JP2003319606A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2003319606A
JP2003319606A JP2002115740A JP2002115740A JP2003319606A JP 2003319606 A JP2003319606 A JP 2003319606A JP 2002115740 A JP2002115740 A JP 2002115740A JP 2002115740 A JP2002115740 A JP 2002115740A JP 2003319606 A JP2003319606 A JP 2003319606A
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JP
Japan
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motor
lead wire
wire
wires
lead
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JP2002115740A
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English (en)
Inventor
Norio Suzuki
教郎 鈴木
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Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動弁等に装備する密封形式のモータのリー
ド線から湿気の侵入を防止する製造工程の簡単なモータ
を提供する。 【解決手段】 キャン10の内部に電力を供給するリー
ド線80をモールディング70内でリード線80a,8
0bに分割し、リード線80a,80bの芯線82a,
82bを接続端子85によって圧着接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルに使
用される電動弁を構成するモータに関し、特にモータの
リード線の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電動弁として、ステッピン
グモータを密閉された容器であるケース内に収容し、モ
ータの出力軸によりねじ部を有する弁棒を駆動し、弁本
体に設けられた弁座のオリフィスと弁体との間の開度を
調整する構成を有し、上記弁体とオリフィスとは、冷媒
に接するが、弁棒はベローズ等によりカバーして、冷媒
がモータ側へ侵入するのを防止する構造のものが、特開
平4−228984号公報にて知られている。
【0003】このものは、モータを収容するキャンの外
側は、モールディングされた樹脂材で覆い、外気に含ま
れる湿気等の侵入を防止するとともに、モータを駆動す
るリード線を、樹脂内に一体にモールディングしてい
る。リード線はキャンを貫通してモータのステータに結
線されている。
【0004】モータに連結されるリード線は、導体であ
る芯線を樹脂等で被覆した構造を有する。
【0005】芯線は細径の導線をより合せた構造を有
し、折り曲げに耐える構造となっている。したがって、
芯線内部には細かな空間が存在し、芯線と被覆との間に
も微細な空間が存在する。
【0006】キャン内部に配設されるモータの動作によ
る冷媒の流通によりキャン内部の本体に近い部分が冷え
るために、キャン内部の圧力低下が生ずる。この圧力低
下が生ずると、外気に含まれる湿気がモータのリード線
の微細空間を介してキャン内部に侵入し結露となる。か
くの如く、キャン内部には所謂呼吸作用により外部の湿
気が侵入し、結露する。この結露した水分は、モータに
対して悪影響を及ぼすこととなるのである。
【0007】このような、モータ内部への湿気の侵入に
よって生じる不具合を解消するために、本出願人は、特
開平11−150903号公報に示されるモータの構造
を提案している。
【0008】すなわち、上記モータの構造は、密閉容器
であるキャンと、その内部に配設されるステータ及びロ
ータと、キャンの外側を覆うプラスチックモールディン
グと、プラスチックモールディングに一体に埋め込まれ
てモータのステータと外部の電源を連結するリード線を
モールディング内部で2分割し、切断された2本のリー
ド線の芯線をハンダで結合してなる結合部を形成する構
造を有している。
【0009】さらに、このモータは、上記リード線を分
割し、モータ側のリード線と電源側のリード線とに構成
し、これらリード線間をハンダで結合した結合部を形成
してモータを構成している。
【0010】かかるモータによれば、リード線の芯線内
に構成されている微細空間を伝わって侵入してくる湿気
が、上記結合部のハンダによって微細空間が塞がれるこ
とにより、その侵入が停止され、結合部からさらにモー
タ側に侵入することは防止されるのである。
【0011】図5を用いて、上記モータを適用した電動
弁の断面構造を説明する。
【0012】全体を符号1で示す電動弁は、モータのハ
ウジングであるキャン10内に固定されるステータ20
と、ロータ22からなるモータを有する。ロータ22に
取り付けられたモータ軸24は、ピニオン30を駆動
し、ピニオン30に噛み合うギヤ32は、ドライバ34
を介して駆動軸36を回動する。駆動軸36は、弁本体
40に形成されるねじ部に螺合しており、駆動軸36は
回転運動を直線運動に変換して弁軸42を上下動させ
る。弁軸42の先端には弁体44が取り付けてあり、弁
本体40に設けられた弁座50との間の流路の開度を調
節する。
【0013】弁本体40には冷媒の流入口と流出口に通
ずる2本のパイプ52,54が接続される。
【0014】弁軸42には、ベローズ48の一端が取り
付けられ、ベローズ48の他端は弁本体40に固定され
たリング46に取り付けられる。このベローズ48は弁
軸の上下動を許容しつつ、冷媒がモータ側へ侵入するの
を防止する機能を有する。
【0015】キャン10の外側は、樹脂モールディング
70で覆われて防水される。このモールディング70内
には、モータに結線されるリード線80が一体に組み込
まれる。リード線80は、芯線82と芯線を覆う被覆層
84を有し、芯線82はモータのステータ20に結線さ
れる。
【0016】図6に、リード線の構造を示す。リード線
80は、芯線82の周囲を絶縁性のプラスチック材でつ
くられた被覆層84で覆って構成される。
【0017】芯線82は、多数の細径の導線により構成
されるので、各導線間に隙間がある。また、芯線82と
被覆層84との間にも微小な隙間が存在する。
【0018】このリード線80をそのままの状態でモー
ルディング70内に埋め込むと、キャン10内部の温度
変化に応じて、リード線80内部の微細空間を伝って空
気中の湿気がキャン内部に侵入し、結露する現象が発生
する。
【0019】しかるに、図7に示す如くリード線を途中
で切断して2本のリード線80a,80bに分割し、そ
の芯線82a,82bをハンダ100により結合する結
合部を形成する構造を採用することによって、結合部の
ハンダ100が、芯線82a,82b内に浸透し、芯線
内に構成されている微細空間を塞ぐこととなり、湿気の
侵入が上記結合部にて停止され、湿気の侵入は防止され
る。
【0020】そして、この結合部とともに、リード線8
0a,80bをモールディング70に一体成型する。
【0021】例えば、リード線80aが電動弁の外部の
電源に接続されているものとすると、外気に含まれる湿
気は、芯線82a内に形成される微細空間を通って、モ
ータ側のリード線80b側へ伝達されようとするが、結
合部で両芯線82a,82b内の微細空間は塞がれてい
るので、湿気はモータ側へ侵入することはできない。
【0022】また、リード線80aの芯線82aと被覆
層84aとの間を通って侵入してくる水分も、結合部の
モールディングで制止される。
【0023】しかしながら、この構成はリード線をハン
ダ付けしなければならず、製造工数を要することにな
る。とくにリード線を6本必要とする場合などには、製
造工程が煩雑になるというおそれがある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハンダ付け
工程を有する上記モータの構造が有する問題を解決する
もので、リード線を介して湿気がモータのキャン内に侵
入することを阻止した、製造時の煩雑さを低減すること
ができるモータを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、リード線が電源側とモータ側とに分割さ
れ、その分割部の芯線を接続端子によって圧着接続した
結合部を有してモータを構成した。
【0026】さらに、本発明は、密閉容器であるキャン
内部に配設されるモータのステータ及びロータと、キャ
ンの外側を覆うプラスチックモールディングと、プラス
チックモールディングに一体に埋め込まれてモータのス
テータと外部の電源を連結するリード線を備え、リード
線をモールディング内部で2分割し、切断された2本の
リード線の芯線を接続端子によって圧着接続してモータ
を構成した。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明にかかるモータの構成を図
1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明にかかるモ
ータの構造を説明するキャン外装を示す図であり、図2
は、キャン外装をモールドした状態を示す図である。図
3は、結合部の構造を説明する図。図4は、図3のA−
A線での断面図である。
【0028】本発明のかかるモータは、図5に示した従
来の電動弁用モータにおいて、リード線80の結合形態
を変えた点に特徴を有する。すなわち、この発明では、
図1から図4に示すように、リード線80を2本のリー
ド線80a,80bに分割し、その芯線82a、82b
を接続端子85により接続している。リード線が6本の
場合、隣接する接続端子85を千鳥状に並べ、キャン1
0の表面に配置した絶縁紙86上に配置し、接続部をビ
ニルテープなどの絶縁テープ87で締め付けて固定して
いる。
【0029】このように、隣接配置されたリード線80
をキャン10表面に固定した組立体を、図2に示すよう
にモールド樹脂によってモールディング70しても、露
出した絶縁部分を有するリード線80が千鳥状に配置さ
れているので、互いに絶縁状態を保持することができ
る。
【0030】リード線80の接続部の状態を図3,4を
用いて説明する。リード線80は、例えばステッピング
モータ異なる位相の巻線に順次電力を供給する線であ
り、例えば6本のリード線からなる。リード線80は、
複数本の導電性細線を寄せ集めた芯線82と、芯線82
の表面を被覆する絶縁性の被覆層84とから構成され
る。それぞれのリード線80は、電力供給側80aとモ
ータ側80bに分割され、分割部の被覆層84が削除さ
れて、芯線82が露出している。このリード線80の芯
線82aと芯線82bを、互いに重なるようにU字溝状
の接続端子85内に配置し、図4に模式的に示すよう
に、接続端子85の開放端側を内側に折り曲げてかしめ
ることによって、芯線82の隣接する細線は互いに密着
して電気的に導通する。この接続部を有するリード線8
0を千鳥状に配置固定した後、その外側をモールド樹脂
によってモータキャン10と一体にモールディング70
することによって、露出部分がモールド樹脂によって覆
われ、外部からキャン10内部に通じる細隙はなくな
り、湿気がキャン内部に達することがなくなる。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように、湿度の高い環境
等で使用されるモータのハウジング内に接続されるリー
ド線の途中に結合部を作成し、リード線の内部に形成さ
れる微細空間を塞いだ構造を提供するものである。この
構造により、モータのハウジング内の温度変化によって
リード線内部を通って、外部から侵入する湿気を遮断
し、防水を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電動弁のモータのキャン構造を説明
する正面図。
【図2】 本発明の電動弁のモータ部の外観を説明する
図。
【図3】 本発明にかかるリード線の結合部の構造を示
す説明図。
【図4】 図3のA−A線での断面図。
【図5】 従来の電動弁の断面図。
【図6】 従来のリード線の一般構造を示す説明図。
【図7】 改良された従来のリード線の結合部の構造を
示す説明図。
【符号の説明】
1 電動弁 10 キャン 20 ステータ 22 ロータ 24 出力軸 36 ねじ棒 40 弁本体 44 弁体 50 弁座 70 樹脂モールディング 80 リード線 82 芯線 85 接続端子 86 絶縁材 87 固定テープ 100 ハンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード線が電源側とモータ側とに分割さ
    れ、その分割部の芯線を接続端子によって圧着接続した
    結合部を有することを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 密閉容器であるキャン内部に配設される
    モータのステータ及びロータと、キャンの外側を覆うプ
    ラスチックモールディングと、プラスチックモールディ
    ングに一体に埋め込まれてモータのステータと外部の電
    源を連結するリード線を備え、リード線をモールディン
    グ内部で2分割し、切断された2本のリード線の芯線を
    接続端子によって圧着接続したことを特徴とするモー
    タ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082357A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2014118823A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Keihin Corp 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2014118824A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Keihin Corp 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
WO2019065340A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 日本電産サーボ株式会社 モータ

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