JP6102049B2 - 小便器 - Google Patents
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Description
その一方で、吐水装置に、小便器のボウル面を広範囲に亘って洗浄できる性能が求められている。
このような要請に基づき、従来のコンパクトな吐水装置を用いて、ボウル面の広範囲に高い瞬間流量で吐水するとき、吐水された洗浄水の一部がボウル面の外へ飛び出すという問題が生じている。
さらに、ボウル部の左右両端に設けられた従来の側壁を有していない小便器、すなわち、ボウル部の正面が連続した曲面により形成されているような小便器において、吐水装置がボウル面の広範囲に高い瞬間流量で吐水するときには、さらに、吐水された洗浄水の一部がボウル面の外へ飛び出しやすいという問題が生じている。
このように構成された本発明においては、第1吐水モードにおいては、供給通路から供給された低瞬間流量かつ高速の洗浄水が衝突壁に衝突し、高速の洗浄水が衝突壁に衝突することにより、低瞬間流量の洗浄水が一つの吐水開口部からボウル部の左右領域まで広範囲に広がるように吐水される。よって、吐水された洗浄水が、ボウル部の外部へ飛び出すことを防止することができると共に、ボウル部の左右領域まで広範囲にわたって洗浄することができる。第2吐水モードにおいては、供給通路から供給された高瞬間流量かつ低速の洗浄水が衝突壁に衝突し、低速の洗浄水が衝突壁に衝突することにより、高瞬間流量の洗浄水が一つの吐水開口部からボウル部の比較的狭い中央領域に向けて吐水される。よって、吐水された洗浄水が、ボウル部の外部へ飛び出すことを防止することができると共に、小便器の排水配管の尿の排出及び陰毛等の異物を除去することができ、小便器の排水配管の設備保護洗浄をすることができる。
従って、小便器を効果的に洗浄することができる。
このように構成された本発明においては、吐水開口部から吐水された洗浄水が、ボウル面から反射して跳ね返ることを抑制し、ボウル面に沿った膜状の流れを形成することができる。
このように構成された本発明においては、第1吐水モードにおいては、第2供給通路から供給された低瞬間流量かつ高速の洗浄水が衝突壁に衝突し、高速の洗浄水が衝突壁に衝突することにより、低瞬間流量の洗浄水が一つの吐水開口部からボウル部の左右領域まで広範囲に広がるように吐水される。よって、吐水された洗浄水が、ボウル部の外部へ飛び出すことを防止することができると共に、ボウル部の左右領域まで広範囲にわたって洗浄することができる。第2吐水モードにおいては、第1供給通路から供給された高瞬間流量かつ低速の洗浄水が衝突壁に衝突し、低速の洗浄水が衝突壁に衝突することにより、高瞬間流量の洗浄水が一つの吐水開口部からボウル部の比較的狭い中央領域に向けて吐水される。よって、吐水された洗浄水が、ボウル部の外部へ飛び出すことを防止することができると共に、小便器の排水配管の尿の排出及び陰毛等の異物を除去することができ、小便器の排水配管の設備保護洗浄をすることができる。従って、小便器を効果的に洗浄することができる。
このように構成された本発明においては、第1吐水モードにおいては、流量切替手段が給水通路の洗浄水を低瞬間流量にさせ、断面積変更手段が供給通路の洗浄水の流速を比較的高速にさせることができ、共通の給水通路及び供給通路を利用して、比較的簡単な構造により、供給通路内の洗浄水を低瞬間流量かつ高速にできる。第2吐水モードにおいては、流量切替機構が給水通路の洗浄水を高瞬間流量にさせ、断面積変更手段が供給通路の洗浄水の流速を比較的低速にさせることができ、供給通路内の洗浄水を高瞬間流量かつ低速にできる。従って、共通の給水通路及び供給通路を利用して、比較的簡単な構造により、第1吐水モードと第2吐水モードとのうちいずれか一方を実行することができる。
このように構成された本発明においては、制御部は、使用者が小便器を使用したときに第1吐水モードを実行し、ボウル部の左右領域まで広範囲にわたって洗浄する小便器洗浄を行うことができる。また、制御部は、使用者が小便器を使用したときとは別に、所定時間が経過する毎に第2吐水モードを実行させることができ、小便器の排水配管の尿の排出及び陰毛等の異物を除去することができ、小便器の排水配管の設備保護洗浄を行うことができる。
主給水管14から分岐される第1給水管16と、主給水管14から分岐される第2給水管18と、第1給水管16に設けられる第1流量調整装置20と、第1給水管16に取り付けられ給水の供給及び停止を行う第1開閉弁22と、第2給水管18に設けられる第2流量調整装置24と、第2給水管18に取り付けられ給水の供給及び停止を行う第2開閉弁26と、第1給水管16及び第2給水管18の先端に取り付けられた吐水部であるスプレッダ28と、使用者の有無を検知する人体検知センサ30と、人体検知センサ30からの検知信号及び所定の制御プログラム等に基づいて第1開閉弁22、第2開閉弁26等を制御することができる制御ユニット32と、を備えている。
自動便器洗浄ユニット4は、洗浄水を、1つの主給水管14から、互いに異なる瞬間流量及び流速の洗浄水を供給する第1給水管16及び第2給水管18を通過してボウル面8に供給させるようになっている。
第1開閉弁22は、制御ユニット32の制御信号により第1給水管16の流路を開閉する電磁弁である。第1開閉弁22は、給水の供給及び停止を行うことができる他の流路開閉装置により構成されてもよい。
第2開閉弁26は、制御ユニット32の制御信号により第2給水管18の流路を開閉する電磁弁である。第2開閉弁26は、給水の供給及び停止を行うことができる他の流路開閉装置により構成されてもよい。
これに対し、本実施形態においては、自動便器洗浄ユニット4は、上述した第1開閉弁22及び第2開閉弁26に代えて、主給水管14と第1給水管16及び第2給水管18との分岐箇所に3方切換弁等の切換弁を設けるようにしてもよい。具体的には、主給水管14と第1給水管16及び第2給水管18との分岐箇所に設けられた切換弁を、制御ユニット32によって制御することにより、第1給水管16並びに第1供給通路38への洗浄水の供給開始及び停止、第2給水管18並びに第2供給通路40への洗浄水の供給開始及び停止、をそれぞれ独立して制御することができる。他の変形例として、自動便器洗浄ユニット4は、上述した第1開閉弁22及び第2開閉弁26に代えて、第1給水管16並びに第1供給通路38への洗浄水の供給開始及び停止、第2給水管18並びに第2供給通路40への洗浄水の供給開始及び停止、をそれぞれ独立して制御することができる他の弁構造及びこれらの組合せ構造を有していてもよい。
制御ユニット32は、人体検知センサ30の使用者の有無の検知結果を受けて、第2開閉弁26を開閉させて小便洗浄動作(第1吐水モード)の制御を行う他、予め設定された所定時間、例えば2時間等の時間が経過するごとに、制御ユニット32から操作信号が発信され、この操作信号により、第1開閉弁22を開状態とする制御を行う。これにより、洗浄水が、第1給水管16からスプレッダ28に供給され、小便器1のボウル面8が洗浄され、排出口10の下流側に配置された排水トラップ(図示せず)及び排水管路(図示せず)内の雑菌の繁殖を抑制し、尿石等の付着を抑制する設備保護洗浄(第2吐水モード)を実行できるようになっている。
図12に示すように、ボウル面8は、シングルR領域8gにおける、ボウル面8の上端8dからの距離L2(L2=300mm)の位置において、平面視で、曲率半径R1よりも小さな曲率半径である曲率半径R2(R2=200mm)による単一の曲率半径の円弧により形成される正面部8aにより形成されている。
シングルR領域8gにおける正面部8aの曲率半径は、例えば、200〜500mmの範囲、好ましくは200〜400mmの範囲に設定されるようになっている。このような範囲とすることで、使用者の局部を把持する手や腕が、ボウル面に接触することを抑制できるため、使用者が用足し時に小便器に近づきやすくなり、結果として尿垂れにより床を汚してしまうという事態の発生を抑制することができる。
ボウル面8は、さらに下部の複合R領域8hにおいては、左側端部8bと右側端部8cとが前方に延び、中央部8eが後方側に後退し、例えば、ボウル面8の上端8dからの距離L4(L4=500mm)の位置においては、平面視で、使用者に向かう方向に開くような円弧形状部分8i(正面部8a)とその両側で使用者に向かって突出する直線部分8j(側面部8k)とにより形成されている。
ボウル面8は、上端8dからの距離L4の位置より下方の領域においては、正面部8aと使用者に向かって突出する側面部8kとを有している。
図7等に示すように、この自動便器洗浄ユニット4において、スプレッダ28が、小便器本体2の正面部8aの収納室6の前面7に取り付けられている。
スプレッダ28は、洗浄水をボウル面8に向けて吐水する一つの吐水開口部34と、吐水開口部34に洗浄水を供給する第1供給通路38と、吐水開口部34に洗浄水を供給する第2供給通路40と、を備えている。
第1供給通路38は、図9に示すように通水路の内径D1が比較的大きく形成され、図10に示すように通水路の断面積C1が比較的大きく形成されている。従って、第1供給通路38は、比較的高い瞬間流量の洗浄水が流れる場合にも、通水路の断面積C1が比較的大きいので、比較的低速の洗浄水の流れを形成することができる。第1供給通路38内の洗浄水の流速は、比較的低い流速の範囲、例えば、1〜3m/sの範囲、好ましくは2〜3m/sの範囲になるように第1供給通路38が形成されている。
なお、第1供給通路38内の洗浄水の流速を、第1給水管16の少なくとも一部分の断面積を第1供給通路38の断面積よりも小さく形成することにより設定してもよい。
第2供給通路40は、図9に示すように通水路の内径D2が比較的小さく形成され、図10に示すように通水路の断面積C2が比較的小さく形成されている。従って、第2供給通路40は、比較的低い瞬間流量の洗浄水が流れる場合にも、通水路の断面積C2が比較的小さいので、比較的高速の洗浄水の流れを形成することができる。第2供給通路40内の洗浄水の流速は、比較的高い流速の範囲、例えば、4〜15m/sの範囲、好ましくは8〜12m/sの範囲になるように第2供給通路40が形成されている。
なお、第2供給通路40内の洗浄水の流速を、第2給水管18の少なくとも一部分の断面積を第2供給通路40の断面積よりも小さく形成することにより設定してもよい。
第2供給通路40は、第1噴出口38aの下方において、吐水開口部34内に開口する第2噴出口40aを形成している。第2供給通路40は2つの第2噴出口40aを開口する1つの通路を形成している。本実施形態においては、第2噴出口40aは、2つの開口により形成されているが、第2噴出口40aを1つの開口により形成してもよい。
吐水開口部34は、下部から左右方向まで扇形に開口するように形成され、スプレッダ28の下部の、左右の吐水開口上壁34aとの間において、衝突壁34bと吐水開口後壁34cとの間の扇形の開口通路34dを形成している。
スプレッダ28は、複数の吐水開口部が形成されておらず、一つの吐水開口部34のみを有しているので、スプレッダ28の前後方向の厚みを抑制することができ、スプレッダ28をコンパクトに形成することができる。
内側上壁34eは、鉛直下方から左右対称におよそ40°の位置に形成され、左右の内側上壁34eの間の角度A1は約80°に形成されている。左右の内側上壁34eの間の角度A1は、例えば、50°〜120°の範囲、好ましくは60°〜90°の範囲に形成されている。内側上壁34eは、吐水開口部34の開口通路34dの内方側の上部領域、すなわち第1供給通路38の出口領域を形成するので、第1供給通路38の第1噴出口38aから噴出される洗浄水が左右の内側上壁34eに沿って誘導され、主に角度A1の範囲内で吐水開口部34から吐水されるように、洗浄水の左右の広がりの上縁を規制している。また、内側上壁34eは、水平より下方向きに延びているので、第1供給通路38から供給された洗浄水を、左右への広がりを抑制して、ボウル面8の下方に向けて導くことができる。
これに対し、本実施形態においては、変形例として、図12に示すように、自動便器洗浄ユニット4は、上述した第1給水管16及び第2給水管18に代えて、1つの共通給水管42を設けるようにし、スプレッダ28は、スプレッダ28の第1供給通路38及び第2供給通路40に代えて、1つの共通供給通路44を設けるようにし、スプレッダ28は、さらに、共通供給通路44の流路断面積を変更可能な断面積変更手段46を備え、小便器1は、給水源からの洗浄水を供給する給水通路48と、給水通路48に設けられ、給水通路48の洗浄水の瞬間流量を、低瞬間流量と高瞬間流量とに切替えることができる流量切替手段50と、を備えるようにされることができる。なお、断面積変更手段46は、給水通路48に設けられていてもよい。
制御ユニット32は、人体検知センサ30からの検知信号及び所定の制御プログラム等に基づいて流量切替手段50、断面積変更手段46等を制御することができる。制御ユニット32は、小便洗浄動作(第1吐水モード)においては、流量切替手段50が共通給水管42の洗浄水を低瞬間流量に切替え、断面積変更手段46が共通供給通路44の断面積を比較的小さく変更して、共通供給通路44の洗浄水の流速を比較的高速にさせるように制御し、設備保護洗浄(第2吐水モード)においては、流量切替手段50が共通給水管42の洗浄水を高瞬間流量に切替え、断面積変更手段46が共通供給通路44の断面積を比較的大きく変更して、共通供給通路44の洗浄水の流速を比較的低速にさせるように制御することができる。
さらに他の例としては、断面積変更手段46は、開口の内径或いは大きさを拡大又は縮小するように変更できる機構を有することにより、この開口が共通供給通路44の流路断面積の大きさを決定するような機構を有し、開口の大きさを拡大又は縮小させることにより、ある開口を別の大きさの開口に変更して、共通供給通路44の流路断面積を変更することができるようにしてもよい。
先ず、本発明の実施形態による小便器1による小便洗浄動作の流れを説明する。
通常、使用者が小便器1の前に立つと、人体検知センサ30が使用者の存在を検出して検出情報を制御ユニット32に送り、制御ユニット32は使用者の存在を認識する。使用者が小便器1のボウル面8に放尿を終え、放尿を済ませた使用者が小便器1の前から立ち去り、人体検知センサ30が非検出状態となると、制御ユニット32は使用者が小便器1から立ち去ったと判断して、制御ユニット32が小便洗浄動作(第1吐水モード)を開始する。
スプレッダ28の吐水開口部34からの吐水が一定時間継続されると、制御ユニット32は、第2開閉弁26を閉止して、スプレッダ28からの吐水を終了させ、小便洗浄動作(第1吐水モード)を終了させる。
制御ユニット32は、小便洗浄動作(第1吐水モード)とは別に、設備保護洗浄動作(第2吐水モード)を行う。
制御ユニット32は、前回の設備保護洗浄が行われてから一定の経過時間が経過していること(例えば、前回の設備保護洗浄が行われてから2時間の経過時間が経過していること)の他、小便器1の使用回数が一定期間に一定回数に達していること等の使用条件を満たす場合に、設備保護洗浄動作を開始する。
スプレッダ28の吐水開口部34からの吐水が一定時間継続されると、制御ユニット32は、第1開閉弁22を閉止して、スプレッダ28からの吐水を終了させ、設備保護洗浄動作(第2吐水モード)を終了させる。
上述した本実施形態による小便器1によれば、第1吐水モードにおいては、第2供給通路40から供給された低瞬間流量かつ高速の洗浄水が衝突壁34bに衝突し、高速の洗浄水が衝突壁34bに衝突することにより、低瞬間流量の洗浄水が一つの吐水開口部34からボウル面8の左右領域まで広範囲に広がるように吐水される。よって、吐水された洗浄水が、ボウル面8の外部へ飛び出すことを防止することができると共に、ボウル面8の左右領域まで広範囲にわたって洗浄することができる。
第2吐水モードにおいては、第1供給通路38から供給された高瞬間流量かつ低速の洗浄水が衝突壁34bに衝突し、低速の洗浄水が衝突壁34bに衝突することにより、高瞬間流量の洗浄水が一つの吐水開口部34からボウル面8の比較的狭い中央領域に向けて吐水される。よって、吐水された洗浄水が、ボウル面8の外部へ飛び出すことを防止することができると共に、小便器1の排水配管の尿の排出及び陰毛等の異物を除去することができ、小便器1の排水配管の設備保護洗浄をすることができる。従って、小便器1を効果的に洗浄することができる。
第2吐水モードにおいては、第1供給通路38から供給された高瞬間流量かつ低速の洗浄水が衝突壁34bに衝突し、低速の洗浄水が衝突壁34bに衝突することにより、高瞬間流量の洗浄水が吐水開口部34からボウル面8の比較的狭い中央領域に向けて吐水される。よって、吐水された洗浄水が、ボウル面8の外部へ飛び出すことを防止することができると共に、小便器1の排水配管の尿の排出及び陰毛等の異物を除去することができ、小便器1の排水配管の設備保護洗浄をすることができる。従って、小便器1を効果的に洗浄することができる。
第2吐水モードにおいては、流量切替手段50が共通給水管42の洗浄水を高瞬間流量にさせ、断面積変更手段46が共通供給通路44の洗浄水の流速を比較的低速にさせることができ、共通供給通路44内の洗浄水を高瞬間流量かつ低速にできる。
従って、共通の共通給水管42及び共通供給通路44を利用して、比較的簡単な構造により、第1吐水モードと第2吐水モードとのうちいずれか一方を実行することができる。
2 小便器本体
6 収納室
7 前面
8 ボウル面
8a 正面部
14 主給水管
16 第1給水管
18 第2給水管
20 第1流量調整装置
22 第1開閉弁
24 第2流量調整装置
26 第2開閉弁
28 スプレッダ
32 制御ユニット
34 吐水開口部
34a 吐水開口上壁
34b 衝突壁
34c 吐水開口後壁
34d 開口通路
34e 内側上壁
34f 外側上壁
38 第1供給通路
38a 第1噴出口
40 第2供給通路
40a 第2噴出口
42 共通給水管
44 共通供給通路
46 断面積変更手段
48 給水通路
50 流量切替手段
A 洗浄水の流れ
B 洗浄水の流れ
A1 角度
A2 角度
C1 断面積
C2 断面積
D1 内径
D2 内径
Claims (5)
- 洗浄水によりボウル部を洗浄する小便器であって、
小便を受ける上記ボウル部と、
上記ボウル部内の上方領域に設けられて上記ボウル部へ洗浄水を吐水する吐水装置と、を有し、
上記吐水装置は、
自身の下部から左右方向まで開口する一つの吐水開口部と、
上記吐水開口部内に洗浄水を供給する供給通路と、
上記吐水開口部の内部に設けられ、上記供給通路から供給された洗浄水が衝突して左右に広がることができるように形成されている衝突壁と、を備え、
上記供給通路から低瞬間流量かつ高速の洗浄水を供給する第1吐水モードと、
上記供給通路から高瞬間流量かつ低速の洗浄水を供給する第2吐水モードと、のうちいずれか一方を実行するようになっていることを特徴とする小便器。 - 上記吐水開口部は、上記ボウル部のボウル面に対する傾斜角が5度〜25度の範囲内に形成されている請求項1に記載の小便器。
- 上記吐水装置の上記供給通路は、
上記吐水開口部に洗浄水を供給する第1供給通路と、上記吐水開口部に洗浄水を供給する第2供給通路と、を備え、
さらに、
給水源からの洗浄水を供給する主流路と、
上記第1供給通路に洗浄水を供給する第1給水通路と、
上記第2供給通路に洗浄水を供給する第2給水通路と、
上記第1給水通路に設けられ、上記第1給水通路の洗浄水の瞬間流量を調整する第1流量調整手段と、
上記第2給水通路に設けられ、上記第1給水通路の洗浄水の瞬間流量よりも低くなるように、上記第2給水通路の洗浄水の瞬間流量を調整する第2流量調整手段と、
上記第1吐水モードと上記第2吐水モードとのうちいずれか一方を実行できるように、上記主流路からの洗浄水を上記第1給水通路及び上記第2給水通路のいずれか一方に供給できる切替手段とを備え、
上記第2供給通路及び上記第2給水通路の少なくともいずれかの箇所の流路断面積が、上記第1供給通路及び上記第1給水通路の流路断面積よりも小さく形成されている請求項1又は2に記載の小便器。 - 上記吐水装置は、さらに、上記供給通路の流路断面積を変更可能な断面積変更手段を備え、
さらに、
給水源からの洗浄水を供給する給水通路と、
上記給水通路に設けられ、上記給水通路の洗浄水の瞬間流量を、低瞬間流量と高瞬間流量とに切替えることができる流量切替手段と、を備え、
上記第1吐水モードにおいては、上記流量切替手段が上記給水通路の洗浄水を低瞬間流量に切替え、上記断面積変更手段が上記供給通路の断面積を比較的小さく変更して、上記供給通路の洗浄水の流速を比較的高速にさせ、
上記第2吐水モードにおいては、上記流量切替手段が上記給水通路の洗浄水を高瞬間流量に切替え、上記断面積変更手段が上記供給通路の断面積を比較的大きく変更して、上記供給通路の洗浄水の流速を比較的低速にさせる請求項1又は2に記載の小便器。 - さらに、使用者が小便器を使用したときに上記第1吐水モードを実行し、使用者が小便器を使用したときとは別に、所定時間が経過する毎に上記第2吐水モードを実行するように制御する制御部を備えている、請求項1乃至4の何れか1項に記載の小便器。
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