上述べたように、本実施例によれば、無効にされたタッチ操作の継続中に他のタッチ操作が行われた場合に、当該他のタッチ操作が有効にされる。それにより、ユーザの意図するタッチ操作の阻害を抑制することができ、表示装置の操作性をより向上することができる。
<実施例5>
以下、本発明の実施例5について説明する。本実施例では、表示装置の操作性をより向上することができる例を説明する。実施例1〜4によれば、ユーザの意図しないタッチ操作を高精度に無効にすることができる。しかしながら、ユーザの意図するタッチ操作がユ
ーザの意図しないタッチ操作であると誤判断され、ユーザの意図するタッチ操作が無効にされることがある。そこで、本実施例では、表示装置は、行われたタッチ操作を無効にした場合に所定の通知を行う。それにより、表示装置の操作性をより向上することができる。例えば、タッチ操作が無効にされたことをユーザに把握させたり、無効にされないタッチ操作の実行をユーザに促したりすることができる。なお、以下では、実施例1と異なる構成や処理について詳しく説明し、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。
(構成の説明)
本実施例に係る表示装置の構成は、実施例1(図2)と同じである。但し、本実施例では、タッチ解析部205は、タッチ操作を無効にした場合に、タッチ操作の無効に関する情報であるタッチ無効情報をCPU200へ出力する。本実施例では、タッチ無効情報は、タッチ操作が無効にされたこと示す識別子と、無効にされたタッチ操作に対応するタッチ位置情報とを含む。なお、タッチ操作が無効にされたことを把握できる情報であれば、タッチ無効情報は、どのような情報であってもよい。例えば、タッチ操作が無効にされたこと示す識別子がタッチ無効情報として使用されてもよい。
また、本実施例では、CPU200は、タッチ解析部205からのタッチ無効情報に基づいて、上述した所定の通知に対応する表示制御の実行を指示する表示要求を、表示制御部204へ出力する。それにより、所定の通知に対応する表示制御が、表示制御部204によって行われる。所定の通知(所定の通知に対応する表示制御)は、タッチ解析部205からタッチ無効情報が出力される度(タッチ操作が無効にされる度)に行われてもよい。しかしながら、一般的に、タッチ操作に応じた処理は、タッチ位置に操作対象(アイコンなどのオブジェクト)が存在する場合に行われる。そのため、本実施例では、表示装置は、無効にされたタッチ操作に対応するタッチ位置に操作対象が存在する場合に、所定の通知を行う。具体的には、CPU200は、タッチ解析部205からのタッチ無効情報(タッチ無効情報に含まれたタッチ位置情報)に基づいて、無効にされたタッチ操作に対応するタッチ位置に操作対象が存在するか否かを判断する。そして、CPU200は、無効にされたタッチ操作に対応するタッチ位置に操作対象が存在する場合に、上述した表示要求を表示制御部204へ出力する。
図13(A),13(B)を用いて、本実施例に係るCPU200の処理の具体例を説明する。図13(A)は、本実施例に係る表示装置100が使用される様子の一例を示す。図13(A)の符号1600は手を示す。図13(B)は、本実施例に係るタッチ解析部205によって判断されたタッチ領域1602の一例を示す。図13(B)のタッチ領域1602は、図13(A)の状態(使用の状態)に対応するタッチ領域である。図13(A),13(B)では、操作対象である複数のオブジェクト1601が画面に表示されている。そして、タッチ領域1602にオブジェクト1601が表示されている。そのため、CPU200は、タッチ領域1602に対応するタッチ操作が無効にされた場合に、上述した表示要求を表示制御部204へ出力する。
(動作の説明)
次に、図2,14を用いて、所定の通知に関する動作ついて説明する。図14は、所定の通知に関する動作の一例を示すフローチャートである。
まず、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作がユーザの意図しないタッチ操作であるか否かを判断する(S1700)。S1700では、例えば、図5のフローチャート、図7のフローチャート、図11のフローチャート、または、図12のフローチャートが実行される。次に、タッチ解析部205は、行われたタッチ操作が無効にされたか否かを判断する(S1701)。行われたタッチ操作が無効にされなかった場合(行われたタッ
チ操作が有効にされた場合)には、本フローチャートが終了される。
行われたタッチ操作が無効にされた場合には、タッチ解析部205は、タッチ無効情報をCPU200へ出力する(S1702)。そして、CPU200は、S1702でタッチ解析部205から出力されたタッチ無効情報に基づいて、無効にされたタッチ操作に対応するタッチ位置に操作対象であるオブジェクトが表示されているか否かを判断する(S1703)。無効にされたタッチ操作に対応するタッチ位置に操作対象であるオブジェクトが表示されていない場合には、本フローチャートが終了される。無効にされたタッチ操作に対応するタッチ位置に操作対象であるオブジェクトが表示されている場合には、CPU200は、所定の通知に対応する表示制御の実行を指示する表示要求を、表示制御部204へ出力する(S1704)。それにより、所定の通知に対応する表示制御が、表示制御部204によって行われる。
図15は、所定の通知に対応する表示制御が行われた場合の表示の一例を示す。所定の通知は、行われたタッチ操作が無効にされたことの通知と、無効にされないタッチ操作の実行を促す通知とを含む。所定の通知に対応する表示制御により、OSD(On−Screen Display)画像1800が表示される。OSD画像1800において、テキスト「このタッチは無効です!」は、行われたタッチ操作が無効にされたことを示す情報であり、テキスト「操作する場合は、指先でタッチしてください」は、無効にされないタッチ操作の実行を促す情報である。
なお、所定の通知は、上記通知に限られない。例えば、所定の通知は、行われたタッチ操作が無効にされたことの通知と、無効にされないタッチ操作の実行を促す通知との一方を含んでいなくてもよい。また、所定の通知に対応する表示制御によって表示される情報はテキストに限られない。例えば、所定の通知に対応する表示制御によって表示される情報として、アイコン、アニメーション、等が使用されてもよい。また、所定の通知は表示制御に限られない。例えば、所定の通知として、音声の出力、発光部の点灯、等が行われてもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、行われたタッチ操作が無効にされた場合に、所定の通知が行われる。それにより、表示装置の操作性をより向上することができる。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100,900:表示装置
205,1005:タッチ解析部

Claims (16)

  1. 第1のタッチ有効領域に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付ける第1受付手段と、
    行われたタッチ操作によってタッチされた領域であるタッチ領域と、前記行われたタッチ操作によるタッチの時間であるタッチ時間とに基づいて、前記行われたタッチ操作が所定のタッチ操作である場合に、前記行われたタッチ操作を無効にする無効化手段と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記タッチ領域と前記タッチ時間とに基づいて、前記行われたタッチ操作が前記所定のタッチ操作であるか否かを判断する判断手段、をさらに有し、
    前記無効化手段は、前記判断手段の判断結果に基づいて、前記行われたタッチ操作を無効にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記所定のタッチ操作は、ユーザの意図しないタッチ操作である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記無効化手段は、前記タッチ領域が前記第1のタッチ有効領域の縁部に重なり、且つ、前記タッチ時間が時間閾値以上である場合に、前記行われたタッチ操作を無効にする
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記無効化手段は、前記タッチ領域のサイズがサイズ閾値以上であり、且つ、前記タッチ時間が時間閾値以上である場合に、前記行われたタッチ操作を無効にする
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 第2のタッチ有効領域に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付ける第2受付手段と、
    前記第2のタッチ有効領域に対するタッチ操作のタッチ領域に基づいて、前記第1のタッチ有効領域の少なくとも一部の領域である識別領域を決定する決定手段と、
    をさらに有し、
    前記無効化手段は、前記第1のタッチ有効領域に対するタッチ操作のタッチ領域が前記識別領域に重なり、且つ、前記第1のタッチ有効領域に対する前記タッチ操作のタッチ時間が時間閾値以上である場合に、前記第1のタッチ有効領域に対する前記タッチ操作と、前記第2のタッチ有効領域に対する前記タッチ操作とを無効にする
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記決定手段は、前記第2のタッチ有効領域に対する前記タッチ操作のタッチ領域を含む領域に対応する領域を、前記識別領域として決定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記第2のタッチ有効領域に対する前記タッチ操作のタッチ領域は複数存在し、
    前記決定手段は、前記第2のタッチ有効領域に対する前記タッチ操作の全てのタッチ領域を含む領域に対応する領域を、前記識別領域として決定する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の表示装置。
  9. 前記第1のタッチ有効領域と前記第2のタッチ有効領域の一方は、前記表示装置の表面側の領域であり、
    前記第1のタッチ有効領域と前記第2のタッチ有効領域の他方は、前記表示装置の裏面側の領域である
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記無効化手段によって無効にされたタッチ操作の継続中に他のタッチ操作が行われた場合に、前記無効化手段は、前記他のタッチ操作を有効にする
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 前記行われたタッチ操作が前記無効化手段によって無効にされた場合に、所定の通知を行う通知手段、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 前記所定の通知は、前記行われたタッチ操作が無効にされたことの通知を含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記所定の通知は、無効にされないタッチ操作の実行を促す通知を含む
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の表示装置。
  14. 前記第1のタッチ有効領域は、画面の少なくとも一部の領域である
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の表示装置。
  15. タッチ有効領域に対する、ユーザによるタッチ操作を受け付けるステップと、
    行われたタッチ操作によってタッチされた領域であるタッチ領域と、前記行われたタッチ操作によるタッチの時間であるタッチ時間とに基づいて、前記行われたタッチ操作が所定のタッチ操作である場合に、前記行われたタッチ操作を無効にするステップと、
    を有することを特徴とする表示装置の制御方法。
  16. 請求項15に記載の表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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