JP2004150013A - 小便器 - Google Patents

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靖二 平野
Masaki Miura
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Abstract

【課題】ボウルの洗浄ノズルの側方や上方も洗浄することができる小便器を提供すること。
【解決手段】小便をうけるボウルと、前記ボウルの上方に設けられ前記ボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルとを備えた小便器において、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水吐水方向が主に前記ボウルの中央に吐出する中央洗浄方向と主に前記ボウルの側方に吐出する側方洗浄方向とに切替えるための吐水方向切替手段を備え、前記洗浄ノズルは基端側が洗浄水を供給するための洗浄装置に可撓性を有する連結管によって前記ボウルから引き出し可能に接続している。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小便をうけるボウルと、前記ボウルの上方に設けられ前記ボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルとを備えた小便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の小便器として図7に示されるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この小便器は、小便をうけるボウルと、ボウルの上方に設けられボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルと、洗浄ノズルから吐出された洗浄水をボウルの前壁の内面に導くための導水段とを備えているので、ボウルの前壁の内面まで洗浄することが可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−207740号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この小便器は、洗浄範囲が洗浄ノズルよりも下方の一定範囲であるため、洗浄ノズルの側方や上方には洗浄水が行き届かないので、ボウルの洗浄水が行き届かない部分については、尿はね等により付着した尿が洗浄されずにそのまま放置され、黄ばみや異臭発生等の問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ボウルの洗浄ノズルの側方や上方も洗浄することができる小便器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、小便をうけるボウルと、前記ボウルの上方に設けられ前記ボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルとを備えた小便器において、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水吐水方向が主に前記ボウルの中央に吐出する中央洗浄方向と主に前記ボウルの側方に吐出する側方洗浄方向とに切替えるための吐水方向切替手段を備えたことを特徴とする。
そうすることにより、通常は小便をよくうけるボウルの中央に洗浄水を吐出する中央洗浄にしておき、必要に応じてボウルの側方に洗浄水を吐出する側方洗浄に切替えて使用することで、ボウルの洗浄ノズルの側方や上方も洗浄でき、黄ばみや異臭発生等を抑制することができる。
【0007】
また請求項2に記載の発明は、小便をうけるボウルと、前記ボウルの上方に設けられ前記ボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルとを備えた小便器において、前記洗浄ノズルは、少なくとも主に前記ボウルの中央に洗浄水を吐出する中央洗浄用ノズルと、主に前記ボウルの側方に洗浄水を吐出する側方洗浄用ノズルとを選択的に取付け可能であることを特徴とする。
そうすることにより、通常は小便をよくうけるボウルの中央に洗浄水を吐出する中央洗浄用ノズルを取付けておき、必要に応じてボウルの側方に洗浄水を吐出する側方洗浄用ノズルに取り替えることで、ボウルの洗浄ノズルの側方や上方も洗浄でき、黄ばみや異臭発生等を抑制することができる。さらに、夫々の洗浄ノズルを取替可能としたことにより、洗浄ノズルの詰まり除去、交換等のメンテナンスが行いやすくなる。
【0008】
そして請求項3に記載の発明は、小便をうけるボウルと、前記ボウルの上方に設けられ前記ボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルとを備えた小便器において、前記洗浄ノズルは基端側が洗浄水を供給するための洗浄装置に可撓性を有する連結管によって前記ボウルから引き出し可能に接続されていることを特徴とする。
そうすることにより、洗浄ノズルをボウルから引き出すことで、ボウルの洗浄ノズルの側方や上方も洗浄でき、黄ばみや異臭発生等を抑制することができる。
【0009】
本発明の好ましい態様として請求項4に記載の発明は、連結管が伸縮自在であることを特徴とする。
そうすることにより、洗浄ノズルをボウルに取付けた場合には連結管の長さを短くして収納できるので収納性がよく、また洗浄ノズルをボウルから引き出してボウルを洗浄する場合には連結管が邪魔にならないので清掃性がよい。
【0010】
本発明の好ましい態様として請求項5に記載の発明は、洗浄ノズルは、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水のON/OFFを使用者の意志により制御可能な吐水操作手段を備えたことを特徴とする。
そうすることにより、ボウルの洗浄ノズルの側方や上方を洗浄する場合には、必要な時間だけ洗浄水を吐出させることができるので、洗浄水の過不足がなく、確実に洗浄することや無駄な洗浄水の供給を防止することが可能となる。
【0011】
本発明の好ましい態様として請求項6に記載の発明は、洗浄ノズルは、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水の流量を調節するための吐水量調節手段を設けたことを特徴とする。
そうすることにより、ボウルの洗浄ノズルの側方や上方を洗浄する場合には、必要な流量の洗浄水を吐出させることができるので、確実に洗浄することや吐出される洗浄水の勢いが強すぎるための洗浄水のボウル外への飛び出しを防止することが可能となる。
【0012】
本発明の好ましい態様として請求項7に記載の発明は、前記洗浄ノズルは、前記吐水操作手段および/または吐水量調節手段を前記洗浄ノズル自体に備えたことを特徴とする。
そうすることにより、洗浄水の吐水操作および/または流量調節が手元でできるので、ボウルの洗浄ノズルの側方や上方を洗浄する場合の操作性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る小便器の第一の実施例の概略図である。
図1において、小便器10は正面に開口を有するボウル20と、ボウル20の上方に設けられボウル20を洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズル30と、ボウル20よりも上側の小便器10に内蔵され、洗浄ノズル30に洗浄水を供給する図示しない洗浄水供給装置とを備えている。
【0015】
ボウル20は、後壁と前壁、側壁および上面と底面によって構成され、正面には前壁の上方を切欠くようにして形成された上下方向に長い開口を有している。後壁の上方には洗浄ノズル30が取付けられ、後壁および側壁、前壁には洗浄ノズル30から吐出された洗浄水を前壁の内面に導くための導水段22を備えている。また、底面の略中央には、ボウル20でうけた小便や洗浄水を排出するための図示しない排水口が設けられている。図1中Sが示す斜線部分は従来の洗浄水が行き届かない部分を示す。スイッチ14は使用者が洗浄操作する用スイッチを示す。
【0016】
図2は洗浄ノズルと通水経路の概略図である。図2において、洗浄ノズル30は、上流側が給水源に接続された洗浄水供給装置Aの下流側に接続されており、内部にボウル20の中央に洗浄水を吐出するために洗浄ノズル30の下方に穿設された吐出口31に洗浄水を導く中央洗浄経路38とボウル20の側方に洗浄水を吐出するために洗浄ノズル30の両側方に夫々穿設された吐出口32に洗浄水を導く側方洗浄経路39の2つの独立した給水経路を備えている。洗浄給水装置Aは、上流側から順にボウル20に供給される洗浄水の流量を給水圧力にかかわらず所定の流量に調整するための定流量弁15と、洗浄水を供給または停止させる開閉弁16と、洗浄ノズル30の給水経路を中央洗浄経路38または側方洗浄経路39に切換える切換弁17と、小便器10の上部に取付けられた人体検知センサ12の検出信号に基づいて開閉弁16を開弁または閉弁させるとともに、スイッチ14を使用者が操作することにより切換弁17を切換えつつ開閉弁16を所定時間だけ開弁させる制御部18とを備えている。
【0017】
次に、第一の実施例における洗浄動作について説明する。
人体検知センサ12が使用者の小便器10への接近を検知すると、制御部18は洗浄ノズル30の給水経路が中央洗浄経路38になるように切換弁17を切換える。続いて、人体検知センサ12が使用者の小便器10への接近を検知しなくなると、制御部18は予め設定された所定時間だけ開閉弁16を開弁させる。
【0018】
開閉弁16が開弁されると、洗浄水は給水源から定流量弁15に入り所定の流量に調整された後、開閉弁16および切換弁17を経由して、洗浄ノズル30の中央洗浄経路38を経て洗浄ノズル30の下方に穿設された吐出口31からボウル20に吐出され、主にボウル20の中央を洗浄しつつ流下してボウル20の底面の排水口より排出される。この時、洗浄ノズル30から吐出される洗浄水の流量は、定流量弁15によって給水圧力が高く変動したとしても所定の流量に調整されているので、洗浄水がボウル20の外側に飛出したり、洗浄水を無駄に供給することを防止できる。
【0019】
一方、使用者がスイッチ14を操作すると、制御部18は洗浄ノズル30の給水経路が側方洗浄経路39になるように切換弁17を切換えた後、予め設定された所定時間だけ開閉弁16を開弁させる。
【0020】
開閉弁16が開弁されると、洗浄水は給水源から定流量弁15に入り所定の流量に調整された後、開閉弁16および切換弁17を経由して、洗浄ノズル30の側方洗浄経路39を経て洗浄ノズル30の両側方に夫々穿設された吐出口32からボウル20に吐出され、図1の斜線部Sに示されるボウル20の上部側方を洗浄しつつ流下してボウル20の底面の排水口より排出される。この結果、通常の使用における洗浄動作、すなわち人体検知センサ12の検知信号に基づく洗浄動作では、十分に洗浄されていないボウル20の洗浄ノズル30の側方や上方も洗浄できるので、黄ばみや異臭発生等を抑制することができる。
【0021】
図3は、本発明に係る小便器の第二の実施例の概略図である。
図3において、小便器10は正面に開口を有するボウル20と、ボウル20の上方に設けられボウル20を洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズル30と、ボウル20よりも上側の小便器10に内蔵され、洗浄ノズル30に洗浄水を供給する図示しない洗浄水供給装置とを備えている。
【0022】
ボウル20は、後壁と前壁、側壁および上面と底面によって構成され、正面には前壁の上方を切欠くようにして形成された上下方向に長い開口を有している。後壁の上方には洗浄ノズル30が取付けられ、後壁および側壁、前壁には洗浄ノズル30から吐出された洗浄水を前壁の内面に導くための導水段22を備えている。また、底面の略中央には、ボウル20でうけた小便や洗浄水を排出するための図示しない排水口が設けられている。
【0023】
図4は洗浄ノズル30の正面拡大図である。洗浄ノズル30は、主にボウル20の中央に洗浄水を吐出するために下方に吐出口31が穿設された中央洗浄用ノズル30Aと、主にボウル20の側方に洗浄水を吐出するために両側方にの吐出口32が夫々穿設された側方洗浄用ノズル30Bの2種類がある。中央洗浄用ノズル30Aと側方洗浄用ノズル30Bの夫々は、基端側に筒状の差込口33が形成され、差込口33の外周にはOリングが取付けられており、このOリングの弾性変形を利用して上流側が給水源に接続された洗浄水供給装置の下流側に嵌め込まれている。
【0024】
洗浄給水装置は、上流側から順にボウル20に供給される洗浄水の流量を給水圧力にかかわらず所定の圧力に調整するための減圧弁と、洗浄水を供給または停止させる開閉弁と、小便器10の上部に取付けられた人体検知センサ12の検出信号に基づいて開閉弁を所定時間だけ開弁させる制御部とを備えている。尚、減圧弁によって減圧弁の下流側の圧力を所定の圧力に減圧しているので、中央洗浄用ノズル30Aや側方洗浄用ノズル30Bは、Oリングの弾性変形を利用して洗浄水供給装置に嵌め込まれて固定されたものであるが、給水圧力によって抜け落ちることはない。
【0025】
次に、第二の実施例における洗浄動作について説明する。
通常使用する場合、洗浄ノズル30は中央洗浄用ノズル30Aが装着されている。
この場合、人体検知センサ12が使用者の小便器10への接近を検知すると、制御部は予め設定された所定時間だけ開閉弁を開弁させる。
【0026】
開閉弁が開弁されると、洗浄水は給水源から減圧弁に入り所定の圧力に調整された後、開閉弁を経由して、中央洗浄用ノズル30Aの吐出口31からボウル20に吐出され、主にボウル20の中央を洗浄しつつ流下してボウル20の底面の排水口より排出される。この時、中央洗浄用ノズル30Aから吐出される洗浄水は、減圧弁によって給水圧力が高く変動したとしても所定の圧力に調整されているため、流量も所定となるので、洗浄水がボウル20の外側に飛出したり、洗浄水を無駄に供給することを防止できる。
【0027】
一方、清掃時には、清掃者が中央洗浄用ノズル30Aを引き抜き、代わりに側方洗浄用ノズル30Bを差し込んで交換する。人体検知センサ12に清掃者が手をかざすなどすると、開閉弁が開弁され、洗浄水は給水源から減圧弁に入り所定の圧力に調整された後、開閉弁を経由して、側方洗浄用ノズル30Bの吐出口32よりボウル20に吐出され、主にボウル20の側方を洗浄しつつ流下してボウル20の底面の排水口より排出される。この結果、中央洗浄用ノズル30Aにおける洗浄では、十分に洗浄されていないボウル20の中央洗浄用ノズル30Aの側方や上方も洗浄できるので、黄ばみや異臭発生等を抑制することができる。この時、側方洗浄用ノズル30Bから吐出される洗浄水は、減圧弁によって給水圧力が高く変動したとしても所定の圧力に調整されているため、流量も所定となるので、洗浄水がボウル20の外側に飛出したり、洗浄水を無駄に供給することを防止できる。
【0028】
尚、本発明は上記の実施例に限定されず、例えばノズル30はOリングの弾性変形を利用して上流側が給水源に接続された洗浄水供給装置の下流側に嵌め込まれている代わりに、機械的勘合で上流側が給水源に接続された洗浄水供給装置の下流側に嵌め込まれていてもよく、またノズルの種類も3種類以上あってもよい。
【0029】
図5は、本発明に係る小便器の第三の実施例の概略図である。
図5において、小便器10は正面に開口を有するボウル20と、ボウル20の上方に設けられボウル20を洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズル35と、小便器10の収納部11に内蔵され、洗浄ノズル35に洗浄水を供給する図示しない洗浄水供給装置とを備えている。
【0030】
ボウル20は、後壁と前壁、側壁および上面と底面によって構成され、正面には前壁の上方を切欠くようにして形成された上下方向に長い開口を有している。後壁の上方には洗浄ノズル35が取付けられ、後壁および側壁、前壁には洗浄ノズル35から吐出された洗浄水を前壁の内面に導くための導水段22を備えている。また、底面の略中央には、ボウル20でうけた小便や洗浄水を排出するための図示しない排水口が設けられている。
【0031】
図6は洗浄ノズルと通水経路の概略図である。洗浄ノズル35は、上流側が給水源に接続された洗浄水供給装置の下流側に可撓性を有する伸縮自在な連結管40を介して接続されており、洗浄ノズル35には洗浄スイッチ50と流量調整ツマミ51とを備えている。洗浄水は洗浄スイッチ50をON/OFFすることにより、洗浄ノズル下方の吐出口31より吐出され、流量調整ツマミ51を回す事により流量の調整が可能である。
【0032】
洗浄給水装置Bは、上流側から順にボウル20に供給される洗浄水の流量を給水圧力にかかわらず所定の圧力に調整するための減圧弁52と、洗浄水を供給または停止させる開閉弁16と、洗浄水の流量を調整するための可変絞りを備えた流量調整弁54と、小便器10の上部に取付けられた人体検知センサ12の検出信号基づいて開閉弁16を開弁または閉弁させるとともに、洗浄スイッチ50と流量調整ツマミ51を使用者が操作することにより開閉弁16の開閉と流量調整弁54の弁開度を調整させる制御部18とを備えている。尚、減圧弁52によって減圧弁52の下流側の圧力を所定の圧力に減圧しているので、流量調整弁54の弁開度を一定にした場合は、給水圧力の変動にかかわらず所定の流量が得られ、また流量調整弁54の弁開度を最大にしても必要以上には流れない様に調整されている。
【0033】
次に、第三の実施例における洗浄動作について説明する。
人体検知センサ12が使用者の小便器10への接近を一定時間検知した後、人体検知センサ12が使用者の小便器10への接近を検知しなくなると、制御部18は予め設定された所定時間だけ開閉弁16を開弁させる。
【0034】
開閉弁16が開弁されると、洗浄水は給水源から減圧弁52に入り所定の圧力に調整された後、開閉弁16を経由して、流量調整弁54に入り所定の流量に調整され、洗浄ノズル35からボウル20に吐出され、主にボウル20の中央を洗浄しつつ流下してボウル20の底面の排水口より排出される。この時、洗浄ノズル35から吐出される洗浄水の流量は、減圧弁によって給水圧力が高く変動したとしても所定の圧力に調整され、さらに流量調整弁54によって所定の流量に調整されているので、洗浄水がボウル20の外側に飛出したり、洗浄水を無駄に供給することを防止できる。
【0035】
一方、洗浄ノズル35は可撓性を有する伸縮自在な連結管40を介して洗浄給水装置Bに接続されており、使用者は洗浄ノズル35を下方に引くことにより、小便器10の上方の収納部11に収納されている連結管40が小便器10から引き出され、洗浄ノズル35を小便器10から引き出すことができる。
【0036】
洗浄ノズル35にある洗浄スイッチ50を操作すると、制御部18は開閉弁16を開弁させ、流量調整ツマミ51を回すと流量調整弁54の弁開度が調整される。開閉弁16が開弁されると、洗浄水は給水源から減圧弁52に入り所定の圧力に調整された後、開閉弁16を経由して、流量調整弁54に入り所定の流量に調整され、洗浄ノズル35から吐出される。このとき洗浄ノズル35は可撓性を有する伸縮自在な連結管40によって洗浄給水装置Bと接続されているので、使用者は洗浄ノズル35を小便器10に差し込んだ状態での洗浄動作では、十分に洗浄されていないボウル20の洗浄ノズル35の側方や上方も洗浄できるので、黄ばみや異臭発生等を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小便器の第一の実施例の概略図を示す。
【図2】洗浄ノズルと通水経路の概略図を示す。
【図3】本発明に係る小便器の第二の実施例の概略図を示す。
【図4】洗浄ノズルの正面拡大図を示す。
【図5】本発明に係る小便器の第三の実施例の概略図を示す。
【図6】洗浄ノズルと通水経路の概略図を示す。
【図7】従来の小便器の概略図である。
【符号の説明】
10…小便器本体
11…収納部
12…人体検知センサ
14…スイッチ
15…定流量弁
16…開閉弁
17…切替弁
18…制御部
20…ボウル
22…導水段
30…洗浄ノズル
30A…洗浄ノズル
30B…洗浄ノズル
31…吐出口
32…吐出口
35…洗浄ノズル、
38…中央洗浄経路
39…側方洗浄経路
40…連結管、
50…洗浄ボタン
51…流量調整ボタン
52…減圧弁
54…流量調整弁

Claims (7)

  1. 小便をうけるボウルと、前記ボウルの上方に設けられ前記ボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルとを備えた小便器において、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水吐水方向が主に前記ボウルの中央に吐出する中央洗浄方向と主に前記ボウルの側方に吐出する側方洗浄方向とに切替えるための吐水方向切替手段を備えたことを特徴とする小便器。
  2. 小便をうけるボウルと、前記ボウルの上方に設けられ前記ボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルとを備えた小便器において、前記洗浄ノズルは、少なくとも主に前記ボウルの中央に洗浄水を吐出する中央洗浄用ノズルと、主に前記ボウルの側方に洗浄水を吐出する側方洗浄用ノズルとを選択的に取付け可能であることを特徴とする小便器。
  3. 小便をうけるボウルと、前記ボウルの上方に設けられ前記ボウルを洗浄するための洗浄水を吐出する洗浄ノズルとを備えた小便器において、前記洗浄ノズルは基端側が洗浄水を供給するための洗浄装置に可撓性を有する連結管によって前記ボウルから引き出し可能に接続されていることを特徴とする小便器。
  4. 前記連結管が伸縮自在であることを特徴とする請求項3に記載の小便器。
  5. 前記洗浄ノズルは、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水のON/OFFを使用者の意志により制御可能な吐水操作手段を備えたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の小便器。
  6. 前記洗浄ノズルは、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水の流量を調節するための吐水量調節手段を設けたことを特徴とする請求項3乃至請求項5に記載の小便器。
  7. 前記洗浄ノズルは、前記吐水操作手段および/または吐水量調節手段を前記洗浄ノズル自体に備えたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の小便器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510084A (ja) * 2004-08-13 2008-04-03 ナクラダル,ミロスラフ 衛生的な散水装置を有する尿器
JP2011153443A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 水洗便器
JP2015190247A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 Toto株式会社 小便器
JP2015190246A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 Toto株式会社 小便器
JP2016069872A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 Toto株式会社 小便器

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