JP6094978B2 - エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 - Google Patents

エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 Download PDF

Info

Publication number
JP6094978B2
JP6094978B2 JP2015110275A JP2015110275A JP6094978B2 JP 6094978 B2 JP6094978 B2 JP 6094978B2 JP 2015110275 A JP2015110275 A JP 2015110275A JP 2015110275 A JP2015110275 A JP 2015110275A JP 6094978 B2 JP6094978 B2 JP 6094978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide cone
shaft
lifting tool
peripheral surface
air disperser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015110275A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016223689A (ja
Inventor
幾郎 阿部
幾郎 阿部
Original Assignee
アイエス ジャパン株式会社
アイエス ジャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイエス ジャパン株式会社, アイエス ジャパン株式会社 filed Critical アイエス ジャパン株式会社
Priority to JP2015110275A priority Critical patent/JP6094978B2/ja
Publication of JP2016223689A publication Critical patent/JP2016223689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6094978B2 publication Critical patent/JP6094978B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

本発明は、スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室に用いられるエアディスパーサに関し、特に、ガイドコーンの内外を流れる旋回流の流量比を容易に制御することが可能なエアディスパーサ、前記ガイドコーンの調整に用いる専用の吊り上げ具、この吊り上げ具を用いた前記ガイドコーンの調整方法、前記エアディスパーサを備えたスプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室に関する。
スプレードライヤは、原液を乾燥室内に噴霧し、連続的に熱風に接触させることで、瞬時に粒子を生成する乾燥設備である。噴霧の方式には、一般に、ノズル方式又はロータリーアトマイザ方式が採用される。一方、スプレークーラは、スプレードライヤの技術を応用した装置であり、加熱溶融した原料を冷却室内に噴霧し、連続的に冷風(常温を含む)に接触させることで、瞬時に粒子を生成する冷却設備である。
スプレードライヤとスプレークーラとは、主として、熱風又は冷風のいずれを用いるかに相違がある。このため、両者の構成は、概ね共通している。そこで、以下、両者の代表として、スプレードライヤの構成を例示して説明する。図9は、本出願人の既存技術に係るスプレードライヤ設備を示す概略図である。
図9に示すスプレードライヤ設備100は、乾燥室101及びサイクロン102を備える。このスプレードライヤ設備100は、二点捕集方式を採用しており、乾燥室101の下部と、サイクロン102の下部との二点において、生成された粒子が捕集される。乾燥室101では、流動性に優れた粒子が生成される。この粒子は、乾燥室101内を落下して、その下部に捕集される。一方、比較的に軽い粒子や微粒子は、ブロワーによって乾燥室101外へ吸引され、サイクロン102において捕集される。
次に、乾燥室101の構成について、図10及び図11を参照しつつ説明する。図10(a)において、乾燥室101は、上方が円筒形、下方が逆円錐形の壁部を有する。乾燥室101の天井には、エアディスパーサ110が設置されている。エアディスパーサ110の中央には、ロータリアトマイザ120が取り付けられている。一方、乾燥室101の壁面には、この壁面の形状に沿って曲折されたパイプ状のエアブルーム130が対向配置されている。
図10(b)に示すように、エアディスパーサ110は、ハウジング111及びロアパーツ112を備える。ハウジング111は、中心が円形に開口したドーナツ状の外形を有する。ハウジング111内部には、環状の風道が形成されている。この風道は、ハウジング111中心の前記開口を包囲する。ハウジング111内部の風道に供給された熱風は、風道の形状に沿って旋回し、ロアパーツ112の外周面に向かって排出される。
図11(a)に示すように、ロアパーツ112は、主として逆円錐状の壁部からなる。ロアパーツ112は、ハウジング111中心の前記開口内に懸架されている。ロアパーツ112のテーパー状の外周面は、ハウジング111からの熱風旋回流に曝される。ロアパーツ112の外周面の上部には、複数の上部ガイドベーン112aが、所定の角度で配置されている。ロアパーツ112の外周面における上部ガイドベーン112aの下側は、ガイドコーン112bによって包囲されている。ガイドコーン112bの内周面には、複数の下部ガイドベーン112cが、所定の角度で配置されている。図11(b)に、上部ガイドベーン112a及び下部ガイドベーン112cの配置状態を示す。
このようなロアパーツ112の下端開口には、ロータリーアトマイザ120が懸架されている。ロータリーアトマイザ120は、モータによって高速回転する円盤を備える。高速回転する円盤の中心に原液が供給されると、原液は、円盤面で加速され、円盤の周縁から高速飛散される。これにより、原液は、霧状となって乾燥室101内に噴霧される。そして、乾燥室101内に噴霧された原液は、エアディスパーサ110から乾燥室101内に供給される熱風旋回流に接触し、瞬間的に乾燥及び造粒される。
ここで、ハウジング111からの熱風旋回流は、ガイドコーン112bによって二分割される。ガイドコーン112bの外側を流れる熱風旋回流は、乾燥室101内の全体を大きく旋回する。一方、ガイドコーン112bの内側を流れる熱風旋回流は、ロータリーアトマイザ120の先端側に向かって流れ、水平に噴霧される霧状の原液の角度に影響を与える。乾燥室101で所望する粒子を製造する場合には、原液の性質に応じて、乾燥室101に供給される熱風旋回流の角度及び流量比を制御する必要がある。ガイドコーン112bの外側を流れる熱風旋回流の角度は、上部ガイドベーン112aの角度を調整することによって制御される。また、ガイドコーン112bの内側を流れる熱風旋回流の角度は、下部ガイドベーン112cの角度を調整することによって制御される。さらに、ガイドコーン112bの内外を流れる熱風旋回流の流量比は、ロアパーツ112の外周面とガイドコーン112bとの間隔を調整することにより制御される。
図12は、従来のエアディスパーサ110に設けられたガイドコーン112bの調整機構を示すものである。図12に示すように、従来のエアディスパーサ110では、長さの異なる接合金具113A、113B、113Cのいずれかを選択的に使用することで、ロアパーツ112の外周面とガイドコーン112bとの間隔を調整していた。すなわち、長さの異なる接合金具113A、113B、113Cのいずれか一つを選択して、ガイドコーン112bの内外を流れる熱風旋回流が所望の流量比となるようにする。
ガイドコーン112bは、例えば、複数の接合金具113A、113A、113A・・・によってロアパーツ112に連結される。ガイドコーン112bは、複数の接合金具113A、113A、113A・・・を介して、ロアパーツ112の外周面に吊り下げられた状態になる。ロアパーツ112の壁部が逆円錐状となっているので、ガイドコーン112bの吊り下げ位置に応じて、ロアパーツ112の外周面と、ガイドコーン112bの内周面とが近接又は離間し、互いの間隔が広狭する。
図12に示す接合金具113A、113B、113Cのうち、接合金具113Aは、最も短いので、ガイドコーン112bの内周面と、ロアパーツ112の外周面とが、最も近接し、互いの間隔は最も狭くなる。つまり、ガイドコーン112bの内側を流れる熱風旋回流の流量は、最も少なくなり、ガイドコーン112bの外側を流れる熱風旋回流の流量は、最も多くなる。一方、接合金具113Aを、これよりも長い他の接合金具113B又は113Cに交換することで、ガイドコーン112bの内周面と、ロアパーツ112の外周面とは、段階的に離間し、互いの間隔も段階的に広くなる。つまり、ガイドコーン112bの内側を流れる熱風旋回流の流量は、段階的に多くなり、ガイドコーン112bの外側を流れる熱風旋回流の流量は、段階的に少なくなる。
このように、従来のエアディスパーサ110では、長さの異なる接合金具113A、113B、113Cを交換することで、ロアパーツ112の外周面と、ガイドコーン112bの内周面とを近接又は離間させ、ガイドコーン112bの内外を流れる熱風旋回流の流量比を調整していた。ガイドコーン112bの内周面をロアパーツ112の外周面に接近させるほど、乾燥室101内の全体を大きく旋回する熱風旋回流の流量が増大し、ロータリーアトマイザ120の先端側に向かって流れる熱風旋回流の流量が減少する。これとは逆に、ガイドコーン112bの内周面をロアパーツ112の外周面から離間させるほど、乾燥室101内の全体を大きく旋回する熱風旋回流の流量が減少し、ロータリーアトマイザ120の先端側に向かって流れる熱風旋回流の流量が増大する。
特開2011−33269号公報 特開2011−33268号公報 特開2009−149683号公報 特開2007−285619号公報
上述のとおり、ガイドコーン112bの内外を流れる熱風旋回流の流量比は、長さの異なる接合金具113A、113B、113Cを交換することで調整される。従来、本出願人が実施していたエアディスパーサ110は、ガイドコーン112bが、接合金具113A、113B、113Cを介して、ロアパーツ112の外周面に連結されていた。このため、接合金具113A、113B、113Cを交換する場合には、まず、スプレードライヤ設備100全体を停止させなければならなかった。その後、作業者は、エアディスパーサ110を構成するロアパーツ112をチェーンブロックで吊り上げて、ハウジング111から取り外した状態にし、この状態で、既設の接合金具113Aを固定するボルトを外し、長さの異なる接合金具113B又は113Cに交換し、再びボルトを締めるといった手作業を、ガイドコーン112bの接合箇所ごとに行わなければならなかった。ガイドコーン112bは重量物であり、接合金具113A、113B、113Cの交換には、3〜4人の作業者を要する。
本発明は、ガイドコーンが設けられた部材を乾燥室から取り外す必要がなく、ガイドコーンの内外を流れる熱風旋回流の流量比を乾燥室の外部から容易に制御することが可能なエアディスパーサ、前記ガイドコーンの調整に用いる専用の吊り上げ具、この吊り上げ具を用いた前記ガイドコーンの調整方法、前記エアディスパーサを備えたスプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明のエアディスパーサは、スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内に供給される旋回流を制御するためのエアディスパーサであって、外周面が前記旋回流に曝される壁部と、前記旋回流の一部を分割するための筒状部材であり、前記壁部の外周面の少なくとも一部を包囲し、前記壁部の外周面との間に、前記旋回流の一部が流れる間隔を形成するガイドコーンと、前記壁部の外周面に対して前記ガイドコーンを接近又は離間させ、前記間隔の幅を変更するための複数のガイドコーン調整手段と、を備え、前記ガイドコーン調整手段が、前記壁部における中心点からほぼ等しい距離の位置に設けられた複数の貫通孔と、前記貫通孔のそれぞれに挿通され、一端側に前記ガイドコーンが固定される複数のシャフトと、を含み、各シャフトが前記壁部の内側から摺動されることにより、前記間隔の幅が変更される構成としてある。
(2)好ましくは、上記(1)のエアディスパーサにおいて、前記ガイドコーン調整手段が、摺動された前記シャフトを固定するための固定手段を含み、前記固定手段が、前記壁部の内側に設けられた構成にするとよい。
(3)好ましくは、上記(2)のエアディスパーサにおいて、前記固定手段が、軸と孔との結合により、摺動された前記シャフトを固定する構成にするとよい。
(4)上記目的を達成するために、本発明の吊り上げ具は、上記(2)又は(3)のエアディスパーサの各シャフトを摺動させるために使用される吊り上げ具であって、各シャフトを、吊り上げの支点に結合させる棒、ワイヤ又はチェーンから選ばれる少なくとも1本の長尺部材と、所定の重量を有し、前記長尺部材における各シャフトと前記支点との間にそれぞれ取り付けられ、その取り付けられた位置を変更することが可能なバランサと、を備えた構成としてある。
(5)上記目的を達成するために、本発明のガイドコーンの調整方法は、上記(4)の吊り上げ具を使用して、上記(2)又は(3)のいずれか1項に記載したエアディスパーサの各シャフトを摺動させるガイドコーンの調整方法であって、前記吊り上げ具を各シャフトに連結し、前記吊り上げ具を使用して、前記壁部を僅かに吊り上げる工程と、前記バランサの位置を変更し、吊り上げられた前記壁部を水平にする工程と、前記固定手段による固定を解除し、前記吊り上げ具を使用して、各シャフトを上下方向に摺動させる工程と、前記固定手段により、摺動された各シャフトを固定する工程と、を含んでいる。
(6)上記目的を達成するために、本発明のスプレードライヤの乾燥室は、上記(1)〜(3)のいずれかのエアディスパーサを備えた構成としてある。
(7)上記目的を達成するために、本発明のスプレークーラの乾燥室は、上記(1)〜(3)のいずれかのエアディスパーサを備えた構成としてある。
本発明のエアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室によれば、ガイドコーンが設けられた部材を乾燥室から取り外す必要がなく、ガイドコーンの内外を流れる熱風旋回流の流量比を乾燥室の外部から容易に制御することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアディスパーサを示す断面図である。 図2は、上記エアディスパーサを示す平面図である。 図3は、上記エアディスパーサを構成するロアパーツの断面図である。 図4は、上記ロアパーツの平面図である。 図5は、上記ロアパーツに設けられたガイドコーン調整手段を示すものであり、同図(a)は部分断面側面図、同図(b)は平面図である。 図6は、上記ガイドコーン調整手段を示すものであり、同図(a)は調整動作を示す部分断面側面図、同図(b)は上記ガイドコーン調整手段に装着されるカバーの側面図である。 図7は、ガイドコーンの調整に用いる専用の吊り上げ具を示すものであり、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図である。 図8は、上記吊り上げ具の構成要素を示すものであり、同図(a)は支点部及び腕部の拡大図、同図(b)はバランサの正面図、同図(c)はバランサの側面図である。 図9は、本出願人の既存技術に係るスプレードライヤ設備を示す概略図である。 図10は、上記スプレードライヤ設備を構成する乾燥室を示すものあり、同図(a)は乾燥室全体の概略図、同図(b)は上記乾燥室に備えられたエアディスパーサの概略図である。 図11は、上記エアディスパーサを構成するロアパーツを示すものであり、同図(a)はロアパーツの概略図、同図(b)は上記ロアパーツの上部ガイドベーン及び下部ガイドベーンの角度を示す概略図である。 図12は、上記エアディスパーサに設けられたガイドコーンの調整機構を示すものである。
以下、本発明の一実施形態に係るエアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係るエアディスパーサ1を示す断面図である。エアディスパーサ1は、図9及び図10(a)に示すようなスプレードライヤ設備100の乾燥室101の天井、又はこれと同様のスプレークーラ設備の冷却室の天井に設置される。本実施形態のエアディスパーサ1は、図1に示すハウジング10及びロアパーツ20を備える。
<ハウジング>
図1及び図2に示すように、ハウジング10は、中心に円形の開口11を有するドーナツ状の外形を有する。ハウジング10内部には、環状の風道12が形成されている。風道12は、ハウジング10中心の開口12を包囲する。風道12の断面積は、熱風の入口から出口にわたって徐々に小さくなっている。風道12に供給された熱風は、風道の形状に沿って旋回し、ロアパーツ20の外周面に向かって排出される。
ここで、図1に示すように、ハウジング10の底部には、給気路13a及び排気路13bが設けられている。これら給気路13a及び排気路13bは、熱風吹出部15に取り付けられたリングヘッダ配管14に連通している。リングヘッダ配管14の内部には、環状の流路が形成されている。給気路13aには冷却用空気が供給される。この冷却用空気は、給気路13aを通過して、リングヘッダ配管14の環状の流路を流れ、排気路13bから排出される。このような冷却用空気の流通により、乾燥室101の天井への熱の伝達が抑えられる。この結果、乾燥室101の天井の過度の熱的影響が抑制されるという効果が奏される。
<ロアパーツ>
図1に示すように、ロアパーツ20は、主として逆円錐状の壁部からなる。ロアパーツ20は、ハウジング10中心の開口11内に懸架されている。具体的には、開口11の周囲には、環状の段部10aが設けられており、ロアパーツ20の周縁部が、環状の段部10aに載置されている。ロアパーツ20をハウジング10に取り付けると、ロアパーツ20のテーパー状の外周面の上側が、熱風吹出部15に位置し、リングヘッダ配管14のテーパー状の内周面と対面する。ロアパーツ20のテーパー状の外周面は、熱風吹出部15を通過する熱風旋回流に曝される。
ロアパーツ20の外周面の上部には、複数の上部ガイドベーン21が、所定の角度で配置されている。上部ガイドベーン21は、熱風吹出部15のうち、最も風道12に近い上方に位置している。本実施形態では、例えば、24枚の上部ガイドベーン21が、ロアパーツ20の外周面の上部に均等な間隔をおいて設けられている。
ロアパーツ20の外周面における上部ガイドベーン21の下側は、ガイドコーン22によって包囲されている。ガイドコーン22の内周面の下部には、複数の下部ガイドベーン23が、所定の角度で配置されている。本実施形態では、例えば、36枚の下部ガイドベーン23が、ガイドコーン22の内周面の下部に均等な間隔をおいて設けられている。
ロアパーツ20の下端開口には、ロータリーアトマイザ2が懸架されている。ロータリーアトマイザ2の構成は、図10(a)、(b)及び図11(a)に示す既存技術のロータリーアトマイザ120と同様であり、詳細な説明は省略する。
<熱風旋回流の角度及び流量比の制御>
風道12からの熱風旋回流は、ガイドコーン22によって二分割される。ガイドコーン22の外側を流れる熱風旋回流は、乾燥室101内の全体を大きく旋回する。一方、ガイドコーン22の内側を流れる熱風旋回流は、ロータリーアトマイザ2の先端側に向かって流れ、水平に噴霧される霧状の原液の角度に影響を与える。乾燥室101で所望する粒子を製造する場合には、原液の性質に応じて、乾燥室101に供給される熱風旋回流の角度及び流量比を制御する必要がある。ガイドコーン22の外側を流れる熱風旋回流の角度は、上部ガイドベーン21の角度を調整することによって制御される。また、ガイドコーン22の内側を流れる熱風旋回流の角度は、下部ガイドベーン23の角度を調整することによって制御される。さらに、ガイドコーン22の内外を流れる熱風旋回流の流量比は、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔を調整することによって制御される。
<ガイドコーン調整手段>
図3及び図4に示すように、本実施形態のエアディスパーサ1は、ロアパーツ20の外周面とガイドコーン22との間隔を調整するためのガイドコーン調整手段30を備えている。ガイドコーン調整手段30は、ロアパーツ20の壁部を貫通し、ガイドコーン22に連結されている。本実施形態では、3つのガイドコーン調整手段30、30、30が、ロアパーツ20の中心から120°ずつ間隔をおいて配置してある。図5(a)、(b)に示すように、ガイドコーン調整手段30は、主として、貫通孔20a、シャフト31、軸受部32、ピン受板(固定手段)33、位置決めピン(固定手段)34及び吊り環(吊り金具)35によって構成されている。
図5(a)に示すように、ロアパーツ20の壁部における、3つのガイドコーン調整手段30、30、30の設置位置には、貫通孔20aがそれぞれ設けてある。各貫通孔20aには、スリーブ24を介して、シャフト31が挿通してある。シャフト31は、スリーブ24に回転及び摺動可能に保持されている。本実施形態では、スリーブ24をフッ素系の合成樹脂により形成してある。フッ素系の合成樹脂は、耐久性及び潤滑性に優れ、シャフト31の回転及び摺動が円滑になる。シャフト31の中央は、ロアパーツ20の壁部の内周面に固定された軸受部32に支持される。また、この軸受部32は、スリーブ24の上端部を保持している。軸受部32を境界にして、シャフト31の一端側は、ロアパーツ20の壁部の外側に突出し、シャフト31の他端側は、ロアパーツ20の壁部の内側に突出している。
シャフト31の一端側には、雄ねじが設けられている。この雄ねじは、ガイドコーン22の内周面に設けられた雌ねじに螺合されている。つまり、本実施形態のガイドコーン22は、120°の等間隔で配置された3本のシャフト31、31、31に吊り下げられている。
一方、図5(a)、(b)に示すように、シャフト31の他端側には、その長手方向の中心軸に直交する4つの第1位置決め孔31a〜31dが形成してある。また、軸受部32には、シャフト31の外周面に対向する一対のピン受板33、33が設けてある。各ピン受板33には、第2位置決め孔33aがそれぞれ形成してある。シャフト31を摺動させることにより、4つの第1位置決め孔31a〜31dのいずれかを、一対の第2位置決め孔33a、33aに選択的に一致させることができる。
4つの第1位置決め孔31a〜31dのいずれを選択するかによって、シャフト31の一端側の突出長が変更される。これにより、シャフト31に吊り下げられたガイドコーン22が、図6(a)に示すように上下方向に移動し、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔が調整される。すなわち、ガイドコーン22の内外を流れる熱風旋回流の流量比が制御される。
第1位置決め孔の数、第1位置決め孔どうしの間隔は、任意に設定することが可能である。具体例として、本実施形態では、第1位置決め孔31aと31bとの間隔、及び第1位置決め孔31bと31cとの間隔を、いずれも25mmに設定してある。また、第1位置決め孔31cと31dとの間隔は、30mmに設定してある。この設定によれば、ガイドコーン22の内外を流れる熱風旋回流の流量比は、下記の表1のとおりになる。
摺動させたシャフト31は、第1位置決め孔31a〜31dのいずれかと、これに一致する各第2位置決め孔33aとに、位置決めピン34を挿通することで固定される。本実施形態の位置決めピン34は、その先端がピンストッパ34aになっている。ピンストッパ34aは、位置決めピン34の本体に回動自在に軸支されている。ピンストッパ34aは、位置決めピン34の本体に対して真っ直ぐな状態で孔を通過し、全ての孔を通過した後、位置決めピン34の本体に対して折り曲がった状態となって、位置決めピン34の孔からの脱落を阻止する。
さらに、本実施形態のシャフト31の他端には、シャフトストッパ311と、吊り環(吊り金具)35とが固定してある。シャフトストッパ311は、全ての位置決めピン34を孔から抜いたときに、シャフト31が貫通孔20aから脱落することを防止するためのものである。シャフトストッパ311は、一対のピン受板33、33の上端部に当接してシャフト31の摺動を制限する。一方、吊り環35は、図7(a)、(b)に示す吊り上げ具40に、シャフト31を連結するためのものである。後述するように、本実施形態のガイドコーン調整手段30、30、30は、吊り上げ具40を用いて3つ同時に調整作業を行う構成となっている。すなわち、第1位置決め孔31a〜31dのいずれかを選択する場合は、ガイドコーン22に連結された3本のシャフト31、31、31を、吊り上げ具40によって同時に摺動させるのである。
これに加え、本実施形態のガイドコーン調整手段30、30、30は、図6(b)に示すカバー36、36、36によってそれぞれ覆われている。各カバー36は、曲面の天井を有する長尺の円筒状となっており、ロアパーツ20の内側に位置するガイドコーン調整手段30の構成要素を覆い隠す。各カバー36の下端には、一対の切欠部36aが形成してある。図6(b)には、一の切欠部36aのみを図示するが、一の切欠部36aの反対側にも、これと対称形状の他の切欠部(36a)が形成してある。一対の切欠部36aに対応して、図5(a)、(b)に示す軸受部32の側面には、一対の係合突起32a、32aが設けてある。ガイドコーン調整手段30にカバー36を被せ、各切欠部36aの入口に各係合突起32aを入れ、カバー36を僅かな角度だけ回転させることで、各切欠部36aと各係合突起32aとが互いに係合し、カバー36がガイドコーン調整手段30に固定される。一方、カバー36を逆回転させるだけで、各切欠部36aと各係合突起32aとの係合は、簡単に解除される。
<吊り上げ具>
上述のとおり、本実施形態のエアディスパーサ1は、3つのガイドコーン調整手段30、30、30の各シャフト31の突出長を変更することにより、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔を調整する構成となっている。しかし、各シャフト31に連結されたガイドコーン22の重量が過大であるため、ロアパーツ20に僅かでも傾きが生じると、各シャフト31を摺動させることはできない。すなわち、ロアパーツ20が水平状態となり、かつ3本のシャフト31、31、31の全てが垂直状態にならないと、各シャフト31を、貫通孔20aに沿って摺動させることはできない。
そこで、本実施形態では、図7(a)、(b)及び図8(a)に示す構成の吊り上げ具40を用いて、3本のシャフト31、31、31を同時に摺動させることとしている。吊り上げ具40は、金属製の構造物であり、主として、支点部41と、3本の腕部(長尺部材)42、42、42と、3つのバランサ43、43、43とで構成してある。
支点部41は、中空状の金属製円柱であり、その上面中心には、吊り環(吊り金具)44が固定してある。吊り環44には、カラビナ(開閉部を有する金属製リング)45が取り付けてある。カラビナ45は、チェーンブロック200のフックに連結される。
支点部41の側面には、3本の腕部42、42、42が、互いに120°ずつ間隔をおいて放射状に設けてある。各腕部42は、断面円形の金属製パイプ(棒状部材)であり、その一端を支点部41に溶接してある。また、各腕部42の下部には、長手方向に沿って延びる補強板42aがそれぞれ溶接してある。各補強板42aの他端には、それぞれ孔が設けてあり、これらの孔には、カラビナ46、46、46がそれぞれ取り付けてある。各カラビナ46は、3つのガイドコーン調整手段30、30、30の各シャフト31に設けられた吊り環35にそれぞれ連結される。
3本の腕部42、42、42には、バランサ43がそれぞれ取り付けてある。図8(b)、(c)に示すように、各バランサ43は、断面略C字状の金属製円筒であり、腕部42の外径に等しい内径を有する。各バランサ43の下部には、補強板42aの板厚に対応する幅のガイド溝43aが形成してある。各バランサ43の上部には、円形の孔が穿設してあり、この孔にはナットが溶接してある。このナットには、バランサ43の円筒内に突出することが可能な固定ボルト43bが螺合してある。
各バランサ43は、ガイド溝43aに補強板42aを差し込んだ状態で腕部42に装着され、腕部42の長手方向に沿って移動可能となっている。1つのバランサ43の重量は、例えば、約50g程度に設定することができる。図7(b)に示すように、3本の腕部42、42、42に設けられた各バランサ43の位置を調整することで、ロアパーツ20を水平に吊り上げることが可能となる。各バランサ43は、固定ボルト43bを締結することで、腕部42上の最適な位置に固定することができる。
<ガイドコーンの調整方法>
次に、上述したガイドコーン調整手段30及び吊り上げ具40によるガイドコーン22の調整方法について説明する。
本実施形態のガイドコーン22の調整方法は、ロアパーツ20をハウジング10に取り付けたままの状態(図1を参照)で実施する。
まず、3つのガイドコーン調整手段30、30、30の各シャフト31を、吊り上げ具40を介して、チェーンブロック200に連結させる。すなわち、3つのガイドコーン調整手段30、30、30の各シャフト31に設けられた吊り環35に、吊り上げ具40の3本の腕部42、42、42に取り付けられた各カラビナ46をそれぞれ連結させる。また、吊り上げ具40の中心の吊り環44に取り付けられたカラビナ45を、チェーンブロック200のフックに連結させる。これにより、チェーンブロック200によるロアパーツ20の吊り上げが可能となる。
次いで、チェーンブロック200によって、ロアパーツ20を僅かに吊り上げる。つまり、図3に示すハウジング10の段差部10aからロアパーツ20を僅かに吊り上げるのである。すると、ロアパーツ20は、構造上、水平方向の重量分布が均一でないため、傾いた状態で吊り上げられる。そこで、3つのバランサ43、43、43を、各腕部42の長手方向に沿って移動させ、僅かに吊り上げたロアパーツ20が水平状態となるようにバランス調整を行う。そして、ロアパーツ20が水平状態となったところで、各バランサ43の固定ボルト43bを締結し、各バランサ43を最適な位置に固定する。このようなバランス調整が済んだ吊り上げ具40は、ロアパーツ20を水平状態にするとともに、3本のシャフト31、31、31の全てを垂直状態にする。この結果、3本のシャフト31、31、31は、ロアパーツ20の貫通孔20aに沿って摺動可能な状態となる。
その後、各シャフト31から位置決めピン34をそれぞれ引き抜き、各シャフト31の固定を解除する。そして、チェーンブロック200を操作して、3本のシャフト31、31、31を同時に上下方向に摺動させ、4つの第1位置決め孔31a〜31dのいずれかを、一対の第2位置決め孔33a、33aに選択的に一致させる。最後に、選択した第1位置決め孔31a〜31dのいずれかと、これに一致する各第2位置決め孔33aとに、位置決めピン34を挿通させて、各シャフト31を固定する。これにより、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔が調整され、ガイドコーン22の内外を流れる熱風旋回流の流量比が制御される。
<手摺、折畳ステップ>
上述のように、本実施形態のエアディスパーサ1は、ロアパーツ20の内側からガイドコーン調整手段30を操作することにより、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔を調整することができる。ここで、図3及び図4に示すように、本実施形態では、ロアパーツ20の内側に、手摺25と折畳ステップ26とが取り付けてある。折畳ステップ26は、ロアパーツ20の内側に軸支されており、垂直及び水平のいずれかの状態になる。折畳ステップ26が水平状態になると、3段の階段が形成される。手摺25は、ロアパーツ20の内側における折畳ステップ26の片側に固定されている。このような手摺25及び折畳ステップ26により、作業員が、3つのガイドコーン調整手段30、30、30に容易にアクセスできるようになる。
<作用効果>
以上述べたとおり、本実施形態のエアディスパーサ1によれば、ロアパーツ20の内側から3つのガイドコーン調整手段30、30、30を操作することにより、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔を調整することができる。すなわち、ロアパーツ20をハウジング10から取り外さずに、ガイドコーン22の内外を流れる熱風旋回流の流量比を乾燥室101の外部から容易に制御することが可能となる。
また、3つのガイドコーン調整手段30、30、30は、専用の吊り上げ具40を使用することによって、3つ同時に、極めて容易に操作することができる。これにより、ロアパーツ20をハウジング10から取り外す手間、及び図12に示すような接合金具113A〜113Cを交換する手間が削減され、作業者の労力が大幅に軽減される。
1 エアディスパーサ
2 ロータリアトマイザ
10 ハウジング
10a 段差部
11 開口
12 風道
13a 給気路
13b 排気路
14 リングヘッダ配管
15 熱風吹出部
20 ロアパーツ(壁部)
20a 貫通孔
21 上部ガイドベーン
22 ガイドコーン
23 下部ガイドベーン
24 スリーブ
25 手摺
26 折畳ステップ
30 ガイドコーン調整手段
31 シャフト
31a〜31d 第1位置決め孔
311 シャフトストッパ
32 軸受部
32a 係合突起
33 ピン受板(固定手段)
33a 第2位置決め孔
34 位置決めピン(固定手段)
34a ピンストッパ
35 吊り環(吊り金具)
36 カバー
36a 切欠部
40 吊り上げ具
41 支点部
42 腕部(長尺部材)
42a 補強板
43 バランサ
43a ガイド溝
43b 固定ボルト
44 吊り環(吊り金具)
45、46 カラビナ
100 スプレードライヤ設備
101 乾燥室
102 サイクロン
113A〜113C 接合金具
200 チェーンブロック

Claims (7)

  1. スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内に供給される旋回流を制御するためのエアディスパーサであって、
    外周面が前記旋回流に曝される壁部と、
    前記旋回流の一部を分割するための筒状部材であり、前記壁部の外周面の少なくとも一部を包囲し、前記壁部の外周面との間に、前記旋回流の一部が流れる間隔を形成するガイドコーンと、
    前記壁部の外周面に対して前記ガイドコーンを接近又は離間させ、前記間隔の幅を変更するための複数のガイドコーン調整手段と、を備え、
    前記ガイドコーン調整手段が、
    前記壁部における中心点からほぼ等しい距離の位置に設けられた複数の貫通孔と、
    前記貫通孔のそれぞれに挿通され、一端側に前記ガイドコーンが固定される複数のシャフトと、を含み、
    各シャフトが前記壁部の内側から摺動されることにより、前記間隔の幅が変更されることを特徴とするエアディスパーサ。
  2. 前記ガイドコーン調整手段が、摺動された前記シャフトを固定するための固定手段を含み、前記固定手段が、前記壁部の内側に設けられた請求項1に記載のエアディスパーサ。
  3. 前記固定手段が、軸と孔との結合により、摺動された前記シャフトを固定する請求項2に記載のエアディスパーサ。
  4. 請求項2又は3に記載したエアディスパーサの各シャフトを摺動させるために使用される吊り上げ具であって、
    各シャフトを、吊り上げの支点に結合させる棒、ワイヤ又はチェーンから選ばれる少なくとも1本の長尺部材と、
    所定の重量を有し、前記長尺部材における各シャフトと前記支点との間にそれぞれ取り付けられ、その取り付けられた位置を変更することが可能なバランサと、を備えたことを特徴とする吊り上げ具。
  5. 請求項4に記載の吊り上げ具を使用して、請求項2又は3に記載したエアディスパーサの各シャフトを摺動させるガイドコーンの調整方法であって、
    前記吊り上げ具を各シャフトに連結し、前記吊り上げ具を使用して、前記壁部を僅かに吊り上げる工程と、
    前記バランサの位置を変更し、吊り上げられた前記壁部を水平にする工程と、
    前記固定手段による固定を解除し、前記吊り上げ具を使用して、各シャフトを上下方向に摺動させる工程と、
    前記固定手段により、摺動された各シャフトを固定する工程と、
    を含むことを特徴とするガイドコーンの調整方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載したエアディスパーサを備えたことを特徴とするスプレードライヤの乾燥室。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載したエアディスパーサを備えたことを特徴とするスプレークーラの冷却室。
JP2015110275A 2015-05-29 2015-05-29 エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 Active JP6094978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015110275A JP6094978B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015110275A JP6094978B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016223689A JP2016223689A (ja) 2016-12-28
JP6094978B2 true JP6094978B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=57746533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015110275A Active JP6094978B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6094978B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180001943A (ko) * 2016-06-28 2018-01-05 엘지전자 주식회사 냉장고 및 냉장고의 냉장실 정온제어방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1289817A (fr) * 1961-05-10 1962-04-06 Niro Atomizer As Perfectionnements aux appareils de séchage ou de réaction des matières à l'état de solution ou de dispersion pulvérisée
DK141671B (da) * 1978-08-17 1980-05-19 Niro Atomizer As Gasfordelingsanordning til tilforsel af en behandlingsgas til et forstøvningskammer.
JPH0522025U (ja) * 1991-02-21 1993-03-23 三菱重工業株式会社 気液接触装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180001943A (ko) * 2016-06-28 2018-01-05 엘지전자 주식회사 냉장고 및 냉장고의 냉장실 정온제어방법
KR101897332B1 (ko) * 2016-06-28 2018-10-18 엘지전자 주식회사 냉장고 및 냉장고의 냉장실 정온제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016223689A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6094978B2 (ja) エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室
EP2282134B1 (en) Supply air terminal device for ceiling installation with inclined nozzles for swirl generation
JP4624989B2 (ja) 平衡ダンパ
JP2013028489A (ja) セメントキルン排ガス抽気処理装置及びその運転方法
JP6422820B2 (ja) エアディスパーサ、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室
US2301045A (en) Unit heater
DK3077749T3 (en) Apparatus and method for heating old granulate granules for the manufacture of asphalt
US2715867A (en) Air distribution unit
CN106079323A (zh) 烤模设备
RU2672120C2 (ru) Система для производства цемента
JP4480833B2 (ja) 吹出口装置
ITMI20102239A1 (it) Separatore dinamico, ciclonico, a flusso assiale e ad assetto variabile
TW201829921A (zh) 排氣系統之渦流產生器
CN106796025B (zh) 燃烧器
JP2014014730A (ja) 高温排ガスの冷却装置
RU2355932C1 (ru) Клапан для регулирования расхода горячего газа
EP3275349B1 (en) Device for continuous heating of fluids
CN105910101A (zh) 一种内外浓淡实时可调的煤粉浓缩器
JP2019098308A (ja) 縦型落下式粉体加熱装置
CN104595929A (zh) 旋流水膜冷却式燃烧室
CN107339157A (zh) 定向流喷嘴旋流增强器
NL8602941A (nl) Cycloon.
CN113174564A (zh) 一种铝材真空镀膜装置
WO2019116350A1 (en) Cement raw meal separator apparatus and method of using same
US11712706B2 (en) Atomizer nozzle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161125

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161125

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6094978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150