JP6103285B2 - 精製された珪酸アルカリ水溶液及びシリカゾルの製造方法 - Google Patents
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Description
研磨剤には表面平滑性(例えば、表面粗さ〔Ra〕及びうねり〔wa〕)が良好であることの他に、スクラッチ、ピット等の表面欠陥を引き起こさないことが求められている。
洗浄には、酸性又はアルカリ性の薬品の水溶液が用いられる。酸性の薬品としては、例えばフッ化水素酸、フッ化アンモニウム、一水素二フッ化アンモニウム、ホウフッ化水素酸等のフッ素イオンを含む化合物、硫酸、硝酸、塩酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、シュウ酸、過塩素酸等が用いられる。アルカリ性の薬品としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニア、アミン類等が用いられる。また、これらの酸性又はアルカリ性の薬品の水溶液にアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ジオクチルスルホサクシネート等の界面活性剤やトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ゼオライト、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム等のキレート剤等を成分として添加することも行われる場合がある。
上記の研磨剤に用いられるコロイダルシリカは、球状又はほぼ球状であるため、従来行われてきた洗浄方法により除去可能であるが、最近、従来の洗浄では容易に除去できない粒子が存在することが判ってきた。
従来、珪酸アルカリ水溶液は、原料カレットを加熱溶解した直後の粗珪酸アルカリ水溶
液に珪藻土等の濾過助剤を加えて濾過して精製することが行われているが、この方法では走査型電子顕微鏡で観察される一辺の長さが0.2〜4.0μm厚さ、1〜100nmの平板状の微小粒子の含有量を低減させることはできなかった。
また、特許文献1の方法では、一般に限外濾過膜の持つ孔径は0.01μm以下と言われており、珪酸アルカリ水溶液の濾過速度が著しく遅く、大量生産には不向きであった。
また、本発明の目的は、濾過速度が速く、大量生産可能な上記平板上の微小粒子を低減させたシリカゾルの製造方法を提供することにある。
即ち、第1観点として、珪酸アルカリ水溶液のシリカ濃度を0.5〜10.0質量%に調整し、これを1次粒子径1.0μmの粒子の除去率が50%以上であるフィルターで濾過することを特徴とする、以下の条件(1)を満たす精製された珪酸アルカリ水溶液の製造方法:
(1)測定方法Aに従い計測された、一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量が0〜30%、
該測定方法Aは、シリカ濃度を4質量%に調整した25℃の珪酸アルカリ水溶液30mLを絶対孔径0.4μmのメンブレン型フィルター(濾過面積4.90cm2)で濾過した後、該メンブレン型フィルターを走査型電子顕微鏡で5000倍に拡大して観察したとき、縦15μm、横20μmの長方形の観察域を1視野として、この1視野に上記平板状の微小粒子が1つ以上存在したときを1カウントとし、互いに重ならない100視野の総てについてカウントの有無を決定し、得られたカウント総数を該平板状の微小粒子の存在量(%)とする方法である、
第2観点として、前記除去率が60%以上である第1観点に記載の製造方法、
第3観点として、前記除去率が70%以上である第1観点に記載の製造方法。
第4観点として、前記除去率が80%以上である第1観点に記載の製造方法、
第5観点として、前記除去率が90%以上である第1観点に記載の製造方法、
第6観点として、前記フィルターが、メンブレン型フィルター、プリーツ型フィルター、デプス型フィルター、糸巻き型フィルター、サーフェース型フィルター、ロール型フィルター、デプスプリーツ型フィルター、珪藻土含有型フィルターからなる群から選ばれる少なくとも1種である第1観点乃至第5観点のいずれか一つに記載の製造方法、
第7観点として、前記フィルターが、絶対孔径0.3〜3.0μmのメンブレン型フィルターである1観点乃至第5観点のいずれか一つに記載の製造方法。
第8観点として、前記珪酸アルカリ水溶液のアルカリ成分が、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、ルビジウムイオン及びセシウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも1種である第1観点乃至第7観点のいずれか一つに記載の製造方法、
第9観点として、第1観点乃至第8観点のいずれか一つで得られる精製された珪酸アルカリ水溶液を陽イオン交換して活性珪酸液を得た後、アルカリ性水溶液中に該活性珪酸液を添加し、加熱して、活性珪酸を重合することを特徴とする、以下の条件(2)を満たすシリカゾルの製造方法:
(2)第1観点に記載の測定方法Aに従い計測された、一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量が0〜30%、
第10観点として、前記アルカリ性水溶液のアルカリ成分が、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、アミン化合物及び第4級アンモニウムイオンからなる群から選ばれる
少なくとも1種である第9観点に記載の製造方法、
である。
特に本発明は、第7観点に記載の精製された珪酸アルカリ水溶液の製造方法及び該水溶液からのシリカゾルの製造方法に関する。
この走査型電子顕微鏡で観察される一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さ1〜100nmの平板状の微小粒子が低減されたシリカゾルを用いた研磨剤を磁気ディスク基板や半導体基板の平坦化工程に用いた場合に、洗浄工程の後にこれら基板上に前記平板状の微小粒子は残留しないか、ほとんど残留しない。
珪酸アルカリ水溶液のアルカリ成分は、アルカリ金属イオンであり、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、ルビジウムイオン、セシウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも1種である。中でも、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオンの珪酸アルカリ水溶液は市販されており、安価に入手可能である。珪酸ナトリウム水溶液は最も汎用であり、好ましく用いることができる。市販の珪酸ナトリウム水溶液のシリカ濃度は、19〜38質量%である。
Scientific社製標準粒子4009A等を用いることができる。
また、これらの材質でフィルターが製作されるときに、珪藻土、シリカ・アルミナ、ゼオライトとシリカ・アルミナとの混合物などの濾過助剤をフィルターに織り込んだものを使用することもできる。
前記1次粒子径1.0μmの粒子の除去率が50%以上であるフィルターを用いて珪酸アルカリ水溶液を濾過する際の温度は常温で良いが、珪酸アルカリ水溶液の粘度が高い場合はフィルターの濾過性能を損なわない温度にまで珪酸アルカリ水溶液の温度を上げて濾過することができる。珪酸アルカリ水溶液の温度は50℃以下が好ましく、更に好ましくは15℃以上、35℃以下である。
前記1次粒子径1.0μmの粒子の除去率が50%以上であるフィルターを用いて珪酸アルカリ水溶液を濾過する際の濾過速度は、珪酸アルカリ水溶液のシリカ濃度、粘度及び用いられるフィルターにより異なるが、用いるフィルターの濾過面積1m2当たり13〜400リットル/分である。
〔測定方法A〕
シリカ濃度を4質量%に調整した25℃の被観察液30mlを絶対孔径0.4μmのポリカーボネート製メンブレン型フィルター(濾過面積4.90cm2、直径25mm)に通過させ、通液後の前記メンブレン型フィルターを走査型電子顕微鏡で5000倍に拡大して観察したとき、縦15μm、横20μmの長方形の観察域を1視野として、この1視野に一辺の長さが0.2μm〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子が1つ以上存在したときを1カウントとし、互いに重ならない100視野の総てについてカウントの有無を決定し、得られたカウント総数を前記平板状の微小粒子の存在量(%)とする。前記ポリカーボネート製メンブレン型フィルターとしては、例えば日本ミリポア(株)社製アイソポアHTTP−02500を使用することができる。
この場合、前記被観察液は1次粒子径1.0μmの粒子の除去率が50%以上であるフィルターにより濾過された精製された珪酸アルカリ水溶液である。
0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量が0〜30%である精製された珪酸アルカリ水溶液を陽イオン交換して活性珪酸液を得た後、アルカリ性水溶液中で該活性珪酸を重合することを特徴とする、以下の条件を満たすシリカゾルの製造方法:
(1)上記の測定方法Aに従い計測された、一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量が0〜30%、
である。
この場合、被観察液は前記シリカゾルである。
アルカリ金属としては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、ルビジウムイオン、セシウムイオン等が挙げられ、ナトリウムイオン、カリウムイオンが好ましい。
アミン化合物としては、水溶性のアミン化合物が好ましく、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N−(β−アミノメチル)エタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、モノプロパノールアミン、モルホリン等が挙げられる。
第4級アンモニウムイオンとしては、テトラエタノールアンモニウムイオン、モノメチルトリエタノールアンモニウムイオン、テトラメチルアンモニウムイオン等が挙げられる。
用いるフィルターについて、1次粒子径1.0μmの粒子の除去率は以降の方法により測定した。直径1.0μmの単分散ポリスチレンラテックス粒子(JSR社製、STADEX SC−103−S)0.5mlを純水5000mlに分散させた水分散液を準備し、液中パーティクルセンサKS−42C(リオン株式会社製)を用いて1次粒子径1.0μmの粒子数(a)を測定した。また、前記水分散液に使用した純水の粒子数(b)を測定し、ブランク1とした。用いるフィルターで前記水分散液を濾過し、濾過後の水分散液中の1次粒子径1.0μmの粒子数(c)を測定した。また、用いるフィルターは純水のみを予め濾過し、濾過した純水中の粒子数(d)を測定し、ブランク2とした。用いるフィルターの1次粒子径1.0μmの除去率は、下記の式(I)から算出した。
式(I) … 除去率(%)=[1−{(c−d)/(a−b)}]×100
市販の珪酸ナトリウム水溶液(JIS3号、SiO229.3質量%、Na2O9.5質量%)1000gに純水6325gを添加して希釈した。希釈した珪酸ナトリウム水溶液はSiO24.0質量%、Na2O1.3質量%、比重1.038の物性であり、測定条件Aで測定したときの走査型電子顕微鏡で観察される一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量は100%であった。この珪酸ナトリウム水溶液をグラスファイバーと珪藻土を混抄させたポリプロピレン不織布の公称孔径0.5μmのプリーツ型フィルター(ロキテクノ社製PEH−005:1次粒子径1.0μmの粒子の除去率は99.9%、濾過面積0.2m2、フィルター全長250mm)1本を用いて、流量3リットル/分で濾過を行った。濾過後の珪酸ナトリウム水溶液を測定方法Aに従い計測した結果、前記平板状の微小粒子の存在量は14%であった。
濾過に用いるフィルターとして、1段目にポリプロピレン不織布の公称孔径0.5μmのデプス型フィルター(ロキテクノ社製SL−005:1次粒子径1.0μmの粒子の除去率は90%、濾過面積0.3m2、フィルター全長250mm)1本を用い、2段目にグラスファイバーと珪藻土を混抄させたポリプロピレン不織布の公称孔径0.5μmのプリーツ型フィルター(ロキテクノ社製PEH−005:1次粒子径1.0μmの粒子の除去率は99.9%、濾過面積0.2m2、フィルター全長250mm)1本を直列に接続し、流量5リットル/分とした他は、実施例1と同様にしてSiO24.0質量%の希釈珪酸ナトリウム水溶液7325gの濾過を行った。濾過後の珪酸ナトリウム水溶液を測定方法Aに従い計測した結果、前記平板状の微小粒子の存在量は6%であった。
市販の珪酸ナトリウム水溶液(JIS3号、SiO229.3質量%、Na2O9.5質量%)1000gに純水6325gを添加して希釈した。希釈した珪酸ナトリウム水溶液はSiO24.0質量%、Na2O1.3質量%、比重1.038の物性であり、測定条件Aで測定したときの走査型電子顕微鏡で観察される一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量は100%であった。この珪酸ナトリウム水溶液をポリエーテルスルフォン製の絶対孔径0.45μmのメンブレン型フィルター(ロキテクノ社製CES−005:1次粒子径1.0μmの粒子の除去率は100%、濾過面積0.75m2、フィルター全長250mm)1本を用いて、流量3リットル/分で濾過を行った。濾過後の珪酸ナトリウム水溶液を測定方法Aに従い計測した結果、前
記平板状の微小粒子の存在量は4%であった。
実施例1で得られたフィルター濾過後の珪酸ナトリウム水溶液4000gを陽イオン交換樹脂(アンバーライト(登録商標)120B:ダウ・ケミカル社製)500mLを充填したイオン交換塔に2500g/時の速度で通液し、活性珪酸液を得た。得られた活性珪酸液は比重1.019、pH2.90、SiO23.55質量%で無色透明の液体であった。次いで容積3Lのガラス製セパラブルフラスコに32質量%NaOH水溶液を4.55gと純水379gを添加し、攪拌しながら85℃に加熱した。この加熱されたNaOH水溶液に前記活性珪酸液723gを430g/分の速度で添加した後、液温を100℃まで上げ、更に活性珪酸液1879gを添加した。添加終了後、液温を100℃に保ちながら6時間攪拌を続けた。加熱終了後、冷却し、分画分子量5万の限外濾過膜にて濃縮してシリカゾルを得た。このシリカゾルの物性は比重1.211、pH9.9、粘度4.5、シリカ濃度30.4重量%、透過型電子顕微鏡観察による一次粒子径は10〜40nmであった。であった。得られたシリカゾルを測定方法Aに従い計測したところ、前記平板状の微小粒子の存在量は1%であった。
市販の珪酸ナトリウム水溶液(JIS3号、SiO229.3質量%、Na2O9.5質量%)1000gに純水6325gを添加して希釈した。希釈した珪酸ナトリウムはSiO24.0質量%、Na2O1.3質量%、比重1.038の物性であった。得られた珪酸ナトリウム水溶液4000gを陽イオン交換樹脂(アンバーライト(登録商標)120B、ダウ・ケミカル社製)500mLを充填したイオン交換塔に2500g/時の速度で通液し、活性珪酸液を得た。得られた活性珪酸液は比重1.020、pH2.88、SiO23.55質量%で無色透明の液体であった。この活性珪酸液中に含まれる、測定方法Aに従い計測したときの前記平板状の微小粒子の存在量は100%であった。この活性珪酸液を用いた以外は実施例4に記載の方法でシリカゾルを製造した。このシリカゾルの物性は比重1.212、pH9.9、粘度4.6、シリカ濃度30.5重量%、透過型電子顕微鏡観察による一次粒子径は10〜40nmであった。得られたシリカゾルを測定方法Aに従い計測したときの前記平板状の微小粒子の存在量は100%であった。
市販の珪酸ナトリウム水溶液(JIS3号、SiO229.3質量%、Na2O9.5質量%)1000gに純水6325gを添加して希釈した。希釈した珪酸ナトリウム水溶液はSiO24.0質量%、Na2O1.3質量%、比重1.038の物性であり、測定条件Aで測定したときの走査型電子顕微鏡で観察される一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量は100%であった。この珪酸ナトリウム水溶液をポリプロピレン不織布の公称孔径20μmのデプス型フィルター(ロキテクノ社製SL−200:1次粒子径1.0μmの粒子の除去率は20%、濾過面積0.3m2、フィルター全長250mm)1本を用いて、流量3リットル/分で濾過を行った。濾過後の珪酸ナトリウム水溶液を測定方法Aに従い計測した結果、前記平板状の微小粒子の存在量は100%であった。
比較例2で得られたフィルター濾過後の珪酸ナトリウム水溶液を用いた以外は実施例4と同様にしてシリカゾルを得た。このシリカゾルの物性は比重1.214、pH9.9、粘度5.0、シリカ濃度30.7重量%、透過型電子顕微鏡観察による一次粒子径は10〜40nmであった。得られたシリカゾルを測定方法Aに従い計測したところ、前記平板状の微小粒子の存在量は100%であった。
珪酸アルカリ水溶液の濾過に分画分子量10000のポリスルフォン製限外濾過膜(濾過面積45cm2、直径76mm)を用いて、実施例1と同様の製法で作製した珪酸アルカリ水溶液を濾過に供した。濾過の最初の5分間の平均流量は濾過面積1m2当たり1リットル/分であった。また、濾過開始から100分後の濾過速度は濾過面積1m2当たり0.4リットル/分に低下した。
Claims (8)
- 珪酸アルカリ水溶液のシリカ濃度を0.5〜10.0質量%に調整し、これを1次粒子径1.0μmの粒子の除去率が50%以上である絶対孔径0.3〜3.0μmのメンブレン型フィルターで濾過することを特徴とする、以下の条件(1)を満たす精製された珪酸アルカリ水溶液の製造方法:
(1)下記測定方法Aに従い計測された、一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量が0〜30%。
該測定方法Aは、シリカ濃度を4質量%に調整した25℃の珪酸アルカリ水溶液30mLを絶対孔径0.4μmのメンブレン型フィルター(濾過面積4.90cm2)で濾過した後、該メンブレン型フィルターを走査型電子顕微鏡で5000倍に拡大して観察したとき、縦15μm、横20μmの長方形の観察域を1視野として、この1視野に上記平板状の微小粒子が1つ以上存在したときを1カウントとし、互いに重ならない100視野の総てについてカウントの有無を決定し、得られたカウント総数を該平板状の微小粒子の存在量(%)とする方法である。 - 前記除去率が60%以上である請求項1に記載の製造方法。
- 前記除去率が70%以上である請求項1に記載の製造方法。
- 前記除去率が80%以上である請求項1に記載の製造方法。
- 前記除去率が90%以上である請求項1に記載の製造方法。
- 前記珪酸アルカリ水溶液のアルカリ成分が、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、ルビジウムイオン及びセシウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の製造方法。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか一項で得られる精製された珪酸アルカリ水溶液を陽イオン交換して活性珪酸液を得た後、アルカリ性水溶液中に該活性珪酸液を添加し、加熱して、活性珪酸を重合することを特徴とする、以下の条件(2)を満たすシリカゾルの製造方法:
(2)請求項1に記載の測定方法Aに従い計測された、一辺の長さが0.2〜4.0μm、厚さが1〜100nmの平板状の微小粒子の存在量が0〜30%。 - 前記アルカリ性水溶液のアルカリ成分が、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、アミン化合物及び第4級アンモニウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項7に記載のシリカゾルの製造方法。
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