JP6102078B2 - 印刷装置 - Google Patents

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    • A61J1/00Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
    • A61J1/14Details; Accessories therefor
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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Description

本発明は、印刷装置に関する。
インクを噴射することにより媒体に画像を形成するインクジェット式のプリンターが実用化されている。このようなプリンターでは、複数色のインクを噴射することによりカラー画像を形成することも可能である。
特許文献1には、第1の色相を有するドットと第2の色相を有するドットとの間に第3の色相を有するドットを形成することにより各画素同士の色味の差を低減することが示されている。特許文献2には、最低明度のインクが最低明度のインク以外のインクよりも先に吐出される割合が、最低明度のインクが最低明度のインク以外のインクよりも後に吐出される割合よりも高くなるように画素に対する記録を行うことが示されている。特許文献3には、最も色相差が大きい関係にある第1インク色のノズル列と第2インク色のノズル列が種走査方向における両端部に配置されることが示されている。
特開2009−241378号公報 特開2009−279818号公報 特開2004−106522号公報
あるインク滴が媒体に着弾した後に、他のインク滴が同一画素に着弾すると、この画素においてドットの滲みが生ずることがある。この滲みの程度は、特定のインク色の組み合わせ、及び、着弾順序によっても変化する。画像を形成する場合において、このような滲みの発生はドットの粒状性を悪化させることから抑制することが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、インクの滲みを抑制しドットの粒状性を改善することを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
複数色のインクを噴射して媒体に画像を形成する印刷装置であって、前記媒体において第1インク上に第2インクが着弾する組み合わせが他のインク同士が重なる組み合わせよりも前記媒体における滲みが大きくなる印刷装置において、
ノズル列に沿う方向に関して第1位置にノズルが重なるように互いのノズル列が設けられた第1ノズル列と第2ノズル列と、
前記ノズル列に沿う方向に関して前記第1位置からずれた位置にノズルが重なるように互いのノズル列が設けられた第3ノズル列と第4ノズル列と、
を備え、
複数のノズル列におけるインク色の配置が、前記複数のノズル列が並ぶ方向の中央に関して左右対称となる配置であり、
前記第1ノズル列と前記第3ノズル列は前記第1インクを噴射し、
前記第2ノズル列と前記第4ノズル列は前記第2インクを噴射し、
前記第1位置に固定されるノズル列において、前記第1インクを噴射するノズル列までの距離は、前記複数のノズル列間で前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との距離が最も遠く、
前記第2位置に固定されるノズル列において、前記第1インクを噴射するノズル列までの距離は、前記複数のノズル列間で前記第3ノズル列と前記第4ノズル列との距離が最も遠い、印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
図1Aは、本実施形態のプリンター1の全体構成ブロック図であり、図1Bは、プリンター1の一部の斜視図である。 本実施形態におけるヘッド構成の説明図である。 本実施形態におけるヘッドのノズル列間の距離等を説明する表である。 参考例におけるヘッド構成の説明図である。 参考例におけるヘッドのノズル列間の距離等を説明する表である。 本実施形態におけるドットの形成順序の説明図である。 参考例におけるドットの形成順序の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。すなわち、
複数色のインクを噴射して媒体に画像を形成する印刷装置であって、前記媒体において第1インク上に第2インクが着弾する組み合わせが他のインク同士が重なる組み合わせよりも前記媒体における滲みが大きくなる印刷装置において、
ノズル列に沿う方向に関して第1位置にノズルが重なるように互いのノズル列が設けられた第1ノズル列と第2ノズル列と、
前記ノズル列に沿う方向に関して前記第1位置からずれた位置にノズルが重なるように互いのノズル列が設けられた第3ノズル列と第4ノズル列と、
を備え、
複数のノズル列におけるインク色の配置が、前記複数のノズル列が並ぶ方向の中央に関して左右対称となる配置であり、
前記第1ノズル列と前記第3ノズル列は前記第1インクを噴射し、
前記第2ノズル列と前記第4ノズル列は前記第2インクを噴射し、
前記第1位置に固定されるノズル列において、前記第1インクを噴射するノズル列までの距離は、前記複数のノズル列間で前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との距離が最も遠く、
前記第2位置に固定されるノズル列において、前記第1インクを噴射するノズル列までの距離は、前記複数のノズル列間で前記第3ノズル列と前記第4ノズル列との距離が最も遠い、印刷装置である。
このようにすることで、最も滲みが大きくなるインクの着弾組み合わせにおいて、インクの滲みを最小限にすることができる。すなわち、インクの滲みを抑制しドットの粒状性を改善することができる。
かかる印刷装置であって、前記第1インクを噴射するノズル列は、前記第2インクを噴射するノズル列よりも、前記複数のノズル列が並ぶ方向について内側に設けられることが望ましい。
このようにすることで、第1インクが第2インクよりも後に着弾した場合に第2インクが第1インクよりも後に着弾した場合と比較して色味が異なる場合であっても、往路方向及び復路方向に移動してインクを噴射する形態において、第1インクを第2インクよりも先に着弾させることができる。
また、前記第1インクを噴射するノズル列及び前記第2インクを噴射するノズル列よりも、ブラックインクを噴射するノズル列が前記複数のノズル列が並ぶ方向について内側に設けられることが望ましい。
このようにすることで、最も使用頻度が高いと考えられるブラックインクのノズル列を中央付近に配置して、ブラックインクのドットの着弾位置の誤差を小さくすることができる。
また、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列と前記第3ノズル列と前記第4ノズル列におけるノズルピッチは共通であり、前記第2の位置は前記第1の位置に対して前記第1ノズル列におけるノズルピッチの1/2ずれていることが望ましい。
このようにすることで、所謂千鳥配置のノズル配置を構成することができる。
また、前記第1インクはイエローインクであり、前記第2インクはライトマゼンタインクであることが望ましい。
このようにすることで、イエローインクとライトマゼンタインクのドットが重なる場合において、ドットの粒状性を改善することができる。
また、前記複数のノズル列は、前記ノズル列に沿う方向と交差する交差方向に移動して各インクを噴射することが望ましい。
このようにすることで、ノズル列を交差方向に移動させてインクを噴射し、カラー画像を形成することができる。
また、前記複数のノズル列は、前記交差方向の往路方向及び復路方向に移動してインクを噴射し、
前記第1ノズル列は前記第4ノズル列よりも前記往路方向側に配置され、
前記第3ノズル列は前記第1ノズル列よりも前記往路方向側に配置され、
前記第2ノズル列は前記第3ノズル列よりも前記往路方向側に配置されることが望ましい。
このようにすることで、第1インク上に第2インクが着弾する組み合わせが他のインク同士が重なる組み合わせよりも媒体における滲みが大きくなる印刷装置において、適切にノズル列を配置することができる。
===印刷システムについて===
以下、インクジェットプリンター(以下、プリンター1)を例に挙げ、プリンター1とコンピューター60が接続された印刷システムについて説明する。
図1Aは、本実施形態のプリンター1の全体構成ブロック図であり、図1Bは、プリンター1の一部の斜視図である。外部装置であるコンピューター60から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー10により、各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を制御し、用紙S(媒体)に画像を形成する。また、プリンター1内の状況を検出器群50が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。
コントローラー10は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェース部11は、外部装置であるコンピューター60とプリンター1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12は、プリンター1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12は、ユニット制御回路14により各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、用紙Sを印刷可能な位置に送り込み、印刷時に搬送方向に所定の搬送量で用紙Sを搬送させるためのものである。
キャリッジユニット30は、ヘッド41を搬送方向と交差する方向に移動させるためのものである。
ヘッドユニット40は、用紙Sにインクを噴射するためのものであり、複数のヘッド41−1〜41−6有する。各ヘッドの下面にはインク噴射部であるノズルが複数設けられている。また、各ノズルに対応付けられたピエゾ素子を駆動することによって、ノズルからインクが噴射される。
図2は、本実施形態におけるヘッド構成の説明図である。図2では、ヘッド上面から透過的にノズル列を視認したときの様子が示されている。本実施形態におけるプリンターでは、第1ヘッド41−1から第6ヘッド41−6の6つのヘッドを一体的に固定して用いている。第1ヘッド41−1から第6ヘッド41−6のぞれぞれの構成はほぼ同様であるので、ここでは、例として、第1ヘッド41−1のノズル構成について説明を行う。
第1ヘッド41−1には、2列のノズル列が構成されている。1列のノズル列には180個のノズルが構成される。また、各ノズル列は、Pのノズルピッチで構成される。本実施形態において、ノズルピッチPは、例えば、180dpiである。
これら2列のノズル列では、一方のノズル列のノズルの位置に対し、他方のノズル列のノズルはP/2だけ搬送方向にずれるように配置されている。すなわち、隣接するノズル列との間では、少なくとも搬送方向についてP/2のドットピッチを構成できることになる。
図に示される左側のノズル列をAノズル列とし、右側のノズル列をBノズル列とすると、Aノズル列がBノズル列よりも、搬送方向の下流側にノズルの位置がP/2だけずれて配置されている。
第1ヘッド41−1のAノズル列からは、ライトシアンインクインクLcが噴射される。第1ヘッド41−1のBノズル列(第4ノズル列に相当する)からは、ライトマゼンタインクLmが噴射される。第2ヘッド41−2のAノズル列からは、マゼンタインクMが噴射される。第2ヘッド41−2のBノズル列からは、シアンインクCが噴射される。第3ヘッド41−3のAノズル列(第1ノズル列に相当する)からは、イエローインクYが噴射される。第3ヘッド41−3のBノズル列からは、ブラックインクKが噴射される。第4ヘッド41−4のAノズル列からは、ブラックインクKが噴射される。第4ヘッド41−4のBノズル列(第3ノズル列に相当する)からは、イエローインクYが噴射される。第5ヘッド41−5のAノズル列からは、シアンインクCが噴射される。第5ヘッド41−5のBノズル列からは、マゼンタインクが噴射される。第6ヘッド41−6のAノズル列(第2ノズル列に相当する)からは、ライトマゼンタインクLmが噴射される。第6ヘッド41−6のBノズル列からは、ライトシアンインクLcが噴射される。
図3は、本実施形態におけるヘッドのノズル列間の距離等を説明する表である。図には、あるインク色のノズル列からイエローインクのノズル列までの距離が示されている。列間距離とされているのは、ノズル列を単位とした場合の距離であり、ヘッド間距離とされているのは、ヘッドを単位とした場合の距離である。
また、列間距離及びヘッド間距離は、ノズルがノズル列に沿う方向について一致するノズル列を対象としている。つまり、各ヘッド間においてAノズル列同士が列間距離及びヘッド間距離の算出の対象となる。また、各ヘッド間においてBノズル列同士が列間距離及びヘッド間距離の算出の対象となる。これは、同一の画素にあるインクのドットが着弾してから、他のインクのドットが着弾するまでの時間をヘッド間距離として示すものだからである。よって、ヘッド間において第1ノズル列と第2ノズル列との間では、列間距離及びヘッド間距離の算出の対象とはならない。
例えば、前述の図2における本実施形態のノズル列において、第1ヘッド41−1のライトシアンLcのノズル列(Aノズル列)から第3ヘッド41−3のイエローインクYのノズル列(Aノズル列)までは、ノズル列としては4つ分離れている。また、第1ヘッド41−1のライトマゼンタLmのノズル列(Aノズル列)から第4ヘッド41−4のイエローインクYのノズル列(Bノズル列)までは、ノズル列としては6つ分離れている。
また、ヘッド間距離に着目すると、例えば、前述の図2における本実施形態のノズル列において、第1ヘッド41−1のライトシアンLcのノズル列(Aノズル列)から第3ヘッド41−3のイエローインクYのノズル列(Aノズル列)までは、ヘッドとしては2つ分離れている。また、第1ヘッド41−1のライトマゼンタLmのノズル列(Bノズル列)から第4ヘッド41−4のイエローインクYのノズル列(Bノズル列)までは、ヘッドとしては3つ分離れている。
このようにして求められた図3の表を参照すると、ノズル列に沿う方向についてノズル位置が一致するノズル列間の中では、イエローインクYのノズル列とライトマゼンタLmのノズル列とが最も離間している。本実施形態においてこのように構成しているのは、イエローインクYが媒体に着弾し、その後、その着弾位置にライトマゼンタインクLmが着弾すると、他のインクとの関係では最もにじむからである。すなわち、最もドットの粒状性を悪化させるからである。よって、これら両者のノズル列間の距離を最も離間させることによって、イエローインクYが着弾してからライトマゼンタインクLmが着弾するまでの時間をできるだけ長くしているのである。
本実施形態におけるヘッド構成と比較するために、以下に参考例のヘッド構成について説明する。
図4は、参考例におけるヘッド構成の説明図である。図4でも、ヘッド上面から透過的にノズル列を視認したときの様子が示されている。参考例におけるプリンターでも、第1ヘッド41−1’から第6ヘッド41−6’の6つのヘッドを一体的に固定して用いている。第1ヘッド41−1’から第6ヘッド41−6’のぞれぞれの構成はほぼ同様であるので、ここでは、例として、第1ヘッド41−1’のノズル構成について説明を行う。
第1ヘッド41−1’には、2列のノズル列が構成されている。1列のノズル列には180個のノズルが構成される。また、各ノズル列は、Pのノズルピッチで構成される。本実施形態において、ノズルピッチPは、例えば、180dpiである。
これら2列のノズル列では、一方のノズル列のノズルの位置に対し、他方のノズル列のノズルはP/2だけ搬送方向にずれるように配置されている。すなわち、隣接するノズル列との間では、少なくとも搬送方向についてP/2のドットピッチを構成できることになる。
図に示される左側のノズル列をAノズル列とし、右側のノズル列をBノズル列とすると、Aノズル列がBノズル列よりも、搬送方向の下流側にノズルの位置がP/2だけずれて配置されている。
第1ヘッド41−1’のAノズル列からは、マゼンタインクMが噴射される。第1ヘッド41−1のBノズル列からは、シアンインクが噴射される。第2ヘッド41−2’のAノズル列からは、ライトシアンインクLcが噴射される。第2ヘッド41−2’のBノズル列からは、ライトマゼンタインクLmが噴射される。第3ヘッド41−3’のAノズル列からは、イエローインクYが噴射される。第3ヘッド41−3’のBノズル列からは、ブラックインクKが噴射される。第4ヘッド41−4’のAノズル列からは、ブラックインクKが噴射される。第4ヘッド41−4’のBノズル列からは、イエローインクYが噴射される。第5ヘッド41−5’のAノズル列からは、ライトマゼンタインクLmが噴射される。第5ヘッド41−5’のBノズル列からは、ライトシアンインクが噴射される。第6ヘッド41−6’のAノズル列からは、シアンインクCが噴射される。第6ヘッド41−6’のBノズル列からは、マゼンタインクMが噴射される。
図5は、参考例におけるヘッドのノズル列間の距離等を説明する表である。ここでも、前述の図3における表と同様に、あるインク色のノズル列からイエローインクYのノズル列までの距離がノズル列間距離とヘッド間距離として示されている。
前述の図4における参考例のノズル列において、第2ヘッド41−2’のライトシアンLcのノズル列(Aノズル列)から第3ヘッド41−3’のイエローインクYのノズル列(Aノズル列)までは、ノズル列としては2つ分離れている。また、第2ヘッド41−2’のライトマゼンタLmのノズル列(Bノズル列)から第4ヘッド41−4’のイエローインクYのノズル列(Bノズル列)までは、ノズル列としては4つ分離れている。
また、ヘッド間距離に着目すると、例えば、前述の図4における参考例のノズル列において、第2ヘッド41−2’のライトシアンLcのノズル列(Aノズル列)から第3ヘッド41−3’のイエローインクYのノズル列(Aノズル列)までは、ヘッドとしては1つ分離れている。まだ、第2ヘッド41−2’のライトマゼンタLmのノズル列(Bノズル列)から第4ヘッド41−4’イエローインクYのノズル列(Bノズル列)までは、ヘッドとしては3つ分離れている。
この場合、ライトマゼンタLmのノズル列とイエローインクYのノズル列との距離が、前述の本実施形態のものと比較して短いため、イエローインクYとライトマゼンタLmの両者が重ねて媒体に噴射された場合、前述の本実施形態にものよりもにじむことになる。すなわち、上述の本実施形態のものと比して粒状性が悪い。
図6は、本実施形態におけるドットの形成順序の説明図である。図6の左側には、第1ヘッド41−1から第6ヘッド41−6におけるノズル構成が示されている。但し、ここでは説明の容易のために、1つのノズル列あたりのノズル数を8個にしている。
また、これらヘッドの右側には、ヘッドが往路方向に移動するときにおけるドットの形成順序が示されている。往路において、各ヘッドのAノズル列(左側のノズル列)からインクが噴射されると、ライトマゼンタインクM、シアンインクC、ブラックインクK、イエローインクY、マゼンタインクM、ライトシアンインクLcの順序でインクが着弾する。
また、往路において、各ヘッドのBノズル列(右側のノズル列)からインクが噴射されると、ライトシアンインクLc、マゼンタインクM、イエローインクY、ブラックインクK、シアンインクC、ライトマゼンタインクLmの順序でインクが着弾する。
次に、媒体が搬送される。そして、往路で形成したドットラインの間に復路において新たなドットラインが形成される。
往路におけるドットの形成順序の右隣の図には、ヘッドが復路方向に移動するときのドットの形成順序が示されている。復路において、各ヘッドのAノズル列(左側のノズル列)からインクが噴射されると、ライトシアンインクLc、マゼンタインクM、イエローインクY、ブラックインクK、シアンインクC、ライトマゼンタインクLmの順序でインクが着弾する。
また、復路において、各ヘッドのBノズル列(右側のノズル列)からインクが噴射されると、ライトマゼンタインクLm、シアンインクC、ブラックインクK、イエローインクY、マゼンタインクM、ライトシアンインクLcの順序でインクが着弾する。
復路におけるドット形成順序に右隣の図には、これら往路におけるドット形成順序と復路におけるドット形成順序を1つにまとめた図が示されている。
これらを参照すると、イエローインクLとライトマゼンタインクLmのドット形成順序は常にノズル列として2列分ずれている。
このようにすることで、イエローインクYが媒体に着弾し、その後、その上にライトマゼンタインクLmが着弾するという、最も滲みが生じやすい組み合わせにおいて、両インクの着弾時間差を最も大きくして、滲みを最小限にすることができる。そして、ドットの粒状性を改善することができる。
特に、本実施形態のように、1つのヘッドに異なる色のインクを噴射する2つのノズル列が並び、これらのノズル列によってノズルが所謂千鳥配置となっているような条件においても、ドットの粒状性を改善することができる。
図7は、参考例におけるドットの形成順序の説明図である。図7の左側には、参考例の第1ヘッド41−1’から第6ヘッド41−6’におけるノズル構成が示されている。但し、ここでは説明の容易のために、1つのノズル列あたりのノズル数を8個にしている。
また、これらヘッドの右側には、ヘッドが往路方向に移動するときにおけるドットの形成順序が示されている。往路において、各ヘッドのAノズル列(左側のノズル列)からインクが噴射されると、シアンインクC、ライトマゼンタインクLm、ブラックインクK、イエローインクY、ライトシアンインクLc、マゼンタインクMの順序でインクが着弾する。
また、往路において、各ヘッドのBノズル列(右側のノズル列)からインクが噴射されると、マゼンタインクM、ライトシアンインクLc、イエローインクY、ブラックインクK、ライトマゼンタインクLm、シアンインクCの順序でインクが着弾する。
次に、媒体が搬送される。そして、往路で形成したドットラインの間に復路において新たなドットラインが形成される。
往路におけるドットの形成順序の右隣の図には、ヘッドが復路方向に移動するときのドットの形成順序が示されている。復路において、各ヘッドのAノズル列(左側のノズル列)からインクが噴射されると、マゼンタインクM、ライトシアンインクLc、イエローインクY、ブラックインクK、ライトマゼンタインクLm、シアンインクCの順序でインクが着弾する。
また、復路において、各ヘッドのBノズル列(右側のノズル列)からインクが噴射されると、シアンインクC,ライトマゼンタインクLm、ブラックインクK、イエローインクY、ライトシアンインクLc、マゼンタインクMの順序でインクが着弾する。
復路におけるドット形成順序に右隣の図には、これら往路におけるドット形成順序と復路におけるドット形成順序を一体化させた図が示されている。
これらを参照すると、イエローインクLとライトマゼンタインクLmのドット形成順序は常に1列分しかずれていない。このように、参考例のノズル列の配列では、前述の実施形態のようにイエローインクYとライトマゼンタインクLmのドット形成順序を2列分ずらすことができないことがわかる。
なお、上述の実施形態では、最も滲みやすいインクの組み合わせをイエローインクYとライトマゼンタインクLcを例に説明を行ったが、最も滲みが生ずる組み合わせであれば、これらのノズル列間が最も離間する実施形態であればこれに限られない。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では、印刷装置としてプリンター1が説明されていたが、これに限られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを噴射していた。しかし、液体を噴射する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
1 プリンター、10 コントローラー、
11 インターフェース部、12 CPU、
13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 搬送ユニット、
30 キャリッジユニット、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、60 コンピューター

Claims (6)

  1. 複数色のインクを保持し、前記複数色のインクの全てもしくは一部の色のインクを噴射
    して媒体に画像を形成する印刷装置であって、前記媒体においてイエローインク上にライ
    トマゼンタインクが着弾する組み合わせが最も前記媒体における滲みが大きくなる印刷装
    置において、
    ノズル列に沿う方向に関して第1位置にノズルが重なるように互いのノズル列が設けら
    れた第1ノズル列と第2ノズル列と、
    前記ノズル列に沿う方向に関して前記第1位置からずれた第2位置にノズルが重なるよう
    に互いのノズル列が設けられた第3ノズル列と第4ノズル列と、
    を備え、
    複数のノズル列におけるインク色の配置が、前記複数のノズル列が並ぶ方向の中央に関
    して左右対称となる配置であり、
    前記第1ノズル列と前記第3ノズル列は前記イエローインクを噴射し、
    前記第2ノズル列と前記第4ノズル列は前記ライトマゼンタインクを噴射し、
    前記第1位置に固定されるノズル列において、前記イエローインクを噴射するノズル列
    までの距離は、前記複数のノズル列間で前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との距離が
    最も遠く、
    前記第2位置に固定されるノズル列において、前記イエローインクを噴射するノズル列
    までの距離は、前記複数のノズル列間で前記第3ノズル列と前記第4ノズル列との距離が
    最も遠い、印刷装置。
  2. 前記イエローインクを噴射するノズル列は、前記ライトマゼンタインクを噴射するノズル列よりも、前記複数のノズル列が並ぶ方向について内側に設けられる、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記イエローインクを噴射するノズル列及び前記ライトマゼンタインクを噴射するノズル列よりも、ブラックインクを噴射するノズル列が前記複数のノズル列が並ぶ方向について内側に設けられる、請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記第1ノズル列と前記第2ノズル列と前記第3ノズル列と前記第4ノズル列における
    ノズルピッチは共通であり、
    前記第2の位置は前記第1の位置に対して前記第1ノズル列におけるノズルピッチの1
    /2ずれている、請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記複数のノズル列は、前記ノズル列に沿う方向と交差する交差方向に移動して各イン
    クを噴射する、請求項1〜のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記複数のノズル列は、前記交差方向の往路方向及び復路方向に移動してインクを噴射
    し、
    前記第1ノズル列は前記第4ノズル列よりも前記往路方向側に配置され、
    前記第3ノズル列は前記第1ノズル列よりも前記往路方向側に配置され、
    前記第2ノズル列は前記第3ノズル列よりも前記往路方向側に配置される、請求項
    記載の印刷装置。
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