JP6102182B2 - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリーズ・パラレル式ハイブリッド車の制御装置に関し、特に動力伝達経路上に介装されたクラッチの故障を検出する技術に関する。
シリーズ・パラレル式ハイブリッド車(Hybrid Electrical Vehicle,以下、単にHEVという)は、シリーズ式ハイブリッド車とパラレル式ハイブリッド車とが複合された電気自動車であり、駆動源としてのエンジン及び電動機が車両の運転状態に応じて自動的に切り替えられる。例えば、発進時や低速走行時には電動機のみで走行し、バッテリの容量低下時や加速走行時等には、電動機で走行しながらエンジンで発電を行う。また、エンジン効率の良い高速走行時には、エンジンの駆動力で走行し、モータがアシストを行う。
車両に発生させる駆動力の切り替えは、エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路上に介装されたクラッチの断接(開放・係合)を制御することで実施される。クラッチは、その一方の軸にエンジン及び発電機が接続され、他方の軸に電動機及び駆動輪が接続されており、クラッチ開放時には電動機の駆動力のみが駆動輪に伝達され、クラッチの係合時には電動機の駆動力及びエンジンの駆動力が駆動輪に伝達される。
ところで、駆動力を切り替えるクラッチの故障(異常)を検出し、クラッチの異常による運転特性の低下を防止する技術が提案されている。例えば特許文献1に記載の車両制御装置は、発電機の回転数と、電動機の回転数にギアの変速比を乗じた値との差回転数を算出し、この差回転数とクラッチへの断接指示とに基づいてクラッチの正常又は故障を判定している。そして、クラッチが故障していると判定した場合は、故障形態に応じて強制的にEV走行(すなわち電動機のみの走行)又はエンジン走行に設定している。
特開2009−274566号公報
上記の特許文献1の車両制御装置では、クラッチの故障形態を、クラッチが接続(係合)状態のまま固着して切断できない状態になるオン故障と、滑り等によってクラッチを十分に接続できないオフ故障との二種類を判定している。しかしながら、クラッチの故障形態をより詳細に分類すると、特許文献1に記載のオフ故障には、クラッチが開放状態のまま固着して係合できない開固着故障、クラッチが係合時に滑ってしまって十分に係合できない係合時の滑り故障、反対にクラッチが開放時に引きずってしまって完全に開放できない開放時の引きずり故障の三種類が含まれる。これらの故障形態に、クラッチが係合状態のまま固着して切断できない閉固着故障(特許文献1のオン故障と同一)が含まれるため、クラッチの故障形態は四種類に分類される。
このうち、開固着故障,閉固着故障及び係合時の滑り故障は、上記の特許文献1に記載されているように、クラッチの両端の回転数を比較することで故障を検出することができる。しかし、クラッチの開放時の引きずり故障は、クラッチの両端の回転数を比較する手法では故障検出に制限がある。例えば、車両が停車中にエンジンが作動している場合は、クラッチの駆動輪側の軸が停止しているため回転数を比較することができない。また、シリーズ走行中は、降坂路等の影響でクラッチの駆動輪側の軸の回転数が上がることがあるため、回転数を比較したのではクラッチの引きずりが原因なのか路面勾配が原因なのか区別がつかない。
なお、エンジンを停止中のEV走行モードで走行中に、エンジンが連れ回されて回転している場合は、クラッチの引きずり故障によりエンジンが回転していると判断できるため、クラッチの両端の回転数を比較することによってクラッチの引きずり故障を検出することは可能である。ただしこの場合は、エンジンを連れ回せるトルクよりも大きい引きずり故障しか検出できず、検出可能な範囲が大幅に制限されてしまう。
また、クラッチの開放時の引きずり故障は、クラッチの係合要素が中途半端に開放された状態となっているため、クラッチの発熱や異常摩耗を引き起こすおそれが高い。そのため、クラッチ開放時の引きずり故障を容易に検出できる手法が待望されている。
本件はこのような課題に鑑み案出されたもので、クラッチの開放時の引きずり故障を容易に検出することができるようにした、ハイブリッド車の制御装置を提供することを目的とする。
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示するハイブリッド車の制御装置は、車両の駆動輪に動力を伝達するエンジンと、前記エンジンと前記駆動輪との間の動力伝達経路上に介装されたクラッチと、前記クラッチよりも前記動力伝達経路上の前記駆動輪側に配置され、前記駆動輪に動力を伝達する電動機と、前記クラッチよりも前記動力伝達経路上の前記エンジン側に配置され、前記エンジンの動力により発電する発電機とを備える。
また、前記エンジンのエンジントルクを推定するエンジントルク推定手段と、前記発電機の発電機トルクを推定する発電機トルク推定手段とを備える。さらに、前記クラッチの開放時であって、前記エンジンの作動中である場合又はEVモードで走行中の場合に、前記エンジントルク推定手段で推定された前記エンジントルクと前記発電機トルク推定手段で推定された前記発電機トルクとの差に基づいて、前記クラッチの引きずり故障を検出する故障検出手段を備えることを特徴としている。なお、ここでいう「クラッチの引きずり」とは、クラッチを開放させようとしているときに完全に開放せず、引きずってしまう状態を意味する。
(2)前記エンジンと前記発電機との間に介装された減速機を備え、前記故障検出手段は、前記減速機の減速比を用いて変換された前記発電機トルクと前記エンジントルクとの差が所定値以上の場合に、前記クラッチの引きずり故障を検出することが好ましい。
(3)また、前記クラッチの係合及び開放を制御するクラッチ制御手段を備え、前記クラッチ制御手段は、前記故障検出手段により前記クラッチの引きずり故障が検出されたら、前記クラッチを係合させることが好ましい。
(4)また、前記故障検出手段は、前記クラッチの係合時に、前記クラッチよりも前記駆動輪側の回転数と前記クラッチよりも前記エンジン側の回転数との差に基づいて、前記クラッチの滑り故障を検出することが好ましい。
(5)このとき、前記クラッチ制御手段は、前記故障検出手段により前記クラッチの滑り故障が検出されたら、前記クラッチを開放させることがより好ましい。
開示のハイブリッド車の制御装置によれば、エンジントルクと発電機トルクとの差に基づいて、クラッチ開放時の引きずり故障を簡単に検出することができる。すなわち、開示のハイブリッド車は、クラッチの片側にエンジンと発電機とが接続されており、クラッチが完全に開放されていればエンジントルクと発電機トルクとは一定の関係を有するが、エンジントルクと発電機トルクとの関係が一定の関係にならなければ、クラッチ以外にトルクを消費するものはないため、クラッチが引きずり故障していると判定することができる。
また、開示のハイブリッド車の制御装置は、クラッチの両端の回転数ではなく、クラッチの片側に接続されているエンジン及び発電機のトルクを比較するため、車両の停車中にエンジンが作動している場合であっても、クラッチの開放時の引きずり故障を検出することができる。また、シリーズ走行中であっても路面の影響を受けないため、引きずり故障を検出することができる。さらに、エンジン停止中のEV走行中では、エンジンを連れ回せるトルクよりも小さい引きずり故障も検出することができるため、様々な場面でクラッチ開放時の引きずり故障を容易に検出することができる。
一実施形態に係るハイブリッド車の制御装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態に係るハイブリッド車の制御装置による制御手順を示すフローチャートである。
以下、図面により実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。
[1.車両構成]
本実施形態のハイブリッド車の制御装置は、図1に示す車両1に適用される。この車両1は、エンジン(ENG)2及びモータ(電動機,MOT)3を駆動源としたシリーズ・パラレル式ハイブリッド車両である。
車両1には、エンジン2,モータ3,ジェネレータ(発電機,GEN)4,トランスアクスル5,インバータ(INV)6,バッテリ(BAT)7が設けられる。エンジン2及びモータ3の駆動力は、トランスアクスル5を介して駆動輪8に伝達され、車両1を走行させる。
エンジン2は、ガソリンや軽油を燃焼とする内燃機関(ガソリンエンジン,ディーゼルエンジン)である。このエンジン2には、エンジン回転数(エンジン回転速度)Neを検出するエンジン回転数センサ21及び吸気の空燃比A/Fを検出する空燃比センサ23が設けられる。ここで検出されたエンジン回転数Ne及び空燃比A/Fの各情報は、後述する車両ECU10に伝達される。
モータ3は、バッテリ7に蓄えられた電力やジェネレータ4で発電された電力の供給を受けて動力を発生させる電動機であり、例えば高出力の永久磁石式同期電動機である。モータ3には、モータ回転数(モータ回転速度)Nmを検出するモータ回転数センサ24が設けられる。ここで検出されたモータ回転数Nmの情報も、車両ECU10に伝達される。
バッテリ7は、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池といったエネルギ密度の高い蓄電装置であり、バッテリケース内に複数の電池モジュールが収容されて構成される。バッテリ7は、モータ3への駆動用の電力供給と、ジェネレータ4からの発電電力の充電とが可能である。
ジェネレータ4は、エンジン2の作動時にエンジン2の動力で発電を実施するものである。また、このジェネレータ4は、モータ3の電力供給源であるバッテリ7を充電する機能や、モータ3へ直接電力を供給する機能も併せ持つ。ジェネレータ4には、ジェネレータ回転数(ジェネレータ回転速度)Ngを検出するジェネレータ回転数センサ25が設けられる。ここで検出されたジェネレータ回転数Ngの情報も、車両ECU10に伝達される。
モータ3及びジェネレータ4とバッテリ7とを接続する給電回路上には、インバータ6が介装される。インバータ6よりもバッテリ7側で授受される電流は直流電流であり、インバータ6よりもモータ3,ジェネレータ4側で授受される電流は交流電流である。インバータ6は、これらの電流の直流・交流変換を実施する。
トランスアクスル5は、トランスミッション(減速機)51とディファレンシャルギヤ(差動装置)を含むファイナルドライブ(終減速機)52とを一体に形成した動力伝達装置であり、駆動源2,3と駆動輪8との間の動力伝達を担う複数の機構を内蔵する。トランスミッション51は、エンジン2とジェネレータ4との間に介装される。また、トランスアクスル5の内部には、クラッチ9が設けられる。
クラッチ9は、エンジン2の動力の断接状態を制御する連軸器であり、エンジン2から駆動輪8までに至る動力伝達経路上に介装される。図1中に示すように、モータ3は、クラッチ9よりも駆動輪8側の動力伝達経路に対して接続される。したがって、モータ3の駆動力は、クラッチ2の断接状態に関わらず駆動輪8側へと伝達可能である。これに対し、ジェネレータ4は、クラッチ9よりもエンジン2側の動力伝達経路に対して接続され、エンジン2の駆動力は、クラッチ2が係合しているときにのみ駆動輪8側へと伝達可能である。
クラッチ9の内部には、エンジン2からの駆動力が入力される駆動側の係合要素9aと、駆動輪8側に駆動力を出力する被駆動側の係合要素9bとが設けられる。これらの係合要素9a,9bは、図示しないクラッチ油圧ポンプから与えられるクラッチ油圧に応じて、接近,離間(すなわち係合,開放)する方向に駆動される。
また、車両10には、車速Vを検出する車速センサ26と、アクセルペダルの踏み込み操作量に対応するアクセル開度Dを検出するアクセル開度センサ(APS)27とが設けられる。これらの車速V,アクセル開度Dの各情報は、車両ECU10に伝達される。
車両1には、エンジン2やモータ3等の各種装置を統括的に管理する車両ECU(Electronic Control Unit,電子制御装置)10が設けられる。車両ECU10は、各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUでの演算結果等が一時的に記憶されるRAM、外部との間で信号を入出力するための入出力ポート等を備えたコンピュータである。
[2.制御装置]
[2−1.概要]
車両ECU10は、車両1の走行状態や運転条件などに応じて走行モードを選択し、走行モードに応じてエンジン2の作動状態やエンジン出力,クラッチ9の断接状態,モータ3の出力,ジェネレータ4での発電量等の制御を実施する。車両1の走行モードとしては、EVモード,シリーズモード,パラレルモード等が設定されている。
EVモードは、モータ3のみの駆動力で車両1を走行させるモードであり、すなわち電気自動車(EV,Electric Vehicle)の駆動手法と同様の制御が実施されるものである。EVモードでは、エンジン2が停止し、クラッチ9が開放された状態となる。また、モータ3の出力は、車両1に要求される出力に応じて増減制御される。このEVモードは、バッテリ7の充電率が十分に大きく、買い物や送迎,通勤など市街地を走行するような場合に選択される。つまり、EVモードは、車両1の車速Vが比較的低速の場合に選択される。
シリーズモードは、モータ3の駆動力で走行しながらエンジン2の動力で発電を行うモードである。シリーズモードでは、エンジン2が作動し、クラッチ9が開放された状態となる。クラッチ9よりもエンジン2側では、エンジン2の駆動力がジェネレータ4に伝達され、ジェネレータ4での発電が実施される。ジェネレータ4で発生した電力は、インバータ6を介してバッテリ7に充電され、あるいは、インバータ6から直接的にモータ3へと供給される。シリーズモードは、バッテリ7の充電率が低下した場合や、加速時など高出力を必要とする場合に選択される。例えば、EVモードでの走行中にバッテリ7の充電率が低下してきたときには、走行モードがEVモードからシリーズモードに変更される。
パラレルモードは、エンジン2とモータ3とを併用して走行するモードである。このパラレルモードでは、クラッチ9が係合状態に制御され、エンジン2の駆動力が駆動輪8に伝達される。このパラレルモードは、エンジン効率の良い高速領域で選択され、エンジン2の駆動力で走行し、モータ3が必要に応じてアシストする。例えば、EVモードやシリーズモードでの走行中に車速が上昇したときには、クラッチ9が係合されてパラレルモードに変更される。また、パラレルモードで走行中に車速が低下したときは、クラッチ9が開放されてEVモードやシリーズモードに変更される。
本実施形態に係るハイブリッド車の制御装置は、このようなクラッチ9の開放時及び係合時において、クラッチ9が故障しているか否かを判定してクラッチ9の故障を検出する(故障検出)。さらに、クラッチ9の故障が検出されると、この故障に応じた走行制御を実施する。ここでは、クラッチ9が開放状態に制御されているとき(クラッチ9の開放時)に、クラッチ9が完全に開放されずに引きずった状態となる引きずり故障と、クラッチ9が係合状態に制御されているとき(クラッチ9の係合時)に、クラッチ9が完全に係合されずに滑った状態となる滑り故障とを検出する。
[2−2.制御ブロック]
このような故障検出及び走行制御を実現するために、車両ECU10には、推定部11としての機能要素と、判定部12としての機能要素と、故障検出部13として機能要素と、クラッチ制御部14としての機能要素とが設けられる。これらの各要素は電子回路(ハードウェア)によって実現してもよく、ソフトウェアとしてプログラミングされたものとしてもよいし、あるいはこれらの機能のうちの一部をハードウェアとして設け、他部をソフトウェアとしたものであってもよい。
推定部(推定手段)11は、故障検出を行うために、エンジン2のトルク(以下、エンジントルクTeという)を推定するエンジントルク推定部(エンジントルク推定手段)11aと、ジェネレータ4のトルク(以下、ジェネレータトルクTgという)を推定するジェネレータトルク推定部(発電機トルク推定手段)11bとを有する。
エンジントルク推定部11aは、エンジン回転数センサ21で検出されたエンジン回転数Ne及び空燃比センサ23で検出された空燃比A/F等に基づいて、エンジントルクTeを推定する。例えば、空燃比A/Fに応じたエンジン回転数NeとエンジントルクTeとの関係を予めマップ化したものを記憶しておき、エンジン回転数センサ21から伝達されたエンジン回転数Neをマップに適用し、エンジントルクTeを推定する。
また、ジェネレータトルク推定部11bは、ジェネレータ回転数センサ25で検出されたジェネレータ回転数Ng及びジェネレータ4の電流値に基づいて、ジェネレータトルク(発電機トルク)Tgを推定する。この場合も、例えば予め記憶されたマップを用いて推定する。
なお、推定部11によるエンジントルクTe及びジェネレータトルクTgの推定手法は特に限られず、例えば空燃比A/Fが一定であると仮定してエンジン回転数Neに基づいてエンジントルクTeを推定してもよいし、エンジン回転数Ne及び空燃比A/Fに加えて、点火時期や充填効率等から推定してもよい。また、ジェネレータ4の電流値が一定であると仮定して、ジェネレータ回転数Ngに基づいてジェネレータトルクTgを推定してもよい。エンジントルク推定部11aで推定されたエンジントルクTe及びジェネレータトルク推定部11bで推定されたジェネレータトルクTgは、故障検出部13へ伝達される。
判定部12は、故障検出を行うために、クラッチ9の断接状態と車両1の運転状態とを判定する。判定部12は、後述のクラッチ制御部14から取得したクラッチ9の情報から、クラッチ9が係合状態であるか、あるいは開放状態であるかを判定する。また、判定部12は、車速センサ26で検出された車速Vから車両1が走行中であるか停車中であるかを判定する。さらに判定部12は、エンジン回転数センサ21で検出されたエンジン回転数Neからエンジンが作動中であるか停止中であるかを判定する。以上の各判定結果は、故障検出部13へ伝達される。
故障検出部(故障検出手段)13は、クラッチ9の開放時に、エンジントルク推定部11aで推定されたエンジントルクTeとジェネレータトルク推定部11bで推定されたジェネレータトルクTgとの差に基づいて、クラッチ9の引きずり故障を検出する。また故障検出部13は、クラッチ9の係合時に、クラッチ9よりも駆動輪8側の回転数とクラッチ9よりもエンジン2側の回転数との差に基づいて、クラッチ9の滑り故障を検出する。
まず、引きずり故障について説明する。クラッチ9が開放状態に制御され、エンジン2が作動中である場合又はEVモードで走行中の場合に、クラッチ9が完全に開放(切断)されていればエンジントルクTeとジェネレータトルクTgとは一定の関係を有することになる。具体的には、エンジン2とジェネレータ4との間に介装されたトランスミッション51の減速比Rを考慮して、以下の式(1)の関係を有する。なお、式(1)において、減速比Rに代えて、減速比Rにトランスミッション51の摩擦損失Lを考慮した係数R′を用いてもよい。
Te=Tg×R ・・・(1)
反対に、クラッチ9が開放状態に制御されており、エンジン2が作動中である場合又はEVモードで走行中の場合であるにもかかわらず上記の式(1)の関係を有さない場合は、クラッチ9以外でトルクを消費する部分がないため、クラッチ9が引きずり故障していると判断し得る。さらにここでは、故障検出部13は、以下の式(2)の関係を満たす場合にクラッチ9の引きずり故障を検出する。なお、この式(2)においても、減速比Rを上記の係数R′としてもよい。
Te−Tg×R≧TTH ・・・(2)
つまり、故障検出部13は、クラッチ9の開放時に、エンジントルクTeとジェネレータトルクTgに減速比R(又は係数R′)を乗じた値との差が所定値TTH以上の場合に、クラッチ9の引きずり故障を検出する。なお、所定値TTHは、ゼロよりも大きな値であり、予め設定されている。式(2)のように差を演算して所定値TTHと比較することで、エンジン2とジェネレータ4との間の摩擦の影響を踏まえた故障検出が可能となる。さらに引きずり故障か否かを判断する所定値TTHを、エンジン2,トランスミッション51及びジェネレータ4に応じて予め自由に設定可能であり、精度の高い故障検出が実現される。
次に滑り故障について説明する。クラッチ9が係合状態に制御されている場合に、クラッチ9の係合要素9a,9bが完全に係合(接続)されていれば、クラッチ9の両端の回転数(すなわち、係合要素9a側の回転数及び係合要素9b側の回転数)は等しくなる。ここでは、クラッチ9よりも駆動輪8側の回転数はモータ回転数Nmと等しく、クラッチ9よりもエンジン2側の回転数はエンジン回転数Nmと等しいため、クラッチ9が正常であれば、クラッチ9の係合時はモータ回転数Nmとエンジン回転数Neとは等しくなる。
反対に、クラッチ9が係合状態に制御されているにもかかわらず、モータ回転数Nmとエンジン回転数Neとが等しくない場合は、クラッチ9の係合要素9a,9bが完全に係合せず滑りを発生させていると判断し得る。ここでは、故障検出部13は、以下の式(3)の関係を満たす場合にクラッチ9の滑り故障を検出する。
|Ne−Nm|≧NTH ・・・(3)
つまり、故障検出部13は、クラッチ9の係合時に、モータ回転数Nmとエンジン回転数Neとの差の絶対値が所定回転数NTH以上の場合に、クラッチ9の滑り故障を検出する。なお、所定回転数NTHは、ゼロ以上の値であり、予め設定されている。式(3)のように差を演算して所定回転数NTHと比較することで、僅かに誤差の影響を踏まえた故障検出が可能となる。故障検出部13は、クラッチ9の引きずり故障又は滑り故障を検出した場合は、検出結果をクラッチ制御部14へ伝達する。
ここで、故障検出部13が、クラッチ9の係合時の滑り故障を検出する際にはクラッチ9の両端の回転数を比較するのに対し、クラッチ9の開放時の引きずり故障を検出する際に、クラッチ9の片側に接続されているエンジン2及びジェネレータ4の各トルクを比較する理由について説明する。クラッチ9の開放時の引きずり故障をクラッチ9の両端の回転数を比較する手法で検出する場合、故障検出には次のような制限がある。
車両1が停車中にエンジン2が作動している場合は、クラッチ9の駆動輪8側の軸が停止しているため回転数を比較することができず、この場合の引きずり故障は検出できない。また、シリーズ走行中は、降坂路等の影響でクラッチ9の駆動輪8側の軸の回転数が上がることがあるため、回転数を比較したのではクラッチ9の引きずりが原因なのか路面勾配が原因なのか区別がつかず、やはり引きずり故障を検出することはできない。また、エンジン2を停止させEV走行モードで走行中の場合は、エンジン2が連れ回せるトルクよりも大きい引きずり故障の場合は検出されるものの、エンジン2を連れ回せない小さなトルクを発生させる引きずり故障は検出できない。
これに対して、クラッチ9の片側(駆動輪8側とは逆側)に接続されているエンジン2及びジェネレータ4のトルクを比較する本手法では、車両1が停止中にエンジン2が作動している場合であっても、シリーズ走行中であってもクラッチ9の開放時の引きずり故障を検出することが可能である。さらに、EV走行中であっても引きずり故障のトルクの大きさにかかわらず引きずり故障を検出することが可能である。
これは、クラッチ9が開放状態にされているため、クラッチ9の駆動輪8側の回転数やトルク等の動作及び路面状況等の影響を受けることがないこと、及びクラッチ9が正常であれば、エンジン2で発生されるエンジントルクTeとジェネレータ4で発生されるジェネレータトルクTgとが上記の式(1)の関係を有するからである。
クラッチ制御部(クラッチ制御手段)14は、通常は車両ECU10で選択された走行モードに応じてクラッチ9の係合及び開放を制御するものであるが、ここでは故障検出部13からクラッチ9の故障を検出したという結果が伝達された場合に、この故障に応じた走行制御を実施するものである。つまり、クラッチ制御部14は、故障検出部13での検出結果に応じて、通常の走行モードに応じた制御からクラッチ9の故障に応じた走行制御に切り替える。
クラッチ制御部14は、故障検出部13からクラッチ9の引きずり故障が検出されたという結果が伝達されると、クラッチ9を完全に開放させることはできないため、クラッチ9を係合させる。つまり、クラッチ9の引きずり故障を放置したまま走行を継続すると、クラッチ9の発熱や異常摩耗のおそれが高くなるため、引きずり故障が検出されたらクラッチ9を係合させて走行する。この場合は、パラレル走行か、あるいは燃料噴射は実施せずエンジン2を供回りさせるEV走行に遷移する。
クラッチ制御部14は、故障検出部13からクラッチ9の滑り故障が検出されたという結果が伝達されると、クラッチ9を完全に係合させることはできないため、クラッチ9を開放させる。つまり、クラッチ9の滑り故障を放置したまま走行を継続した場合もクラッチ9の発熱や異常摩耗のおそれが高くなるため、滑り故障が検出されたらクラッチ9を開放させて走行する。この場合は、EV走行か、あるいはシリーズ走行に遷移する。
[3.フローチャート]
次に、図2のフローチャートを用いて、車両ECU10で実施される各手順を説明する。図2のフローチャートは、イグニッションキーのオンと同時にスタートされ、予め設定された所定周期で繰り返し実施される。また、下記の各ステップは、コンピュータのハードウェアに割り当てられた各機能(手段)が、ソフトウェア(コンピュータプログラム)によって動作することによって実施される。
図2に示すように、ステップS10において、クラッチ9が開放されているか否かが判定される。クラッチ9が開放されていれば、ステップS20において車両1が停車中であるか否かが判定され、停車中であればステップS25においてエンジン2が作動中であるか否かが判定される。これらのステップS10〜S25の各判定は、トルクを比較することでクラッチ9の開放時の引きずり故障を検出できる場合と検出できない場合とを区別するためのものである。クラッチ9が開放されていない場合(つまり、クラッチ9が係合状態である場合)は、ステップS10からステップS35へ進む。また、車両1が停車中であってエンジン2も停止中である場合は、この周期を終了してリターンする。
クラッチ9が開放状態であり、且つ車両が走行中である場合又は停車中であってエンジン2が作動中である場合は、ステップS30に進む。ステップS30では、エンジントルク推定部11aによりエンジントルクTeが推定される。次いでステップS40ではジェネレータトルク推定部11bによりジェネレータトルクTgが推定される。
そして、ステップS50において上記した式(2)の関係を満たすか否かが判定され、これを満たす場合はステップS60へ進み、クラッチ9の引きずり故障が検出される。そして、ステップS70においてクラッチ9が係合され、このフローチャートを終了する。一方、ステップS50において、エンジントルクTeとジェネレータトルクTgに減速比R(又は係数R′)を乗じた値との差が所定値TTH未満であると判定された場合は、この制御周期を終了してリターンする。
ステップS10からステップS35へ進んだ場合は、クラッチ9が係合中であるため、クラッチ9の係合時の滑り故障が生じていないかが判断される。まずステップS35において、エンジン回転数Neが検出される。次いでステップS45においてモータ回転数Nmが検出される。そして、ステップS55において、上記の式(3)の関係を満たすか否かが判定され、満たす場合はステップS65へ進み、クラッチ9の滑り故障が検出される。そして、ステップS75においてクラッチ9が開放され、このフローチャートを終了する。一方、ステップS55において、エンジン回転数Neとモータ回転数Nmとの差の絶対値が所定回転数NTH未満であると判定された場合は、この制御周期を終了してリターンする。
[4.効果]
したがって、本実施形態に係るハイブリッド車の制御装置によれば、エンジントルクTeとジェネレータトルクTgとの差に基づいて、クラッチ9の開放時の引きずり故障を簡単に検出することができる。すなわち、本実施形態にかかる車両1は、クラッチ9の片側にエンジン2とジェネレータ4とが接続されており、クラッチ9が完全に開放されていればエンジントルクTeとジェネレータトルクTgとは一定の関係を有する。しかし、エンジントルクTeとジェネレータトルクTgとの関係が一定の関係にならなければ、クラッチ9以外にトルクを消費するものはないため、クラッチ9が引きずり故障していると判定することができる。
また、本制御装置では、クラッチ9の両端の回転数ではなく、クラッチ9の片側に接続されているエンジン2及びジェネレータ4のトルクを比較するため、車両1が停車中にエンジン2が作動している場合であっても、クラッチ9の開放時の引きずり故障を検出することができる。また、シリーズ走行中であっても路面の影響を受けないため、引きずり故障を検出することができる。さらに、エンジン2の停止中のEV走行中では、エンジン2を連れ回せるトルクよりも小さい引きずり故障であっても検出することができる。そのため、様々な場面でクラッチ9の開放時の引きずり故障を容易に検出することができる。
また、本制御装置では、クラッチ9の開放時に、トランスミッション51の減速比Rを用いて変換されたジェネレータトルクTgとエンジントルクTeとの差が所定値TTH以上である場合に、クラッチ9の引きずり故障を検出する。そのため、引きずり故障か否かを判断する所定値TTHを、エンジン2,トランスミッション51及びジェネレータ4に応じて予め自由に設定することができ、精度の高い故障検出を行うことができる。
また、クラッチ9の引きずり故障を放置したまま走行を継続すると、クラッチ9の発熱や異常摩耗のおそれが高くなる。これに対して、本制御装置では、クラッチ制御部14が、故障検出部13によりクラッチ9の引きずり故障が検出されたらクラッチ9を係合させて走行するため、クラッチ9の発熱及び異常摩耗を回避することができる。
また、クラッチ9の係合時の滑り故障は、クラッチ9よりも駆動輪8側の回転数とクラッチ9よりもエンジン2側の回転数との差に基づいて検出することができるため、クラッチ9の両端の回転数比較により容易に滑り故障を検出することができる。
さらに、クラッチ9の滑り故障が検出されたらクラッチ9を開放させて走行するため、クラッチ9の発熱や異常摩耗を回避することができる。
[5.その他]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
上記実施形態で説明した車両1の構造は一例であって、エンジン2と駆動輪8との間にはトランスアクスル5ではなく、トランスミッション51とクラッチ9とディファレンシャルギヤ等が別体で介装されていてもよい。
例えば、クラッチ9の両端にギアを介してエンジン2やモータ3が接続されている場合は、クラッチ9の駆動輪8側の回転数及びクラッチ9のエンジン2側の回転数がそのままモータ回転数Nm及びエンジン回転数Neとはならない。この場合、クラッチ9の係合時の滑り故障を検出するときはギア比を考慮すればよい。
また、クラッチ9の故障を検出する際に、補機類が駆動していないか否かを判定するステップを追加してもよい。つまり、図2のフローチャートのステップS10の前に、補機類が駆動していないか否かを判定するステップを追加することで、精度良くクラッチ9の故障を検出することができる。
1 車両
2 エンジン
3 モータ(電動機)
4 ジェネレータ(発電機)
5 トランスアクスル
51 トランスミッション(減速機)
6 インバータ
7 バッテリ
9 クラッチ
10 車両ECU(電子制御装置)
11 推定部(推定手段)
11a エンジントルク推定部(エンジントルク推定手段)
11b 発電機トルク推定部(発電機トルク推定手段)
12 判定部
13 故障検出部(故障検出手段)
14 クラッチ制御部(クラッチ制御手段)
21 エンジン回転数センサ
22 圧力センサ
23 空燃比センサ
24 モータ回転数センサ
25 ジェネレータ回転数センサ
26 車速センサ
27 アクセル開度センサ

Claims (5)

  1. 車両の駆動輪に動力を伝達するエンジンと、
    前記エンジンと前記駆動輪との間の動力伝達経路上に介装されたクラッチと、
    前記クラッチよりも前記動力伝達経路上の前記駆動輪側に配置され、前記駆動輪に動力を伝達する電動機と、
    前記クラッチよりも前記動力伝達経路上の前記エンジン側に配置され、前記エンジンの動力により発電する発電機と、
    前記エンジンのエンジントルクを推定するエンジントルク推定手段と、
    前記発電機の発電機トルクを推定する発電機トルク推定手段と、
    前記クラッチの開放時であって、前記エンジンの作動中である場合又はEVモードで走行中の場合に、前記エンジントルク推定手段で推定された前記エンジントルクと前記発電機トルク推定手段で推定された発電機トルクとの差に基づいて、前記クラッチの引きずり故障を検出する故障検出手段と、を備える
    ことを特徴とする、ハイブリッド車の制御装置。
  2. 前記エンジンと前記発電機との間に介装された減速機を備え、
    前記故障検出手段は、前記減速機の減速比を用いて変換された前記発電機トルクと前記エンジントルクとの差が所定値以上の場合に、前記クラッチの引きずり故障を検出する
    ことを特徴とする、請求項1記載のハイブリッド車の制御装置。
  3. 前記クラッチの係合及び開放を制御するクラッチ制御手段を備え、
    前記クラッチ制御手段は、前記故障検出手段により前記クラッチの引きずり故障が検出されたら、前記クラッチを係合させる
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のハイブリッド車の制御装置。
  4. 前記故障検出手段は、前記クラッチの係合時に、前記クラッチよりも前記駆動輪側の回転数と前記クラッチよりも前記エンジン側の回転数との差に基づいて、前記クラッチの滑り故障を検出する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のハイブリッド車の制御装置。
  5. 前記クラッチ制御手段は、前記故障検出手段により前記クラッチの滑り故障が検出されたら、前記クラッチを開放させる
    ことを特徴とする、請求項4記載のハイブリッド車の制御装置。
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