JP6094978B2 - エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 - Google Patents
エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6094978B2 JP6094978B2 JP2015110275A JP2015110275A JP6094978B2 JP 6094978 B2 JP6094978 B2 JP 6094978B2 JP 2015110275 A JP2015110275 A JP 2015110275A JP 2015110275 A JP2015110275 A JP 2015110275A JP 6094978 B2 JP6094978 B2 JP 6094978B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide cone
- shaft
- lifting tool
- peripheral surface
- air disperser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
図1及び図2に示すように、ハウジング10は、中心に円形の開口11を有するドーナツ状の外形を有する。ハウジング10内部には、環状の風道12が形成されている。風道12は、ハウジング10中心の開口12を包囲する。風道12の断面積は、熱風の入口から出口にわたって徐々に小さくなっている。風道12に供給された熱風は、風道の形状に沿って旋回し、ロアパーツ20の外周面に向かって排出される。
図1に示すように、ロアパーツ20は、主として逆円錐状の壁部からなる。ロアパーツ20は、ハウジング10中心の開口11内に懸架されている。具体的には、開口11の周囲には、環状の段部10aが設けられており、ロアパーツ20の周縁部が、環状の段部10aに載置されている。ロアパーツ20をハウジング10に取り付けると、ロアパーツ20のテーパー状の外周面の上側が、熱風吹出部15に位置し、リングヘッダ配管14のテーパー状の内周面と対面する。ロアパーツ20のテーパー状の外周面は、熱風吹出部15を通過する熱風旋回流に曝される。
風道12からの熱風旋回流は、ガイドコーン22によって二分割される。ガイドコーン22の外側を流れる熱風旋回流は、乾燥室101内の全体を大きく旋回する。一方、ガイドコーン22の内側を流れる熱風旋回流は、ロータリーアトマイザ2の先端側に向かって流れ、水平に噴霧される霧状の原液の角度に影響を与える。乾燥室101で所望する粒子を製造する場合には、原液の性質に応じて、乾燥室101に供給される熱風旋回流の角度及び流量比を制御する必要がある。ガイドコーン22の外側を流れる熱風旋回流の角度は、上部ガイドベーン21の角度を調整することによって制御される。また、ガイドコーン22の内側を流れる熱風旋回流の角度は、下部ガイドベーン23の角度を調整することによって制御される。さらに、ガイドコーン22の内外を流れる熱風旋回流の流量比は、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔を調整することによって制御される。
図3及び図4に示すように、本実施形態のエアディスパーサ1は、ロアパーツ20の外周面とガイドコーン22との間隔を調整するためのガイドコーン調整手段30を備えている。ガイドコーン調整手段30は、ロアパーツ20の壁部を貫通し、ガイドコーン22に連結されている。本実施形態では、3つのガイドコーン調整手段30、30、30が、ロアパーツ20の中心から120°ずつ間隔をおいて配置してある。図5(a)、(b)に示すように、ガイドコーン調整手段30は、主として、貫通孔20a、シャフト31、軸受部32、ピン受板(固定手段)33、位置決めピン(固定手段)34及び吊り環(吊り金具)35によって構成されている。
上述のとおり、本実施形態のエアディスパーサ1は、3つのガイドコーン調整手段30、30、30の各シャフト31の突出長を変更することにより、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔を調整する構成となっている。しかし、各シャフト31に連結されたガイドコーン22の重量が過大であるため、ロアパーツ20に僅かでも傾きが生じると、各シャフト31を摺動させることはできない。すなわち、ロアパーツ20が水平状態となり、かつ3本のシャフト31、31、31の全てが垂直状態にならないと、各シャフト31を、貫通孔20aに沿って摺動させることはできない。
次に、上述したガイドコーン調整手段30及び吊り上げ具40によるガイドコーン22の調整方法について説明する。
上述のように、本実施形態のエアディスパーサ1は、ロアパーツ20の内側からガイドコーン調整手段30を操作することにより、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔を調整することができる。ここで、図3及び図4に示すように、本実施形態では、ロアパーツ20の内側に、手摺25と折畳ステップ26とが取り付けてある。折畳ステップ26は、ロアパーツ20の内側に軸支されており、垂直及び水平のいずれかの状態になる。折畳ステップ26が水平状態になると、3段の階段が形成される。手摺25は、ロアパーツ20の内側における折畳ステップ26の片側に固定されている。このような手摺25及び折畳ステップ26により、作業員が、3つのガイドコーン調整手段30、30、30に容易にアクセスできるようになる。
以上述べたとおり、本実施形態のエアディスパーサ1によれば、ロアパーツ20の内側から3つのガイドコーン調整手段30、30、30を操作することにより、ロアパーツ20の外周面と、ガイドコーン22の内周面との間隔を調整することができる。すなわち、ロアパーツ20をハウジング10から取り外さずに、ガイドコーン22の内外を流れる熱風旋回流の流量比を乾燥室101の外部から容易に制御することが可能となる。
2 ロータリアトマイザ
10 ハウジング
10a 段差部
11 開口
12 風道
13a 給気路
13b 排気路
14 リングヘッダ配管
15 熱風吹出部
20 ロアパーツ(壁部)
20a 貫通孔
21 上部ガイドベーン
22 ガイドコーン
23 下部ガイドベーン
24 スリーブ
25 手摺
26 折畳ステップ
30 ガイドコーン調整手段
31 シャフト
31a〜31d 第1位置決め孔
311 シャフトストッパ
32 軸受部
32a 係合突起
33 ピン受板(固定手段)
33a 第2位置決め孔
34 位置決めピン(固定手段)
34a ピンストッパ
35 吊り環(吊り金具)
36 カバー
36a 切欠部
40 吊り上げ具
41 支点部
42 腕部(長尺部材)
42a 補強板
43 バランサ
43a ガイド溝
43b 固定ボルト
44 吊り環(吊り金具)
45、46 カラビナ
100 スプレードライヤ設備
101 乾燥室
102 サイクロン
113A〜113C 接合金具
200 チェーンブロック
Claims (7)
- スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内に供給される旋回流を制御するためのエアディスパーサであって、
外周面が前記旋回流に曝される壁部と、
前記旋回流の一部を分割するための筒状部材であり、前記壁部の外周面の少なくとも一部を包囲し、前記壁部の外周面との間に、前記旋回流の一部が流れる間隔を形成するガイドコーンと、
前記壁部の外周面に対して前記ガイドコーンを接近又は離間させ、前記間隔の幅を変更するための複数のガイドコーン調整手段と、を備え、
前記ガイドコーン調整手段が、
前記壁部における中心点からほぼ等しい距離の位置に設けられた複数の貫通孔と、
前記貫通孔のそれぞれに挿通され、一端側に前記ガイドコーンが固定される複数のシャフトと、を含み、
各シャフトが前記壁部の内側から摺動されることにより、前記間隔の幅が変更されることを特徴とするエアディスパーサ。 - 前記ガイドコーン調整手段が、摺動された前記シャフトを固定するための固定手段を含み、前記固定手段が、前記壁部の内側に設けられた請求項1に記載のエアディスパーサ。
- 前記固定手段が、軸と孔との結合により、摺動された前記シャフトを固定する請求項2に記載のエアディスパーサ。
- 請求項2又は3に記載したエアディスパーサの各シャフトを摺動させるために使用される吊り上げ具であって、
各シャフトを、吊り上げの支点に結合させる棒、ワイヤ又はチェーンから選ばれる少なくとも1本の長尺部材と、
所定の重量を有し、前記長尺部材における各シャフトと前記支点との間にそれぞれ取り付けられ、その取り付けられた位置を変更することが可能なバランサと、を備えたことを特徴とする吊り上げ具。 - 請求項4に記載の吊り上げ具を使用して、請求項2又は3に記載したエアディスパーサの各シャフトを摺動させるガイドコーンの調整方法であって、
前記吊り上げ具を各シャフトに連結し、前記吊り上げ具を使用して、前記壁部を僅かに吊り上げる工程と、
前記バランサの位置を変更し、吊り上げられた前記壁部を水平にする工程と、
前記固定手段による固定を解除し、前記吊り上げ具を使用して、各シャフトを上下方向に摺動させる工程と、
前記固定手段により、摺動された各シャフトを固定する工程と、
を含むことを特徴とするガイドコーンの調整方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載したエアディスパーサを備えたことを特徴とするスプレードライヤの乾燥室。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載したエアディスパーサを備えたことを特徴とするスプレークーラの冷却室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110275A JP6094978B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110275A JP6094978B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016223689A JP2016223689A (ja) | 2016-12-28 |
JP6094978B2 true JP6094978B2 (ja) | 2017-03-15 |
Family
ID=57746533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015110275A Active JP6094978B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6094978B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180001943A (ko) * | 2016-06-28 | 2018-01-05 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 및 냉장고의 냉장실 정온제어방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1289817A (fr) * | 1961-05-10 | 1962-04-06 | Niro Atomizer As | Perfectionnements aux appareils de séchage ou de réaction des matières à l'état de solution ou de dispersion pulvérisée |
DK141671B (da) * | 1978-08-17 | 1980-05-19 | Niro Atomizer As | Gasfordelingsanordning til tilforsel af en behandlingsgas til et forstøvningskammer. |
JPH0522025U (ja) * | 1991-02-21 | 1993-03-23 | 三菱重工業株式会社 | 気液接触装置 |
-
2015
- 2015-05-29 JP JP2015110275A patent/JP6094978B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180001943A (ko) * | 2016-06-28 | 2018-01-05 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 및 냉장고의 냉장실 정온제어방법 |
KR101897332B1 (ko) * | 2016-06-28 | 2018-10-18 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 및 냉장고의 냉장실 정온제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016223689A (ja) | 2016-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6094978B2 (ja) | エアディスパーサ、吊り上げ具、ガイドコーンの調整方法、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 | |
EP2282134B1 (en) | Supply air terminal device for ceiling installation with inclined nozzles for swirl generation | |
JP4624989B2 (ja) | 平衡ダンパ | |
JP2013028489A (ja) | セメントキルン排ガス抽気処理装置及びその運転方法 | |
JP6422820B2 (ja) | エアディスパーサ、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 | |
US2301045A (en) | Unit heater | |
DK3077749T3 (en) | Apparatus and method for heating old granulate granules for the manufacture of asphalt | |
US2715867A (en) | Air distribution unit | |
CN106079323A (zh) | 烤模设备 | |
RU2672120C2 (ru) | Система для производства цемента | |
JP4480833B2 (ja) | 吹出口装置 | |
ITMI20102239A1 (it) | Separatore dinamico, ciclonico, a flusso assiale e ad assetto variabile | |
TW201829921A (zh) | 排氣系統之渦流產生器 | |
CN106796025B (zh) | 燃烧器 | |
JP2014014730A (ja) | 高温排ガスの冷却装置 | |
RU2355932C1 (ru) | Клапан для регулирования расхода горячего газа | |
EP3275349B1 (en) | Device for continuous heating of fluids | |
CN105910101A (zh) | 一种内外浓淡实时可调的煤粉浓缩器 | |
JP2019098308A (ja) | 縦型落下式粉体加熱装置 | |
CN104595929A (zh) | 旋流水膜冷却式燃烧室 | |
CN107339157A (zh) | 定向流喷嘴旋流增强器 | |
NL8602941A (nl) | Cycloon. | |
CN113174564A (zh) | 一种铝材真空镀膜装置 | |
WO2019116350A1 (en) | Cement raw meal separator apparatus and method of using same | |
US11712706B2 (en) | Atomizer nozzle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161125 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20161125 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20170113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170131 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6094978 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |