JP6101208B2 - コイル、リアクトル及びコイルの形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、箔帯導電体からなるコイルに関し、そのコイルを備えると共に電源回路に用いられるリアクトルに関する。
特許文献1には、箔帯導電体からなるコイルにおける引出部(口出線)の形成法が開示されている。特許文献1の引出部は、箔帯導電体にスリットを入れることなく折り曲げ加工だけで形成されている。
実開平6−86312号公報
実際にコイルを作製する際には、箔帯導電体を絶縁セパレータと共に巻回するが、特許文献1の開示に基づいてコイルを作製しようとすると、絶縁セパレータと箔帯導電体の位置ズレ、特に巻き始めにおける位置ズレが生じてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、絶縁セパレータと箔帯導電体の巻き始めにおける位置ズレを抑制してなるコイル及びそれを用いたリアクトルを提供することを目的とする。
本発明の一の側面は、箔帯導電体を折り曲げ形成してなる導電部材であって内端部及び外端部の2つの端部を有し且つ前記内端部と前記外端部の間に位置するコイル主部を有する導電部材を絶縁セパレータと共に巻回してなるコイルであって、
前記内端部が前記コイルの中心側に位置すると共に前記外端部が前記コイルの最外周側に位置しており、
前記内端部は、内側引出部と、当該内側引出部と前記コイル主部との間に位置する内側余部であって前記コイルの周回方向において所定サイズを有するように折り返されて前記導電部材の前記周回方向における最内端部を構成する内側余部とを有しており、
前記外端部は、外側引出部を有しており、
前記内側引出部及び前記外側引出部は、前記周回方向と交差する前記コイルの巻軸方向において前記コイル主部から突出している
コイルを提供する。
また、本発明の他の側面は、
箔帯導電体の長手方向の一端及びその近傍を折り曲げ加工することにより、前記箔帯導電体の短手方向において前記箔帯導電体のエッジから突出している内側引出部と、後工程において巻回されてコイル主部となる前記箔帯導電体の主部と前記内側引出部との間に位置し且つ前記長手方向において所定サイズを有するように折り返されることによりコイルの最も中心側の端部となる内側余部とを構成する構成ステップと、
ボビンに前記内側余部を保持させた状態で前記箔帯導電体を絶縁セパレータと共に巻回する巻回ステップと
を備えるコイルの形成方法を提供する。
更に、本発明の他の側面は、アルミ箔からなる導電部材を絶縁セパレータと共に巻回してなるコイルであって、前記導電部材の一端側から引き出された内側引出部と前記導電部材の他端側から引き出された外側引出部とを有するコイルと、内側端子及び外側端子と、前記内側引出部及び前記外側引出部と前記内側端子及び前記外側端子とを夫々電気的に接続する内側アルミピン及び外側アルミピンとを備えるリアクトルの製造方法であって、
複数の錐体からなる集合体をベースとした形状を有する加圧部であって直角及び鋭角の角部を含まない外周形状を有する加圧部を含む加圧部材を用いて、前記内側引出部及び前記外側引出部を前記内側アルミピン及び前記外側アルミピンに対して夫々超音波溶接する
リアクトルの製造方法を提供する。
本発明の更に他の側面は、上述したリアクトルの製造方法であって、
前記加圧部は、四角形の角部を面取りして又は丸めて得られる外周形状を有している
リアクトルの製造方法を提供する。
本発明によれば、内側引出部に隣接した内側余部を箔帯導電体からなる導電部材の最内端部として設け、コイルの巻回時においてはその内側余部をボビン等に保持させる又は固定することとしたため、コイルの巻回時に箔帯導電体(導電部材)と絶縁セパレータとの位置ズレ等の発生を抑えることができる。
添付の図面を参照しながら下記の最良の実施の形態の説明を検討することにより、本発明の目的が正しく理解され、且つその構成についてより完全に理解されるであろう。
本発明の実施の形態によるリアクトルを概略的に示す斜視図である。 図1のリアクトルに用いられているコイルを示す斜視図である。 図2のコイルの材料である導電部材を示す図である。 図2のコイルの形成の工程を示す図である。 図4に続く工程を示す図である。 図5に続く工程を示す図である。 図6に続く工程を示す図である。 図7に続く工程を示す図である。 図8に続く工程を示す図である。 図9の工程の結果として得られた箔帯導電体(導電部材)を示す図である。 図10の箔帯導電体(導電部材)を若干開いた状態を示す図である。 図10の箔帯導電体(導電部材)と絶縁セパレータとの関係を示す図である。 図10の箔帯導電体(導電部材)と絶縁セパレータとにより図2のコイルを形成する工程を示す図である。 図13に続く工程を示す図である。 図14に続く工程を示す図である。 図15に続く工程を示す図である。 図16に続く工程を示す図である。 図1のコイルの内側引出部又は外側引出部に端子を取り付けた状態を巻軸方向に沿って見た場合の図である。ここで、コイルの他の部分は省略されている。 図18の端子とその近傍をXIX--XIX線に沿って示す断面図である。 図18の端子とその近傍の変形例を示す図である。 図18の端子とその近傍の他の変形例を示す図である。 図18の端子とその近傍の更に他の変形例を示す図である。 図22の端子とその近傍をXXIII--XXIII線に沿って示す断面図である。 図22の端子とその近傍を示す正面図である。 超音波溶接に用いる加圧部材を示す斜視図である。 図25の加圧部材を示す正面図である。 図3の導電部材の変形例を示す図である。 図3の内側引出部の変形例を示す図である。図示された変形例による内側引出部は、図3の内側引出部とは異なる折り方で形成されている。 図28の変形例による内側引出部の形成方法を示す図である。 絶縁セパレータの変形例を示す図である。 絶縁セパレータの他の変形例を示す図である。 絶縁セパレータの他の変形例を示す図である。
本発明については多様な変形や様々な形態にて実現することが可能であるが、その一例として、図面に示すような特定の実施の形態について、以下に詳細に説明する。図面及び実施の形態は、本発明をここに開示した特定の形態に限定するものではなく、添付の請求の範囲に明示されている範囲内においてなされる全ての変形例、均等物、代替例をその対象に含むものとする。
図1に示されるように、本実施の形態によるリアクトル10は2つのコイル1と磁性コア5とを備えている。本実施の形態によるリアクトル10は、中型から小型の磁性コアと組み合わせた(省エネ)電力変換用途及びローパスフィルター用途の線輪部品として適応が可能である。より具体的には、本実施の形態によるリアクトル10は、高周波スイッチングの昇圧、高圧コンバーター内でエネルギー蓄積用リアクトルとして活用可能である。また、本実施の形態によるリアクトル10は大電流コンバータやインバーターの高調波フィルター(ローパスフィルター)に含まれる交流リアクトル(ACL)や直流リアクトル(DCL)として活用可能である。また、本実施の形態によるリアクトル10は、輻射伝導ノイズ対策の零相部品若しくは大電流トランスとして活用可能である。また、本実施の形態によるリアクトル10は、電磁調理器などにおける発熱負荷側の電磁誘導コイルとして活用可能である。更には、本実施の形態によるリアクトル10は、広域の空間深度で電力伝搬させるための非接触充電用途の電磁誘導コイルとして活用可能である。実使用時においては、図示された状態のリアクトル10に対して端子(後述)を取り付けたり全体をケースに入れたりすることとしてもよい。
図2に示されるように、本実施の形態によるコイル1は、いわゆる箔コイルであり、内側引出部132及び外側引出部142をコイル1の巻軸方向に突出させてなるものである。以下、主として、このコイル1の構造及び形成方法について説明する。
図2乃至図4を参照すると、コイル1は、箔帯導電体100(図4参照)を折り曲げ形成してなる導電部材120(図3参照)を絶縁セパレータ160と共に巻回してなるものである(図2参照)。本実施の形態による箔帯導電体100は、アルミ箔からなるものである。なお、図2乃至図4から理解されるように、コイル1における巻軸方向は箔帯導電体100の短手方向であり、コイル1における周回方向は巻回された箔帯導電体100の長手方向である。
図3に示されるように、導電部材120は、内端部130及び外端部140の2つの端部と、内端部130と外端部140との間に位置するコイル主部150とを有している。内端部130はコイル1の中心側に位置する方の端部であり、外端部140はコイル1の最外周側に位置する部位である。なお、実際のコイル1の形成工程においては、図3に示されるような導電部材120を作製してから、その導電部材120を巻回するのではなく、後述するように外端部140の形成を導電部材120(箔帯導電体100)の巻回後に行うが、作製されたコイル1の構造に差異があるわけではないので、理解を容易にするため、導電部材120の各部位の構造及び位置関係については図3を用いて説明する。
図3に示されるように、内端部130は、内側引出部132と、内側余部134とを有している。内側引出部132は、箔帯導電体100の短手方向において箔帯導電体100のエッジ102から突出している。即ち、内側引出部132は、コイル1の巻軸方向においてコイル主部150から突出している。図3に加えて図10及び図11も参照すると、内側余部134は、内側引出部132とコイル主部150との間に位置しており、箔帯導電体100の長手方向(即ち、コイル1の周回方向)において所定サイズW1を有するように折り返されて、箔帯導電体100の長手方向において導電部材120の端部を構成している。即ち、導電部材120が巻回された状態では、内側余部134は、コイル1の周回方向における導電部材120の最内端部を構成している。なお、図3から理解されるように、内側余部134は、箔帯導電体100の短手方向において箔帯導電体100のエッジ102から突出していない。即ち、内側余部134は、コイル1の巻軸方向においてコイル主部150から突出していない。
図3に示されるように、本実施の形態による外端部140は、外側引出部142と、外側余部144とを有している。外側引出部142は、内側引出部132と同様に、コイル1の巻軸方向においてコイル主部150から突出している。また、外側余部144は、内側余部134と同様に、外側引出部142とコイル主部150との間に位置しており、箔帯導電体100の長手方向において折り返されて導電部材120の端部を構成している。即ち、導電部材120が巻回された状態では、外側余部144は、コイル1の周回方向における導電部材120の最外端部を構成している。なお、図3から理解されるように、外側余部144は、箔帯導電体100の短手方向において箔帯導電体100のエッジ102から突出していない。即ち、外側余部144は、コイル1の巻軸方向においてコイル主部150から突出していない。
以下、図4乃至図11を用いて内端部130の形成方法について説明し、続いて、その内端部130を有する箔帯導電体100(導電部材120)を用いてコイル1を形成する方法について説明する。
まず、図4に示される箔帯導電体100の箔帯導電体100の長手方向の一端104を図5に示されるように長手方向における箔帯導電体100の他端106側に折り返す。
次いで、図6に示されるように、折り返し部分110を所定サイズW1だけ残すようにして、一端104を短手方向において箔帯導電体100のエッジ102からはみ出るようにして折り曲げて、所定サイズW1を有する内側余部134を構成しつつ折曲部115を構成する。このことから理解されるように、折曲部115は、箔帯導電体100の一部が三角形状に二重に重ねられた重複部分を有している。詳しくは、本実施の形態による折曲部115は、直角二等辺三角形状の重複部分を有している。
次いで、この折曲部115を折り曲げて、内側引出部132を形成する。より具体的には、図7に示されるように、所定の径を有する巻芯20に折曲部115を巻き付けた後、図8に示されるように、巻芯20を抜き、丸められた折曲部115をプレスすることにより、図9に示されるように、箔帯導電体100の短手方向において箔帯導電体100のエッジ102から突出する内側引出部132を形成する。
ここで、箔帯導電体100としては、導体箔の軟らかさによる製造工程上の取り扱いやすさと導電率の向上とを考慮して、純度99.99%から99.3%の純アルミニウム箔を焼き鈍した材料を使用することが望ましい。また、内側引出部132の層数(箔帯導電体100の一部が幾重に重なっているか)は、後の巻回工程を考慮すると、厚みが150ミクロン程度までの箔帯の場合には5層から7層であることが望ましい。一方、厚みが150ミクロンより厚く且つ300ミクロン程度までの箔帯の場合には、内側引出部132の層数は、4層以下とすることが望ましい。また、内側余部134の所定サイズW1は、内側引出部132の周回方向におけるサイズW2の0.1倍以上15倍以下であることが望ましい。特に、後述する巻回工程において位置ズレ防止効果を得るためには、所定サイズW1は、サイズW2の0.5倍以上5倍以下であることが好ましい。
このようにして、図10及び図11に示されるような内端部130を構成した後、箔帯導電体100を絶縁セパレータ160と共に巻回する。ここで、巻回された箔帯導電体100の層間でのショート等を避けるため、箔帯導電体100のエッジ102を絶縁保護する必要があるので、エッジ102と絶縁セパレータ160のエッジとの差Dは、50μm〜10mmであることが望ましく、2〜3mmであることがより望ましい。なお、エッジ102保護のために、エッジ102を覆うように絶縁セパレータ160を折り曲げることとしてもよい。その場合、折り曲げる前の状態において、差Dが2〜10mmであることが望ましく、2〜3mmであることがより望ましい。なお、絶縁セパレータ160として用いられる絶縁紙としては、40〜80μmの厚みを有するものが望ましい。40μmより薄いと絶縁性を確保することが困難になる一方、80μmより厚いとコイル1の小型化を確保しがたいからである。
本実施の形態による巻回工程においては、図13に示されるように、2つの分割ボビン32,34からなるボビン30を用いることとする。詳しくは、図13及び図14から理解されるように、2つの分割ボビン32,34で内側余部134と絶縁セパレータ160の端部とを挟み込んで保持する。この際、内側引出部132はボビン30には直接接しておらず、内側引出部132とボビン30との間にはコイル主部150となる箔帯導電体100の主部108が介在している。このようにすると、巻回に際して内側引出部132の厚みが問題となる確率を低めることができる。但し、本発明はこれに限定されない。例えば、内側引出部132を内側にしてボビン30に直接接触させてもよい。また、絶縁セパレータ160をその長手方向において折り返すことにより、絶縁セパレータ160で内側余部134を挟み込んだ状態で、ボビン30に保持させてもよい。即ち、ボビン30に保持された部分は、絶縁セパレータ160、内側余部134、絶縁セパレータ160の順に重なっている。更に、その場合において、内側引出部132の内側に折り返した絶縁セパレータ160が位置していてもよい。
次いで、図15に示されるように、箔帯導電体100を絶縁セパレータ160と共にボビン30に巻回する。この際、上述したように、本実施の形態においては、2つの分割ボビン32,34で内側余部134と絶縁セパレータ160の端部とを挟み込んで保持していることから、巻回時に箔帯導電体100(導電部材120)と絶縁セパレータ160とがズレてしまうことを防止することができる。なお、絶縁セパレータ160の端部を分割ボビン32,34で挟み込まずに内側余部134のみを分割ボビン32,34で挟み込むこととしても、箔帯導電体100からなる導電部材120のズレ防止効果を得ることができるが、より効果的にズレ防止を行うためには、上述したように2つの分割ボビン32,34で内側余部134と絶縁セパレータ160の端部とを挟み込んで保持しつつ箔帯導電体100を絶縁セパレータ160と共に巻回することが望ましい。
その後、図16に示されるように、外端部140を構成する。外端部140の形成方法は、内端部130の形成方法と同様である。詳しくは、図15及び図16から理解されるように、箔帯導電体100の他端106を一端104側に折り返した後、折り返し部分を少し残しつつ他端106を短手方向(巻軸方向)において箔帯導電体100のエッジ102からはみ出るようにして折り曲げることで、コイル1の最も外周側の端部となる外側余部144を構成しつつ外側折曲部を構成し、更に、外側折曲部を折り曲げて外側引出部142を構成する。
その後、絶縁セパレータ160を更に2周程度巻いて、図17に示されるようなコイル1を得る。この際、導電部材120の最外端部が外側引出部142ではなく外側余部144であることから、外側引出部142の両側に位置する外側余部144とコイル主部150とが絶縁セパレータ160により内周側に押し付けられることとなり、外側余部144とコイル主部150とに挟まれた外側引出部142の位置も安定することとなる。
その後、分割ボビン34を撓ませて分割ボビン32内に押し込むことにより、分割ボビン32と分割ボビン34とを分け、両者を抜き去ることで、図2に示されるような空芯コイル(コイル1)を得る。
このようにして得られたコイル1の内側引出部132及び外側引出部142には、図18及び図19に示されるように、外部端子として、アルミ以外の導電体からなる端子(内側端子、外側端子)300を取り付けられる。本実施の形態における端子300は、真鍮の部材に銅メッキ及び錫メッキを施してなるものである。本実施の形態においては、内側引出部132又は外側引出部142と端子300は、内側引出部132又は外側引出部142と端子300との間に樹脂板(内側樹脂板、外側樹脂板)310を介在させた状態で内側引出部132又は外側引出部142と端子300と樹脂板(内側樹脂板、外側樹脂板)310とを貫通するアルミピン(内側アルミピン、外側アルミピン)320によって電気的に接続されている。より具体的には、本実施の形態においては、アルミピン320を端子300、樹脂板310、アルミ環330、内側引出部132又は外側引出部142、アルミ環330の順に通し、アルミピン320のピンヘッド322を端子300に押し付けた状態でアルミピン320の先端を潰してピン潰し部324を形成してアルミピン320を固定する。樹脂板310を介在させることにより、アルミピン320と材料の異なる端子300との接合部分を樹脂板310で部分的に保護できることから、その接合部分における腐食の発生を抑制することができる。ここで、樹脂板310は、任意の形状とすることができ、また、端子台として利用することもできる。なお、更なる腐食発生抑制の観点から、図20に示されるように、ピンヘッド322と端子300との接合部分を樹脂340により覆うこととしてもよい。また、より一層の腐食発生防止の観点から、図21に示されるように、樹脂板310のピン潰し部324側の部位、即ち、内側引出部132又は外側引出部142とアルミ環330とピン潰し部324とを樹脂342により覆うこととしてもよい。更に、樹脂板310に代えて接着剤等の樹脂により、アルミピン320や他のアルミ材と端子300との接合部分を覆うこととしてもよい。
加えて、高い接触信頼性を確保するため、図22乃至図24に示されるように、内側引出部132a及び外側引出部142aをアルミピン320に対して超音波溶接することとしてもよい。詳しくは、内側引出部132a及び外側引出部142aは、上述した内側引出部132及び外側引出部142(図18及び図19参照)よりも長いものである。内側引出部132a及び外側引出部142aは、ピン潰し部324上にかかるように折り返されており、図25及び図26に示されるような加圧部材400の加圧部410によりピン潰し部324に対して超音波溶接されている。内側引出部132a及び外側引出部142aには、加圧部410の形状に起因した加圧痕170が形成されている。
詳しくは、加圧部材400は、図25及び図26に示されるように、4つの四角錐体からなる集合体(加圧方向に沿って見た場合に四角形の外形を有する)の角部を面取りしてなるような形状を有する加圧部410を有している。この加圧部410は、直角及び鋭角の角部を含まない外周形状(図26においては4本の点線を含む八角形)を有している。加圧部410は、4つ以外の複数の四角錐体からなる集合体をベースにしたものであってもよいし、複数の四角錐体に代えて複数の円錐体や他の多角錐体からなる集合体をベースにしたものであってもよい。但し、加圧部材400の形成コストを考慮すると、複数の四角錐体からなる集合体をベースにしたものであることが好ましい。また、加圧部410は、四角形の角部を丸めて得られる外周形状を有していてもよい。即ち、加圧部の外周形状には曲線が含まれていてもよい。
図24を参照すると、本実施の形態による加圧痕170は、加圧部材400の加圧部410の外周形状(図25及び図26参照)に起因した外形を有している。詳しくは、加圧痕170は、加圧部410の四角錐体に起因した凹みと加圧部410の外周形状(本実施の形態においては八角形)に起因した外形(八角形を若干丸めたもの)を有している。加圧部410が例えば単純な四角形のように直角又は鋭角を含む外周形状を有していると、その外周形状の角の部分において内側引出部132a及び外側引出部142aが破断されてしまう可能性がある。しかしながら、本実施の形態のように、加圧部410が直角及び鋭角の角部を含まない外周形状を有している場合、加圧部410の加圧に起因して内側引出部132a及び外側引出部142aが破断されてしまうおそれを低減することができる。
以上、具体的な実施の形態を掲げて本発明について説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではない。
具体的には、上述した実施の形態においては、図3に示されるように、内側引出部132と外側引出部142とがコイル主部150から同一方向に突出していたが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、図27に示されるように、内端部130と外端部140′とを異ならせ、内側引出部132と外側引出部142′とがコイル主部150から互いに逆方向に突出するように導電部材120′を構成することとしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、図7に示されるように、巻芯20を用いて折曲部115を丸めてからプレスすることで内側引出部132を構成していたが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、巻芯20を使わずに折曲部115を端から順に織り込んでいくようにして図9に示されるような内側引出部132を構成することとしてもよい。また、図28及び図27から理解されるように、折曲部115の折り方を変えてもよい。ここで、図29において、一点鎖線は谷折りを示し、点線は山折りを示す。図28及び図29を参照すると、更に他の導電部材120″は、折曲部115をジグザグに折りたたむことにより構成された内側引出部132″を備える内端部130″を備えている。
更に、上述した実施の形態において、絶縁セパレータ160は導電部材120に対して特に折りこまれているものではなかったが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、図30に示されるように、絶縁セパレータ160aを二つ折りにして導電部材120全体を絶縁セパレータ160a内に挟むこととしてもよい。また、図31に示されるように、エッジ102のみを覆うように、絶縁セパレータ160bの短手方向の両端を折り込むこととしてもよい。更に、図32に示されるように、絶縁セパレータ160cを2つの絶縁紙162c,164cにより構成し、2つの絶縁紙162c,164cで2つのエッジ102を夫々覆うように絶縁紙162c,164cを折り込むこととしてもよい。また、図32に示される構成とし、更に、絶縁紙162cをワニス樹脂への濡れ性のよいものとし、絶縁紙164cを引張強度の強いものとすることとしてもよい。
絶縁セパレータとしては、様々な材料を使用することができる。例えば、箔帯導電体と一体化されたものであってもよいし、接着層を有し箔帯導電体とその接着層により接着されるものであってもよい。また、絶縁セパレータは一般的なクラフト紙やマニラ紙のような紙であってもよいし、PETやPENやPPSなどの樹脂のシートであってもよい。更には、絶縁セパレータは、ガラスや耐熱繊維で構成された繊維不識布であってもよい。
上述した実施の形態において、図13及び図14に示されるように、ボビン30は、2つの分割ボビン32,34からなる中空のものであったが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、内側余部等を保持する溝又はスリットが形成されているような単一のボビンを用いることとしてもよいし、組み合わせた状態で中空とならないような2つの分割ボビンからなるボビンを用いることとしてもよい。更には、3以上の分割ボビンからなるボビンを用いることとしてもよい。また、コイル1の巻回後におけるボビンの抜去を容易にするため、ボビンをフッ素樹脂でコーティングして滑りを良くすることとしてもよい。
更に、このようにして得られたコイル1を用いてリアクトルを組み立てた後、リアクトル全体又はコイル1全体を硬化性ワニスなどの硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂で覆うこととしてもよい。更に、樹脂成型したキャップ及びケースに収容し、その上で樹脂で覆ってもよい。
上述した実施の形態においては、図4乃至図9を用いて説明したように、内側余部134を形成すると共に折曲部115を形成し、その後、折曲部115を折り曲げて内側引出部132形成していたが、各部の形成順を変更してもよい。例えば、所定サイズW1を残すことなく折曲部115を形成し、その後、所定サイズW1の内側余部134を形成してから、折曲部115を折り曲げて内側引出部132を形成することとしてもよいし、また、所定サイズW1を残すことなく折曲部115を形成し、その折曲部115を折り曲げて内側引出部132を形成してから、所定サイズW1の内側余部134を形成してもよい。
本発明において、内側余部134は必須の部位である一方、外側余部144は省略することもできる。但し、前述したように、外側余部144を設けるとコイル1の形態の維持をより確実に行うことができることから、外端部140は、外側余部155を有することが望ましい。
本発明によるコイルを備えるリアクトルは、電源コンバータやインバータ全般に活用可能である。
本発明は2011年12月7日に日本国特許庁に提出された日本特許出願第2011−267929号に基づいており、その内容は参照することにより本明細書の一部をなす。
本発明の最良の実施の形態について説明したが、当業者には明らかなように、本発明の精神を逸脱しない範囲で実施の形態を変形することが可能であり、そのような実施の形態は本発明の範囲に属するものである。
1 コイル
5 コア
10 リアクトル
20 巻芯
30 ボビン
32 分割ボビン
34 分割ボビン
100 箔帯導電体
102 エッジ
104 一端
106 他端
108 主部
W1 所定サイズ
W2 サイズ
110 折り返し部分
115 折曲部
120 導電部材
130 内端部
132 内側引出部
134 内側余部
140 外端部
142 外側引出部
144 外側余部
150 コイル主部
160,160a,160b,160c 絶縁セパレータ
162c 絶縁紙
164c 絶縁紙
170 加圧痕
D 差
300 端子
310 樹脂板
320 アルミピン
322 ピンヘッド
324 ピン潰し部
330 アルミ環
340 樹脂
342 樹脂
400 加圧部材
410 加圧部

Claims (15)

  1. 箔帯導電体を折り曲げ形成してなる導電部材であって内端部及び外端部の2つの端部を有し且つ前記内端部と前記外端部の間に位置するコイル主部を有する導電部材を絶縁セパレータと共に巻回してなるコイルであって、
    前記内端部が前記コイルの中心側に位置すると共に前記外端部が前記コイルの最外周側に位置しており、
    前記内端部は、内側引出部と、当該内側引出部と前記コイル主部との間に位置する内側余部であって前記コイルの周回方向において所定サイズを有するように折り返されて前記導電部材の前記周回方向における最内端部を構成する内側余部とを有しており、
    前記外端部は、外側引出部を有しており、
    前記内側引出部及び前記外側引出部は、前記周回方向と交差する前記コイルの巻軸方向において前記コイル主部から突出しており、
    前記内端部は、前記箔帯導電体の長手方向の一端を他端側に折り返した後、折り返し部分を前記所定サイズだけ残すようにして且つ前記一端を前記長手方向と直交する短手方向において前記箔帯導電体のエッジからはみ出るようにして折り曲げることで前記内側余部を構成しつつ折曲部を構成し、更に前記折曲部を折り曲げて前記内側引出部を構成することにより得られるような構造を有している
    コイル。
  2. 請求項1記載のコイルであって、
    前記内側余部は、前記巻軸方向において前記コイル主部から突出していない
    コイル。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコイルであって、
    前記所定サイズは、前記内側引出部の前記周回方向におけるサイズの0.1倍以上15倍以下である
    コイル。
  4. 請求項3記載のコイルであって、
    前記所定サイズは、前記内側引出部の前記周回方向におけるサイズの0.5倍以上5倍以下である
    コイル。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコイルであって、
    前記外端部は、前記外側引出部と前記コイル主部との間に位置する外側余部であって折り返されて前記導電部材の前記周回方向における最外端部を構成する外側余部を更に有している
    コイル。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコイルを備えるリアクトル。
  7. 請求項6記載のリアクトルであって、
    前記内側引出部及び前記外側引出部に夫々接続される内側端子及び外側端子と、内側樹脂板及び外側樹脂板を更に備えており、
    前記箔帯導電体はアルミ箔からなるものであり、
    前記内側端子及び前記外側端子はアルミ以外の導電体からなるものであり、
    前記内側引出部と前記内側端子とは、前記内側引出部と前記内側端子との間に前記内側樹脂板を介在させた状態で前記内側引出部と前記内側端子と前記内側樹脂板とを貫通する内側アルミピンによって電気的に接続されており、
    前記外側引出部と前記外側端子とは、前記外側引出部と前記外側端子との間に前記外側樹脂板を介在させた状態で前記外側引出部と前記外側端子と前記外側樹脂板とを貫通する外側アルミピンによって電気的に接続されている
    リアクトル。
  8. 請求項7記載のリアクトルであって、
    前記内側引出部及び前記外側引出部は、夫々、前記内側アルミピン及び前記外側アルミピンに対して複数の錐体からなる集合体をベースとした形状を有する加圧部であって直角及び鋭角の角部を含まない外周形状を有する加圧部を含む加圧部材を用いて超音波溶接されており、
    前記内側引出部及び前記外側引出部の夫々には、前記加圧部の前記錐体に起因した凹みと前記加圧部の前記外周形状に起因した外形を有する加圧痕が設けられている
    リアクトル。
  9. 請求項8記載のリアクトルであって、
    前記加圧部は、四角形の角部を面取りして又は丸めて得られる外周形状を有しており、
    前記加圧痕は、当該加圧部を有する前記加圧部材により設けられたものである
    リアクトル。
  10. 箔帯導電体の長手方向の一端及びその近傍を折り曲げ加工することにより、前記箔帯導電体の短手方向において前記箔帯導電体のエッジから突出している内側引出部と、後工程において巻回されてコイル主部となる前記箔帯導電体の主部と前記内側引出部との間に位置し且つ前記長手方向において所定サイズを有するように折り返されることによりコイルの最も中心側の端部となる内側余部とを構成する構成ステップと、
    ボビンに前記内側余部を保持させた状態で前記箔帯導電体を絶縁セパレータと共に巻回する巻回ステップと
    を備えるコイルの形成方法であって、
    前記構成ステップは、
    前記箔帯導電体の前記一端を前記長手方向における前記箔帯導電体の他端側に折り返した後、折り返し部分を前記所定サイズだけ残すようにして且つ前記一端を前記短手方向において前記箔帯導電体の前記エッジからはみ出るようにして折り曲げることで、前記所定サイズを有する前記内側余部を構成しつつ折曲部を構成する内側余部構成ステップと、
    前記折曲部を折り曲げて、前記短手方向において前記箔帯導電体の前記エッジから突出している前記内側引出部を構成する内側引出部構成ステップと
    を備えるコイルの形成方法。
  11. 箔帯導電体の長手方向の一端及びその近傍を折り曲げ加工することにより、前記箔帯導電体の短手方向において前記箔帯導電体のエッジから突出している内側引出部と、後工程において巻回されてコイル主部となる前記箔帯導電体の主部と前記内側引出部との間に位置し且つ前記長手方向において所定サイズを有するように折り返されることによりコイルの最も中心側の端部となる内側余部とを構成する構成ステップと、
    ボビンに前記内側余部を保持させた状態で前記箔帯導電体を絶縁セパレータと共に巻回する巻回ステップと
    を備えるコイルの形成方法であって、
    前記箔帯導電体の前記他端を前記一端側に折り返した後、折り返し部分を少し残しつつ前記他端を前記短手方向において前記箔帯導電体のエッジからはみ出るようにして折り曲げることで、コイルの最も外周側の端部となる外側余部を構成しつつ外側折曲部を構成する外側余部構成ステップと、
    前記外側折曲部を折り曲げて、前記短手方向において前記箔帯導電体の前記エッジから突出している外側引出部を構成する外側引出部構成ステップと
    を更に備えるコイルの形成方法。
  12. 箔帯導電体の長手方向の一端及びその近傍を折り曲げ加工することにより、前記箔帯導電体の短手方向において前記箔帯導電体のエッジから突出している内側引出部と、後工程において巻回されてコイル主部となる前記箔帯導電体の主部と前記内側引出部との間に位置し且つ前記長手方向において所定サイズを有するように折り返されることによりコイルの最も中心側の端部となる内側余部とを構成する構成ステップと、
    ボビンに前記内側余部を保持させた状態で前記箔帯導電体を絶縁セパレータと共に巻回する巻回ステップと
    を備えるコイルの形成方法であって、
    前記構成ステップは、
    前記箔帯導電体の前記一端を前記長手方向における前記箔帯導電体の他端側に折り返した後、折り返し部分を前記所定サイズだけ残すようにして且つ前記一端を前記短手方向において前記箔帯導電体の前記エッジからはみ出るようにして折り曲げることで、前記所定サイズを有する前記内側余部を構成しつつ折曲部を構成する内側余部構成ステップと、
    前記折曲部を折り曲げて、前記短手方向において前記箔帯導電体の前記エッジから突出している前記内側引出部を構成する内側引出部構成ステップと
    を備えるコイルの形成方法であって、
    前記箔帯導電体の前記他端を前記一端側に折り返した後、折り返し部分を少し残しつつ前記他端を前記短手方向において前記箔帯導電体のエッジからはみ出るようにして折り曲げることで、コイルの最も外周側の端部となる外側余部を構成しつつ外側折曲部を構成する外側余部構成ステップと、
    前記外側折曲部を折り曲げて、前記短手方向において前記箔帯導電体の前記エッジから突出している外側引出部を構成する外側引出部構成ステップと
    を更に備えるコイルの形成方法。
  13. 請求項10乃至請求項12のいずれかに記載のコイルの形成方法であって、
    前記巻回ステップは、前記ボビンに前記絶縁セパレータの一端を前記内側余部と共に保持させた状態で前記巻回を行う
    コイルの形成方法。
  14. 請求項13記載のコイルの形成方法であって、
    前記巻回ステップは、前記ボビンと前記内側引出部との間に前記箔帯導電体の主部の一部が介在させた状態で前記巻回を行う
    コイルの形成方法。
  15. 請求項10乃至請求項14のいずれかに記載のコイルの形成方法であって、
    前記巻回を行った後に、前記ボビンを抜き去って前記コイルとして空芯コイルを構成するボビン抜去ステップを備えるコイルの形成方法。
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