JP6101007B2 - 光電変換素子 - Google Patents

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Description

本発明は、フラーレン誘導体を用いた光電変換素子に関する。
光電変換素子は、陽極及び陰極からなる一対の電極と、該一対の電極間に設けられる活性層とを備える素子である。光電変換素子の一態様である有機層を含む有機薄膜太陽電池は、シリコン等の無機化合物からなる活性層を有する無機太陽電池に比べ、製造コストを大幅に低減できる可能性があり、より安価な太陽光発電素子として注目を集めている。
有機薄膜太陽電池の有機層に含まれる電荷(電子及びホール)輸送性を有する有機半導体材料としては、フラーレン誘導体が注目されており、例えば、2個の官能基で修飾されたフラーレンが検討されている。2個の官能基で修飾されたフラーレンとしては、例えば、1,2−ビス(ブロモメチル)−4,5−ジメトキシベンゼンから誘導した4,5−ジメトキシ−o−キノジメタンとC60フラーレンとを反応させて製造した、7種類の異性体からなる下記化合物が提案されている(非特許文献1)。
Figure 0006101007
テトラヘドロン(Tetrahedron)、2000年、第56巻、p.5429−5434
しかし、上記7種類の異性体からなるフラーレン誘導体を含む有機光電変換素子は、光電変換効率が必ずしも十分でないという問題がある。
本発明は、光電変換効率が高い有機光電変換素子を提供することを目的とする。
本発明は、下記[1]〜[13]を提供する。
[1] 陽極と、陰極と、該陽極と該陰極との間に設けられた式(I)で表される化合物を含む有機層とを有し、該有機層に含まれる式(I)で表される化合物の全重量に対する式(I)で表される化合物の1種の異性体の重量が50%以上である光電変換素子。
Figure 0006101007
〔式中、A環はフラーレン環を表す。B環は、環を構成する原子数が3以上の環を表す。nは、2〜6の整数を表す。複数個あるB環は、同一であっても相異なってもよい。Rは、置換基を表す。mは、0〜8の整数を表す。Rが複数個ある場合、複数個あるRは同一でも相異なっていてもよい。C1及びC2は、A環を構成する炭素原子であり、それらは互いに単結合で結合している。〕
[2] B環がテトラリン環である[1]に記載の光電変換素子。
[3] 式(I)で表される化合物が式(II)で表される化合物である[1]に記載の光電変換素子を提供する。
Figure 0006101007
〔式中、A環はフラーレン環を表す。R11、R12、R13、14、R21、R22、R23及びR24は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を表す。Ar1及びAr2は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい芳香族炭素環又は置換基を有していてもよい複素環を表す。C1、C2、C3及びC4は、A環を構成する炭素原子であり、C1とC2は互いに単結合で結合しており、C3とC4は互いに単結合で結合している。〕
[4] Ar1及びAr2が置換基を有していてもよいベンゼン環である[3]に記載の光電変換素子。
[5] A環が炭素原子数60のフラーレンである[1]又は[2]に記載の光電変換素子。
[6] nが2である[1]又は[2]に記載の光電変換素子。
[7] A環が炭素原子数60のフラーレンであり、nが2である[6]に記載の光電変換素子。
[8] 前記1種の異性体がtrans−2体、trans−4体、又はe体である[7]に記載の光電変換素子。
[9] A環が炭素原子数60のフラーレンである[3]又は[4]に記載の光電変換素子。
[10] 前記1種の異性体がtrans−2体、trans−4体、又はe体である[9]に記載の光電変換素子。
[11] 有機層に含まれる式(I)で表される化合物の全重量に対する式(I)で表される化合物の1種の異性体の重量が90%以上である[1]〜[10]のいずれか一項に記載の光電変換素子。
[12] [1]〜[11]のいずれか一項に記載の光電変換素子を含む太陽電池モジュール。
[13] [1]〜[11]のいずれか一項に記載の光電変換素子を含むイメージセンサー。
本発明によれば、変換効率が高い有機光電変換素子を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
<フラーレン誘導体>
本発明の有機光電変換素子は、前記式(I)で表される化合物(フラーレン誘導体)を含む有機層を有する。
式(I)中、A環はフラーレン環を表す。フラーレン環としては、例えば、炭素原子数60のフラーレン(C60フラーレン)炭素原子数70のフラーレン(C70フラーレン)及び炭素原子数84のフラーレン(C84フラーレン)が挙げられる。中でも、A環としては、C70フラーレン、及びC60フラーレンが好ましく、C60フラーレンがより好ましい。
式(I)中、B環は、環を構成する原子数が3以上の環を表す。中でも、環を構成する炭素原子数が3以上の環が好ましく、環を構成する炭素原子数が6以上の環がより好ましい。中でも、B環としては、テトラリン環が好ましい。
式(I)中、C1及びC2はA環を構成する炭素原子であり、それらは互いに単結合で結合している。C1及びC2はまた、B環を構成する原子である。
式(I)中、nは、2〜6の整数を表し、2であることが好ましい。mは、0〜8の整数を表し、2であることが好ましい。
式(I)中、Rは置換基を表す。Rで表される置換基としては、例えば、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、及び置換基を有していてもよいアルコキシカルボニル基が挙げられる。Rが複数個ある場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
で表されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、及びヨウ素原子が挙げられる。光電変換素子の光電変換効率を高める観点から、ハロゲン原子としては、フッ素原子が好ましい。
で表されるアルキル基は、炭素原子数が通常1〜20であり、直鎖状でも分岐状でもよく、シクロアルキル基であってもよい。アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、sec−ブチル基、3−メチルブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、及びラウリル基が挙げられる。前記アルキル基中の水素原子は置換基で置換されていてもよく、該置換基としてはハロゲン原子が挙げられる。ハロゲン原子で置換されたアルキル基としては、例えば、モノハロメチル基、ジハロメチル基、トリハロメチル基、及びペンタハロエチル基が挙げられる。アルキル基の置換基として用いられるハロゲン原子としては、フッ素原子が好ましい。フッ素原子で置換されたアルキル基としては、例えば、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、パーフルオロブチル基、パーフルオロヘキシル基、及びパーフルオロオクチル基が挙げられる。
で表されるアルコキシ基は、炭素原子数が通常1〜20であり、直鎖状でも分岐状でもよく、シクロアルキルオキシ基であってもよい。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、3,7−ジメチルオクチルオキシ基、及びラウリルオキシ基が挙げられる。前記アルコキシ基中の水素原子は置換基で置換されていてもよく、該置換基としてはハロゲン原子が挙げられる。アルコキシ基の置換基として用いられるハロゲン原子としては、フッ素原子が好ましい。フッ素原子で置換されたアルコキシ基としては、例えば、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、パーフルオロブトキシ基、パーフルオロヘキシルオキシ基、及びパーフルオロオクチルオキシ基が挙げられる。
で表されるアリール基は、無置換の芳香族炭素環化合物から芳香環上の水素原子1個を取り除いた基を意味する。アリール基の炭素原子数は通常6〜60であり、6〜20が好ましい。アリール基は、置換基を有していてもよい。アリール基が有していてもよい置換基としては、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の直鎖状又は分岐状のアルキル基、炭素原子数3〜20のシクロアルキル基、及び炭素原子数1〜20の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基又は炭素原子数3〜20のシクロアルキル基をその構造中に含むアルコキシ基が挙げられる。アリール基の置換基として用いられるハロゲン原子としては、フッ素原子が好ましい。置換基を有していてもよいアリール基としては、例えば、フェニル基、C〜C12アルコキシフェニル基(「C〜C12」は、炭素原子数1〜12であることを示す。以下も同様である。)、C〜C12アルキルフェニル基、1−ナフチル基、及び2−ナフチル基が挙げられ、C〜C12アルコキシフェニル基、及びC〜C12アルキルフェニル基がより好ましく、これらはハロゲン原子でさらに置換されていてもよい。
で表されるアルコキシカルボニル基は、炭素原子数が通常1〜20であり、直鎖状でも分岐状でもよく、シクロアルキルオキシカルボニル基であってもよい。アルコキシカルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、ペンチルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシカルボニル基、ヘプチルオキシカルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニル基、ノニルオキシカルボニル基、デシルオキシカルボニル基、3,7−ジメチルオクチルオキシカルボニル基、及びラウリルオキシカルボニル基が挙げられる。アルコキシカルボニル基は置換基を有していてもよく、該置換基としてはハロゲン原子が挙げられる。アルコキシカルボニル基の置換基として用いられるハロゲン原子としては、フッ素原子が好ましい。フッ素原子で置換されたアルコキシカルボニル基としては、例えば、トリフルオロメトキシカルボニル基、ペンタフルオロエトキシカルボニル基、パーフルオロブトキシカルボニル基、パーフルオロヘキシルオキシカルボニル基、及びパーフルオロオクチルオキシカルボニル基が挙げられる。
一実施形態において、式(I)で表される化合物としては、A環がC60フラーレン又はC70フラーレンであり、nが2である化合物が好ましく、A環がC60フラーレンであり、nが2である化合物がより好ましい。
本発明の光電変換素子は、有機層に含まれる式(I)で表される化合物の全重量に対する式(I)で表される化合物の1種の異性体の重量が50%以上であることを特徴とする(「異性体」に関しては後述する)。式(I)で表される化合物として、A環がC60フラーレンであり、nが2である化合物を用いる場合、光電変換素子の光電変換効率を高める観点から、上記1種の異性体は、trans−2体、trans−4体、又はe体であることが好ましい。
式(I)で表される化合物としては、前記式(II)で表される化合物が好ましい。
式(II)中、A環はフラーレン環を表す。フラーレン環の具体例は、式(I)について説明したとおりである。中でも、フラーレン環としては、C60フラーレン又はC70フラーレンが好ましく、C60フラーレンがより好ましい。
式(II)中、R11、R12、R13、14、R21、R22、R23、及びR24は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を表す。R11、R12、R13、14、R21、R22、R23、及びR24で表される置換基の定義及び具体例は、前述のRで表される置換基の定義及び具体例と同じである。
式(II)中、Ar1及びAr2は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい芳香族炭素環又は置換基を有していてもよい複素環を表す。芳香族炭素環としては、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、及びアントラセン環が挙げられる。複素環としては、例えば、チオフェン環、フラン環及びピロール環が挙げられる。芳香族炭素環及び複素環が有していてもよい置換基の定義及び具体例は、前述のRで表される置換基の定義及び具体例と同じである。中でも、Ar1及びAr2としては、置換基を有していてもよい芳香族炭素環が好ましく、置換基を有していてもよいベンゼン環がより好ましい。
式(II)中、C1、C2、C3及びC4は、A環を構成する炭素原子であり、C1とC2は互いに単結合で結合しており、C3とC4は互いに単結合で結合している。
式(II)で表される化合物としては、A環がC60フラーレンである化合物が好ましく、この場合、上記1種の異性体としてはtrans−2体、trans−4体、又はe体が好ましい。
式(II)で表される化合物としては、例えば、下記化合物が挙げられる。
Figure 0006101007
Figure 0006101007
中でも、A環がC60フラーレンである化合物が好ましく、trans−2体、trans−4体、又はe体の重量割合が50%以上の化合物が好適である。
式(I)で表される化合物の合成方法としては、例えば、ベンゾシクロブタン誘導体からo−キノジメタンを合成し、該o−キノジメタンとC60フラーレン等のフラーレンとをディールスアルダー反応させて合成する方法が挙げられる。得られた反応混合物をカラムクロマトグラフィーや分取ゲル浸透クロマトグラフィー(分取GPC)などを用いて精製し、位置異性体全成分に対し一種類の位置異性体成分の重量を50%以上に高める。
<光電変換素子>
本発明の光電変換素子は、陽極と、陰極と、該陽極と該陰極との間に設けられた式(I)で表される化合物を含む有機層とを有し、該有機層に含まれる式(I)で表される化合物の全重量に対する式(I)で表される化合物の1種の異性体の重量が50%以上であることを特徴とする。
本発明において、「異性体」とは、位置異性体をいう。例えば、式(I)で表される化合物が第1の異性体と第2の異性体とを含む場合、第1の異性体と第2の異性体とは、B環を含む付加分子のフラーレン環への結合位置が互いに異なる位置異性の関係にある。本発明の光電変換素子では、有機層に含まれる式(I)で表される化合物のうち1種の位置異性体の重量割合を50%以上に高めることによって、高い光電変換効率を実現したものである。
光電変換素子の光電変換効率を高める観点から、有機層に含まれる式(I)で表される化合物の全重量に対する式(I)で表される化合物の1種の異性体の重量は、50%以上であり、好ましくは60%以上、70%以上、80%以上であり、より好ましくは90%以上であり、さらに好ましくは91%以上、92%以上、93%以上、94%以上、95%以上、96%以上、97%以上、98%以上、99%以上である。
本発明の光電変換素子において、陽極と陰極の少なくとも一方は透明又は半透明であることが好ましい。
有機層に含まれる式(I)で表される化合物は、電子受容性化合物として用いられても電子供与性化合物として用いられてもよいが、電子受容性化合物として用いられることが好ましい。
本発明の光電変換素子としては、下記1.又は2.の光電変換素子が好ましい。
1.少なくとも一方が透明又は半透明である陽極及び陰極と、該電極間に設けられた式(I)で表される化合物を含む第一の有機層と、該第一の有機層に隣接して設けられた電子供与性化合物を含む第二の有機層とを有する光電変換素子;
2.少なくとも一方が透明又は半透明である陽極及び陰極と、該電極間に設けられた式(I)で表される化合物及び電子供与性化合物を含む有機層を有する光電変換素子
ヘテロ接合界面を多く含むという観点から、前記2.の光電変換素子が好ましい。
本発明の光電変換素子には、少なくとも一方の電極と式(I)で表される化合物を含む有機層との間に付加的な層を設けてもよい。付加的な層としては、例えば、ホール又は電子を輸送する電荷輸送層、及びバッファ層が挙げられる。
バッファ層に用いられる材料としては、例えば、アルカリ金属のハロゲン化物(例えば、フッ化リチウム等)、アルカリ土類金属のハロゲン化物、アルカリ金属の酸化物、及びアルカリ土類金属の酸化物が挙げられる。また、酸化チタン等の無機半導体の微粒子をバッファ層に用いてもよい。
前記2.の光電変換素子において、式(I)で表される化合物及び電子供与性化合物を含む有機層中の式(I)で表される化合物の重量は、電子供与性化合物100重量部に対して、10〜1000重量部が好ましく、50〜500重量部がより好ましい。
本発明の光電変換素子に用いられる式(I)で表される化合物を含む有機層は、式(I)で表される化合物を含む有機薄膜から形成されることが好ましい。該有機薄膜の厚さは、通常、1nm〜100μmであり、好ましくは2nm〜1000nmであり、より好ましくは5nm〜500nmであり、さらに好ましくは20nm〜200nmである。
前記電子供与性化合物は、塗布法により簡便に有機層を形成できる観点から、高分子化合物が好ましい。電子供与性化合物として用い得る高分子化合物としては、例えば、ポリビニルカルバゾール及びその誘導体、ポリシラン及びその誘導体、側鎖又は主鎖に芳香族アミン構造を有するポリシロキサン誘導体、ポリアニリン及びその誘導体、ポリチオフェン及びその誘導体、ポリピロール及びその誘導体、ポリフェニレンビニレン及びその誘導体、ポリチエニレンビニレン及びその誘導体、ポリフルオレン及びその誘導体が挙げられる。
電子供与性化合物は、光電変換素子の光電変換効率を高める観点から、式(10)で表される繰り返し単位、及び式(11)で表される繰り返し単位からなる群から選ばれる1種以上の繰り返し単位を有する高分子化合物が好ましく、式(10)で表される繰り返し単位を有する高分子化合物がより好ましい。
Figure 0006101007
〔式(10)及び式(11)中、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、及びR15は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基又は置換基を有していてもよいアリール基を表す。〕
、R、R、R、R、R、R、R、R10、及びR15で表される置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基及び置換基を有していてもよいアリール基の定義及び具体例は、前述のRで表される置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基及び置換基を有していてもよいアリール基の定義及び具体例と同じである。
光電変換素子の光電変換効率を高める観点から、RとRの少なくとも一方は、炭素原子数1〜20のアルキル基が好ましく、炭素原子数4〜8のアルキル基がより好ましい。
原料モノマーの合成が容易であるため、R、R、R、R、R10、及びR15は水素原子が好ましい。光電変換素子の光電変換効率を高める観点から、R及びRは炭素原子数1〜20のアルキル基、又は炭素原子数6〜20のアリール基が好ましく、炭素原子数5〜8のアルキル基、又は炭素原子数6〜15のアリール基がより好ましい。
本発明の光電変換素子は、通常、基板上に形成される。該基板は、電極を形成し、有機層を形成する際に化学的に変化しないものであればよい。基板の材料としては、例えば、ガラス、プラスチック、高分子フィルム、及びシリコンが挙げられる。不透明な基板の場合には、反対の電極(即ち、基板から遠い方の電極)が透明又は半透明であることが好ましい。
電極の材料としては、例えば、金属、及び導電性高分子が挙げられる。一対の電極のうち一方の電極は仕事関数の小さい材料から形成されることが好ましい。仕事関数の小さい材料としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、スカンジウム、バナジウム、亜鉛、イットリウム、インジウム、セリウム、サマリウム、ユーロピウム、テルビウム、イッテルビウム等の金属;これらの金属のうちの2つ以上の金属の合金;これらの金属うちの1つ以上の金属と、金、銀、白金、銅、マンガン、チタン、コバルト、ニッケル、タングステン、錫のうちの1つ以上の金属との合金;グラファイト;及びグラファイト層間化合物が挙げられる。合金としては、例えば、マグネシウム−銀合金、マグネシウム−インジウム合金、マグネシウム−アルミニウム合金、インジウム−銀合金、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−マグネシウム合金、リチウム−インジウム合金、及びカルシウム−アルミニウム合金が挙げられる。
透明又は半透明の電極としては、導電性の金属酸化物膜、及び半透明の金属薄膜が挙げられる。透明又は半透明の電極の材料としては、例えば、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、それらの複合体(例えば、インジウム・スズ・オキサイド(ITO)、インジウム・亜鉛・オキサイド(IZO)、NESA等)、金、白金、銀、及び銅が挙げられ、ITO、IZO、及び酸化スズが好ましい。また、透明又は半透明の電極として、ポリアニリン及びその誘導体、ポリチオフェン及びその誘導体等の有機の透明導電膜を用いてもよい。
電極の作製方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、及びメッキ法が挙げられる。
<有機層の製造方法>
有機層の製造方法は、特に制限されず、例えば、式(I)で表される化合物を含む溶液からの成膜による方法が挙げられる。
溶液からの成膜に用いる溶媒は、式(I)で表される化合物を溶解させる溶媒であれば特に制限はない。該溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン、メシチレン、テトラリン、デカリン、ビシクロヘキシル、ブチルベンゼン、sec−ブチルベゼン、tert−ブチルベンゼン等の炭化水素溶媒、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロブタン、ブロモブタン、クロロペンタン、ブロモペンタン、クロロヘキサン、ブロモヘキサン、クロロシクロヘキサン、ブロモシクロヘキサン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素溶媒、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等のエーテル溶媒が挙げられる。式(I)で表される化合物は、通常、前記溶媒に0.1重量%以上溶解させることができる。
式(I)で表される化合物を含む溶液は、さらに高分子化合物を含んでいてもよい。高分子化合物を含む場合、高分子化合物の溶解性の観点から、溶媒は、芳香族炭化水素溶媒が好ましく、トルエン、キシレン、及びメシチレンがより好ましい。
溶液からの成膜には、スピンコート法、キャスティング法、マイクログラビアコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ワイアーバーコート法、ディップコート法、スプレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、インクジェット印刷法、ディスペンサー印刷法、ノズルコート法、及びキャピラリーコート法等の塗布法を用いることができ、スピンコート法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法、及びディスペンサー印刷法が好ましい。
光電変換素子は、透明又は半透明の電極から太陽光等の光を照射することにより、電極間に光起電力が発生し、有機薄膜太陽電池として動作させることができる。有機薄膜太陽電池を複数集積することにより有機薄膜太陽電池モジュールとして用いることもできる。
また、電極間に電圧を印加した状態で、透明又は半透明の電極から光を照射することにより、光電流が流れ、有機光センサーとして動作させることができる。有機光センサーを複数集積することにより有機イメージセンサーとして用いることもできる。
以下、本発明をさらに詳細に説明するために実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<分析方法>
H NMRスペクトルは、NMRスペクトロメーター(JNM−EX400、JEOL製)を用いて測定した。
高解像度マススペクトルは、MStationスペクトロメーター(ESI)(JMS−700、JEOL製)を用いて測定した。
元素分析は、京都大学元素分析センターにてヤナコ分析工業社製 MT−6を用いて実施した。
紫外可視吸収スペクトルは、紫外可視近赤外分光光度計(Lambda 900、Perkin Elmer製)にて測定した。
光電変換素子の光電変換効率は、標準的な2電極を有し、100mWcm−2、AM1.5の条件で、PEC−L11を付属したI−V特性計測装置(PECK2400−N、ペクセル・テクノロジーズ株式会社製)を用いて測定した。
NC60BAの異性体の分離は、分取カラムとしてNacalaiTesque cosmosil buckyprepを備えたリサイクル分取ゲル浸透クロマトグラフィー(LC−908、日本分析工業株式会社製)を用いて実施した。
<合成に用いた材料>
60フラーレンは、MTR社製(純度99.98%)のフラーレンC60を購入し、精製を行わずに使用した。全ての溶媒及び有機化合物は、試薬グレードの溶媒及び有機化合物を購入し、特に記載のない場合を除き、精製を行わずに使用した。カラムクロマトグラフィーの充填剤には、SiliaFlash F60(230−400mesh、SiliCycle社製)を用いた。
製造例1
(化合物2の合成)
Figure 0006101007
1.43gの化合物1(6.5mmol)、6.75mLのn−ヘキサノール(52.5mmol)、及び0.15mLの硫酸を、9mLのトルエンに加え、攪拌した。次いで、得られた溶液を18時間還流させた。反応生成物を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を留去した。得られた固体を、溶離液としてヘキサンと酢酸エチルとの混合液(ヘキサン:酢酸エチル(容積比)=20:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、無色オイル状の化合物2を2.17g(6.01mmol)得た。化合物2の収率は92%であった。
1H NMR(CDCl3、400MHz): δ 7.38(s, 2H), 4.26(t, 4H, J=6.59 Hz), 3.23(s, 4H), 1.71(m, 4H), 1.40-131(m, 12H), 0.89(t, 6H, J=5.21 Hz).
Anal. Calcd for C22H32O4: C, 73.30%; H, 8.95%; O, 17.75%.
Found: C, 73.54%; H, 9.00%; O, 17.74%.
IR (ATR): νmax/cm−1 2956, 2932, 2858, 1724, 1587, 1467, 1407, 1388, 1338, 1262, 1190, 1176, 1103, 998, 893, 782.
HRMS (ESI): calcd for C22H33O4[M+H] 361.2373, found 361.2368.
製造例2
(NC60BAの合成)
Figure 0006101007
2.17gの化合物2(6.01mmol)、及び2.16gのフラーレンC60(3.0mmol)を216mLのo−ジクロロベンゼンに溶解させ、得られた溶液を220℃に加熱し、48時間還流させた。次いで、溶媒を留去した反応生成物を、トルエンを用いたシリカゲルクロマトグラフィーで精製することにより、未反応のフラーレンC60及びNC60MAを分離した。次いで、精製後の反応生成物を、トルエンを用いたリサイクル分取ゲル浸透クロマトグラフィーにより精製し、NC60BAを1.87g得た。NC60BAは、複数の異性体を含む混合物であり、収率は43%であった。なお、NC60BA(混合物)中の各異性体の割合は、trans−1体:3%、trans−2体:18%、trans−3体:31%、trans−4体:11%、e体:29%、cis−2体及びcis−3体の合計:7%、cis−1体:1%以下であった。
1H NMR(CDCl3、400MHz): δ 8.22-7.51(m, 4H), 5.01-3.91(m, 16H), 1.82(m, 8H), 1.42-1.25(m, 24H), 0.90(m, 12H).
Anal. Calcd for C104H64O8: C, 86.65%; H, 4.47%; O, 8.88%.
Found: C, 84.21%; H, 4.43%; O, 8.64%.
IR (ATR): νmax/cm−1 2951, 2927, 2855, 1722, 1616, 1573, 1456, 1414, 1379, 1330, 1279, 1218, 1167, 1122, 1040, 896, 789, 766, 725, 696,670, 575, 526.
HRMS (ESI): calcd for C104H65O8[M+H] 1441.4674, found 1441.4664.
製造例3
(NC60BAの異性体の分離)
分取カラムとしてNacalaiTesque cosmosil buckyprepを備えたリサイクル分取ゲル浸透クロマトグラフィーにより、50℃でNC60BAの異性体を分離し、NC60BA(trans−2)、NC60BA(trans−4)、及びNC60BA(e)を分取した。リサイクル分取ゲル浸透クロマトグラフィーによる測定で得られたチャートの面積比から、分取したNC60BA(trans−2)の純度、NC60BA(trans−4)の純度、及びNC60BA(e)の純度が、いずれも99%以上であることを確認した。
Figure 0006101007
NC60BA(trans−2)
1H NMR (C2D2Cl4、393K、400MHz): δ 8.13(s, 2H), 8.07(s, 2H), 4.92(d, 2H, J= 14.15 Hz), 4.74(d, 4H, J= 14.15 Hz), 4.63(d, 2H, J= 14.16 Hz), 4.45(m, 8H), 1.90(m, 8H), 1.59-1.39(m, 24H), 0.99(m, 12H).
IR (ATR): νmax/cm−1 2952, 2928, 2856, 1723, 1616, 1574, 1558, 1538, 1495, 1464, 1456, 1431, 1415, 1378, 1331, 1280, 1221, 1203, 1168, 1122, 1086, 1040, 900, 790, 767, 737, 696, 671, 577, 561, 542, 528.
HRMS (ESI): calcd for C104H65O8[M+H] 1441.4674, found 1441.4640.
NC60BA(trans−4)
1H NMR (C2D2Cl4、393K、400MHz): δ 7.98(s, 2H), 7.86(s, 2H), 4.58(d, 2H, J= 14.15 Hz), 4.50(d, 2H, J= 14.15 Hz), 4.45-4.35(m, 12H), 1.87(m, 8H), 1.55-1.37(m, 24H), 0.99(m, 12H).
IR (ATR): νmax/cm−1 2952, 2927, 2855, 1717, 1616, 1573, 1453, 1377, 1330, 1278, 1217, 1165, 1121, 697, 538, 524, 506, 491, 469, 457, 418.
HRMS (ESI): calcd for C104H65O8[M+H] 1441.4674, found 1441.4641.
NC60BA(e)
1H NMR(C2D2Cl4、393K、400MHz): δ 7.92(s, 1H), 7.90(s, 2H), 7.84(s, 1H), 4.44-4.31(m, 14H), 4.09(b, 2H), 1.85(m, 8H), 1.56-1.42(m, 24H), 0.97(m, 12H).
IR (ATR): νmax/cm−1 2952, 2926, 2855, 1723, 1570, 1458, 1412, 1373, 1330, 1279, 1219, 1198, 1170, 1122, 1026, 889, 552, 526.
HRMS (ESI): calcd for C104H65O8[M+H] 1441.4674, found 1441.4638.
実施例1
(有機薄膜太陽電池の作製及び評価)
シート抵抗が5Ω/sqのITO(ジオマテック株式会社製)薄膜が設けられたガラス基板をアセトンに浸して10分間超音波洗浄を行い、次いで、エタノールに浸して10分間超音波洗浄を行った。ガラス基板を乾燥させた後、UV−オゾン処理を行った。次いで、ガラス基板のITO薄膜上に、ポリスチレンスルホン酸でドープされたポリ(エチレンジオキシチオフェン)を含む液(PEDOT:PSS、Clevios P製)を1000rpmの条件でスピンコートし、ホットプレートを用いて、200℃で10分間乾燥させて、PEDOT:PSS層を形成した。次いで、ポリ(3−ヘキシルチオフェン)とNC60BA(trans−2)とを含むo−ジクロロベンゼン溶液を、1500rpm、1分間の条件でPEDOT:PSS層上にスピンコートし、バルクヘテロ接合構造の活性層を形成した。o−ジクロロベンゼン溶液中のポリ(3−ヘキシルチオフェン)の濃度は15mg/mLであり、o−ジクロロベンゼン溶液中のNC60BA(trans−2)の濃度は13.5mg/mLであった。その後、活性層を150℃で15分間アニールした。活性層の厚さは90nmであった。次いで、活性層上にAlを蒸着し、有機薄膜太陽電池を作製した。有機薄膜太陽電池の光電変換効率は、PECK2400−Nを用いて測定した。結果を表1に示す。
実施例2
(有機薄膜太陽電池の作製及び評価)
NC60BA(trans−2)に代えてNC60BA(trans−4)を用いた以外は実施例1と同様に有機薄膜太陽電池を作製し、光電変換効率を測定した。結果を表1に示す。
実施例3
(有機薄膜太陽電池の作製及び評価)
NC60BA(trans−2)に代えてNC60BA(e)を用いた以外は実施例1と同様に有機薄膜太陽電池を作製し、光電変換効率を測定した。結果を表1に示す。
比較例1
(有機薄膜太陽電池の作製及び評価)
NC60BA(trans−2)に代えて、製造例2で製造した複数の異性体を含む混合物であるNC60BAを用いた以外は実施例1と同様に有機薄膜太陽電池を作製し、光電変換効率を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0006101007

Claims (5)

  1. 陽極と、陰極と、該陽極と該陰極との間に設けられた式(I)で表される化合物を含む有機層とを有し、該有機層に含まれる式(I)で表される化合物の全重量に対する式(I)で表される化合物の1種の異性体の重量が50%以上であり、
    前記1種の異性体がtrans−2体、trans−4体、又はe体である、光電変換素子。
    Figure 0006101007
    〔式中、A環は炭素原子数60のフラーレン環を表す。B環は、テトラリン環を表す。nは、2である。複数個あるB環は、同一であっても相異なってもよい。Rは、置換基を表す。mは、0〜8の整数を表す。Rが複数個ある場合、複数個あるRは同一でも相異なっていてもよい。C1及びC2は、A環を構成する炭素原子であり、それらは互いに単結合で結合している。〕
  2. 式(I)で表される化合物が式(II)で表される化合物であり、
    前記1種の異性体がtrans−2体、trans−4体、又はe体である請求項1に記載の光電変換素子。
    Figure 0006101007
    〔式中、A環は炭素原子数60のフラーレン環を表す。R11、R12、R13、14、R21、R22、R23及びR24は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を表す。Ar1及びAr2は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいベンゼン環を表す。C1、C2、C3及びC4は、A環を構成する炭素原子であり、C1とC2は互いに単結合で結合しており、C3とC4は互いに単結合で結合している。〕
  3. 有機層に含まれる式(I)で表される化合物の全重量に対する式(I)で表される化合物の1種の異性体の重量が90%以上である請求項1又は2に記載の光電変換素子。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の光電変換素子を含む太陽電池モジュール。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の光電変換素子を含むイメージセンサー。
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