JP6094142B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー画像を記録媒体に定着させるのに使用する定着装置及びこの定着装置を用いた複写機,プリンター,ファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置に関するものである。特に、定着ローラーを回転させて、この定着ローラーと加圧部材との間でトナー画像を記録媒体に定着させ、前記の定着ローラーの外周面に接触させた分離爪によって、トナー画像が定着された記録媒体を定着ローラーから分離させるようにした定着装置において、トナー画像を記録媒体に定着させない場合に、分離爪を定着ローラーの外周面から簡単に離間させて、定着ローラーの外周面や分離爪の表面が摩耗するのを適切に防止するようにした点に特徴を有するものである。
従来から、複写機,プリンター,ファクシミリ及びこれらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置においては、一般に、感光体等からトナー画像が転写された記録媒体を定着装置に導き、この定着装置においてトナー画像を記録媒体に定着させるようにしている。
ここで、このような定着装置の一つとして、従来から、加熱装置によって加熱された定着ローラーを回転させると共に、この定着ローラーに加圧ローラー等の加圧部材を圧接させ、この定着ローラーと加圧部材との間においてトナー画像が転写された記録媒体を加熱・加圧して、トナー画像を記録媒体に定着させると共に、定着ローラーの外周面に接触させた分離爪によって、トナー画像が定着された記録媒体を定着ローラーから分離させるようにしたものが使用されている。
そして、このような定着装置において、分離爪を常に定着ローラーの外周面に接触させるようにした場合、分離爪と接触する定着ローラーの外周面が局部的に摩耗して、定着ローラーの寿命が低下し、また分離爪の表面が摩耗して、安定した分離が行えなくなる等の問題があった。特に、誘導加熱方式の加熱装置によって定着ローラーを加熱させるようにした定着装置の場合、定着ローラーの回転を停止させると、前記の加熱装置が設けられた定着ローラーの一部だけが加熱されて高温になるため、定着動作時以外においても、定着ローラーを回転させるようにしており、この場合には、定着ローラーの外周面や分離爪の表面の摩耗がさらに大きくなるという問題があった。
そして、従来においては、特許文献1に示されるように、分離爪を定着ローラーの外周面から離間させた状態にし、記録媒体が定着ローラーと加圧ローラーとの間に導かれた際に、記録媒体によって加圧レバーを回動させ、この加圧レバーにより補助レバーやスライド部材を介して、分離爪を定着ローラーの外周面に当接させるようにしたものが提案されている。
また、特許文献2に示されるように、複数の分離爪を定着ローラーの外周面に接触させるにあたり、各分離爪を接触するようにして、所要間隔を介して複数の突起部が設けられたスライド軸を設け、このスライド軸の突起部と接触する分離爪を定着ローラーから離間させる一方、突起部間のスライド軸に接触する分離爪を定着ローラーの外周面に接触させるようにし、定着ローラーの回転を制御して前記のスライド軸をスライドさせ、定着ローラーの外周面に接触する分離爪の位置を適宜変更させるようにしたものが提案されている。
しかし、特許文献1に示されるように、定着ローラーと加圧ローラーとの間に導かれた記録媒体により加圧レバーを回動させて、分離爪を定着ローラーの外周面に当接させる場合、薄紙のように剛性が低い記録媒体においては、加圧レバーが適切に回動されず、分離爪が定着ローラーの外周面に当接されなくなって、記録媒体を定着ローラーから適切に分離させることができなくなる等の問題があった。
また、特許文献2に示されるように、定着ローラーの回転を制御して、前記のスライド軸をスライドさせ、定着ローラーの外周面に接触する分離爪の位置を変更させるようにした場合においても、定着ローラーの外周面に何れかの分離爪が接触した状態になり、定着ローラーの外周面が摩耗したり、分離爪の表面が摩耗したりするのを十分に抑制することができないという問題があった。
また、従来においては、定着ローラーを駆動させる駆動装置とは別に、分離爪を移動させる分離爪用の駆動装置を設け、この分離爪用の駆動装置により、分離爪を定着ローラーの外周面に対して接触・離間させるようにしたものも存在している。
しかし、定着ローラーとは別の分離爪用の駆動装置を設ける場合には、装置が大型化すると共に、コストが高く付く等の問題があった。
特開平4−291384号公報 特開平7−261589号公報
本発明は、定着ローラーを回転させて、この定着ローラーと加圧部材との間でトナー画像を記録媒体に定着させ、前記の定着ローラーの外周面に接触させた分離爪によって、トナー画像が定着された記録媒体を定着ローラーから分離させるようにした定着装置における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明においては、前記のような定着装置において、分離爪を移動させるために、定着ローラーの駆動装置とは別の分離爪用の駆動装置を設けなくても、トナー画像を記録媒体に定着させる場合には、分離爪を定着ローラーの外周面に接触させて、トナー画像が定着された記録媒体を定着ローラーから適切に分離させる一方、トナー画像を記録媒体に定着させない場合には、分離爪を定着ローラーの外周面から離間させて、定着ローラーの外周面や分離爪の表面が摩耗するのを適切に防止することが簡単に行なえるようにすることを課題とするものである。
本発明に係る定着装置においては、定着ローラーを回転させて、この定着ローラーと加圧部材との間でトナー画像を記録媒体に定着させ、前記の定着ローラーの外周面に接触させた分離爪によって、トナー画像が定着された記録媒体を定着ローラーから分離させる定着装置において、前記の定着ローラーと同期して回転する第1回転部材と、第1回転部材の回転に伴って、定着ローラーの周方向に移動する第2回転部材と、第2回転部材の移動に伴って、前記の定着ローラーの外周面に対する分離爪の接触・離間を制御する分離爪制御手段と、前記の定着ローラーを加熱させる加熱装置と、を設け、前記の分離爪制御手段によって、前記の定着ローラーと第1回転部材とがトナー画像を記録媒体に定着させる方向に回転された場合に、前記の第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪を定着ローラーの外周面に接触させる一方、前記の定着ローラーと第1回転部材とがトナー画像を記録媒体に定着させる方向と逆方向に回転された場合に、前記の第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪を定着ローラーの外周面から離間させるようにすると共に、トナー画像を記録媒体に定着させる定着動作時以外において、前記の加熱装置によって定着ローラーを加熱させる場合に、定着ローラーと第1回転部材とをトナー画像を記録媒体に定着させる方向と逆方向に回転させ続けて、第2回転部材の移動に伴って、分離爪を定着ローラーの外周面から離間させると共に、前記の加熱装置によって加熱される定着ローラーの位置を移動させて、定着ローラーが局部的に加熱されるのを抑制するようにした。
このようにすると、分離爪を移動させるために、定着ローラーの駆動装置とは別に分離爪用の駆動装置を設けなくても、定着ローラーの回転と同期して回転する第1回転部材の回転に伴って、第2回転部材を定着ローラーの周方向に移動させ、この第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪制御手段により、分離爪を定着ローラーの外周面に接触させたり、定着ローラーの外周面から離間させたりすることができる。
ここで、本発明に係る定着装置において、前記の第1回転部材や第2回転部材としては、互いに噛み合って回転する第1回転ギアと第2回転ギアとを用いることができる。
また、本発明に係る定着装置においては、前記のように分離爪制御手段により、前記の定着ローラーと第1回転部材とがトナー画像を記録媒体に定着させる方向に回転された場合に、前記の第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪を定着ローラーの外周面に接触させるようにする一方、前記の定着ローラーと第1回転部材とがトナー画像を記録媒体に定着させる方向と逆方向に回転された場合に、前記の第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪を定着ローラーの外周面から離間させるようにした
このようにすると、トナー画像を記録媒体に定着させる場合に、前記の定着ローラーを、トナー画像を記録媒体に定着させる方向に回転させると、前記の分離爪制御手段により、分離爪が定着ローラーの外周面に接触され、トナー画像が定着された記録媒体が、この分離爪によって定着ローラーの外周面から適切に分離されるようになる。一方、トナー画像を記録媒体に定着させない場合に、前記の定着ローラーを、トナー画像を記録媒体に定着させる方向と逆方向に回転させると、前記の分離爪制御手段により、分離爪が定着ローラーの外周面から離間されて、回転する定着ローラーの外周面に分離爪が接触するのが防止される。
また、本発明の定着装置においては、トナー画像を記録媒体に適切に定着させるために、前記の定着ローラーを加熱装置によって加熱させるようにしている。また、前記のようにトナー画像を記録媒体に定着させる定着動作時以外において、前記の加熱装置によって定着ローラーを加熱させる場合に、定着ローラーと第1回転部材とをトナー画像を記録媒体に定着させる方向と逆方向に回転させ、第2回転部材の移動に伴って、分離爪を定着ローラーの外周面から離間させると共に、前記の加熱装置によって加熱される定着ローラーの位置を移動させて、定着ローラーが局部的に加熱されるのを抑制するようにしている。このようにすると、加熱装置として、例えば、誘導加熱方式の加熱装置を用いた場合においても、定着ローラーの一部だけが加熱されて高温になるのが防止されると共に、前記の分離爪制御手段により、分離爪が定着ローラーの外周面から離間され、分離爪が回転する定着ローラーの外周面に接触するのが防止される。
また、前記の分離爪制御手段としては、例えば、前記の第2回転部材の移動に伴って、分離爪を定着ローラーの外周面に対して接触・離間させる回動部材を設けるようにすることができる。
そして、本発明の画像形成装置においては、前記の定着装置を用いてトナー画像を記録媒体に定着させるようにした。
本発明の定着装置においては、前記のように定着ローラーと同期して回転する第1回転部材と、第1回転部材と噛み合って回転しながら定着ローラーの周方向に移動する第2回転部材とを設け、前記の分離爪制御手段により、第2回転部材の移動に伴って、定着ローラーの外周面に対する分離爪の接触・離間を制御するようにしたため、定着ローラーの駆動装置とは別の分離爪用の駆動装置を設けなくても、分離爪を定着ローラーの外周面に接触させたり、定着ローラーの外周面から離間させたりすることができる。
また、本発明に係る定着装置において、定着ローラーと第1回転部材とがトナー画像を記録媒体に定着させる方向に回転された場合に、第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪制御手段により、分離爪が定着ローラーの外周面に接触されるようにすると、定着ローラーを定着方向に回転させて、トナー画像を記録媒体に定着させる場合には、分離爪が定着ローラーの外周面に接触されて、トナー画像が定着された記録媒体が、この分離爪によって定着ローラーの外周面から適切に分離されるようになる。
一方、定着ローラーと第1回転部材とがトナー画像を記録媒体に定着させる方向と逆方向に回転された場合に、第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪制御手段により、分離爪が定着ローラーの外周面から離間されるようにすると、トナー画像を記録媒体に定着させない場合に、定着ローラーを定着方向と逆方向に回転させて、分離爪を定着ローラーの外周面から離間させることができ、分離爪が回転する定着ローラーの外周面に接触して、定着ローラーの外周面が摩耗したり、分離爪の表面が摩耗したりするのが簡単に防止されるようになる。特に、誘導加熱方式の加熱装置を用いた定着装置においては、トナー画像を記録媒体に定着させない場合に、定着ローラーを定着方向と逆方向に回転させることにより、定着ローラーの一部だけが加熱されて高温になるのも防止できるようになる。
この結果、本発明の定着装置を使用すると、定着ローラーの駆動装置とは別に分離爪を移動させるための分離爪用の駆動装置を別に設けなくても、トナー画像を記録媒体に定着させる場合には、分離爪を定着ローラーの外周面に接触させて、トナー画像が定着された記録媒体を定着ローラーから適切に分離させる一方、トナー画像を記録媒体に定着させない場合には、分離爪を定着ローラーの外周面から離間させて、定着ローラーの外周面や分離爪の表面が摩耗するのを適切に防止することが簡単に行なえるようになる。
本発明の実施形態に係る定着装置を使用する画像形成装置の例を示した概略説明図である。 本発明の実施形態に係る定着装置において、分離爪制御手段により定着ローラーの外周面に対する分離爪の接触・離間を制御する例を示した概略斜視図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、分離爪制御手段により定着ローラーの外周面に対する分離爪の接触・離間を制御する例を示した概略側面図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、定着ローラーと同期して回転する第1回転ギアの回転に伴って、第2回転ギアを定着ローラーの周方向に移動させ、この第2回転ギアの移動に伴って、前記の分離爪制御手段により定着ローラーの外周面に対する分離爪の接触・離間を制御する例を示した概略側面図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、定着ローラーと同期して回転する第1回転ギアの回転に伴って、第2回転ギアを定着ローラーの周方向に移動させ、この第2回転ギアの移動に伴って、前記の分離爪制御手段により、定着ローラーの外周面に対する分離爪の接触・離間を制御する例を示した概略正面図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、前記の第2回転ギアの回転軸をプレートに設けられたガイド穴に挿通させた状態を示し、(A)は定着ローラーが定着方向に回転されて、第2回転ギアの回転軸がガイド穴における回動部材側の端部に導かれた状態を、(B)は定着ローラーが定着方向と逆方向に回転されて、第2回転ギアの回転軸がガイド穴における回動部材と離れた側の端部に導かれた状態を示した概略部分説明図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、前記の第2回転ギアの回転軸が定着ローラーの周方向に移動して、分離爪制御手段により定着ローラーの外周面に対する分離爪の接触・離間を制御する状態を示し、(A)は定着ローラーが定着方向に回転されて、第2回転ギアの回転軸が回動部材に向かう方向に移動され、分離爪の端部が定着ローラーの外周面に接触した状態を、(B)は定着ローラーが定着方向と逆方向に回転されて、第2回転ギアの回転軸が回動部材と離れる方向に移動され、分離爪の端部が定着ローラーの外周面から離間された状態を示した概略説明図である。
次に、本発明の実施形態に係る定着装置及びこの定着装置を使用する画像形成装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る定着装置及び画像形成装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態の画像形成装置1においては、図1に示すように、その内部に4つのイメージングカートリッジ10A〜10Dを装着させている。
ここで、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいては、感光体11と、この感光体11の表面を帯電させる帯電装置12と、帯電された感光体11の表面に画像情報に応じた露光を行って感光体11の表面に静電潜像を形成する露光装置13と、感光体11の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成する現像装置14と、感光体11の表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21に転写させた後に残留するトナーを感光体11の表面から除去するクリーニング装置15とを設けている。
また、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各現像装置14においては、それぞれ収容させるトナーの色彩を異ならせ、黒色,黄色,マゼンダ色,シアン色のトナーを収容させている。
そして、この画像形成装置1においては、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいて、それぞれ感光体11の表面を帯電装置12によって帯電させ、このように帯電された各感光体11の表面に、それぞれ露光装置13によって画像情報に応じた露光を行い、各感光体11の表面にそれぞれ画像情報に応じた静電潜像を形成し、このように各感光体11の表面に形成された静電潜像に、前記の各現像装置14からそれぞれの色彩のトナーを供給して、各感光体11の表面にそれぞれの色彩のトナー画像を形成するようにしている。
次いで、このように各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各感光体11の表面に形成された各色彩のトナー画像を、中間転写ベルト21に順々に転写させて、この中間転写ベルト21の上に合成されたトナー画像を形成すると共に、転写後の各感光体11の表面に残留するトナーをそれぞれクリーニング装置15によって各感光体11の表面から除去するようにしている。
一方、この画像形成装置1内に収容された記録媒体Sを給紙ローラー22により給紙してタイミングローラー23に導き、このタイミングローラー23によって記録媒体Sをタ適当なタイミングで前記の中間転写ベルト21と転写ローラー24との間に導き、中間転写ベルト21上に形成された前記のトナー画像を、この記録媒体Sに転写させるようにしている。そして、記録媒体Sに転写されずに中間転写ベルト21上に残ったトナーを、第2クリーニング装置25によって中間転写ベルト21から除去するようにしている。
また、前記のようにしてトナー画像が転写された記録媒体Sを定着装置30に導き、この定着装置30において、前記のトナー画像を記録媒体Sに定着させ、その後、トナー画像が定着された記録媒体Sを排紙ローラー27によって排紙するようにしている。
ここで、前記の定着装置30においては、定着ローラー31と対向して接触するように加圧ローラー(加圧部材)32を配置させ、定着ローラー31の回転に伴って加圧ローラー32を回転させると共に、回転する定着ローラー31を誘導加熱方式の加熱装置33によって加熱させ、このように加熱された定着ローラー31と加圧ローラー32との間でトナー画像を記録媒体Sに加熱定着させた後、定着ローラー31の外周面に接触させた分離爪34により、トナー画像が定着された記録媒体Sを定着ローラー31から分離させるようにしている。
そして、この実施形態における定着装置30においては、図2及び図3に示すように、前記の定着ローラー31の軸方向に所要間隔を介して複数の分離爪34を並設させ、支点34aを中心にして、各分離爪34を前記の定着ローラー31に対して近接・離間する方向に回動可能に設けると共に、前記の定着ローラー31の外周面に接触する分離爪34の先端部と支点34aを介して反対側の端部にバネ34bを設け、このバネ34bにより、分離爪34の先端部を定着ローラー31の外周面に接触する方向に付勢させて、分離爪34の先端部を定着ローラー31の外周面に接触させるようにしている。
また、前記の各分離爪34を定着ローラー31の外周面に対して接触・離間させる分離爪制御手段50として、支点51aを中心に回動する回動部材51を並設された分離爪34の両側に設け、この両側の回動部材51を連結するように軸部材52を設け、この軸部材52を分離爪34に当接させるようにすると共に、前記の回動部材51に後述する第2回転ギア(第2回転部材)42の回転軸42aと当接する当接部53を設け、この当接部53にバネ部材54を取り付け、このバネ部材54により、回動部材51における前記の軸部材52によって分離爪34を定着ローラー31の外周面から離間させる方向に付勢させるようにしている。
また、この実施形態における定着装置30においては、図4及び図5に示すように、前記の定着ローラー31と同期して回転するように第1回転ギア(第1回転部材)41を定着ローラー31の回転軸31aに取り付けると共に、この第1回転部材41と噛み合うようにして第2回転ギア(第2回転部材)42を第1回転ギア41に対して移動可能に設けている。
そして、前記の第2回転ギア42の回転軸42aを、定着ローラー31の回転軸31aに回転可能に保持された保持部材43の端部に回転可能に保持させ、前記の第1回転ギア41の回転に伴って、この第2回転ギア42が第1回転ギア41の周方向、すなわち定着ローラー31の周方向に移動すると共に、前記の保持部材43が定着ローラー31の周方向に回動するようにしている。
また、図5及び図6(A),(B)に示すように、前記の第2回転ギア42と保持部材43との間にプレート44を設け、このプレート44に設けられたガイド穴44aに前記の第2回転ギア42の回転軸42aを挿通させ、この第2回転ギア42の回転軸42aが、ガイド穴44aの範囲内で定着ローラー31の周方向に移動するようにしている。
ここで、前記の定着ローラー31と加圧ローラー32との間でトナー画像を記録媒体Sに定着させる場合において、トナー画像を記録媒体に定着させる方向に定着ローラー31を回転させると、これに伴って前記の第1回転ギア41が定着ローラー31と同方向に回転し、前記の第2回転ギア42が、第1回転ギア41の回転に伴って定着ローラー31の回転方向、すなわち回動部材51に近づく方向に移動し、この第2回転ギア42の回転軸42aが、前記の図6(A)に示すように、前記のガイド穴44aにおける回動部材51側の端部に導かれ、この位置において、第2回転ギア42が第1回転ギア41の回転に伴って回転するようになる。
そして、前記のように移動する第2回転ギア42の回転軸42aによって前記の回動部材51における当接部53が押され、図7(A)に示すように、この回動部材51が、前記のバネ部材54に抗して、その支点51aを中心にして第2回転ギア42の回転軸31aの移動方向、すなわち定着ローラー31に近づく方向に回動して、この回動部材51における前記の軸部材52が分離爪34から離れる方向に移動するようになる。このように前記の軸部材52が分離爪34から離れる方向に移動されると、分離爪34が前記のバネ34bにより付勢されて定着ローラー31側に回動されて、この分離爪34の先端部が定着ローラー31の外周面に接触し、トナー画像が定着された記録媒体Sがこの分離爪34によって定着ローラー31から適切に分離されるようになる。
一方、トナー画像を記録媒体Sに定着させない場合において、前記の定着ローラー31を、トナー画像を記録媒体Sに定着させる場合と逆方向に回転させると、これに伴って前記の第1回転ギア41が定着ローラー31と同方向、すなわち定着時とは逆方向に回転し、前記の第2回転ギア42が、第1回転ギア41の回転に伴って、定着時とは逆方向の回動部材51から離れる方向に移動し、この第2回転ギア42の回転軸42aが、前記の図6(B)に示すように、定着時とは逆のガイド穴44aにおける回動部材51から離れた側の端部に導かれ、この位置において、第2回転ギア42が第1回転ギア41の回転に伴って回転するようになる。
そして、前記のように第2回転ギア42の回転軸42aが、ガイド穴44aにおける回動部材51と離れる側の端部に導かれると、図7(B)に示すように、この回動部材51が、前記のバネ部材54に付勢されて、支点51aを中心にして第2回転ギア42の回転軸31aの移動方向、すなわち定着ローラー31から離れる方向に回動して、この回動部材51における前記の軸部材52により、前記の分離爪34が定着ローラー31から離れる方向に押されるようになる。このように前記の軸部材52によって、分離爪34が定着ローラー31から離れる方向に押されると、この分離爪34が前記のバネ34bに抗して定着ローラー31から離れる方向に回動されて、この分離爪34の先端部が定着ローラー31の外周面から離間されるようになり、定着ローラー31の外周面や分離爪34の表面が摩耗するが適切に防止されるようになる。
また、前記のようにトナー画像を記録媒体Sに定着させない場合において、前記の定着ローラー31を、トナー画像を記録媒体Sに定着させる場合と逆方向に回転させると、前記のように定着ローラー31を誘導加熱方式の加熱装置33によって加熱させる場合において、誘導加熱方式の加熱装置33と対向する定着ローラー31の一部だけが加熱されて高温になるのも防止される。
なお、前記の画像形成装置1において画像形成を行わず、前記の誘導加熱方式の加熱装置33による定着ローラー31の加熱を停止させた状態では、前記の定着ローラー31の回転を停止させるようにすることができる。
1 画像形成装置
10A〜10D イメージングカートリッジ
11 感光体
12 帯電装置
13 露光装置
14 現像装置
15 クリーニング装置
21 中間転写ベルト
22 給紙ローラー
23 タイミングローラー
24 転写ローラー
25 第2クリーニング装置
27 排紙ローラー
30 定着装置
31 定着ローラー、31a 回転軸
32 加圧ローラー(加圧部材)
33 加熱装置
34 分離爪、34a 支点、34b バネ
41 第1回転ギア(第1回転部材)
42 第2回転ギア(第2回転部材)、42a 回転軸
43 保持部材
44 プレート、44a ガイド穴
50 分離爪制御手段
51 回動部材、51a 支点
52 軸部材
53 当接部
54 バネ部材
S 記録媒体

Claims (5)

  1. 定着ローラーを回転させて、この定着ローラーと加圧部材との間でトナー画像を記録媒体に定着させ、前記の定着ローラーの外周面に接触させた分離爪によって、トナー画像が定着された記録媒体を定着ローラーから分離させる定着装置において、
    前記の定着ローラーと同期して回転する第1回転部材と、
    第1回転部材の回転に伴って、定着ローラーの周方向に移動する第2回転部材と、
    第2回転部材の移動に伴って、前記の定着ローラーの外周面に対する分離爪の接触・離間を制御する分離爪制御手段と、
    前記の定着ローラーを加熱させる加熱装置と、を設け
    前記の分離爪制御手段によって、前記の定着ローラーと第1回転部材とがトナー画像を記録媒体に定着させる方向に回転された場合に、前記の第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪を定着ローラーの外周面に接触させる一方、前記の定着ローラーと第1回転部材とがトナー画像を記録媒体に定着させる方向と逆方向に回転された場合に、前記の第2回転部材の移動に伴って、前記の分離爪を定着ローラーの外周面から離間させるようにすると共に、
    トナー画像を記録媒体に定着させる定着動作時以外において、前記の加熱装置によって定着ローラーを加熱させる場合に、定着ローラーと第1回転部材とをトナー画像を記録媒体に定着させる方向と逆方向に回転させ続けて、第2回転部材の移動に伴って、分離爪を定着ローラーの外周面から離間させると共に、前記の加熱装置によって加熱される定着ローラーの位置を移動させて、定着ローラーが局部的に加熱されるのを抑制することを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、前記の第1回転部材と第2回転部材としては、互いに噛み合って回転する第1回転ギアと第2回転ギアとを用いたことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の定着装置において、前記の加熱装置として誘導加熱方式の加熱装置を用いたことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の定着装置において、前記の分離爪制御手段として、前記の第2回転部材の移動に伴って、分離爪を定着ローラーの外周面に対して接触・離間させる回動部材を設けたことを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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