JP6092820B2 - 成膜装置及び成膜方法 - Google Patents
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Description
基板が配置された成膜空間を有する成膜容器と、
原料ガスを前記成膜空間に供給して前記基板に原料ガスの成分を吸着させる原料ガス供給部と、
前記成膜空間に反応ガスを供給する反応ガス供給部と、
前記基板に吸着した原料ガスの成分の一部と前記反応ガスとを反応させることにより、前記基板に膜が形成されるように、前記成膜空間に供給された反応ガスを用いてプラズマを生成する電極を備えたプラズマ源と、
前記プラズマ源の前記電極に給電する高周波電源と、
前記プラズマ源によるプラズマの生成を制御する制御部と、を有する。
前記プラズマにより作られる前記膜は、上層と、前記上層より前記基板に近く前記基板に接触する下層と、を有し、前記下層の屈折率が前記上層の屈折率に比べて低い層構造であり、
前記プラズマの生成継続時間が、1m秒〜20m秒の範囲内であって、形成しようとする膜の屈折率の高低の程度に応じて設定された時間であり、かつ、前記プラズマ源へ投入する電力の電力密度が0.05W/cm2〜10W/cm2の範囲内になるように、前記高周波電源は前記プラズマ源へ給電し、
前記プラズマの生成継続時間に応じた前記プラズマ源への投入電力の終了点を定めるために、前記制御部は、前記プラズマ源に投入された電力の反射電力が、前記電力の投入後、前記投入された電力の85〜95%の範囲で定まる値を横切る時点を前記プラズマの発生の開始時点として判定する。
前記サイクルを繰り返すとき、少なくとも2つのサイクル間では、前記プラズマ源による前記プラズマの生成継続時間が互いに異なる、ことが好ましい。
基板が配置された成膜空間に、原料ガスを供給して前記基板に原料ガスの成分を吸着させるステップと、
前記成膜空間に反応ガスを供給するステップと、
前記成膜空間において、前記成膜空間に供給された前記反応ガスを用いてプラズマ源の給電を受けた電極でプラズマを生成して、前記基板に吸着した原料ガスの成分の一部と前記反応ガスとを反応させることにより、前記基板に膜を形成するステップと、を有する。
前記プラズマにより作られる前記膜は、上層と、前記上層より前記基板に近く前記基板に接触する下層と、を有し、前記下層の屈折率が前記上層の屈折率に比べて低い層構造であり、
前記プラズマの生成継続時間は、1m秒〜20m秒の範囲内であって、形成しようとする膜の屈折率、絶縁耐圧、及び誘電率の少なくとも1つの特性の高低の程度に応じて設定された時間であり、前記プラズマ源へ投入する電力の電力密度が0.05W/cm2〜10W/cm2の範囲内であり、
前記プラズマの生成継続時間に応じた前記プラズマ源への投入電力の終了点を定めるために、前記プラズマの生成のために前記プラズマ源に投入された電力の反射電力が、前記電力の投入後、前記投入された電力の85〜95%の範囲で定まる値を横切る時点を前記プラズマの発生の開始時点として判定する。
前記サイクルを繰り返すとき、少なくとも2つのサイクル間では、前記プラズマ源による前記プラズマの生成継続時間が互いに異なる、ことが好ましい。
図1は、本実施形態の成膜装置の一例であるALD装置10の構成を表す概略図である。同図に示すALD装置10は、ALD法を適用して、形成しようとする膜を構成する原料ガス、例えば金属を成分として含む有機金属の原料ガスと、反応ガスを成膜空間中の基板上に交互に供給する。
原料ガスが成膜空間に供給されると、原料ガスが基板に吸着されて、原料ガスの成分の層が原子層単位で一様に形成される。反応ガスを成膜空間に供給する時、ALD装置10は、反応活性を高めるために反応ガスを用いてプラズマ源の電極でプラズマを生成して反応ガスの成分のラジカルをつくる。このラジカルを基板上の原料ガスの成分と反応させて原子層単位で膜を形成する。ALD装置10は、上記処理を1回のサイクルとして、上記サイクルを繰り返すことにより予め定められた厚さの膜を形成する。このとき、各サイクルにおけるプラズマの生成継続時間は、形成しようとする膜の特性に関して予め設定した情報(設定情報)に応じて設定された時間であって、0.5m秒〜100m秒の範囲内の時間である。さらに、プラズマ源へ投入する電力の電力密度は、0.05W/cm2〜10W/cm2の範囲内である。ここで、プラズマ源へ投入する電力の電力密度とは、投入される電力を、プラズマの形成領域の面積で割った値である。プラズマの形成領域の面積とは、プラズマの形成領域を、基板に平行な面で切断したときの断面積である。プラズマ源が平行平板電極14である場合、電力密度は、投入電力を上部電極14aの対向する板の面積で除した値に略等しい。これにより、基板表面あるいは膜のダメージが少ない膜であって、緻密な膜から緻密でない膜まで自在に膜を形成することができる。特に緻密な膜を形成しようとする場合、プラズマの生成継続時間を上記範囲内で長く設定し、緻密でない膜を形成しようとする場合、プラズマの生成継続時間を上記範囲内で短く設定する。
ALD装置10は、成膜容器12と、平行平板電極14と、ガス供給ユニット16と、コントローラ(制御部)18と、高周波電源20と、マッチングボックス22と、排気ユニット24と、を有する。
成膜空間には、平行平板電極14が設けられている。平行平板電極14は、電極板である上部電極14a及び下部電極14bを有し、成膜空間内に設けられプラズマを生成する。平行平板電極14の上部電極14aは、成膜空間内に設けられるサセプタ30の基板載置面に対して対向するように設けられている。基板載置面には基板が設けられる。すなわち、基板は、成膜空間内に設けられる。上部電極14aは、成膜容器12の上方から延びる給電線により、マッチングボックス22を介して高周波電源20と接続されている。マッチングボックス22は、平行平板電極14のプラズマ生成時のインピーダンスに整合するように、マッチングボックス22内のインダクタのインダクタンス及びキャパシタのキャパシタンスを調整する。上部電極14aは、高周波電源20から100m秒以下の短時間の間、13.56〜27.12MHzの高周波電力がパルス状に給電される。
下部電極14bの表面は、サセプタ30の基板載置面となっており、アースされている。サセプタ30は、その内部にヒータ32を有し、ヒータ32により、成膜中の基板は、例えば50℃以上400℃以下に加熱保持される。
具体的に、ガス供給ユニット16は、TMA源16aと、N2源16bと、O2源16cと、バルブ17a,17b,17cと、TMA源16aと成膜容器12内の成膜空間とをバルブ17aを通して接続する管18aと、N2源16bと成膜容器12内の成膜空間とをバルブ17bを通して接続する管18bと、O2源16cと成膜容器12内の成膜空間とをバルブ17cを通して接続する管18cと、を有する。TMA源16a、バルブ17a、及び管18aにより、原料ガス供給部が構成される。また、O2源16c、バルブ17c、及び管18cにより、反応ガス供給部が構成される。
バルブ17a,17b,17cはそれぞれ、コントローラ18による制御により作動して、所定のタイミングでTMAの原料ガス、N2ガス、及びO2ガスを成膜空間に導入する。
具体的には、コントローラ18は、酸素ガスの成膜空間への供給に合わせて、平行平板電極14が酸素ガスを用いたプラズマを生成するように平行平板電極14の上部電極14aへの給電の開始を制御する。
なお、窒素ガス源16bから供給される窒素ガスは、TMAのガスの供給、酸素ガスの供給、及びプラズマの発生のそれぞれの期間中、常時成膜空間に供給されてもよいし、部分的に供給を停止してもよい。窒素ガスは、キャリアガスとして、また、パージガスとして機能する。窒素ガスの代わりにアルゴンガス等の不活性なガスを用いることができる。
原料ガスと反応しない限りにおいて、窒素ガスの代わりに酸素ガスを用いることもできる。
マッチングボックス22は、成膜空間においてプラズマが発生するときにインピーダンスマッチングが確立するように調整されている。インピーダンスマッチングが確立されても、電力をプラズマ源である上部電極14aへ供給した時点で瞬時にプラズマが発生するわけではない。電力の投入開始時点からプラズマが発生する時点までの時間は、ばらつく。これは、上部電極14aと下部電極14bとの間に電圧がかかり、プラズマが発生し易い条件ができたとしても、プラズマを発生する放電の核が生じなければならない。この核の発生要因は種々あるが、核の発生する時点は数百m秒ばらつく。本実施形態では、図2に示すようにプラズマの生成継続時間T1を短時間とするので、プラズマの発生開始時点は正確に判定する必要がある。このため、プラズマ源である上部電極板14aに投入された電力の反射電力Wrが、この電力の投入後、投入された電力に対して予め定めた比率α(αは0より大きく1未満の小数)を乗算した値を横切る時点をプラズマの発生の起点とする。上記比率αは、0.85〜0.95の範囲で定まる値であることが好ましい。そして、反射電力がα×投入電力を横切る時点をプラズマの発生の起点とする。この起点を用いて、高周波電源20が定めたプラズマ生成継続時間T1に基づいて投入電力の終了点を定めることが好ましい。投入電力の終了と同時にプラズマは消える。上記比率αを0.85〜0.95の範囲で設定することにより、プラズマの発生の開始を誤ることなく確実に判定でき、かつ、プラズマが実際に生成し続ける時間を、設定されたプラズマの生成継続時間T1に略一致させることができる。比率αが0.85未満である場合、プラズマの生成を誤ることなく判定できるが、プラズマが実際に生成し続ける時間は、設定されたプラズマの生成継続時間T1と大きく異なる。例えば、比率を0.85とした場合と比率αを0.4とした場合では、上記起点のずれは、1m秒程度ある。この起点のずれは、設定されたプラズマの生成継続時間T1にとって無視できない程度に大きい。したがって、上記比率αを0.85〜0.95の範囲で設定することが好ましい。
このとき、プラズマの生成継続時間T1を5m秒〜500m秒の範囲で変化させ、そのとき形成される膜の屈折率を分光エリプソメータで計測した。ALDによって成膜された酸化アルミニウムの屈折率は、十分緻密な状態では、1.63〜1.65である。図3に示されるように、プラズマの生成継続時間が1m秒以上で100m秒以下の領域では、この生成継続時間T1が長くなるほど屈折率の高い膜を形成することができることがわかる。特に、1m秒以上で20m秒以下の領域、さらに言うと2m秒以上で20m秒以下の領域では、プラズマの生成継続時間T1によって屈折率は大きく変化することから、プラズマの生成継続時間T1を1m秒以上20m秒以下、さらには、2m秒以上20m秒以下にすることが好ましい。一方、プラズマの生成継続時間T1が100m秒より長い領域では、膜の屈折率は一定となりプラズマの生成継続時間T1によって変化しない。このことより、プラズマの生成継続時間T1が0.5m秒以上100m秒以下の領域、さらに言うと2m秒以上20m秒以下の領域では、プラズマの生成継続時間T1を変更することにより膜質を変化させることができることがわかる。
このような膜を形成するためには、本実施形態のように、膜質をプラズマの生成継続時間T1で制御することのできる成膜装置10を用いることが好ましい。
特に、上記サイクルを繰り返すとき、高周波電源20は、最初の1サイクルにおけるプラズマの生成継続時間T1が、最後の1サイクルにおけるプラズマの生成継続時間T1に比べて短くなるように、上部電極14a等のプラズマ源を制御することが好ましい。これにより、基板側の下層には緻密でない膜質の層を、上層には緻密な膜質の層を有する膜を形成することができる。
さらに、高周波電源20は、上記サイクルを繰り返すとき、サイクルの回数が増えるに伴って、プラズマの生成継続時間T1が増大するように上部電極14a等のプラズマ源を制御することが好ましい。これにより、基板側の下層から上層に向かって緻密の程度が徐々に高くなっていく膜を形成することができる。
なお、本実施形態では、原料ガスとして、TMAのガスを例に挙げたが、TMAのガスに制限されない。例えばTEA(テトラエチルアンモニウム)、DMAOPr(ジメチルアルミイソプロポキサイド)等のガスを用いることもできる。また、形成する膜も酸化アルミニウムに制限されず、Si,Mg,Ti,Cr,Fe,Ni,Cu,Zn,Ga,Ge,Y,Zr,In,Sn,Hf,Ta等の酸化物等であってもよい。また、反応ガスも酸素ガスに制限されず、窒素ガス、N2O,NH3,H2,H2O等であってもよい。
12 成膜容器
12a 突出壁
14 平行平板電極
14a 上部電極
14b 下部電極
16 ガス供給ユニット
16a TMA源
16b N2源
16c O2源
17a,17b,17c バルブ
18 コントローラ
18a,18b,18c 管
20 高周波電源
22 マッチングボックス
24 排気ユニット
26 コンダクタンス可変バルブ
28 排気管
30 サセプタ
30a 昇降軸
30b 昇降機構
32 ヒータ
Claims (8)
- 原料ガスと反応ガスを用いて原子層単位で膜を形成する成膜装置であって、
基板が配置された成膜空間を有する成膜容器と、
原料ガスを前記成膜空間に供給して前記基板に原料ガスの成分を吸着させる原料ガス供給部と、
前記成膜空間に反応ガスを供給する反応ガス供給部と、
前記基板に吸着した原料ガスの成分の一部と前記反応ガスとを反応させることにより、前記基板に膜が形成されるように、前記成膜空間に供給された反応ガスを用いてプラズマを生成する電極を備えたプラズマ源と、
前記プラズマ源の前記電極に給電する高周波電源と、
前記プラズマ源によるプラズマの生成を制御する制御部と、を有し、
前記プラズマにより作られる前記膜は、上層と、前記上層より前記基板に近く前記基板に接触する下層と、を有し、前記下層の屈折率が前記上層の屈折率に比べて低い層構造であり、
前記プラズマの生成継続時間が、1m秒〜20m秒の範囲内であって、形成しようとする膜の屈折率の高低の程度に応じて設定された時間であり、かつ、前記プラズマ源へ投入する電力の電力密度が0.05W/cm2〜10W/cm2の範囲内になるように、前記高周波電源は前記プラズマ源へ給電し、
前記プラズマの生成継続時間に応じた前記プラズマ源への投入電力の終了点を定めるために、前記制御部は、前記プラズマ源に投入された電力の反射電力が、前記電力の投入後、前記投入された電力の85〜95%の範囲で定まる値を横切る時点を前記プラズマの発生の開始時点として判定する、ことを特徴とする成膜装置。 - 前記制御部は、前記原料ガス供給部による原料ガスの供給、前記原料ガスの供給後に行う前記反応ガス供給部による反応ガスの供給、及び前記プラズマ源による前記反応ガスを用いたプラズマの生成を1回のサイクルとして、前記サイクルを繰り返すように、前記原料ガス供給部、前記反応ガス供給部、及び前記プラズマ源の動作を制御し、
前記サイクルを繰り返すとき、少なくとも2つのサイクル間では、前記プラズマ源による前記プラズマの生成継続時間が互いに異なる、請求項1に記載の成膜装置。 - 前記高周波電源は、前記サイクルを繰り返すとき、最初の1サイクルにおける前記プラズマの生成継続時間が、最後の1サイクルにおける前記プラズマの生成継続時間に比べて短くなるように、前記プラズマ源を制御する、請求項2に記載の成膜装置。
- 前記高周波電源は、前記サイクルを繰り返すとき、サイクルの回数が増えるに伴って、前記プラズマの生成継続時間が増大するように前記プラズマ源を制御する、請求項3に記載の成膜装置。
- 原料ガスと反応ガスを用いて原子層単位で膜を形成する成膜方法であって、
基板が配置された成膜空間に、原料ガスを供給して前記基板に原料ガスの成分を吸着させるステップと、
前記成膜空間に反応ガスを供給するステップと、
前記成膜空間において、前記成膜空間に供給された前記反応ガスを用いてプラズマ源の給電を受けた電極でプラズマを生成して、前記基板に吸着した原料ガスの成分の一部と前記反応ガスとを反応させることにより、前記基板に膜を形成するステップと、を有し、
前記プラズマにより作られる前記膜は、上層と、前記上層より前記基板に近く前記基板に接触する下層とを有し、前記下層の屈折率が前記上層の屈折率に比べて低い層構造であり、
前記プラズマの生成継続時間は、1m秒〜20m秒の範囲内であって、形成しようとする膜の屈折率、絶縁耐圧、及び誘電率の少なくとも1つの特性の高低の程度に応じて設定された時間であり、前記プラズマ源へ投入する電力の電力密度が0.05W/cm2〜10W/cm2の範囲内であり、
前記プラズマの生成継続時間に応じた前記プラズマ源への投入電力の終了点を定めるために、前記プラズマの生成のために前記プラズマ源に投入された電力の反射電力が、前記電力の投入後、前記投入された電力の85〜95%の範囲で定まる値を横切る時点を前記プラズマの発生の開始時点として判定する、ことを特徴とする成膜方法。 - 前記原料ガスの供給、前記原料ガスの供給後に行う前記反応ガスの供給、及び前記プラズマ源による前記反応ガスを用いたプラズマの生成を1回のサイクルとして、前記サイクルを繰り返し、
前記サイクルを繰り返すとき、少なくとも2つのサイクル間では、前記プラズマ源による前記プラズマの生成継続時間が互いに異なる、請求項5に記載の成膜方法。 - 前記サイクルを繰り返すとき、最初の1サイクルにおける前記プラズマの生成継続時間が、最後の1サイクルにおける前記プラズマの生成継続時間に比べて短い、請求項6に記載の成膜方法。
- 前記サイクルを繰り返すとき、サイクルの回数が増えるに伴って、前記プラズマの生成継続時間が増大する、請求項7に記載の成膜方法。
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