JP6091824B2 - 回路基板の表面実装構造、該表面実装構造を備えたプリント基板 - Google Patents

回路基板の表面実装構造、該表面実装構造を備えたプリント基板 Download PDF

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Description

本発明は、配線パターンのランド上に表面実装用電子部品を半田接合するプリント基板の表面実装構造に関するものである。
電子回路基板には、主にプリント配線板が用いられている。プリント配線板に電子部品を実装する方式としては、挿入実装方式と表面実装方式とがある。挿入実装方式とは、プリント配線板の貫通穴に電子部品の電極を挿入し、貫通穴の壁面または貫通穴周囲に形成された電極と電子部品の電極とを、半田によって接合する方式である。また、表面実装方式とは、プリント配線板の表面に形成された電極(ランド)と電子部品の電極とを半田によって接合する方式である。
そして、近年は、電子装置の小型化、薄型化を図るために、電子部品を回路基板上に高密度に実装することが求められており、表面実装方式が主流となってきている。
表面実装方式による電子部品の実装方法について、図2〜5を参照して説明する。図2〜5は、表面実装方式による電子部品(例えば、チップコンデンサ)の実装方法を説明するための図である。
図2に示すように、チップ部品(例えば、チップコンデンサ)1は、直方体状であり、その両端には、メッキ等で形成された電極2a、2b が設けられている。そして、図3(a)に示すように、プリント基板5の表面に配線パターン4a、4bが形成され、配線パターン4a、4b上に形成されたランドに半田(半田ペースト)3a、3bが印刷されている。図3(b)は、プリント基板5の表面に配線パターン4a、4bが形成され、配線パターン4a、4b上に形成されたランドに半田(半田ペースト)3a、3bが印刷された状態を、図3(a)のA側から見た状態を示している。
そして、プリント基板5の半田3a、3b上に、チップ部品1の電極2a、2bがマウントするように載置される(図4)。その後、リフロー炉に入れられ、半田3a、3bが加熱溶融されることにより、チップ部品1がプリント基板5に実装される(図5)。
上述した表面実装方式では、リフロー炉で加熱溶融された半田3がランドとチップ部品1の電極2に広がり、その後、冷却されながら固まっていく。しかしながら、チップ部品1、プリント基板5、配線パターン4等の熱収縮率が大きく異なると、チップ部品1とプリント基板5とを接合した部分や、チップ部品1そのものに応力がかかり、チップ部品1やプリント基板5が破壊されたり、接合部分が外れたりする場合がある。
そこで、熱応力による破壊等を防止するために、以下の技術が開示されている。特許文献1には、半田接合部の熱応力を低下させるように、電極の内側端部寄り部分の両側に膨出部を形成したランドの形状が記載されている。また、特許文献2には、基板表面に2つ以上のランドを備え、複数のランドのうちの1つは、基材の表面に接着された部分と基材の表面に接着されておらずかつ基材の表面に対して相対的に移動可能な非接着部とが設けられている構成が記載されている。
特開2004−228364号公報(2004年8月12日公開) 特開2012−124408号公報(2012年6月28日公開)
上述したように、プリント基板、電子部品(チップ部品)、半田からなる系に温度変化が与えられると、各所に熱応力が生じる。しかしながら、それぞれの部材ごとに熱収縮率(熱膨張量)が異なると、様々な不具合が生じる。
特許文献1に記載の技術では、ランドに膨出部が設けられているのみであり、熱応力による不具合が生じてしまうことに変わりはない。
また、特許文献2に記載の技術では、ランドの構造が複雑になり、プリント基板の生成処理が煩雑になる。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、熱応力によって生じる不具合を低減するとともに、構成が容易なプリント基板の表面実装構造等を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る回路基板の表面実装構造は、回路基板の配線パターンが形成されたランド上に電子部品の電極が半田により接合されている回路基板の表面実装構造において、上記電子部品の電極は複数であるとともに、該電極それぞれが、異なる上記ランドと接合されており、上記ランドの1つである第1ランドが形成された第1配線パターンは、上記回路基板の表面と平行な方向に凸部分を有した凸形状であり、上記第1ランドと接合している上記電極とは異なる電極と接合している第2ランドが形成された第2配線パターンは、上記回路基板の表面と平行な方向に凹部分を有した凹形状であり、上記凸形状および凹形状は、直線で形成されており、上記第1ランドと上記第2ランドとの隙間領域を上記凸形状の突出方向と垂直な方向に伸長した領域と、上記電極とが重ならないことを特徴としている。
リフロー半田法等、熱を用いて半田を溶融させることにより電子部品と回路基板とを接合する方法は、回路基板等に熱応力がかかる。本願発明者は、ランドを形成する配線パターンの形状を凸型および凹型とすることにより、ランドを形成する配線パターンの形状が矩形や円形の場合と比較して、回路基板にかかる熱応力が減少する事を発見した。
そして、上記本発明の一態様によれば、電子部品の電極が接合されるランドを形成する配線パターンが、凸型形状と凹型形状とで形成される。よって、従来のランドを形成する配線パターンが矩形や円形の場合と比較して、回路基板にかかる熱応力を減少させることができ、熱応力によって回路基板が破壊されることを減少させることができるという効果を奏する。
また、従来とランドを形成する配線パターンの形状を異ならせるのみなので、容易な構成で実現できるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態を示す図である。 表面実装方式を説明するための図である。 (a)〜(c)は、表面実装方式を説明するための図である。 表面実装方式を説明するための図である。 表面実装方式を説明するための図である。 本発明の第2実施形態を示す図である。 本発明の第3実施形態を示す図である。 本発明の効果を説明するための図である。 (a)〜(d)は、本発明の効果を説明するための図である。 (a)、(b)は、本発明の効果を説明するための図である。 (a)、(b)は、本発明の効果を説明するための図である。
〔実施の形態1〕
〔構成〕
本発明の一実施の形態について、図1〜図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。図1は、本実施の形態に係るプリント基板5にチップ部品1が搭載されている状態をチップ部品1側から見た図である。
図1に示すように、本実施の形態では、プリント基板5は、基材6の上に配線パターン4を形成しており、チップ部品1の電極2(a、b)と配線パターン4(a、b)とが半田3(a、b)により接合されている。チップ部品1としては、例えばチップコンデンサが考えられる。
また、図1に示すように、本実施の形態では、チップ部品1の電極2がマウントされるランドが形成されている配線パターン4について、一方が凸型、他方が凹型となり、双方の凹凸部分が隙間を空けて嵌まり合う構成となっている。
より詳細には、配線パターン(第1配線パターン)4aのランド部分が、配線パターン(第2配線パターン)4bのランド部分方向に凸部を有した凸型形状となっている。また、配線パターン4bのランド部分が、配線パターン4aのランド部分方向が凹んでいる凹型形状となっている。そして、配線パターン4aの凸部と配線パターン4bの凹部との凹凸部分が隙間を空けて嵌まり合う構成となっている。
本実施の形態では、ランドを形成する配線パターンが上記の形状となることにより、チップ部品1が配線パターン4にリフロー半田法で半田付けされるときの熱による応力によってチップ部品1、配線パターン4等が破壊される可能性を低減することができる。なお、配線パターンが上記の形状となる場合の実験結果は後述する。
〔製造プロセス〕
次に、プリント基板5にチップ部品1を実装するプロセスについて、図2〜5を参照して説明する。本実施の形態では、表面実装方式によりチップ部品1をプリント基板5に実装している。なお、プリント基板5にチップ部品1を実装するプロセスは、従来技術と同様である。
まず、直方体状のチップ部品1の両端に、メッキ等で形成された電極2(a、b)を設ける(図2)。一方、プリント基板5には配線パターン4が形成されるとともに、配線パターン4にはランド部分が形成される。本発明におけるランド部分は、例えば、プリント基板5の上に、ソルダーレジストのような保護膜を塗布して加熱乾燥し、露光パターン(マスク)を通して紫外線を照射し、ランドまたはチップ部品に相当する部分を現像液で除去し、配線パターン4を部分的に露出させることで形成することができる。なお、図ではソルダーレジストは省略している。
また、ランド部分には、半田3が印刷されており(図3(a))、半田3部分にチップ部品1の電極2がマウントされ(図4)、リフロー炉に入れられて、半田3が加熱溶融することにより、プリント基板5にチップ部品1が実装される(図5)。また、図3(c)に示すように、図3(a)のA側から見た状態では、配線パターン4a(第1ランド)が凸型形状、配線パターン4b(第2ランド)が凹型形状となっている。
〔実施の形態2〕
次に、本発明の他の実施の形態について、図6を参照して説明する。図6は、本発明の第2実施形態を説明するための図である。
図6に示すように、本実施の形態では、ランドが形成されている配線パターン4aの形状が凸型、ランドが形成されている配線パターン4bの形状が凹型となっているとともに、凸部分および凹部分がテーパ形状となっている。
このように、配線パターン4a、bのランド部分の凸部分および凹部分をテーパ形状とした場合も、チップ部品1が配線パターン4にリフロー半田法で半田付けされるときの熱による応力によってチップ部品1、配線パターン4等が破壊される可能性を低減することができる。
〔実施の形態3〕
次に、本発明のさらに他の実施の形態について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第3実施形態を説明するための図である。
図7に示すように、本実施の形態では、プリント基板5に、複数のチップ部品1を実装する場合に、配線パターン4aと配線パターン4bとの凹凸部分が互い違いとなるように構成されている。
より詳細には、配線パターン4aには、凸型形状と凹型形状とが連続して形成され、配線パターン4bには、配線パターン4aの凹凸形状と嵌まり合うように、凹型形状と凸型形状とが連続して形成されている。
これにより、実装するチップ部品1が複数の場合も、チップ部品1が配線パターン4にリフロー半田法で半田付けされるときの熱による応力によってチップ部品1、配線パターン4等が破壊される可能性を低減することができる。
なお、図7では、チップ部品1が3つの場合を示しているが、チップ部品1の数はこれに限定されない。また、図7では、ランド部分の凹凸形状は矩形の場合を示しているが、上記実施形態2と同様にテーパ形状とするものであってもよい。
〔解析結果1〕
次に、本実施の形態に係るランドが形成された配線パターンの形状によって、熱応力がどのように変化するのかを構造解析ツールを用いて解析した結果を、図8、9を参照して説明する。
図8は、解析用のモデルを示す図である。図8に示すように、解析用のモデルは、コア材12の両面に銅箔11が貼り付けられているプリント基板14の上面にパターンを形成し、チップ部品13を実装させたものを用いている。なお、図中の10は電極の境界を示している。なお、コア材12は、厚さ0.43mmのテフロン(登録商標)、銅箔11の厚さは、0.035mmである。また、プリント基板14は、50mm×25mmで、チップ部品13は、1005サイズ(1.0mm×0.5mm×0.5mm)である。
また、解析条件は、リフロー炉で加熱(220℃前後)された後に室温(25℃)に下がる行程を想定している。そして、温度が下がるときに半田が固まるとともに、プリント基板14の熱による変形が元に戻るときの、チップ部品13とパターンとの接合位置における電極の境界における応力を算出した。
また、応力を算出したパターンの例を図9に示す。図9に示すように4つのパターン((a)〜(d))について応力を算出した。パターン(a)、(b)は、従来のランドの形状であり、パターン(c)、(d)は、上述した本実施の形態に係るランドが形成された配線パターンの形状である。
上記パターン(a)〜(d)について、構造解析ツールで解析した結果を下記表1に示す。ここで、“+”の値は引張り、“−”の値は圧縮の力を示している。
Figure 0006091824
表1に示すように、パターン(a)、(b)と比較してパターン(c)、(d)では、引っ張りの力が減少している。よって、本実施の形態に係るランドが形成された配線パターンの形状によれば、従来と比較して熱応力による引っ張りの力が減少し、チップ部品1やプリント基板5が破壊される可能性を減少させることができる。
なお、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明は、プリント基板を使用して構成される電子回路全般に適用可能である。
〔解析結果2〕
次に、配線パターン4の凹凸部分の嵌合の度合によって、生じる応力を解析した結果を、図10、図11を参照して説明する。図10(a)は、パターンの凹凸部分が、嵌まり合わず、凸部分と凹部分とが向かい合うような状態を示す図であり、図10(b)は、パターンの凹凸部分が嵌まり合う状態を示す図である。
図10(a)に示すように、パターン1001の凸部分とパターン1002の凹部分とが嵌まり合っていない場合、熱応力(高温(例えば、220℃前後)から温度が下がることにより生じる力)によりパターン1001とパターン1002との間の部分(図10(a)のTの部分)が変形しやすい。
一方、図10(b)に示すように、パターン1011の凸部分とパターン1012の凹部分とが嵌まり合っている場合、熱応力による変形は、図10(a)の場合と同様に、パターン1011とパターン1012との間の部分(図10(b)のXの部分)に生じるが、変形の度合は図10(a)の場合よりも少ない。
なお、図10(a)において、Tの位置で切断した場合、切断面に配線パターンは出てこない。一方、図10(b)においては、X、Y、Zの何れの位置で切断した場合であっても、切断面に配線パターンが出てくる。よって、配線パターン凹凸部分が嵌合している状態とは、電子部品の長辺方向に垂直な線で切断した場合に、何れの位置で切断しても、切断面に配線パターンが存在する構成と表現することもできる。
次に、図11を参照して、図10に示した基板に電子部品1101を搭載した場合に、電子部品1101の電極と電子部品1101本体との境界部分にかかる応力について説明する。図10(a)に示すような基板に電子部品1101を搭載した場合、熱応力による変形は図11(a)に示すようになる。このときに、電子部品1101本体との境界部分であるa部およびb部にかかる応力値を下記表2に示す。
Figure 0006091824
一方、図10(b)に示すような基板に電子部品1101を搭載した場合、熱応力による変形は図11(b)に示すようになる。このときに、電子部品1101本体との境界部分であるa部およびb部にかかる応力値を下記表3に示す。
Figure 0006091824
表2および表3を比較すれば明らかなように、パターンの凹凸部分が嵌合しているほうが、電子部品1101本体との境界部分にかかる応力は低く、熱応力により電子部品1101等が破壊される可能性が低くなる。
なお、図7に示すような電子部品が複数個搭載されている場合は、配線パターンの間である曲がりやすい部分が電子部品と重なることになるが、配線パターンの凹凸部分も複数重なることになるため、熱応力による変形は少なくなると考えられる。
〔まとめ〕
以上のように、本実施の形態に係る回路基板の表面実装構造は、回路基板の表面実装構造であって、該回路基板の配線パターンに形成されたランド上に電子部品の電極が半田により接合されている回路基板の表面実装構造において、上記電子部品の電極は複数であるとともに、該電極それぞれが、異なる上記ランドと接合されており、上記ランドの1つである第1ランドが形成された第1配線パターンは、上記回路基板の表面と平行な方向に凸部分を有した凸形状であり、上記第1ランドと接合している上記電極とは異なる電極と接合している第2ランドが形成された第2配線パターンは、上記回路基板の表面と平行な方向に凹部分を有した凹形状であり、上記凸形状および凹形状は、直線で形成されており、
上記第1ランドと上記第2ランドとの隙間領域を上記凸形状の突出方向と垂直な方向に伸長した領域と、上記電極とが重ならないことを特徴としている。
リフロー半田法等、熱を用いて半田を溶融させることにより電子部品と回路基板とを接続する方法は、回路基板等に熱応力がかかる。本願発明者は、ランドを形成する配線パターンの形状を凸型および凹型とすることにより、ランドを形成する配線パターンの形状が矩形や円形の場合と比較して、回路基板にかかる熱応力が減少する事を発見した。
そして、上記構成によれば、電子部品の電極が接合されるランドを形成する配線パターンが、凸型形状と凹型形状とで形成される。よって、従来のランドを形成する配線パターンが矩形や円形の場合と比較して、回路基板にかかる熱応力を減少させることができ、熱応力によって回路基板が破壊されることを減少させることができる。
また、従来とランドを形成する配線パターンの形状を異ならせるのみなので、容易な構成で実現できる。
本実施の形態に係る表面実装構造では、上記第1配線パターンと上記第2配線パターンとは、該第1配線パターンの凸部分と該第2配線パターンの凹部分とが向かい合うように配置されていてもよい。
本実施の形態に係る表面実装構造では、上記第1配線パターンの凸部分と上記第2配線パターンの凹部分とは、凹凸部分が所定の間隔を空けて嵌まり合うように配置されていてもよい。
上記の構成によれば、凸型形状の第1配線パターンと凹型形状の第2配線パターンとが無駄なく配置されるので、より狭い領域に適切にランドが形成された配線パターンを配置することができ、より高密度に電子部品を実装することができる。
本実施の形態に係る表面実装構造では、上記第1配線パターンの凸部分と上記第2配線パターンの凹部分とは、テーパ状に形成されているものであってもよい。
本願発明者は、ランドが形成された配線パターンの凸部分、および凹部分がテーパ状であっても、回路基板にかかる熱応力が減少する事を発見した。よって、上記の構成により、回路基板にかかる熱応力を減少させることができ、熱応力によって回路基板が破壊されることを減少させることができる。
本実施の形態に係る表面実装構造では、上記電子部品は、直方体形状で、長手方向の両端部に上記電極が設けられており、上記回路基板には、複数個の上記電子部品が、該電子部品の長手方向が平行となるように配置され、上記第1ランドには、上記複数個の電子部品の一方の電極が接合され、上記第2ランドには上記複数個の電子部品の他方の電極が接合されており、上記第1ランドが形成された上記第1配線パターンは、隣り合う上記電子部品の電極が接合されている部分が、凸部分および凹部分となるように形成されており、上記第2ランドが形成された上記第2配線パターンは、隣り合う上記電子部品の電極が接合されている部分が、凸部分および凹部分となるように形成されているとともに、上記電子部品の一方の電極が上記第1配線パターンにおいて凸部分と接合されている場合は、当該電子部品の他方の電極は凹部分に接合され、上記電子部品の一方の電極が上記第1配線パターンにおいて凹部分と接合されている場合は、当該電子部品に他方の電極は凸部分に接合されており、上記第1配線パターンの凹凸部分と上記第2配線パターンの凹凸部分とは、互いに所定の間隔を空けて嵌まり合うように配置されているものであってもよい。
上記の構成によれば、複数の電子部品が実装される場合に、隣り合う電子部品の電極が接合されているランドが形成された配線パターンの形状が凸部分および凹部分となるよう形成される。これにより、電子部品が複数実装される場合も、回路基板にかかる熱応力を減少させることができ、熱応力によって回路基板が破壊されることを減少させることができる。
上記表面実装構造を備えたプリント基板は、上述した効果を奏することができる。
チップ部品を実装させるプリント基板に好適である。
1 チップ部品(電子部品)
2(a、b) 電極
3(a、b) 半田
4(a、b) 配線パターン(第1配線パターン、第2配線パターン、第1ランド、第2ランド)
5 プリント基板(回路基板)
6 基材

Claims (6)

  1. 回路基板の表面実装構造であって、該回路基板の配線パターンに形成されたランド上に電子部品の電極が半田により接合されている回路基板の表面実装構造において、
    上記電子部品の電極は複数であるとともに、該電極それぞれが、異なる上記ランドと接合されており、
    上記ランドの1つである第1ランドが形成された第1配線パターンは、上記回路基板の表面と平行な方向に凸部分を有した凸形状であり、
    上記第1ランドと接合している上記電極とは異なる電極と接合している第2ランドが形成された第2配線パターンは、上記回路基板の表面と平行な方向に凹部分を有した凹形状であり、
    上記凸形状および凹形状は、直線で形成されており、
    上記第1ランドと上記第2ランドとの隙間領域を上記凸形状の突出方向と垂直な方向に伸長した領域と、上記電極とが重ならないことを特徴とする表面実装構造。
  2. 上記第1配線パターンと上記第2配線パターンとは、該第1配線パターンの凸部分と該第2配線パターンの凹部分とが向かい合うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表面実装構造。
  3. 上記第1配線パターンの凸部分と上記第2配線パターンの凹部分とは、凹凸部分が所定の間隔を空けて嵌まり合うように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表面実装構造。
  4. 上記第1配線パターンの凸部分と上記第2配線パターンの凹部分とは、テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表面実装構造。
  5. 上記電子部品は、直方体形状で、長手方向の両端部に上記電極が設けられており、
    上記回路基板には、複数個の上記電子部品が、該電子部品の長手方向が平行となるように配置され、
    上記第1ランドには、上記複数個の電子部品の一方の電極が接合され、上記第2ランドには上記複数個の電子部品の他方の電極が接合されており、
    上記第1ランドが形成された上記第1配線パターンは、隣り合う上記電子部品の電極が接合されている部分が、凸部分および凹部分となるように形成されており、
    上記第2ランドが形成された上記第2配線パターンは、隣り合う上記電子部品の電極が接合されている部分が、凸部分および凹部分となるように形成されているとともに、上記電子部品の一方の電極が上記第1配線パターンにおいて凸部分と接合されている場合は、当該電子部品の他方の電極は凹部分に接合され、上記電子部品の一方の電極が上記第1配線パターンにおいて凹部分と接合されている場合は、当該電子部品に他方の電極は凸部分に接合されており、
    上記第1配線パターンの凹凸部分と上記第2配線パターンの凹凸部分とは、互いに所定の間隔を空けて嵌まり合うように配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表面実装構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の表面実装構造を備えたプリント基板。
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