JP6087698B2 - 空気調和システム - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、空気調和システムにおいて、バッテリーの寿命を正確に推定し、寿命に達したことを知らせることができるようにすることを目的とする。
また、本発明は、前記電装箱は、前記熱交換室の一側面の近傍に配置されることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記センサによる温度の検出は所定時間毎に行われ、前記温度の検出の度に、当該温度は、前記バッテリーに対する温度の影響を示す劣化度に換算され、当該劣化度が積算された値に基づいて前記バッテリーの寿命が判別されることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和システムを示す回路図である。
空気調和システム1は、ビルや学校等の施設に設置されるシステムであり、室外ユニット2と室内ユニット3とを有している。室外ユニット2と室内ユニット3とは、液管4aおよびガス管4bからなるユニット間配管4で接続され、これによって空調運転を行うための冷凍サイクル回路が構成される。室外ユニット2には、ガスエンジン10(エンジン)と、このガスエンジン10の駆動力により発電を行う発電機11と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12とが収容されている。このガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給されるガスなどの燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気との混合気を燃焼させて駆動力を発生する。
また、圧縮機12a,12bの吐出管12cおよび吸込管12dが、バイパス管18で接続され、このバイパス管18に、アンロード用のバイパス弁20が接続されている。本構成では、上記した各機器を備えて冷媒回路が形成されている。
なお、室内ユニット3a〜3cは並列接続されるため、各室内ユニット3a〜3cへ個別に冷媒を供給することができ、各室内ユニット3a〜3cを各々独立して運転することが可能である。
このガスエンジン10は水冷式であり、このガスエンジン10のウォータージャケットを循環した冷却水は、第1の三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2の三方弁24を経て、ラジエータ25に供給される。このラジエータ25は、室外熱交換器17と併設されており、これらは同一の送風機26により送られる空気によって空冷され、このラジエータ25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
排ガス熱交換器29には、ガスエンジン10の排気ガスが通され、この排気ガスは、排気トップ30を経て、室外ユニット2の外に排出される。
第2の三方弁24は、例えば暖房運転時に切り替えられ、冷却水を、ラジエータ25をバイパスし、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れ、ウォータージャケットに戻される。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の空気調和システム1では、発電機11を、電力会社の電力系統である商用系統36(商用電源とも称する)に系統連系することにより、発電機11の発電電力を、商用系統36の電力とともに、室外ユニット2、室内ユニット3および他の電力負荷38に供給することができる。
この場合、室外ユニット2および室内ユニット3は、空気調和システム1の自己消費(自己電力消費)の電力負荷に相当しており、他の電力負荷38は、空気調和に関係しない電力負荷(非空調装置)に相当しており、これらの電力負荷が需要家負荷を構成している。他の電力負荷38は、設置場所やユーザーの希望に応じて適宜に接続される需要家負荷であり、以下、「他の需要家負荷」38と表記する。本実施形態の他の需要家負荷38は、室内を照らす照明装置となっている。
なお、需要家負荷は上記のものに限定されるものではなく、例えば、更に別の電力負荷を接続するように構成しても良い。
電源切替盤52は、上流側給電ライン51aが接続される第1端子52a(通常運転用端子)と、発電機11の発電電力が供給される後述する電源線34bが接続される第2端子52b(自立運転用端子)と、室内ユニット3a,3bおよび他の需要家負荷38などが接続される下流側給電ライン51bが接続される第3端子52c(給電用端子)とを備え、第3端子52cの接続先を、第1端子52aと第2端子52bとのいずれか一方に切り替えるスイッチ回路として機能する。
このため、第3端子52cと第1端子52aとを接続することにより、商用系統36から商用電力(本実施形態では200Vの交流電力)を下流側給電ライン51bに供給することができ、第3端子52cと第2端子52bとを接続することにより、発電機11の発電電力を下流側給電ライン51bに供給することができる。
商用系統36及び系統連系インバータ33は、電源切替盤52の一次側に接続され、室内ユニット3a,3b及び他の電力負荷38は電源切替盤52の二次側に接続されている。
発電機11の発電電力は、電力線32を介して系統連系インバータ33に出力される。系統連系インバータ33は、発電機11の発電電力である三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、200Vの交流の電力に再度変換して電源線34(発電電力出力線)に出力する。
この電源線34は、系統連系用の電源線34aと、自立運転用の電源線34bとに分岐し、系統連系用の電源線34aは、室外側コントローラ39を含む室外ユニット2に電力を供給する電源線41を介して下流側給電ライン51bに接続される。また、図1に示すように、系統連系用の電源線34aと下流側給電ライン51bとの間には、漏電時に遮断される漏電ブレーカ34Xが配設されている。
なお、発電電力の一部は、図2に示す電源線47bを介してバッテリー49に供給され、バッテリー49に発電電力が蓄電されるように構成されている。
ここで、自立運転用の電源線34bには、当該電源線34bに発電電力を流す際にオンにされる自立用リレー34cが設けられており、系統連系用の電源線34aにも、当該電源線34aに発電電力を流す際にオンにされる連系用リレー34dが設けられている。
この室外側コントローラ39は、電源線54を介してバッテリー49の電力が直接供給される自立制御部39aを備えている。
自立制御部39aには、ユーザー等が手動で操作する手動スイッチである自立運転切り替えスイッチ56(自立運転スイッチ)が接続され、自立運転切り替えスイッチ56が操作されることで、自立制御部39aが自立運転モードへの切り替え動作を開始する。
室外側コントローラ39は、上述したように、室外ユニット2の各機器(例えば、ガスエンジン10、電磁クラッチ14a,14b、送風機26、バッテリー49、及び、電源切替盤52等)の動作を中枢的に制御する制御部として機能する。
また、系統連系インバータ33は、自身の出力電力、つまり、電源線54に供給される電力を検出する電力検出器33a(以下、第2電力検出器33aと言う)を有している。
図2は通常運転時(通常運転モード)の空気調和システム1を示している。
通常運転モードは、商用系統36から電力が供給されている場合の動作モードであり、このモードでは、図2に示すように、電源切替盤52は第1端子52a側に切り替えられる。このため、商用系統36から供給される電力は、上流側給電ライン51a、下流側給電ライン51b及び電源線41(図1参照)などを介して、室外ユニット2の各部、室内ユニット3a〜3c及び他の需要家負荷38に供給される。また、発電機11が発電した電力は、系統連系インバータ33の出力線である電源線34、系統連系用の電源線34a及び電源線41からなる電源線61(図2参照)を介して下流側給電ライン51bに流れ、室内ユニット3a,3b及び他の需要家負荷38に供給される。
ここで、室内ユニット3a,3bに供給される電力の大部分は、送風機6a,6b(図1参照)で消費される。送風機6a,6bの手前には、系統連系インバータ33からの交流電力を直流に変換するコンバータが設けられている。
また、この通常運転時には、発電機11は、室外ユニット2を駆動するための駆動電力を全てまかなう発電電力を出力し、発電した余剰の電力を室内ユニット3及び他の需要家負荷38に供給する。
図3に示すように、停電等によって商用系統36からの電力供給が断たれると、室外ユニット2、室内ユニット3a〜3c、及び、他の需要家負荷38は電力が供給されなくなって停止する。停電後にユーザーの手動操作によって自立運転切り替えスイッチ56が「オン」に操作されると、このスイッチ56をオンしたタイミングでバッテリー49からの電力が自立制御部39a(図1参照)に供給され、自立制御部39aの制御の下、バッテリー49の電力が不図示のDC/DCコンバータを通してDC200Vとされ、室外側コントローラ39の電源として供給される。
この自立運転時には、少なくともガスエンジン10を駆動して発電機11で発電する運転(発電運転)を継続し、室内ユニット3a,3bのいずれかを運転する場合には、室外ユニット2内の電磁クラッチ14a,14bのいずれかをつないだ状態にして圧縮機12a,12bのいずれかを駆動して空調運転を行う。また、この自立運転時には、発電しているため、発電電力によって他の需要家負荷38を運転すること、つまり、照明装置を作動させることもできる。
したがって、発電能力が限られている発電機11で電力を供給する場合であっても、停電時に運転したい設備を稼働させることができる。
また、停電時の混乱状態にあっても、運転したい設備をその場で選定することなく、予め選定されて自立運転回路57に配置されている設備を速やかに稼働させることができる。
また、自立運転時には、電源線61は、発電機11で発電されて電源切替盤52の二次側に供給された電力を室外ユニット2側に戻す電力戻し回路として機能する。すなわち、発電機11から下流側給電ライン51bに流れた電力の一部は、電源線61の一部を構成する電源線41(図1参照)を通って室外ユニット2に戻り、電源線47a(図1)などを介して送風機26などの室外ユニット2の各部に供給される。この場合、バッテリー49にも電力が供給され、自立運転中もバッテリー49は充電される。
商用系統36が復電すると、電源切替盤52は、通常運転用端子である第1端子52a側に自動的に切り替わり、これにより、商用系統36の電力が室内ユニット3a〜3c及び他の需要家負荷38に供給されるようになる。
その後、自立運転切り替えスイッチ56がユーザーなどの意思によって手動で「オフ」に切り替えられると、室外側コントローラ39は室外ユニット2の稼働を許可し、次いで室外ユニット2の主電源スイッチ等によってユーザーによる室外ユニット2の再稼働の意思が入力されると、ガスエンジン10及び発電機11を含む室外ユニット2が再稼働され、通常運転が開始される。これにより、通常運転時には、自立運転切り替えスイッチ56は必ず「オフ」に切り替えられていることになるため、停電時にユーザーの意思による自立運転切り替えスイッチ56の手動操作なしに自立運転に切り替えられてしまうことがない。
図5に示すように、室外ユニット2は、上下に長い略箱型の筺体60を備えている。筺体60は、上下2段の室に区画されており、下段の室は、圧縮機12、ガスエンジン10、発電機11及び冷媒配管等がまとめて配置される機械室62aであり、上段の室は、室外熱交換器17(図1)が配置され、吸い込んだ外気との間で熱交換を行う熱交換室62bである。
筺体60は、機械室62aの底部を構成する略矩形の底板63と、底板63の4箇所の角部にそれぞれ立設される支柱64と、支柱64の上端に設けられる天板65と、天板65と底板63との間の中間部に設けられ、熱交換室62bの底部を構成する熱交換室底板66とを有している。筺体60は、機械室62aの前後左右の側壁を構成する4枚の機械室側板(不図示)を有している。
天板65には、送風機26が設けられており、送風機26が駆動されると、外気は前面及び後面の室外熱交換器17を通って側方から熱交換室62b内に吸い込まれ、室外熱交換器17を通る際に熱交換され、送風機26を通って上方へ吹き出される。
図5及び図6に示すように、熱交換室62b内の右側部には、箱型のバッテリー49が収納される電装箱70が、熱交換室62bの右側の上記熱交換室側板に沿うように配置されている。電装箱70は、上下に長い箱型に形成されており、一面が全体的に開口70aとなっている。電装箱70は、開口70aが外側を向く向きで熱交換室底板66に載置され、開口70aは右側の上記熱交換室側板(一側面)によって塞がれる。電装箱70の上面70bは、熱交換室62b内の上部に位置し、支柱64,64間に掛け渡された支持部材71に固定されている。
また、電装箱70内には、バッテリー49の周囲の温度を測定する温度センサ72が配置されている。温度センサ72の検出結果は、室外側コントローラ39に出力される。温度センサ72は、検出した温度がバッテリー49の温度と見なせる程度に近い、バッテリー49の近傍に配置されている。
バッテリーの寿命は、化学反応における温度と反応速度との関係を表すアレニウス則に適合し、バッテリーが曝されてきた温度の平均値(以下、平均環境温度と呼ぶ)が10℃上がると、寿命が半分になるという関係が知られている。ここで、寿命とは、経年していない新品のバッテリー49の定格の放電容量に対し、所定の放電容量(一例として、70%)まで放電容量が低下した状態を指す。
図7に示すように、平均環境温度が25℃である場合、バッテリー49の仕様によると、バッテリー49の寿命は6年である。アレニウス則によれば、平均環境温度が35℃である場合、バッテリー49の寿命は3年であることが推定され、平均環境温度が45℃である場合、バッテリー49の寿命は1.5年であることが推定される。
バッテリー49は、停電時のガスエンジン10の始動に用いられる非常用の蓄電手段であり、通常運転時は使用されないため、寿命の推定には経年による劣化のみを考慮すればよく、アレニウス則によって高い精度で寿命を推定できる。ここで、バッテリー49は、季節や昼夜による温度変化、及び、室外ユニット2の運転の熱による影響を受けるため、温度−時間積算値によってバッテリー49の寿命を正確に推定するためには、バッテリー49の温度履歴を正確に知る必要がある。
ここで、アレニウス則によれば、温度が高くなるほど、温度のバッテリー49の寿命に対する影響度が高くなるため、温度センサ72で検出された温度は、アレニウス則に基づいて算出される上記影響度を反映させた劣化度に換算される。すなわち、本実施の形態の温度−時間積算値は、温度センサ72の検出温度に基づいて算出された劣化度を時間単位で積算して求められる値である。
室外側コントローラ39は、温度センサ72で検出した温度とバッテリー49の劣化度とを対応づけるテーブルを有しており、このテーブルに基づいて得られた劣化度を時間単位で積算していく。なお、図8では、9℃以下及び40℃以上の劣化度の図示を省略している。
このテーブルは、25℃の劣化度を基準値である「100」として、アレニウス則に基づき、他の温度の劣化度を上記基準値に対して相対的に表したものである。例えば、35℃の劣化度は「200」であり、25℃から10℃上昇した条件では、劣化が2倍の速さで進むことが分かる。また、25℃未満では劣化度は小さくなっていくが、15℃よりも低温になると寿命に対する温度の影響は変化しないため、15℃以下では、劣化度は「90」に設定されている。
本実施の形態では、バッテリー寿命値Lは、25℃で一定に保たれた温度を6年間継続した場合の温度−時間積算値であり、具体的には、100(25℃の劣化度)×60(分)×24(時間)×6(年)であり、その値は、「315360000」である。すなわち、室外側コントローラ39は、1分毎に温度を検出し、この検出値に基づいて劣化度を求めて劣化度を1分毎に積算し、劣化度の積算値が「315360000」以上になると、警告を発する。
ユーザー等により空気調和システム1の電源がオンにされると(ステップS1)、室外側コントローラ39は、室外側コントローラ39のRAM39bの劣化度積算メモリに、劣化度記憶部39cに記憶されている劣化度の積算値を読み込む処理を行う(ステップS2)。ここで、上記電源は、空気調和システム1の主電源であり、空気調和システム1を運転していない待機状態においてもオンの状態にされている。
次いで、室外側コントローラ39は、1分をカウントする第1タイマー及び1時間をカウントする第2タイマーのカウントを開始させる(ステップS3)。
1時間が経過していた場合(ステップS8:Yes)、室外側コントローラ39は、1時間分の劣化度積算メモリの劣化度の値を劣化度記憶部39cに記憶させる(ステップS9)。続いて、室外側コントローラ39は、空気調和システム1の電源がオフにされたか否か判別し(ステップS10)、空気調和システム1の電源がオンの状態であれば(ステップS10:No)、ステップS4の処理に戻る。ステップS4〜S10の処理が繰り返されることで、1時間分の劣化度が1時間毎に劣化度記憶部39cに積算されていく。
次に、室外側コントローラ39は、バッテリー49から出力される電圧等に基づいてバッテリー49の交換が行われたか否かを判別し(ステップS12)、バッテリー49の交換が行われていない場合(ステップS12:No)、ステップS8に移行する。室外側コントローラ39は、バッテリー49の交換が必要である旨の表示を、バッテリー49の交換が検出されるまで表示し続ける。
空気調和システム1の電源がオフにされた場合(ステップS10:Yes)、室外側コントローラ39の処理は終了される。本実施の形態では、不揮発性メモリである劣化度記憶部39cに劣化度が記憶されるため、空気調和システム1の電源がオフにされたとしても、次回にオンにされた際にステップS2で劣化度記憶部39cから劣化度を読み込んで、寿命を推定する処理を継続することができる。
また、電装箱70は、熱交換室62bの右側の熱交換室側板の近傍に配置されるため、熱交換室板側を外して簡単にバッテリー49にアクセスでき、メンテナンス性が良い。さらに、電装箱70を熱交換室側板の近傍に寄せて設けることで、熱交換室62b内の気流の流れにほとんど影響を与えることなく、電装箱70を配置できる。
さらに、温度センサ72による温度の検出は所定時間毎(1分毎)に行われ、温度の検出の度に、温度は、バッテリー49に対する温度の影響を示す劣化度に換算され、この劣化度が積算された値に基づいてバッテリー49の寿命が判別されるため、例えば、所定時間毎の温度を平均した平均温度について劣化度を換算する場合に比して、より正確な劣化度を得ることができる。
上記実施の形態では、温度センサ72は電装箱70内に設けるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、温度センサ72をバッテリー49に直接取り付けても良い。
2 室外ユニット
3a,3b 室内ユニット(負荷)
10 ガスエンジン
11 発電機
12a,12b 圧縮機
17 室外熱交換器
21a,21b 室内熱交換器
33 系統連系インバータ
36 商用系統
38 他の需要家負荷(負荷)
49 バッテリー
60 筺体
62a 機械室
62b 熱交換室
70 電装箱
72 温度センサ(センサ)
Claims (4)
- 圧縮機、室外熱交換器を有する室外ユニット、及び、室内熱交換器を有する室内ユニットを有し、前記室外ユニットが、前記圧縮機を駆動するガスエンジン、前記ガスエンジンで駆動される発電機、及び、前記発電機の発電電力を商用系統に出力する系統連系インバータを備え、前記発電機の発電電力を商用系統に系統連系させて前記室内ユニットを含む負荷に電力を供給する通常運転と、停電時に前記商用系統から切り離された状態で前記発電機の発電電力を前記室内ユニットを含む負荷に供給する自立運転とが可能な空気調和システムにおいて、
前記室外ユニットは、前記自立運転を開始する際に前記ガスエンジンの始動に用いられるバッテリーと、前記バッテリーの周囲の温度を計測するセンサとを有し、
前記室外ユニットの筺体は、前記圧縮機、前記ガスエンジン及び前記発電機が配置される機械室を下段に有するとともに、前記室外熱交換器が配置されて外気との熱交換が行われる熱交換室を上段に有し、前記バッテリー及び前記センサは、前記熱交換室に配置され、
前記センサで検出された温度に基づく温度−時間積算値が所定の値に達すると、前記バッテリーが寿命に達したことを報知することを特徴とする空気調和システム。 - 前記バッテリー及び前記センサは、前記熱交換室に配置される電装箱の内部に設けられることを特徴とする請求項1記載の空気調和システム。
- 前記電装箱は、前記熱交換室の一側面の近傍に配置されることを特徴とする請求項2記載の空気調和システム。
- 前記センサによる温度の検出は所定時間毎に行われ、前記温度の検出の度に、当該温度は、前記バッテリーに対する温度の影響を示す劣化度に換算され、当該劣化度が積算された値に基づいて前記バッテリーの寿命が判別されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の空気調和システム。
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