JP6093185B2 - 車両用収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ペットボトルや小物等を収納するための車両用収納装置に関する。
センターコンソールや車両用ドアの内側に取付けられ、ペットボトルや小物等を収納するための車両用収納装置が広く知られている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1に示されるような車両用収納装置は、上が開口した有底枠状のホルダと、このホルダの内部の高さ途中で水平状態から下方にスイング可能な中間蓋と、ホルダの側壁の開口を開閉するように左右スイング可能な中間蓋受け部材とからなる。中間蓋は、ホルダの内部の高さ途中を塞ぐ、いわゆる上げ底となる方向に付勢されている。中間蓋受け部材は、側壁の開口を閉じる方向に付勢されており、閉じることによって、上げ底状態の中間蓋の先端を受けることが可能である。さらに、中間蓋受け部材は、側壁の開口を閉じたときにホルダ内の上半部に突出する収納物保持部を備える。
小径かつ軽量の収納物をホルダ内に入れた場合には、中間蓋は閉じた状態にある。収納物の側面は収納物保持部によって支えられる。中間蓋の閉鎖状態では、缶コーヒーの缶等の、径が小さく高さの低い収納物を収納するのに適している。一方、大径の収納物をホルダ内に入れた場合には、収納物によって収納物保持部が側方へ押し出される。中間蓋受け部材が外方にスイングするので、中間蓋の先端の受けが外れる。収納物を更に押し込むことによって、中間蓋は下方にスイングして開放状態になる。この開放状態では、収納空間が広がるので、ペットボトル等の、径が大きく高さの高い収納物を収納するのに適している。
即ち、特許文献1に示される車両用収納装置は、径が大きく高さの高い収納物や、径が小さく高さの低い収納物の収納に適している。これらの収納物の他にも、扁平状の収納物等、様々な収納物を収納することができれば、さらに好ましい。
特開2010−823号公報
本発明は、様々な収納物を収納することができる技術の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、上が開口した平面視枠状のホルダを有している車両用収納装置において、
前記ホルダの内部を第1収納室と第2収納室とに横に仕切る仕切り壁と、前記第1収納室を開閉する第1リッドと、前記第2収納室を開閉する第2リッドとを有し、
前記仕切り壁の上端は、前記ホルダの側壁の上端よりも低く設定され、
前記第1リッドは、前記仕切り壁の上端の位置で前記第1収納室の上を塞ぐ略水平な閉鎖位置と、この閉鎖位置から下向きにスイングして前記第1収納室を開放するように前記ホルダの前記側壁に沿って垂下した開放位置との間で、上下スイング可能に前記側壁に支持され、
前記第2リッドは、前記仕切り壁の上端の位置で前記第2収納室の上を塞ぐ略水平な閉鎖位置と、この閉鎖位置から下向きにスイングして前記第2収納室を開放するように前記ホルダの前記側壁に沿って垂下した開放位置との間で、上下スイング可能に前記側壁に支持されている、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記仕切り壁は、前記ホルダに対して取り外し可能に取付けられている、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記ホルダの内部に収納される収納物を保持することが可能な収納物保持部を、更に有し、
この収納物保持部は、前記第1及び第2リッドの閉鎖位置よりも上位に位置している、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記収納物保持部は、前記ホルダの前記側壁に対して略垂直に位置する第1位置と、前記側壁に沿って位置する第2位置との間で、左右スイング可能に支持されている、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記収納物保持部が前記第1位置と前記第2位置との間をスイングする途中で、スイング操作力を可変させるための操作力可変部を、更に有している、ことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1及び第2リッドは、閉じた場合において、略水平になると共に、仕切り壁の上端に一致する。即ち、第1及び第2リッドを閉じることにより、第1及び第2リッドの上面並びに仕切り壁の上面は面一となる。これによって浅底の広い収納スペースが形成される。浅底の広い収納スペースは、扁平状の収納物を収納するのに適している。さらに、第1又は第2リッドを開くことにより、開かれた方の収納室には、高さの高い収納物を収納することができる。このとき、仕切り壁は、高さの高い収納物の倒れを防止する。閉じている方のリッドの上面には、高さの低い収納物を収納することができる。第1及び第2リッドの両方を開いた場合には、高さの高い収納物を2つ収納することができる。即ち、本発明によれば、様々な収納物を収納することができる。
請求項2に係る発明では、仕切り壁は、ホルダに対して取り外し可能に取付けられている。この状態において、第1及び第2リッドを開くと共に、仕切り壁を取り外す。このことにより、第1及び第2収納室が繋がり、深底の広い収納スペースが形成される。長さが長く且つ高さの高い収納物を収納することができ、さらに収納可能な収納物の種類が増加し、好ましい。
請求項3に係る発明では、第1及び第2リッドの閉鎖位置よりも上位に、収納物を保持することが可能な収納物保持部を有している。収納物保持部によって、径が小さく高さの低い収納物が倒れることを防止できる。
請求項4に係る発明では、収納物保持部は、左右スイング可能に支持されている。即ち、収納物保持部は、水平方向にスイングする。このような構成を採用しているため、収納物保持部の出し入れが容易である。
請求項5に係る発明では、収納物保持部が第1位置と第2位置との間をスイングする途中で、スイング操作力を変化させるための操作力可変部を有している。操作力可変部は、収納物保持部のスイング動作に必要な力を変化させる。大きな力が必要な部位においては、収納物保持部のスイングする速さが遅くなり、小さな力によって作動する部位においては、収納物保持部のスイングする速さが速くなる。
本発明の実施例による車両用収納装置の平面図である。 図1に示された車両用収納装置の分解斜視図である。 図2に示された第2ホルダの斜視図である。 図1に示された車両用収納装置の正面図である。 図1の5−5線断面図である。 図5に示された第2リッドが閉じられている状態の断面図である。 図6に示された第2リッドが閉じられている状態における車両用収納装置の正面図である。 図1に示された車両用収納装置の側面図である。 図8の9部拡大図である。 図1に示された収納物保持部がスイングする際の軌跡を説明する図である。 図9の11−11線断面図である。 図9の12−12線断面図である。 図9に示された操作力増大部の分解斜視図である。 図9に示された操作力増大部の作用を説明する図である。 図1に示された車両用収納装置の収納容量が最大の状態を説明する図である。 図15に示された仕切り壁を取付けた状態の作用を説明する図である。 図16に示された第1リッド及び第2リッドを閉じた場合の作用を説明する図である。 図17に示された収納物保持部を開いた場合の作用を説明する図である。 図18に示された第1リッド及び第1収納物保持部を開いた場合の作用を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例による車両用収納装置について、センターコンソールに取付けられる車両用収納装置を例に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Lは乗員から見て左、Rは乗員から見て右、Upは上、Dwは下を示している。
図1に示されるように、車両用収納装置10は、平面視略矩形を呈し上方(図面手前側)に向かって開口している本体としてのホルダ11と、このホルダ11の略中央に着脱可能に取付けられホルダ11の内部を第1収納室12及び第2収納室13に仕切る仕切り壁15と、この仕切り壁15の前方にスイング可能に取付けられ第1収納室12を開閉する第1リッド40と、仕切り壁15の後方にスイング可能に取付けられ第2収納室13を開閉する第2リッド50と、ホルダ11に被せられている上部部材17とからなる。
ホルダ11は、上が開口するとともに有底である平面視枠状の収納容器であって、前部の第1ホルダ20に対して後部の第2ホルダ30を嵌合させる構成とされている。即ち、ホルダ11は、第1ホルダ20及び第2ホルダ30の2部材からなる。第1ホルダ20及び第2ホルダ30には、略同一の部材が採用され、第1ホルダ20の内部に第1収納室12が形成され、第2ホルダ30の内部に第2収納室13が形成されている。
図1に示される状態において、第1リッド40は、閉じられている。閉じられている状態を基準として、第1リッド40は、平面視略矩形状の2枚の板部材41,42によって構成されている。2枚の板部材41,42は、平面視において略同一の大きさであり、車幅方向略中央にわずかな隙間を開けた状態において取付けられている。左側の板部材41を、以下、第1板部材41と言い替える。右側の板部材42を、以下、第2板部材42と言い替える。
第1板部材41は、左側の端部を軸として下方に向かって(図面裏面側に向かって)スイングするよう、第1ホルダ20に取付けられている。第2板部材42は、右側の端部を軸として下方に向かってスイングするよう、第1ホルダ20に取付けられている。
即ち、第1リッド40は、左右の端部を軸として、図面表裏方向に向かって、観音開き状にスイングする。図1に示される状態において、第1リッド40は、閉じている。即ち、この状態から下方に向かってスイングする。
第2リッド50も、基本的な構成は第1リッド40と同様である。即ち、閉じられている状態を基準として、第2リッド50は、平面視略矩形状の2枚の板部材51,52によって構成されている。右側の板部材51を、適宜、第1板部材51と言い替える。左側の板部材52を、適宜、第2板部材52と言い替える。
第1板部材51は、右側の端部を軸として下方に向かってスイングするよう、第2ホルダ30に取付けられている。第2板部材52は、左側の端部を軸として下方に向かってスイングするよう、第2ホルダ30に取付けられている。即ち、第2リッド50は、左右の端部を軸として、図面表裏方向に向かって、観音開き状にスイングする。車両用収納装置10について、次図以降においてさらに詳細に説明する。
図2及び図3に示されるように、第2ホルダ30は、底部31が略矩形を呈し、底部31の4辺のそれぞれから略同じ高さの側壁32〜35が立ち上げられている。側壁32〜35のうち、第1ホルダ20に対向する側壁32は、上方に向かって開口する略コ字状に形成されている。その他の3つの側壁33〜35は、略矩形を呈する。
第1ホルダ20の構成についても同様である。即ち、第1ホルダ20は、底部21が略矩形を呈し、底部21の4辺のそれぞれから略同じ高さの側壁22〜25が立ち上げられている。側壁22〜25のうち、第2ホルダ30に対向する側壁22は、上方に向かって開口する略コ字状に形成されている。その他の3つの側壁23〜25は、略矩形を呈する。
第2ホルダ30の側壁32には、雄嵌合部32aと雌嵌合部32bとが形成されている。第1ホルダ20には、第2ホルダ30の雄嵌合部32aに対応した雌嵌合部22aと、第2ホルダ30の雌嵌合部32bに対応した雄嵌合部22bとが形成されている。これらの雄嵌合部22b,32a及び雌嵌合部22a,32bによって、第2ホルダ30と第1ホルダ20とは、雄雌嵌合される。
第1ホルダ20の左上端には、第1板部材41を支持するための半円形状の板部材支持部26,26が2箇所に形成されている。同様に、第1ホルダ20の右上端には、第2板部材42を支持するための板部材支持部27,27が、第2ホルダ30の右上端には、第1板部材51を支持するための板部材支持部36,36が、第2ホルダ30の左上端には、第2板部材52を支持するための板部材支持部37,37がそれぞれ形成されている。
第1リッド40の第1板部材41は、第1ホルダ20の板部材支持部26,26に支持される軸部材61に取付けられている。軸部材61には、第1板部材41を閉じる方向へ付勢するばね62が取付けられている。同様に第1リッド40の第2板部材42は、軸部材63に取付けられ、この軸部材63には、ばね64が取付けられている。第2リッド50の第1板部材51は、軸部材65に取付けられ、この軸部材65には、ばね66が取付けられている。第2リッド50の第2板部材52は、軸部材67に取付けられ、この軸部材67には、ばね68が取付けられている。
図2及び図4に示されるように、第2リッド50の第1板部材51及び第2板部材52は、リンク機構81によって接続され、同期されている。リンク機構81は、2本のアーム部材82,83によって構成されている。一方のアーム部材83は、第2リッド50のスイング動作に対しての抵抗となるダンパ機構85につながれている。
このダンパ機構85は、軸部材67に支持されているセクター歯車86と、このセクター歯車86に噛み合い抵抗となるピニオン87とからなる。ダンパ機構85を有することにより、第2リッド50が勢いよく開閉することを防止し、第2リッド50の開閉時に発生し得る振動や騒音を抑制することができる。
第1リッド40についても同様である。図2に示されるように、第1リッド40の第1板部材41及び第2板部材42は、リンク機構71によって接続され、同期されている。リンク機構71は、2本のアーム部材72,73によって構成されている。一方のアーム部材73は、第1リッド40のスイング動作に対しての抵抗となるダンパ機構75につながれている。
このダンパ機構75は、軸部材63に支持されているセクター歯車76と、このセクター歯車76に噛み合い抵抗となるピニオン77とからなる。ダンパ機構75を有することにより、第1リッド40が勢いよく開閉することを防止し、第1リッド40の開閉時に発生し得る振動や騒音を抑制することができる。
第1板部材41,51には、それぞれ開いた状態を維持するための係止片41a,51aが一体的に形成されている。より詳細には、第1板部材41,51が開いている状態において、第1板部材41,51の先端は、外側に向かって湾曲している。この湾曲している部分の先端から一体的に係止片41a,51aが延びている。このような構成とすることにより、第1板部材41,51が開いている場合及び閉じている場合の両方において、係止片41a,51aを外観に表れないようにすることができる。これにより、車両用収納装置10の外観を向上させることができる。
仕切り壁15の下端には、脚部15a,15bが形成されている。これらの脚部15a,15bは、それぞれ第1及び第2ホルダ20,30のそれぞれに形成されている孔部22c,32cに差し込まれる。即ち、脚部15a,15bは、前後方向にオフセットして形成されている。
図1も参照して、上部部材17は、左右2つの分割体91,92によって構成されている。分割体91,92には、収納物を保持するための収納物保持部93,94がそれぞれ取付けられている。収納物保持部93,94を水平方向にスイングさせるための保持部操作ボタン121,121が、収納物保持部93,94に隣接して設けられている。また、これらの保持部操作ボタン121,121に隣接して、第1及び第2リッド40,50を閉じるリッド操作ボタン101,101が設けられている。
図5に示されるように、閉じる方向に向かって付勢されている第2リッド50は、リッド係止機構100によって、開放位置に保たれている。ここで、開放位置とは、第2収納室13を開放するように第2ホルダ30の側壁33,35に沿って垂下した位置をいう。第1リッド(図1、符号40)についても同様である。以下、第2リッド50についてのみ説明をし、第1リッドについては説明を省略する。
リッド係止機構100は、上部部材17に設けられているリッド操作ボタン101と、このリッド操作ボタン101を第2収納室13へ向かって付勢するばね102と、リッド操作ボタン101に一体的に形成されているテーパ面部101aによって係止されているアーム103と、このアーム103を下方に向かって付勢しているばね104とからなる。
アーム103には、テーパ面部101aに接触している係止孔103aと、下方への移動量を規制するための規制孔103bとが形成されている。また、アーム103の先端には、第1板部材51の係止片51aに係止される係止爪103cが形成されている。
矢印(1)に示されるように、乗員がリッド操作ボタン101を押す。すると、矢印(2)によって示されるように、テーパ面部101aによってアーム103が持ち上げられる。矢印(3)によって示されるように、係止爪103cが係止片51aに形成されている係止孔51bから外れる。ばね66の付勢力によって、矢印(4)によって示されるように、第1板部材51が閉じる。このとき、第1板部材51に同期している第2板部材52も、矢印(5)によって示されるように第1板部材51と同時に閉じる。
図6には、第1及び第2板部材51,52が閉じられている状態、即ち、第2リッド50が閉鎖位置に位置している状態が示されている。ここで閉鎖位置とは、仕切り壁15の上端の位置で第2収納室13の上を塞ぐ略水平な位置をいう。
第2リッド50を開く場合には、第1又は第2板部材51,52を下方に向かって押し込む。係止孔51b〜51dのいずれかが係止爪103cに係止されるまで第1又は第2板部材51,52を押し込む。選択した係止孔51b〜51dによって第2リッド50の開き度合いを調節することができる。
図7には、第2リッド(図6、符号50)が閉鎖位置に位置している場合のリンク機構81及びダンパ機構85が示されている。図4に示された開放位置から、図7に示される閉鎖位置まで、リンク機構81及びダンパ機構85は作動する。
図8及び図9に示されるように、収納物保持部94は、分割体92に取付けられている軸部材111にスイング可能に取付けられている。軸部材111には、ばね112が取付けられており、このばね112は、収納物保持部94が内部に向かってスイングするよう、収納物保持部94を付勢している。
図10に示されるように、収納物保持部94は、第2ホルダの側壁(図5、符号33)に対して略垂直に位置する第1位置P1と、側壁33に沿って位置する第2位置P2との間で、左右スイング可能に支持されている。図に示されている状態において、収納物保持部94は、第2位置に係止されている。この位置から第1位置P1まで略90度、スイングする。
図9に戻り、第1位置に向かって付勢されている収納物保持部94は、保持部係止機構120によって第2位置に係止されている。
図11に示されるように、保持部係止機構120は、保持部操作ボタン121と、この保持部操作ボタン121を内部に向かって付勢しているばね122と、保持部操作ボタン121の裏面に一体的に形成されているテーパ面部121aに係止されている略U字型のアーム123と、このアーム123を下方に向かって付勢しているばね124とからなる。
アーム123には、テーパ面部121aに係止される係止孔123aと、アーム123の下方への移動量を規制する規制孔123bとが形成されている。
図10に示されるように、収納物保持部94が第2位置P2に位置している状態では、図12に示されるように、アーム123の先端には、鈎状の係止爪123cが形成され、収納物保持部94に形成されている係止孔94aに係止されている。
図11も合わせて参照し、保持部操作ボタン121を矢印(11)によって示されるように押す。矢印(12)によって示されるように、テーパ面部121aによってアーム123が持ち上げられる。矢印(13)によって示されるように、係止爪123cが係止孔94aから外れ、ばね(図9、符号112)の付勢力によって収納物保持部94が第1位置(図10、符号P1)に向かってスイングする。第1位置に位置する収納物保持部94を第2位置(図10、符号P2)にスイングさせるには、収納物保持部94を指によって押し、第2位置に向かってスイングさせる。
図13に示されるように、収納物保持部94の下部には、収納物保持部94が第1位置と第2位置との間をスイングする途中で、スイング操作力を増大させるための操作力増大部130(操作力可変部130)が形成されている。
操作力増大部130は、分割体92に形成されている収納孔92aに収納され軸部材111を囲っているばね131と、このばね131によって軸部材111の軸方向に付勢されている中空状の押圧片132とからなる。
収納孔92aは、主要部が円柱形状を呈すると共に、一部が押圧片132をガイドするために角形状を呈する。
押圧片132は、円柱状の本体135と、この本体135から径外方に向かって突出する角形状のキー部136,136と、本体135の上面から上方に突出している断面台形状の押圧片側突起部137,137とからなる。キー部136,136によって、押圧片132は回転が防止されている。
収納物保持部94の下面には、押圧片132に向かって突出している断面台形状の保持部側突起部94b,94bが形成されている。
図14(a)に示されるように、収納物保持部94は、保持部側突起部94bの先端面94cが押圧片132に接触している。収納物保持部94は、押圧片132の上面に接触しながらスイングする。
図14(b)に示されるように、収納物保持部94がスイングすることにより、保持部側突起部94bが押圧片側突起部137に接触する。収納物保持部94は、押圧片132を押し下げながらスイングする。押圧片132を押し下げる分、力が分散され、収納物保持部94のスイングが遅くなる。
即ち、操作力増大部130は、収納物保持部94のスイング動作の抵抗となる。これにより、収納物保持部94が勢いよく開いたり閉じたりすることを防止し、収納物保持部94のスイング操作により発生し得る振動や騒音を抑制することができる。
図14(c)に示されるように、収納物保持部94が第2位置に達した場合には、保持部側突起部94bの頂点(先端面94c)と押圧片側突起部137の頂点とが接触した状態となる。
なお、より大きな操作力が必要となる操作力増大部130を例に説明したが、操作力可変部は、これとは逆に、より小さな操作力によって作動する機構を採用することもできる。即ち、必要な操作力がスイングの途中で変化する機構であればよい。より大きな操作力が必要な場合には、小径の収納物が走行振動などによって前後に移動するのを規制することができる。
図15(a)に示されるように、車両用収納装置10は、第1及び第2リッド40,50が開放位置に位置し、仕切り壁15が外されており、且つ収納物保持部93,94が第2位置に位置している。この場合に、車両用収納装置10の容量は、最大となる。仕切り壁15を外しているため、第1収納室12と第2収納室13とが繋がっている。このため、長尺な収納物を収納することができる。
図15(a)の15b−15b線断面図である図15(b)も参照して、第2収納室13が開放されており、高さの高い収納物を収納することができる。第1収納室12も同様である。仕切り壁15が着脱可能であることにより、車両用収納装置10に長尺且つ高さの高い収納物を収納することができる。
仕切り壁15の脚部15a,15bを、第1及び第2ホルダ20,30のそれぞれに形成されている孔部22c,32cに差し込むことにより、仕切り壁15を取付けることができる。仕切り壁15が取付けられた車両用収納装置10の作用を次図において説明する。
図16(a)に示されるように、車両用収納装置10は、第1及び第2リッド40,50が開放位置に位置し、仕切り壁15が取付けられており、且つ収納物保持部93,94が第2位置に位置している。この場合には、ペットボトルなどの径が大きく高さの高い収納物141,141を収納することができる。この場合、仕切り壁15によって、収納物141,141が倒れることを防止することができる。
図16(a)の16b−16b線断面図である図16(b)も参照して、リッド操作ボタン101,101を押すことにより、第1及び第2リッド40,50が上方に向かってスイングする。第1及び第2リッド40,50が閉鎖位置に位置する車両用収納装置10の作用を次図において説明する。
図17(a)に示されるように、車両用収納装置10は、第1及び第2リッド40,50が閉鎖位置に位置し、仕切り壁15が取付けられており、且つ収納物保持部93,94が第2位置に位置している。
図17(a)の17b−17b線断面図である図17(b)も参照して、仕切り壁15の上面と第1及び第2リッド40,50の上面とは、面一に設定されている。また、第1及び第2リッド40,50並びに仕切り壁15よりも上方に上部部材17が取り付けられている。
即ち、第1及び第2リッド40,50は、閉じた場合において、略水平になると共に、仕切り壁15の上端に一致する。即ち、第1及び第2リッド40,50を閉じることにより、第1及び第2リッド40,50の上面並びに仕切り壁の上面によって浅底の広い収納スペースが形成される。浅底の広い収納スペースは、長さが長く高さが低い、扁平状の収納物142を収納するのに適している。
保持部操作ボタン121,121を押すことにより、収納物保持部93,94が第2位置から第1位置に向かってスイングする。収納物保持部93,94が第1位置にスイングした際の作用を次図において説明する。
図18(a)に示されるように、車両用収納装置10は、第1及び第2リッド40,50が閉鎖位置に位置し、仕切り壁15が取付けられており、且つ収納物保持部93,94が第1位置に位置している。
図18(a)の18b−18b線断面図である図18(b)も参照して、第1及び第2リッド40,50の閉鎖位置よりも上位に、収納物143を保持することが可能な収納物保持部93,94を有している。収納物保持部93,94によって、缶コーヒーなどの径が小さく高さの低い収納物143が倒れることを防止できる。
加えて、収納物保持部93,94は、左右スイング可能に支持されている。即ち、収納物保持部93,94は、水平方向にスイングする。このような構成を採用しているため、収納物保持部93,94の出し入れが容易である。
図19に示されるように、車両用収納装置10は、第1リッド40が開放位置に位置し、第2リッド50が閉鎖位置に位置し、仕切り壁15が取り付けられており、前方の収納物保持部93が第2位置に位置し、後方の収納物保持部94が第1位置に位置している。このようにすることにより、異なる収納物141,143を収納することができる。即ち、収納物141,143に合わせて、前後の使用状態を異ならせることもできる。
尚、本発明に係る車両用収納装置は、センターコンソールに取付けられるものを例に説明したが、インストルメントパネルの上面に取付けられるものや、ドアの車室側に取付けられる形式のものであっても適用可能である。即ち、車両用収納装置が取付けられる位置は、これらの位置に限られるものではなく、車室内の任意の位置に取付けることができる。
本発明の車両用収納装置は、ドリンクホルダに好適である。
10…車両用収納装置、11…ホルダ、12…第1収納室、13…第2収納室、15…仕切り壁、22〜25…第1ホルダの側壁(ホルダの側壁)、32〜35…第2ホルダの側壁(ホルダの側壁)、40…第1リッド、50…第2リッド、93,94…収納物保持部、130…操作力増大部(操作力可変部)。

Claims (3)

  1. 上が開口した平面視枠状のホルダを有している車両用収納装置において、
    前記ホルダの内部を第1収納室と第2収納室とに横に仕切る仕切り壁と、前記第1収納室を開閉する第1リッドと、前記第2収納室を開閉する第2リッドと、前記ホルダの内部に収納される収納物を保持することが可能な収納物保持部とを有し、
    前記仕切り壁の上端は、前記ホルダの側壁の上端よりも低く設定され、
    前記第1リッドは、前記仕切り壁の上端の位置で前記第1収納室の上を塞ぐ略水平な閉鎖位置と、この閉鎖位置から下向きにスイングして前記第1収納室を開放するように前記ホルダの前記側壁に沿って垂下した開放位置との間で、上下スイング可能に前記側壁に支持され、
    前記第2リッドは、前記仕切り壁の上端の位置で前記第2収納室の上を塞ぐ略水平な閉鎖位置と、この閉鎖位置から下向きにスイングして前記第2収納室を開放するように前記ホルダの前記側壁に沿って垂下した開放位置との間で、上下スイング可能に前記側壁に支持され、
    前記収納物保持部は、前記第1及び第2リッドの閉鎖位置よりも上位に位置し、かつ前記ホルダの前記側壁に対して略垂直に位置する第1位置と、前記側壁に沿って位置する第2位置との間で、左右スイング可能に支持されている、ことを特徴とする車両用収納装置。
  2. 前記仕切り壁は、前記ホルダに対して取り外し可能に取付けられている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用収納装置。
  3. 前記収納物保持部が前記第1位置と前記第2位置との間をスイングする途中で、スイング操作力を可変させるための操作力可変部を、更に有している、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用収納装置。
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