JP6095861B1 - 回転電機および加振装置 - Google Patents

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Abstract

固定子101と固定子101の内側に設けられる回転子102とを備えた回転電機100であって、固定子101は、筒状の固定子鉄心2を備え、回転子102は、固定子鉄心2の内側に設けられる回転軸4と、回転軸4の外周面上に設けられる第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32と、回転軸4の一端部に設けられる第1の軸受5と、回転軸4の他端部に設けられる第2の軸受6と、第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32が対向する部分において回転軸4に設けられ、外周部が固定子鉄心2に固定される第3の軸受7とを備える。

Description

本発明は、固定子と固定子の内側に設けられる回転子とを備えた回転電機および加振装置に関する。
加振装置に搭載される回転電機には低慣性かつ高トルクが要求される。特許文献1には低慣性かつ高トルクを実現する回転電機が開示される。
特許文献1に示す回転電機は、筒状のフレームと、フレームの両端部を閉塞する複数のブラケットと、フレームの内側に固定され軸方向に互いに離れて設けられる複数の固定子鉄心とを備える。
また特許文献1に示す回転電機は、複数の固定子鉄心の内側に設けられる回転軸と、回転軸に固定され軸方向に離れて設けられる複数の回転子鉄心と、複数の固定子鉄心の間に設けられフレームの内側からフレームの中心に向けて伸びる軸受支持部とを備える。
また特許文献1に示す回転電機は、回転軸の第1の端部側に設けられブラケットに固定される第1の軸受と、回転軸の第2の端部側に設けられブラケットに固定される第2の軸受と、複数の回転子鉄心の間に設けられ外周部が軸受支持部に固定される第3の軸受とを備える。
特許文献1に示す回転電機によれば、第3の軸受により回転軸の中間部が回転自在に支持される。これにより、回転子の慣性を低減するために回転子を細長い形状にしても回転子の曲げ剛性が確保され、低慣性かつ高トルクの回転電機を得ることができる。
特開2011−160564号公報
特許文献1に開示された回転電機では、軸方向に離れた複数の固定子鉄心が必要であると共に、第3の軸受を支持するための軸受支持部が必要である。そのため軸受支持部を備えない回転電機に比べて、部品点数が増加し、組立性が低下するといった課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転子の慣性を低下させながら組立性を向上できる回転電機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の回転電機は、固定子と固定子の内側に設けられる回転子とを備えた回転電機であって、固定子は、筒状の固定子鉄心を備える。回転子は、固定子鉄心の内側に設けられる回転軸と、互いに離れて回転軸の外周面上に設けられる複数の回転子鉄心と、回転軸の一端部に設けられる第1の軸受と、回転軸の他端部に設けられる第2の軸受と、複数の回転子鉄心が対向する部分において回転軸に設けられ、外周部が固定子鉄心に固定される第3の軸受とを備え、固定子鉄心は、内径が異なる第1の内周面および第2の内周面の境界に段差部を備え、第3の軸受は、段差部に設けられる。
本発明に係る回転電機は、回転子の慣性を低下させながら組立性を向上できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る回転電機の断面図 本発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子の断面図 本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の断面図 図1に示す固定子鉄心の内側に回転子を組み付けると共にフレームに第2のブラケットを取付けるときの状態を示す図 本発明の実施の形態2に係る回転電機の断面図 図5に示すブッシュの斜視図 本発明の実施の形態3に係る回転電機が備える回転子の断面図 本発明の実施の形態4に係る加振装置の構成図
以下に、本発明の実施の形態に係る回転電機および加振装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る回転電機の断面図である。図2は本発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子の断面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の断面図である。
図1から図3を参照して実施の形態1に係る回転電機100の構成を説明する。
図1に示す回転電機100は、固定子101と、固定子101の内側に設けられる回転子102とを備える。実施の形態1の回転電機100は、かご形誘導電動機であり、回転子102はかご形回転子である。
固定子101は、筒状のフレーム10と、フレーム10の第1の端面10aに固定される第1のブラケット11と、フレーム10の第2の端面10bに固定される第2のブラケット12と、フレーム10の内側に固定される筒状の固定子鉄心2とを備える。
第1のブラケット11および第2のブラケット12のそれぞれは、図示しない締結部材を用いてフレーム10に固定される。
図2に示すように、第1のブラケット11の中央部には貫通穴13が形成されている。第2のブラケット12の中央部には貫通穴14が形成されている。
固定子鉄心2は、電磁鋼板母材から打ち抜かれた環状の薄板を複数枚積層して、カシメまたは溶接により固定して製作される。
図1に示すように固定子鉄心2は、焼き嵌めまたは冷やし嵌めによりフレーム10の内側に固定される。固定子鉄心2には、固定子鉄心2の第1の端面2aから突出するコイルエンド23と、固定子鉄心2の第2の端面2bから突出するコイルエンド24とが設けられる。
固定子鉄心2は、その内側に、第1のブラケット11側に設けられる第1の内周面21と、第2のブラケット12側に設けられる第2の内周面22と、第1の内周面21と第2の内周面22との境界部に設けられる段差部25とを備える。
図2に示すように第1の内周面21の内径ID1は、第2の内周面22の内径ID2よりも狭い。
図1に示す回転子102は、固定子鉄心2の内側に設けられる回転軸4と、回転軸4に固定され第1のブラケット11側に設けられる第1の回転子鉄心31と、回転軸4に固定され第2のブラケット12側に設けられる第2の回転子鉄心32とを備える。
また回転子102は、第1の回転子鉄心31の軸方向の一端側に設けられるエンドリング33と、第1の回転子鉄心31の軸方向の他端側に設けられるエンドリング34とを備える。軸方向は回転中心線CLが伸びる方向を示す。
また回転子102は、第2の回転子鉄心32の軸方向の一端側に設けられるエンドリング35と、第2の回転子鉄心32の軸方向の他端側に設けられるエンドリング36とを備える。
第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32のそれぞれは、電磁鋼板から打ち抜かれた複数の環状の薄板を積層して、カシメまたは溶接により固定して製作される。
第1の回転子鉄心31の内部には回転軸4を嵌め込むための貫通穴3aが形成され、第2の回転子鉄心32の内部には回転軸4を嵌め込むための貫通穴3bが形成される。
また第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32のそれぞれの内部には、図示しない複数のスロットが形成される。
当該複数のスロットは回転子の周方向に配列される。当該複数のスロットには、銅またはアルミニウムで形成される導体が充填または挿入される。
エンドリング33,34,35,36は、当該導体の両端を短絡する。これによりかご形巻線が形成される。
エンドリング33,34,35,36の材質はアルミニウムまたはアルミニウム合金である。
回転軸4は、第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32のそれぞれの貫通穴3a,3bに、焼き嵌め、冷やし嵌め、または圧入により固定される。
回転軸4は、第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32と一体に回転することにより、回転軸4に接続される図示しない負荷へ回転エネルギーを伝達する。
なお以下では、回転子102の第1のブラケット11側を負荷側と称し、回転子102の第2のブラケット12側を反負荷側と称する場合がある。
回転子102は、回転軸4の一端部に設けられる第1の軸受5と、回転軸4の他端部に設けられる第2の軸受6とを備える。
また回転子102は、第1の回転子鉄心31と第2の回転子鉄心32との間の回転軸4に設けられる第3の軸受7を備える。
第1の軸受5、第2の軸受6、および第3の軸受7のそれぞれの種類は、ころ軸受、または玉軸受である。
第1の軸受5は、第1のブラケット11の中央部の貫通穴13に嵌め込まれ、その外周部が第1のブラケット11に固定される。
第2の軸受6は、第2のブラケット12の中央部の貫通穴14に嵌め込まれ、その外周部が第2のブラケット12に固定される。
第3の軸受7は、その内周部が回転軸4に固定され、その外周部が固定子鉄心2に固定される。
第3の軸受7の内輪と第1の回転子鉄心31との間には第1のワッシャ8が設けられる。第1のワッシャ8は、第3の軸受7の外輪と第1の回転子鉄心31との接触を防ぐために設けられる。
第3の軸受7の内輪と第2の回転子鉄心32との間には第2のワッシャ9が設けられる。第2のワッシャ9は、第3の軸受7の外輪と第2の回転子鉄心32との接触を防ぐために設けられる。
回転軸4は、第1のブラケット11に固定された第1の軸受5と、第2のブラケット12に固定された第2の軸受6と、固定子鉄心2に固定された第3の軸受7とにより、固定子101の内部で回転自在に支持される。
第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32のそれぞれは、回転軸4の回転中心線CLと同軸に固定子鉄心2の内側に設けられる。
回転子102の第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32のそれぞれの外周面と固定子鉄心2の内周面との間には、隙間が確保されている。
図3に示す回転子102の組立手順を説明する。
(1)回転軸4の負荷側に第1の回転子鉄心31が組み付けられる。
(2)第1の回転子鉄心31の反負荷側の回転軸4に第1のワッシャ8が組み付けられる。
(3)第1のワッシャ8の反負荷側の回転軸4に第3の軸受7が組み付けられる。
(4)第3の軸受7の反負荷側の回転軸4に第2のワッシャ9が組み付けられる。
(5)第2のワッシャ9の反負荷側の回転軸4に第2の回転子鉄心32が組み付けられる。
(6)第1の回転子鉄心31の負荷側の回転軸4に第1の軸受5が組み付けられる。
(7)第2の回転子鉄心32の反負荷側の回転軸4に第2の軸受6が組み付けられる。
図3には、第3の軸受7から第1の軸受5までの第1の軸方向長L1と、第3の軸受7から第2の軸受6までの第2の軸方向長L2とが示される。第1の軸方向長L1と第2の軸方向長L2との関係性に関しては後述する。
図3には、第1の軸受5の直径OD1と、第2の軸受6の直径OD2と、第1の回転子鉄心31の直径OD3と、第2の回転子鉄心32の直径OD4と、第3の軸受7の直径OD5との関係が示される。
OD1、OD2、OD3、OD4、およびOD5は、OD1=OD2<OD3<OD4<OD5の関係性を有する。
図3に示すOD3の寸法は図2に示すID1の寸法より小さい。図3に示すOD4の寸法は図2に示すID2の寸法より小さい。図3に示すOD5の寸法は図2に示すID2の寸法と等しい。
図4は図1に示す固定子鉄心の内側に回転子を組み付けると共にフレームに第2のブラケットを取付けるときの状態を示す図である。
回転子102はフレーム10の反負荷側の開口部からフレーム10内に挿入される。
このとき回転子102は、第1の回転子鉄心31および第2の回転子鉄心32のそれぞれが固定子鉄心2の内周面と接触しないように挿入される。
そして第3の軸受7が段差部25に接することにより、回転子102の負荷側への位置決めがなされる。
その後、フレーム10の反負荷側に第2のブラケット12が固定される。これにより図1に示す回転電機100が得られる。
以上に説明したように実施の形態1の回転電機100では、第1の回転子鉄心31と第2の回転子鉄心32との間に第3の軸受7が配置され、第3の軸受7が固定子鉄心2に固定される。
第3の軸受7が固定子鉄心2に固定されることにより、回転子102の中央部が第3の軸受7に支えられる。
そのため、回転子102の慣性を低下させながらトルクを向上させるために、回転子102の軸方向における寸法を長くした場合でも、回転子102の曲げ剛性が確保される。これにより回転子102のたわみを抑制できる。
従って、第3の軸受7を固定するための軸受固定部材を追加することなく、回転子102の振動を抑制できる。
その結果、実施の形態1の回転電機100によれば、軸受固定部材を用いた回転電機に比べて、固定子101を構成する部品数が減り、組立工数を低減できる。
また実施の形態1の回転電機100は、軸受固定部材が不要であるため、軸受固定部材が破損して回転電機100内に飛散するといったことも防止でき、回転電機100の運転時における信頼性が向上する。
実施の形態1の回転電機100は固定子鉄心を軸方向に分割した構造にする必要がない。固定子鉄心を軸方向に分割した構造の場合、分割された固定子鉄心のそれぞれの軸方向端部に、コイルエンドを設ける必要がある。具体的には、固定子鉄心が2つに分割されている場合、合計で4つのコイルエンドが必要となる。
実施の形態1の回転電機100は、1つの固定子鉄心2を用いるため、2つのコイルエンド23,24を設ければよい。これにより固定子101の組立工数を低減できる。
また固定子鉄心を軸方向に分割した構造とした場合、複数の固定子鉄心の間の隙間分だけトルクが減少する。減少したトルクを賄うためには固定子鉄心の軸方向長を当該隙間分だけ長くする必要がある。また当該隙間分の回転子鉄心の軸方向長も長くする必要がある。
実施の形態1の回転電機100では、1つの固定子鉄心2を用いるため、回転子鉄心の軸方向長を相対的に短くでき、その分の回転子102の慣性を低減できるという効果も得られる。
なお実施の形態1の回転電機100は、かご形誘導電動機に限定されず、永久磁石形回転子を用いた同期電動機でもよい。同期電動機の場合、エンドリング33,34,35,36が不要となり、回転子102の組立工数を低減できる。
一方、実施の形態1の構造をかご形誘導電動機に適用した場合、かご形回転子の回転モーメントは、永久磁石形回転子の回転モーメントより小さくなる。回転子鉄心を構成する電磁鋼板および永久磁石の容積は、かご形回転子を構成する回転子鉄心の容積に比べて高いためである。
従って実施の形態1の回転電機100がかご形誘導電動機である場合、回転子102の慣性を低下させながら組立性を向上できるという効果が得られる。
なお実施の形態1の回転電機100では固定子鉄心2の内周面に段差部25を設けているが、段差部25を設けずに、第3の軸受7の外周面が固定子鉄心2の内周面に固定される構造としてもよい。
段差部25を設けない場合でも回転軸4のたわみを抑制できるが、段差部25を設けることにより回転子102の軸方向における移動を制限でき、回転子102が高速回転する際における軸方向における振動を効果的に抑制できる。
また実施の形態1の回転子102は、第3の軸受7から第1の軸受5までの第1の軸方向長L1が、第3の軸受7から第2の軸受6までの第2の軸方向長L2よりも小さくなるように構成してもよい。
第1の軸方向長L1が第2の軸方向長L2よりも小さくなるように構成すれば、負荷側に配置された軸受の荷重が軽減されて軸受寿命が長くなり、またより一層大きなラジアル荷重に耐えられるという効果を得ることができる。
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2に係る回転電機の断面図である。
実施の形態1の回転電機100と実施の形態2の回転電機100−2との相違点は以下の通りである。
(1)第3の軸受7の代わりに第3の軸受7−2が用いられていること。
(2)第3の軸受7−2の直径は、実施の形態1の第3の軸受7の直径よりも小さいこと。
(3)第3の軸受7−2と固定子鉄心2との間に環状のブッシュ50が設けられていること。
図6は図5に示すブッシュの斜視図である。
ブッシュ50は、図5に示す段差部25と対向する第1の端面54と、第1の端面54側に設けられた第1の内周面51と、第1の端面54の反対側の第2の端面55と、第2の端面55側に設けられた第2の内周面52と、第1の内周面51と第2の内周面52との境界部に設けられる段差部53とを有する。
第1の内周面51の内径ID3は、図5に示す固定子鉄心2の第2の内周面22の内径よりも狭く、かつ、第3の軸受7−2の外径よりも狭い。
第2の内周面52の内径ID4は、図5に示す第3の軸受7−2の外径と等しい。
ブッシュ50の外径OD6は、図5に示す固定子鉄心2の第2の内周面22の内径と等しい。
ブッシュ50の材料は、アルミニウム合金、オーステナイト系ステンレス合金、銅合金、鋳鉄、鋼、または鉄合金である。
アルミニウム合金としては、押出用途に使用されるA6063、または棒材に使用されるA5056がブッシュ50の材料として用いられる。
オーステナイト系ステンレス合金としては、SUS303、またはSUS304がブッシュ50の材料として用いられる。
銅合金としては、クロム銅またはベリリウム銅がブッシュ50の材料として用いられる。
鋳鉄としては、FC200に代表されるねずみ鋳鉄、またはFCD400に代表される球状黒鉛鋳鉄がブッシュ50の材料として用いられる。
鋼としては、SC450に代表される炭素鋼、またはSTKMに代表される機械構造用炭素鋼管材がブッシュ50の材料として用いられる。
鉄合金としては、SCMに代表されるクロムモリブデン鋼がブッシュ50の材料として用いられる。
ブッシュ50は、第1の端面54が図5に示す段差部25に接し、外周面56が固定子鉄心2の第2の内周面22に接し、第2の内周面52が第3の軸受7−2の外周面に接するように取付けられる。
実施の形態1では、第2の回転子鉄心32の内径に寸法公差があると、第3の軸受7と第2の回転子鉄心32との間に隙間が生じて、回転子102の振動を効果的に抑制できなくなる恐れがある。
実施の形態2のブッシュ50は、第2の回転子鉄心32の第2の内周面22の内径寸法公差に合わせて、その外径OD6が第2の回転子鉄心32の第2の内周面22の内径寸法と等しくなるように製作できる。
すなわち第2の回転子鉄心32の内径寸法に合わせてブッシュ50の外径寸法を調整することにより、第3の軸受7−2と第2の回転子鉄心32との間の隙間が小さくなる。
従って、回転子102の組み付け精度が向上し、回転子102の振動を効果的に抑制できる。
また回転子102の振動を抑制できるため、振動に起因する第3の軸受7−2内の転動体の摩耗が抑制され、第3の軸受7−2の長期使用が可能となり、回転電機100−2の信頼性が向上する。
実施の形態3.
図7は実施の形態3に係る回転電機が備える回転子の断面図である。
実施の形態1の回転子102と実施の形態3の回転子102−3との相違点は以下の通りである。
(1)回転軸4の代わりに回転軸4−3が用いられていること。
(2)回転軸4−3は、第1の回転子鉄心31と第2の回転子鉄心32との間において、軸方向に分離可能に構成されていること。
回転軸4−3は、負荷側に配置される第1の軸62と、反負荷側に配置される第2の軸63とを有する。
第1の軸62の反負荷側の端部には、穴部61が形成されている。
第2の軸63の負荷側の端部には、第1の軸62の穴部61に嵌る形状の突部60が形成されている。
突部60は、回転軸4−3の軸方向と直交する方向における断面が円形である。
突部60の外周面には雄ねじ加工が施され、穴部61の内周面には雌ねじ加工が施される。突部60の雄ねじ部が穴部61の雌ねじ部にねじ込まれることで、突部60が穴部61に嵌り、第2の軸63が第1の軸62に固定される。
実施の形態3では突部60の雄ねじ部が穴部61の雌ねじ部にねじ込まれる構成例を説明したが、実施の形態3の回転軸4−3は以下のように構成してもよい。
(1)突部60は、その外径が第2の軸63から第1の軸62に向かって先細りとなるように加工される。
(2)突部60の先端側の外径は、穴部61の内径より小さい寸法である。
(3)突部60の根本側の外径は、穴部61の内径以上の寸法である。
このように構成した回転軸4−3では、突部60が穴部61に深く押し込まれるほど、先細りの突部60の外周面と穴部61の内周面との間の摩擦力が高まる。この摩擦力により第2の軸63が第1の軸62に固定される。
実施の形態3の回転電機100によれば、回転子102−3のメンテナンス時において、第1の軸62と第2の軸63とを分離して第3の軸受7を交換できる。従って実施の形態1よりも第3の軸受7のメンテナンス性が向上する。
なお実施の形態3の回転子102−3には、実施の形態2の第3の軸受7−2およびブッシュ50を組み合わせることも可能である。この構成により実施の形態2の効果に加えて、第3の軸受7−2のメンテナンス性が向上するという効果を得ることができる。
実施の形態4.
図8は実施の形態4に係る加振装置の構成図である。
図8に示す加振装置200は、加振テーブル70に振動を伝えるための振動発生部201を備える。
振動発生部201には実施の形態1の回転電機100が内蔵され、振動発生部201は、ロッド202を介して加振テーブル70が接続される。
加振テーブル70には載置台71が固定され、載置台71には加振対象物72が固定される。加振対象物72の一例としては、電子制御機器である。
加振装置200が起動することにより回転電機100が回転し、加振テーブル70には振動が伝わり、この振動が載置台71上の加振対象物72に作用する。
実施の形態4の加振装置200によれば、軸受固定部材を有する回転電機を用いた場合に比べて、回転電機100を構成する部品点数が減る分だけメンテナンス性が向上すると共に信頼性が向上する。
また実施の形態4の加振装置200によれば、固定子鉄心を軸方向に分割した構造の回転電機と比較して、回転子の軸方向長が等しい場合には相対的に高い回転トルクが得られる。そのため、適用範囲が広がり様々な加振対象物72の試験を行うことが可能となる。
また実施の形態4の加振装置200によれば、固定子鉄心を軸方向に分割した構造の回転電機と比較して、回転電機100の軸方向長を短くできる。そのため加振装置200の小型化を図ることができる。
なお実施の形態4の加振装置200には、実施の形態1の回転電機100に代えて、実施の形態2の回転電機100−2を用いてもよい。
また実施の形態4の加振装置200には、実施の形態1の固定子101に実施の形態3の回転子102−3を組み合わせた回転電機を、実施の形態1の回転電機100の代わりに用いてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
2 固定子鉄心、2a 第1の端面、2b 第2の端面、3a,3b 貫通穴、4,4−3 回転軸、5 第1の軸受、6 第2の軸受、7,7−2 第3の軸受、8 第1のワッシャ、9 第2のワッシャ、10 フレーム、10a 第1の端面、10b 第2の端面、11 第1のブラケット、12 第2のブラケット、13,14 貫通穴、21,51 第1の内周面、22,52 第2の内周面、23,24 コイルエンド、25,53 段差部、31 第1の回転子鉄心、32 第2の回転子鉄心、33,34,35,36 エンドリング、50 ブッシュ、54 第1の端面、55 第2の端面、56 外周面、60 突部、61 穴部、62 第1の軸、63 第2の軸、70 加振テーブル、71 載置台、72 加振対象物、100,100−2 回転電機、101 固定子、102,102−3 回転子、200 加振装置、201 振動発生部、202 ロッド。

Claims (10)

  1. 固定子と前記固定子の内側に設けられる回転子とを備えた回転電機であって、
    前記固定子は、筒状の固定子鉄心を備え、
    前記回転子は、
    前記固定子鉄心の内側に設けられる回転軸と、
    互いに離れて前記回転軸の外周面上に設けられる複数の回転子鉄心と、
    前記回転軸の一端部に設けられる第1の軸受と、
    前記回転軸の他端部に設けられる第2の軸受と、
    前記複数の回転子鉄心が対向する部分において前記回転軸に設けられ、外周部が前記固定子鉄心に固定される第3の軸受と、
    を備え
    前記固定子鉄心は、内径が異なる第1の内周面および第2の内周面の境界に段差部を備え、
    前記第3の軸受は、前記段差部に設けられることを特徴とする回転電機。
  2. 前記第3の軸受は、前記段差部に接することを特徴とする請求項に記載の回転電機。
  3. 前記第3の軸受の外径は、前記複数の回転子鉄心のそれぞれの外径よりも大きく、
    前記第3の軸受は、前記段差部に接することを特徴とする請求項に記載の回転電機。
  4. 前記第1の軸受および第2の軸受のそれぞれの外径は、前記第3の軸受の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の回転電機。
  5. 前記第1の軸受は、前記回転電機の負荷側に配置され、
    前記第2の軸受は、前記回転電機の負荷の反対側に配置され、
    前記第3の軸受から前記第1の軸受までの第1の軸方向長は、前記第3の軸受から前記第2の軸受までの第2の軸方向長よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の回転電機。
  6. 前記第3の軸受と前記第2の内周面との間に配置される環状のブッシュを備えることを特徴とする請求項に記載の回転電機。
  7. 前記回転子は永久磁石形回転子であることを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の回転電機。
  8. 前記回転子はかご形回転子であることを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の回転電機。
  9. 前記回転軸は、前記複数の回転子鉄心の間において軸方向に分離可能な構造であることを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の回転電機。
  10. 請求項1から請求項の何れか一項に記載の回転電機を用いたことを特徴とする加振装置。
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