JP6094929B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類を洗濯する洗濯機に関する。
従来の洗濯機は、洗剤ケースと、流路構造体と、を備える(特許文献1乃至3を参照)。使用者は、洗剤ケースに洗剤を収容することができる。使用者は、給水口から水を供給する。水は、その後、流路構造体を通じて、洗剤ケースに流下する。洗剤ケース内の洗剤は、水に溶解し、洗濯槽へ供給される。
特開2008−99920号公報 実開平2−1091号公報 特開2000−342894号公報
従来の流路構造体は、洗剤ケースの上方に配置された板部材を有する。板部材には、小孔が形成される。水は、小孔を通じて、洗剤ケースに流下する。給水口からの水は、板部材上で液層を形成する。液層は、小孔を塞ぐので、流路構造体への給水の停止の後も、水は、長期間に亘って流路構造体に留まることとなる。流路構造体内での水の長期間の停留は、衛生的な課題を引き起こすこともある。水が、流路構造体内で留まり続けるならば、使用者が洗剤ケースを取り出した後も、水は、流路構造体から滴下し続けるので、使用者は、予期せぬ水の散乱に遭遇することもある。
本発明は、短期間での排水を可能にする構造を有する洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る洗濯機は、洗剤が収容される洗剤ケースと、前記洗剤ケースへ水を供給するための流路を規定する流路構造部を有する給水ユニットと、を備える。前記洗剤ケースは、粉洗剤を収容する第1室と、液体洗剤を収容する第2室と、を含む。前記流路構造部は、前記水を支持する支持壁と、前記支持壁に対向する蓋壁と、前記支持壁と前記蓋壁との間で立設され、流路が形成される領域を規定する壁部と、を含む。前記流路には、前記水を前記第1室へ流下させる第1流下孔及び前記第2室へ流下させる第2流下孔が形成される。前記壁部は、前記第2流下孔を取り囲む囲壁部を含む。前記囲壁部の上縁は、前記蓋壁から離間して形成する。
上記構成によれば、第2流下孔を取り囲む囲壁部は、第2流下孔上に形成される液層を、第2流下孔の周囲で形成される液層から切り離す。したがって、第2流下孔上に形成される液層の水は、第2流下孔を通じて、第2流下孔の周囲で形成される液層よりも短時間で流出する。その後、空気が第2流下孔を通じて、流路構造体内に流入するので、第2流下孔の周囲で形成される液層も、第1流下孔を通じて、短時間で流出することができる。
上記構成において、洗濯機は、衣類を洗浄する洗浄動作を行う洗濯槽を更に備えてもよい。前記給水ユニットは、前記支持壁と一体的に形成され、且つ、前記洗剤ケースが収容される収容空間を規定し、前記収容空間内の前記洗剤ケースを保持する保持部を含んでもよい。前記保持部は、前記支持壁と協働して、前記洗剤ケースが挿入される挿入口を規定する前縁と、前記前縁とは反対側の後壁と、前記洗剤ケースの下方で広がる下壁と、を含んでもよい。前記下壁は、前記後壁から前記挿入口に向けて下方に傾斜してもよい。前記下壁の前記前縁は、前記収容空間内の前記洗剤ケースから離間し、前記洗剤ケースから漏れ出た前記水を前記洗濯槽へ流下させるための流下口を規定してもよい。
上記構成によれば、給水ユニットは、支持壁と一体的に形成されるので、給水ユニットの部品数は少なくなる。保持部の下壁は、洗剤ケースの下方で広がるので、洗剤ケースから溢れ出た水は、下壁によって受け止められる。下壁は、後壁から挿入口に向けて下方に傾斜するので、水は、下壁に沿って流下し、流下口を通じて、洗濯槽へ供給される。したがって、洗剤は、洗濯槽へ適切に供給されることになる。
上記構成において、前記流路構造部は、前記支持壁に対向する蓋壁と、前記蓋壁と前記支持壁との間で立設された側壁と、前記流路へ前記水を流入させるための導水筒と、を含んでもよい。前記蓋壁は、前記挿入口から前記後壁に向けて前記支持壁に対して上方に傾斜してもよい。前記側壁は、前記後壁から前記挿入口に向けて狭まってもよい。前記導水筒は、前記前縁よりも前記後壁の近くで、前記側壁から突出してもよい。
上記構成によれば、側壁は、後壁から挿入口に向けて狭まるので、側壁は、後壁の近くにおいて広い面積を有することができる。導水筒は、前縁よりも後壁の近くで、側壁から突出するので、導水筒は、広い内腔を有することができる。したがって、流路構造部は、低い流動抵抗を有することができる。
上記構成において、前記蓋壁は、前記流路内に突出する突出部を含んでもよい。
上記構成によれば、蓋壁は、流路内に突出する突出部を含むので、流路構造部を設計する設計者は、突出部を利用して、流路の流動抵抗を調整することができる。
上記構成において、前記給水ユニットは、前記導水筒を開閉する弁体を含んでもよい。
上記構成によれば、弁体の開閉動作によって、流路構造部への水の供給は適切に制御される。
本発明に係る洗濯機は、流路構造部内の水を短期間で排出することができる。
例示的な洗濯機の概略的なブロック図である。 図1に示される洗濯機の給水ユニットの概略的な斜視図である。 図2に示される給水ユニットの給水箱の概略的な斜視図である。 図3Aに示される給水箱の概略的な側面図である。 図3Bに示される給水箱の概略的な斜視図である。 図4に示される給水箱の堰壁の概略的な断面図である。 図1に示される洗濯機の洗剤ケースの概略的な斜視図である。 図5に示される給水箱の概略的な平面図である。 図6に示される洗剤ケースの概略的な分解斜視図である。 図7に示される給水箱の概略的な断面図である。 図7に示される給水箱の概略的な斜視図である。 図1に示される洗濯機の概略的な斜視図である。 図10に示される洗濯機の概略的な斜視図である。 図10に示される洗濯機の概略的な断面図である。 図3Bに示される給水箱の蓋体の概略的な斜視図である。
添付の図面を参照して、例示的な洗濯機が以下に説明される。洗濯機は、以下の説明によって、明確に理解可能である。「上」、「下」、「左」や「右」といった方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とする。したがって、これらの用語は、限定的に解釈されるべきものではない。洗濯機は、衣類を洗浄する洗濯機能だけでなく、乾燥機能を有してもよい。洗濯機能に付随した様々な機能は、後述の実施形態の原理を何ら限定しない。
<給水構造>
図1は、例示的な洗濯機100の概略的なブロック図である。図1を参照して、洗濯機100が説明される。
洗濯機100は、給水口200と、給水ユニット300と、洗剤ケース400と、洗濯槽500と、を備える。使用者は、水を、給水口200から洗濯機100に供給することができる。水は、給水ユニット300及び洗剤ケース400を順次通過し、洗濯槽500へ至る。洗濯槽500は、衣類を洗浄するための洗浄動作を行う。洗浄動作は、既知の様々な洗濯機の洗濯槽が行う動作であってもよい。本実施形態の原理は、洗濯槽500によって実行される特定の洗浄動作に限定されない。
洗剤ケース400は、第1室410と、第2室420と、第3室430と、を含む。使用者は、第1室410に粉洗剤を収容することができる。使用者は、第2室420に液体洗剤を収容することができる。使用者は、第3室430に柔軟剤や衣類の繊維に作用する他の仕上剤を収容することができる。尚、第3室430は、必ずしも必要とされない。本実施形態の原理は、第3室430によっては何ら限定されない。
給水ユニット300は、給水弁310と、流路構造部320と、を含む。給水弁310は、水の経路を、第1室410及び第2室420へ向かう第1経路FPと第3室430へ向かう第2経路SPとの間で切り替える。尚、第2経路SPは、必ずしも必要とされない。本実施形態の原理は、第2経路SPによっては何ら限定されない。
流路構造部320は、第1室410及び第2室420へ水を供給するための流路を規定する。給水弁310が、第1経路FPを開くと、水は、流路構造部320を通じて、第1室410及び第2室420へ供給される。この結果、第1室410内の粉洗剤及び第2室420内の液体洗剤は、水と混合される。粉洗剤及び液体洗剤は、水とともに、洗濯槽500へ供給される。洗濯槽500は、粉洗剤及び液体洗剤の水溶液中で衣類を攪拌し、衣類を洗浄することができる。
給水弁310が、第2経路SPを開くと、水は、第3室430へ供給される。第3室430内の仕上剤は、水と混合される。仕上剤は、水とともに、洗濯槽500へ供給される。洗濯槽500は、仕上剤の水溶液中で衣類を濯ぎ、衣類に所望の特性(例えば、柔軟性)を与えることができる。
図2は、給水ユニット300の概略的な斜視図である。図1及び図2を参照して、給水ユニット300が説明される。
給水ユニット300は、図1を参照して説明された給水弁310と、給水箱330と、蓋体340と、を備える。図1を参照して説明された洗剤ケース400は、給水箱330内に収容される。使用者は、洗剤ケース400を給水箱330から引き出すことができる。図1を参照して説明された流路構造部320は、給水箱330と一体的に形成される。流路構造部320の流路は、蓋体340の下方に配置される。
図3Aは、給水箱330の概略的な斜視図である。図3Bは、給水箱330の概略的な側面図である。図1、図3A及び図3Bを参照して、給水箱330が説明される。
給水箱330は、保持箱350と、流路箱360と、を含む。図1を参照して説明された洗剤ケース400は、保持箱350内に収容される。図1を参照して説明された流路構造部320は、流路箱360内で流路を形成する。
給水箱330は、保持箱350と流路箱360とに共有される共有壁331を含む。共有壁331は、流路箱360へ流入した水を支持する。本実施形態において、支持壁は、共有壁331によって例示される。
流路箱360は、第1導水筒361と、第2導水筒362と、周壁部363と、を含む。第1導水筒361は、図1を参照して説明された第1経路FPの上流端であってもよい。第2導水筒362は、図1を参照して説明された第2経路SPの上流端であってもよい。図1を参照して説明された給水弁310は、第1導水筒361及び第2導水筒362に取り付けられる。給水弁310が、第1導水筒361を開いている間、第2導水筒362は閉じられる。給水弁310が、第2導水筒362を開いている間、第1導水筒361は閉じられる。本実施形態において、弁体は、給水弁310によって例示される。導水筒は、第1導水筒361によって例示される。
蓋体340は、共有壁331に対向する。周壁部363は、蓋体340と共有壁331との間で立設され、流路が形成される略矩形状の領域を規定する。周壁部363は、第1導水筒361及び第2導水筒362が突出する右壁364を含む。図1を参照して説明された流路構造部320は、共有壁331と、蓋体340と、流路箱360と、第1導水筒361と、第2導水筒362と、を含む。本実施形態において、蓋壁は、蓋体340によって例示される。側壁は、右壁364によって例示される。
図4は、給水箱330の概略的な斜視図である。図1、図3B及び図4を参照して、給水箱330が更に説明される。尚、図4に示される給水箱330からは、洗剤ケース400及び蓋体340は除去されている。
保持箱350は、共有壁331と一体的に形成される略U字状の収容壁351を含む。収容壁351は、洗剤ケース400が収容される収容空間352を規定する。本実施形態において、保持部は、保持箱350によって例示される。
収容壁351は、下壁353と、左壁354と、右壁355と、を含む。下壁353は、洗剤ケース400の下方で広がる。左壁354は、下壁353の左縁と共有壁331の左縁との間で立設される。右壁355は、下壁353の右縁と共有壁331の右縁との間で立設される。
収容壁351は、左保持肩356と、右保持肩357と、を含む。左保持肩356は、左壁354と下壁353とによって形成される角隅部に沿って形成される。右保持肩357は、右壁355と下壁353とによって形成される角隅部に沿って形成される。左保持肩356及び右保持肩357は、洗剤ケース400の挿入方向に延びる。洗剤ケース400は、左保持肩356と右保持肩357とによって収容空間352内で保持される。
収容壁351は、略U字型の前縁358を含む。前縁358は、共有壁331と協働して、挿入口391を規定する。洗剤ケース400は、挿入口391から収容空間352内へ挿入される。
収容壁351は、前縁358とは反対側の後壁359を含む。後壁359は、収容空間352を閉じる。
図3Bに示される如く、蓋体340は、共有壁331に対して、挿入口391を形成する前縁358から後壁359に向けて上方に傾斜する一方で、下壁353は、後壁359から前縁358に向けて下方に傾斜する。したがって、設計者は、給水箱330の高さ寸法を過度に増加させることなく、後壁359の近くにおいて、流路箱360の右壁364に大きな高さ寸法を与えることができる。右壁364は、後壁359から前縁358に向けて狭まる。したがって、蓋体340は、略水平に配置される。
第1導水筒361及び第2導水筒362は、前縁358よりも後壁359の近くで、流路箱360の右壁364から外方に突出する。後壁359の近くにおいて、右壁364は広い面積を有するので、設計者は、第1導水筒361及び第2導水筒362の内径寸法に大きな値を与えることができる。したがって、第1導水筒361及び第2導水筒362は、低い流動抵抗を有することができる。
図4に示される如く、流路箱360は、第1隔壁371と、第2隔壁372と、第3隔壁373と、を含む。第1隔壁371は、周壁部363によって囲まれた領域内で、共有壁331から立設される。第2隔壁372は、第1隔壁371と周壁部363の右壁364との間で、共有壁331から立設される。第3隔壁373は、第2隔壁372と右壁364との間で、共有壁331から立設される。
第2隔壁372を取り巻く空間は、第1導水筒361から流入した水が流動する第1流路381として用いられる。第3隔壁373と右壁364とによって囲まれる空間は、第2導水筒362から流入した水が流動する第2流路382として用いられる。第1流路381は、図1を参照して説明された第1経路FPに対応する。第2流路382は、図1を参照して説明された第2経路SPに対応する。設計者は、第1流路381及び第2流路382の形状は、洗剤ケース400の形状に適合するように決定してもよい。本実施形態の原理は、第1流路381及び第2流路382の特定の形状に限定されない。
第1流路381内において、共有壁331には、流下孔383,384が形成される。流下孔384は、流下孔383とは異なる位置に形成される。第1導水筒361から流入した水は、流下孔383を通じて、図1を参照して説明された第1室410に流入する。第1導水筒361から流入した水は、流下孔384を通じて、図1を参照して説明された第2室420に流入する。本実施形態において、第1流下孔は、流下孔383によって例示される。第2流下孔は、流下孔384によって例示される。
周壁部363、第1隔壁371、第2隔壁372及び第3隔壁373の上縁は、蓋体340の下面に溶着されてもよい。給水箱330及び蓋体340が、樹脂製であるならば、超音波技術を用いて、周壁部363、第1隔壁371、第2隔壁372及び第3隔壁373の上縁は、蓋体340に容易に溶着される。尚、本実施形態の原理は、周壁部363、第1隔壁371、第2隔壁372、第3隔壁373及び蓋体340の間の特定の接続構造に何ら限定されない。
使用者は、第1導水筒361から水を供給し、第1流路381を水で満たすことができる。第3隔壁373が蓋体340に水密に接続しているならば、第1流路381内の水は、第2流路382に流入することなく、流下孔383,384を通じて、第1室410及び第2室420へ供給される。
使用者は、第2導水筒362から水を供給し、第2流路382を水で満たすことができる。第3隔壁373が蓋体340に水密に接続しているならば、第2流路382内の水は、第1流路381に流入することなく、第3室430へ供給される。したがって、給水弁310の切り替え動作によって、水の流動経路は適切に選択される。
流路箱360は、略C型の堰壁374を含む。堰壁374の両端は、第2隔壁372に接続される。流下孔384は、第2隔壁372と堰壁374とによって取り囲まれる。第1隔壁371、第2隔壁372及び第3隔壁373とは異なり、堰壁374の上縁は、蓋体340から離間している。したがって、第1流路381が水で満たされるならば、水は、堰壁374と蓋体340との間の空隙を通じて、流下孔384から第2室420へ流入することができる。本実施形態において、壁部は、第1隔壁371と、第2隔壁372と、第3隔壁373と、堰壁374と、によって例示される。囲壁部は、第2隔壁372と、堰壁374と、によって例示される。
図5は、堰壁374の概略的な断面図である。図4及び図5を参照して、堰壁374の機能が説明される。
第1導水筒361から水の流入が停止すると、流下孔383,384からの水の流下によって、第1流路381内の水位は徐々に下がる。第1流路381内の水位が、堰壁374の高さを下回ると、堰壁374と第2隔壁372とによって囲まれた空間内の液層は、堰壁374を取り巻く液層から分離される。したがって、堰壁374と第2隔壁372とによって囲まれた空間内の水は、他の領域に存在する水よりも早く消失する。その後、流下孔384を通じて、第1流路381内に空気が流入することができる。この結果、流下孔383を通じた排水も加速されることになる。
図6は、洗剤ケース400の概略的な斜視図である。図4及び図6を参照して、洗剤ケース400が説明される。
洗剤ケース400は、取手部440と、第1区画壁411と、第2区画壁421と、第3区画壁431と、を備える。使用者は、取手部440を握持し、収容空間352から洗剤ケース400を引き出すことができる。第1区画壁411は、上方に開口した第1室410を区画する。第2区画壁421は、上方に開口した第2室420を区画する。第3区画壁431は、上方に開口した第3室430を区画する。使用者は、収容空間352から洗剤ケース400を引き出し、第1区画壁411によって区画された第1室410に粉洗剤を供給することができる。使用者は、収容空間352から洗剤ケース400を引き出し、第2区画壁421によって区画された第2室420に液体洗剤を供給することができる。使用者は、収容空間352から洗剤ケース400を引き出し、第3区画壁431によって区画された第3室430に仕上剤を供給することができる。
洗剤ケース400は、第1室410を、混合室412と泡立室413とに分ける中間壁414を含む。使用者は、混合室412に粉洗剤を供給することができる。混合室412は、粉洗剤を水と混合するために主に利用される。泡立室413は、洗剤の水溶液を泡立てるために主に利用される。
図7は、給水箱330の概略的な平面図である。図6及び図7を参照して、流路箱360から洗剤ケース400への給水技術が説明される。
上述の如く、共有壁331には、流下孔383,384が形成される。共有壁331には、流下孔385が更に形成される。第1導水筒361を通じて第1流路381に供給された水は、流下孔383を通じて、混合室412に流下する。この結果、混合室412内の粉洗剤は、水と効率的に混じり合うことができる。第1導水筒361を通じて第1流路381に供給された水は、流下孔384を通じて、第2室420に流下する。この結果、第2室420内の液体洗剤は、水と効率的に混じり合うことができる。
中間壁414には、切欠部415が形成される。混合室412内の洗剤の水溶液は、切欠部415を通じて、泡立室413へ流入することができる。第1導水筒361を通じて第1流路381に供給された水は、流下孔385を通じて、泡立室413に流下する。この結果、泡立室413内の洗剤の水溶液は、効率的に泡立てられる。
第1区画壁411は、取手部440とは反対側の後壁416を含む。後壁416には、切欠部417が形成される。泡立室413内の洗剤の水溶液は、切欠部417を通じて、洗剤ケース400から流出する。
図8は、洗剤ケース400の概略的な分解斜視図である。図7及び図8を参照して、洗剤ケース400が説明される。
洗剤ケース400は、第1サイホン蓋422と、第2サイホン蓋432と、を含む。第1サイホン蓋422は、第2室420からの水の排出に利用される。第2サイホン蓋432は、第3室430からの水の排出に利用される。
第1サイホン蓋422は、蓋板423と、外筒424と、を含む。蓋板423には、開口部425が形成される。流下孔384から流下した水は、開口部425を通じて、第2室420へ流入する。外筒424は、蓋板423から下方に突出する。
第2区画壁421は、底壁426と、内筒427と、を含む。底壁426は、第1サイホン蓋422の蓋板423に対向する。内筒427は、底壁426から上方に突出する。第1サイホン蓋422が、第2室420を部分的に閉じると、内筒427は、外筒424に挿入され、サイホン構造を形成する。第2室420内の液体は、サイホン原理に従って、内筒427と外筒424との間の空隙に流入する。その後、液体は、内筒427内を流下し、洗剤ケース400から排出される。
第2サイホン蓋432は、蓋板433と、外筒(図示せず)を含む。蓋板433には、開口部434が形成される。第2導水筒362から第2流路382へ供給された水は、開口部434を通じて、第3室430へ流入する。第3区画壁431は、底壁435と内筒436と、を含む。第2サイホン蓋432が、第3室430を部分的に閉じると、内筒436は、第2サイホン蓋432の外筒に挿入され、サイホン構造を形成する。第3室430内の液体は、サイホン原理に従って、内筒436と外筒との間の空隙に流入する。その後、液体は、内筒436内を流下し、洗剤ケース400から排出される。
第1室410と第2室420との間の境界壁401は、第1区画壁411と第2区画壁421とに共有される。境界壁401には、切欠部402が形成される。第2室420内の液体は、内筒427からだけでなく、切欠部402からも、第2室420から流出することができる。
図9Aは、給水箱330の概略的な断面図である。図9Bは、給水箱330の概略的な斜視図である。図9A及び図9Bを参照して、給水箱330からの排水技術が説明される。
図9Aに示される如く、保持箱350の下壁353は、洗剤ケース400から離間している。したがって、下壁353と洗剤ケース400との間には、下空間392が形成される。洗剤ケース400から排出された水及び洗剤は、下空間392を流れる。
図9Bは、左保持肩356の上面と右保持肩357の上面とによって規定される仮想的な平面PPを示す。平面PPより下の空間は、上述の下空間392である。平面PPより上の空間は、上空間393である。洗剤ケース400は、上空間393に収容される。したがって、下壁353の前縁358は、洗剤ケース400から離間し、流下口394(平面PPと下壁353の前縁358との間で形成される開口部)を形成する。
上述の如く、下壁353は、挿入口391へ向けて下方に傾斜する。したがって、下空間392に送り出された水及び洗剤は、平面PPと下壁353との間に形成された流下口394から流下することができる。
図10は、洗濯機100の概略的な斜視図である。図1及び図10を参照して、洗濯機100が説明される。
洗濯機100は、筐体600と、蓋体700と、を備える。筐体600は、下筐体610と、上筐体620と、を含む。下筐体610内には、図1を参照して説明された洗濯槽500が収容される。下筐体610には、洗濯槽500からの水を排出するための排出口611が形成される。蓋体700は、上筐体620に取り付けられる。蓋体700は、上筐体620上で上下に回動する。上筐体620には、図1を参照して説明された給水口200が形成される。図1を参照して説明された給水ユニット300及び洗剤ケース400は、上筐体620内に組み込まれる。
図11は、洗濯機100の概略的な斜視図である。図11を参照して、洗濯機100が更に説明される。
図11に示される如く、使用者は、蓋体700を上方に回動することができる。上筐体620には、投入口621が形成される。使用者が、蓋体700を上方に回動すると、洗濯槽500は、投入口621を通じて露出する。使用者は、衣類を、投入口621を通じて、洗濯槽500へ投入することができる。
洗剤ケース400の取手部440は、投入口621に臨む。したがって、使用者は、蓋体700を上方に回動し、洗剤ケース400にアクセスすることができる。
図12は、洗濯機100の概略的な断面図である。図10乃至図12を参照して、洗濯機100が更に説明される。
洗濯機100は、操作パネル800を更に備える。操作パネル800は、給水口200と蓋体700との間に配置される。使用者は、操作パネル800を操作し、洗濯槽500の様々な動作を設定することができる。
給水箱330は、上筐体620内において、操作パネル800及び給水口200の下方に配置される。給水口200から供給された水は、下方に流れ、給水箱330へ流入する。上述の如く、保持箱350の下壁353と洗剤ケース400との間には、流下口394が形成される。洗剤ケース400の取手部440は、流下口394を閉じず、且つ、流下口394は、洗濯槽500の上方で開口するので、洗剤の水溶液は、給水箱330から流下口394を通じて洗濯槽500へ直接的に垂れ流されることになる。
<蓋体の設計>
設計者は、蓋体に様々な形状を付与し、流路箱内の流動抵抗を調整してもよい。蓋体の設計技術が以下に説明される。
図13は、蓋体340の概略的な斜視図である。図3B、図4及び図13を参照して、蓋体340が説明される。
蓋体340は、蓋板341と、L字状の突条342と、を含む。蓋板341は、第1流路381と第2流路382とを閉塞する。蓋板341の下面は、周壁部363、第1隔壁371、第2隔壁372及び第3隔壁373の上縁に、超音波技術によって溶着されてもよい。
突条342は、蓋板341から下方に突出する。突条342は、第1流路381内に入り込む。図3Aを参照して説明された如く、共有壁331は、後壁359に向けて下方に傾斜する一方で、蓋板341は、略水平である。したがって、第1隔壁371、第2隔壁372及び第3隔壁373は、後壁359に向かって、徐々に高くなる。このことは、突条342なしでは、第1流路381の流動抵抗の変動幅が大きくなることを意味する。本実施形態の原理は、設計者が、突条342を蓋体340に設け、第1流路381の断面積を所定の区間に亘って略一様にすることを可能にする。突条342の形状は、流路箱360内の流動特性に応じて適切に設定されてもよい。したがって、本実施形態の原理は、突条342の特定の形状に限定されない。本実施形態において、突部は、突条342によって例示される。
本実施形態の原理は、洗濯機能を有する様々な装置に好適に利用される。
100・・・・・・・・・・・・・・・・洗濯機
300・・・・・・・・・・・・・・・・給水ユニット
310・・・・・・・・・・・・・・・・給水弁
320・・・・・・・・・・・・・・・・流路構造部
331・・・・・・・・・・・・・・・・共有壁
340・・・・・・・・・・・・・・・・蓋体
342・・・・・・・・・・・・・・・・突条
350・・・・・・・・・・・・・・・・保持箱
352・・・・・・・・・・・・・・・・収容空間
353・・・・・・・・・・・・・・・・下壁
358・・・・・・・・・・・・・・・・前縁
359・・・・・・・・・・・・・・・・後壁
361・・・・・・・・・・・・・・・・第1導水筒
364・・・・・・・・・・・・・・・・右壁
372・・・・・・・・・・・・・・・・第2隔壁
374・・・・・・・・・・・・・・・・堰壁
381・・・・・・・・・・・・・・・・第1流路
383〜385・・・・・・・・・・・・流下孔
391・・・・・・・・・・・・・・・・挿入口
394・・・・・・・・・・・・・・・・流下口
400・・・・・・・・・・・・・・・・洗剤ケース
500・・・・・・・・・・・・・・・・洗濯槽

Claims (5)

  1. 洗剤が収容される洗剤ケースと、
    前記洗剤ケースへ水を供給するための流路を規定する流路構造部を有する給水ユニットと、を備え、
    前記洗剤ケースは、粉洗剤を収容する第1室と、液体洗剤を収容する第2室と、を含み、
    前記流路構造部は、前記水を支持する支持壁と、前記支持壁に対向する蓋壁と、前記支持壁と前記蓋壁との間で立設され、流路が形成される領域を規定する壁部と、を含み、
    前記流路には、前記水を前記第1室へ流下させる第1流下孔及び前記第2室へ流下させる第2流下孔が形成され、
    前記壁部は、前記第2流下孔を取り囲む囲壁部を含み、
    前記囲壁部の上縁は、前記蓋壁から離間して形成することを特徴とする洗濯機。
  2. 衣類を洗浄する洗浄動作を行う洗濯槽を更に備え、
    前記給水ユニットは、前記支持壁と一体的に形成され、且つ、前記洗剤ケースが収容される収容空間を規定し、前記収容空間内の前記洗剤ケースを保持する保持部を含み、
    前記保持部は、前記支持壁と協働して、前記洗剤ケースが挿入される挿入口を規定する前縁と、前記前縁とは反対側の後壁と、前記洗剤ケースの下方で広がる下壁と、を含み、
    前記下壁は、前記後壁から前記挿入口に向けて下方に傾斜し、
    前記下壁の前記前縁は、前記収容空間内の前記洗剤ケースから離間し、前記洗剤ケースから漏れ出た前記水を前記洗濯槽へ流下させるための流下口を規定することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記流路構造部は、前記支持壁に対向する蓋壁と、前記蓋壁と前記支持壁との間で立設された側壁と、前記流路へ前記水を流入させるための導水筒と、を含み、
    前記蓋壁は、前記挿入口から前記後壁に向けて前記支持壁に対して上方に傾斜し、
    前記側壁は、前記後壁から前記挿入口に向けて狭まり、
    前記導水筒は、前記前縁よりも前記後壁の近くで、前記側壁から突出することを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記蓋壁は、前記流路内に突出する突出部を含むことを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記給水ユニットは、前記導水筒を開閉する弁体を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の洗濯機。
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