JP6098360B2 - ピラー固定構造 - Google Patents
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Description
なお、前記側端辺の形状は、前記側面部の前後方向中央に向かって凹んだ形状であるといえる。また、前記側面部と前記下方面部との境界部近傍には、前記溶接箇所を設けない。
(3)また、前記点Aが、前記点Bよりも内側に配置されることが好ましい。言い換えると、前記下方面部の側端辺の下端(点A)が、前記下方面部の側端辺の上端(点B)よりも内側に配置されることが好ましい。なお、ここでいう内側とは、前記側面部の面内における内側であって、側面視における内側である。
本実施形態のピラー固定構造は、図1に示す車両10のモノコック車体構造において、センターピラー11(ピラー)とサイドシル12との結合部に対して適用される。センターピラー11は、ルーフサイドレール13とサイドシル12との間を上下方向に延設される構造体である。サイドシル12は、車両10の外側面下方において車両前後方向に延設される構造体であり、ドア開口の下枠をなす。同様に、ルーフサイドレール13は、車両10の天井面の左右両端辺に設けられる構造体であり、ドア開口の上枠をなす。これらのセンターピラー11,サイドシル12,ルーフサイドレール13は、好ましくは閉断面構造に形成される。
図2は、ピラー固定構造を模式的に示す分解斜視図である。センターピラー11及びサイドシル12は、ともに車両10の外装パネルであるアウターパネル1の車両内側(車両幅方向の内側)に設けられる。アウターパネル1には、水平断面形状が車両外側に向かって膨出した形状のピラー部1aと、縦断面形状が車両外側に向かって膨出した形状のシル部1bとが設けられる。ピラー部1aは車両側面で上下方向に延在し、シル部1bはピラー部1aの下端において車両前後方向(水平方向)に延在する。
図3(a)〜(c)に示すように、センターピラー11の基端部はサイドシル12に対して溶接固定される。ピラーインナー部材2のロア部2bは、サイドシルインナー部材4のフランジ面4cとサイドシルリンフォース部材5のフランジ面5cとの間に挟み込まれた状態で固定される。一方、ピラーリンフォース部材3のロア部3bは、サイドシルリンフォース部材5の上面5bに載置された状態で、その側面5aに対して溶接固定される。
側面部6は、ピラー部1aに沿って、車両幅方向を向いた姿勢で上下方向に延在する面状の部位である。側面部6の形状は、図3(b)に示すように基端側の下方が車両前後方向に拡幅した形状とされ、車両前後方向の曲げ変形に対する剛性が確保される。側面部6の前後方向端辺は、直線状であってもよく、あるいは緩やかに屈曲した曲線状に形成してもよい。また、側面部6の表面には、浅い溝状の凹凸部が縦方向に複数形成され、上下方向の曲げ変形に対する剛性が確保される。
図4(a),(b)は、リジッドバリア(MDB)を使用した側突試験(J-NCAP)におけるセンターピラー11の基端部の状態を模式的に示す斜視図である。図4(a)に示す側突試験前の状態では、側面部6と下方面部9とがほぼ同一平面上に位置し、側面部6と端面部7との稜線Rの下端部(点B)はサイドシルリンフォース部材5の上面5bとほぼ同一平面上に位置している。
(1)上記のピラー固定構造では、下方面部9の前後方向の側端辺9b,9cを内側に湾曲させることで、下端辺9aの端部(点A)と稜線Rの下端(点B)との間の部分を上下方向に変形しやすくすることができる。つまり、センターピラー11の車幅方向内側への変形に対して、ピラー基端部に変形代(余長)を設けることができる。これにより、側面部6の基端近傍での母材破断や、下方面部9における溶接破断を抑制することができる。したがって、センターピラー11とサイドシル12との結合状態を維持しやすくすることができ、車両側突時の安全性を向上させることができる。
上述の実施形態では、アウターパネル1の内側にピラーインナー部材2,ピラーリンフォース部材3,サイドシルインナー部材4,サイドシルリンフォース部材5が設けられた車体構造を例示したが、具体的なセンターピラー11及びサイドシル12の構造はこれに限定されない。少なくとも、ピラー基端部をサイドシル12に固定する構造を備えた車両10であれば、本ピラー固定構造を適用可能である。なお、本ピラー固定構造は、フロントピラー14,リアピラー15等のピラー基端部にも適用することができる。
3a アッパ部
3b ロア部(ピラー構成部材)
5 サイドシルリンフォース部材
5a 側面
5b 上面
6 側面部
7 端面部
8 フランジ部
9 下方面部
9a 下端辺
9b,9c 側端辺
Claims (3)
- 車体のピラーを構成するピラー構成部材をサイドシルに固定するピラー固定構造であって、
前記ピラー構成部材が、
車両幅方向を向き、上下方向に延在する側面部と、
前記側面部の車両前後方向端辺から車両幅方向へ延設され、前記サイドシルの上面に対して非固定とされる端面部と、
前記側面部から前記サイドシルの側面に沿って前記端面部の下端よりも下方へ延設され、前記サイドシルの側面に溶接固定される下方面部と、を備え、
前記下方面部の下端辺の車両前後方向端部を点Aとし、前記側面部と前記端面部との稜線の下端を点Bとして、前記点Aと前記点Bとの間の側端辺が、前記点Aと前記点Bとを結ぶ直線よりも内側に湾曲した形状を持ち、
前記下方面部と前記サイドシルの側面との溶接箇所が、前記側面部と前記下方面部との境界部近傍には設けられず、かつ、前記側端辺の下端近傍に設けられる
ことを特徴とする、ピラー固定構造。 - 前記下方面部の側端辺が、円弧状に形成される
ことを特徴とする、請求項1記載のピラー固定構造。 - 前記点Aが、前記点Bよりも内側に配置される
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のピラー固定構造。
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JP2013106732A JP6098360B2 (ja) | 2013-05-21 | 2013-05-21 | ピラー固定構造 |
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JP2013106732A JP6098360B2 (ja) | 2013-05-21 | 2013-05-21 | ピラー固定構造 |
Publications (2)
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JP2014226985A JP2014226985A (ja) | 2014-12-08 |
JP6098360B2 true JP6098360B2 (ja) | 2017-03-22 |
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ID=52127247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013106732A Active JP6098360B2 (ja) | 2013-05-21 | 2013-05-21 | ピラー固定構造 |
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- 2013-05-21 JP JP2013106732A patent/JP6098360B2/ja active Active
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