JP6103378B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、フェルールを使用せずに光ファイバの先端面同士を突き合わすことによって光学的に接続する光コネクタに関する。
従来、光ファイバの先端面同士を突き合わすことによって光学的に接続する光コネクタとしては、光ファイバを保持するフェルールが用いられるものがある。このフェルールは、その寸法に高精度が要求されるため、価格が高くなるという問題、あるいは、光ファイバをフェルールの孔内に接着固定する作業、および光ファイバの端面を研磨する作業に時間を要するという問題がある。
フェルールを使用した場合の問題を解消するため、例えば、特許文献1には、フェルールを用いない構成の光コネクタが提案されている。
特許文献1に記載された光コネクタは、プラグに収容された光ファイバがたわむように屈曲しながら先端面をレセプタクルに収容された光ファイバの先端面に突き合わすことによって、光ファイバの弾性力を利用して、プラグに収容された光ファイバおよびレセプタクルに収容された光ファイバの突き合わせ状態を維持するようになっている。
特表2000−503128号公報
しかし、特許文献1に記載された光コネクタは、突き合わした各光ファイバの先端部をレセプタクル内で摺動可能に保持しているため、突き合わした光ファイバの軸がズレた場合、光接続損失が増大してしまうというおそれがある。また、プラグのハウジングとレセプタクルのハウジングとが係合した状態において、プラグに収容された光ファイバの先端部が傾斜してレセプタクルに収容された光ファイバに光接続するため、プラグに収容された光ファイバに対して垂直方向の寸法が増大する問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光接続損失を抑えることができ、かつ小型化することができる光コネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る光コネクタは、第一ハウジングと、該第一ハウジングに収容される第一光ファイバと、前記第一ハウジングに係合される第二ハウジングと、該第二ハウジングに収容される第二光ファイバとを有し、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの係合に伴い、前記第一光ファイバの先端面と前記第二光ファイバの先端面とを突き合わすことによって光学的に接続する光コネクタにおいて、前記第一光ファイバと前記第二光ファイバとは光軸に対して垂直方向に軸がズレた状態で配置され、前記第一ハウジングは、前記第二光ファイバの先端部をガイド溝によってガイドすることで前記第一光ファイバと前記第二光ファイバの軸を合わせるとともに前記第一光ファイバと前記第二光ファイバとの互いの前記先端部を挟持するガイド挟持部を有し、前記第二ハウジングは、前記ガイド挟持部を押圧するように接触して挟持力を調整する押圧部を有し、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが係合すると、前記第一光ファイバと前記第二光ファイバの互いの前記先端面を突き合わした状態で、前記互いの先端部を前記ガイド挟持部によって挟持することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る光コネクタは、上記の発明において、前記ガイド溝は、前記第二光ファイバの前記先端部を傾斜して屈曲させる第一ガイド溝と、前記第一ガイド溝によって傾斜して屈曲された前記第二光ファイバの前記先端部を前記第一光ファイバに平行になるようにガイドする第二ガイド溝と、を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る光コネクタは、上記の発明において、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが係合した場合に、前記ガイド挟持部と、前記押圧部との接触面が、光軸方向に平行であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る光コネクタは、上記の発明において、前記第二ハウジングは、前記第一光ファイバおよび前記第二光ファイバの余長分をたわませて吸収する空間を有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る光コネクタは、前記第一光ファイバと前記第二光ファイバとは光軸に対して垂直方向に軸がズレた状態で配置され、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが係合すると、前記第一光ファイバと前記第二光ファイバの互いの前記先端面を突き合わした状態で、前記互いの先端部を前記ガイド挟持部によって挟持するので、前記第一光ファイバと前記第二光ファイバの互いの前記先端面をズレなく突き合した状態を維持することができるとともに、前記第一光ファイバおよび前記第二光ファイバを対向して配置することによって光軸に垂直方向の寸法を小さく抑えることができるので、光接続損失を抑えることができ、かつ小型化することができる。
本発明の請求項2に係る光コネクタは、前記第一ガイド溝および前記第二ガイド溝によって、前記第一光ファイバと前記第二光ファイバの軸を合わせるために前記第二光ファイバの先端部が段階的に無理なく屈曲することができる。
本発明の請求項3に係る光コネクタは、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが光軸方向でがたついた場合においても、前記ガイド挟持部と、前記押圧部との接触面が、光軸方向に対して平行であるため、前記ガイド挟持部の挟持力を一定に保持し、前記第一光ファイバおよび前記第二光ファイバの互いの先端面を突き合した状態を維持することができるので、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが光軸方向でがたついても光接続損失の増大を確実に抑えることができる。
本発明の請求項4に係る光コネクタは、前記空間によって前記第一光ファイバおよび前記第二光ファイバをたわませることができるので、前記第一光ファイバおよび前記第二光ファイバの余長を吸収することができる。
図1は、本発明の実施例に係る光コネクタの構成を示す断面図である。 図2は、光コネクタの第一ハウジングと第二ハウジングとが係合した状態の断面図である。 図3は、図1に示す光コネクタのA−A線断面図である。 図4は、第一ハウジングと第二ハウジングとががたつきによって光軸方向にズレた状態を説明するための図である。 図5は、第一ハウジングと第二ハウジングとが係合されるまでの動作を示した図である。 図6は、(a)が図5に示した光コネクタのB−B線断面図であり、(b)が図5に示した光コネクタのC−C線断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る光コネクタの好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る光コネクタ1の構成を示す断面図である。図2は、光コネクタ1の第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合された状態の断面図である。図3は、図1に示す光コネクタ1のA−A線断面図である。図4は、第一ハウジング10と第二ハウジング50とががたつきによって光軸方向にズレた状態を説明するための図である。
なお、図中、Z軸が光軸を示し、Y軸が光軸に垂直な軸を示す。
本発明の実施例に係る光コネクタ1は、第一ハウジング10と、第一ハウジング10に収容される第一光ファイバ100と、第一ハウジング10に係合される第二ハウジング50と、第二ハウジング50に収容される第二光ファイバ200とを有し、第一ハウジング10と第二ハウジング50との係合に伴い、第一光ファイバ100の先端面100aと第二光ファイバ200の先端面200aとを突き合わすことによって光学的に接続する。
まず、第一光ファイバ100および第二光ファイバ200について説明する。
第一光ファイバ100は、端末部の不図示の被覆部を除去し、露出した第一光ファイバ100の先端部100b(以下、第一先端部100bという。)を第一ハウジング10の後述する第一ハウジング基部11のファイバ挿通孔11aから突出するように第一ハウジング10に収容される。
第二光ファイバ200は、端末部の不図示の被覆部を除去し、露出した第二光ファイバ200の先端部200b(以下、第二先端部200bという。)がファイバ挿通孔51aから突出するように第二ハウジング50に収容される。
次に、第一ハウジング10について説明する。
第一ハウジング10は、第二ハウジング50との繰り返しの着脱によっても、不図示のロック機構、や後述するガイド挟持部20等が破損せずに弾性変形できる合成樹脂材からなる。例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)が適用できる。
この第一ハウジング10は、本体部分を構成する第一ハウジング基部11と、第一ハウジング基部11から段落ち状に突出し、第一と第二先端部100b、200bを調芯する部分となるガイド挟持部20と、が一体成形されている。
第一ハウジング基部11は、光軸に平行に延びた孔であり、第一光ファイバ100を直線状に挿通するファイバ挿通孔11aと、第一光ファイバ100を加締め、接着、溶着等によって第一ハウジング10に固定する不図示の固定機構と、を有する。
ガイド挟持部20は、第二先端部200bをガイド溝31、41によってガイドすることで第一光ファイバ100と第二光ファイバ200の軸を合わせるとともに第一と第二先端部100b、200bを挟持する部分である。
このガイド挟持部20は、傾斜方向ガイド挟持片部30と、平行方向ガイド挟持片部40と、を有し、第一光ファイバ100の先端面100a(以下、第一先端面100aという。)を後述する平行面33およびガイド溝としての第二ガイド溝41の間、かつ傾斜方向ガイド挟持片部30および平行方向ガイド挟持片部40の先端縁面30a、40aより後方位置に配置する。
傾斜方向ガイド挟持片部30は、第一ハウジング基部11から係合方向に向けて板状に突設し、第二先端部200bを傾斜して屈曲させるようにガイドするガイド溝としての第一ガイド溝31を傾斜方向ガイド面32に形成し、傾斜方向ガイド面32に連接する平行面33が傾斜方向ガイド挟持片部30の基端部に向けて延在している。
傾斜方向ガイド面32は、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合する際、第二光ファイバ200の先端が確実に突き当たるように、突き当て位置を基準として、第二光ファイバ200が傾斜して屈曲する方向のみならず、逆方向に向けても延在している。
第一ガイド溝31は、図3に示すように、断面V字状の溝である。より具体的には、第一ガイド溝31は、後述する第二ガイド溝41の中心位置Cと合致するように形成している。また、第二光ファイバ200をガイドし易いように、第一ガイド溝31のV溝角度、およびV溝深さを調整する。例えば、V溝角度を60度に調整し、V溝深さを第二光ファイバ200の外径の2倍以上に調整する。
平行面33は、ファイバ挿通孔11aからガイド挟持部20側に突出した第一先端部100bを直線的にガイドするとともに、第二先端部200bを後述する平行方向ガイド挟持片部40とともに第一光ファイバ100に平行になるように屈曲させながら傾斜方向ガイド挟持片部30と平行方向ガイド挟持片部40との間に引き込む。また、平行面33は、引き込んだ第二先端部200bと第一先端部100bとを平行方向ガイド挟持片部40の第二ガイド溝41内に押し込む面として機能する。
平行方向ガイド挟持片部40は、傾斜方向ガイド挟持片部30に対向して配置するように第一ハウジング基部11から係合方向に向けて板状に突設される。また、平行方向ガイド挟持片部40の平行方向ガイド面42上には、第一ガイド溝31によって傾斜して屈曲された第二先端部200bをさらに第一光ファイバ100に平行、かつ第一光ファイバ100の軸に合わせて屈曲させる第二ガイド溝41を形成する。
平行方向ガイド面42は、平行方向ガイド挟持片部の突出端から基端部まで光軸に平行に形成した面である。この平行方向ガイド面42は、傾斜方向ガイド挟持片部30の傾斜方向ガイド面32と平行面33との連接部分よりも先端側に突出して形成する。このため、第一ガイド溝31によりガイドされた第二光ファイバ200の先端が、平行方向ガイド面42上の第二ガイド溝41に確実に突き当たり、第二ガイド溝41にガイドされることによって第一光ファイバ100に平行になる。
第二ガイド溝41は、図3に示すように、断面V字状の溝である。この第二ガイド溝41の形状は、第一および第二先端部100b、200bを傾斜方向ガイド挟持片部30の平行面33によって第二ガイド溝41内に均一な圧力で押圧できる形状にするとよい。
例えば、V溝角度を60度に調整し、V溝深さを第一および第二先端部100b、200bを第二ガイド溝41に配置した状態で、第一と第二先端部100b、200bの上部が平行方向ガイド面42よりもはみ出すように調整する。
また、平行方向ガイド挟持片部40は、挟持補助段差部43を有する。
挟持補助段差部43は、第一ハウジング10と第二ハウジング50との係合が完了した状態で、押圧部63に接触することによって、傾斜方向ガイド挟持片部30と平行方向ガイド挟持片部40との間隔を第一と第二先端部100b、200bを挟持できる間隔に狭めるように平行方向ガイド挟持片部40を弾性変形する段差部分である。この挟持補助段差部43は、第一先端面100aを配置する位置の周辺に設ける。
第一ハウジング10は、ガイド挟持部20と第一ハウジング基部11との連接部分に後述する挟持補助部60の先端縁面61b、62bを突き当てる突き当て用段差部12を有する。この突き当て用段差部12に挟持補助部60の先端縁面61b、62bを突き当てることによって、第一ハウジング10と、第二ハウジング50とを係合完了位置に位置決めする。
次に、第一ハウジング10に第一光ファイバ100を取り付ける手順について説明する。
まず、第一光ファイバ100の端末部を覆う不図示の被覆部を除去し、第一光ファイバ100の端面が平滑になるように第一光ファイバ100を切断する。
その後、第一光ファイバ100をファイバ挿通孔11a内に挿入し、第一先端面100aを平行面33および平行方向ガイド面42の間、かつ傾斜方向ガイド挟持片部30および平行方向ガイド挟持片部40の先端縁面30a、40aより後方位置に配置する。
ここで、第一先端面100aの位置を調整するには、例えば、不図示の凸状冶具の凸部先端をガイド挟持部20の先端側から挿入した状態で第一先端面100aを凸部先端に突き当てればよい。
最後に、第一ハウジング基部11の固定機構によって、第一光ファイバ100を第一ハウジング10に固定し、第一ハウジング10への第一光ファイバ100の取り付けが完了する。
次に、第二ハウジング50について説明する。
第二ハウジング50は、第一ハウジング10との繰り返しの着脱によっても、不図示のロック機構が破損せずに弾性変形できる合成樹脂材からなる。例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)が適用できる。
この第二ハウジング50は、本体部分を構成する第二ハウジング基部51と、第二ハウジング基部51から突出し、ガイド挟持部20による第一と第二先端部100b、200bの挟み込み動作を補助する挟持補助部60と、が一体成形されている。
第二ハウジング基部51は、光軸に平行に延びた孔であり、第二光ファイバ200を直線状に挿通するファイバ挿通孔51aと、第二光ファイバ200を加締め、接着、溶着等によって第二ハウジング50に固定する不図示の固定機構と、を有する。
また、第二ハウジング基部51は、第一光ファイバ100および第二光ファイバ200の余長分をたわませて吸収する空間である余長吸収空間51bを有する。この余長吸収空間51bは、第二ハウジング基部51のファイバ挿通孔51aの出口周辺領域の空間を広げるようにして形成される。
挟持補助部60は、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合のため移動する場合、傾斜方向ガイド挟持片部30の平行面33の裏側の面が摺接する第一摺接面61aが形成された第一摺接部61と、平行方向ガイド挟持片部40の平行方向ガイド面42の裏側の面が摺接する第二摺接面62aが形成された第二摺接部62と、を有する。
第二摺接部62は、ガイド挟持部20を押圧して挟持力を調整する押圧部63を有する。
押圧部63は、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合した状態で、傾斜方向ガイド挟持片部30と平行方向ガイド挟持片部40との間隔が第一と第二先端部100b、200bを挟持するように、平行方向ガイド挟持片部40を弾性変形する部分である。
より具体的には、押圧部63は、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合した状態で、第一ハウジング10の挟持補助段差部43がのり上げるように第二摺接面62a上に形成された段差部分である。
ここで、ファイバ挿通孔51aから第二光ファイバ200が突出する長さL1について説明する。
突出する長さL1(図2参照)は、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合した場合、第一と第二先端面100a、200aを突き合わすことができ、第二光ファイバ200の余長が余長吸収空間51b内でたわみ変形できるように調整される。
より具体的には、図2に示すように、長さL1は、L2と、L3cosθと、L4と、L5との総和(L1=L2+L3cosθ+L4+L5)に調整する。
なお、角度θは、傾斜方向ガイド面32の傾きを示し、長さL2は、第一光ファイバ100と第二光ファイバ200とを突き合わす位置から平行面33の前端までの長さを示し、長さL3は、平行面33の前端から傾斜方向ガイド面32の第二光ファイバ200の先端を突き当てる位置までの長さを示し、長さL4は、傾斜方向ガイド面32の第二光ファイバ200の先端を突き当てる位置からファイバ挿通孔51aの出口までの長さを示す。 また、図には示していないが、第二光ファイバ200のたわみ量をL5とする。
なお、たわみ量L5は、第二光ファイバ200が余長吸収空間51bでたわむことができる最大たわみ長さより小さく調整される。
また、第二先端部200bをより確実にガイド挟持部20によって挟持するために、長さL2を第二光ファイバ200の外径の4倍以上になるように調整する。例えば、第二光ファイバ200の外径が0.5mmの場合、長さL2を2mm以上に設定する。
次に、第二ハウジング50に第二光ファイバ200を取り付ける手順について説明する。
まず、第二光ファイバ200の端末部を覆う不図示の被覆部を除去し、第二光ファイバ200の端面が平滑になるように第二光ファイバ200を切断する。
その後、第二光ファイバ200をファイバ挿通孔51a内に挿入し、第二先端部200bを第一摺接部61および第二摺接部62の間に突出させる。
ここで、突出する第二光ファイバ200の長さL1を調整するには、例えば、不図示の凸状冶具の凸部を挟持補助部60の先端側から挿入した状態で第二光ファイバ200の先端面200aを凸部先端に突き当てる。
最後に、第二ハウジング基部51の固定機構によって、第二光ファイバ200を第二ハウジング50に固定し、第二ハウジング50への第二光ファイバ200の取り付けを完了する。
このような第一ハウジング10および第二ハウジング50には、係合完了状態を維持する不図示のロック機構が設けられている。
また、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合した場合に、ガイド挟持部20と、押圧部63との接触面43a、63aが、光軸方向に平行になる。より具体的には、挟持補助段差部43の段差上面43aと、押圧部63の段差下面63aとを光軸方向に平行になるように形成する。
なお、この実施例では、接触面43a、63aの光軸方向の長さを第一ハウジング10と第二ハウジング50の光軸方向でのがたつきによる移動距離D(図4参照)以上の長さに調整する。
このため、ロック機構のがたつきにより、第一ハウジング10と第二ハウジング50との距離が光軸方向で変動した場合であっても、平行面33と平行方向ガイド面42との間隔が一定に保たれるため、第一および第二先端部100b、200bを第一と第二先端面100a、200aを突き合わした状態でガイド挟持部20が挟持する機能を維持できる。
また、第一ハウジング10と第二ハウジング50の光軸方向でのがたつきによる移動によって、第二光ファイバ200が第一ハウジング10と離れる方向に引っ張られた場合、余長吸収空間51bに吸収された第二光ファイバ200の余長分によってがたつきによる移動距離を吸収することができ、第二光ファイバ200が破損しないようになっている。
また、第一光ファイバ100が傾斜方向ガイド挟持片部30および平行方向ガイド挟持片部40の先端縁面30a、40aより突出しないように保持されるとともに、第二光ファイバ200が第一摺接部61と第二摺接部62の先端縁面より突出しないように保持されているので、第一および第二先端部100b、200bが保護され、破損しないようになっている。
次に、図5および図6を用いて、第一ハウジング10と第二ハウジング50との係合が完了するまでの動作を説明する。
まず、第一ハウジング10と第二ハウジング50との係合が開始される(図5(a)参照)。ここでは、第二先端部200bが第一ガイド溝31に突き当たり、第一ガイド溝31にガイドされることによって、光軸方向に対して傾斜するように屈曲開始する。この係合のための移動開始時点では、まだ、平行面33と第二ガイド溝41との間隔が第一ハウジング10と第二ハウジング50とが離脱した状態の間隔に保たれている。
その後、第一ハウジング10と第二ハウジング50とをさらに係合方向に移動させて、第一および第二先端面100a、200aを突き合わせる(図5(b)参照)。
この時点では、第二先端部200bが光軸方向に対して傾斜してから光軸方向に屈曲することによって、第一および第二先端面100a、200aを突き合わす。
より具体的には、第二先端部200bが、第一ガイド溝31にガイドされて光軸方向に対して傾斜するように屈曲した後に、第二ガイド溝41にガイドされてその先端が光軸方向に向けられる。
この状態では、まだ第一ハウジング10の挟持補助段差部43が押圧部63にのり上げる位置まで移動していないので、平行面33と第二ガイド溝41との間隔が第一ハウジング10と第二ハウジング50とが離脱した状態の間隔に保たれている。(図6(a)参照)。このため、第一と第二先端部100b、200bがガイド挟持部20によっていまだ挟持されていない。
最後に、第一ハウジング10の突き当て用段差部12と、第二ハウジング50の挟持補助部60の先端縁面61b、62bとが突き当たるまで、さらに第一ハウジング10と第二ハウジング50とを係合方向に移動し、ロック機構によってロックする。これによって、第一ハウジング10と第二ハウジング50との係合が完了する(図5(c)参照)。
ここで、第一と第二先端面100a、200aを突き合わした状態で第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合完了するまで係合方向に移動することによって、第二光ファイバ200の余長分が余長吸収空間51b内でたわみ変形する。
また、第一ハウジング10の挟持補助段差部43が第二ハウジング50の押圧部63にのり上げ、平行面33と第二ガイド溝41との間隔が狭くなり、第一と第二先端部100b、200bが第一と第二先端面100a、200aを突き合わした状態で、ガイド挟持部20によって挟持される(図6(b)参照)。
本発明の実施例に係る光コネクタ1は、第一光ファイバ100と第二光ファイバ200とは光軸に対して垂直方向に軸がズレた状態で配置され、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが係合すると、第一と第二先端面100a、200aが突き合わされた状態で、第一と第二先端部100b、200bがガイド挟持部20によって挟持されるで、第一と第二先端面100a、200aがズレなく突き合わされた状態を維持することができるとともに、第一光ファイバ100および第二光ファイバ200を対向して配置することによって光軸に垂直な方向の寸法を小さく抑えることができるので、光接続損失を抑えることができ、かつ小型化することができる。
また、本発明の実施例に係る光コネクタ1は、第一ガイド溝31および第二ガイド溝41によって、第一光ファイバ100と第二光ファイバ200の軸を合わせるために第二先端部200bを段階的に無理なく屈曲することができる。
また、本発明の実施例に係る光コネクタは、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが光軸方向でがたついた場合においても、ガイド挟持部20と、押圧部63との接触面43a、63aが、光軸方向に対して平行であるため、ガイド挟持部20の挟持力が一定に保持され、第一および第二先端面100a、200aを突き合わした状態を維持することができるので、第一ハウジング10と第二ハウジング50とが光軸方向でがたついても光接続損失の増大を確実に抑えることができる。
また、本発明の実施例に係る光コネクタ1は、余長吸収空間51bによって第二光ファイバ200をたわませることができるので、第二光ファイバ200の余長を吸収することができる。
なお、本発明の実施例に係る光コネクタ1は、平行方向ガイド挟持片部40が傾斜方向ガイド挟持片部30との間隔を狭めるように弾性変形するものを例示したが、これに限らず、傾斜方向ガイド挟持片部30が平行方向ガイド挟持片部40との間隔を狭めるように弾性変形してもよい。
また、本発明の実施例に係る光コネクタ1は、ガイド挟持部20の挟持力を調整するため、第二ハウジング50の押圧部63に加えて、第一ハウジング10に挟持補助段差部43を設けるものを例示したが、これに限らず、ガイド挟持部20の挟持力を調整できるようになっていればよい。例えば、第二ハウジング50の押圧部63のみによってガイド挟持部20の挟持力を調整してもよいし、押圧部63と、第一ハウジング10の傾斜方向ガイド挟持片部30に形成された段差部分とによってガイド挟持部20の挟持力を調整してもよい。
また、本発明の実施例に係る光コネクタ1は、第一ガイド溝31および第二ガイド溝41がV字状の溝あるものを例示したが、これに限らず、第一ガイド溝31および第二ガイド溝41は、第一光ファイバ100、および第二光ファイバ200を溝中心にガイドし易い形状になっていればその他の形状であっても構わない。例えば、V字の頂角が僅かな丸みをおびていても構わない。
また、本発明の実施例に係る光コネクタ1は、傾斜方向ガイド挟持片部30および平行方向ガイド挟持片部40が板状をなすものを例示したが、これに限らず、その他の形状であっても構わない。例えば、傾斜方向ガイド挟持片部30および平行方向ガイド挟持片部40の外側面が曲面形状部分を有していても構わない。
また、本発明の実施例に係る光コネクタ1は、余長吸収空間51bを第二ハウジング50に設けるものを例示したが、これに限らず、第一ハウジング10についても、第一光ファイバ100および第二光ファイバ200の余長分をたわませて吸収する空間である余長吸収空間を設けるようにしても構わない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 光コネクタ
10 第一ハウジング
11 第一ハウジング基部
11a ファイバ挿通孔
12 突き当て用段差部
20 ガイド挟持部
30 傾斜方向ガイド挟持片部
30a 先端縁面
31 第一ガイド溝(ガイド溝)
32 傾斜方向ガイド面
33 平行面
40 平行方向ガイド挟持片部
40a 先端縁面
41 第二ガイド溝(ガイド溝)
42 平行方向ガイド面
43 挟持補助段差部
43a 段差上面(接触面)
50 第二ハウジング
51 第二ハウジング基部
51a ファイバ挿通孔
51b 余長吸収空間
60 挟持補助部
61 第一摺接部
61a 第一摺接面
61b 先端縁面
62 第二摺接部
62a 第二摺接面
62b 先端縁面
63 押圧部
63a 段差下面(接触面)
100 第一光ファイバ
100a 先端面
100b 先端部
200 第二光ファイバ
200a 先端面
200b 先端部

Claims (4)

  1. 第一ハウジングと、該第一ハウジングに収容される第一光ファイバと、前記第一ハウジングに係合される第二ハウジングと、該第二ハウジングに収容される第二光ファイバとを有し、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの係合に伴い、前記第一光ファイバの先端面と前記第二光ファイバの先端面とを突き合わすことによって光学的に接続する光コネクタにおいて、
    前記第一光ファイバと前記第二光ファイバとは光軸に対して垂直方向に軸がズレた状態で配置され、
    前記第一ハウジングは、
    前記第二光ファイバの先端部をガイド溝によってガイドすることで前記第一光ファイバと前記第二光ファイバの軸を合わせるとともに前記第一光ファイバと前記第二光ファイバとの互いの前記先端部を挟持するガイド挟持部
    を有し、
    前記第二ハウジングは、
    前記ガイド挟持部を押圧するように接触して挟持力を調整する押圧部
    を有し
    前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが係合すると、前記第一光ファイバと前記第二光ファイバの互いの前記先端面を突き合わした状態で、前記互いの先端部を前記ガイド挟持部によって挟持することを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記ガイド溝は、
    前記第二光ファイバの前記先端部を傾斜して屈曲させる第一ガイド溝と、
    前記第一ガイド溝によって傾斜して屈曲された前記第二光ファイバの前記先端部を前記第一光ファイバに平行になるようにガイドする第二ガイド溝と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが係合した場合に、前記ガイド挟持部と、前記押圧部の接触面が、光軸方向に平行であることを特徴とする請求項1または2に記載の光コネクタ。
  4. 前記第二ハウジングは、
    前記第一光ファイバおよび前記第二光ファイバの余長分をたわませて吸収する空間を有する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の光コネクタ。
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