JP6091729B1 - 真空遮断器 - Google Patents

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Abstract

真空遮断器における耐電圧性能の悪化、発熱による通電性能の悪化を安価な構成で解消することを目的とし、真空遮断器の絶縁ロッド(6)、真空バルブ(8)、可動側端子(7a)などから形成される主回路構造体と、この主回路構造体を支持する絶縁ホルダ(1)を備え、絶縁ホルダ(1)の形状を真空バルブ(8)が配置される部位および絶縁ロッド(6)が配置される部位の上下面と両側面に開口部(5a,5b,5c,5d)を設けた枠構造体としたことを特徴とする。

Description

この発明は、ガス絶縁スイッチギヤなどに搭載される真空遮断器に係り、特に真空遮断器の主回路構造に関するものである。
ガス絶縁スイッチギヤは、六フッ化硫黄(SF6)ガスの優れた絶縁性能によって機器をコンパクト化することができ、電気室のスペース縮小に貢献している。このガス絶縁スイッチギヤに搭載される真空遮断器は、一般的に真空遮断器の操作機構がガス容器の外側に配置されるとともに、真空遮断器の主回路部がガス容器の内側に配置され、操作機構と主回路部とがガス容器の内外の気密を保ったまま駆動可能な軸にて連結されるように構成されている。
ここで、真空遮断器の主回路部は、絶縁操作ロッド、可動側端子、真空バルブおよび固定側端子で構成されるが、これらの主回路部の構成部材は、接地電位であるガス容器と絶縁を保った状態でガス容器内に支持する必要がある。このため、真空遮断器の主回路部は、ガス容器内で絶縁碍子または絶縁性のホルダで支持されるように構成されていることが一般的である。
このように真空遮断器の主回路部を絶縁ホルダで支持する場合、例えば絶縁ホルダを円筒形にして真空バルブの周囲を覆う構造にすると、真空バルブ外側の電界を高めてしまうため、耐電圧性能が悪くなる。また、通電時に真空バルブが発熱することになるが、周囲が覆われていると、空気の対流が悪くなるため、真空バルブ周辺の温度が上昇し、通電性能が悪くなるという課題がある。
このような課題を解消するものとして例えば特許文献1または特許文献2に示されるような真空遮断器が提案されている。
すなわち、特許文献1に示された真空遮断器は、特に図3に示されるように断面U字状の第一絶縁フレームおよび第二絶縁フレームを真空バルブの左右から真空バルブを覆うように両者間に隙間をもって配置され、第一絶縁フレームおよび第二絶縁フレームが真空バルブの固定側導体により締結されるように構成されている。
また、特許文献2に示された真空遮断器は、図1および図4に示されるように真空バルブを上下から挟持するように配置された一対の絶縁支持板と、絶縁支持板の一方端に固定されるとともに真空バルブの固定側が固定された上部電極とを備えたものにより構成されている。
特開2013−131440号公報(特に図3参照) 特開2013−149579号公報(特に図1、図4参照)
上述したような特許文献1、特許文献2に示された真空遮断器においては、ともに真空バルブの周囲の絶縁物に開口部を設けて空気の対流を改善する構造としているが、1個の真空バルブを2つの絶縁フレームで支持する構造であるため、2つの絶縁フレームの長さにわずかな差があると、遮断器投入時に真空バルブに生じる衝撃荷重を一方の絶縁フレームが受けることになる。このため、絶縁フレームとしての強度が安定せず、真空バルブとしての耐電圧性能および通電性能の信頼性を損なうことになるという課題がある。
また、特許文献1に示された真空遮断器のように真空バルブ1個に対して2個の絶縁フレームで支持する構造とすると、三相遮断器の場合6個の絶縁フレームが必要となり、コストが増加するという課題がある。
さらに、特許文献2に示された真空遮断器のように絶縁フレームを三相一括構造とすると、真空バルブを三相分並べた場合、真ん中の相の組立性能が悪いなどの問題点がある。
また、真空バルブの固定側を支持する固定板は、真空遮断器の投入、遮断時に主回路に生じる衝撃荷重に耐える強度と真空遮断器主回路を通電する機能が要求されるため、銅やアルミなどの通電性能の高い材料でかつ衝撃荷重に耐える厚みが必要となる。したがって、固定板が大型化し、コストが増加するという課題がある。
この発明は、上述のような課題を解消するためなされたもので、耐電圧性能、通電性能を低下させることなく、安定性が高くコストを抑制することが可能な真空遮断器の主回路構造を得ることを目的とする。
本発明に係る真空遮断器は、固定接点および可動接点を有する真空バルブ、この真空バルブの固定接点に接続された固定側端子、前記真空バルブの可動接点に接続された可動側端子、前記真空バルブの可動接点に連結され、前記固定接点および前記可動接点を開閉操作する絶縁ロッドを備えた主回路構造体と、この主回路構造体を支持する絶縁ホルダとを備えた真空遮断器において、前記絶縁ホルダは、前記真空バルブが配置され部位および前記絶縁ロッドが配置され部位の上下面と両側面に開口部を有した枠構造体とし、かつ、前記枠構造体は、U字型フレームを2段に配し、前記U字型フレームの開口側の一側同士を結合した絶縁ホルダ固定部と、前記U字型フレームの各中間部同士を結合した中間フレームとから構成され、前記絶縁ホルダ固定部と前記中間フレームと前記U字型フレームの前記絶縁ホルダ固定部側とで囲まれた空間に前記絶縁ロッドが配置され、前記U字型フレームの先端側と前記中間フレームで囲まれた空間に前記真空バルブが配置されるように構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、真空バルブを含む主回路構造体を支持する絶縁ホルダを枠構造体とすることによって、真空バルブ外側の電界を向上させず、空気の対流をよくすることが可能となり、真空遮断器の真空バルブ周辺での耐電圧性能、通電性能の信頼性を向上させることが可能な真空遮断器を低コストで提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る真空遮断器が配設されたスイッチギヤを示す側断面図である。 本発明の実施の形態1に係る絶縁ホルダを示す斜視図である。 図2における絶縁ホルダの側面形状を示す図である。 図2における絶縁ホルダの上面形状を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る真空遮断器単極部の構造を示す側面図である。 図5におけるA−A線に沿った断面形状を示す図である。 図5におけるB−B線に沿った断面形状を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る真空遮断器の要部構成を示す側面図である。 図8における真空遮断器の上面形状を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る真空遮断器の要部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る真空遮断器の要部構成を示す側面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係るスイッチギヤについて図1から図9に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る真空遮断器が配設されたスイッチギヤを示す側断面図、図2は、本発明の実施の形態1に係る絶縁ホルダを示す斜視図、図3は、図2における絶縁ホルダの側面形状を示す図、図4は、図2における絶縁ホルダの上面形状を示す図である。また、図5は、本発明の実施の形態1に係る真空遮断器単極部の構造を示す側面図、図6は、図5におけるA−A線に沿った断面形状を示す図、図7は、図5におけるB−B線に沿った断面形状を示す図である。図8は、本発明の実施の形態1に係る真空遮断器の要部構成を示す側面図、図9は、図8における真空遮断器の上面形状を示す平面図である。
図1において、スイッチギヤは、扉DRを有し、各部を収納する筐体CSと、この筐体CS内に設けられた真空遮断器VB、計器用変流器CT、計器用変圧器VTおよび断路器DSを備えて構成されている。
ここで、真空遮断器VBは、一方の端子がケーブルCBに接続導体CDおよびケーブルヘッドCHを介して接続され、他方の端子が水平母線HBに接続されている。また、真空遮断器VBは、ケーブルCBへ接続される経路に計器用変流器CTおよび計器用変圧器VTが接続されるとともに、水平母線HBへ接続される経路に断路器DSが接続されている。さらに、スイッチギヤは、断路器DSを操作する断路器操作機構が収納された断路器操作機構部LPと、真空遮断器VBを操作する遮断器操作機構が収納された遮断器操作機構部BPとを備えている。
また、真空遮断器VBを形成する主回路構造体は、図5に示すように、固定接点および可動接点を有する真空バルブ8と、この真空バルブ8の固定接点に接続された固定側端子9と、真空バルブ8の可動接点に接続された可動側端子7aと、真空バルブ8の可動接点に連結され、可動接点を開閉操作する絶縁ロッド6とによって構成されており、固定板10および固定板固定部4を介して絶縁ホルダ1に固定されている。
なお、真空バルブ8は、絶縁円筒で構成される真空容器の内部に固定接点および可動接点が設けられている。ここで、真空バルブ8の固定接点は、固定電極棒の先端部に固定され、この固定電極棒は、絶縁円筒の一端面に設けられた固定側端板に固定されている。また、可動接点は、絶縁ロッド6によって駆動される可動電極棒の先端部に固着され、この可動電極棒の動きに応じて固定接点に対する開閉動作を行うことになる。さらに、可動電極棒は、絶縁円筒の他端面に設けられた可動側端板を貫通し、この貫通部分は、ベローズからなる封止部材により封止されている。また、固定接点に接続された固定側端子9は、固定側電極棒に固定され、可動接点に接続された可動側端子7aは、可動側電極棒に固定されている。
次に、本発明の要部である絶縁ホルダ1の構造について詳細に説明する。
すなわち、絶縁ホルダ1は、図2に示すように、真空遮断器VBの可動導体を固定する可動導体固定部2と、絶縁ホルダ1を固定する固定部3と、主回路構造体が取り付けられる固定板10を固定する固定板固定部4とから構成されている。
さらに詳しく説明すると、絶縁ホルダ1は、図4に示すように、最奥端部(図中右側)が連結されたU字型のフレーム101を図3に示すように上下2段に配し、かつ、フレーム101の上側フレーム101aおよび下側フレーム101bの開口側102の一側同士を縦方向の絶縁ホルダ固定部3で一体に結合するとともに、U字型の上側フレーム101aおよび下側フレーム101bの各中間部同士を縦方向の中間フレーム103で一体に結合した枠構造体として構成されている。このような絶縁ホルダ1は、絶縁樹脂材料を一体成形することによって製作される。
このような絶縁ホルダ1の絶縁ホルダ固定部3、中間フレーム103およびU字型フレーム101の絶縁ホルダ固定部側によって囲まれた空間に絶縁ロッド6が配置され、U字型フレーム101a,101bの先端側104a,104bおよび中間フレーム103で囲まれた空間に真空バルブ8が配置され、これによって図5に示すような真空遮断器VBが形成されることになる。なお、強度的に余裕がある場合は、中間フレーム103を省略しても良い。
ここで、図5に示すように、真空遮断器VBの絶縁ホルダ1に真空遮断器単極を配置した場合、絶縁ロッド6が配置される位置には、絶縁ロッド側面開口部5a(図3参照)、絶縁ロッド上面開口部5b(図4参照)が設けられることになり、真空バルブ8が配置される位置には、真空バルブ側面開口部5c(図3参照)、真空バルブ上面開口部5d(図4参照)が設けられることになる。
このように、絶縁ホルダ1に真空遮断器単極を配置した場合、真空バルブ8の可動側には真空バルブの可動側端子7aおよび可動導体7bが取り付けられており、可動導体7bは、可動導体固定部2に締結されている。また、真空バルブ8の固定側には固定側端子9が取付けられており、固定側端子9は、固定板10および固定板固定部4を介して絶縁ホルダ1のフレーム101に締結されている。
図6は、図5におけるA−A線に沿った断面を示すものであり、絶縁ホルダ1に配置される真空バルブ8の電極13、電極棒14、絶縁筒(絶縁円筒)15および電極シールド16が示されている。図7は、図5におけるB−B線に沿った断面を示すものであり、絶縁ホルダ1に配置される真空バルブ8の絶縁ロッド6および操作ロッド17が示されている。
図8、図9は、三相の真空遮断器VBに適用した例を示し、図8は、図5における真空遮断器単極構造の真空バルブ固定側端子9に固定側導体11を取り付けた状態、図9は、固定側導体11a、固定側導体11bが真空バルブ8の1つの固定側端子9の両側面に締結され、幅広の部分が鉛直方向となるよう配置された構造を示している。
このように真空バルブ8と絶縁ホルダ1とを固定する固定板10を介さず固定側導体11(11a,11b)を真空遮断器VBの固定側端子9の両側面に直接取り付けることによって、導体断面積の増加による通電性能の向上を図ることができるとともに、平導体である固定側導体11a、固定側導体11bを縦(鉛直)方向に配置しているため、空気の対流を妨げることなく、導体部の放熱性能も向上させることができる。なお、固定側導体11として2枚の導体(11a,11b)を使用した例を示したが、通電電流が大きくない場合は、どちらかの1枚だけであってもよい。
上述したように、絶縁ホルダ1を上面および側面に開口部を有する枠構造体で形成したため、真空バルブ8周辺の空気の対流を妨げることなく、放熱性能の高い主回路構造体を形成することができる。また、絶縁ホルダ1に大きな開口部を設けているため、組立時のボルト締結作業を容易とすることができる。さらに、絶縁ホルダ1を各相個別の構造としたため、真空遮断器VBが三相並んだ場合に中央の相だけを先に取り付けて組立した後で、両側の相を取り付けることが可能となり、組立の作業性を向上させることができる。
さらに、真空遮断器VBは、真空バルブ8の可動電極を動作させ、電流を投入または遮断する装置であるため、真空バルブ8を支持する絶縁ホルダ1には真空遮断器の投入または開極時に生じる衝撃荷重に耐える強度が要求され、また、絶縁ホルダ1と真空バルブ8を固定する固定板10にも同様に衝撃荷重に耐える強度が必要となるが、実施の形態1においては、図5、図8に示すように固定板10が真空遮断器の衝撃に耐えて真空バルブ8を支持する機能を有するとともに、固定側端子9が真空遮断器主回路に接続されて通電する機能を有し、固定側端子9と固定板10とが通電と強度の各機能を分けた構成を採用している。したがって、固定板10は、通電性能を有するアルミや銅などの高価な金属を使用する必要がなく、鉄など安価な金属によって製作することが可能となる。
また、図5に示すように、固定板10は、U字型フレーム101の端部間にまたがって配置されるため、真空バルブ8の直径よりも大きな寸法となり、かつ真空バルブ8を支持する必要な強度を実現するため、必要な厚みも必要となる。このように固定板10は、寸法が大きく、材料も嵩むが、例えば鉄などの安価な材料を使用すればコストの上昇を抑制することができる。加えて、固定側端子9は、銅やアルミなどの通電性能を有する高価な材料が必要となるが、真空バルブ8の直径と同程度のサイズがあれば十分で、さほど材料費が嵩むことがない。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係るスイッチギヤの要部である真空遮断器について図10に基づき説明する。
この実施の形態2においては、図10に示すように、真空遮断器の主回路構造体の固定側導体11aと固定側導体11bとの間に放熱フィン12を配置したことを特徴としている。この放熱フィン12を除く他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように固定側導体11aと固定側導体11bとの間に放熱フィン12を設けることによって固定側導体11a,11bにおいて発生した熱が空気の対流により空間に放出され易くなる。また、放熱フィン12は、固定側導体11aと固定側導体11bに挟まれた空間に配置されているため、放熱フィン12周辺の電界を殆ど上昇させることがなく、耐電圧性能を低下させることがない。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る真空遮断器について図11に基づき説明する。
上述の実施の形態1においては、固定側端子9を導電性の良い金属で構成するとともに固定板10を安価な鉄などを用いて構成し、通電と強度の機能を併せ持たせる構成としたが、図11に示すように、固定側端子9、固定板10の両方を銅やアルミなどの通電性能の良い金属で構成し、固定側導体13を固定板10に直接締結するように構成してもよい。
このような構成とすることにより、鉄に比べ銅やアルミなどの高価な金属を多く使う分だけ主回路構造体のコストが上昇することになるが、固定側導体13を固定板10に直接締結することが可能となり、組立の作業効率を向上させることができる。
なお、上述の実施の形態1から実施の形態3においては、絶縁ホルダ1の先端部に設けた固定板固定部4を絶縁ホルダ1の先端上下部にそれぞれ水平方向に配置した事例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図1に示した絶縁ホルダ1の上下方向を90度回転させて水平方向にして、絶縁ホルダ1の先端部に設けた固定板固定部4を絶縁ホルダ1の先端部の左右側においてそれぞれ上下方向に配置したもの、すなわち図2を平面図、図3を側面図にするように構成した真空遮断器の主回路構造体であっても同等の効果を奏することができる。
また、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合せたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1: 絶縁ホルダ、 2:真空遮断器の可動導体固定部、
3:絶縁ホルダ固定部、 4:遮断器の固定板固定部、
5a:真空遮断器主回路の絶縁ロッド側面開口部、
5b:真空遮断器主回路の絶縁ロッド上面開口部、
5c:真空バルブ側面開口部、 5d:真空バルブ上面開口部、
6:絶縁ロッド、 7a:真空バルブ可動側端子、
7b:可動導体、 8:真空バルブ、 9:真空バルブ固定側端子、
10:固定板、 11,11a,11b,13:固定側導体、
12:放熱フィン、 101:絶縁ホルダのU字型フレーム、
103:絶縁ホルダの中間フレーム

Claims (5)

  1. 固定接点および可動接点を有する真空バルブ、この真空バルブの固定接点に接続された固定側端子、前記真空バルブの可動接点に接続された可動側端子、前記真空バルブの可動接点に連結され、前記固定接点および前記可動接点を開閉操作する絶縁ロッドを備えた主回路構造体と、この主回路構造体を支持する絶縁ホルダとを備えた真空遮断器において、前記絶縁ホルダは、前記真空バルブが配置され部位および前記絶縁ロッドが配置され部位の上下面と両側面に開口部を有した枠構造体とし、かつ、前記枠構造体は、U字型フレームを2段に配し、前記U字型フレームの開口側の一側同士を結合した絶縁ホルダ固定部と、前記U字型フレームの各中間部同士を結合した中間フレームとから構成され、前記絶縁ホルダ固定部と前記中間フレームと前記U字型フレームの前記絶縁ホルダ固定部側とで囲まれた空間に前記絶縁ロッドが配置され、前記U字型フレームの先端側と前記中間フレームで囲まれた空間に前記真空バルブが配置されるように構成したことを特徴とする真空遮断器。
  2. 前記絶縁ホルダは、前記真空バルブが配置される部位、前記絶縁ロッドが配置される部位をそれぞれ3つ有し、かつ、これらを一体化したものであることを特徴とする請求項1に記載の真空遮断器。
  3. 前記絶縁ホルダには、先端に設けられた固定部に通電性能の低い安価な金属からなる固定板が取り付けられるとともに、前記真空バルブには、通電性能の高い金属からなる固定側端子が取り付けられ、前記固定側端子を前記固定板に締結して前記主回路構造体を支持するように構成し、かつ、前記主回路構造体の前記固定側端子に固定側の導体を直接接続したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空遮断器。
  4. 前記固定側端子に接続される固定側の導体は、幅広の形状で、前記固定側端子の両側面に直接接続されており、かつ、幅広の部分が鉛直方向となるよう配置されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の真空遮断器。
  5. 前記固定側端子の両側面に締結された少なくとも2つの前記固定側の導体の間に放熱フィンが取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の真空遮断器。
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