JP6089731B2 - 成形制御装置、成形制御方法、および、プログラム - Google Patents

成形制御装置、成形制御方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、被成形部材を成形する成形制御装置、成形制御方法、および、プログラムに関する。
近年、産業用ロボットを利用した製造工程などの自動化が進んでいる。産業用ロボットは、力覚センサなどの検出値に応じてアーム(マニピュレータ)の動作を自動制御して、部材の組立や加工を行う。例えば、特許文献1に記載の構成の場合、アームに作用する力とトルクを検出する6軸力センサが設けられており、回転する研磨部材(砥石)に対し、アームに把持したワークを押し当てて研磨加工する。
そして、研磨部材のドレッシングが必要になると、ワークの代わりにドレッシング部材(砥石)をアームにセットして、ドレッシング部材を研磨部材に押し当て、研磨部材が所望の形状となるまでドレッシングを行う。研磨部材のドレッシング中、6軸力センサの出力値が設定値となるようにアームが制御されており、その設定値はコンピュータによってPID(Proportional Integral Derivative)制御される。
特開平10−329017号公報
特許文献1では、研磨部材が所望の形状となったことをどのように判定してドレッシングを終了するのかが明記されていない。上記のように研磨部材のドレッシングを自動化する場合、研磨部材をドレッシング部材に当接させてから、研磨部材をドレッシング部材にどの位置まで押し付けてドレッシングするのかを正確に制御することが困難であった。
本発明は、このような課題に鑑み、ドレッシングにおいて高い形状精度を実現することが可能な成形制御装置、成形制御方法、および、プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の成形制御装置は、被成形部材を可動して、前記被成形部材を回転させながらドレッシング面に当接させて、該被成形部材を成形研磨する可動制御部と、前記被成形部材に作用する荷重を示す出力値を出力する力検知出力部と、を備え、前記可動制御部は、前記ドレッシング面もしくは該ドレッシング面と平行な位置特定面に対して、前記被成形部材の回転軸が垂直となる第1の姿勢で、該ドレッシング面もしくは該位置特定面に近接する方向に該被成形部材を移動させ、前記力検知出力部から出力される出力値が閾値を超え、前記被成形部材が前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面に当接した位置を基準位置とし、該基準位置に基づいて、該ドレッシング面上もしくは該ドレッシング面に面する位置である移動完了位置まで前記被成形部材を移動させ、前記基準位置から前記移動完了位置までの移動過程において、前記被成形部材を、前記第1の姿勢から、前記ドレッシング面に対して前記回転軸が傾斜した第2の姿勢へと変位させるとともに、該第2の姿勢で回転させながら該ドレッシング面に当接させることを特徴とする。
前記可動制御部は、前記力検知出力部から出力される出力値が前記閾値を超えたときに、前記被成形部材のうち、前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面と接触した前記回転軸上の点を回動中心点として、該被成形部材を前記第2の姿勢に傾斜させてもよい。
前記可動制御部は、前記被成形部材を前記第1の姿勢で前記ドレッシング面に近接する方向に移動させるとともに、前記基準位置から、該ドレッシング面に対して垂直な方向への離隔距離によって、前記移動完了位置を特定し、前記力検知出力部から出力される出力値が前記閾値を超えると、前記基準位置から、前記近接する方向と逆方向である離隔方向に向けて、前記離隔距離以上に前記被成形部材を移動させるとともに、該移動過程において該被成形部材の移動距離を計測し、前記離隔距離以上に前記被成形部材が移動した後、前記被成形部材を、前記第1の姿勢から前記第2の姿勢へと変位させるとともに、該第2の姿勢で回転させながら、前記移動完了位置まで、前記近接する方向へと移動させてもよい。
前記可動制御部は、前記被成形部材を、前記第2の姿勢で回転させながら前記ドレッシング面に当接させつつ、前記移動完了位置までの移動が完了したか否かを判定させてもよい。
前記可動制御部は、前記被成形部材を、前記第2の姿勢に維持しつつ回転を停止し、前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面のうち、前記基準位置を設定した方に近接する方向に該被成形部材を移動させ、前記力検知出力部から出力される出力値が前記閾値を超えた位置と前記基準位置との差分から、前記移動完了位置までの移動が完了したか否かを判定してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の成形制御方法は、ドレッシング面もしくは該ドレッシング面と平行な位置特定面に対して、被成形部材の回転軸が垂直となる第1の姿勢で、該ドレッシング面もしくは該位置特定面に近接する方向に該被成形部材を移動させ、前記被成形部材に作用する荷重を示す出力値が閾値を超え、前記被成形部材が前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面に当接した位置を基準位置とし、該基準位置に基づいて、該ドレッシング面上もしくは該ドレッシング面に面する位置である移動完了位置まで前記被成形部材を移動させ、前記基準位置から前記移動完了位置までの移動過程において、前記被成形部材を、前記第1の姿勢から、前記ドレッシング面に対して前記回転軸が傾斜した第2の姿勢へと変位させるとともに、該第2の姿勢で回転させながら該ドレッシング面に当接させることを特徴とする。
上記課題を解決するために、被成形部材に作用する荷重を示す出力値を出力する力検知出力部を備え、該被成形部材を可動して、該被成形部材を回転させながらドレッシング面に当接させて、該被成形部材を成形研磨する可動制御部として機能するコンピュータを、前記ドレッシング面もしくは該ドレッシング面と平行な位置特定面に対して、前記被成形部材の回転軸が垂直となる第1の姿勢で、該ドレッシング面もしくは該位置特定面に近接する方向に該被成形部材を移動させ、前記力検知出力部から出力される出力値が閾値を超え、前記被成形部材が前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面に当接した位置を基準位置とし、該基準位置に基づいて、該ドレッシング面上もしくは該ドレッシング面に面する位置である移動完了位置まで前記被成形部材を移動させ、前記基準位置から前記移動完了位置までの移動過程において、前記被成形部材を、前記第1の姿勢から、前記ドレッシング面に対して前記回転軸が傾斜した第2の姿勢へと変位させるとともに、該第2の姿勢で回転させながら該ドレッシング面に当接させる処理を実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、ドレッシングにおいて高い形状精度を実現することが可能となる。
ワークの研磨加工時における成型制御装置の全体構成を示す説明図である。 ドレッシング時における成型制御装置の全体構成を示す説明図である。 移動完了位置を説明するための説明図である。 成型制御方法の処理の流れを示したフローチャートである。 研磨部材の移動を説明するための説明図である。 変形例における成形制御方法の処理の流れを示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(成型制御装置1)
図1は、ワークWの研磨加工時における成型制御装置1の全体構成を示す説明図である。図1に示すように、成型制御装置1は、ロボットアーム2(可動部)を備える。ロボットアーム2は、複数の関節部2aを有し、関節部2aで連結される節部2bが関節部2aを回転中心として回転することが可能な構造となっている。電動部3(可動部)は、例えばモータで構成され、それぞれの関節部2aに設けられ、アーム本体2cに接続された電源の電力によって、関節部2aを中心に節部2bを回転させる動力を与える。
ロボットアーム2の先端にも、電動部3の一部を構成するモータ3aが設けられている。また、モータ3aのシャフト先端には保持部4が設けられている。保持部4は、研磨部材5を保持しつつ、モータ3aによって回転可能に形成されている。研磨部材5は、例えば、砥石で形成され、研磨部材5の軸心がモータ3aのシャフトの回転軸の延長上に位置するように保持部4に保持される。
可動制御部7は、例えば、制御PC7a、および、コントローラ7bで構成される。制御PC7aは、電動部3の動作を制御するプログラムが書き込まれたコンピュータである。コントローラ7bは、制御PC7aから出力された制御信号に応じて電動部3に供給する電力を制御する。
そして、可動制御部7は、モータ3aを回転させながら、上記ロボットアーム2の可動を制御し、チャック装置6に保持されたワークWに、研磨部材5を押し当てることでワークWが研磨される。
力検知出力部8は、例えば、研磨部材5に作用する荷重を示す出力値を、可動制御部7の制御PC7aに出力する。制御PC7aは、力検知出力部8からの出力値に応じ、可動部(電動部3)を制御することで、研磨部材5の姿勢制御を遂行する。
研磨部材5はワークWの研磨を行うごとに磨耗し、初期形状からの乖離が進むと、研磨処理の品質が維持できなくなる。そのため、研磨部材5のドレッシング(成型研磨)が必要となる。例えば、研磨処理を行ったワークWの数、研磨処理の累積時間などの指標が閾値を越えたことを契機として、ドレッシングが遂行される。
成型制御装置1は、ワークWの研磨加工を遂行するとともに、研磨部材5のドレッシングが必要となると、研磨部材5を保持部4から着脱することなく、ドレッシングを行うことができる。この場合、研磨部材5は、ドレッシングの対象となる被成型部材となる。また、成型制御装置1は、研磨部材5の元となる素材から初期形状の研磨部材5を成型するドレッシングも遂行する。この場合、研磨部材5の元となる素材がドレッシングの対象となる被成型部材となる。以下では、研磨部材5と、研磨部材5の元となる素材を区別せず、単に研磨部材5と称す。
図2は、ドレッシング時における成型制御装置1の全体構成を示す説明図である。ドレッシングにおいて、チャック装置6には、ワークWの代わりにドレッシング部材9が保持される。ドレッシング部材9は、研磨部材5よりも固く、例えばダイヤモンド電着砥石などで構成される。
そして、可動制御部7は、可動部(電動部3)を制御し、ドレッシング部材9のドレッシング面9aに対し、研磨部材5の軸心が傾斜した状態で、研磨部材5の軸心を回転軸として回転させながらドレッシング面9aに当接させ、ドレッシング面9aに垂直な方向に押圧し続けることで、研磨部材5をドレッシングする。
この場合、ドレッシング完了時、研磨部材5の回転軸のドレッシング面9aに対する傾斜角と、研磨部材5のドレッシング面9aに垂直な方向の位置によって、研磨部材5の形状が定まる。成型制御装置1は、例えば、制御PC7aによって計算された座標空間内における研磨部材5の位置および姿勢に基づいて、ドレッシングを制御する。
図3は、移動完了位置Fを説明するための説明図である。図3(a)に示すように、ドレッシングの途中では、研磨部材5が回転軸aを中心として回転しながら、第2の姿勢でドレッシング面9aに当接する。
第2の姿勢は、研磨部材5の回転軸aが、ドレッシング面9a(後述する位置特定面10)に垂直な方向(以下、単に垂直方向と称す)に対して傾斜した姿勢であって、その傾斜角は、研磨部材5をドレッシングして成型する目標形状に基づいて定まる。ここで、研磨部材5の目標形状は、回転軸aを中心に回転しながらドレッシング面9aに当接することで成型できれば、どのような形状であってもよい。
ドレッシングが進むと、研磨部材5の傾斜面5bが削れ、研磨部材5の端面5aと回転軸aとの交点(後述する回動中心点O)が位置する垂直方向の高さが低くなる。そして、図3(b)に示すように、ドレッシングが完了し、研磨部材5が目標形状となったときの回動中心点Oの位置が移動完了位置Fである。
図3(b)に示すように、移動完了位置Fのドレッシング面9aからの垂直方向の離隔距離Lは、研磨部材5の端面5aの直径d、先端角αとすると、以下の数式1で導出される。
L=d/2×cos(α/2) …数式(1)
また、図3(b)に示す研磨部材5の形状が目標形状である場合、移動完了位置Fは、ドレッシング面9aに面する位置となることとなる。なお、図3(c)に示す研磨部材5の形状が目標形状である場合、移動完了位置Fとなる離隔距離Lは0となり、移動完了位置Fは、ドレッシング面9aの面上(面内)に位置することとなる。
本実施形態の成型制御装置1は、上記の垂直方向をZ軸方向とする空間座標において、研磨部材5の回動中心点Oの座標を常時把握しており、ドレッシング面9aのZ軸座標が正確には把握できていなくとも、移動完了位置FのZ軸座標を正確に特定し、ドレッシングされた研磨部材5の形状精度を高めることが可能となる。以下、成型制御装置1の具体的な処理について、フローチャートを用いて詳述する。
(成形制御方法)
図4は、成型制御方法の処理の流れを示したフローチャートであり、図5は、研磨部材5の移動を説明するための説明図である。図4に示すように、まず、チャック装置6からワークWを外してドレッシング部材9を保持させる(S100)。ここでは、成型制御装置1がワークWの研磨と研磨部材5のドレッシングをそれぞれ行うため、ワークWと研磨部材5の取り換えを行うが、成型制御装置がドレッシング専用装置である場合、チャック装置6は予め研磨部材5を保持しているため、保持ステップS100は行われない。
そして、可動制御部7は、図5(a)に示すように、位置特定面10に対して、研磨部材5の回転軸aが垂直となる第1の姿勢で、Z軸方向であって位置特定面10に近接する方向に研磨部材5を移動させる(S102)。位置特定面10は、ドレッシング面9aと平行な面であって、ドレッシング面9aとZ軸座標が等しく、移動完了位置Fの正確な座標を特定するために用いられる。
可動制御部7は、力検知出力部8から出力される出力値が予め定められた閾値を超えたか否かを判定し(S104)、閾値を超えていない場合(S104におけるNO)、移動ステップS102に処理を戻す。
そして、出力値が閾値を超えた場合(S104におけるYES)、図5(b)に示すように、研磨部材5の端面5aが位置特定面10に当接したと判定する。ここで、閾値は、端面5aがいずれの面にも当接していないにもかかわらず、ノイズによって力検知出力部8から出力されると想定された出力値の上限値よりも大きい値とする。
すると、可動制御部7は、そのときの回動中心点OのZ軸座標を、移動完了位置Fを導出するための基準位置として記憶する(S106)。基準位置は、位置特定面10の高さ(Z軸座標)と等しくなる。また、回動中心点Oは、力検知出力部8の出力値が閾値を超えたとき、研磨部材5のうち、位置特定面10と接触した回転軸a上の点となっている。
そして、可動制御部7は、記憶された基準位置と、移動完了位置Fのドレッシング面9aからの垂直方向の離隔距離Lを加算することで、移動完了位置Fの正確なZ軸座標を導出するとともに、予め記憶されていたドレッシング面9aにおける、例えば中央を示すX軸座標およびY軸座標の値と組み合わせて、移動完了位置Fの座標を導出する(S108)。
そして、可動制御部7は、研磨部材5を、位置特定面10からZ軸方向に離隔させ、図5(c)に示すように、ドレッシング部材9のドレッシング面9aに面し、移動完了位置FのX軸座標およびY軸座標に回動中心点Oが位置する場所に移動させる(S110)。その後、可動制御部7は、図5(d)に示すように、研磨部材5の回動中心点Oを中心として、研磨部材5を第2の姿勢に傾斜させる(S112)。
続いて、可動制御部7は、研磨部材5を第2の姿勢で回転させながら、Z軸方向であってドレッシング部材9のドレッシング面9aに近接する方向に移動させる(S114)。研磨部材5がドレッシング面9aに当接すると、図5(e)に示すように、研磨部材5のドレッシングが行われる(S116)。
このように、可動制御部7は、基準位置から移動完了位置Fまでの移動過程において、研磨部材5を、第1の姿勢から第2の姿勢へと変位させるとともに、第2の姿勢で回転させながらドレッシング面9aに当接させる。
その後、可動制御部7は、例えば、予め設定された条件を満たしたか否かを判定する(S118)。条件を満たしていない場合(S118におけるNO)、ドレッシング処理ステップS116を継続する。
予め設定された条件は、例えば、研磨部材5の回動中心点OのZ軸座標が、移動完了位置FのZ軸座標から所定距離内に含まれることや、所定時間が経過したことなどである。所定距離や所定時間は、条件を満たすごとに次の条件が設定されることとする。ここで、初めから回動中心点Oが移動完了位置Fに到達したと認識されるまで、ドレッシングを行わないのは、ドレッシングの振動などのノイズの影響を鑑み、ドレッシングのやり過ぎを回避するためである。
予め設定された条件を満たすと(S118におけるYES)、可動制御部7は、研磨部材5を、第2の姿勢に維持しつつ回転を停止し、基準位置を記憶した位置特定面10に面する位置に移動させる(S120)。そして、可動制御部7は、Z軸方向であって位置特定面10に近接する方向に、研磨部材5を移動させ(S122)、力検知出力部8から出力される出力値が閾値を超えたか否かを判定する(S124)。ここでは、当該出力判定ステップS124と上述した出力判定ステップS104における閾値は同じ値とするが、個別の値が設定されていてもよい。
閾値を超えていない場合(S124におけるNO)、近接移動ステップS122に処理を戻す。閾値を超えた場合(S124におけるYES)、図5(f)に示すように、研磨部材5の傾斜面5bが位置特定面10に当接したこととなる。可動制御部7は、そのときのZ軸座標から、移動完了位置FのZ軸座標を減算して差分を導出する(S126)。そして、可動制御部7は、導出された差分が許容範囲に含まれるか否かを判定する(S128)。許容範囲に含まれる場合(S128におけるYES)、ドレッシング中に、研磨部材5の回動中心点Oが移動完了位置Fまで移動し、ドレッシングが完了したと判定し処理を終了する。許容範囲に含まれないと判定した場合(S128におけるNO)、移動ステップS110に処理を戻す。
上述したように、成型制御装置1および成型制御方法によれば、可動制御部7は、力検知出力部8の出力値が閾値を超えたときのZ軸座標(基準位置)に基づいて、移動完了位置Fを特定する。そのため、移動完了位置FのZ軸座標の位置精度が高く、ドレッシングを完了した研磨部材5の形状精度を高くすることが可能となる。
本実施形態では、ドレッシング面9aとZ軸座標が同じ位置特定面10に基づいて、研磨部材5の回動中心点Oが移動完了位置Fに到達したかを判定している。こうすることで、ドレッシングを遂行するために面が粗いドレッシング面9aよりも、平滑な位置特定面10によって回動中心点OのZ軸座標を正確に特定できる。
また、本実施形態では、ドレッシング面9aと位置特定面10について、Z軸座標が同じとしたが、Z軸座標が異なっていてもよい。その場合、可動制御部7は、ドレッシング面9aと位置特定面10のZ軸座標の差を加味して、移動完了位置Fを特定することとする。
また、本実施形態では、一旦、研磨部材5の回転軸aを中心とした回転を停止した状態で、研磨部材5を位置特定面10に当接させ、そのときの回動中心点Oの位置によって、ドレッシングの完了を判定するため、可動制御部7は、回転に伴う振動などのノイズの影響を排除して判定することが可能となる。
上述した実施形態では、位置特定面10を設けて基準位置を定めたが、ドレッシング面9aの面粗さや研磨部材5に求められる形状精度によっては、位置特定面10を設ける必要がない場合もある。以下、このような場合に有効な変形例について説明する。ただし、成型制御装置1の構成については、位置特定面10を設けない点を除いて、上述した実施形態と実質的に同じであるため、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。また、変形例における成型制御方法の処理の流れについてフローチャートを用いて説明するが、上述した実施形態と実質的に等しい処理については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(変形例:成型制御方法)
図6は、変形例における成型制御方法の処理の流れを示したフローチャートである。図6において、保持ステップS100の後、可動制御部7は、ドレッシング面9aに対して、研磨部材5の回転軸aが垂直となる第1の姿勢で、Z軸方向であってドレッシング面9aに近接する方向に研磨部材5を移動させる(S202)。ここで、可動制御部7は、上述した実施形態と同様、ドレッシング面9aの位置は正確に特定しておらずともよく、研磨部材5の回動中心点Oの位置と、ドレッシング面9aの垂直方向は正確に特定しているものとする。
そして、可動制御部7は、出力判定ステップS104、および、基準記憶ステップS106の後、上記数式1に基づいて導出される離隔距離Lによって移動完了位置Fを特定する(S204)。変形例においては、移動完了位置FのZ軸座標を特定せず、単に、離隔距離Lによって移動完了位置Fを特定したものとする。
そして、可動制御部7は、基準位置から、垂直方向であって、研磨部材5がドレッシング面9aに近接する方向と逆方向である離隔方向に向けて、離隔距離L以上に研磨部材5を移動させる(S206)。この移動過程において、可動制御部7は、研磨部材5の移動距離を計測している。
続いて、可動制御部7は、基準位置から離隔距離L以上に研磨部材5が移動した後、傾斜ステップS112からドレッシング処理ステップS116までの処理が行われる。そして、可動制御部7は、ドレッシングを遂行しつつ、移動ステップS206において計測した移動距離から離隔距離Lを減算した差分距離、研磨部材5を基準位置に近接する方向に移動させたか否かを判定する(S208)。まだ差分距離の移動が完了していない場合(S208におけるNO)、ドレッシング処理ステップS116が継続される。
差分距離の移動が完了すると(S208におけるYES)、研磨部材5の回動中心点Oが移動完了位置Fに到達したこととなるため、ドレッシングが完了となり処理を終了する。
かかる変形例においても、成型制御装置1および成型制御方法によれば、上述した実施形態と同様、ドレッシングを完了した研磨部材5の形状精度を高くすることが可能となる。また、変形例においては、可動制御部7は、上記のように、研磨部材5を、第2の姿勢で回転させながらドレッシング面9aに当接させつつ、移動完了位置Fまでの移動が完了したか否かを判定している。そのため、位置特定面10に移動させたりドレッシング面9aに戻したりする分の処理時間を短縮できる上、移動完了位置Fまでの移動が完了したことを早期に検出でき、ドレッシングし過ぎとなる可能性を低減することができる。
ただし、変形例においても、上述した実施形態と同様、一旦、研磨部材5の回転軸aを中心とした回転を停止してから、移動完了位置Fまでの移動が完了したか否かを判定してもよい。
上述した実施形態および変形例では、可動制御部7は、研磨部材5の回動中心点Oの位置を予め把握している場合について説明した。しかし、基準記憶ステップS106より前に、研磨部材5の回動中心点Oの位置がわかっていなくても、研磨部材5の回転軸aと、ドレッシング面9aもしくは位置特定面10の位置を予め特定していればよい。すると、可動制御部は、基準記憶ステップS106において、回転軸aとドレッシング面9a(位置特定面10)との交点として研磨部材5の回動中心点Oを正確に特定できる。この場合、研磨部材5が磨耗するなどしていても、研磨部材5の形状計測などを予め行う処理を省略でき、作業負担を低減することが可能となる。
また、上述した実施形態および変形例では、研磨部材5のうち、ドレッシング面9aもしくは位置特定面10と接触した回転軸a上の点である回動中心点Oを中心として研磨部材5を第2の姿勢に傾斜させる場合について説明した。しかし、研磨部材5を傾斜させる中心は回動中心点Oに限らない。ただし、上記の回動中心点Oを中心として研磨部材5を傾斜させることで、回動中心点OのZ軸座標が、研磨部材5の傾斜によって変化しないため、移動完了位置Fまでの移動が完了したか否かの判定処理にかかる処理負荷を低減することが可能となる。
また、上述した変形例においては、可動制御部7は、研磨部材5を、第1の姿勢でドレッシング面9aに当接させ、さらに、ドレッシング面9aから離隔距離L以上、離隔させた後、回動中心点Oを中心として研磨部材5を第2の姿勢に傾斜させ、回転軸aを中心に研磨部材5を回転させ、ドレッシング面9aから離隔距離Lまで近接させる場合について説明した。
しかし、可動制御部7は、研磨部材5を、第1の姿勢でドレッシング面9aに当接させた後、ドレッシング面9aから離隔距離L以上、離隔させることなく、回転軸aを中心に研磨部材5を回転させ、回動中心点Oを中心として研磨部材5を第2の姿勢に傾斜させながら、ドレッシング面9aから離隔距離Lまで離隔させてもよい。この場合であっても、回動中心点Oが移動完了位置Fに移動するまでドレッシングが行われれば、研磨部材5を高精度に所望の形状とすることが可能となる。ただし、一旦、離隔距離L以上、研磨部材5を離隔させてからドレッシング面9aに近接させることで、研磨部材5の傾斜面5bをより均等な力でドレッシングすることができる。
さらに、コンピュータを可動制御部7として機能させるプログラムや、そのプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能なフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD、DVD、BD等の記録媒体も提供される。ここで、プログラムは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理手段をいう。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の成形制御方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。
本発明は、成形制御装置、成形制御方法、および、プログラムに利用することができる。
F …移動完了位置
L …離隔距離
O …回動中心点
1 …成型制御装置
5 …研磨部材(被成型部材)
7 …可動制御部
8 …力検知出力部
9a …ドレッシング面
10 …位置特定面

Claims (7)

  1. 被成形部材を可動して、前記被成形部材を回転させながらドレッシング面に当接させて、該被成形部材を成形研磨する可動制御部と、
    前記被成形部材に作用する荷重を示す出力値を出力する力検知出力部と、
    を備え、
    前記可動制御部は、
    前記ドレッシング面もしくは該ドレッシング面と平行な位置特定面に対して、前記被成形部材の回転軸が垂直となる第1の姿勢で、該ドレッシング面もしくは該位置特定面に近接する方向に該被成形部材を移動させ、
    前記力検知出力部から出力される出力値が閾値を超え、前記被成形部材が前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面に当接した位置を基準位置とし、該基準位置に基づいて、該ドレッシング面上もしくは該ドレッシング面に面する位置である移動完了位置まで前記被成形部材を移動させ、
    前記基準位置から前記移動完了位置までの移動過程において、前記被成形部材を、前記第1の姿勢から、前記ドレッシング面に対して前記回転軸が傾斜した第2の姿勢へと変位させるとともに、該第2の姿勢で回転させながら該ドレッシング面に当接させることを特徴とする成形制御装置。
  2. 前記可動制御部は、
    前記力検知出力部から出力される出力値が前記閾値を超えたときに、前記被成形部材のうち、前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面と接触した前記回転軸上の点を回動中心点として、該被成形部材を前記第2の姿勢に傾斜させることを特徴とする請求項1に記載の成形制御装置。
  3. 前記可動制御部は、
    前記被成形部材を前記第1の姿勢で前記ドレッシング面に近接する方向に移動させるとともに、前記基準位置から、該ドレッシング面に対して垂直な方向への離隔距離によって、前記移動完了位置を特定し、
    前記力検知出力部から出力される出力値が前記閾値を超えると、前記基準位置から、前記近接する方向と逆方向である離隔方向に向けて、前記離隔距離以上に前記被成形部材を移動させるとともに、該移動過程において該被成形部材の移動距離を計測し、
    前記離隔距離以上に前記被成形部材が移動した後、前記被成形部材を、前記第1の姿勢から前記第2の姿勢へと変位させるとともに、該第2の姿勢で回転させながら、前記移動完了位置まで、前記近接する方向へと移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の成形制御装置。
  4. 前記可動制御部は、前記被成形部材を、前記第2の姿勢で回転させながら前記ドレッシング面に当接させつつ、前記移動完了位置までの移動が完了したか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の成形制御装置。
  5. 前記可動制御部は、前記被成形部材を、前記第2の姿勢に維持しつつ回転を停止し、前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面のうち、前記基準位置を設定した方に近接する方向に該被成形部材を移動させ、
    前記力検知出力部から出力される出力値が前記閾値を超えた位置と前記基準位置との差分から、前記移動完了位置までの移動が完了したか否かを判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の成形制御装置。
  6. ドレッシング面もしくは該ドレッシング面と平行な位置特定面に対して、被成形部材の回転軸が垂直となる第1の姿勢で、該ドレッシング面もしくは該位置特定面に近接する方向に該被成形部材を移動させ、
    前記被成形部材に作用する荷重を示す出力値が閾値を超え、前記被成形部材が前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面に当接した位置を基準位置とし、該基準位置に基づいて、該ドレッシング面上もしくは該ドレッシング面に面する位置である移動完了位置まで前記被成形部材を移動させ、
    前記基準位置から前記移動完了位置までの移動過程において、前記被成形部材を、前記第1の姿勢から、前記ドレッシング面に対して前記回転軸が傾斜した第2の姿勢へと変位させるとともに、該第2の姿勢で回転させながら該ドレッシング面に当接させることを特徴とする成形制御方法。
  7. 被成形部材に作用する荷重を示す出力値を出力する力検知出力部を備え、該被成形部材を可動して、該被成形部材を回転させながらドレッシング面に当接させて、該被成形部材を成形研磨する可動制御部として機能するコンピュータを、
    前記ドレッシング面もしくは該ドレッシング面と平行な位置特定面に対して、前記被成形部材の回転軸が垂直となる第1の姿勢で、該ドレッシング面もしくは該位置特定面に近接する方向に該被成形部材を移動させ、
    前記力検知出力部から出力される出力値が閾値を超え、前記被成形部材が前記ドレッシング面もしくは前記位置特定面に当接した位置を基準位置とし、該基準位置に基づいて、該ドレッシング面上もしくは該ドレッシング面に面する位置である移動完了位置まで前記被成形部材を移動させ、
    前記基準位置から前記移動完了位置までの移動過程において、前記被成形部材を、前記第1の姿勢から、前記ドレッシング面に対して前記回転軸が傾斜した第2の姿勢へと変位させるとともに、該第2の姿勢で回転させながら該ドレッシング面に当接させる処理を実行させるためのプログラム。
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