JP6103458B2 - コーン型クラッシャー - Google Patents

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Description

本発明は、コーン型クラッシャーに関し、更に詳しくは、破砕間隔を調節することができるコーン型クラッシャーに関する。
コーン型クラッシャーは、骨材産業や鉱物加工産業において非常に重要な破砕機として、使い道が広く、構造及び種類も多様に発展してきた。
国際公開公報WO2009/065995は、コーン型クラッシャーを開示しており、このコーン型クラッシャー(以下、「先行発明1」という)は、内部に空洞が形成されているフレームと、フレームの内側に設けられる第1のクラッシングブレードと、フレームの内部に偏心された状態で収容されるメインシャフトと、メインシャフトの外周面に結合されるコーン状のクラッシングヘッドと、クラッシングヘッドの表面を覆う第2のクラッシングブレードと、メインシャフトの上端部に結合される上部ベアリング部と、前記メインシャフトの下端部に結合される下部ベアリング部と、前記メインシャフトを旋動運動(gyratory movement)することができるように駆動する駆動手段とを備える。
ここにおいて、第1のクラッシングブレードは、クラッシングヘッドの外周面上に装着される第2のクラッシングブレードと適正距離だけ離隔されており、コーン型クラッシャーに投入された破砕対象物は、メインシャフトとともに旋動運動をする第2のクラッシングブレードと固定された第1のクラッシングブレードとの間の間隔が狭くなると、圧縮されて破砕され、破砕された骨材は、第2のクラッシングブレードと第1のクラッシングブレードとの間の間隔が広くなると、落下する過程を繰り返しながら外部に排出される。
先行発明1に投入される岩石のサイズは多様であるため、クラッシングヘッドは上下に昇降しながら、破砕間隔を調節するようになっている。
より詳しく説明すると、クラッシングヘッドは、メインシャフトの長さ方向に沿って移動することができ、内部に小径部と大径部とを有する円柱型空洞部が形成されている。また、メインシャフトは、クラッシングヘッドの内部に形成されている空洞部に挟まれる小径部と大径部とを有するように形成される。
メインシャフトの大径部の上面とクラッシングヘッドの小径部の下面との間に形成されている空間(以下、「油圧空間」という)に注入される油圧油の量を調節して、クラッシングヘッドは、メインシャフトに沿って上下に移動することができる。
クラッシングヘッドがメインシャフトに沿って移動することができるためには、クラッシングヘッドの内側面とメインシャフトの外側面との間に一定の遊隔が必要となる。したがって、小径部及び大径部を有するクラッシングヘッドの空洞部の直径は、これと対向しているメインシャフトの外側面の直径よりも大きい。
したがって、クラッシングヘッドとメインシャフトは、破砕対象物を破砕する際、ともに旋動運動をするが、旋動運動が継続することに伴い、クラッシングヘッドとメインシャフトは相対回転運動をするようになる。
より詳しく説明すると、クラッシングヘッドの内部の空洞部に形成されている小径部と大径部は、これと対向しているメインシャフトの小径部と大径部の表面に対し、それぞれ独立して相対回転運動をしようとする。クラッシングヘッドの小径部とメインシャフトの小径部との間の遊隔と、クラッシングヘッドの大径部とメインシャフトの大径部との間の遊隔とが同じである場合に、クラッシングヘッドの小径部の表面とクラッシングヘッドの大径部の表面とが同じ線速度で回転するためには、クラッシングヘッドの小径部は、クラッシングヘッドの大径部より速い角速度で回転しなければならない。
しかしながら、クラッシングヘッドは、剛体(rigid body)であるため、クラッシングヘッドの小径部と大径部は、同じ角速度で回転するしかなく、各小径部の表面及び各大径部の表面のいずれか1つの表面では、滑り摩擦が生じるようになる。
クラッシングヘッドとメインシャフトとの間の相対回転運動は、たとえその速度は遅いが、回転力は非常に強く、これによって発生する滑り摩擦により、クラッシングヘッドとメインシャフトは相対側の表面を互いに破壊するようになる。
表面が破壊されて荒くなると、油圧シールが破壊され、油圧油が急速に漏出される。したがって、クラッシングヘッドの内側面には、必ず潤滑性材質のコーティングを施すか、または、潤滑性材質のライナーを設けなければならない。
しかしながら、岩石などの破砕によってクラッシングヘッドが受ける力は、非常に不規則な衝撃の形であるため、潤滑性コーティングまたは潤滑性材質のライナーを設けることでは、滑り摩擦による表面破壊を緩和することができるだけであり、滑り摩擦を根本的に防止することは不可能で、更に潤滑性材質のライナーなども徐々に磨耗していく。しかも、クラッシングヘッドは、重量が非常に重く、体積が大きいため、潤滑性コーティングまたは潤滑性材質のライナーを設けることには、膨大なコストがかかるだけでなく、作業が非常に難しいという問題がある。
それで、前記コーン型クラッシャーの問題を解決するために、本発明の発明者は、マントルコア(前記先行発明1の「クラッシングヘッド」に該当する)の内周面に形成された円柱型空間部に、上下方向に長いキー溝を形成し、メインシャフトの外周面にはキーが挿入されるキー溝を形成して、ここにキーを挿入したコーン型クラッシャー(国際公開番号WO2012/141558A1)に関する発明(以下、「先行発明2」という)をPCT出願してある。
先行発明2の場合、マントルコアは、メインシャフトの長さ方向に沿って円滑に移動することができ、同時にマントルコアとメインシャフトとの相対回転運動は抑制される。一方、先行発明2は、メインシャフトの下部に破砕間隔調節板が固定され、この破砕間隔調節板上に複数の油圧ジャッキが設けられており、この油圧ジャッキがマントルコアをメインシャフトの長さ方向に沿って移動させる油圧力を提供する構造となっている。
先行発明2によると、上述したように、キーとキー溝によって、マントルコアはメインシャフトの相対回転を抑制することができる。しかしながら、岩石の破砕時に発生する衝撃がキーとキー溝に継続的に加えられ、この衝撃によって、キーとキー溝には応力が集中され、キーとキー溝の強度が弱くなる問題が発生するようになる。更に、メインシャフトのそのものの構造的強度まで弱くなる可能性もある。
国際公開第2009/065995号 国際公開第2012/141558号
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものであって、マントルコアとメインシャフトとの間に滑り摩擦による表面破壊現象が発生する虞のないコーン型クラッシャーを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、マントルコアとメインシャフトとの間にキー及びキー溝を形成する必要のないコーン型クラッシャーを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、破砕間隔を調節するために、高圧の油圧油が用いられても油圧油が漏出する可能性を減らすことができるコーン型クラッシャーを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、マントルコアとメインシャフトとの間の隙間にほこりなどの異物質の流入を減らすことができる構造を有するコーン型クラッシャーを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、マントルコアとメインシャフトの接触面の機械的摩擦を著しく減らすことができる構造を有するコーン型クラッシャーを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、使用寿命が長いコーン型クラッシャーを提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の好ましい実施例に係るコーン型クラッシャーは、空洞を有するフレームと、前記フレームの中心軸から偏心され、前記空洞に配置されて旋動運動をするメインシャフトと、前記メインシャフトの長さ方向に沿って移動可能に前記メインシャフトに結合され、前記メインシャフトとともに旋動運動をするマントルコア組立体を備えるコーン型クラッシャーにおいて、前記コーン型クラッシャーは、前記マントルコア組立体の下方に位置し、前記メインシャフトに固定される破砕間隔調節支持板、前記メインシャフトの外側を取り囲み、前記破砕間隔調節支持板から前記マントルコア組立体の下面に向かって延長される環状のシリンダー部、及び前記マントルコア組立体との相対位置が固定され、前記マントルコア組立体の下部に形成され、前記シリンダー部に挿入され、前記シリンダー部の内部空間に流出入する油圧油の圧力によって昇降可能なピストン部を備える。
好ましくは、前記メインシャフトの内部には、油圧油通路が形成され、前記油圧油通路は、前記シリンダー部の内部空間に直接連通するか、または前記破砕間隔調節支持板を経由して、前記シリンダー部の内部空間に連通する。
好ましくは、前記コーン型クラッシャーは、前記油圧油の流出を防止するために、前記ピストン部の下端部の外周面及び内周面に設けられたシール部材を更に備える。
好ましくは、前記マントルコア組立体に備えられているマントルコアは、2つ以上の部品から組み立てられて形成される。
好ましくは、前記コーン型クラッシャーは、前記マントルコア組立体と前記メインシャフトとの間に介在したマントルコアスリーブを更に備える。
好ましくは、前記マントルコアスリーブは、前記ピストン部の下面に接触され、前記ピストン部の下面を覆うフランジを有する。
好ましくは、前記コーン型クラッシャーは、前記油圧油の流出を防止するために、前記フランジの外周面及び内周面に設けられたシール部材を更に備える。
好ましくは、前記コーン型クラッシャーは、前記シリンダー部と前記ピストン部に異物質の流入を防止するために、前記シリンダー部よりも大きい直径を有し、前記破砕間隔調節支持板から前記マントルコア組立体の下面に向かって延長される環状の第1のダストシールスリーブ、及び前記マントルコア組立体の下面から前記破砕間隔調節支持板に向かって延長され、前記第1のダストシールスリーブの外周面を取り囲む第2のダストシールスリーブを更に備える。
好ましくは、前記コーン型クラッシャーは、前記メインシャフトと前記マントルコア組立体との間に異物質の流入を防止するために、前記メインシャフトの外周に挟まれるタイヤ型シーラーを更に備え、前記タイヤ型シーラーは、上端内径部が前記メインシャフトの外周面に接触され、下端内径部が前記マントルコア組立体の上端部に固定される。
好ましくは、前記コーン型クラッシャーは、前記タイヤ型シーラーの下端内径部を前記マントルコア組立体の上端部に固定させるクランプを更に備える。
好ましくは、前記マントルコア組立体は、前記メインシャフトに挟まれるマントルコアと、前記マントルコアの外側面を覆うマントルと、前記マントルを前記マントルコアに結合させるロックナットとを有し、前記タイヤ型シーラーの下端内径部は、前記ロックナットと前記クランプとの間に圧搾されて固定される。
好ましくは、前記タイヤ型シーラーの下端内径部と接触する前記ロックナットの一面と、前記タイヤ型シーラーの下端内径部と接触する前記クランプの一面との少なくともいずれか一面には、凹凸が形成される。
好ましくは、前記タイヤ型シーラーと前記メインシャフトによって区画される空間には、潤滑剤が注入されている。
好ましくは、前記コーン型クラッシャーは、前記メインシャフトを前記フレームの中心軸Yから偏心させる偏心駆動部、及び前記偏心駆動部を回転させ、前記メインシャフトを旋動運動するように駆動するメインシャフト駆動手段を更に備える。
本発明に係るコーン型クラッシャーは、次のような効果を有する。
第一に、マントルコアとメインシャフトとの間に滑り摩擦による表面破壊現象が発生する虞のないコーン型クラッシャーを提供することができる。
第二に、マントルコアとメインシャフトとの間にキー及びキー溝を形成する必要のないコーン型クラッシャーを提供することができる。
第三に、破砕間隔を調節するために高圧の油圧油が用いられても油圧油が漏出する可能性を減らすことができるコーン型クラッシャーを提供することができる。
第四に、マントルコアとメインシャフトとの間の隙間にほこりなどの異物質の流入を減らすことができる構造を有するコーン型クラッシャーを提供することができる。
第五に、マントルコアとメインシャフトの接触面の機械的摩擦を著しく減らすことができる構造を有するコーン型クラッシャーを提供することができる。
第六に、使用寿命が長いコーン型クラッシャーを提供することができる。
本明細書に添付する次の図面は、本発明の好ましい実施例を例示するもので、前述した発明の詳しい説明とともに、本発明の技術思想が更に理解できるようにする役割をするものであるため、本発明は、このような図面に記載した事項のみに限定して解釈してはいけない。
本発明の好ましい第1の実施例に係るコーン型クラッシャーを示す断面図である。 本発明の好ましい第2の実施例に係るコーン型クラッシャーを示す断面図である。 本発明の好ましい第3の実施例に係るコーン型クラッシャーを示す断面図である。
以下、添付した図面を参照し、本発明の好ましい実施例に係るコーン型クラッシャーについて詳しく説明する。
本発明で用いられるコーン型クラッシャーという用語は、コーンクラッシャーとジャイレートリークラッシャー(gyratory crusher)などを通称するもので用いられる。
本明細書及び請求の範囲に用いられる用語や単語は、通常的または辞書的意味で限定して解釈してはいけなく、発明者は自分自身の発明を最も最善の方法で説明するために、用語の概念を適切に定義することができるという原則に立って、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈しなければならない。したがって、本明細書に記載した実施例と図面に示した構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的思想を全て代弁するものではないので、本出願時点においてこれらに代替することができる様々な均等物と変形例がある可能性があることを理解しなければならない。
図面において、各構成要素またはその構成要素をなす特定の部分の大きさは、説明の便宜及び明確性のために誇張及び省略し、または概略的に示した。したがって、各構成要素の大きさは実際の大きさを全面的に反映するものではない。関連する公知機能あるいは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすると判断される場合、その説明は省略する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施例に係るコーン型クラッシャーを示す断面図である。
図1を参照すると、第1の実施例に係るコーン型クラッシャーは、空洞を有するフレームと、フレームの中心軸から偏心され、空洞に配置されて旋動運動をするメインシャフト100と、メインシャフト100に結合され、メインシャフト100とともに旋動運動をしながら、メインシャフト100の長さ方向に沿って移動可能なマントルコア組立体200と、フレームの内側面のうちマントルコア組立体200と対向する面に装着されたコンケーブ30と、マントルコア組立体200の下方に位置し、メインシャフト100に固定される破砕間隔調節支持板40と、メインシャフト100をフレームの中心軸Yから偏心させる偏心駆動部160と、偏心駆動部160を回転させ、メインシャフト100を旋動運動するように駆動するメインシャフト駆動手段と、メインシャフト100の上端部に位置し、メインシャフト100の旋動運動が可能になるように、メインシャフト100を径方向と垂直方向で支持する懸垂ベアリング120とを備える。
フレームは、外郭が略円筒状のメインフレーム10と、メインフレーム10の上部に結合され、1つの層または複数の層で構成されたトップフレーム20とで形成することができる。
メインシャフト100の下端部は、メインフレーム10の内部に収容され、上端部はコンケーブ30を通って、トップフレーム20に収容される。また、メインシャフト100は旋動運動(gyratory movement)をし、旋動運動に比べ、上、下方向の動きは殆どない。
通常のコーン型クラッシャーと同様に、本発明の第1の実施例に係るコーン型クラッシャーも、トップフレーム20の上部から岩石などの破砕対象物が供給され、メインシャフト100及びメインシャフト100に挟まれたマントルコア組立体200が旋動運動をし、コンケーブ30とマントル210との間で破砕対象物が破砕され、メインフレーム10の下部に落下するようになる。
本発明の核心的技術的思想が更に明らかに伝えられるように、第1の実施例の前記構成中、上述した通常のコーン型クラッシャーと重複する内容はできるだけ省略し、異なる構成を中心として説明する。
メインシャフト100は、その内部にマントルコア組立体200を昇降させるための油圧油が流れる油圧油通路110が形成される。この油圧油通路110は、メインシャフト100の長さ方向に沿って形成された垂直油圧油通路112と、この垂直油圧油通路112の下端で水平方向に曲がった水平油圧油通路114とで形成することができる。
該油圧油通路112、114は、メインシャフト100に形成される流路の一例であり、メインシャフト100の内部に流路が形成され、後述するシリンダー部50の内部空間52まで連通するものであれば構わない。また、後述する破砕間隔調節支持板40がマントルコア組立体200の下方でメインシャフト100に安定して結合できるように、メインシャフト100の外周面には段付き突部116が形成されるものが好ましい。
破砕間隔調節支持板40は、破砕対象物の破砕によって発生するメインシャフト100の長さ方向の力を受け取る役割と、後述するシリンダー部50の装着マウントの役割をする。
マントルコア組立体200は、メインシャフト100に挟まれ、全体として円錐台状のマントルコア220と、マントルコア220の外側面を覆い、中空の円錐台状のマントル210と、マントル210をマントルコア220に堅く結合させるロックナット240を有する。
マントルコア220は、マントル210が安着するマントル安着部224と、マントルコア220の下部に形成されるピストン部222とで形成することができる。ここにおいて、ピストン部222は、後述するシリンダー部50に挿入される。
図1では、マントルコア220は、1つの剛体(rigid body)であるものとして示しているが、これとは異なり、マントル安着部224と、ピストン部222が別に構成されて互いの結合によってマントルコア220を成しても構わない。ただし、この場合、ピストン部222は、マントル安着部224に結合された状態でマントル安着部224と相対位置が固定される。
マントルコア組立体200とメインシャフト100との間には、パイプ状のマントルコアスリーブ230を介在することができる。マントルコアスリーブ230の下端部には、反径方向の外側に向かって延長されたフランジ232が形成され、フランジ232の上面はピストン部222の下面と接触され、ピストン部222の下面はフランジ232によって覆われるようになる。
破砕間隔調節支持板40上には、環状のシリンダー部50が形成される。前記シリンダー部50は、ピストン部222の外側を取り囲み、破砕間隔調節支持板40からマントルコア組立体200の下面に向かって延長される。
シリンダー部50の内周面は、メインシャフト100の外周面と離隔された状態で、ピストン部222の外周面と対向しており、シリンダー部50には、油圧油が流出入することができる内部空間52が形成される。また、ピストン部222は、この内部空間52に流出入する油圧油の圧力によって、メインシャフト100の長さ方向に沿って昇降可能である。
一方、メインシャフト100に形成されている水平油圧油通路114は、図1に示したように、破砕間隔調節支持板40に形成されている油圧油通路62を経由して、シリンダー部50の内部空間52に連通することができる。
これとは異なり、水平油圧油通路114の出口が内部空間52に直接連通することもできる。この場合、水平油圧油通路114は、図1に示した位置に比べて多少高い位置に形成されており、例えば、内部空間52と当接している破砕間隔調節支持板40の上面の直上に水平油圧油通路114の出口を形成することができる。
第1の実施例によると、シリンダー部50の内面、メインシャフト100の外側面、マントルコアスリーブ230の下端に形成されているフランジ232の下面、及び破砕間隔調節支持板40の上面によって、シリンダーの内部空間52が区画される。
油圧油がシリンダーの内部空間52から流出される可能性のある最も有力な部位は、シリンダー部50の内周面とフランジ232との間の隙間、またはメインシャフト100の外周面とフランジ232との間の隙間である。したがって、油圧油の流出を防止するために、フランジ232の外周面及び内周面には、ゴムなどからなるシール部材234が設けられるものが好ましい。
第1の実施例では、マントルコアスリーブ230がピストン部222と別の構成となっているが、図1に示したマントルコアスリーブ230及びピストン部222が1つの構成として一体化した第1の実施例の変形例も可能である。
また、前記第1の実施例の変形例は、マントルコアスリーブ230を備えていないため、シリンダー部50の内面、メインシャフト100の外側面、ピストン部222の下面、及び破砕間隔調節支持板40の上面によって、シリンダーの内部空間52が区画される。
この場合、油圧油がシリンダー部50の内部空間52から流出される可能性のある最も有力な部位は、シリンダー部50の内周面とピストン部222との間の隙間、またはメインシャフト100の外周面とピストン部222との間の隙間である。したがって、油圧油の流出を防止するために、ピストン部222の下端部の外周面及び内周面には、ゴムなどからなるシール部材234が設けられるものが好ましい。
図2は、本発明の好ましい第2の実施例に係るコーン型クラッシャーを示した断面図であり、第2の実施例は、マントルコア220が2つの部品に区分されて製作され、これらを組み立ててマントルコア220が完成されるという点において、第1の実施例と相違である。もちろん、マントルコア220は、2つ以上の部品からなることもできる。第1の実施例と同様に、第2の実施例でも、マントルコア220の内部にマントルコアスリーブ230が装着される構造を採ることも可能で、マントルコアスリーブ230がピストン部222に一体化した構造を採ることも可能である。
次いで、第1の実施例に係るコーン型クラッシャーについて引き続き説明をする。
コンケーブ30とマントル210との間で破砕された破砕対象物から発生する多量の粉塵及び石粉などの異物質がシリンダー部50とピストン部222に流入することを防止する必要があり、このために、第1の実施例には、破砕間隔調節支持板40に設けられる第1のダストシールスリーブ70と、マントルコア220に設けられる第2のダストシールスリーブ270が備えられている。
第1のダストシールスリーブ70は、シリンダー部50より大きい直径を有し、破砕間隔調節支持板40からマントルコア組立体200の下面に向かって延長されている環状のスリーブである。
第2のダストシールスリーブ270は、マントルコア220のマントル安着部224の下面の縁部から破砕間隔調節支持板40に向かって延長されて形成され、第1のダストシールスリーブ70の外周面を取り囲む環状のスリーブである。
第2のダストシールスリーブ270は、マントルコア組立体200に装着されてともに昇降するため、コーン型クラッシャーが稼動しながら破砕間隔が継続的に調節される間に、第2のダストシールスリーブ270の内周面は第1のダストシールスリーブ70の外周面に沿って昇降するようになる。
また、粉塵及び石粉などの異物質は、主にコーン型クラッシャーの上から下の方向に向かって移動するため、図1に示したように、第2のダストシールスリーブ270を下方向に長く形成して、第1のダストシールスリーブ70の外周面を十分に覆うように設計すると、第1のダストシールスリーブ70と第2のダストシールスリーブ270との隙間を介した異物質流入防止の側面において有利である。
第1のダストシールスリーブ70と第2のダストシールスリーブ270とは、少し間隔をおいたまま互いに離隔され、コーン型クラッシャーの稼動中にも互いに接触することはない。この間隔を埋めるために、第1のダストシールスリーブ70の外周の上端にゴムや羊毛のような弾力性のある材質からなるシールを設け、グリスのような潤滑剤を塗布することができる。
偏心駆動部160は、メインシャフト100の下端を収容する偏心ベアリング162と、偏心駆動部160そのものの回転軸である偏心駆動軸164を有する。偏心駆動軸164の下端部には、プーリー166が固定され、このプーリー166は、モータまたはエンジンなどに連結されたベルトなどによって、駆動力が伝達される。
偏心駆動軸164は、フレームの中心軸Yと同軸であり、偏心ベアリング162は、メインシャフト100の中心軸Xと同軸で形成される。したがって、モータまたはエンジンなどの駆動によって、偏心駆動軸164が回転すると、メインシャフト100は、フレームの中心軸Yとメインシャフト100の中心軸Xとの間の角αだけフレームの中心軸Yから傾いた状態で、旋動運動をするようになる。ここにおいて、前記モータまたはエンジンなどは、メインシャフト100を旋動運動させるように駆動するメインシャフト駆動手段に該当する。
メインシャフト100が旋動運動をするためには、メインシャフト100の下端部に比べ、上端部は相対的に少なく動揺する状態で支持されなければならず、このために、メインシャフト100の上端部は、トップフレーム20の上部に固定されている上部ベアリング室130に挿入されて支持される。
上部ベアリング室130の下部には、開口部が形成され、メインシャフト100の上端部は、この開口部に挿入される。また、メインシャフト100の上端部は、回転輪122及び固定輪124で形成された懸垂ベアリング120によって、摩擦が低減される。
回転輪122は、メインシャフト100の上端部に堅く締結され、固定輪124は、上部ベアリング室130の内周面に堅く安着する。回転輪122の外周面と固定輪124の内周面とは、ともに下にいくほど直径が狭くなり、メインシャフト100の自重によって、回転輪122が下方に移動しても、回転輪122の外周面が固定輪124の内周面に接触して係止されるようになるので、メインシャフト100の上部ベアリング室130からの離脱が防止される。
図1のCで表示した部分は、メインシャフト100の旋動運動の焦点に該当する部分として、理論上全く動きがない部分である。また、旋動運動の焦点Cは、メインシャフト100の両端部のうち上端部側に偏って位置しているため、当然、メインシャフト100の下端部は、上端部に比べ、旋動運動の半径がはるかに大きくなる。
一方、メインシャフト100の上端部には、長さ方向に沿って下に円柱型陥没部が形成され、この円柱型陥没部は、旋動運動の焦点Cよりも下まで陥没しているものが好ましい。
弾力性材質からなる油圧油導管146は、円柱型陥没部の内周面と所定の間隔離隔された状態で、円柱型陥没部に挿入され、導管固定部144は、油圧油導管146を上部ベアリング室130に固定させる。円柱型陥没部は、メインシャフト100が旋動運動をしても、油圧油導管146が円柱型陥没部の内側面に接触しないほどの内径を有するものが好ましい。
導管固定部144には、外部から供給される油圧油の通路となる外部油圧油導入管142が連結されており、メインシャフト100の垂直油圧油通路112の上端部は、連通コネクタ115によって油圧油導管146に連結される。ここにおいて、油圧油導管146上に旋動運動の焦点Cが位置するものが好ましく、この場合、油圧油導管146の変形を最小化することができる。
油圧油ソースから順次に、外部油圧油導入管142、導管固定部144、油圧油導管146、連通コネクタ115、垂直油圧油通路112、水平油圧油通路114、及び油圧油通路62を経て、油圧油はシリンダー部50の内部空間52まで供給される。
油圧油導管146は、可撓性(flexibility)材質からなるものが好ましく、この場合、メインシャフト100の上端の動揺に伴い、油圧油導管146が少しずつ曲がり、油圧油導管146は、導管固定部144と連通コネクタ115との間で、安定して結合され、メインシャフト100が旋動運動をしても、シリンダー部50の内部空間52に油圧油が安定して流出入することができる。
上述したように、油圧油導管146は、可撓性を有するものが好ましいが、長さ方向に加えられる力には強く抵抗できる材質で形成されるものが更に好ましい。したがって、例えば、鉄などの金属線を外周面に巻いて補強したゴム材質のホースを用いることができる。
偏心駆動部160と破砕間隔調節支持板40との間を介して、偏心駆動部160及びメインシャフト100の下端部に異物質が流入することを防止するために、破砕間隔調節支持板40と偏心駆動部160との間には、ダストシールが形成される。
該ダストシールは、旋動球面リング42、固定球面リング152、及び固定球面リングガイド154からなる。旋動球面リング42は、破砕間隔調節支持板40の縁部の下面にボルトなどによって固定され、固定球面リング152の下面は、旋動球面リング42の上面に載置される。また、固定球面リング152は、固定球面リングガイド154に挟まれ、昇降可能な構造となっている。
旋動球面リング42の上面は、旋動運動の焦点Cを中心とする球面で形成され、固定球面リング152の下面は、前記旋動球面リング42の上面と同じ曲率を有する球面で形成される。この場合、固定球面リング152と旋動球面リング42の接触面の間の隙間を最小化することができ、この隙間を介した異物質の流入を最小化することができる。
一方、偏心駆動部160と破砕間隔調節支持板40との間への異物質流入を能動的に遮断するために、固定球面リングガイド154の内部空間には、空気流路156が連結される。空気流路156を介して、圧縮空気が固定球面リングガイド154の内部に形成されている空間に印加され、この圧縮空気は、旋動球面リング42と固定球面リング152との間の隙間、及び固定球面リング152と固定球面リングガイド154との間の隙間を介して外部に抜け出ながら、ほこりなどの異物質を外部に排出することができる。また、この圧縮空気は、破砕間隔調節支持板40に形成されている空気孔44を介して前記した第1のスリーブ70と第2のスリーブ270との間にも作用し、ほこりが流入することを遮断する。
先に説明したように、マントルコア組立体200とメインシャフト100との間には、パイプ状のマントルコアスリーブ230を介在することができる。第1の実施例では、マントルコア220の中央に形成されている空洞にマントルコアスリーブ230が挟まれ、マントルコア220のピストン部222の下面がマントルコアスリーブ230のフランジ232の上面に当たるまで、マントルコアスリーブ230をマントルコア220に入れ込んだ状態で、マントルコアスリーブ230の上端部は、マントルコア220の上端より上に突出する。また、マントルコアスリーブ230の上端部の外周面には、ねじ山が形成されている。
マントルコア220のマントル安着部224に、マントル210を安着した後に、ロックナット240をマントルコアスリーブ230の上端部の外周面に結合して締めると、マントルコアスリーブ230がマントルコア220に堅く結合され、マントル210は、ロックナット240の下方向の圧力によって、マントル安着部224に密着する。また、ロックナット240とマントル210との間には、ロックナット240を緩めて、マントル210を交換する際、作業が容易になるように、トーチで溶かして除去することができるトーチリング242を設けることができる。
第1の実施例で、マントルコアスリーブ230がロックナット240によってマントルコア220に堅く結合されると、マントルコアスリーブ230は、マントルコア220と相対移動なしで一体化して動くようになり、あたかもマントルコアスリーブ230がマントルコア組立体200を成す一部構成のようになる。したがって、メインシャフト100とマントルコア組立体200との間の隙間とは、メインシャフト100の外周面とマントルコアスリーブ230の内周面との間に形成される隙間102を示すものとして定義する。
一方、先に説明した第1の実施例の変形例のように、マントルコアスリーブ230及びピストン部222が1つの構成で一体化した場合、メインシャフト100とマントルコア組立体200との間の隙間とは、メインシャフト100の外周面とマントルコア220の内周面との間に形成される隙間を示すものとして定義する。
メインシャフト100とマントルコア組立体200との間に異物質の流入を防止するために、メインシャフト100には、タイヤ型シーラー260が挟まれる。
タイヤ型シーラー260は、上端内径部262がメインシャフト100の外周面に接触され、下端内径部264がマントルコア組立体200の上端部に固定される。
タイヤ型シーラー260の上端内径部262の直径は、メインシャフト100の全体でタイヤ型シーラー260の上端内径部262に接触している部分の直径より多少小さく形成することができ、この場合、タイヤ型シーラー260の上端内径部262は、弾性変形され、メインシャフト100の外周をタイトにシーリングすることができる。
タイヤ型シーラー260の下端内径部264は、クランプ250によってマントルコア組立体200の上端部に固定される。
クランプ250は、タイヤ型シーラー260の下端内径部264をロックナット240またはマントルコアスリーブ230の上端面に押して固定させる環状部材で形成することができる。図1では、クランプ250が固定ボルト252によってマントルコアスリーブ230の上端部に固定されているものとして示しているが、固定ボルト252が必ずマントルコアスリーブ230の上端部に固定されなければならないものではない。例えば、固定ボルト252は、図1に示したものよりクランプ250の半径方向の外側に位置してロックナット240に直接に結合されても構わない。
タイヤ型シーラー260の下端内径部264は、ロックナット240とクランプ250との間に圧搾されて固定されているが、固定性を更に向上するために、ロックナット240とクランプ250には凹凸を形成することができる。
更に詳しく説明すると、タイヤ型シーラー260の下端内径部264と接触するロックナット240の一面と、タイヤ型シーラー260の下端内径部264と接触するクランプ250の一面のうち少なくともいずれか一面には、凹凸を形成することができ、図1に示したように、両面に凹凸を形成することもできる。
タイヤ型シーラー260とメインシャフト100によって区画される空間には、例えば、グリスのような潤滑剤を注入することができ、タイヤ型シーラー260の下端内径部264がクランプ250及びロックナット240によってよくシーリングされているため、潤滑剤がクランプ250やロックナット240を介して抜け出ることがない。前記空間に注入された潤滑剤は、メインシャフト100の外周面とマントルコア組立体200の内周面との間を潤滑するために用いられる。
メインシャフト100が偏心駆動部160とメインシャフト駆動手段によって、旋動運動をしながら破砕対象物を破砕すると、マントルコア組立体200の内周面は、コンケーブ30とマントル210との間で破砕される岩石などによって、メインシャフト100の外周面に強く押されるようになる。これによって、マントルコア組立体200の内周面の一部領域は、メインシャフト100の外周面に強く密着する。これに対し、破砕される岩石による力が加えられる部位の反対側では、マントルコア組立体200の内周面とメインシャフト100の外周面との間に隙間102が更に広がるようになる。
タイヤ型シーラー260とメインシャフト100によって区画される空間に注入された潤滑剤は、この隙間102に集中的に流入するようになる。
厳密にいうと、マントルコア組立体200の内周面の円周方向の長さは、メインシャフト100の外周面の円周方向の長さより長いため、マントルコア組立体200は、メインシャフト100に線接触した状態で、メインシャフト100の外周面に沿って回るようになる。また、マントルコア組立体200とメインシャフト100の線接触部位は、旋動運動が進行することに伴い、メインシャフト100の円周方向に沿って移動するようになる。もちろん、前記線接触部位の反対側に位置している「マントルコア組立体200の内周面とメインシャフト100の外周面との間の隙間102」もメインシャフト100の円周方向に沿って移動するようになる。
結局、メインシャフト100の円周方向に沿って隙間102の位置が移動することに伴い、これに流入した潤滑剤は、メインシャフト100の外周面とマントルコア組立体200の内周面の全体に均一に注入することができる。
図3は、本発明の好ましい第3の実施例に係るコーン型クラッシャーを示した断面図である。
図3を参照して本発明の第3の実施例について説明し、重複の説明を回避するために、第1の実施例との相違点を中心に説明する。第1の実施例と比較すると、第3の実施例は、偏心駆動部170とメインシャフト駆動手段が異なり、懸垂ベアリング120の代わりに通常のベアリング126を用いるという点において相違がある。
第3の実施例において、偏心駆動部170は、ジャーナル型ベアリング171、172を装着したエキセントリックスリーブ175と、エキセントリックスリーブ175の外周面に形成されているベベルギア176とを備える。エキセントリックスリーブ175は、メインシャフト100の下端部を収容し、エキセントリックスリーブ175そのものはフレームの中心軸Yと同軸で形成される。
メインシャフト100の下端部をエキセントリックスリーブ175に挿入すると、メインシャフト100の中心軸Xは、フレームの中心軸Yからαの角だけ傾くようになる。また、メインシャフト100は、下端部には凸状の球面型スラストベアリング173が結合され、この凸状の球面型スラストベアリング173は、凹状の球面型スラストベアリング174によって支持される。更に、この球面型スラストベアリング173、174の間には摩擦低減のために潤滑油が注入される。
前記球面型スラストベアリング173、174が破砕対象物から伝えられるメインシャフト100の長さ方向の分力を支持することができるため、単に径方向力(radial force)のみを支持する通常のベアリング126をメインシャフト100の上端部を支持するベアリングとして用いることができる。
前記偏心駆動部160を回転させるために、モータまたはエンジンなどのメインシャフト駆動手段が設けられる。
前記ベベルギア176に噛み合うベベルギア182が一端部に形成され、プーリー186が他端部に形成されている軸184は、メインシャフト駆動手段とベルトなどによって、駆動力が伝達され、該軸184の回転によって、偏心駆動部160が回転し、メインシャフト100が旋動運動することができる。
偏心駆動部160及びこれを駆動するための構造、更に、メインシャフト100の上端部及び下端部に用いられるベアリング126、173、174を除き、残りの構成は第1の実施例と同一である。
以上で述べた本発明に係るコーン型クラッシャーによると、マントルコア220の内周面(またはマントルコアスリーブ230の内周面)がメインシャフト100の外周面と強く接触した状態で、マントルコア220及びメインシャフト100が旋動運動をしても、マントルコア220の内周面(またはマントルコアスリーブ230の内周面)がメインシャフト100の外周面に乗って回るため、相互間の接触面の間に滑り摩擦が発生せず、相互の表面を破壊する現象が発生しない。また、タイヤ型シーラー260とメインシャフト100によって区画される空間に注入された潤滑剤が、マントルコア組立体200とメインシャフト100との間の隙間102に注入された状態で、持続的に両方を潤滑するため、両方間の表面破壊現象は更に防止される。
更に、本発明に係るコーン型クラッシャーでは、マントルコア組立体200とメインシャフト100との間の相対回転を無理に拘束せず、両方間の相対回転を許容しているため、マントルコア組立体200とメインシャフト100との間にキー及びキー溝を形成する必要がない。
マントルコア組立体200とメインシャフト100との間にキー及びキー溝を備えていないため、両方の接触面の間の応力集中を懸念する必要がなく、これによって、マントルコア組立体200とメインシャフト100の構造的強度が長期間保障される。
更に、第1のスリーブ70及び第2のスリーブ270がピストン部222及びシリンダー部50を外部空間から構造的に遮蔽しているため、ピストン部222及びシリンダー部50にほこりなどの異物質が流入する可能性を非常に低くすることができる。
以上で、本発明は、たとえ限定された実施例と図面によって説明されたが、本発明は、これによって限定されるものではなく、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって、本発明の技術思想と下記する特許請求の範囲の均等範囲内で様々な修正及び変形が可能であることはもちろんである。

Claims (14)

  1. 空洞を有するフレームと、前記フレームの中心軸から偏心され、前記空洞に配置されて旋動運動をするメインシャフトと、前記メインシャフトの長さ方向に沿って移動可能に前記メインシャフトに結合され、前記メインシャフトとともに旋動運動をするマントルコア組立体とを備えるコーン型クラッシャーにおいて、
    前記マントルコア組立体の下方に位置し、前記メインシャフトに固定される破砕間隔調節支持板、
    前記メインシャフトの外側を取り囲み、前記破砕間隔調節支持板から前記マントルコア組立体の下面に向かって延長される環状のシリンダー部、及び
    前記マントルコア組立体との相対位置が固定され、前記マントルコア組立体の下部に形成され、前記シリンダー部に挿入され、前記シリンダー部の内部空間に流出入する油圧油の圧力によって昇降可能なピストン部、を備えるコーン型クラッシャー。
  2. 前記メインシャフトの内部には、油圧油通路が形成され、
    前記油圧油通路は、前記シリンダー部の内部空間に直接連通するか、または前記破砕間隔調節支持板を経由して、前記シリンダー部の内部空間に連通することを特徴とする請求項1に記載のコーン型クラッシャー。
  3. 前記油圧油の流出を防止するために、前記ピストン部の下端部の外周面及び内周面に設けられたシール部材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコーン型クラッシャー。
  4. 前記マントルコア組立体に備えられているマントルコアは、複数の部品に区分されて製作され、組み立てられて形成されたことを特徴とする請求項1に記載のコーン型クラッシャー。
  5. 前記マントルコア組立体と前記メインシャフトとの間に介在されたマントルコアスリーブを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコーン型クラッシャー。
  6. 前記マントルコアスリーブは、前記ピストン部の下面に接触され、前記ピストン部の下面を覆うフランジを有することを特徴とする請求項5に記載のコーン型クラッシャー。
  7. 前記油圧油の流出を防止するために、前記フランジの外周面及び内周面に設けられたシール部材を更に備えることを特徴とする請求項6に記載のコーン型クラッシャー。
  8. 前記シリンダー部と前記ピストン部に異物質の流入を防止するために、
    前記シリンダー部よりも大きい直径を有し、前記破砕間隔調節支持板から前記マントルコア組立体の下面に向かって延長される環状の第1のダストシールスリーブ、及び
    前記マントルコア組立体の下面から前記破砕間隔調節支持板に向かって延長され、前記第1のダストシールスリーブの外周面を取り囲む第2のダストシールスリーブ、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコーン型クラッシャー。
  9. 前記メインシャフトと前記マントルコア組立体との間に異物質の流入を防止するために、前記メインシャフトの外周に挟まれるタイヤ型シーラーを更に備え、
    前記タイヤ型シーラーは、上端内径部が前記メインシャフトの外周面に接触され、下端内径部が前記マントルコア組立体の上端部に固定されることを特徴とする請求項1に記載のコーン型クラッシャー。
  10. 前記タイヤ型シーラーの下端内径部を前記マントルコア組立体の上端部に固定させるクランプを更に備えることを特徴とする請求項9に記載のコーン型クラッシャー。
  11. 前記マントルコア組立体は、前記メインシャフトに挟まれるマントルコアと、前記マントルコアの外側面を覆うマントルと、前記マントルを前記マントルコアに結合させるロックナットとを有し、
    前記タイヤ型シーラーの下端内径部は、前記ロックナットと前記クランプとの間に圧搾されて固定されることを特徴とする請求項10に記載のコーン型クラッシャー。
  12. 前記タイヤ型シーラーの下端内径部と接触する前記ロックナットの一面と、前記タイヤ型シーラーの下端内径部と接触する前記クランプの一面との少なくともいずれか一面には、凹凸が形成されていることを特徴とする請求項11に記載のコーン型クラッシャー。
  13. 前記タイヤ型シーラーと前記メインシャフトによって区画される空間には、潤滑剤が注入されていることを特徴とする請求項9に記載のコーン型クラッシャー。
  14. 前記メインシャフトを前記フレームの中心軸(Y)から偏心させる偏心駆動部、及び
    前記偏心駆動部を回転させて、前記メインシャフトを旋動運動するように駆動するメインシャフト駆動手段、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコーン型クラッシャー。
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