JP6096495B2 - 筒内圧センサ付き燃料噴射弁 - Google Patents

筒内圧センサ付き燃料噴射弁 Download PDF

Info

Publication number
JP6096495B2
JP6096495B2 JP2012271927A JP2012271927A JP6096495B2 JP 6096495 B2 JP6096495 B2 JP 6096495B2 JP 2012271927 A JP2012271927 A JP 2012271927A JP 2012271927 A JP2012271927 A JP 2012271927A JP 6096495 B2 JP6096495 B2 JP 6096495B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal transmission
fuel injection
injection valve
transmission member
insulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012271927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014118824A (ja
Inventor
岳 佐藤
佐藤  岳
純一 福田
純一 福田
惠洋 金子
惠洋 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2012271927A priority Critical patent/JP6096495B2/ja
Publication of JP2014118824A publication Critical patent/JP2014118824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6096495B2 publication Critical patent/JP6096495B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、内燃機関における燃焼室に直接噴射する直噴式の内燃機関に用いられ、前記燃焼室内の筒内圧を検出可能なセンサを有した筒内圧センサ付き燃料噴射弁に関する。
従来から、内燃機関における燃焼室の筒内圧を検出する目的で、燃料噴射弁の先端に内圧センサを装着したものが知られている。この内圧センサは、燃料噴射弁の先端と内燃機関を構成するシリンダヘッドの取付孔との間に配置され、該内圧センサには、検出した筒内圧を出力信号として外部へ伝達するためにリード線が接続されている。そして、このリード線が、例えば、電子制御ユニットに接続され、筒内圧が出力信号として前記電子制御ユニットに出力されることにより前記筒内圧に基づいた制御等が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−53483号公報
しかしながら、上述した燃料噴射弁に装着される内圧センサでは、該内圧センサと電子制御ユニットとを接続しているリード線が燃料噴射弁の外部に露出しているため、例えば、前記内圧センサを燃料噴射弁と共にシリンダヘッドへ組み付ける際や組み付け状態において、前記リード線に負荷がかかることで断線してしまう恐れがあり、該断線によって筒内圧を検出できないことが懸念される。また、内圧センサに対してリード線を電気的に接続し、且つ、そのリード線を電子制御ユニットへ接続された出力端子等に対して接続するという接続作業が煩雑である。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、燃焼室の筒内圧を検出可能なセンサと信号端子とを接続する信号伝達部の断線等を防止し、容易且つ安定的に接続することが可能な筒内圧センサ付き燃料噴射弁を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内燃機関の燃焼室に対して燃料を直接噴射する燃料噴射弁の端部に燃焼室内の筒内圧を検出するセンサを有した筒内圧センサ付き燃料噴射弁において、
前記燃焼室内に配置され、前記燃料の噴射状態を切り換える弁体を内部に有したバルブハウジングと、
前記バルブハウジングの先端に装着されるセンサと、
前記センサに接続される第1信号伝達部材と、該第1信号伝達部材に接続されると共に、前記筒内圧に基づいた信号を外部へ出力する信号端子に接続される第2信号伝達部材とを有した信号伝達部と、
を備え、
前記第2信号伝達部材は、内部に導電体を有した絶縁体からなり、前記絶縁体の端部には、該導電体が外部に露出して前記第1信号伝達部材に電気的に接続される第1導電部と、該導電体が外部に露出して前記信号端子に電気的に接続される第2導電部とを備え、前記バルブハウジングに連結され、通電作用下に励磁するコイルを有し、前記コイルの励磁作用下に前記弁体を変位させる駆動力を発生させるソレノイド部の内部に設けられ、前記コイルに臨むように隣接して配置されることを特徴とする。
本発明によれば、第2信号伝達部材が、第1導電部を介して第1信号伝達部材に接続され、且つ、第2導電部を介して信号端子に接続されることで、第1信号伝達部材と信号端子とを容易に接続することができ、しかも、導電体が剛性を有した絶縁体に内蔵されることで、断線等の発生を確実に防止して安定的な接続を実現することが可能となる。
また、第1導電部と第2導電部を、絶縁体の軸方向に沿った両端部にそれぞれ設け、且つ、前記絶縁体の軸線上となる位置に設けることにより、例えば、第2信号伝達部材の外側がモールドされ、その圧力によって前記絶縁体が押圧された場合でも、第1及び第2導電部が軸線上に配置されているため、前記圧力が両側から均等に付与されることとなり、該圧力に起因した前記絶縁体の変形や位置ずれ等が防止される。その結果、第2信号伝達部材の変形や移動に伴った断線等の発生が回避され、第1導電部及び第2導電部を介して第1信号伝達部材と信号端子とを確実且つ安定的に接続することができる。
さらにまた、第1導電部を、第1信号伝達部材側に向かって延在し、絶縁体に対して縮径したピン状に形成することにより、前記第1信号伝達部材に対して挿入することで容易且つ確実に接続することが可能となる。
またさらに、第1及び第2導電部の導電体を環状に形成するとよい。
また、導電体はメッキ層とするとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、先端にセンサを有した燃料噴射弁において、前記センサに接続される第1信号伝達部材と筒内圧に基づいた信号を外部へ出力する信号端子とを接続する第2信号伝達部材を備え、該第2信号伝達部材は、内部に導電体を有した絶縁体を備え、その端部は、前記導電体が外部に露出した第1導電部を介して第1信号伝達部材に接続されると共に、前記導電体が外部に露出した第2導電部を介して信号端子に電気的に接続されるため、第1信号伝達部材と信号端子とを容易且つ確実に接続することができ、しかも、導電体が剛性を有した絶縁体に内蔵されることで、断線等の発生を確実に防止して安定的な接続を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る筒内圧センサ付き燃料噴射弁の一部断面全体正面図である。 図1の筒内圧センサ付き燃料噴射弁における第2信号伝達部材近傍を示す拡大断面図である。 図1に示す第2信号伝達部材の単体側面図である。
本発明に係る筒内圧センサ付き燃料噴射弁について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る筒内圧センサ付き燃料噴射弁を示す。
この筒内圧センサ付き燃料噴射弁10(以下、単に燃料噴射弁10という)は、図1に示されるように、ハウジング12と、該ハウジング12の先端に設けられるソレノイド部14と、前記ソレノイド部14の先端に設けられる燃料噴射部16と、前記ハウジング12の基端に設けられ燃料の供給される燃料供給部18と、前記燃料噴射部16の先端に装着されるセンサ20と、図示しない電子制御ユニット(ECU)に接続された信号端子22と前記センサ20とを電気的に接続して出力信号を伝達する信号伝達部24とを含む。
なお、以下、燃料噴射弁10における燃料供給部18側を基端側(矢印A方向)、燃料噴射部16側を先端側(矢印B方向)として説明する。
ハウジング12は、本体部26と、該本体部26の基端から側方に突出したカプラ28とを有し、前記本体部26の基端に燃料供給部18が設けられる。燃料供給部18は、例えば、内部に燃料の供給される供給通路(図示せず)を有し、図示しない燃料配管を通じて供給された燃料を前記供給通路から燃料噴射部16側へと供給する。また、カプラ28には、図示しない電子制御ユニットに接続されたコネクタ(図示せず)が着脱自在に装着される。
ソレノイド部14は、図1及び図2に示されるように、円筒状のコイルハウジング30と、前記コイルハウジング30の内部に収納されるボビン32と、前記ボビン32に巻回されるコイル34と、前記コイル34の励磁作用下に変位する可動コア(図示せず)とを有し、前記コイルハウジング30の基端がハウジング12の先端に対して連結される。
ボビン32の基端側には端子支持部36が形成され、一対の給電端子38と信号端子22の先端がそれぞれ保持される。これにより、給電端子38は、端子支持部36を介してコイル34と電気的に接続される。一方、給電端子38及び信号端子22の基端側は、カプラ28の内部において内壁面から突出し、その一部が外部に露出している。
そして、図示しないコネクタがカプラ28に接続されることで、各給電端子38及び信号端子22と電子制御ユニットとが接続され、該電子制御ユニットから前記給電端子38に通電されることによりコイル34が励磁して磁力が生じる。これにより、コイル34の励磁作用下に可動コアがボビン32の内部で変位し、燃料噴射部16に設けられた弁体(図示せず)を吸引して開弁させる。
燃料噴射部16は、ソレノイド部14の先端に連結されるバルブハウジング40と、該バルブハウジング40の先端に内蔵された弁体(図示せず)とを備え、前記バルブハウジング40の内部には燃料供給部18から燃料が供給され、弁体がソレノイド部14の励磁作用下に基端側(矢印A方向)へと移動することにより、先端から燃料が所定圧力で燃焼室内へと噴射される。
このバルブハウジング40は、例えば、金属製材料から形成され、ソレノイド部14の先端を閉塞する第1フランジ部42と、該第1フランジ部42から先端側(矢印B方向)に向かって一直線上に延在する第1筒部44とを有し、前記第1筒部44の先端には、その外周側に円筒状のセンサ20が圧入され嵌合される。
第1フランジ部42には、その基端面から先端面に向かってバルブハウジング40の軸方向(矢印A、B方向)に貫通したガイド孔46(図2参照)が形成され、前記ガイド孔46には、後述する第2信号伝達部材50の第1接続部74が挿入される。
センサ20は、図1に示されるように、例えば、その内部に圧電素子(図示せず)を備え、該圧電素子に接続された接続端子(図示せず)が基端側(矢印A方向)へと延在している。また、センサ20の外周面には、後述するカバー部材56の保持部68が当接する。
そして、センサ20は、例えば、その先端内周側が前記バルブハウジング40に対して全周溶接によって結合される。
信号伝達部24は、バルブハウジング40の外周側に設けられ、センサ20に接続された第1信号伝達部材48と、前記ソレノイド部14のコイルハウジング30に収納され、前記第1信号伝達部材48と信号端子22とを接続する第2信号伝達部材50とを含む。
第1信号伝達部材48は、例えば、樹脂製材料から円筒状に形成され、バルブハウジング40における第1筒部44の外周側に設けられる第1絶縁体52と、前記第1絶縁体52の内部に設けられ、通電可能な材料から形成された第1導電層54とを有する。そして、第1絶縁体52の外周側にはカバー部材56が装着され、該第1絶縁体52が覆われる。
第1絶縁体52は、例えば、耐熱性樹脂等の樹脂製材料から形成され、バルブハウジング40の形状に対応し、第1筒部44の外周側を覆うように円筒状に形成された第2筒部58と、第1フランジ部42の外周側を覆うように形成された第2フランジ部60とを備える。
この第1絶縁体52の径方向に沿った厚さ中央には、第2筒部58から第2フランジ部60まで延在するように第1導電層54が形成される。この第1導電層54は、例えば、メッキ層からなり、略一定の厚さで前記第1絶縁体52に沿って円筒状に形成され、その先端が、第1絶縁体52の先端において外部に露出し、センサ20の接続端子と半田等によって電気的に接続される。
一方、第1導電層54の基端は、図2に示されるように、第2フランジ部60において外縁部に向かって半径外方向に延在し、バルブハウジング40側(矢印A方向)に向かって窪んだ収納部62が形成される。この収納部62は、バルブハウジング40側となる底面に該バルブハウジング40のガイド孔46と連通した接続孔66が形成される。
カバー部材56は、例えば、金属製材料から円筒状に形成され、バルブハウジング40及び第1絶縁体52の形状に対応して第1及び第2筒部44、58及び第1及び第2フランジ部42、60を覆うように基端側(矢印A方向)が拡径して形成される。このカバー部材56の先端には、センサ20の基端側の外周面を保持する保持部68が形成され、センサ20に装着される。
第2信号伝達部材50は、例えば、樹脂製材料から形成され、軸方向(矢印A、B方向)に沿って所定長さを有した第2絶縁体70と、該第2絶縁体70の内部に設けられ、通電可能な材料から形成された第2導電層(導電体)72とを有する。そして、コイルハウジング30内においてコイル34の外周側に配置されると共に、樹脂製材料によって一体的にモールドされることで保持される。
第2導電層72は、第1導電層54と同様に、例えば、メッキ層からなり、略一定の厚さで第2信号伝達部材50の軸方向(矢印A、B方向)に沿って先端から基端まで延在している。
この第2絶縁体70の先端は、基端側に対して縮径してピン状に形成された第1接続部74を有し、前記第1接続部74には、その外周面に沿って第2導電層72の一部が環状に露出した第1導電部76が形成される。
そして、ソレノイド部14の先端にバルブハウジング40の第1フランジ部42が装着された際、第1接続部74が前記第1フランジ部42のガイド孔46を通じて収納部62内に突出し、例えば、前記収納部62と第1接続部74の第1導電部76とを半田78で接続することにより、第1信号伝達部材48と第2信号伝達部材50とが電気的に接続される。
一方、第2信号伝達部材50の基端には、軸線と直交する方向に突出した第2接続部80が形成され、その一端部に形成され信号端子22側に突出した小径部82と、他端部に形成され前記小径部82に対して拡径し、カバー部材56の内周面に当接する大径部84とを備える。
また、小径部82及び大径部84の内部には、それぞれ軸方向に沿って貫通した第1及び第2孔部86、88が形成され、該第1及び第2孔部86、88は、前記小径部82及び大径部84の外周径に対応して、第2孔部88が第1孔部86に対して大径で形成される。なお、小径部82及び大径部84は、例えば、断面円環状にそれぞれ形成される。
この第2接続部80には、第2導電層72の基端が外部に露出した第2導電部90が設けられ、該第2導電部90は小径部82の端面から外周面、大径部84における外周面の一部までを覆うように円筒状に形成されると共に、該端面から第1孔部86の内部へも延在している。なお、第2導電部90は、第1孔部86の端部を覆うことはなく該第1孔部86は軸方向に開口した状態となる。すなわち、第2導電層72は、その先端及び基端に形成された第1及び第2導電部76、90のみが第2絶縁体70の外部に露出し、それ以外は前記第2絶縁体70の内部にモールドされることで絶縁されている。
また、第1及び第2接続部74、80は、図3に示されるように、前記第2接続部80の軸方向から見て第2絶縁体70の中心軸L上となる位置にそれぞれ配置される。詳細には、第1導電部76及び第2導電部90の中心が、第2絶縁体70の中心軸L上となるように形成される。これにより、第2信号伝達部材50がコイルハウジング30内にモールドされる際、第2絶縁体70に付与される圧力Pが中心軸Lを中心として均等に付与されることとなるため、該圧力Pの付与に起因した前記第2絶縁体70の変形や所定位置からの位置ずれ(移動)等が防止される。
そして、第2接続部80の小径部82が、第2導電部90を介して信号端子22に臨むように配置された状態で、第1及び第2孔部86、88に設けられた半田78を介して第2信号伝達部材50の第2導電層72を信号端子22に対して電気的に接続する。これにより、第1及び第2信号伝達部材48、50を介してセンサ20と信号端子22とが互いに電気的に接続された状態となる。
なお、上述したソレノイド部14のコイルハウジング30とカバー部材56は、信号伝達部24を構成する第1及び第2信号伝達部材48、50の外周側をカバーするカバー手段として機能し、該信号伝達部24が燃料噴射弁10の外部に存在している水分等に接することで短絡してしまうことを防止する。
本発明の実施の形態に係る燃料噴射弁10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、信号伝達部24を構成する第2信号伝達部材50を、信号端子22及び第1信号伝達部材48にそれぞれ接続する場合について説明する。
先ず、第2信号伝達部材50をソレノイド部14におけるコイル34の外周側に配置し、その第2接続部80を信号端子22に臨む位置に配置する。そして、第2接続部80の小径部82を信号端子22側とした後、大径部84の端部側から第1及び第2孔部86、88に半田78を挿入し、図示しない加熱装置(レーザー照射機)によって加熱して溶融させることで、流動した半田78が第1孔部86を満たすと同時に前記小径部82と前記信号端子22との間に形成された間隙へと流入する。そして、半田78が冷却されて固化することで、第2信号伝達部材50がコイル34の外周側に配置された状態で第2導電部90と信号端子22とが電気的に接続される。
次に、ソレノイド部14を構成するコイルハウジング30が第2信号伝達部材50の外周側に装着された状態で、該コイルハウジング30の内側へ溶融した樹脂製材料を流し込むことでモールドする。これにより、第2信号伝達部材50がコイルハウジング30の内部で固定され一体的に保持される。この際、第2信号伝達部材50は、その第1及び第2接続部74、80がいずれも第2絶縁体70の中心軸L上に配置されているため、モールド時に付与される圧力Pが該第2絶縁体70の中心軸Lを中心とし、その両側から均等に付与されることとなる。そのため、この圧力付与に起因した第2信号伝達部材50の変形や移動が確実に防止され、それに伴って、断線等の発生が防止されると共に、第2接続部80と信号端子22との接続部位に過大な負荷が生じることがないため、その接続状態が好適に維持される。
次に、ソレノイド部14の先端をバルブハウジング40の第1フランジ部42へと組み付ける。この際、第2信号伝達部材50の第1接続部74がバルブハウジング40のガイド孔46に挿入され、バルブハウジング40に組み付けられた第1信号伝達部材48の収納部62側へと突出する。
そして、収納部62内に半田78を設置し、図示しない加熱装置によって前記半田78を加熱して溶融させることで、第1接続部74の第1導電部76と収納部62の第1導電層54とが電気的に接続され、それに伴って、第1信号伝達部材48の基端と第2信号伝達部材50の先端とが電気的に接続された状態となる。
最後に、このように第1信号伝達部材48の外周側にカバー部材56が装着される。
このように、信号伝達部24を構成する第2信号伝達部材50を、樹脂製材料からなる第2絶縁体70と、該第2絶縁体70の内部にモールドされた第2導電層72とから形成し、前記第2絶縁体70の先端側に、第2導電層72の露出した第1導電部76を形成し、該第1導電部76を介して第1信号伝達部材48と接続すると共に、前記第2絶縁体70の基端側に、第2導電層72の露出した第2導電部90を形成し、該第2導電部90を介して信号端子22と接続している。そのため、第2信号伝達部材50を介して第1信号伝達部材48と信号端子22とを容易且つ確実に接続することができ、しかも、第2導電層72が剛性を有した第2絶縁体70に内蔵されることで、断線等の発生を確実に防止して安定的な接続を実現することができる。
また、第2信号伝達部材50は、その先端側に形成された第1接続部74と、基端側に形成された第2接続部80が、第2絶縁体70の中心軸L上となる位置に設けられているため、前記第2信号伝達部材50をコイルハウジング30内でモールドした際、その圧力Pが第2絶縁体70に対して中心軸Lを中心とし、その両側から均等に付与されることとなる。そのため、この圧力Pに起因した第2絶縁体70の変形や位置ずれ等が防止され、断線等の発生が回避されることで、第1信号伝達部材48と信号端子22とが確実且つ安定的に接続される。
さらに、第2絶縁体70の先端に、ピン状の第1接続部74を形成し、該第1接続部74をバルブハウジング40のガイド孔46へ挿入することで、第1信号伝達部材48の収納部62に対して容易に位置決めして接続することが可能となり、しかも、コイルハウジング30の内部で第2信号伝達部材50を一体的にモールドする場合にも該第2信号伝達部材50がモールド時の圧力Pによって移動してしまうことがない。
さらにまた、ソレノイド部14において、第2導電層72を有した第2信号伝達部材50をコイル34の外周側に隣接して配置した場合でも、前記第2導電層72が樹脂製材料からなる第2絶縁体70によって被覆されているため、該第2導電層72とコイル34とが直接接触してしまうことがなく、前記コイル34との短絡を確実に防止することができる。
なお、上述した実施の形態では、第1信号伝達部材48には出力信号を伝達可能な第1導電層54を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、出力信号を伝達可能な導電体としてケーブル等を用いるようにしてもよい。
次に、上述したように組み立てられた燃料噴射弁10の動作について簡単に説明する。
内燃機関の運転中において、図示しない電子制御ユニットからの制御信号によって燃料噴射弁10の給電端子38からコイル34に通電がなされ、前記コイル34が励磁することで燃料噴射部16の弁体が開弁し、燃料供給部18の供給通路に供給された高圧の燃料が燃料噴射部16を介して前記内燃機関の燃焼室内へと直接噴射される。この際、センサ20は、燃焼室内の圧力(筒内圧)が付与されることで、該圧力に応じて圧電素子が電圧を発生して出力信号として出力する。この出力信号は、接続端子、第1信号伝達部材48、第2信号伝達部材50、信号端子22を介して電子制御ユニットへと出力され、例えば、燃焼室の圧力に基づいた燃焼制御等に利用される。
なお、本発明に係る筒内圧センサ付き燃料噴射弁は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…筒内圧センサ付き燃料噴射弁 12…ハウジング
14…ソレノイド部 16…燃料噴射部
18…燃料供給部 20…センサ
22…信号端子 24…信号伝達部
30…コイルハウジング 40…バルブハウジング
48…第1信号伝達部材 50…第2信号伝達部材
52…第1絶縁体 54…第1導電層
56…カバー部材 70…第2絶縁体
72…第2導電層 74…第1接続部
76…第1導電部 80…第2接続部
90…第2導電部

Claims (5)

  1. 内燃機関の燃焼室に対して燃料を直接噴射する燃料噴射弁の端部に燃焼室内の筒内圧を検出するセンサを有した筒内圧センサ付き燃料噴射弁において、
    前記燃焼室内に配置され、前記燃料の噴射状態を切り換える弁体を内部に有したバルブハウジングと、
    前記バルブハウジングの先端に装着されるセンサと、
    前記センサに接続される第1信号伝達部材と、該第1信号伝達部材に接続されると共に、前記筒内圧に基づいた信号を外部へ出力する信号端子に接続される第2信号伝達部材とを有した信号伝達部と、
    を備え、
    前記第2信号伝達部材は、内部に導電体を有した絶縁体からなり、前記絶縁体の端部には、該導電体が外部に露出して前記第1信号伝達部材に電気的に接続される第1導電部と、該導電体が外部に露出して前記信号端子に電気的に接続される第2導電部とを備え、前記バルブハウジングに連結され、通電作用下に励磁するコイルを有し、前記コイルの励磁作用下に前記弁体を変位させる駆動力を発生させるソレノイド部の内部に設けられ、前記コイルに臨むように隣接して配置されることを特徴とする筒内圧センサ付き燃料噴射弁。
  2. 請求項1記載の燃料噴射弁において、
    前記第1導電部と前記第2導電部は、前記絶縁体の軸方向に沿った両端部にそれぞれ設けられ、且つ、前記絶縁体の軸線上となる位置に設けられることを特徴とする筒内圧センサ付き燃料噴射弁。
  3. 請求項2記載の燃料噴射弁において、
    前記第1導電部は、前記第1信号伝達部材側に向かって延在し、前記絶縁体に対して縮径したピン状に形成されることを特徴とする筒内圧センサ付き燃料噴射弁。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の燃料噴射弁において、
    前記第1及び第2導電部の前記導電体は環状に形成されることを特徴とする筒内圧センサ付き燃料噴射弁。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の燃料噴射弁において、
    前記導電体は、メッキ層からなることを特徴とする筒内圧センサ付き燃料噴射弁。

JP2012271927A 2012-12-13 2012-12-13 筒内圧センサ付き燃料噴射弁 Expired - Fee Related JP6096495B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012271927A JP6096495B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 筒内圧センサ付き燃料噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012271927A JP6096495B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 筒内圧センサ付き燃料噴射弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014118824A JP2014118824A (ja) 2014-06-30
JP6096495B2 true JP6096495B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=51173886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012271927A Expired - Fee Related JP6096495B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 筒内圧センサ付き燃料噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6096495B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6543509B2 (ja) * 2015-05-13 2019-07-10 本田技研工業株式会社 内燃機関の制御装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54129499A (en) * 1978-03-31 1979-10-06 Nagase Sukuriin Insatsu Kenkiy Conductor
JPS59145942A (ja) * 1983-02-09 1984-08-21 Nissan Motor Co Ltd 筒内圧検知装置
JPH08121310A (ja) * 1994-10-25 1996-05-14 Unisia Jecs Corp 筒内圧センサ一体型点火装置
JP3809919B2 (ja) * 1995-06-09 2006-08-16 株式会社日立製作所 シリンダ内圧検出装置
JPH10197380A (ja) * 1996-12-27 1998-07-31 Hokuriku Electric Ind Co Ltd 圧力センサモジュール
JPH11230016A (ja) * 1998-02-16 1999-08-24 Honda Motor Co Ltd 内燃機関用点火装置
JP2003319606A (ja) * 2002-04-18 2003-11-07 Fuji Koki Corp モータ
JP2006310546A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Toshiba Lighting & Technology Corp プリント基板および電子機器
GB0609519D0 (en) * 2006-05-12 2006-06-21 Delphi Tech Inc Fuel injector
JP2011247172A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Toyota Motor Corp 燃料噴射装置
US9587612B2 (en) * 2011-02-25 2017-03-07 Honda Motor Co., Ltd. In-cylinder pressure detecting device of direct injection type internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014118824A (ja) 2014-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6175059B2 (ja) 燃料噴射装置
US9689362B2 (en) Fuel injection valve equipped with in-cylinder pressure sensor
JP4975173B1 (ja) 内燃機関の点火コイル装置
JP6503190B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP6027423B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP6096495B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP6002565B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP6431385B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP6470977B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2008014184A (ja) 内燃機関用点火装置
JP6017293B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
US10012194B2 (en) Fuel injection valve with cylinder internal pressure sensor
JP2016133067A (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2018017138A (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁及びその製造方法
JP5932401B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP5969373B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2016133069A (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP6722538B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP5996410B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2017227125A (ja) 燃料噴射弁
JP6025542B2 (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2016133071A (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2011003684A (ja) 内燃機関用点火装置
JP2016133070A (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2018159283A (ja) 筒内圧センサ付き燃料噴射弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6096495

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees