JP6099904B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置における撮像素子の駆動技術に関するものである。
近年、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置では撮像素子の感度向上や画像処理の高度化、メモリ容量の増加に伴い、高画素、高フレームレートの動画を長時間記録できるようになってきている。
従来からデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラでは撮像素子を利用して焦点検出を行う方式としてコントラスト検出方式が広く用いられている。コントラスト検出方式とは撮像光学系によって形成された被写体像の鮮鋭度を固体撮像素子の出力を所定の関数で評価することによって求め、関数値が極値をとるように撮像光学系の光軸上位置を調節するものである。極値を算出するためには、合焦位置を一度通り過ぎる必要があるため、原理的に合焦するまでにかなりの時間を要する。
一方、撮像素子において、1つの画素の中にある、1つのマイクロレンズで集光された光を受光するフォトダイオード(以下PD)を分割することによって、撮像素子面で位相差検出方式の焦点検出を行う技術が知られている。例えば、特許文献1においては、1つの画素の中のPDを2つに分割することによって、射出瞳の一部からの光束による出力画像(以下AF画像)と射出瞳全体からの光束による出力画像(以下本画像)とが得られる構成になっている。従って、AF画像を用いて位相差検出方式のAFを行いながら、本画像を取り込むことができる。
位相差検出方式の焦点検出ではデフォーカス量を求めることができるので、コントラスト検出方式に比べ合焦するまでの時間を大幅に短縮できる利点がある。
特開2001−83407号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、動画記録時などに毎フレームAF画像と本画像を取り込んでいると、単位時間当たりに処理しなければならないデータ量が増加し、消費電力が増加してしまうという問題があった。また、撮像素子だけでなく後段に接続される処理回路の演算量も増加するため、撮像装置全体として発熱量が増加してしまう。発熱による画像劣化や機器保護のため撮影可能時間が短くなってしまうという問題がある。
また、消費電力が増加すると、電池容量低下に伴い撮影禁止に至る時間が短くなるという問題もあった。以上のことは、高フレームレートの動画撮影時には特に問題となる。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、動画記録を行う場合に、AF性能低下を抑えながら撮影禁止までの時間を延ばすことができる撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、被写体像を光電変換する複数の光電変換部をそれぞれ含む画素を有する撮像素子を含む撮像手段と、前記画素から撮像用の信号および焦点検出用の信号を所定の同期期間の周期で繰り返し読み出す読み出し手段と、前記所定の同期期間の間であって、前記画素から前記撮像用の信号に加えて前記焦点検出用の信号読み出す第1の読み出しモードと、前記画素から前記撮像用の信号のみを読み出す第2の読み出しモードと、前記画素から撮像用の信号または焦点検出用の信号を読み出した後に前記撮像手段をスタンバイ状態とする第3の読み出しモードのいずれの読み出しモードで前記読み出し手段を動作させるかを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動画記録を行う場合に、AF性能低下を抑えながら撮影禁止までの時間を延ばすことが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の概略構成を示すブロック図。 撮像素子の構成を模式的に示す図。 撮像素子の画素の構成を模式的に示す図。 画素の等価回路図。 画素と読み出し部の等価回路図。 画像信号の読み出し駆動タイミングチャート。 動画撮影中の読み出し駆動タイミングチャート。 第1の実施形態における動作を示すフローチャート。 第1の実施形態における動画撮影中の制御を説明するタイミングチャート。 第2の実施形態に係わる撮像装置のブロック図。 第2の実施形態における動画撮影中の制御を説明するタイミングチャート。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明に用いる図面において、同一の符号を付した要素は、同一の要素部品を示すものとする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、101はフォーカスレンズを含み、更にはズームレンズ、絞りなどで構成される光学系である。102は撮像素子であり、光学系101で結像された被写体像を光電変換する。撮像素子102は、個々の画素が瞳分割された画像信号を出力可能な構成となっている。103は、タイミングジェネレータ(以下TGと記す)であり、撮像素子102の蓄積や読み出しタイミングを制御する。
104はアナログフロントエンド(以下AFEと記す)であり、基準レベルの調整(クランプ処理)およびアナログデジタル変換処理を行う。105はデジタルフロントエンド(以下DFEと記す)であり、各画素のデジタル出力を受けて画像信号の補正や画素の並び替え等をデジタル処理している。106は全体制御・演算部であり、DFE105から得られた画像信号に対して、色変換、ホワイトバランス補正、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等を行い、記録媒体107や不図示の表示装置に処理後の画像信号を出力する。108は記憶部であり、全体制御・演算部106の作業用メモリとして、あるいは連続撮影等のバッファメモリとしても使用される。
109は位相差算出部で、撮像素子102から出力される瞳分割された画像信号から位相差方式の焦点調節を行うための位相差評価値を算出する。110はAF制御部で、位相差算出部109で算出された位相差評価値を基に、デフォーカス量など光学系101のフォーカスレンズ位置を制御するための光学系駆動情報を算出し、光学系駆動部111で光学系101を制御する。AF制御部110で算出された情報は全体制御・演算部106にも送られ、TG103を制御する際のパラメータ決定にも使用される。すなわち、位相差算出部109、AF制御部110、光学系駆動部111により、公知の位相差方式の焦点調節制御が行われる。
112は温度計(温度検出部)で、撮像装置内の温度を監視しており、全体制御・演算部106は温度計112からの温度出力を元に、不図示の表示装置へ画質劣化などの警告表示を行ったり、撮影を強制的に終了したりする。
図2は、本実施形態の撮像装置における撮像素子102の構成を模式的に示す図である。
図2に示すように、撮像素子102は、画素部201、垂直走査部202、読み出し部203、水平走査部204を含む構成である。画素部201は、瞳分割された画像信号を出力可能な画素が行列状に配置されており、光学系101により結像された光学像を受光する。垂直走査部202は、画素部201の複数の行を順に選択し、水平走査部204は、画素部201の複数の列を順に選択することによって、画素部201の複数の画素が順に選択される。読み出し部203は、垂直走査部202および水平走査部204によって選択される画素の信号を読み出し、読み出した信号をAFE104、または位相差算出部109へ出力する。読み出し部203には、列毎のA/D変換回路を含む構成としてもよい。
図3は、画素部201における画素の構成を模式的に示す図である。図3(a)において、301、305、306、307はそれぞれ1つの画素を示している。説明を分かりやすくするため、4画素のみを示したが、実際には、このような画素配列がさらに複数配置されて画素部201を構成する。以下、画素301に着目して画素の構成について説明する。
画素部201における画素301は、マイクロレンズ302、PD303、PD304を含む構成である。また、図3(b)に示すように、各画素301、305、306、307は各々カラーフィルタ308、309、310、311を備えている。
PD303と、PD304は、光学系101で結像されて画素301に入射した光を受光し、その受光量に応じた信号電荷を生成して蓄積する光電変換部として機能する。撮像素子102は複数の画素の信号を、AFE104または位相差算出部109へ出力する。 1つの画素の中のPDを2つに分割することによって、各々のPDが、光学系101の異なる瞳面の光を受光するように構成されている。そして、2つのPDの信号を比較することで、光学系101の焦点検出を行っている。
尚、本実施形態においては、図3(a)のように2分割された画素の、左側のPD(例えば、画素301におけるPD303)の信号電荷から読み出される画素信号をA信号と呼び、また、右側のPD(例えば、画素301におけるPD304)の信号電荷から読み出される画素信号をB信号と呼ぶこととする。また、左右両方のPD(例えば、画素301におけるPD303とPD304)の信号電荷を合わせて読み出された画素信号をA+B信号と呼ぶこととする。
画素301は、2つのPD303とPD304を有するが、本発明において、PDは2つ以上であればいくつでもよく、例えば、2×2で配置された4つのPD、3×3で配置された9つのPDなどでもよい。また、PDは左右方向に2つ並べて配置されているが、並べる方法はこれに限らず、例えば、上下方向に並べて配置してもよい。また、画素部201において、PDが異なる方法で並ぶ画素が混在していてもよく、例えば、上下方向に並ぶ画素と左右方向に並ぶ画素が、混在していてもよい。また、画素301は、その機能を発揮する範囲で、画素部201の中に自由に配置してよい。
また他に、画素301は、不図示の、転送スイッチ、フローティングディフュージョン(以下FDと記す)、出力部、選択スイッチ、リセットスイッチを含んで構成される。しかし、画素301における、各構成要素のレイアウトについては、その機能を発揮する範囲で適切な位置に配置して良い。
各画素は赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかのカラーフィルタを備えており、各画素へ入射した光はカラーフィルタによって色分離される。本実施形態ではベイヤー配列されたカラーフィルタの例として、308、311がGフィルタ、309がRフィルタ、310がBフィルタで構成されている。
図4は、画素301の構成を示す等価回路図である。ここでは1つの画素301のみ示しているが、画素部201を構成する他の画素も同様の構成を有する。図3と同様の機能をもつ構成部は、同じ番号を付し詳細な説明は省略する。
図4に示すように、画素301におけるPD303、304は、各々転送スイッチ401、402と接続している。転送スイッチ401、402は、各々転送パルス信号φTX1、φTX2によって駆動され、PD303、304で生成され蓄積した信号電荷を、FD403に転送可能な構成となっている。リセットスイッチ404は、リセットパルス信号φRESによって駆動され、FD403の信号電荷をリセット電位VDDによってリセット可能な構成となっている。FD403はPD303または304から転送された電荷を保持するとともに、保持した電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部として機能する。出力部405は、FD403に保持した電荷に基づく電圧信号を増幅し、画素信号として出力する。ここでは一例として、MOSトランジスタと定電流源407を用いたソースフォロワ回路を示している。選択スイッチ406は、垂直選択パルス信号φSELによって駆動され、出力部405で増幅された画素信号が、垂直出力線408に出力される。垂直出力線408に出力された画素信号は、読み出し回路203で読み出されたのち、さらに後段の回路へ出力される。
本実施形態の撮像装置では、撮像素子102に入力された転送パルス信号φTX1、φTX2、リセットパルス信号φRES、垂直選択パルス信号φSELは、垂直選択部202を介して、行毎の複数の画素301に順次入力される。図4では、垂直選択部202を介して、n行目の画素301に入力される信号を各々φTX1n、φTX2n、φRESn、φSELnとしている。
本実施形態では、各スイッチはMOSトランジスタによって構成されており、MOSトランジスタのゲートに、Hレベルの電圧が印加されると各スイッチはON状態となり、Lレベルの電圧が印加されると各スイッチはOFF状態となるとして説明する。
次に、上記の撮像装置を用いた読み出し駆動方法について図5〜図9を用いて詳細に説明する。
本実施形態の読み出し駆動方法を実現する読み出し回路203の構成例について、図5を用いて説明する。
501はゲインアンプであり、垂直出力線408に出力された信号を増幅してさらに後段の回路に出力する。502〜504は読み出しスイッチであり、505〜507は信号保持部である。
読み出しスイッチ502は、読み出しパルス信号φTNによって駆動され、各列の垂直信号線408に出力された画素のリセットノイズ信号が、信号保持部505にサンプリングされる。読み出しスイッチ503は、読み出しパルス信号φTAによって駆動され、各列の垂直信号線408に出力されたA信号(焦点検出用の信号)を、信号保持部506にサンプリングする。読み出しスイッチ504は、読み出しパルス信号φTABによって駆動され、垂直信号線408に出力されたA+B信号(撮像用の信号)が、信号保持部507にサンプリングされる。
508〜510は水平転送スイッチである。水平転送スイッチ508は水平転送パルス信号φHNによって駆動され、信号保持部505に保持された信号電荷を、水平信号線512に転送する。水平転送スイッチ509は水平転送パルス信号φHAによって駆動され、信号保持部506に保持された信号電荷を、水平信号線511に転送する。水平転送スイッチ510は水平転送パルス信号φHABによって駆動され、信号保持部507に保持された信号電荷を、水平信号線511に転送する。
本実施形態の撮像装置では、撮像素子102に入力された水平転送パルス信号φHA、φHN、φHABは、水平選択部204を介して、列毎の水平転送スイッチに順次入力される。水平選択部204を介して、m列目の水平転送スイッチ508、509、510に入力される信号を各々φHNm、φHAm、φHABmとしている。513はメインアンプであり、水平信号線511と、水平信号線512の電位差を増幅して、後段のAFE104へ出力する。
次に図5で説明した構成における動画撮影時の読み出し駆動方法について、図6のタイミングチャートを用いて説明する。
期間t601−t602は、リセット期間である。リセット期間では転送パルス信号φTX1、φTX2、さらにはリセットパルス信号φRESがHレベルとなり、一行のPDとFDがVDD電圧でリセットされる。
期間t602−t607は、蓄積期間である。蓄積期間では、画素のPDに入射した光が光電変換されて、各PDには信号電荷が蓄積される。
期間t603−t609はn行目の信号の読み出し期間である。読み出し期間では、選択パルス信号φSELがHレベルとなり、垂直走査部202によって行毎の選択スイッチ406がオン状態となる。また、この期間中はリセットパルス信号φRESがLレベルとなる。
期間t604−t605は、N読み期間である。N読み期間では、PDで蓄積した信号電荷を転送する前のFD403のリセット電位が読み出し回路203の信号保持部505へ転送される。
期間t606−t607は、AB読み期間である。AB読み期間では、転送パルス信号φTX1、φTX2と、読み出しパルス信号φTABによって、各画素の両方のPDの信号電荷が、読み出し回路203の信号保持部に転送される。
期間t608−t609は、水平転送期間である。水平転送期間では、水平転送パルス信号φHN及びφHABによって、信号保持部508、510に保持された信号が、水平信号線511、512に各々転送される。水平信号線511、512に転送された信号は、メインアンプ513によって差分信号を増幅して後段のAFE104と位相差算出部109に出力される。以上の動作により、本画像データ中のn行目の画像データが得られる。
続いて期間t610−t618にて、AF画像データを取得する。期間t610−t614までは、期間t601−t605と同様である。期間t615−t616は、A読み期間である。A読み期間では、転送パルス信号φTX1と、読み出しパルス信号φTAによって、2つあるPDのうち、左側の信号電荷、すなわちA信号が読み出し回路203の信号保持部506に転送される。
期間t617−t618は、水平転送パルス信号φHN及びφHAによって、信号保持部508、509に保持された信号が、水平信号線511、512に各々転送される。水平信号線511、512に転送された信号は、メインアンプ513によって差分信号を増幅して位相差算出部109に出力される。以上の動作により、本画像データ中のn行目に対応するAF画像データが得られる。
期間t601−t618を、必要な行数だけ繰り返すことによって動画1フレーム中の本画像データとAF画像データが得られる(第1の読み出しモード)。また、期間t601−t609のみを、必要な行数だけ繰り返せば、1フレーム分の本画像データを得ることができる(第2の読み出しモード)。
以下、期間t601−609をA+B読み、期間t610−t618をA読みと呼び、さらに本画像データとAF画像データを取得するフレームをAFフレーム、本画像データのみを取得するフレームを画像のみフレームと呼ぶ。
図7は、動画フレーム中におけるAFフレームと画像のみフレームとの差異を説明するタイムチャートである。
VSYNCは垂直同期信号であり、周期は動画記録フォーマットのフレームレートで決まる。例として60fps動画記録時の周期16.6msとしている。
AFフレームでは、位相差算出部109にて撮像素子102より得られた本画像データ(A+B信号)からAF画像データ(A信号)を差し引くことで、対となるAF画像データ(B信号)が得られ、所定の位相差演算が行われる。
画像のみフレームでは、A+B読みのみを繰り返すため、A+B読みとA読みを繰り返し行うAFフレームに比べ、半分程度の時間で読み出しが終了する。読み出しが完了すれば、次のVSYNCまで撮像動作を行う必要がないので、撮像素子102、AFE104、及びDFE105は必要最小限の動作状態にする。この状態をスタンバイと呼ぶ。
画像のみフレームは、AFフレームに比べ、スタンバイ時間を長くとることができるので、1フレームあたりの消費電力を削減することができる。
図8は、本実施形態における撮像動作を説明するフローチャートである。
ユーザーにより不図示の録画開始ボタンが押下されると、S801で動画記録を開始し、S802で温度計112により温度Tを取得する。S803でAFフレームを取得し、S804で不図示の録画停止ボタンが押下されると、動画記録を終了する。
S804で録画停止ボタンが押下されなければ、S805へ進み、位相差算出部109にてS803で取得したAFフレームを元に位相差演算を行い、合焦か否か判定する。S805で非合焦と判定された場合、S806へ進み、光学系駆動部111を駆動し、焦点調節を行い、S802へ戻り再び温度Tを取得する。
S805で合焦と判定された場合、S807へ進み、T<T1であればS802へ戻り、T≧T1であれば、S808へ遷移する。S808でT<T2であればS809へ進み、画像のみフレームを1フレーム取得し、T≧T2であればS810へ進み、画像のみフレームを2フレーム取得し、それぞれS802へ戻る。すなわち、温度によって画像のみフレームのフレーム数を変化させる。
次に図8で説明したフローチャートについて、動画撮影時の読み出しフレームの一例を図9のタイミングチャートを用いて説明する。
動画撮影開始を基準にフレーム番号をフレーム1から順に振っており、同一の被写体を撮影した場合の温度ごとの制御について記載している。Temp1、Temp2、Temp3はTemp1<T1<Temp2<T2<Temp3なる関係とする。また、フレーム5とフレーム6の間にある「合焦点移動」は、その間に被写体が動くなどにより合焦点が移動したことを示している。
温度がTemp1の場合、常にAFフレームで読み出し、位相差算出部109にて位相差演算を行い合焦か否か判定する。図9の場合、初めの3フレームは非合焦と判定され、位相差算出及び焦点調節を繰り返し行っている。第4フレーム、第5フレームでは、合焦判定がされるが、その後、合焦点が移動したため、第6フレームで非合焦となっている。第6フレームで再び位相差算出部109にて得られたデフォーカス量に基づいて光学系駆動部111を制御し、焦点調節を行い、第7フレーム以降は合焦し続けている。
温度がTemp2の場合、第4フレームで合焦しているため、S808、S809に従い、次の1フレームは画像のみフレームとして読み出しを行っている。画像のみフレームとして読み出したフレームでは、位相差演算を行えないため、合焦か否か判定することはできない。しかし、このようにすることで、動きの少ない被写体や被写界深度が深く合焦判定されやすい被写体では、画像のみフレームとして読み出すフレーム数が増加するため、システム全体の消費電力低下や温度上昇抑制の結果、撮影時間を延ばすことができる。
温度がTemp3の場合、合焦判定されたフレームの次の2フレームを画像のみフレームとして読み出しを行うことで一層の消費電力低減を図る。第4フレームで合焦判定後、S808、S810に従い、次の2フレームは通常読み出しを行う。第7フレームから再びAFフレームとして読み出しを行い、第8フレームで合焦判定後、再び2フレーム通常読み出しを行う。
以上のように、温度上昇時は合焦後の数フレームを画像のみフレームとして読み出すことでAF追従性の低下を抑えながら、撮影時間を延ばすことができる。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態における撮像装置の概略構成を示すブロック図である。本実施形態では、第1の実施形態に対し、電池114の電圧を検出する電圧検出部113を有しており、電池電圧によって合焦後の取得フレームの種類を制御することを特徴とする。 本実施形態における動画撮影時の読み出しフレームの一例を図11のタイミングチャートを用いて説明する。
図11では、同一の被写体を撮影した場合の電池電圧ごとの制御について記載しており、フレーム6とフレーム7の間で、合焦点が移動した被写体を想定している。
電池電圧が8.0Vの場合、常にAFフレームで読み出し、位相差算出部109にて位相差演算を行い合焦か否か判定する。図11の場合、初めの3フレームは非合焦と判定され、位相差算出及び焦点調節を繰り返し行っている。第4〜6フレームでは、合焦判定がされるが、その後、合焦点が移動したため、第7フレームで非合焦となっている。第7フレームで再び位相差算出部109にて得られたデフォーカス量に基づいて光学系駆動部111を制御し、焦点調節を行うが、第8フレームでも合焦範囲内にいないため、再び焦点調節を行う。第9フレーム以降のフレームは合焦し続けている。
電池電圧が7.6Vの場合、第4フレーム、第9フレームで合焦判定がなされているが、その次の1フレームは画像のみフレームとして読み出しを行う。
さらに電池電圧が7.2Vの場合、合焦判定されたフレームの次の2フレームを画像のみフレームとして読み出しを行うことで一層の消費電力低減を図り、電池残量が少ない場合でも可能な限り撮影時間を延ばすことができる。
以上のように、電池電圧低下時は合焦後の数フレームを画像のみフレームとして読み出すことでAF追従性の低下を抑えながら、撮影時間を延ばすことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (8)

  1. 被写体像を光電変換する複数の光電変換部をそれぞれ含む画素を有する撮像素子を含む撮像手段と、
    前記画素から撮像用の信号および焦点検出用の信号を所定の同期期間の周期で繰り返し読み出す読み出し手段と、
    前記所定の同期期間の間に、前記画素から前記撮像用の信号に加えて前記焦点検出用の信号を読み出す第1の読み出しモードと、前記画素から前記撮像用の信号のみを読み出す第2の読み出しモードと、前記画素から撮像用の信号または焦点検出用の信号を読み出した後に前記撮像手段をスタンバイ状態とする第3の読み出しモードのいずれの読み出しモードで前記読み出し手段を動作させるかを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記焦点検出用の信号に基づいて前記被写体像が合焦しているか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記判定手段によって合焦していると判定されたフレームの次の少なくとも1つのフレームを前記第2の読み出しモード且つ前記第3の読み出しモードによって読み出すフレームとすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記判定手段によって合焦していると判定されたフレームの次のフレームから第2の読み出しモードで前記画素から信号を読み出すように制御するとともに、単位時間において前記第2の読み出しモードで前記画素から信号を読み出すフレーム頻度を前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて変化させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記温度検出手段によって検出された温度が高いほど前記フレーム頻度を多くすることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置の電池の電圧を検出する電圧検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記判定手段によって合焦していると判定されたフレームの次のフレームから第2の読み出しモードで前記画素から信号を読み出すように制御するとともに、単位時間において前記第2の読み出しモードで前記画素から信号を読み出すフレーム頻度を前記電圧検出手段によって検出された電圧に基づいて変化させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記電圧検出手段によって検出された電圧が低いほど前記フレーム頻度を多くすることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記画素はそれぞれ複数の光電変換部を含み、
    前記読み出し手段は、前記複数の光電変換部に蓄積された信号電荷を前記撮像用の信号として読み出し、前記複数の光電変換部ごとに蓄積された個別の信号電荷を前記焦点検出用の信号として読み出すことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記読み出し手段は、前記所定の同期期間の間に、前記複数の光電変換部の一つに蓄積された第1の信号電荷を前記焦点検出用の信号として読み出した後、前記複数の光電変換部に含まれ、且つ前記第1の信号電荷を読み出さなかった他の光電変換部に蓄積された第2の信号電荷を前記第1の信号電荷に加算した信号電荷を前記撮像用の信号として読み出すことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
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