JP6090227B2 - 屑除去装置および屑除去方法 - Google Patents
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Description
このような厚鋼板の長さ方向の切断において、特許文献1〜3に示すローリングカット式の切断装置を用いることにより、ピンチロールによる厚鋼板の送り時間を増加させ、生産能力を上げる切断方法が知られている。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、せん断ラインにて発生する切り屑の除去率を容易に向上させることができる屑除去装置および屑除去方法を提供することを目的としている。
このように、切断処理される様々な板厚の上記厚鋼板の最大差に応じて上記傾斜部が設けられることにより、せん断ラインにて発生する切り屑の除去率を容易に向上させることができる。
また、上記の屑除去装置は、上記せん断ラインにおいて、上記ダブルサイドシャーよりも下流側に配されるスリッターよりも下流側、且つ上記スリッターよりも下流側に配されるエンドシャーよりも上流側に設けられてもよい。
このように、上記第1の屑除去装置および上記第2の屑除去装置からなることにより、上記スリッターおよび上記エンドシャーでの押し傷を防止することができる。
また、本発明の一態様に係る屑除去方法は、上記の屑除去装置を用いて、上記せん断ラインを搬送する上記厚鋼板の上面の切り屑を除去することを特徴とする。
<1.第1の実施形態>
まず、図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る屑除去装置5および屑除去方法について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る屑除去装置5は、厚鋼板Sを切断処理するせん断ラインに設けられる。せん断ラインには、クロップシャー1と、ダブルサイドシャー2と、スリッター3と、屑除去装置5と、エンドシャー4とが順に設けられる。
また、クロップシャー1、ダブルサイドシャー2、スリッター3、およびエンドシャー4は、搬送される厚鋼板Sの板厚方向に対向する上面側および下面側に設けられたピンチロールが、厚鋼板Sを押圧して回転することにより、厚鋼板Sに歪みがあっても厚鋼板Sをその長手方向に平行に搬送することができる。
本実施形態では、ブラシ部材52として、12個のブラシ部材52a〜52lが、搬送される厚鋼板Sの幅方向となるz方向に列接して設けられる。ブラシ部材52a〜52lは、z方向の合計長さが、搬送される厚鋼板Sの最大幅よりも長くなるように形成される。例えば、搬送される厚鋼板Sの最大幅が4600mmである場合、ブラシ部材52a〜52lのz方向の各長さが390mm、ブラシ部材52a〜52lのz方向の合計長さは4680mmとなる。
また、ブラシ部材52は、搬送される厚鋼板Sよりもy軸正方向側、且つ傾斜部524Aが搬送される厚鋼板Sの上面と接触する位置に設けられる。すなわち、ブラシ部材52は、図5に示すように、x軸正方向側の最も長いワイヤーブラシ524の一端のy軸方向の高さが、搬送される厚鋼板Sのうち板厚tが最も薄い厚鋼板Sの上面のy軸方向の高さ以下となるように設けられる。また、ブラシ部材52は、x軸負方向側の端部の最も短いワイヤーブラシ524の一端のy軸方向の高さが、搬送される厚鋼板Sのうち板厚tが最も厚い厚鋼板Sの上面のy軸方向の高さ以上となるように設けられる。
枠体54は、2本の柱と中間からなり、2本の柱がせん断ラインの搬送テーブルを垂直に挟むように設けられ、中間のy軸の負方向側にブラシ部材52が固定される。
以上のように、本実施形態に係る屑除去装置5は、ヘッド部522と、ヘッド部522の一面に設けられ、一面に平行な一方向(x軸正方向)に対して一端の長さが徐々に長くなる傾斜部524Aをヘッド部522と逆側の一端に有するワイヤーブラシ524と、を含むブラシ部材52を備え、傾斜部524Aは、せん断ラインにおいて切断処理される厚鋼板Sの板厚tに応じて形成される。また、本実施形態に係る屑除去装置5は、せん断ラインにおいて、せん断ラインのダブルサイドシャー2よりも厚鋼板Sの搬送方向の下流側、且つ搬送される厚鋼板Sの板厚方向に対向する面のうちの上面と傾斜部524Aとが接触する位置に設けられる。さらに、本実施形態に係る屑除去装置5は、ダブルサイドシャー2よりも下流側に配されるスリッター3よりも下流側、且つスリッター3よりも下流側に配されるエンドシャー4よりも上流側に設けられる。
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施形態に係る屑除去装置5および屑除去方法について説明する。
図6に示すように、本実施形態に係る屑除去装置5は、第1の屑除去装置5aと第2の屑除去装置5bとからなる。第1の屑除去装置5aは、第1の実施形態の屑除去装置5と同様に、厚鋼板Sの搬送経路において、スリッター3の下流側且つエンドシャー4の上流側に設けられる。また、第2の屑除去装置5bは、厚鋼板Sの搬送経路において、ダブルサイドシャー2の下流側且つスリッター3の上流側に設けられる。
第1の屑除去装置5aおよび第2の屑除去装置5bは、第1の実施形態に係る屑除去装置5と同様の構成をそれぞれ有する。すなわち、第1の屑除去装置5aおよび第2の屑除去装置5bは、図2〜5で説明した、ブラシ部材52と、門型の枠体54とをそれぞれ備える。
本実施形態に係る屑除去装置5は、第1の屑除去装置5aと、第2の屑除去装置5bとからなり、第1の屑除去装置5aではダブルサイドシャー2で発生した切り屑を除去し、第2の屑除去装置5bではスリッター3で発生した切り屑を除去する。これにより、第1の実施形態における効果に加え、スリッター3での切断処理時に発生する押し傷をさらに防止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、傾斜部524Aは、ワイヤーブラシ524の最大差dがせん断ラインにて処理される複数の厚鋼板Sの板厚tの最大差以上となり、且つワイヤーブラシ524の長さがx軸正方向に対して徐々に長くなっていればよく、図4に示したように直線状に傾斜していなくてもよい。例えば、傾斜部524Aは、ワイヤーブラシ524の最大差dが上記条件を満足するように、階段状に変化する形状や曲線状に傾斜してもよい。
さらに、厚鋼板Sは、長さ方向に一様な板厚tを有する鋼板だけでなく、板厚tが長さ方向に連続的に変化する異厚鋼板であってもよい。
以上のように、本発明にかかる屑除去装置5は、ヘッド部522と、ヘッド部522の一面に設けられ、ヘッド部522の一面に平行な一方向に対して他端の長さが徐々に長くなる傾斜部524Aをヘッド部522と逆側の一端に有するワイヤーブラシ524と、を含むブラシ部材52を備え、傾斜部524Aは、せん断ラインにおいて切断処理される厚鋼板Sの板厚tに応じて形成される。
また、本発明に係る屑除去方法は、せん断ラインにおいて、ダブルサイドシャー2よりも厚鋼板Sの搬送方向の下流側、且つ搬送される厚鋼板Sの板厚方向に対向する面のうちの上面と傾斜部524Aとが接触する位置に設けられ、傾斜部524Aが傾斜する一方向は、厚鋼板Sの搬送方向である上記屑除去装置5を用いてせん断ラインを搬送する厚鋼板Sの上面の切り屑を除去する。
このような屑除去装置5、および屑除去方法によれば、せん断ラインにて発生する切り屑の除去率を容易に向上させることができる。
2 :ダブルサイドシャー
3 :スリッター
4 :エンドシャー
5 :屑除去装置
5a :第1の屑除去装置
5b :第2の屑除去装置
52,52a〜52i :ブラシ部材
522 :ヘッド部
524 :ワイヤーブラシ
524A :傾斜部
54 :枠体
7a,7b :搬送ロール
S :厚鋼板
Claims (5)
- せん断ラインで切断処理される厚鋼板の切り屑を除去する屑除去装置であって、
ヘッド部と、前記ヘッド部の一面に設けられ先端に傾斜部を有するワイヤーブラシと、
を含むブラシ部材を備え、
前記傾斜部は、前記厚鋼板の搬送方向である一方向に対して前記ワイヤーブラシの先端が徐々に長くなることで形成され、
前記ワイヤーブラシの長さの最大差は、前記せん断ラインで切断処理されうる複数の前記厚鋼板の板厚の最大差以上であることを特徴とする屑除去装置。 - 前記せん断ラインにおいて、ダブルサイドシャーよりも前記厚鋼板の搬送方向の下流側、且つ搬送される前記厚鋼板の板厚方向に対向する面のうちの上面と前記傾斜部とが接触する位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の屑除去装置。
- 前記せん断ラインにおいて、前記ダブルサイドシャーよりも下流側に配されるスリッターよりも下流側、且つ前記スリッターよりも下流側に配されるエンドシャーよりも上流側に設けられることを特徴とする請求項2に記載の屑除去装置。
- 前記せん断ラインにおいて、前記ダブルサイドシャーよりも下流側に配されるスリッターよりも下流側、且つ前記スリッターよりも下流側に配されるエンドシャーよりも上流側に設けられる第1の屑除去装置と、前記スリッターよりも上流側に設けられる第2の屑除去装置とからなることを特徴とする請求項2に記載の屑除去装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の屑除去装置を用いて、前記せん断ラインを搬送する前記厚鋼板の上面の切り屑を除去することを特徴とする屑除去方法。
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