JP6087465B1 - 洗浄用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面張力が低く、且つ、引火性が低く、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性が高い洗浄剤を提供すること。【解決手段】本発明は、(A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン及び(B)イソヘキサンを含む、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材から、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油を除去するための洗浄用組成物であって、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部であり、組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上である、洗浄用組成物に関する。【選択図】なし
Description
本発明は、洗浄用組成物に関する。
シリコーンオイルは、シロキサン結合による主骨格を持つ合成高分子化合物であり、金型等の油剤及び離型剤などに用いられる。シリコーンオイルの希釈剤としては、引火点がなく、化学的および熱的安定性に優れることから、ジクロロペンタフルオロプロパン(R225)、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(R141b)等のハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)類が広く使用されてきた。また、前記成分は、植物油の洗浄剤としても用いられてきた。しかし、HCFC類は塩素を含むということもあり、オゾン破壊係数(ODP)が大きく地球環境への影響が懸念されるため、2020年に全廃されることが決定している。
これに対して、オゾン破壊係数がゼロで、シリコーン溶解性のある化学物質として、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンが知られている(特許文献1)。
金型のような固体の上に洗浄剤を垂らして、固体の表面を洗浄剤が覆った場合、洗浄剤の表面張力が低い方が、洗浄剤が固体表面で安定化する。従って、固体表面に付着したシリコーンのオイル及び植物油を除去する場合には、表面張力の低い洗浄剤が有利である。これに対して、特許文献1に記載されたシス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンは、表面張力が比較的高く、金型の拭取り用としては溶解力が不十分な場合があった。
また、本発明者らが、イソヘキサン、アセチルアセトン、ニトロエタン、1−プロパノール及びベンジルアルコールについて、シリコーンオイルの溶解性調べたところ、イソヘキサンが、非常に高いシリコーンオイル及び植物油の溶解性を有していた。しかし、イソヘキサンは、引火性が高いという問題点があった。
本発明の課題は、表面張力が低く、且つ、引火性が低く、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性が高い洗浄剤を提供することである。
本発明者らは、前記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン及びイソヘキサンを、特定の含有量で含む洗浄用組成物が、前記課題を解決できることを見出し、本発明に至った。
本発明は、以下の態様を含む。
[1](A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン及び(B)イソヘキサンを含む、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材から、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油を除去するための洗浄用組成物であって、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部であり、組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上である、洗浄用組成物。
[2]更に、(c1)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンを含み、組成物中の(c1)の含有量が62質量%以下あり、組成物中の(A)、(B)及び(c1)の合計の含有量が38質量%超100質量%以下である、[1]の洗浄用組成物。
[1](A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン及び(B)イソヘキサンを含む、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材から、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油を除去するための洗浄用組成物であって、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部であり、組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上である、洗浄用組成物。
[2]更に、(c1)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンを含み、組成物中の(c1)の含有量が62質量%以下あり、組成物中の(A)、(B)及び(c1)の合計の含有量が38質量%超100質量%以下である、[1]の洗浄用組成物。
本発明により、表面張力が低く、且つ、引火性が低く、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性が高い洗浄剤を提供できる。
[用語の定義]
本明細書において、(A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを、単に(A)と記載する場合がある。(B)イソヘキサン等についても同様である。
本明細書において、(A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを、単に(A)と記載する場合がある。(B)イソヘキサン等についても同様である。
[洗浄用組成物]
洗浄用組成物は、(A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン及び(B)イソヘキサンを含む、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材からシリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油を除去するための洗浄用組成物であって、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部であり、組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上である(以下、これを単に「組成物」ともいう。)。
洗浄用組成物は、(A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン及び(B)イソヘキサンを含む、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材からシリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油を除去するための洗浄用組成物であって、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部であり、組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上である(以下、これを単に「組成物」ともいう。)。
組成物は、様々なシリコーンオイル及び植物油に対して高い溶解性を有する。そのため、組成物は、様々なシリコーンオイル及び植物油からなる群から選択される1以上の油が付着した基材から、前記油を除去できる、洗浄性を高めた洗浄剤である。組成物は、表面張力が低いため、手拭き洗浄に効果がある。組成物は、引火性が低いため、安全性に優れる。
<(A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン>
(A)は、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンである。(A)は、引火点が無い。よって、組成物は(B)を含むものであっても、引火性が抑えられる。
(A)は、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンである。(A)は、引火点が無い。よって、組成物は(B)を含むものであっても、引火性が抑えられる。
<(B)イソヘキサン>
(B)は、イソヘキサンであり、シリコーンオイル及び植物油に対する高い溶解力を有する。(B)の表面張力は17mN/mである。一方、(A)の表面張力は19mN/mである。(B)及び(A)は、分離することなく相溶するため、(A)及び(B)を含む組成物は、(A)のみに比べて、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性が高く、かつ表面張力が低い洗浄剤である。
(B)は、イソヘキサンであり、シリコーンオイル及び植物油に対する高い溶解力を有する。(B)の表面張力は17mN/mである。一方、(A)の表面張力は19mN/mである。(B)及び(A)は、分離することなく相溶するため、(A)及び(B)を含む組成物は、(A)のみに比べて、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性が高く、かつ表面張力が低い洗浄剤である。
また、(A)及び(B)は労働安全衛生法の有機溶剤中毒予防則(有機則)に非該当である。よって、(A)及び(B)を含む組成物は、低毒性の組成物である。
<更なる成分>
組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、(C)フッ素系溶剤及び(D)更なる成分からなる群より選択される1種以上の成分を含むことができる。
組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、(C)フッ素系溶剤及び(D)更なる成分からなる群より選択される1種以上の成分を含むことができる。
<<(C):フッ素系溶剤>>
(C)フッ素系溶剤は、炭素原子及びフッ素を含み、場合により酸素原子を含んでいてもよいフッ素化炭素化合物であれば、特に限定されない。(C)は、(c1)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(「365mfc」とも呼ばれる)が好ましい。(c1)は、表面張力が15mN/mであり、引火点がなく、かつ、有機則に非該当である。よって、組成物が(c1)を更に含むと、表面張力がより低くなり、引火性がより低くなる。また、組成物が(c1)を更に含むと、組成物に低毒性が更に付与される。
(C)フッ素系溶剤は、炭素原子及びフッ素を含み、場合により酸素原子を含んでいてもよいフッ素化炭素化合物であれば、特に限定されない。(C)は、(c1)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(「365mfc」とも呼ばれる)が好ましい。(c1)は、表面張力が15mN/mであり、引火点がなく、かつ、有機則に非該当である。よって、組成物が(c1)を更に含むと、表面張力がより低くなり、引火性がより低くなる。また、組成物が(c1)を更に含むと、組成物に低毒性が更に付与される。
<<(D):更なる成分>>
組成物は、本発明の効果を損なわない限り、前記したフッ素系溶剤の他に、(D)更なる成分(以下、「(D)」ともいう。)を含むことができる。このような成分として、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防錆剤、消泡剤、界面活性剤及びキレート剤からなる群より選択される1種以上が挙げられる。更なる成分は、洗浄剤の分野で慣用されている成分であれば特に限定されず、それぞれ単独で用いることもでき、また複数の混合物として用いることもできる。
組成物は、本発明の効果を損なわない限り、前記したフッ素系溶剤の他に、(D)更なる成分(以下、「(D)」ともいう。)を含むことができる。このような成分として、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防錆剤、消泡剤、界面活性剤及びキレート剤からなる群より選択される1種以上が挙げられる。更なる成分は、洗浄剤の分野で慣用されている成分であれば特に限定されず、それぞれ単独で用いることもでき、また複数の混合物として用いることもできる。
紫外線吸収剤及び酸化防止剤は、組成物の長期保存等における安定性を向上させる成分である。紫外線吸収剤は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、及びヒンダードアミン系紫外線吸収剤が挙げられる。酸化防止剤は、フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、及びリン系等酸化防止剤が挙げられる。
フェノール系酸化防止剤は、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタドデシル−3−[3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート]、N,N−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナミド)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエステル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール等が挙げられる。
アミン系酸化防止剤は、アルキル化ジフェニルアミン、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、N,N−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン誘導体、1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチル)イソシアヌレート等が挙げられる。硫黄系酸化防止剤は、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、ジラウリル−3,3−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3−ジオジプロピオネート、ジステアリル−3,3−チオジプロピオネート、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)、ジトリデシル−3,3−チオジプロピオネート、2−メルカプトベンズイミダゾール、ビス[2−メチル−4−(3−n−アルキルチオプロピオニルオキシ)−5−t−ブチルフェニル]スルフィド等が挙げられる。リン系酸化防止剤は、トリス−ノニルフェニルフォスファイト、トリフェニルフォスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、トリス(イソデシル)フォスファイト等が挙げられる。
キレート剤は、アミノカルボン酸系のキレート剤が挙げられ、ヒドロキシエチルアミノ酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸やそれらの塩等が好ましい。
防錆剤は、シクロヘキシルアミン及びジシクロヘキシルアミンが挙げられる。界面活性剤は、非イオン性界面活性剤が挙げられ、高級アルコールエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、ソルビトール及びソルビタンの脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、シリコーン系界面活性剤、及びフッ素系界面活性剤等が好ましい。
<組成物の組成>
組成物中の(A)及び(B)の量は、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部である。(A)の量が27質量部未満及び64質量部超であると、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性が劣る。組成物中の(A)の量は、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、30〜60質量部が好ましく、35〜55質量部であるのがより好ましい。このような範囲であると、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性がより優れる傾向がある。
組成物中の(A)及び(B)の量は、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部である。(A)の量が27質量部未満及び64質量部超であると、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性が劣る。組成物中の(A)の量は、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、30〜60質量部が好ましく、35〜55質量部であるのがより好ましい。このような範囲であると、様々なシリコーンオイル及び植物油に対する洗浄性がより優れる傾向がある。
組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上である。組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%未満であると、様々なシリコーンオイル及び植物油、特に植物油に対する洗浄性が劣る。組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量は、40質量%以上が好ましい。
組成物中の(C)の量は、組成物中の62質量%以下であるのが好ましく、60質量%以下が特に好ましい。このような範囲であると、組成物における(A)及び(B)の含有量を増加させずに、効率よく洗浄性を発揮できる傾向がある。また、洗浄性を維持したままで、(B)の含有量を低くすることができるため、組成物の引火性をより低めることができる傾向がある。なお、組成物が(C)を含む場合、組成物中の(A)、(B)及び(C)の合計の含有量は38質量%超100質量%以下であり、70〜100質量%が好ましく、80〜100質量%がより好ましい。組成物中の(A)、(B)及び(C)の合計の含有量は、38質量%超95質量%以下であってもよい。
組成物が、(A)、(B)及び(C)のみからなる場合、組成物は、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部であり、組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上である。
組成物が(D)を含む場合、組成物中の(D)の量は、組成物中の(A)、(B)及び(C)の量が、38質量%以上100質量%未満であるような量であるのが好ましい。よって、組成物は、(A)、(B)、(C)、及び(D)のみからなる場合、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部であり、組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上であり、組成物中の(A)、(B)及び(C)の合計の含有量が38質量%超100質量%未満であるのが好ましい。組成物が、(A)、(B)、(C)、及び(D)のみからなる場合、組成物中の(A)、(B)及び(C)の合計の含有量は、38質量%超95質量%以下であるのがより好ましい。
組成物は、原料成分である、必須成分としての(A)、(B)、並びに、任意成分としての(C)及び(D)からなる群より選択される1種以上の成分を混合することにより製造することができる。組成物のための原料成分は、市販品を用いることができる。
[シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油]
組成物の除去対象は、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油である。
組成物の除去対象は、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油である。
(シリコーンオイル)
シリコーンオイルは、例えば、表面コーティング用に使用されている各種のシリコーンオイルが挙げられる。シリコーンオイルは、シロキサン結合による主骨格を持つ合成高分子化合物であれば特に限定されない。シリコーンオイルとして、メチル基、フェニル基、水素原子を置換基として結合したジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル等のストレートシリコーンオイル;及び前記ストレートシリコーンオイルから二次的に誘導された構成部分を持つ、アミノ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル及びエポキシ変性シリコーンオイル等の変性シリコーンオイルが挙げられる。変性シリコーンオイルとして、アミノアルキルシロキサンとジメチルシロキサンとの共重合体;アミノ基含有シランとエポキシ基含有シランとの反応生成物と、シラノール基を含有するポリジオルガノシロキサンとの反応生成物;側鎖にアミノ基を含有するシリコーンとポリジオルガノシロキサンからなるシリコーン混合物;末端アミノ基を含有するシリコーンとポリジオルガノシロキサンからなるシリコーン混合物;アミノ基含有アルコキシシランとエポキシ基含有アルコキシシラン及び両末端にシラノール基を有するシリコーンを反応させて得られたシリコーンと非反応性シリコーンとの混合物;側鎖にポリエーテル鎖を含有するシリコーンとポリジオルガノシロキサンからなるシリコーン混合物等が挙げられる。シリコーンオイルは、反応性であっても、非反応性であってもよい。また、シリコーンオイルは、1種でも2種以上の混合物であってもよく、これらのエマルションの形態であってもよい。
シリコーンオイルは、例えば、表面コーティング用に使用されている各種のシリコーンオイルが挙げられる。シリコーンオイルは、シロキサン結合による主骨格を持つ合成高分子化合物であれば特に限定されない。シリコーンオイルとして、メチル基、フェニル基、水素原子を置換基として結合したジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル等のストレートシリコーンオイル;及び前記ストレートシリコーンオイルから二次的に誘導された構成部分を持つ、アミノ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル及びエポキシ変性シリコーンオイル等の変性シリコーンオイルが挙げられる。変性シリコーンオイルとして、アミノアルキルシロキサンとジメチルシロキサンとの共重合体;アミノ基含有シランとエポキシ基含有シランとの反応生成物と、シラノール基を含有するポリジオルガノシロキサンとの反応生成物;側鎖にアミノ基を含有するシリコーンとポリジオルガノシロキサンからなるシリコーン混合物;末端アミノ基を含有するシリコーンとポリジオルガノシロキサンからなるシリコーン混合物;アミノ基含有アルコキシシランとエポキシ基含有アルコキシシラン及び両末端にシラノール基を有するシリコーンを反応させて得られたシリコーンと非反応性シリコーンとの混合物;側鎖にポリエーテル鎖を含有するシリコーンとポリジオルガノシロキサンからなるシリコーン混合物等が挙げられる。シリコーンオイルは、反応性であっても、非反応性であってもよい。また、シリコーンオイルは、1種でも2種以上の混合物であってもよく、これらのエマルションの形態であってもよい。
(植物油)
植物油は、食用油又は燃料油として用いられ、オリーブ油、アマニ油、キリ油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、ヒマシ油、綿実油、ヤシ油、コーン油及び脱水ヒマシ油等が挙げられる。植物油を構成する脂肪酸は、C12〜C18の飽和又は不飽和脂肪酸であり、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、及びエレオステアリン酸等が挙げられる。植物油は、1種でも2種以上の混合物であってもよい。
植物油は、食用油又は燃料油として用いられ、オリーブ油、アマニ油、キリ油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、ヒマシ油、綿実油、ヤシ油、コーン油及び脱水ヒマシ油等が挙げられる。植物油を構成する脂肪酸は、C12〜C18の飽和又は不飽和脂肪酸であり、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、及びエレオステアリン酸等が挙げられる。植物油は、1種でも2種以上の混合物であってもよい。
(好ましい態様)
組成物は、ストレートシリコーンオイル(より好ましくは、ジメチルシリコーンオイル)、アミノ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル及び植物油(より好ましくは、オリーブ油)からなる群より選択される1以上の油を除去するための洗浄剤が好ましくい。
組成物は、ストレートシリコーンオイル(より好ましくは、ジメチルシリコーンオイル)、アミノ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル及び植物油(より好ましくは、オリーブ油)からなる群より選択される1以上の油を除去するための洗浄剤が好ましくい。
[洗浄方法]
組成物を用いた洗浄方法は、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材(以下、「被洗浄物」ともいう。)を洗浄するため方法であって、組成物を被洗浄物と接触させることを含む。基材は、特に限定されず、金型が挙げられる。金型は、製造業における各種部品(精密機械部品、光学機械部品、電子部品)の製造において用いられる。洗浄方法において、組成物を被洗浄物に接触させることにより、基材に付着したシリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油は、基材から除去される。基材に付着したシリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油は、溶解されることにより基材から除去されると考えられるため、対象とする油を溶解することができれば、洗浄用組成物として用いることが可能であると考えられる。なお、シリコーンオイル及び植物油が塵、埃等の固形の汚れを含む場合、この固形の汚れは、シリコーンオイル及び植物油の除去と同時に除去され得る。組成物と、被洗浄物とを接触させるための方法としては、特に制限はなく、例えば、手拭き洗浄、浸漬洗浄(液相洗浄)、スプレー洗浄、超音波洗浄、蒸気洗浄(気相洗浄)が挙げられるが、手拭き洗浄が好ましい。組成物及び被洗浄物の接触時間に相当する洗浄時間は、基材からシリコーンオイル及び植物油を除去できる時間であれば特に制限されない。例えば、洗浄時間は、10秒〜2時間であってもよい。
組成物を用いた洗浄方法は、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材(以下、「被洗浄物」ともいう。)を洗浄するため方法であって、組成物を被洗浄物と接触させることを含む。基材は、特に限定されず、金型が挙げられる。金型は、製造業における各種部品(精密機械部品、光学機械部品、電子部品)の製造において用いられる。洗浄方法において、組成物を被洗浄物に接触させることにより、基材に付着したシリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油は、基材から除去される。基材に付着したシリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油は、溶解されることにより基材から除去されると考えられるため、対象とする油を溶解することができれば、洗浄用組成物として用いることが可能であると考えられる。なお、シリコーンオイル及び植物油が塵、埃等の固形の汚れを含む場合、この固形の汚れは、シリコーンオイル及び植物油の除去と同時に除去され得る。組成物と、被洗浄物とを接触させるための方法としては、特に制限はなく、例えば、手拭き洗浄、浸漬洗浄(液相洗浄)、スプレー洗浄、超音波洗浄、蒸気洗浄(気相洗浄)が挙げられるが、手拭き洗浄が好ましい。組成物及び被洗浄物の接触時間に相当する洗浄時間は、基材からシリコーンオイル及び植物油を除去できる時間であれば特に制限されない。例えば、洗浄時間は、10秒〜2時間であってもよい。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例及び比較例により限定されるものではない。表における配合量の単位は質量部である。
実施例及び比較例で用いた成分は以下のとおりである。
1233Z:シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(セントラル硝子株式会社製)
365mfc:1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン
ジメチルシリコーン(1):ジメチルシリコーンオイル 350CS(東レ・ダウコーニング株式会社、DOW CORNING(登録商標)360 MEDICAL FLUID、粘度350cSt)
ジメチルシリコーン(2):ジメチルシリコーンオイル 10000CS(信越化学工業株式会社、KF−96H−1万CS)
ポリエーテル変性シリコーン:ポリエーテル変性シリコーンオイル(信越化学工業株式会社、KF−6012)
アミノ変性シリコーン:アミノ変性シリコーンオイル(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社、XF42−B1989、粘度10,000cSt)
ポリジメチルシロキサンエマルジョン:ポリジメチルシロキサンエマルジョン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社、TSM632)
植物油:食用オリーブ油(AJINOMOTO オリーブオイルエクストラバージン、株式会社J−オイルミルズ製)
1233Z:シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(セントラル硝子株式会社製)
365mfc:1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン
ジメチルシリコーン(1):ジメチルシリコーンオイル 350CS(東レ・ダウコーニング株式会社、DOW CORNING(登録商標)360 MEDICAL FLUID、粘度350cSt)
ジメチルシリコーン(2):ジメチルシリコーンオイル 10000CS(信越化学工業株式会社、KF−96H−1万CS)
ポリエーテル変性シリコーン:ポリエーテル変性シリコーンオイル(信越化学工業株式会社、KF−6012)
アミノ変性シリコーン:アミノ変性シリコーンオイル(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社、XF42−B1989、粘度10,000cSt)
ポリジメチルシロキサンエマルジョン:ポリジメチルシロキサンエマルジョン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社、TSM632)
植物油:食用オリーブ油(AJINOMOTO オリーブオイルエクストラバージン、株式会社J−オイルミルズ製)
[試験例1:シリコーンオイルの溶解性((B)成分の選定)]
特定の溶剤を用いて、シリコーンオイルの溶解性調べた。外径15mm、長さ105mmの試験管に、表1に示す溶剤及びシリコーンオイルを、合計2mlとなるように、溶剤:シリコーンオイル=1:1を投入し、ラップで栓をして20回上下振とうし、10分静置した後の様子を調査した。結果を表1にまとめる。
特定の溶剤を用いて、シリコーンオイルの溶解性調べた。外径15mm、長さ105mmの試験管に、表1に示す溶剤及びシリコーンオイルを、合計2mlとなるように、溶剤:シリコーンオイル=1:1を投入し、ラップで栓をして20回上下振とうし、10分静置した後の様子を調査した。結果を表1にまとめる。
表1における洗浄性の評価は以下のとおりである。
○:溶解した。×:溶解せず。
表1より、イソヘキサンは、試験例1で試験した全てのシリコーンオイルに対する溶解性が高いことが分かった。
○:溶解した。×:溶解せず。
表1より、イソヘキサンは、試験例1で試験した全てのシリコーンオイルに対する溶解性が高いことが分かった。
[試験例2:シリコーンオイル及び植物油の溶解性]
以下の例1〜8の組成物を用いて、シリコーンオイル及び植物油の溶解性を調べた。例2、3、7及び8が実施例であり、例1、4、5及び6が比較例である。実施例及び比較例の洗浄用組成物は、各成分を混合することにより調製した。
以下の例1〜8の組成物を用いて、シリコーンオイル及び植物油の溶解性を調べた。例2、3、7及び8が実施例であり、例1、4、5及び6が比較例である。実施例及び比較例の洗浄用組成物は、各成分を混合することにより調製した。
試験管(容量:4ml、10×75mm、PYREX(登録商標)製)に、合計1mlとなるように、洗浄剤:シリコーンオイル又は植物油=1:1を投入し、ラップで栓をして20回上下振とうし、10分間、静置した後の様子を調査した。結果を表2にまとめる。
表2における溶解性の評価は以下のとおりである。なお、溶解性の評価において、「−」は、試験を行っていないことを意味する。
○:溶解した。×:溶解しなかった(2層以上に分離していた)。
表2より、実施例の組成物は、試験例2で試験したすべてのシリコーンオイル及び植物油に対する溶解性が高いことが分かった。
○:溶解した。×:溶解しなかった(2層以上に分離していた)。
表2より、実施例の組成物は、試験例2で試験したすべてのシリコーンオイル及び植物油に対する溶解性が高いことが分かった。
[試験例3:シリコーンオイルの洗浄性試験]
以下の例1〜4及び6〜24の組成物を用いて、シリコーンオイルの洗浄性を調べた。例2、3、7、8、12〜15及び24が実施例であり、例1、4、6、9〜11及び16〜23が比較例である。実施例及び比較例の洗浄用組成物は、各成分を混合することにより調製した。
以下の例1〜4及び6〜24の組成物を用いて、シリコーンオイルの洗浄性を調べた。例2、3、7、8、12〜15及び24が実施例であり、例1、4、6、9〜11及び16〜23が比較例である。実施例及び比較例の洗浄用組成物は、各成分を混合することにより調製した。
<洗浄試験>
洗浄用組成物について洗浄性を以下の方法により、シリコーンオイルごとに評価した。
(1)洗浄試験サンプルの作成
アルミニウム板(縦30mm、横30mm、厚さ0.3mm)に、スパチュラ(清水アキラ株式会社製、商品名18−8サンダイヤ 平板タイプ 柄幅2.3mm 全長180mm)のさじを用いて、シリコーンオイルを1滴垂らして、伸ばし、洗浄試験サンプル(シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材)を得た。なお、シリコーンオイルが、ジメチルシリコーン(2)である場合、シリコーンオイルの1滴は約0.02gであった。洗浄試験サンプルを得た直後、洗浄試験を行った。
(2)洗浄試験
洗浄用組成物を一般用綿棒に染み込ませて、洗浄試験サンプルの表面を拭いた。なお、洗浄試験サンプルの表面を拭いた後、洗浄試験サンプルは速やかに乾燥した。もう一度、洗浄用組成物を新たな一般用綿棒に染み込ませて、洗浄試験サンプルの表面を拭いた。アルミニウム板の表面に付着したシリコーンオイルが除去されたか否かの判定を目視で行った。結果を表3及び表4にまとめる。
洗浄用組成物について洗浄性を以下の方法により、シリコーンオイルごとに評価した。
(1)洗浄試験サンプルの作成
アルミニウム板(縦30mm、横30mm、厚さ0.3mm)に、スパチュラ(清水アキラ株式会社製、商品名18−8サンダイヤ 平板タイプ 柄幅2.3mm 全長180mm)のさじを用いて、シリコーンオイルを1滴垂らして、伸ばし、洗浄試験サンプル(シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材)を得た。なお、シリコーンオイルが、ジメチルシリコーン(2)である場合、シリコーンオイルの1滴は約0.02gであった。洗浄試験サンプルを得た直後、洗浄試験を行った。
(2)洗浄試験
洗浄用組成物を一般用綿棒に染み込ませて、洗浄試験サンプルの表面を拭いた。なお、洗浄試験サンプルの表面を拭いた後、洗浄試験サンプルは速やかに乾燥した。もう一度、洗浄用組成物を新たな一般用綿棒に染み込ませて、洗浄試験サンプルの表面を拭いた。アルミニウム板の表面に付着したシリコーンオイルが除去されたか否かの判定を目視で行った。結果を表3及び表4にまとめる。
表3及び表4における洗浄性の評価は以下のとおりである。
○:良い(シリコーンオイルの残渣がない)。×:悪い(シリコーンオイルの残渣があった)。
○:良い(シリコーンオイルの残渣がない)。×:悪い(シリコーンオイルの残渣があった)。
表3及び表4より、実施例の組成物は、試験例3で試験したすべてのシリコーンオイルに対する洗浄性が高かった。実施例の組成物は、いずれも、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン及びイソヘキサンを含むため、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンに比べて表面張力が低い洗浄剤であり、イソヘキサンに比べて引火性が低い洗浄剤であった。また、実施例の組成物である例7、8及び24は、組成物が更に365mfcを含むため、引火性がより低くなった洗浄剤であると言える。一方、比較例の組成物は、一部のシリコーンオイルに対する洗浄性が劣っていた。よって、明細書に示される組成を満足する組成物は、試験例3で試験したすべてのシリコーンオイルに対する洗浄性が高い洗浄用組成物であった。また、試験例2及び3の結果によれば、対象とするシリコーンオイルを溶解できる組成物は、対象とするシリコーンオイルの洗浄剤として用いることができる。よって、試験例2で試験した植物油を溶解できる組成物は、植物油の洗浄剤として使用することができる。
洗浄用組成物は、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材からシリコーンオイル及び植物油を除去するための洗浄剤として産業上極めて有用である。
Claims (1)
- (A)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン、(B)イソヘキサン及び(c1)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンを含む、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油が付着した基材から、シリコーンオイル及び植物油からなる群より選択される1種以上の油を除去するための洗浄用組成物であって、(A)及び(B)の合計100質量部に対して、(A)が27〜64質量部であり、組成物中の(A)及び(B)の合計の含有量が38質量%以上100質量%未満であり、組成物中の(A)、(B)及び(c1)の合計の含有量が95〜100質量%である、洗浄用組成物。
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