JP6094926B2 - 集塵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネル等の坑内において使用するに好適な集塵装置に関するものである。
トンネル等の坑内において使用する集塵装置としては、例えば、スクラバ方式の集塵装置やフィルタ方式の集塵装置、これらを併用した集塵装置等が存在する(例えば、特許文献1,2等参照)。これらの集塵装置は、日々改良されており、その集塵性能も徐々に向上している。
しかるに、トンネル等の坑内においては、断面方向の設置空間に大きな制約があり、また、作業空間や各種機材の搬入路、搬出路等を確保する必要もある。したがって、集塵装置の断面寸法を小さくする必要があり、その分、集塵性能を犠牲にしている。また、金属や石炭等の採掘を目的とする鉱山用トンネルにおいては、採掘効率を向上する必要が高く、道路の造成を目的とする道路用トンネルの場合と比べて、断面方向の設置空間がより大きく制限され、しかも、坑内の粉塵量が桁違いに多くなる。したがって、処理風速を1.5〜2.0倍にする必要が生じ(例えば、道路用トンネルの場合であれば処理風速を0.3〜0.4m/sとしているのに対し、鉱山用トンネルの場合であれば処理風速を0.5〜0.6m/sにまで速める必要がある。)、動力が大型化し、また、騒音が大きくなる原因となっている。さらに、処理風速を速めたとしても、スクラバ方式の場合は、特に1μm以下の微粒子を十分に捕捉(集塵)することができないとの問題や、大量に発生する濁水処理の問題が解決されない。他方、フィルタ方式の場合は、フィルタがすぐに目詰まりしてしまい、ランニングコストが高くなる。また、集塵装置を石炭の採掘を目的とする鉱山用トンネルに設置する場合は、防爆仕様とする必要があるが、従来の集塵装置を防爆仕様とするには、大きなコストがかかる。
特開2004−31892号公報 特開2005−68950号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、断面寸法を小さくすることができるにもかかわらず、集塵性能を犠牲にする必要のない集塵装置を提供することにある。より好ましくは、集塵作業を長期にわたって継続することができ、さらに好ましくは容易に防爆仕様とすることができる集塵装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、次の通りである。
〔請求項1記載の発明〕
粉塵を捕捉するフィルタ手段と、このフィルタ手段を収納するケーシング体と、が備わる集塵装置であって、
前記フィルタ手段は、外周面が粉塵の捕捉面となる円筒状とされ、かつ軸心が横方向を向く配置とされ、
前記フィルタ手段を軸心回りに回転する回転手段と、前記フィルタ手段内において当該フィルタ手段の内周面に向けてガスパルスを発するガスパルス手段と、が備わり、
前記ケーシング体は、軸方向一端部に吸気口を有し、軸方向他端部に排気口を有し、
前記フィルタ手段の吸気側開口は、閉じられており、
前記吸気口から吸引された空気が、前記ケーシング体内であってフィルタ手段との間の間隙部に流れ込み、当該間隙部を吸気側から排気側に向かって流れつつ前記フィルタ手段を径方向外方から内方へ向かって通り抜け、前記フィルタ手段内を当該フィルタ手段の排気側開口に向かって流れ、当該排気側開口を通り抜けた後、前記排気口から排気される、
ことを特徴とする集塵装置。
(主な作用効果)
フィルタ手段が円筒状とされ、かつ軸心が横方向を向く配置とされていると、トンネル等の坑内においても、フィルタ面積を広くすることができる。また、フィルタ手段を軸心回りに回転する回転手段と、フィルタ手段内において当該フィルタ手段の内周面に向けてガスパルスを発するガスパルス手段とが備わると、フィルタ手段の外周面において捕捉した粉塵の全てを払い落すことができ、継続的な集塵が可能となる。
〔請求項2記載の発明〕
前記回転手段としてラチェット機構及びエアシリンダが備わり、
前記エアシリンダを伸縮させると前記ラチェット機構が揺動し、この揺動に応じて前記フィルタ手段が一方に回転する構成とされている、
請求項1記載の集塵装置。
(主な作用効果)
回転手段としてラチェット機構及びエアシリンダが備わり、このエアシリンダを伸縮させるとラチェット機構が揺動し、この揺動に応じてフィルタ手段が一方に回転する構成とされていると、エアの圧力のみによってフィルタ手段を回転することができ、防爆仕様とするのが容易である。
〔請求項3記載の発明〕
前記ガスパルス手段として軸心方向に延びるガスパイプが備わり、
このガスパイプには軸心方向に間隔をおいて複数のノズルが備わり、
この複数のノズルから前記フィルタ手段の内周面に向けて圧縮エアを発する構成とされている、
請求項1又は請求項2記載の集塵装置。
(主な作用効果)
ガスパルス手段として軸心方向に延びるガスパイプが備わり、このガスパイプには軸心方向に間隔をおいて複数のノズルが備わり、この複数のノズルから前記フィルタ手段の内周面に向けて圧縮エアを発する構成とされていると、エアの圧力のみによってフィルタ手段の外周面において捕捉した粉塵を払い落すことができ、防爆仕様とするのが容易である。
〔請求項4記載の発明〕
前記エアシリンダ及び前記ガスパイプと繋がるエアタンクが備わり、
このエアタンクに圧縮エアを供給すると、この供給に応じて前記エアシリンダが伸長し、この伸長に応じて前記ラチェット機構が一方に揺動し、この揺動に応じて前記フィルタ手段が一方に回転し、
更に前記エアタンクに供給された圧縮エアを前記ガスパイプに放出し、このガスパイプを通して前記複数のノズルから発すると、前記エアタンクの内圧が低下するとともに前記エアシリンダにかかる圧力も低下して前記エアシリンダが収縮し、この収縮に応じて前記ラチェット機構が他方に揺動するも、前記フィルタ手段は他方に回転しない、構成とされている、
請求項3記載の集塵装置。
(主な作用効果)
エアシリンダ及びガスパイプと繋がるガスタンクが備わり、このガスタンクに圧縮エアを供給すると、この供給に応じてエアシリンダが伸長し、この伸長に応じてラチェット機構が一方に揺動し、この揺動に応じてフィルタ手段が一方に回転し、更にガスタンクに供給された圧縮エアをガスパイプに放出し、このガスパイプを通して複数のノズルから発すると、エアタンクの内圧が低下するとともに当該エアシリンダにかかる圧力も低下してエアシリンダが収縮し、この収縮に応じてラチェット機構が他方に揺動するも、フィルタ手段は他方に回転しない構成とされていると、ガスタンクへの圧縮エアの供給及び当該ガスタンクからの圧縮エアの放出、つまりガスパルスの実施に応じてフィルタ手段が自動的に回転することになる。したがって、フィルタ手段を回転するための動作指令を発する必要がなく、防爆仕様とするのが極めて容易である。
〔請求項5記載の発明〕
前記ケーシング体が筒状とされ、かつ粉塵を含む汚染空気の吸気口を有する吸気筒と、前記フィルタ手段を収納する本体筒と、粉塵が除去された清浄空気の排気口を有する排気筒と、に分解可能とされ、
前記排気筒には前記フィルタ手段の排気側開口と連通する連通口が備わり、この連通口の周縁部に前記フィルタ手段を軸支する軸支材が備わり、前記連通口においてのみ前記本体筒と前記排気筒とが連通する構成とされ、
更に前記吸気筒内には前記吸気口と対向する対向部材が備わり、この対向部材は、吸気側が山状に膨らみ、かつ前記フィルタ手段を排気側に押圧する構成とされている、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の集塵装置。
(主な作用効果)
ケーシング体が筒状とされ、かつ粉塵を含む汚染空気の吸気口を有する吸気筒と、フィルタ手段を収納する本体筒と、粉塵が除去された清浄空気の排気口を有する排気筒とに分解可能とされ、排気筒にはフィルタ手段の排気側開口と連通する連通口が備わり、この連通口の周縁部にフィルタ手段を軸支する軸支材が備わり、前記連通口においてのみ本体筒と排気筒とが連通する構成とされ、更に吸気筒内には吸気口と対向する対向部材が備わり、この対向部材は、吸気側が山状に膨らみ、かつフィルタ手段を排気側に押圧する構成とされていると、トンネル等の坑内においても、フィルタ手段を容易に交換することができる。
具体的には、例えば、フィルタ手段を取り付ける(配置する)にあたっては、吸気筒と本体筒とが分解された状態において、本体筒内にフィルタ手段を挿入し、このフィルタ手段を連通口の周縁部に備わる軸支材で軸支し、次いで、対向部材及び吸気筒を本体筒に接続することで完了する。他方、フィルタ手段を取り外すにあたっては、吸気筒及び対向部材を本体筒から取り外し、次いで、フィルタ手段を本体筒から引き抜くことで完了する。
この点、以上におけるフィルタ手段の挿入や引抜き、対向部材及び吸気筒の接続や取外しは、全て各部材をトンネル等の軸方向に移動させる作業となるため、トンネル等の断面方向の空間が狭い場所においてもフィルタ手段を容易に交換することができる。
さらに、吸気筒内に備わる対向部材は、吸気口から吸気された汚染空気がぶつかる部材であるところ、当該対向部材は吸気側が山状に膨らむため、汚染空気が径外方に円滑に導かれ、通気抵抗の増加が可及的に防止される。加えて、対向部材はフィルタ手段を排気側に押圧する構成とされているため、フィルタ手段と軸支材との当接が密になる。したがって、当該当接部から汚染空気が排気筒側に漏れるおそれがない。
〔請求項6記載の発明〕
前記本体筒の排気側底部に、開閉可能な粉塵排出口が備わる、
請求項5記載の集塵装置。
(主な作用効果)
本発明の集塵装置においては、フィルタ手段の外周面から払い落された粉塵が、本体筒の排気側底部に堆積することになる。したがって、当該部位に開閉可能な粉塵排出口が備わると、ケーシング体内から粉塵を容易に排出することができる。
本発明によると、断面寸法を小さくすることができるにもかかわらず、集塵性能を犠牲にする必要のない集塵装置となる。
集塵装置の側面図である。 集塵装置の平面図である。 集塵装置の正面図である。 汚染空気や清浄空気の流れを示す説明図である。 フィルタ手段を回転する回転手段の正面図である。 ラチェット機構の正面図である。 ラチェット機構の側面図である。 フィルタ手段を回転する回転手段の側面図である。 フィルタ受けローラーの支持構造を示す横断面図である。 ガスパルス手段の配置形態を示す平面図である。 ガスパルス手段の配置形態を示す側面図である。 ガスパルス手段の配置形態を示す背面図である。 フィルタ手段の再生方法を示す説明図である。 粉塵排出口及び開閉手段を示す底面図である。 粉塵排出口の開動作を示す側面図である。 集塵装置の設置例を示す正面図である。 フィルタ手段の交換方法を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を説明する。
図1〜3に示すように、本形態の集塵装置1は、粉塵を捕捉するフィルタ手段10と、このフィルタ手段10を収納するケーシング体20とを有する。
フィルタ手段10は、円筒状とされており、周壁がフィルタ11で構成されている。また、フィルタ手段10は、軸心が横方向、図示例では水平方向(トンネル等の床面90a(図16参照)に沿う方向)を向くように配置されている。このようにフィルタ手段10が円筒状とされ、かつ軸心が横方向を向くように配置されていると、当該フィルタ手段10の軸方向に関する長さを長くするのみでフィルタ面積を広げることができる。したがって、集塵装置全体の断面寸法を大きくすることなく集塵性能を高めることができ、トンネル等の断面空間に大きな制約のある場所に設置する集塵装置として好適に使用することができる。
フィルタ手段10の周壁を構成するフィルタ11としては、例えば、ポリエステルフィルタ、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)フィルタ、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン樹脂)フィルタ、ガラスフィルタ等を使用することができる。また、フィルタ11は、例えば、プリーツ状に折り畳まれた上で、円筒状とされていてもよい。ただし、フィルタ11は、その外周面11aが粉塵の捕捉面となるように構成されている必要がある。
なお、フィルタは、その面積を広くしたとしても、通気圧等の影響によりフィルタ全面で均等に粉塵を捕捉する性質を有する。これは、粉塵を捕捉した部位の通気圧が高くなり、その分、他の部位から通気し易くなって、結果、他の部位においても同等の捕捉が進むためである。したがって、フィルタ手段10の軸方向に関する長さを長くしたとしても、フィルタ11全面が有効に使用される。
一方、ケーシング体20は、筒状とされており、吸気口21aを有する吸気筒21と、フィルタ手段10を収納する本体筒22と、排気口23aを有する排気筒23とに分解可能とされている。このようにケーシング体20が分解可能とされていることで、トンネル等の坑内においても、フィルタ手段10を容易に交換することができる。なお、このフィルタ手段10の交換方法に関する詳細は、後述する。
ケーシング体20の断面形状は、例えば、真円形状、楕円形状等の円形状や四角形状、五角形状等の多角形状等にすることができる。図示例では、本体筒22並びに吸気筒21及び排気筒23の本体筒22との接続部が正方形状とされ、吸気口21a及び排気口23aが真円形状とされている。
集塵装置1においては、図4に示すように、吸気口21aから吸気筒21内に粉塵を含む汚染空気Bが吸気され、この吸気された汚染空気Bが本体筒22内であってフィルタ手段10との間の間隙部22xに流れ込む。この間隙部22xに流れ込んだ汚染空気Bは、フィルタ手段10のフィルタ11を径方向外方から内方へ向かって通り抜ける。この通り抜けに際しては、汚染空気B中の粉塵がフィルタ11の主に外周面11aにおいて捕捉され、粉塵が除去された清浄空気Fとなる。この清浄空気Fは、フィルタ手段10(フィルタ11)内を排気筒23に向かって流れ、連通口23bを通して排気筒23に流れ込んだ後、この排気筒23に備わる排気口23aから排気される。この点、排気口23aは、例えば、坑外まで延びるダクト等に接続され、このダクトを通して清浄空気Fが坑外に排気される形態とすることもできる。
以上の汚染空気Bや清浄空気Fの通気は、例えば、集塵装置1の下流側にターボファン等の通気手段を備えることで実現できる。ただし、本形態においては、集塵装置1の断面寸法を広げることなしにフィルタ面積を広げることができ、フィルタ面積を広げることで通気抵抗を小さくすることができる。したがって、本形態によると、軸流ファン等の通気手段によっても汚染空気Bや清浄空気Fを通気させることができる。
集塵装置1を使用して集塵を行うと、フィルタ11の外周面11aに粉塵が堆積する。そこで、集塵装置1には、堆積した粉塵を払い落すためのフィルタ再生(逆洗)手段が備わる。このフィルタ再生手段は、図2及び図3に示すように、フィルタ手段10を軸心回りに回転する回転手段30と、フィルタ手段10内においてエアパルス等のガスパルスを発するガスパルス手段40とで主に構成されている。
回転手段30は、図5に示すように、ラチェット機構31とエアシリンダ36とを有し、特に本形態においては、更に一対のフィルタ受けローラー39を有する(図2参照)。
ラチェット機構31は、図6及び図7にも示すように、フィルタ受けローラー39の一方と一体的に回転する回転部32と、エアシリンダ36の伸縮に応じて揺動する揺動部33とを有する。また、揺動部33は、下方に突出するヒンジ部34を有しており、このヒンジ部34においてエアシリンダ36と接続されている。
ラチェット機構31は、揺動部33が一方(紙面左側)へ揺動すると、この揺動に応じて回転部32も回転するが、揺動部33が他方(紙面右側)へ揺動しても回転部32が回転しない構造とされている。したがって、エアシリンダ36を伸縮して揺動部33を揺動すると、この揺動に応じて回転部32が一方にのみ回転する(ラチェット機能)。
なお、このラチェット機能は、図示例では、回転部32の周縁部に形成された複数の切欠き部32Aと、揺動部33に内蔵された複数の切欠き部32Aに順に噛み合う爪片33Aとで実現される。
エアシリンダ36は、エアの圧力によって軸方向に伸縮する構成とされている。特に本形態においては、圧縮エアによって加圧されたときにエアシリンダ36が伸長し、圧縮エアによる加圧を解除したときにバネ等の伸長力によってエアシリンダ36が収縮する構成とされている。
エアシリンダ36は、その先端部がラチェット機構31のヒンジ部34に接続されている。以上におけるエアシリンダ36の伸縮及び接続は、当該エアシリンダ36が伸縮すると、この伸縮に応じて揺動部33が揺動し、もって回転部32が一方にのみ回転するように行われている。
一対のフィルタ受けローラー39は、ケーシング体20内に、図2に示すように、適宜の間隔をおいて並行に配置されており、この一対のフィルタ受けローラー39上にフィルタ手段10が載置されている。この載置は、例えば、フィルタ11の外周面11aやフィルタ11の骨格をなす適宜の部材とフィルタ受けローラー39の外周面とが当接するように行われている。
一対のフィルタ受けローラー39の一方は、前述したようにラチェット機構31の回転部32と一体的に回転する構成とされている。したがって、エアシリンダ36を伸縮させるとラチェット機構31の揺動部33が揺動し、この揺動に応じて当該ラチェット機構31の回転部32が回転し、この回転と連動して一対のフィルタ受けローラー39の一方が回転し、この回転に連動してフィルタ手段10が回転する。結果、本形態によると、エアの圧力のみによってフィルタ手段10が回転することになり、防爆仕様とするのが容易である。
一対のフィルタ受けローラー39は、図8及び図9の(1)に示すように、吸気側端部がピロー形の転がり軸受ユニット39zによって軸支されている。この軸支は、フィルタ手段10の吸気側端縁よりも吸気側において行われている。
また、一対のフィルタ受けローラー39は、図8及び図9の(2)に示すように、軸方向中央部が一組のキャスター39y上に載置されている。この一組のキャスター39yは、フィルタ受けローラー39と直交する方向に並ぶように配置されており、それぞれが軸心回りに回転自在とされている。この一組のキャスター39yは、フィルタ受けローラー39を軸方向中央部において支持するための部材であるため、フィルタ受けローラー39の長さや強度等によっては省略することもできる。
さらに、一対のフィルタ受けローラー39は、図8及び図9の(3)に示すように、排気側端部が一組のピロー形の転がり軸受ユニット39xによって軸支されている。この軸支は、フィルタ手段10の排気側端縁よりも排気側において行われている。一組の転がり軸受ユニット39xは、フィルタ受けローラー39の軸心方向に適宜の間隔をおいて配置されている。特に回転手段30が備わる側のフィルタ受けローラー39を支持する転がり軸受ユニット39xは、回転手段30を構成するラチェット機構31を軸心方向に関して挟み込むように配置されている。
以上の回転手段30とともにフィルタ再生手段を構成するガスパルス手段40は、図10〜12に示すように、フィルタ手段10の軸心方向に延びるガスパイプ41と、図示しないコンプレッサ等から圧縮エア等のガスGが供給されるガスタンク42とを有する。
ガスタンク42は、ガスパイプ41と繋がっており、コンプレッサ等から供給されたガスGをいったん蓄えた後、ガスパイプ41に放出するように構成されている。
ガスパイプ41は、フィルタ手段10の排気側開口から当該フィルタ手段10内に挿入された状態となるように配置されている。ガスパイプ41は、ガスGが流通する中空構造とされている。ガスパイプ41には、軸心方向に適宜の間隔をおいて図示しない複数のノズルが備えられている。
ガスパイプ41に備えられている複数のノズルからは、フィルタ11の内周面11bに向けて、図示例では下方に向けて、ガスタンク42から放出されたガスGが発せられる。ガスGが発せられることで、フィルタ11の外周面11aに堆積した粉塵が払い落される。この形態においては、ガスGの圧力のみによって粉塵が払い落されることになるため、防爆仕様とするのが容易である。また、特に本形態においては、フィルタ手段10が軸心回りに回転するため、ガスGを下方等のみに向けて発するとしても、フィルタ手段10の外周面11aに堆積した粉塵の全てを払い落すことができる。
ガスパイプ41は、フィルタ手段10内において、例えば、軸心部、天部近傍、側部近傍等を通るように配置することもできるが、図示例のように底部近傍を通るように配置するのが好ましく、フィルタ11の内周面11bから1〜10cm離間した位置を通るように配置するのがより好ましい。
この点、ガスGは、フィルタ11の内周面11bに向けて発せられるものであり、したがって、好ましくは、ガスパイプ41が天部近傍を通る場合は上方に発せられ、ガスパイプ41が側部近傍を通る場合は側方に発せられ、ガスパイプ41が底部近傍を通る場合は下方に発せられる。しかるに、ガスGが上方や側方に発せられた場合は、フィルタ11の外周面11aから払われた粉塵が再度フィルタ11の外周面11aにおいて捕捉されてしまうおそれがあり、汚染空気Bの通気を中断しない限り、フィルタ11を効率的に再生することができない。
また、ガスGが放射状に発せられる形態、例えば、下方に発せられるとともに、上方や側方にも発せられる形態も考えることができるが、この形態によると、ガスGが発せられることによって汚染空気Bや清浄空気Fの流れに影響が生じてしまう。したがって、汚染空気Bの集塵を効率的に行うことができなくなり、場合によって汚染空気Bの通気を中断する必要が生じる。故に、本形態のように、ガスパイプ41が底部近傍を通り、かつガスGが下方に発せられる形態を採用するのが好ましい。
ところで、ガスパイプ41は、ガスGを発するための部材であるため、その長さがフィルタ11の軸心方向全長にほぼ及ぶものとされる。また、ガスパイプ41は、複数のノズルからガスGが発せられるに際して大きな衝撃を受ける。さらに、本形態においては、フィルタ手段10が軸心回りに回転する構成とされているため、フィルタ手段10によってガスパイプ41を直接支持することができない。
そこで、本形態においては、図11及び図12に示すように(図10においては記載を省略している。)、一対の支持ロッド43を使用してガスパイプ41を支持している。この一対の支持ロッド43は、剛性を有する棒状の材料で形成されており、吸気側端部がガスパイプ41の軸心方向中央部に接続されている。
他方、一対の支持ロッド43の排気側端部は、本体筒22と排気筒23との接続部分に位置する適宜の部材に対して、平面視でガスパイプ41を挟んで線対称となるように接続されている。
以上の支持構造によると、ガスパイプ41が確実に支持されるため、ガスGを所望の領域に向けて正確に発することができ、フィルタ11の再生効率が向上する。しかも、以上の支持構造によると、フィルタ手段10の交換等に際して、ガスパイプ41がフィルタ手段10と接触するおそれがなく、交換作業を迅速に進めることができる。
ガスパイプ41からガスGを発するタイミングは、種々考えることができるが、フィルタ手段10の回転と連動させると好適である。以下、詳細に説明する。
本形態のフィルタ手段10は、ラチェット機構31を使用して回転するため、当該回転が連続的なものとはならず、不連続なものとなる。つまり、フィルタ手段10は、エアシリンダ36の伸縮速度や切欠き部32Aの離間距離等のさまざまな設計条件に応じて回転及び停止を繰り返すことになる。そこで、本形態においては、フィルタ手段10の回転が停止しているときにガスGを発する。
具体的には、まず、フィルタ11(フィルタ手段10)が停止しているときに、図13の(1)に示すように、フィルタ11の下端部に位置する領域X1に向けてガスパイプ41からガスGを発する。これにより、領域X1の外周面11aに堆積する粉塵Dが払い落される。
次に、図13の(2)に示すように、フィルタ11を所定角度分だけ回転する。この回転により、先に払い落しを行った領域X1に隣接する領域X2が下端部に位置する。そこで、この停止状態において、領域X2に向けてガスパイプ41からガスGを発する。これにより、領域X2の外周面11aに堆積する粉塵Dが払い落される。以降、同様にフィルタ11の回転、停止及び粉塵Dの払い落しを繰り返す。このようにして、フィルタ11の全面に及ぶ払い落しが行われることになる。
もっとも、粉塵Dが払い落された領域X1や領域X2も、次に下端部に位置するときには、その外周面11aに粉塵Dが堆積している。したがって、この粉塵Dの払い落しは、更に繰り返すことになる。
この点、図13においては、ガスパイプ41がフィルタ11の軸心部を通る例を示しているが、本形態においては、前述したようにガスパイプ41が底部を通り、また、ガスGをフィルタ11のごく限られた領域に向けて下方に発する。したがって、本形態によると、汚染空気Bや清浄空気Fの通気に対する影響がほとんどなく、集塵作業を継続することができる。
ここで図示例では、1回の回転(1動作)が30°となる場合を示しているが、これは説明のためであり、ガスGを広い領域に向けて発すると、汚染空気Bや清浄空気Fの通気、あるいはフィルタ11の他の領域における粉塵の捕捉作業に影響が生じるおそれがある。したがって、現実には、1動作の回転角度が1〜4°となるように切欠き部32Aの離間距離等を設計するのが好ましく、また、ガスGを発する範囲も可及的に狭めるのが好ましい。
なお、例えば、1動作で3°回転する場合は、120動作で1回転する(フィルタ11の各領域X1,X2等が元の位置に戻る)ことになり、10秒に1回ガスGを発する(回転時間及び停止時間の合計時間が10秒である)とすれば、10秒×120動作、つまり20分でフィルタ手段10が1回転することになる。また、30秒に1回ガスGを発するとすれば、30秒×120動作、つまり、1時間でフィルタ手段10が1回転することになる。
さらに、本形態のフィルタ再生手段においては、ガスパイプ41と繋がるガスタンク42が回転手段30を構成するエアシリンダ36とも繋がり、ガスタンク42にはガスGとして圧縮エアが供給されるものとすると好適である。この形態においては、ガスタンク42に圧縮エアを供給すると、この供給に応じてガスタンク42内に圧力がかかるとともに、エアシリンダ36にも圧力がかかり、当該エアシリンダ36が伸長する。そして、この伸長により、ラチェット機構31が一方に揺動し、この揺動に応じてフィルタ手段10が一方に回転する。
更にガスタンク42に供給された圧縮エアをガスパイプ41に放出し、このガスパイプ41を通して前述した複数のノズルから圧縮エア(ガスG)を発すると、ガスタンク42の内圧が低下するとともに、エアシリンダ36にかかる圧力も低下し、当該エアシリンダ36に備わるバネ等の伸長力によってエアシリンダ36が収縮する。この点、この収縮により、ラチェット機構31が他方に揺動するものの、前述したようにフィルタ手段10が他方に回転することはない。この形態によると、ガスタンク42への圧縮エア(ガスG)の供給及び当該ガスタンク42からの圧縮エアの放出、つまりガスパルスの実施に連動してフィルタ手段10が自動的に回転することになる。したがって、フィルタ手段10を回転するための動作指令を発する必要がなく、防爆仕様とするのが極めて容易である。
排気筒23には、図4に示すように、フィルタ手段10の排気側開口と連通する連通口23bが備わる。この連通口23bの周縁部には、フィルタ手段10を軸支する軸支材24が備わる。この軸支材24は、フィルタ手段10の軸心方向に延びる環状とされており、その基端部が支持板24x及び支持板24yによって支持されている。
支持板24x,24yは、ケーシング体20の内周面に固定されており、当該支持板24x,24yによって本体筒22及び排気筒23間における汚染空気Bや清浄空気Fの流通が阻止されている。したがって、集塵装置1においては、連通口23bにおいてのみ本体筒22と排気筒23とが連通している。
フィルタ手段10の排気側端部には、当該フィルタ手段10とともに回転するフィルタガード13が取り付けられている。このフィルタガード13は、軸方向に延びる環状部13aと、この環状部13aの基端部から径外方に広がるフランジ部13bとを有している。このフィルタガード13は、環状部13aがフィルタ手段10内に嵌め込まれた状態で、当該フィルタ手段10に固定されている。また、フィルタ手段10の配置状態においては、環状部13a内に軸支材24が差し込まれ、フランジ部13bと支持板24yとが対向する。
フィルタ手段10とフィルタガード13のフランジ部13bとの間、及びフィルタガード13の環状部13aと軸支材24との間には、それぞれOリング24aが介在されており、汚染空気Bや清浄空気Fの流通が阻止されている。
また、フィルタガード13の環状部13aはフィルタ手段10とともに回転するのに対し、軸支材24は回転しないことから、軸支材24の外周面には、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂からなる摩擦低減シート24bが積層されている。
同様に、フィルタガード13のフランジ部13bはフィルタ手段10とともに回転するのに対し、支持板24yは回転しないことから、支持板24yには受け側フリーベアリング63が取り付けられており、この受け側フリーベアリング63がフランジ部13bと当接するように構成されている。
さらに、この受け側フリーベアリング63の周辺部には、シール材24cが積層されており、フランジ部13b及び支持材24y間における汚染空気Bや清浄空気Fの流通が阻止されている。
以上に対し、フィルタ手段10の吸気側開口は、円板状の閉塞板12によって閉じられている。また、吸気筒21内には、吸気口21aと対向する対向部材60が備わる。この対向部材60は、図8や図9の(1)にも示すように、風受け板61と、押付側フリーベアリング62とで主に構成されている。
風受け板61は、吸気側表面が山状に膨らんでいる。この吸気側表面は、吸気口21aから吸気された汚染空気Bがぶつかる部位であり、したがって、本形態によると、汚染空気Bが本体筒22内であってフィルタ手段10との間の間隙部22xに円滑に流れ込む。
他方、風受け板61の排気側表面は平面状とされており、この排気側表面の上下左右の4箇所に上記押付側フリーベアリング62が固定されている。この押付側フリーベアリング62は閉塞板12と当接しており、この閉塞板12を排気側に押し付けることで、フィルタ手段10を排気側に押圧している。この点、閉塞板12はフィルタ手段10とともに回転するのに対し、風受け板61は回転しないものの、押付側フリーベアリング62が介在されることで、フィルタ手段10の回転を阻害しないものとなっている。
本形態においては、対向部材60が本体筒22と接続される構成とされており、この接続によって対向部材60がフィルタ手段10を排気側に押圧する構成とされている。ただし、対向部材60が吸気筒21と接続される構成としておき、吸気筒21を本体筒22と接続したときに、対向部材60が閉塞板12を排気側に押圧する構成とすることもできる。
ここで、フィルタ手段10をケーシング体20内に取り付ける方法について、図17を参照しつつ説明する。
フィルタ手段10を取り付けるにあたっては、まず、図17の(1)に示すように、本体筒22から吸気筒21が取り外された状態にするとともに、本体筒22の吸気側にフィルタ手段10を用意する。
次いで、図17の(2)に示すように、本体筒22内にフィルタ手段10を挿入し、フィルタ手段10の排気側端部を本体筒22又は排気筒23に支持された軸支材24によって軸支する。
次いで、図17の(3)に示すように、本体筒22の吸気側に対向部材60を用意し、この対向部材60を、図17の(4)に示すように、本体筒22に接続する(図8参照)。この接続に際しては、対向部材60によってフィルタ手段10が排気側に押圧されるため、フィルタ手段10の排気側端部(フィルタガード13)と軸支材24や受け側フリーベアリング63と間から汚染空気Bが漏れるおそれがない。
対向部材60の接続が終了したら、あるいは特に図示はしないが、吸気筒21に対向部材60が接続されている場合は、フィルタ手段60の挿入が終了したら、図17の(5)に示すように、本体筒22の吸気側に吸気筒21を用意する。そして、この吸気筒21を、図17の(6)に示すように、本体筒22に接続する。以上により、フィルタ手段10の取付けが終了する。
他方、フィルタ手段10を取り外すにあたっては、以上の工程と逆の工程を経ることになる。具体的には、まず、吸気筒21及び対向部材60を本体筒22からこの順に取り外す。次いで、本体筒22からフィルタ手段10を引き抜く。これにより、フィルタ手段10の取外しが完了する。この点、以上の作業、すなわち、フィルタ手段10の挿入や引抜き、対向部材60及び吸気筒21の接続や取外しは、全て各部材をトンネル等の軸方向に移動させる作業となるため、断面方向の空間が狭い場所においてもフィルタ手段10を容易に交換することができる。
ところで、本形態の集塵装置1においては、更に本体筒22の排気側底部に、図1に示すように、本体筒22内から粉塵を排出するための粉塵排出口51が備わる。そして、この粉塵排出口51は、開閉手段50によって開閉可能とされている。
この点、本形態においては、フィルタ11の外周面11aから払い落された粉塵が本体筒22の底部に堆積することになるが、本体筒22内であってフィルタ手段10との間の間隙部22xにおいては、汚染空気Bが吸気側から排気側に向かって流れるため、粉塵も本体筒22の排気側底部に主に堆積することになる。したがって、当該部位に粉塵排出口51が備わると、粉塵をケーシング体20内から排出するのが容易となる。
粉塵排出口51は、汚染空気Bの集塵処理に影響が生じないよう、通常は、開閉手段50によって閉じられている。この開閉手段50は、図14及び図15の(1)にも示すように、本体筒22の底面両側部から下方に延出する一対の取付けプレート22yに取り付けられている。
開閉手段50は、粉塵排出口51を開閉するスライド板52と、このスライド板52をフィルタ手段10の軸方向にスライドさせる一対のエアシリンダ53とによって主に構成されている。
スライド板52は、平面視で方形状とされている。また、スライド板52は、両側部が一対の取付けプレート22yからそれぞれ内方に突出するベアリング22r上に載せられており、このベアリング22r上をスライドするように構成されている。
ベアリング22rは、排気側から吸気側に向かうに従って徐々に下方に位置するように、取付けプレート22yに取り付けられている。したがって、図15の(1)から(6)に示すように、ベアリング22r上をスライドするスライト板52は、吸気側へ移動するに従って、若干下方へ移動することになり、本体筒22の底面から離れることになるため、粉塵等を本体筒22の底面とスライド板52との間に噛み込むおそれがない。
一方、一対のエアシリンダ53は、フィルタ手段10の軸心方向に沿うように、かつ相互に並行となるように配置されている。このエアシリンダ53は、一端部がスライド板52の裏面から下方に延出する取付け片53Aに接続されており、他端部が取付けプレート22yに備わる取付け片53Bに接続されている。この構成によると、エアの圧力によってエアシリンダ53を伸縮するのみで粉塵排出口51を開閉することができ、防爆仕様とするのが容易である。しかも、エアシリンダ53を伸縮するエアを得るために、ガスタンク42に圧縮ガスを供給するコンプレッサ等を供用することができ、装置の構造をシンプルにすることができる。この点、ガスタンク42内の圧縮ガスを、エアシリンダ53を伸縮するエアとして使用することも考えられるが、通常は、コンプレッサ等で得た圧縮エアを、適宜減圧弁等を通した後、直接エアシリンダ53に供給する。
なお、図15においては、ベアリング22rとスライド板52との関係を見易くするために、エアシリンダ53が取付け片53A,53Bに接続されていない状態を示しているが、現実には前述したように接続される。
(その他)
本形態の集塵装置1は、例えば、図16に示すように、金属や石炭等の搬送装置であるコンベアベルト91上に設置すると好適である。この形態によると、トンネル等の坑90の床面90aに設置されたコンベアベルト91上の空間が有効利用されることになる。しかも、粉塵排出口51から排出された粉塵が搬送ベルト91a上に落ちたうえで、当該搬送ベルト91aによって坑外に搬送されることになり、別途、粉塵の搬送装置等を設置する必要がない。しかも、本形態の集塵装置1は、集塵性能を高めるとしても側方に広がるものでもないため、側方の作業空間はそのまま確保することができ、例えば、従来通り、台車92等を通すことができる。
本発明は、トンネル等の坑内において使用する集塵装置として適用可能である。
1…集塵装置、10…フィルタ手段、11…フィルタ、11a…フィルタ外周面、11b…フィルタ内周面、13…フィルタガード、13a…環状部、13b…フランジ部、20…ケーシング体、21…吸気筒、21a…吸気口、22…本体筒、22y…取付けプレート、22r…ベアリング、23…排気筒、23a…排気口、23b…連通口、24…軸支材、24a…Oリング、24b…摩擦低減シート、24c…シール材、30…回転手段、31…ラチェット機構、32…回転部、32A…切欠き部、33…揺動部、33A…爪片、34…ヒンジ部、36…エアシリンダ、39…フィルタ受けローラー、39x,39z…転がり軸受ユニット、39y…キャスター、40…ガスパルス手段、41…ガスパイプ、42…ガスタンク、43…支持ロッド、50…開閉手段、51…粉塵排出口、52…スライド板、53…エアシリンダ、60…対向部材、61…風受け板、62…押付側フリーベアリング、63…受け側フリーベアリング、91…コンベアベルト、B…汚染空気、F…清浄空気、G…ガス。

Claims (6)

  1. 粉塵を捕捉するフィルタ手段と、このフィルタ手段を収納するケーシング体と、が備わる集塵装置であって、
    前記フィルタ手段は、外周面が粉塵の捕捉面となる円筒状とされ、かつ軸心が横方向を向く配置とされ、
    前記フィルタ手段を軸心回りに回転する回転手段と、前記フィルタ手段内において当該フィルタ手段の内周面に向けてガスパルスを発するガスパルス手段と、が備わり、
    前記ケーシング体は、軸方向一端部に吸気口を有し、軸方向他端部に排気口を有し、
    前記フィルタ手段の吸気側開口は、閉じられており、
    前記吸気口から吸引された空気が、前記ケーシング体内であってフィルタ手段との間の間隙部に流れ込み、当該間隙部を吸気側から排気側に向かって流れつつ前記フィルタ手段を径方向外方から内方へ向かって通り抜け、前記フィルタ手段内を当該フィルタ手段の排気側開口に向かって流れ、当該排気側開口を通り抜けた後、前記排気口から排気される、
    ことを特徴とする集塵装置。
  2. 前記回転手段としてラチェット機構及びエアシリンダが備わり、
    前記エアシリンダを伸縮させると前記ラチェット機構が揺動し、この揺動に応じて前記フィルタ手段が一方に回転する構成とされている、
    請求項1記載の集塵装置。
  3. 前記ガスパルス手段として軸心方向に延びるガスパイプが備わり、
    このガスパイプには軸心方向に間隔をおいて複数のノズルが備わり、
    この複数のノズルから前記フィルタ手段の内周面に向けて圧縮エアを発する構成とされている、
    請求項1又は請求項2記載の集塵装置。
  4. 前記エアシリンダ及び前記ガスパイプと繋がるエアタンクが備わり、
    このエアタンクに圧縮エアを供給すると、この供給に応じて前記エアシリンダが伸長し、この伸長に応じて前記ラチェット機構が一方に揺動し、この揺動に応じて前記フィルタ手段が一方に回転し、
    更に前記エアタンクに供給された圧縮エアを前記ガスパイプに放出し、このガスパイプを通して前記複数のノズルから発すると、前記エアタンクの内圧が低下するとともに前記エアシリンダにかかる圧力も低下して前記エアシリンダが収縮し、この収縮に応じて前記ラチェット機構が他方に揺動するも、前記フィルタ手段は他方に回転しない、構成とされている、
    請求項3記載の集塵装置。
  5. 前記ケーシング体が筒状とされ、かつ粉塵を含む汚染空気の吸気口を有する吸気筒と、前記フィルタ手段を収納する本体筒と、粉塵が除去された清浄空気の排気口を有する排気筒と、に分解可能とされ、
    前記排気筒には前記フィルタ手段の排気側開口と連通する連通口が備わり、この連通口の周縁部に前記フィルタ手段を軸支する軸支材が備わり、前記連通口においてのみ前記本体筒と前記排気筒とが連通する構成とされ、
    更に前記吸気筒内には前記吸気口と対向する対向部材が備わり、この対向部材は、吸気側が山状に膨らみ、かつ前記フィルタ手段を排気側に押圧する構成とされている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の集塵装置。
  6. 前記本体筒の排気側底部に、開閉可能な粉塵排出口が備わる、
    請求項5記載の集塵装置。
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