JP6086229B2 - 無害化処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被処理ガス中の有害ガス成分を除害する、無害化処理装置及び無害化処理方法に関するものである。
冷媒ガスや半導体製造プロセスガスとして、クロロフルオロカーボン(=CFC/CCl、CClなど)、ハイドロクロロフルオロカーボン(=HCFC/CHClF、CHCClFなど)、ハイドロフルオロカーボン(=HFC/CH、CHFなど)、ハロン(CBrClF、CBrFなど)、パーフルオロカーボン(CF、Cなど)、CCl、CHCl、SF、NF等が広く使用されている。
これらのガスは、工業上重要なガスである一方で、オゾン層破壊や地球温暖化の原因物質、毒性ガスでもあるため、大気放出を極力抑制することが求められている。例えば、自動車やクーラーなどが経年劣化などの理由で廃棄される際には、使用された冷媒ガスの回収と無害化処理が行われる。
また、これらのガスは、ハロゲン原子(F、Cl、Brなど)を含有することを特徴としており、原子間結合エネルギーが比較的大きく、安定な分子である。従って、その無害化処理にあたっては、燃焼、高温、プラズマあるいは光などのエネルギーを与えて分解するとともに、水やアルカリ化合物などでハロゲン原子を化学反応処理する必要がある。
具体的には、例えば、半導体製造装置のプロセス排ガスの場合であれば、乾式除害装置(触媒+吸着剤)や、燃焼またはプラズマによる分解装置(分解部)と湿式スクラバー装置との併用などが用いられている。ここで、湿式スクラバー装置とは、被処理ガスに噴霧状の水を吹き付ける装置であり、分解部で高温化したガスの冷却、分解生成したハロゲン原子などの不安定な水溶性物質の除去、などを目的として使用される。
ところで、一般的に、CF、C、SFなどの非常に安定な分子を無害化処理する場合には、比較的高い除害性能が得られる後者の手段(すなわち、分解装置と湿式スクラバー装置との併用)が活用されている。
しかしながら、分解部で生成された不安定なハロゲン原子は、周辺に存在するカーボンなどと容易に反応するため、分解部と湿式スクラバー部との距離が離れていると、CF、C、SFなどを容易に再生成し、期待する除害効率が得られないという課題があった。その対策として、特許文献1から3に開示されているように、分解部と湿式スクラバー部との距離を近接させる構成が報告されている。
具体的には、特許文献1は、半導体製造装置の排気ガス中のシランやフッ素化物を分解除去する燃焼式排ガス処理装置に関する発明である。この特許文献1には、1000℃程度の燃焼炉で被除去成分を分解する分解部と、シャワーノズルから霧状の水を散布する湿式スクラバー部とを、同一装置内に設ける構成が示されている。
また、特許文献2は、工業プロセスから排出されたシランやPFCを分解除去する大気圧プラズマ式ガス処理装置に関する発明である。この特許文献2には、大気圧プラズマ生成部で被除去成分を分解する分解部と、分解生成した水溶性成分および固形成分を処理する後段湿式スクラバーとを、同一装置内に設ける構成が示されている。
ところで、特許文献1及び特許文献2のように、従来別々の装置で行っていた分解処理と湿式スクラバー処理とを、同一の装置内で処理できる構成にすることで、CFなどの副生成を予防する効果があることは出願人らの研究でも明らかになっている。一方で、上述の燃焼部や大気圧プラズマ部は、1000℃近い高温になるため、湿式スクラバーを近接させるには限界があり、装置が大型化してしまうという課題があった。
また、特許文献3は、活性種の寿命を考慮して、プラズマ部で生成された活性種が失活する前に安定化処理することを目的とした発明である。この特許文献3には、プラズマ発生装置と多孔質酸化カルシウム剤充填筒とを直列に配置して、被処理ガスを100〜5000Pa程度の減圧条件で通気する除害装置、並びにプラズマ発生装置で被処理ガスをプラズマ化するとともに、プラズマ部で分解生成された不安定なフッ素成分を多孔質酸化カルシウムとの化学反応で除去する除害方法が開示されている。
特許文献3に開示された方法では、減圧雰囲気下での処理が重要であるため、湿式スクラバーの代わりに多孔質酸化カルシウム剤を使用している。しかしながら、特許文献3に開示された方法では、排気量の大きなドライポンプが必要であるといった課題や、多孔質酸化カルシウム剤の交換に手間がかかるといった課題が依然として残っていた。
特開2013―015232号公報 再公表WO2008/093442号公報 特許第4895612号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、被処理ガス中の有害ガス成分を高効率で分解除去可能であるとともに、小型化が可能な無害化処理装置及び無害化処理方法を提供することを課題とする。
上述したように、高い除害効率を維持するとともに副生成物の生成を抑制するためには、有害ガス成分の分解部と湿式スクラバー部とを近接させることが有効である。そこで、本願発明者らは、鋭意検討した結果、被処理ガスをプラズマ状態としたまま、溶液(水あるいはアルカリ溶液)の中を通過させて回収(除去)する方法を見出して、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の構成を備える。
請求項1に係る発明は、有害ガス成分を含有する被処理ガス中から前記有害ガス成分を除去して無害化する装置であって、
内部空間内に、被処理ガス中の有害ガス成分を溶存させる溶液を貯留する溶液貯留槽と、
前記被処理ガスを当該被処理ガスの気泡と前記溶液とが混合された状態で前記溶液貯留槽内の溶液中に導入する気泡形成部と、
前記溶液貯留槽内の前記溶液中に設けられ、前記気泡をプラズマ化させる電磁界印加部と、
前記電磁界印加部にマイクロ波を供給するマイクロ波供給手段と、
前記溶液貯留槽の上部側に設けられ、前記有害成分が除去された気体成分を当該溶液貯留槽の外側に排出するガス排出口と、を備え、
前記電磁界印加部は、誘電体材料からなる円筒状の二重管であり、前記二重管の外管と内管との間の空間に前記マイクロ波供給手段からマイクロ波が供給されるとともに、前記内管の内側に前記気泡が導入される、無害化処理装置である。
請求項2に係る発明は、前記気泡の直径が、10〜200μmの範囲である、請求項1に記載の無害化処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記マイクロ波供給手段が、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置と、前記電磁界印加部に隣接して設けられ、当該電磁界印加部を介して前記気泡にマイクロ波を照射する導波管と、前記マイクロ波発生装置で生成したマイクロ波を前記導波管に供給する導波路と、を有する、請求項1又は2に記載の無害化処理装置である。
請求項に係る発明は、前記電磁界印加部が、基端に対して先端が水平に対して鉛直方向上側に10〜30度の範囲で傾斜されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の無害化処理装置である。
請求項に係る発明は、前記溶液貯留槽の上部側であって、前記ガス排出口よりも下方に、溶液排出口を備える、請求項1乃至のいずれか一項に記載の無害化処理装置である。
本発明によれば、気泡形成部で形成した被処理ガスの気泡をマイクロ波によってプラズマ化するため、被処理ガス中の有害ガス成分を確実にプラズマ化することができる。また、溶液貯留槽内に電磁界印加部を設けて、被処理ガスの気泡のプラズマ化を溶液貯留槽内で行うため、プラズマ化された有害ガス成分が副生成物を生成することなく、被処理ガス中の有害ガス成分を溶液中に溶存させて確実に除去することができる。さらに、本発明は、被処理ガスをプラズマ化する電磁界印加部と被処理ガス中の有害成分を除去する溶液貯留槽とを近接して設けているため、被処理ガス中の有害ガス成分を高効率で分解除去できるとともに、小型化が可能な無害化処理装置及び無害化処理方法を提供することができる。
本発明を適用した第1の実施形態である無害化処理装置を示す構成図である。 本発明を適用した第2の実施形態である無害化処理装置を示す構成図である。
以下、本発明を適用した一実施形態である無害化処理装置について、これを用いた無害化処理方法とあわせて、図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
<第1の実施形態>
先ず、本発明を適用した一実施形態である無害化処理装置の構成について、図1を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態の無害化処理装置1は、有害ガス成分を含有する被処理ガス中から有害ガス成分を除去して無害化する装置であって、溶液貯留槽2と、上記溶液貯留槽2の外側に設けられたバブラー(気泡形成部)3と、上記溶液貯留槽2内の溶液中に設けられたスロットアンテナ(電磁界印加部)4と、上記スロットアンテナ4にマイクロ波を供給するマイクロ波供給手段5と、上記溶液貯留槽2の上面に設けられたガス排出口6と、を備えて、概略構成されている。
本実施形態の無害化処理装置1は、有害ガス成分を含有する被処理ガスを処理対象とするものである。被処理ガスとしては、特に限定されるものではないが、具体的には、プラズマエッチング装置等の半導体製造装置を真空排気するドライポンプからの排出ガス、自動車やエアコン等の使用済み冷媒充填容器内の残存ガス、使用済み高圧ガス容器内の残存ガス等を例示することができる。
被処理ガス中の有害ガス成分は、特に限定されるものではないが、具体的には、例えば、ドライポンプからの排出ガスに含まれる、パーフルオロカーボンガス、ハイドロフルオロカーボンガス及びこれらが分解した副生成ガス等が挙げられる。また、使用済み冷媒充填容器内の残存ガスに含まれる、クロロフルオロカーボンやハイドロクロロフルオロカーボン等も有害ガス成分として挙げられる。
なお、被処理ガス中には、有害ガス成分以外の他の成分が含まれていてもよい。上記他の成分としては、具体的には、例えば、ドライポンプ部で追加される希釈用窒素ガスや、腐食防止用窒素ガス等が挙げられる。
溶液貯留槽2は、内部空間を有し、その内部空間内に被処理ガス中の有害ガス成分を溶存させる溶液を貯留する容器である。溶液貯留槽2としては、図1に示すように、筒状の容器を例示することができるが、形状はこれに限定されるものではない。例えば、上面及び底面は、平面で構成されているが、曲面で構成されていてもよい。
溶液貯留槽2の大きさ(容積)は、特に限定されるものではなく、被処理ガスの処理量や所望の処理能力、設置するスペースの大きさ等によって適宜選択することが可能である。
また、溶液貯留槽2の材質は、耐食性を有する材質であれば、特に限定されるものではない。好ましい材質としては、例えば、SUS316L、ハステロイ、チタンなどの耐食性金属、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)などのフッ素樹脂が挙げられる。
溶液貯留槽2の内部空間内に貯留する溶液は、被処理ガス中に含まれる有害ガス成分を溶存させることが可能な液体であれば、特に限定されるものではない。すなわち、有害ガス成分の種類に応じて、適宜選択することが好ましい。特に、有害ガス成分がフッ素原子(F)、塩素原子(Cl)、ブロム原子(Br)及びヨウ素原子(I)のいずれか一つ以上の原子を含む場合には、水(HO)等の中性溶液や、水酸化バリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム溶液、水酸化カルシウム水溶液及びアンモニア水等のアルカリ性溶液を選択することが好ましい。
溶液貯留槽2の内部空間内への溶液の貯留量は、特に限定されるものではなく、被処理ガスの処理量や、溶液貯留槽の容積等に応じて、適宜選択することが可能である。ここで、溶液貯留槽2は、内部空間内を全て溶液で満たすのではなく、図1に示すように、溶液からなる溶液層2Aの上方に、気体層2Bが設けられるようにすることが好ましい。溶解貯留槽2の内部空間内に気体層2Bを設けることにより、溶液層2Aを通過した気体成分を溶解貯留槽2の外側に排出する前に、気体層2Bに留めることができる。このため、溶液層2Aにおいて被処理ガス中の有害ガス成分の除去が不十分であった場合でも、溶解貯留槽2の外側に直接排出されることを防ぐことができる。
バブラー3は、図1に示すように、被処理ガスの気泡Pと溶液とが混合された気泡含有流体を、溶液貯留槽2内の溶液層2Aに導入するための気泡形成部材である。
このバブラー3には、バブラー3に供給する被処理ガス供給管3aと、溶液貯留槽2内の溶液と同一の溶液をバブラー3に供給する溶液供給管3bと、被処理ガスの気泡Pと溶液との混合液である気泡含有流体をバブラー3から溶液貯留槽2内の溶液中に導入する気泡導入管3cと、が接続されている。また、気泡導入管3cは、バブラー3と溶液貯留槽2との間に設けられており、その一端がバブラー3の排出口に接続されるとともに、他端が溶液貯留槽2の下部側に接続されている。
これにより、バブラー3は、被処理ガスと溶液とから、被処理ガスの気泡Pと溶液との混合液である気泡含有流体を生成するとともに、生成したこの気泡含有流体を溶液貯留槽2の下部側から当該溶液貯留槽2内の溶液層2Aに導入することができる。換言すると、バブラー3は、被処理ガスを気泡Pとして溶液貯留槽2内の溶液中に導入することができる。
バブラー3を通過した被処理ガスは、粒径10〜200μmの範囲の気泡(以下、「マイクロバブル」ということがある)として溶液貯留槽2内の溶液中に導入することが好ましい。
ここで、本実施形態の無害化処理装置1において、被処理ガスをマイクロバブルにする理由は、マイクロバブルがほぼ球形の単一粒であることに起因するものである。すなわち、被処理ガスをマイクロバブルとすることにより、溶液中での上昇速度を遅くすることができ、処理するガス流量あたりの気液接触頻度を増やすことができるためである。
また、マイクロバブルの溶液中での上昇速度は、このマイクロバブルが単一球形気泡であることから、浮力と重力とストークス抵抗とのバランスより求めることができる。具体的には、溶液を水、気泡を空気として算出すると、粒径が100μmの気泡の上昇速度は5.4mm/sである。
同様の計算に基づいて気泡粒径が10μmの場合を算出すると、気泡が10mm上方の水面に到達するまでの時間は190秒と算出される。同粒径10μmの気泡の場合、気泡内でのガス拡散に必要な時間は数十マイクロ秒であり、前記水面への到達時間190秒よりも十分に短い、すなわち、溶液内通過中に気液界面衝突が十分に繰り返されることになる。
一方で、気泡が水面に到達するまでの時間が長いということは、被処理ガスの処理流量が制限されるということにも繋がる。例えば、被処理ガスを300sccm処理する場合、気泡粒径10μmを維持できていると仮定すると、常時、1Lもの処理ガスが溶液中に存在することになる。溶液中の気泡濃度が高くなれば、気泡間での衝突が起こり、気泡粒径が大きくなるため、溶液量を増やすことが必要となる。つまり、溶液中気泡の実際の粒径が大きくなってしまったり、粒径を維持するために装置が大型化してしまったりするため、バブラーで形成する気泡粒径を10μm以下にすることは実効的な効果を有さない。
同様に、気泡粒径が1mmの場合は、気泡が10mm上方の水面に到達するまでの時間が0.02秒、気泡内ガス拡散所要時間が0.3秒と算出され、気液界面衝突が十分には行われないと考えられる。また、気泡粒径が200μm以上の場合で、水面への到達時間と気泡内ガス拡散所要時間とがほぼ同じとなることから、気泡粒径は200μm以下とすることが望ましい。
なお、バブラー3は、上述したようなマイクロバブルを形成できるものであれば、特に限定されるものではない。バブラー3としては、具体的には、例えば、従来公知の発生方式から適宜選定することができる。また、市販のバブラー(マイクロバブル発生装置)を使用してもよい。
スロットアンテナ4は、溶液中において被処理ガスの気泡Pにマイクロ波を照射してプラズマ化させる部材(すなわち、電磁界印加部材)である。このスロットアンテナ4は、溶液貯留槽2内の溶液中で後述する導波管5Bに隣接されて設けられている。また、スロットアンテナ4の基端4aは、溶液貯留槽2の周壁の内側であって、上述した気泡導入管3cの接続位置の上方を覆うように接続されている。一方、スロットアンテナ4の先端4bは、溶液貯留槽2の周壁から中心方向に向けて、略中央付近まで延伸されて設けられている。
スロットアンテナ4は、図1に示すように、下面4Aが溶液との接触面(すなわち、マイクロ波照射面)となっている。また、下面(接触面)4Aには、図示略の誘電体材料からなる薄膜が設けられている。したがって、気泡をプラズマ化するには、スロットアンテナ4、上記薄膜を経由して、溶液中の気泡Pにマイクロ波を照射することとなる。
本実施形態の無害化処理装置1では、スロットアンテナ4のマイクロ波照射面(下面4A)側にマイクロバブルが供給されていればよい。このため、電磁界印加部であるスロットアンテナ4の下面(すなわち、接触面)4Aの形状は、平面であっても良いし、曲面であってもよい。さらに、スロットアンテナ4の下面(接触面)4Aが凹面であれば、マイクロバルブに対するマイクロ波の供給効率が高くなる、すなわち気泡P内の有害成分の分解効率が高くなるために好ましい。
なお、バブラー3から溶液貯留槽2内に導入された気泡Pが、よどみなくスロットアンテナ4に沿って流れるためには、気泡Pの導入側よりも溶液中央側の方が、鉛直方向で高い位置にあることが望ましい。すなわち、スロットアンテナ4は、基端4aに対して先端4bが水平に対して鉛直方向上側に10〜30度の範囲で傾斜されていることが好ましい。
ここで、スロットアンテナ4の傾斜角度が10度未満の場合、気泡Pの上昇速度からもわかる通り、気泡Pの流れが遅く、傾ける効果が得られないために好ましくない。一方、スロットアンテナ4の傾斜角度が30度を超えると、気泡Pがスロットアンテナ4のマイクロ波照射面の近傍に集中しにくくなり、プラズマ化される気泡の数(効率)が低くなってしまうために好ましくない。
また、バブラー3から溶液貯留槽2内に導入された気泡Pが、よどみなくスロットアンテナ4に沿って流れるためには、図1に示すように、流路制御板7を設けることが好ましい。この流路制御板7は、気泡Pを含む流体の流路を挟んでスロットアンテナ4と対向配置されている。この流路制御板7は、その基端7aが溶液貯留槽2の周壁の内側であって、気泡導入管3cの接続位置の下方に接続されている。一方、先端7bは、スロットアンテナ4と同様に、溶液貯留槽2の周壁から中心方向に向けて、略中央付近まで延伸されて設けられている。
また、流路制御板7の形状は、平面であっても良いし、曲面であってもよい。なお、スロットアンテナ4の下面(接触面)4Aが凹面であれば、流路制御板7の上面は凸面とすることが好ましい。さらに、スロットアンテナ4が傾斜されている場合は、流路制御板7も同じ傾斜角度とすることが好ましい。
マイクロ波供給手段5は、マイクロ波を発生させ、スロットアンテナ4にマイクロ波を供給する手段である。本実施形態の無害化処理装置1では、図1に示すように、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置5Aと、スロットアンテナ4に隣接して設けられ、当該スロットアンテナ4を介して気泡Pにマイクロ波を照射する導波管5Bと、マイクロ波発生装置5Aで生成したマイクロ波を導波管5Bに供給する導波路5Cと、を有して概略構成されている。
マイクロ波供給手段5としては、一般的なマイクロ波表面プラズマを形成できる構成であれば、特に限定されるものではない。
また、マイクロ波発生放置5Aにおいて、マイクロ波の周波数及び出力条件は、被処理ガスの物性等に応じて、適宜選択することができる。最も市販品が多い2.45GHz帯の電源を採用することで、コスト面でも大きなメリットを得ることができる。出力条件は、被処理ガス種や流量によっても異なるが、装置の大型化を避ける観点から3000W以下の範囲で設定することが望ましい。
ガス排出口6は、被処理ガス中に含まれる有害ガス成分を除去した後の無害化された気体成分を溶液貯留槽2の外側に排出するために、溶液貯留槽2の上面に設けられた排気口である。なお、図1中に示すガス排出口6の位置は、一例であって、無害化された上記気体成分を溶液貯留槽2の外側に排出できる位置であれば、これに限定されるものではない。ガス排出口6の位置は、具体的には溶液貯留槽2の上部側であって、溶液貯留槽2内の気体層2Bと連通される位置に設けることが好ましい。また、ガス排出口6の大きさ、ガス排出口6の設置数は、特に限定されるものではなく、適宜選択してもよい。さらに、ガス排出口6には、開閉弁を設けてもよい。
なお、本実施形態の無害化処理装置1では、スロットアンテナ4が有害ガス成分の分解部を構成し、溶液貯留槽2が有害ガス成分の回収(除去)部を構成することになる。
次に、上述した無害化処理装置1を用いた本実施形態の無害化処理方法について、図1を参照しながら説明する。
本実施形態の無害化処理方法は、有害ガス成分を含有する被処理ガスの気泡を形成して、前記気泡を被処理ガス中の有害ガス成分を溶存させる溶液中に導入する工程と、溶液中で気泡にマイクロ波を供給して、当該気泡をプラズマ化する工程と、溶液中を気泡状態で通過させて、有害ガス成分を溶液に溶存させる工程と、有害成分が除去された気体成分を溶液中から取り出す工程と、を含んで、概略構成されている。
具体的には、先ず、図示略の被処理ガス発生源にて生成した被処理ガスを、被処理ガス供給管3aを経由してバブラー3に供給する。また、溶液供給管3bから溶液をバブラー3に供給する。そして、バブラー3の運転を開始して、被処理ガスと溶液とから、被処理ガスの気泡Pと溶液との混合液である気泡含有流体を生成する。そして、生成したこの気泡含有流体を溶液貯留槽2の下部側から当該溶液貯留槽2内の溶液層2Aに導入する。すなわち、粒径10〜200μmの気泡(マイクロバブル)Pとして溶液貯留槽2内の溶液中に導入する。
また、被処理ガスの供給を開始すると同時に、マイクロ波発生装置5Aの運転を開始して、マイクロ波を発生させる。マイクロ波発生装置5Aの条件としては、マイクロ波の周波数を例えば2.45GHz、出力を例えば2000Wに設定する。なお、発生したマイクロ波は、マイクロ波発生装置5Aから導波路5C、導波管5Bを経由して、スロットアンテナ4に供給される。
次に、バブラー3によって溶液貯留槽2内に導入されたマイクロバブルは、スロットアンテナ4の下面4Aに沿って溶液中を進行するとともに、このスロットアンテナ4でプラズマ化される。
次いで、プラズマ化されたマイクロバブルは、溶液貯留槽2内の溶液中で気液界面反応を生じながら溶液層2Aを上昇する。そして、気液接触を繰り返して溶液層2A内を上昇していく間に、被処理ガス中の有害ガス成分が溶液中に溶存されるため、被処理ガス中の有害ガス成分が除害されて無害化される。
ここで、有害ガス成分は溶液中でプラズマ化されるため、分解された有害ガス成分が再結合等することなく、溶液中に効果的に吸収される。
次に、溶液層2Aを通過することにより、有害成分が除去された気体成分(すなわち、無害化された被処理ガス)は、溶液層2Aの上方に設けられた気体層2B内に排出されて当該気体層2Bを構成する。次いで、有害成分が除去された気体成分を含んで構成される気体層2Bをガス排出口6から溶液貯留槽2の外側に排出する。
以上説明したように、本実施形態の無害化処理装置1及び無害化処理方法によれば、バブラー3で形成した被処理ガスの気泡(マイクロバブル)Pをマイクロ波によってプラズマ化するため、被処理ガス中の有害ガス成分を確実にプラズマ化することができる。
また、溶液貯留槽2内にスロットアンテナ4を設けて、被処理ガスの気泡Pのプラズマ化を溶液貯留槽2内で行うため、有害ガス成分が副生成物等を生成することなく、被処理ガス中の有害ガス成分を溶液中に溶存させて確実に除去することができる。
さらに、本実施形態の無害化処理装置1及び無害化処理方法によれば、被処理ガス中の有害成分を除去する溶液貯留槽2(除去、回収部)の内側に、被処理ガスの気泡Pにマイクロ波を照射して分解するスロットアンテナ4を設置するため、被処理ガス中の有害ガス成分を高効率で分解除去できるとともに、装置の小型化が可能となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明を適用した第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態の無害化処理装置1及び無害化処理方法とは異なる構成となっている。このため、図2を用いて本実施形態の無害化処理装置及び無害化処理方法について説明する。したがって、本実施形態の無害化処理装及び無害化処理方法については、第1の実施形態と同一の構成部分については同じ符号を付すると共に説明を省略する。
本実施形態の無害化処理装置21は、図2に示すように、第1実施形態のスロットアンテナ4を電磁界印加部材24に換えるとともに、第1実施形態の無害化処理装置1の構成に、除害性能監視モニタ8、溶液排出口2a及び有害成分溶存濃度監視モニタ9を加えた構成となっている。
電磁界印加部材24は、図2に示すように、外管24aと内管24bとを有する円筒状の二重管である。この電磁界印加部材(二重管)24は、例えば、石英、アルミナ、セラミックスといった誘電体材料によって構成されている。この電磁界印加部材24は、溶液貯留槽2内の溶液中で導波管5Bに隣接されて設けられている。これにより、導波管5Bから供給されたマイクロ波は、外管24aと内管24bとの間の空隙部を進行する。また、電磁界印加部材24の基端は、溶液貯留槽2に気泡導入管3cが接続された個所が内管24bの内側となるように(すなわち、気泡導入管3cの接続箇所を内管24bで覆うように)溶液貯留槽2の周壁の内側に密着した状態で接続されている。このため、バブラー3によって生成された気泡含有流体は、気泡導入管3cから内管24bの内側へと供給される。一方、電磁界印加部材24の先端は、溶液貯留槽2の周壁から中心方向に向けて、略中央付近まで延伸されて設けられている。なお、電磁界印加部材24は、第実施形態のスロットアンテナ4と同様に、基端に対して先端が、水平に対して鉛直方向上側に10〜30度の範囲で傾斜されていることが好ましい。
このように、誘電体製であって円筒の二重管構造の電磁界印加部材24は、導波管5Bから供給されたマイクロ波が外管24aと内管24bとの間の空隙部を進行するとともに、内管24bの内側にマイクロバブルが供給される構造であるため、より効果的に気泡Pをプラズマ化することができる。
除害性能監視モニタ8は、無害化処理後のガス中(気体中)に含まれる有害ガス成分の濃度を監視するために、溶液貯留槽2に設けられている。具体的には、除害性能監視モニタ8は、溶液貯留槽2内の気体層2B中の成分を連続的又は間欠的に測定、分析し、気体層2B中に残存する有害ガス成分濃度が基準値以下であるかを監視する。これによって、マイクロ波発生装置5Aの出力が十分であるか不十分化であるかをリアルタイムで判断することができる。さらには、無害化処理が不十分な気体成分の、装置外部への放出を防ぐことができる。
また、除害性能監視モニタ8は、回線TL1によってマイクロ波発生装置5Aと電気的に接続されているため、除害性能監視モニタ8から回線TL1を介して、マイクロ波発生装置5Aに出力信号を送ることができる。本実施形態の無害化処理装置21によれば、除害性能監視モニタ8の指示値に連動して、マイクロ波発生装置5Aの出力を制御することによって、被処理ガスの無害化処理を確実に行うとともに、消費電力の最適化を図ることも可能である。
溶液排出口2aは、溶液貯留槽2内の溶液を当該溶液貯留槽2の外側に排出するために、溶液貯留槽2の上部側であって、ガス排出口6よりも下方に設けられている。なお、溶液貯留槽2に溶液排出口2aを設けることにより、溶液貯留槽2の内部空間は、溶液排出口2aが設けられた高さ未満が溶液層2Aとなり、溶液排出口2aが設けられた高さ以上が気体層2Bとなる。
有害成分溶存濃度監視モニタ9は、溶液中に溶存した有害成分の濃度を監視するために、溶液貯留槽2に設けられている。具体的には、有害成分溶存濃度監視モニタ9は、溶液貯留槽2内の液体層2A中の成分を連続的又は間欠的に測定、分析する。これによって、溶液入れ替え時期を判断することが可能となる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上述した第2実施形態の無害化処理装置21において、ガス排出口6に、除害性能監視モニタ8の指示値に連動して動作するガス排出経路切替手段が設けられていてもよい。これにより、除害性能監視モニタ8によって無害化処理後の気体層2B中に残存する有害ガス成分濃度が基準値を超えたことを検出した際に、ガス排出経路を切り替えることができるため、当該気体成分の装置外部への放出を確実に防ぐことができる。
また、上述した第1及び第2実施形態の無害化処理装置1,21の下流側(二次側)に、1以上の無害化処理装置を設ける構成としてもよい。このように、2以上の無害化処理装置を直列に接続して、前段の無害化処理装置によって無害化処理されたガス(気体)を新たな被処理ガスとし、再度、後段の無害化処理装置によって無害化処理することにより、被処理ガスに含有する有害ガス成分をより確実に除害することができる。なお、前段及び後段の無害化処理装置としては、上述した第1及び第2実施形態の無害化処理装置1,21のいずれの装置を適用してもよい。
以下に、具体的な実施例を示す。
(実施例1)
図1の構成を有する無害化処理装置を用いて、三フッ化窒素(NF)を分解処理する実験を行った。バブラーとしては、市販のナフロンバブラー(松浦製作所製、気泡径:5〜100μm)を使用した。バブラーから導入された気泡含有流体は、幅50mm、高さ10mm、長さ100mmの角柱流路を通過して、直径200mmの溶液槽内に導入された。前記角柱の上面側は、スロットアンテナ構造になっており、気泡にマイクロ波を照射できる構造となっている。マイクロ波発生装置は、2.45GHzマイクロ波を発生し、最大1.5kWで出力できるマグネトロンとした。なお、溶液は純水とし、ガス導入孔から水面までの高さは20cmとした。
被処理ガス流量10sccm、電源出力500Wの条件で放電させた際のプラズマ状態は良好であり、三フッ化窒素の分解効率は87%であった。また、流量を50sccmまで増やしても80%以上の分解効率が得られた。
ここで、分解効率は、下記式によって算出した。
(分解効率)=100−[(溶液を通過した被分解成分の流量)÷(気泡形成部を通過した被分解成分の流量)]×100
(実施例2)
図1の構成を有する無害化処理装置を用いて、窒素中に六フッ化エタン(C)を10%含むガスを被処理ガスとし、六フッ化エタンを分解処理する実験を行った。なお、バブラー、流体導入部、溶液槽及びマイクロ波発生装置の条件は、実施例1と同じとした。
被処理ガス流量100sccm、電源出力1000Wの条件で放電させた際のプラズマ状態は良好であり、六フッ化エタンの分解効率は81%であった。
1,21・・・無害化処理装置
2・・・溶液貯留槽
2a・・・溶液排出口
2A・・・溶液層
2B・・・気体層
3・・・バブラー(気泡形成部)
4・・・スロットアンテナ(電磁界印加部)
4A・・・下面(接触面、マイクロ波照射面)
5・・・マイクロ波供給手段
5A・・・マイクロ波発生装置
5B・・・導波管
5C・・・導波路
6・・・ガス排出口
7・・・流路制御板
8・・・除害性能監視モニタ
9・・・有害成分溶存濃度監視モニタ
24・・・電磁界印加部材(二重管)

Claims (5)

  1. 有害ガス成分を含有する被処理ガス中から前記有害ガス成分を除去して無害化する装置であって、
    内部空間内に、被処理ガス中の有害ガス成分を溶存させる溶液を貯留する溶液貯留槽と、
    前記被処理ガスを当該被処理ガスの気泡と前記溶液とが混合された状態で前記溶液貯留槽内の溶液中に導入する気泡形成部と、
    前記溶液貯留槽内の前記溶液中に設けられ、前記気泡をプラズマ化させる電磁界印加部と、
    前記電磁界印加部にマイクロ波を供給するマイクロ波供給手段と、
    前記溶液貯留槽の上部側に設けられ、前記有害成分が除去された気体成分を当該溶液貯留槽の外側に排出するガス排出口と、を備え、
    前記電磁界印加部は、誘電体材料からなる円筒状の二重管であり、前記二重管の外管と内管との間の空間に前記マイクロ波供給手段からマイクロ波が供給されるとともに、前記内管の内側に前記気泡が導入される、無害化処理装置。
  2. 前記気泡の直径が、10〜200μmの範囲である、請求項1に記載の無害化処理装置。
  3. 前記マイクロ波供給手段が、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置と、前記電磁界印加部に隣接して設けられ、当該電磁界印加部を介して前記気泡にマイクロ波を照射する導波管と、前記マイクロ波発生装置で生成したマイクロ波を前記導波管に供給する導波路と、を有する、請求項1又は2に記載の無害化処理装置。
  4. 前記電磁界印加部は、基端に対して先端が、水平に対して鉛直方向上側に10〜30度の範囲で傾斜されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の無害化処理装置。
  5. 前記溶液貯留槽の上部側であって、前記ガス排出口よりも下方に、溶液排出口を備える、請求項1乃至のいずれか一項に記載の無害化処理装置。
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