JP6221032B2 - モータ - Google Patents

モータ Download PDF

Info

Publication number
JP6221032B2
JP6221032B2 JP2013196021A JP2013196021A JP6221032B2 JP 6221032 B2 JP6221032 B2 JP 6221032B2 JP 2013196021 A JP2013196021 A JP 2013196021A JP 2013196021 A JP2013196021 A JP 2013196021A JP 6221032 B2 JP6221032 B2 JP 6221032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
press
spacer
mounting plate
fitting region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013196021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015061498A (ja
Inventor
有希雄 北邑
有希雄 北邑
晃宏 中川
晃宏 中川
丈晴 鈴木
丈晴 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2013196021A priority Critical patent/JP6221032B2/ja
Priority to CN201420513022.3U priority patent/CN204258508U/zh
Publication of JP2015061498A publication Critical patent/JP2015061498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6221032B2 publication Critical patent/JP6221032B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C25/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
    • F16C25/06Ball or roller bearings
    • F16C25/08Ball or roller bearings self-adjusting
    • F16C25/083Ball or roller bearings self-adjusting with resilient means acting axially on a race ring to preload the bearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/546Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
    • F16C19/547Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
    • F16C19/548Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings in O-arrangement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

本発明は、モータに関する。
OA機器などに用いられるアウターロータ型モータでは、ボールベアリングを保持し、かつステータおよび取付板などを保持するための支持部材となる軸受ホルダがよく用いられている。軸受ホルダは、コストを下げるために、プレス加工によって製造されることがある。プレス加工によって製造された軸受ホルダにおいて、ボールベアリングの軸方向の位置決め方法としては、例えば、特開2000−23436号公報に開示されている。当該公報のモータは、ステータコアを支持するセンターピースと、該センターピースに固定されるステータが開示されている。また、センターピースには、段差部が設けられ、軸受の軸方向の位置決めを行っている(段落0026、図1)。
また、特開2007−110791号公報には、電機子を支持するプレス加工により形成される軸受ブッシュと、該軸受ブッシュの内周面に固定されるスペーサと、が開示されている(段落0016、図1)。特開2007−110791号公報は、スペーサにより、軸受の軸方向の位置決めを行っている。
特開2000−23436号公報 特開2007−110791号公報
しかしながら、特開2000−23436号公報の構成では、センターピースに複雑な加工を施すため、成型精度が悪くなり、部品寸法にばらつきがでやすい。そのため、センターピースが、ステータや取付板を精度よく支持することが難しい。一方で、特開2007−110791号公報の構成では、軸受ブッシュの外周面に対して電機子を圧入することが記載されている(段落0019)。電機子を圧入すると、軸受ブッシュの内周面が、微小に変形する。軸受ブッシュの内周面にはスペーサが固定されるため、スペーサの外形寸法は、軸受ブッシュの内径の変形量を考慮し、厳しく設定する必要がある。そのため、スペーサの製造管理が煩雑になる可能性がある。
本発明の目的は、簡素な形状の軸受ホルダと、スペーサとを有するモータにおいて、軸受の軸方向の位置決めを行い、軸受ホルダの内周面が変形しても、軸受ホルダとスペーサとの締結強度を維持できることである。
本願の例示的な第1発明は、上下に延びる中心軸の周囲において、軸方向に延び、略円筒状である軸受ホルダと、軸受ホルダの内周面に固定される軸受部と、軸受ホルダの内周面に圧入される略円筒状であるスペーサと、軸受ホルダの外周面に圧入されるステータと、ステータよりも軸方向下側において、軸受ホルダの外周面に圧入される取付板と、軸方向に延び、軸受部により回転可能に支持されるシャフトと、シャフトの上方に固定される有蓋略円筒状のロータホルダと、ロータホルダに固定され、ステータと径方向に対向するマグネットと、を有し、軸受部は、第一軸受と、該第一軸受よりも下方に位置する第二軸受と、を有し、スペーサは、第一軸受と、第二軸受との軸方向の間に位置し、軸受ホルダは、ステータが圧入されるステータ圧入領域と、取付板が圧入される取付板圧入領域と、スペーサが圧入されるスペーサ圧入領域と、を有し、スペーサ圧入領域の少なくともどちらか一方の軸方向端部は、ステータ圧入領域の下端と取付板圧入領域の上端との軸方向の間に位置すること、を特徴とするモータである。
本願の例示的な第1発明によれば、ステータ及び取付板は、軸受ホルダの外周面に圧入されている。そして、軸受ホルダのスペーサを圧入している領域の軸方向端部が、軸受ホルダがステータを圧入している領域と、取付板を圧入している領域との間に位置する。ステータを圧入している領域及び、取付板を圧入している領域において、軸受ホルダの内径が若干小さくなる。このため、スペーサの端部は、軸受ホルダのステータを圧入している領域と、取付板を圧入している領域との間において、スペーサと軸受ホルダの締結強度が確保される。
図1は、第1実施形態に係るモータの縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係る軸受ホルダの部分拡大図である。 図3は、第2実施形態に係る軸受ホルダの部分拡大図である。 図4は、第3実施形態に係る軸受ホルダの部分拡大図である。 図5は、第4実施形態に係る軸受ホルダの部分拡大図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、取付板に対してステータ側を「上」として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、あくまで説明の便宜のために上下を定義したものであって、本発明に係るモータの使用時の向きを限定するものではない。
<1.第1実施形態>
本発明の第1実施形態について、説明する。
<1−1.モータの全体構成>
図1は、本実施形態に係るモータ1の縦断面図である。本実施形態のモータ1は、プリンタやコピー機等のOA機器に搭載され、ローラ等の駆動部を動作させるために使用される。ただし、本発明のモータは、OA機器以外の用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、自動車等の輸送機器、家電製品、医療機器、ディスクドライブ、送風ファン等に使用されて、種々の駆動力を発生させるものであってもよい。
図1に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、駆動対象となる装置の枠体に対して、相対的に静止している。回転部3は、静止部2に対して、中心軸Jを中心に回転可能に支持されている。
本実施形態の静止部2は、取付板21、回路基板22、軸受ホルダ23、軸受部24、スペーサ25、ステータ26、およびコイル27を有する。
取付板21は、中心軸Jに対して直交する方向に広がる板材である。取付板21の材料には、回路基板22より剛性が高い金属が、使用される。例えば、亜鉛めっき鋼板、SUS、アルミニウム合金などが、取付板21の材料として使用される。取付板21は、駆動対象となる装置の枠体に、固定される。
取付板21は、軸受ホルダ23が挿入される第1挿入孔210を有する。第1挿入孔210は、中心軸Jと略同軸に設けられた円孔である。また、取付板21は、取付板円筒部211、内側板状部212、段差部213、および外側板状部214を有する。取付板円筒部211は、第1挿入孔210の縁から軸方向上側へ向けて、略円筒状に突出している。内側板状部212は、取付板円筒部211の下端から、径方向外側へ向けて広がっている。段差部213は、内側板状部212の外周から、径方向外側かつ軸方向下側へ向けて、斜めに延びている。また、外側板状部214は、段差部213の下端から、さらに径方向外側へ向けて広がっている。
本実施形態の取付板21は、軸受ホルダ23を取り囲む外囲部材の一例である。軸受ホルダ23は、取付板円筒部211の内周面に、圧入されている。これにより、取付板21が、軸受ホルダ23の外周面に、固定される。取付板円筒部211の内周面と、軸受ホルダ23の外周面との間において、軸方向に広がる接触領域を、「取付板圧入領域」と呼ぶ。図2では、取付板圧入領域の範囲を、符号81にて示す。軸受ホルダ23の圧入時に、段差部213が撓む。このことにより、外側板状部214に掛かる圧入荷重が低減される。その結果、圧入時における外側板状部214の変形が、抑制される。
また、後述するロータホルダ32に偏荷重が掛かった場合、シャフト31にラジアル荷重が掛かり、荷重が軸受部24に伝達され、取付板21に荷重が掛かる。しかしながら、本実施形態の取付板21は、段差部213を有している。このため、当該荷重が、取付板円筒部211の下端部だけではなく、段差部213の上端部および下端部にも、分散して作用する。したがって、取付板円筒部211の下端部に対する荷重による応力が、低減される。その結果、駆動することでロータホルダ32が振動することに伴う取付板円筒部211の変形が、抑制される。
回路基板22は、内側板状部212の上面に、配置されている。回路基板22には、例えば、ガラスエポキシ基板や、紙フェノール基板が、使用される。また、回路基板22には、コイル27に駆動電流を供給するための電子回路が、実装されている。特に、本実施形態では、取付板21の段差部213が、回路基板22から離れる方向へ延びている。したがって、段差部213および外側板状部214の上面と、回路基板22の下面との間に、隙間が介在する。このため、回路基板22の上面だけではなく、回路基板22の下面の外側板状部214と軸方向に対向する箇所にも、電子部品を配置することができる。
本実施形態の軸受ホルダ23は、金属製のプレス加工品である。軸受ホルダ23を製造するときには、まず、金属板に絞り加工を行うことによって、筒状部231を形成する。その後、フランジ部232の外周部を打ち抜いて、軸受ホルダ23を得る。その場合、絞り加工により形成された筒状部231の外周面より、打ち抜きにより形成されたフランジ部232の外周部の方が、高い寸法精度を得やすい。したがって、駆動対象となる装置にモータ1を組み付けるときには、フランジ部232を利用して、当該装置に対するモータ1の位置決めを行うとよい。
なお、本発明の軸受ホルダは、切削や鋳造等の他の工法により得られたものであってもよい。
軸受部24は、回転部3側のシャフト31を回転可能に支持する機構である。本実施形態の軸受部24は、第一軸受241および第二軸受242を有する。第二軸受242は、第一軸受241より下側に配置されている。本実施形態の第一軸受241および第二軸受242には、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させるボールベアリングが、使用されている。ただし、ボールベアリングに代えて、含油焼結軸受などの他方式の軸受が、使用されていてもよい。
第一軸受241および第二軸受242の各外輪は、軸受ホルダ23の内周面に、固定されている。一方、第一軸受241および第二軸受242の各内輪は、シャフト31に固定されている。
図1に示すように、本実施形態の第一軸受241および第二軸受242には、外径の等しい軸受が使用されている。このようにすれば、第一軸受241と第二軸受242とに、共通の軸受を使用でき、部品の互換性が向上する。また、軸受ホルダ23の内周面は、第一軸受241の径方向外側の位置から、第二軸受242の径方向外側の位置まで、略同一の径で軸方向に連続している。このため、筒状部231を、絞り加工で容易に得ることができる。ただし、第一軸受241と第二軸受242とは異なる外形の軸受を用いてもよく、軸受のサイズは限定されない。
スペーサ25は、第一軸受241と第二軸受242との軸方向の間に、配置されている。スペーサ25の上端部は、第一軸受241の外輪に接触する。また、スペーサ25の下端部は、予圧部材28に接触する。予圧部材28は、第二軸受242の外輪に接触する。これにより、第一軸受241と第二軸受242との軸方向の間隔が、保たれている。また、スペーサ25は、軸受ホルダ23の内周面に、圧入されている。スペーサ25の外周面と、軸受ホルダ23の内周面との間において、軸方向に広がる接触領域を、「スペーサ圧入領域」と呼ぶ。図2では、スペーサ圧入領域の範囲を、符号91にて示す。すなわち、軸受ホルダ23は、ステータ圧入領域71と、取付板圧入領域81と、スペーサ圧入領域91と、を有する。
ステータ26は、取付板21より上方において、軸受ホルダ23に固定されている。ステータ26は、ケイ素鋼板等の電磁鋼板を軸方向に積層した積層鋼板により、形成される。ステータ26は、円環状のコアバック261と、コアバック261から径方向外側へ向けて突出した複数のティース262と、を有する。
軸受ホルダ23は、コアバック261の内周面に、圧入されている。すなわち、ステータ26は、軸受ホルダ23の外周面に圧入されている。ステータ26の内周面と、軸受ホルダ23の外周面との間において、軸方向に伸びる接触領域を、「ステータ圧入領域」と呼ぶ。図2では、ステータ圧入領域の範囲を、符号71にて示す。これにより、ステータ26が、軸受ホルダ23の外周面に固定されている。
複数のティース262は、周方向に略等間隔に配列されている。各ティース262には、コイル27が取り付けられている。コイル27は、各ティース262に巻き付けられた導線により、構成される。
本実施形態の回転部3は、シャフト31と、ロータホルダ32と、マグネット33と、を有する。
シャフト31は、中心軸Jに沿って延びる柱状の部材である。シャフト31の材料には、例えば、ステンレス等の金属が使用される。シャフト31は、軸受部24に支持されつつ、中心軸Jを中心として回転する。シャフト31の上端部は、第一軸受241より上方へ突出している。また、シャフト31の下端部は、第二軸受242より下方へ突出している。シャフト31の下端部は、ギア等の動力伝達機構を介して、OA機器の駆動部に連結される。
ロータホルダ32は、シャフト31とともに回転する金属製の部材である。ロータホルダ32は、天板部321と、円筒部322と、を有する。天板部321は、コイル27の上方において、略平板状に広がっている。天板部321の内端は、シャフト31の上端部分に固定されている。円筒部322は、天板部321の外端から下方へ向けて、円筒状に延びている。
マグネット33は、ロータホルダ32の円筒部322の内周面に、固定されている。マグネット33は、シャフト31およびロータホルダ32とともに、回転する。マグネット33には、例えば、フェライトマグネットや、ネオジムマグネットが使用される。本実施形態のマグネット33は、円環状である。マグネット33の内周面は、ステータ26の複数のティース262と、径方向に対向する。また、マグネット33の内周面には、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されている。
なお、円環状のマグネット33に代えて、複数のマグネットが使用されていてもよい。その場合、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、複数のマグネットが、周方向に配列されていればよい。
回路基板22を介してコイル27に駆動電流を与えると、ステータ26の各ティース262に、径方向の磁束が生じる。そして、ティース262とマグネット33との間の磁束の作用によって、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸Jを中心として回転する。回転部3が回転すると、シャフト31に連結された駆動部に、動力が伝達される。
図1および図2に示すように、取付板21は、軸受ホルダ23を収納する第1挿入孔210を有する。第一挿入孔210は、円孔である。円孔は、軸方向に貫通する。取付板21は、円孔の内周端から軸方向上側に延伸する取付板円筒部211を有する。図2において、取付板円筒部211は、円孔の内周端から軸方向上方に延伸している。取付板円筒部211を設けることによって、取付板21と、軸受ホルダ23との接触面積が増える。したがって、取付板21と、軸受ホルダ23との締結強度が向上する。取付板21の取付板円筒部211は、周方向に等間隔に配列された複数のかしめ部215を有する。各かしめ部215は、取付板円筒部211の他の部位より、径方向外側へ塑性変形されている。また、各かしめ部215の下面は、回路基板22の上面または端縁部に、接触している。これにより、取付板21の内側板状部212と、かしめ部215との間に、回路基板22が挟まれて固定されている。
すなわち、このモータ1では、取付板21自体に設けられたかしめ部215を利用して、取付板21と回路基板22とが、固定されている。このような構成とすることで、取付板21と回路基板22とを固定するねじ部材などを省略することができ、モータ1の部品点数を低減できる。また、ねじ止め等の作業を行う場合より、取付板21と回路基板22とを固定する工程を、短縮できる。
軸受ホルダ23の内周面における取付板圧入領域81には、第二軸受242が固定される。換言すると、第二軸受242の外周面の一部は、軸受ホルダ23の内周面における取付板圧入領域81に位置する。そのため、取付板21の圧入の影響を受け、第二軸受242及びシャフト31は、偏荷重を受ける。このとき、第二軸受242の径方向外側に取付板圧入領域81が位置する構成により、取付板21は、軸受ホルダ23を介して第二軸受242を支えている。そのため、軸受ホルダ23は、偏荷重に対する耐力が向上する。すわなち、偏荷重による軸受ホルダ23の変形を防止しやすい。
取付板21の下端は、軸受ホルダ23の下端よりも上方に位置する。この構成により、モータ1を装置の部材の歯車に取り付けた際に、取付板21と、装置の部材とが、不要に干渉することを防止する。したがって、装置の部材からの振動の伝達を最小限にすることが出来る。
シャフト31は、モータ1が取り付けられる装置の部材の歯車と噛み合う歯切り部311を有する。歯切り部311は、モータ1が取り付けられる装置の部材の歯車を取り付けることが可能な部分を指す。歯切り部311の上方には、装置の部材の歯車を取り付けることが出来ない部位が存在する。歯切り部311の上端は、軸受ホルダ23の下端よりも上方に位置する。この構成によると、装置の部材の歯車を軸受ホルダ23の下端により近づけることができる。そのため、シャフト歪みによる部材へのフレの影響を最小限にすることができる。
モータ1は、スペーサ25と第二軸受242との軸方向の間に位置する予圧部材28を有する。予圧部材28は、弾性を有した略円環形状であるワッシャである。予圧部材28を配置することにより、軸受部24に軸方向の予圧を加えながらボールベアリングを使用することが可能となる。予圧部材28の弾性により、軸受部24の外輪に対して、上方の力が加わる。ただし、第一軸受241および第二軸受242として含油焼結軸受等のボールベアリングと異なる軸受が採用される場合には、予圧部材28は構成されない。
続いて、図2を用いて、取付板21、ステータ26、軸受ホルダ23、および軸受部24の、より詳細な固定構造について、説明する。図2は、軸受ホルダ23付近におけるモータ1の部分断面拡大図である。図2では、固定構造の理解を容易とするために、ステータ圧入領域71、取付板圧入領域81、および、スペーサ圧入領域91を模式的に示している。
スペーサ25は、金属製のプレス加工品である。スペーサ25は、スペーサ円筒部251と、小径部252と、を有する。スペーサ円筒部251は、円筒状の部位である。小径部252は、スペーサ円筒部251の下端から径方向内方に延伸する。この構成により、小径部252と予圧部材28とを接触させることができ、予圧部材28に対してスペーサ25の接触面積を増やすことができる。その結果、予圧部材28を安定的して配置することができる。
スペーサ圧入領域91の少なくともどちらか一方の軸方向端部は、ステータ圧入領域71の下端と取付板圧入領域81の上端との軸方向の間に位置する。図2において、モータ1では、スペーサ圧入領域91の下端が、ステータ圧入領域71の下端と取付板圧入領域81の上端との軸方向の間に位置している。
ここで、ステータ26及び取付板21が軸受ホルダ23に圧入された状態では、ステータ26及び取付板21の圧入による荷重によって、軸受ホルダ23の内周面は微小に径方向内方に変形する。
したがって、ステータ圧入領域71及び取付板圧入領域81に対応する軸受ホルダ23の内周面の内径は、ステータ圧入領域71の下端と、取付板圧入領域81の上端との間に対応する軸受ホルダ23の内周面の内径よりも小さい。すなわち、スペーサ圧入領域91に対応する軸受ホルダ23の内周面の下端は、ステータ圧入領域71及び取付板圧入領域81に対応する軸受ホルダ23の内周面よりも径方向外側に位置する。その結果、スペーサ25の下端において、微小に径方向内方に変形したステータ圧入領域71及び取付板圧入領域81に対応する軸受ホルダ23の内周面によって、軸方向への移動が抑制される。そのため、スペーサ25と、軸受ホルダ23との締結強度が確保される。
ここで、スペーサ円筒部251の下端は、取付板圧入領域81の上端よりも軸方向上側に位置する。また、スペーサ円筒部251の下端は、ステータ圧入領域71の下端よりも軸方向下側に位置する。したがって、スペーサ圧入領域91の下端は、ステータ圧入領域71の下端と取付板圧入領域81の上端との軸方向の間に位置する。スペーサ圧入領域91の下端には、小径部252が位置する。小径部252によって、小径部252の径方向外側に位置するスペーサ円筒部251の部位の剛性は、高くなる。小径部252の剛性が高いため、軸受ホルダ23から受ける荷重に対する小径部252の外側に位置するスペーサ円筒部251の部位の反力は、大きくなる。よって、軸受ホルダ23に対して、スペーサ25の反力が大きくなる。そのため、軸受ホルダ23と、スペーサ25との締結強度を増すことができる。
上述のように、小径部252によって、小径部252の径方向外側に位置するスペーサ円筒部251の部位の剛性は、高くなる。したがって、小径部252の一部は、スペーサ圧入領域91に対して、軸方向において重なる位置に設けられることが望ましい。この構成により、軸受ホルダ23から受ける荷重に対する小径部252の反力が、スペーサ25と、軸受ホルダ23との締結に、寄与する。よって、軸受ホルダ23と、スペーサ25との締結強度をより強くすることができる。このとき、スペーサ圧入領域91の下端において、軸受ホルダ23と、スペーサ25との締結強度は、最も大きくなる。そのため、スペーサ25の下端が、軸方向の移動を抑制されている。
<2.第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態に係るモータの一部を示す図である。第2の実施形態に係るモータ1では、スペーサ圧入領域91の上端が、ステータ圧入領域71の下端と取付板圧入領域81の上端との軸方向の間に位置している。第一の実施形態に係るモータ1における説明と同様に、スペーサ25Aの軸方向の移動が抑制されている。本実施形態においても、小径部252Aの一部は、軸受ホルダ23のスペーサ圧入領域91に対して、軸方向において重なる位置に設けられることが望ましい。
スペーサ25Aの小径部252Aは、スペーサ円筒部251Aの上端から径方向内方に延伸する。スペーサ円筒部251Aの下端は、取付板圧入領域81の上端よりも軸方向上側に位置する。スペーサ円筒部251Aの上端は、ステータ圧入領域71の下端よりも下方に位置する。小径部252Aによって、小径部252Aの径方向外側に位置するスペーサ円筒部251Aの部位の剛性は、高くなる。
第1の実施形態および第2の実施形態が示すように、スペーサ圧入領域91の少なくともどちらか一方の軸方向端部は、ステータ圧入領域71の下端と取付板圧入領域81の上端との軸方向の間に位置していればよい。また、小径部252,252Aは、スペーサ円筒部251,251Aの少なくともどちらか一方の軸方向端部から径方向内方に延伸する。
<3.変形例>
図4は、第3の実施形態に係るモータの一部を示す図である。第3の実施形態に係るモータ1Bでは、小径部252Bが、スペーサ円筒部251Bの軸方向端部から径方向内方かつ軸方向下方に延伸している。この構成においても、スペーサ圧入領域91の下端は、ステータ圧入領域71の下端と、取付板圧入領域81の上端との軸方向の間に位置する。
図5は、第4の実施形態に係るモータの一部を示す図である。第4の実施形態に係るモータ1Cでは、スペーサ25Cは、ダイカストなどの鋳造により製造されている。小径部252Cの径方向の厚さは、スペーサ円筒部251Cの径方向の厚さよりも厚い。すなわち、小径部252Cの剛性は、スペーサ円筒部251Cの剛性よりも高い。軸受ホルダ23から受ける荷重に対するスペーサ25Cの反力について考えると、スペーサ円筒部251Cの反力よりも小径部252Cの反力の方が大きい。したがって、軸受ホルダ23と、スペーサ25Cとの締結において、小径部252Cでの締結強度が最も大きくなる。その結果、スペーサ25Cの軸方向の移動は、より抑制される。
その他、モータの細部の形状については、本願の各図面と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
例えば、軸受ホルダ23は、第二軸受242を保持する部分において、径が大きくなっていても良い。この場合、取付板21は、第二軸受242よりも上方にて、軸受ホルダ23の外周面に固定される。
取付板円筒部211は、円孔の内周端から軸方向下方に延伸してもよい。取付板円筒部211の上端において、取付板21の円孔の内周端の剛性は、高くなる。そのため、取付板圧入領域81の上端では、軸受ホルダ23の内周面がより径方向内方に変形する。したがって、スペーサ25は、軸方向への移動がより抑制される。
本発明は、モータに利用できる。
J 中心軸
1 モータ
2 静止部
3 回転部
21 取付板
210 第1挿入孔
211 取付板円筒部
22 回路基板
23 軸受ホルダ
231 筒状部
232 フランジ部
24 軸受部
241 第一軸受
242 第二軸受
25 スペーサ
26 ステータコア
261 コアバック
262 ティース
27 コイル
31 シャフト
311 歯切り部
32 ロータホルダ
321 天板部
322 円筒部
33 マグネット

Claims (10)

  1. 上下に延びる中心軸の周囲において、軸方向に延び、略円筒状である軸受ホルダと、
    前記軸受ホルダの内周面に固定される軸受部と、
    前記軸受ホルダの内周面に圧入される略円筒状であるスペーサと、
    前記軸受ホルダの外周面に圧入されるステータと、
    前記ステータよりも軸方向下側において、前記軸受ホルダの外周面に圧入される取付板と、
    軸方向に延び、前記軸受部により回転可能に支持されるシャフトと、
    前記シャフトの上方において、固定される有蓋略円筒状のロータホルダと、
    前記ロータホルダに固定され、前記ステータと径方向に対向するマグネットと、を有し、
    前記軸受部は、第一軸受と、該第一軸受よりも下方に位置する第二軸受と、を有し、
    前記スペーサは、前記第一軸受と、前記第二軸受との軸方向の間に位置し、
    前記軸受ホルダは、前記ステータが圧入されるステータ圧入領域と、前記取付板が圧入される取付板圧入領域と、前記スペーサが圧入されるスペーサ圧入領域と、を有し、
    前記スペーサ圧入領域の少なくともどちらか一方の軸方向端部は、前記ステータ圧入領域の下端と前記取付板圧入領域の上端との軸方向の間に位置すること、を特徴とするモータ。
  2. 前記スペーサは、スペーサ円筒部と、
    前記スペーサ円筒部の少なくともどちらか一方の軸方向端部から径方向内方に延伸する小径部と、を有し、
    前記スペーサ円筒部の少なくともどちらか一方の軸方向端部は、前記ステータ圧入領域の下端と前記取付板圧入領域の上端との軸方向の間に位置すること、を特徴とする請求項2に記載のモータ。
  3. 前記小径部の一部は、前記スペーサ圧入領域に対して、軸方向において重なる位置に設けられることを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記取付板は、前記軸受ホルダを収納する円孔と、を有し、前記円孔の内周端から軸方向に延伸する取付板円筒部と、を有すること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記取付板円筒部は、前記円孔の内周端から軸方向下方に延伸することを特徴とする請求項4に記載のモータ。
  6. 前記軸受ホルダの内周面における前記取付板圧入領域には、前記第二軸受が固定されること、を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のモータ。
  7. 前記取付板の下端は、前記軸受ホルダの下端よりも上方に位置すること、を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のモータ。
  8. 前記シャフトは、前記モータが取り付けられる部材の歯車と噛み合う歯切り部を有しており、
    前記歯切り部の上端は、前記軸受ホルダの下端よりも上方に位置すること、を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のモータ。
  9. 前記スペーサは、スペーサ円筒部と、
    前記スペーサ円筒部の少なくともどちらか一方の軸方向端部から径方向内方に延伸する小径部と、を有し、
    前記小径部と、前記軸受部との軸方向の間に位置する予圧部材をさらに有すること、を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のモータ。
  10. 前記予圧部材は、ワッシャであり、前記スペーサと、前記第二軸受との間に配置されることを特徴とする請求項9に記載のモータ。

JP2013196021A 2013-09-20 2013-09-20 モータ Active JP6221032B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196021A JP6221032B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 モータ
CN201420513022.3U CN204258508U (zh) 2013-09-20 2014-09-05 马达

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196021A JP6221032B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015061498A JP2015061498A (ja) 2015-03-30
JP6221032B2 true JP6221032B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=52818610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013196021A Active JP6221032B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 モータ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6221032B2 (ja)
CN (1) CN204258508U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6585372B2 (ja) * 2015-04-28 2019-10-02 日本電産株式会社 モータ
CN208508693U (zh) * 2018-06-22 2019-02-15 深圳市道通智能航空技术有限公司 电机、云台及无人机
JP7045355B2 (ja) * 2019-11-05 2022-03-31 シナノケンシ株式会社 リードスクリュー装置
EP3967895A1 (de) * 2020-09-15 2022-03-16 Flender GmbH Einstellbare lageranordnung für getriebe, insbesondere für windkraftanlagen

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07274434A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Toshiba Lighting & Technol Corp 電動機及び電動機組込機器
JP2007110791A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Nippon Densan Corp 軸受機構およびモータ
JP2007143379A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Nippon Densan Corp ブラシレスモータ
US20080247689A1 (en) * 2007-04-06 2008-10-09 Nidec Corporation Motor
JP5765671B2 (ja) * 2012-01-20 2015-08-19 日本電産株式会社 モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015061498A (ja) 2015-03-30
CN204258508U (zh) 2015-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6429115B2 (ja) モータ
JP6323146B2 (ja) モータおよび送風機
JP5765671B2 (ja) モータ
JP2014099971A (ja) モータ
JP5741826B2 (ja) モータ
US9018814B2 (en) Motor
JP6221032B2 (ja) モータ
JP6238054B2 (ja) インナーロータ型モータ
US11005328B2 (en) Motor
JP2016129473A (ja) モータ
JP2016127620A (ja) モータ
JP6789000B2 (ja) 回転電機
JP2013039011A (ja) モータ
US20180076696A1 (en) Motor and method for manufacturing the same
JP5487020B2 (ja) 回転電機
US9118222B2 (en) Outer rotor-type brushless motor
JP2019030154A (ja) ステータおよびモータ
US11411465B2 (en) Gear system with motor
US20170141646A1 (en) Brushless motor
JP2017022890A (ja) モータ
JP6162567B2 (ja) インナーロータ型モータ
JP2014236563A (ja) ロータ体
JP2017099256A (ja) ブラシレスモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170731

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6221032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250