JP6084533B2 - テストチャート形成方法、装置及びプログラム、並びに画像補正方法 - Google Patents

テストチャート形成方法、装置及びプログラム、並びに画像補正方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば、記録ヘッドを有するシングルパス方式の画像形成装置を用いて画像を形成する際に、前記記録ヘッドの延在方向の垂直方向に沿って発生する、画像領域内の筋むらを補正するためのテストチャートを形成するテストチャート形成方法、装置及びプログラム、並びにテストチャート及び画像補正方法に関する。
近時、インクジェット記録方式の画像形成装置による高速・高画質を両立したカラー大判印刷が実現されている。この記録方式のうち、例えば、記録ヘッド(以下、ラインヘッドという)を使用するシングルパス方式が特に注目されている。なぜならば、上記の所定方向に交差する搬送方向に沿って、記録媒体又はラインヘッドを1回だけ移動させることで画像を形成可能だからである。これによって、印刷、サイン・ディスプレイを含む種々の用途において、要求される各種仕様(高速化・低電力化・高画質化)をすべて両立し得る。
ところで、シングルパス方式において、ラインヘッドが備える各ノズルの吐出状態がばらつくことで、搬送方向に延在する濃度むら(以下、筋むら)が画像上に発生する傾向がある。そこで、記録媒体上にテストチャートを形成し、テストチャートが備えるカラーパッチの微視的な色分布を解析することで、画像上の筋むらの発生を低減する画像補正技術が種々提案されている。
特許文献1では、2つ以上のカラーパッチの配置順番がそれぞれ異なるテストチャートを形成する方法が提案されている。これにより、カラーパッチのレイアウトに起因する測定誤差等の影響を排除できる。
特開2012−066457号公報(要約、図1等)
ところで、特許文献1に示される補正方法によれば、いずれか1つのカラーパッチの色に近い色ほど筋むらの低減効果が高い一方、離れた色ほど補正の効果が得られ難いという傾向がある。すなわち、形成対象である画像の配色によって、補正後であっても筋むらがなお視認される画像部位が存在し得る。このように、画像の配色と筋むらの補正効果という関係において改良の余地が十分にあった。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、画像の配色に拘らず、シングルパス方式に特有な筋むらの補正効果を最大限に発揮可能なテストチャート形成方法、装置及びプログラム、並びにテストチャート及び画像補正方法を提供することを目的とする。
本発明に係るテストチャート形成方法は、記録ヘッドを有するシングルパス方式の画像形成装置を用いて画像を形成する際に、上記記録ヘッドの延在方向の垂直方向に沿って発生する、画像領域内の筋むらを補正するためのテストチャートを形成する方法であって、上記画像の本出力に先立ち、上記画像に対応する画像データを取得する取得ステップと、取得された上記画像データに対して評価処理を実行することで、上記筋むらに対する頑健性及び/又は上記筋むらの強度の定量評価を行う評価ステップと、上記定量評価の結果に基づいて、上記頑健性が低い特定部位及び/又は上記強度が大きい特定部位を、上記画像領域の中から少なくとも1つ抽出する抽出ステップと、抽出された各上記特定部位の色及び位置に基づいて、上記テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定する決定ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
このように、筋むらに対する頑健性が低い特定部位及び/又は筋むらの強度が大きい特定部位の色及び位置に基づいて、テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定するようにしたので、画像領域内の特定部位における筋むらの低減効果が最大になるテストチャートを形成可能である。これにより、画像の配色に拘らず、シングルパス方式に特有な筋むらの補正効果を最大限に発揮できる。
また、上記抽出ステップでは、上記延在方向及び上記垂直方向に沿って格子状に上記画像領域を分割し、画定されるサブ領域を単位とする上記特定部位を抽出することが好ましい。
また、上記決定ステップでは、上記延在方向及び/又は上記垂直方向に沿って上記サブ領域をグループ化し、グループ毎に各上記テスト画像の配色及び配置を決定することが好ましい。
また、上記決定ステップでは、抽出された各上記特定部位の色及び位置に基づいて、補正対象である色範囲及び上記延在方向の位置範囲の組である範囲セットを1組以上定め、各組の上記範囲セットに収まるように、上記テスト画像としての1つ以上のカラーパッチの配色及び配置を決定することが好ましい。
また、上記抽出ステップにて、1つのグループに属する2以上の上記サブ領域を各上記特定部位として抽出する場合、上記決定ステップでは、各上記特定部位における代表色を含む上記色範囲を定め、各上記カラーパッチの配色及び配置を決定することが好ましい。
また、上記決定ステップでは、抽出された各特定部位を上記画像領域から切り出し、上記テスト画像としての1つ以上の上記特定部位の配置を決定することが好ましい。
また、上記取得ステップでは、上記本出力に供される画像信号を上記画像データとして取得し、上記評価ステップでは、上記画像信号が表す上記画像上の色分布及びテクスチャ分布、並びに上記記録ヘッドの記録状態に関するヘッド情報のうち少なくとも1つに基づいて上記頑健性を評価することが好ましい。
また、上記取得ステップでは、上記本出力に供される画像信号を上記画像データとして取得し、上記評価ステップでは、上記記録ヘッドの記録状態に関するヘッド情報を用いて、取得された上記画像信号を、上記筋むらが疑似的に付与された上記画像を表す疑似画像信号を作成し、該疑似画像信号に対して上記評価処理を実行することで上記頑健性及び/又は上記強度を評価することが好ましい。
また、上記評価ステップでは、少なくとも上記ヘッド情報に基づいて上記画像領域の中から前記定量評価の対象領域を決定し、該対象領域のみを評価することが好ましい。
また、上記取得ステップでは、上記本出力に供される画像信号を用いて試し出力し、形成される出力サンプルをスキャナ装置で読み取ったスキャンデータを、上記画像データとして取得し、上記評価ステップでは、上記スキャンデータに対して上記評価処理を実行することで上記強度を評価することが好ましい。
また、上記頑健性及び/又は上記強度の許容範囲を設定する設定ステップを更に備え、上記抽出ステップでは、設定された上記許容範囲を超えた上記特定部位を抽出することが好ましい。
また、上記評価ステップでは、人間の視覚応答特性に基づく上記評価処理を実行することで、上記頑健性及び/又は上記強度を評価することが好ましい。
本発明に係る画像補正方法は、上記したいずれかのテストチャート形成方法を用いて前記テストチャートを形成し、記録媒体上に出力する出力ステップと、前記記録媒体上に出力された各前記テスト画像の色分布に基づいて、前記画像を形成する際に発生する前記筋むらを補正するための筋むら補正データを作成する作成ステップとを備えることを特徴とする。
また、前記取得ステップ、前記評価ステップ及び前記抽出ステップを実行し、前記特定部位の抽出結果に応じて前記出力ステップの実行の要否を判定することが好ましい。
本発明に係るテストチャート形成装置は、記録ヘッドを有するシングルパス方式の画像形成装置を用いて画像を形成する際に、上記記録ヘッドの延在方向の垂直方向に沿って発生する、画像領域内の筋むらを補正するためのテストチャートを形成する装置であって、前記画像の本出力に先立ち、前記画像に対応する画像データを取得する画像データ取得部と、前記画像データ取得部により取得された前記画像データに対して評価処理を実行することで、前記筋むらに対する頑健性及び/又は前記筋むらの強度の定量評価を行う筋むら評価部と、前記筋むら評価部による前記定量評価の結果に基づいて、前記頑健性が低い特定部位及び/又は前記強度が大きい特定部位を、前記画像領域の中から少なくとも1つ抽出する特定部位抽出部と、前記特定部位抽出部により抽出された各前記特定部位の色及び位置に基づいて、前記テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定するカラーパッチ決定部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るテストチャート形成プログラムは、記録ヘッドを有するシングルパス方式の画像形成装置を用いて画像を形成する際に、上記記録ヘッドの延在方向の垂直方向に沿って発生する、画像領域内の筋むらを補正するためのテストチャートを形成するためのプログラムであって、前記画像の本出力に先立ち、前記画像に対応する画像データを取得する取得ステップと、取得された前記画像データに対して評価処理を実行することで、前記筋むらに対する頑健性及び/又は前記筋むらの強度の定量評価を行う評価ステップと、前記定量評価の結果に基づいて、前記頑健性が低い特定部位及び/又は前記強度が大きい特定部位を、前記画像領域の中から少なくとも1つ抽出する抽出ステップと、抽出された各前記特定部位の色及び位置に基づいて、前記テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定する決定ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るテストチャート形成方法、装置及びプログラム、並びにテストチャート及び画像補正方法によれば、筋むらに対する頑健性が低い特定部位及び/又は筋むらの強度が大きい特定部位の色及び位置に基づいて、テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定するようにしたので、画像領域内の特定部位における筋むらの低減効果が最大になるテストチャートを形成可能である。これにより、画像の配色に拘らず、シングルパス方式に特有な筋むらの補正効果を最大限に発揮できる。
筋むら補正を実現するための主要な構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す記録ヘッドの構造例を表す平面透視図である。 図2のIII−III線に沿った概略断面図である。 第1実施形態においてテストチャートを形成するための主要な構成を示す概略ブロック図である。 図4−1に示す概略ブロック図の変形図である。 図4−1及び図4−2に示すチャート出力用データ作成部の動作説明に供されるフローチャートである。 図4−1及び図4−2に示す印刷物の概略正面図である。 図2に示す記録ヘッドと、図6に示す画像領域との間の位置関係を示す概略説明図である。 図4−1及び図4−2に示す筋むら評価部の機能ブロック図である。 図8−1に示す概略ブロック図の変形図である。 特定部位の抽出方法に関する概略説明図である。 カラーパッチの基準色の決定方法に関する概略説明図である。 カラーパッチの配色の決定方法に関する概略説明図である。 図1に示すテストチャートの概略正面図である。 図13A及び図13Bは、筋むらの補正範囲に関する概略説明図である。 別の形態である印刷物の概略正面図である。 画像形成装置の構成を表す断面側面図である。 第1実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を表す電気的なブロック図である。 図16−1に示すブロック図の変形図である。 図17A及び図17Bは、図2に示す記録ヘッドの別の構成例を表す平面透視図である。 第2実施形態においてテストチャートを作成するための主要な構成を示す概略ブロック図である。 図18に示すチャート出力用データ作成部の動作説明に供されるフローチャートである。 図20Aは、通常テーブル及び特注テーブルの各値を示すグラフである。図20Bは、合成テーブルの各値を示すグラフである。 第2実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を表す電気的なブロック図である。 図15及び図21に示す画像形成装置が組み込まれた画像形成システムの概略構成図である。 図22−1に示す概略構成図の変形図である。
以下、本発明に係るテストチャート作成方法及び画像補正方法について、これらを実施する装置、プログラム、テストチャート及び画像形成装置との関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書において、画像を形成することを「印刷」又は「印字」という場合がある。
[各実施形態に共通する概略ブロック図(筋むら補正)]
図1は、筋むら補正を実現するための主要な構成を示す概略ブロック図である。ここで、「筋むら補正」とは、形成された画像上に発生する筋状の濃度むら(以下、筋むら)を補正する画像処理を意味する。
補正データ作成部10は、用紙12(記録媒体)上に液滴14を吐出させることで画像を形成する際、筋むらを補正するためのデータ(以下、筋むら補正データ32)を作成する。また、補正データ作成部10は、スキャナ装置16及びデータ記憶部18との間で各種データを授受可能である。
補正データ作成部10は、少なくとも1つのカラーパッチ20(テスト画像)からなるテストチャート22を読み取った電子データ(以下、スキャンデータ)を取得するスキャンデータ取得部24と、各カラーパッチ20の微視的な色分布を評価するカラーパッチ評価部26と、各ノズル42(図2参照)における液滴14の吐出条件を補正するための補正値をそれぞれ算出する補正値算出部28とを備える。
スキャナ装置16は、画像形成物(テストチャート22、印刷物30を含む)上の画像を光学的に読み取ることでスキャンデータを生成する。スキャナ装置16は、反射原稿の読み取りに供されるフラットベッドスキャナ、透過原稿の読み取りに供されるフイルムスキャナであってもよい。
また、スキャナ装置16は、テストチャート22を形成する画像形成装置200(図15)に一体的に設けられてもよく、例えば、ラインセンサ、イメージセンサ等で構成される。この場合、スキャナ装置16は、テストチャート22との間の相対移動下に、各カラーパッチ20を光学的に読み取る。
データ記憶部18は、本補正方法の実行に必要な各種データを記憶する。本図例では、チャート出力用データ31、筋むら補正データ32、及び階調変換テーブル33がそれぞれ格納されている。
画像処理部34は、入力された画像信号(以下、入力画像信号36)に基づいて、画像の形成に供される制御信号(例えば、インク色別のドット配置データ)を生成する。画像処理部34は、画像の解像度を変換する処理、色版の属性を変換する処理、連続調画像信号からドットのオン・オフを表すハーフトーン信号に変換する処理、オン画素に対してドットサイズを割り付ける処理等を含む各種画像処理を実行する。
ヘッドドライバ38は、生成された制御信号に基づいて、少なくとも1つの記録ヘッド40を駆動制御し、液滴14を適切なタイミングで吐出させる駆動回路である。ここでは、矢印X方向に延在するラインヘッドである各記録ヘッド40を固定した状態下で、矢印X方向に直交する矢印Y方向に沿って、用紙12を1回だけ搬送させるシングルパス方式を図示している。以下、矢印X方向を「延在方向」、矢印Y方向を「搬送方向」と称する場合がある。
[記録ヘッド40の構成]
図2は、図1に示す記録ヘッド40の構造例を表す平面透視図である。図3は、図2のIII−III線に沿った概略断面図である。
図2に示すように、記録ヘッド40は、千鳥でマトリクス状に配列された複数のインク室ユニット41(記録素子)を備える。各インク室ユニット41は、ノズル42と、圧力室43と、供給口44とをそれぞれ備える。平面形状が概略正方形である圧力室43には、その対角線上の両隅部の一方にノズル42側への流出口が設けられ、他方に共通流路45からの流入口(供給口44)が設けられている。
図3に示すように、各圧力室43は、供給口44を介して共通流路45とそれぞれ連通する。そして、共通流路45は、インク(色材)の供給源である図示しないインクタンクと連通する。これにより、上記のインクタンクから供給されるインクは、共通流路45を介して各圧力室43に分配・供給される。
圧力室43の一面(図3例では、天面に相当する。)は加圧板46で構成されており、該加圧板46は共通電極を兼ねている。加圧板46の上部には、圧力を付与して該加圧板46を変形させるアクチュエータとしての圧電素子47が接合されている。そして、圧電素子47の上面には、個別電極48が形成されている。
2つの電極、すなわち、共通電極としての加圧板46と個別電極48との間に駆動電圧を印加すると、前記2つの電極に挟設された圧電素子47は、変形させられる。この物理的変形により、圧力室43の容積が変化することで、インクがノズル42から外部に押し出され、液滴14(図1参照)として吐出される。そして、液滴14が吐出された後は、圧電素子47の変位が元に戻る際に、共通流路45から供給口44を通って圧力室43にインクが再び充填される。
図2に戻って、ノズル42の配置の特徴について説明する。本図において、記録ヘッド40の長手方向及び短手方向をそれぞれ矢印X方向、矢印Y方向と定義する。このとき、用紙12の搬送方向(図1参照)は、矢印X方向に直交すると共に、矢印Y方向に平行する。
第L1列における各ノズル42は、矢印X方向に沿って所定間隔(4単位長に相当する。)おきに等間隔に配置されている。第L2列〜第L4列における各ノズル42についても、第L1列と同様に配置されている。以下、矢印X方向を、ノズル42(インク室ユニット41)の「配列方向」という場合がある。
第L2列の各ノズル42は、第L1列の各ノズル42の位置を基準として、矢印Xの左方向に1単位長だけシフトした位置に配置されている。第L3列の各ノズル42は、第L2列の各ノズル42の位置を基準として、矢印Xの左方向に1単位長だけシフトした位置に配置されている。第L4列の各ノズル42は、第L3列の各ノズル42の位置を基準として、矢印Xの左方向に1単位長だけシフトした位置に配置されている。これにより、記録ヘッド40の長手方向に沿って並ぶように投影される実質的なノズル42の間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。
[第1実施形態]
続いて、第1実施形態に係るテストチャート作成方法及び画像補正方法について、図4−1〜図16−2を参照しながら説明する。
<概略ブロック図(テストチャート22の形成)>
図4−1は、第1実施形態においてテストチャート22を形成するための主要な構成を示す概略ブロック図である。
チャート出力用データ作成部50は、印刷物30の形成に供される入力画像信号36に基づいて、図1のテストチャート22を形成するためのチャート出力用データ31を作成する。チャート出力用データ作成部50は、画像データ取得部52、筋むら評価部54、特定部位抽出部56及びカラーパッチ決定部58を備える。
また、チャート出力用データ作成部50は、データ記憶部18との間で各種データを授受可能である。データ記憶部18には、チャート出力用データ31(図1)のみならず、筋むら補正データ32(通常テーブル60及び特注テーブル62)が併せて格納されている。通常テーブル60及び特注テーブル62は、例えば、ノズル42毎の吐出制御量を補正するための補正値からなるテーブルデータである。
図4−2に示すように、図4−1の構成に加えて、許容範囲設定部64が更に設けられている。許容範囲設定部64は、筋むらの許容範囲に関する設定データをチャート出力用データ作成部50(より詳細には、特定部位抽出部56)に供給する。
<チャート出力用データ作成部50の動作>
続いて、主にチャート出力用データ作成部50(図4−1及び図4−2)の動作について、図5のフローチャート及び他の図面を適宜参照しながら詳細に説明する。
ステップS1において、ホスト装置290(図16−1等)は、印刷ジョブを受け付けると共に、印刷物30の形成に供される各種情報を画像形成装置200(同図)側に供給する。これにより、チャート出力用データ作成部50(画像データ取得部52)は、画像72に対応する入力画像信号36を取得する。
図6は、図1に示す印刷物30の概略正面図である。用紙12上の画像領域70には、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4つの色版からなる画像72が形成されている。本図例では、画像72は、女性の上半身が略中央に描かれた自然画であり、図示の便宜上、モノクロ画像で表記している。
なお、画像データ取得部52は、入力画像信号36の画素値を、画像を反射又は透過する光量に対して相関性が高い(好ましくは線形的な)量に変換してもよい。その一例として、RGB値、三刺激値(XYZ)、反射原稿の場合は光反射率、透過原稿の場合は光透過率等を用いてもよい。
ステップS2において、筋むら評価部54は、ステップS1で取得された入力画像信号36に対して評価処理を実行することで、筋むらに対する頑健性及び/又は筋むらの強度を定量評価する。以下、評価方法の具体例について図7〜図9を参照しながら説明する。
図7は、図2に示す記録ヘッド40と、図6に示す画像領域70との間の位置関係を示す概略説明図である。画像領域70の矢印X方向に沿った辺の長さは、記録ヘッド40の長さに略一致する。ここで、ノズル列49は、矢印Y方向に沿って配置される4つのノズル42を単位とするグループに相当する。
図8−1は、図4−1及び図4−2に示す筋むら評価部54の機能ブロック図である。筋むら評価部54は、領域分割部82、色分布解析部84、テクスチャ解析部86、擬似むら評価部88(付与部90、評価部92を含む)、及び総合評価部94を備える。
領域分割部82は、画像データ取得部52から画像データを取得し、該画像データが表す画像領域70を複数のサブ領域74に分割する。その後、領域分割部82は、各サブ領域74に対応する部分画像を、色分布解析部84、テクスチャ解析部86及び擬似むら評価部88に順次供給する。これと併せて、各サブ領域74の二次元位置及びノズル42の配列方向位置の対応関係を、サブ領域74の位置情報として保持しておく。
図7例では、矢印X方向及び矢印Y方向に沿って画像領域70を格子状に分割することで、複数のサブ領域74が定義されている。本図例では、矩形状の画像領域70は、行数が8つ、列数が10つに均等分割されている。すなわち、画像領域70内において、同一の形状を有する、80個のサブ領域74がそれぞれ画定される。
なお、図8−2に示すように、領域分割部82は、少なくともヘッド情報に基づいて画像領域70の中から定量評価の対象領域(例えば、サブ領域74)を決定し、該対象領域のみを供給してもよい。ここで、「ヘッド情報」とは、記録ヘッド40の記録状態に関する情報を意味する。特に、筋むらが発生する確度が高い部位を含むような対象領域を決定することで、評価処理に要する演算時間を大幅に短縮できる。
色分布解析部84は、部分画像の色分布を解析することで、筋むらに対する頑健性を定量化する。色分布解析部84は、例えば、入力を色値とし、出力を頑健性とする任意の入出力変換処理(例えば、LUT、関数、学習モデル)を作用することで、画素毎の定量結果を得てもよい。筋むらの検出方法として、例えば、線分検出処理の他、特開2005−165387号公報、特開2008−080625号公報、特開2006−165387号公報等に記載された公知の手法を種々適用してもよい。また、筋むら強度に関する評価指標として、例えば、VDP(Visible Differences Predictor)の他、特開2007−172512号公報、特開2007−034648号公報等に記載された公知の手法を種々適用してもよい。
例えば、ドット記録率が相対的に少ない淡色ほど頑健性が高くなり、相対的に高い濃色ほど頑健性が低くなる特徴を考慮してもよい。これと併せて又はこれとは別に、彩度が低いほど頑健性が高くなり、彩度が高いほど頑健性が低くなる特徴を考慮してもよい。これと併せて又はこれとは別に、明度が高いほど頑健性が高くなり、明度が低いほど頑健性が低くなる特徴を考慮してもよい。また、肌色、空の青色、植物の緑色、花の各色を含む、いわゆる記憶色に相当する色に近いほど頑健性が低くなる特徴を考慮してもよい。
テクスチャ解析部86は、部分画像のテクスチャ分布を解析することで、筋むらに対する頑健性を定量化する。テクスチャ解析部86は、例えば、入力を部分画像とし、出力を頑健性とする任意の入出力変換処理(例えば、LUT、関数、学習モデル)を作用することで、画素毎の定量結果を得てもよい。例えば、テクスチャが複雑であるほど頑健性が高くなり、平坦であるほど頑健性が低くなる傾向を考慮することができる。
疑似むら評価部88は、筋むらが疑似的に付与された画像を評価することで、筋むらの強度及び/又は筋むらへの頑健性を定量化する。具体的には、疑似むら評価部88は、筋むらが疑似的に付与された画像を表す画像信号(以下、疑似画像信号)を作成する付与部90と、疑似画像信号に対して特定の評価処理(公知の検出手法及び定量化手法を含む)を適用することで、強度及び/又は頑健性を定量評価する評価部92とを有する。
付与部90は、上記したヘッド情報及びサブ領域74の位置情報に基づいて、部分画像(入力画像信号36)から疑似画像信号を作成する。筋むらを付与する位置・強度は、例えば、直近のノズル42からの矢印Y方向の位置、ノズル42の位置関係・加工精度(着弾位置のずれ量)、ドット記録率を含む種々の因子を考慮して決定できる。
評価部92は、付与部90により作成された疑似画像信号に対して種々の画像検出手法を用いて筋状の画像部位を検出し、種々の定量化手法を用いてこの画像部位の強度を定量化する。なお、1つのサブ領域74にて複数の画像部位を検出した場合は、平均化を含む統計的手法を用いてその典型値を求めてもよい。
なお、擬似むら評価部88は、典型的な筋むらが付与された1つの画像を作成・評価することで、筋むらの強度に関する評価値を算出してもよい。これと併せて又はこれとは別に、擬似むら評価部88は、ランダムな筋むらが付与された複数の画像をそれぞれ作成・評価しこれらの統計値を求めることで、頑健性に関する評価値を算出してもよい。
ところで、筋むらに関する各種評価の際、定量結果と視認性との相関性を高めるため、テクスチャ解析部86又は擬似むら評価部88は、人間の標準視覚応答特性(いわゆるVTF;Visual Transfer Function)を考慮した解析・評価を行ってもよい。VTFとして、ドゥーリー・ショー(Dooley-Shaw)関数の他、その他の関数、数理モデルや実験データ等から導出された種々の視覚特性を適用してもよい。また、画像72の観察態様又は評価基準等に応じて、演算に供されるVTFの種類を変更してもよい。
総合評価部94は、色分布解析部84、テクスチャ解析部86、及び擬似むら評価部88から供給された少なくとも1つの個別評価値に基づいて、サブ領域74毎に筋むらの評価値を算出する。その後、総合評価部94は、サブ領域74毎に算出した評価値を、それらの位置情報と対応付けて特定部位抽出部56側に供給する。
ステップS3において、特定部位抽出部56は、ステップS2での定量評価の結果に基づいて、画像領域70の中から、筋むらに対する頑健性が低い部位及び/又は筋むらの強度が大きい部位(以下、総称して「特定部位76」)を抽出する。ここで、特定部位抽出部56は、画定されるサブ領域74を単位とする特定部位76を抽出する。
この抽出処理に先立ち、許容範囲設定部64(図4−2参照)は、例えば、ユーザ・インターフェースを介した入力操作に応じて、頑健性の許容範囲(頑健性の下限値)及び/又は強度の許容範囲(強度の上限値)を設定し、この許容範囲の各値を設定データとして特定部位抽出部56側に供給する。その後、特定部位抽出部56は、算出された各サブ領域74の評価値が許容範囲内にあるか否かを判定する。その結果、特定部位抽出部56は、設定された許容範囲を超えたサブ領域74を、特定部位76としてすべて抽出する。図9に示す例では、80個のサブ領域74のうち、ハッチングを付した24個のサブ領域74が抽出されている。
この抽出処理は、絶対的な評価に限られず、相対的な評価に基づくものであってもよい。例えば、相対評価を採用する場合、特定部位抽出部56は、評価値が大きい順/小さい順に、予め決定された割合(例えば、上位30%)のサブ領域74を特定部位76として抽出する。このとき、許容範囲設定部64(図4−2参照)は、サブ領域74が抽出される割合を許容範囲として設定してもよい。
ステップS4において、チャート出力用データ作成部50は、ステップS3で特定部位76が抽出されたか否かを判別する。少なくとも1つの特定部位76が抽出された場合(ステップS4:YES)に、次のステップ(S5)に進む。
ステップS5において、カラーパッチ決定部58は、ステップS3で抽出された各特定部位76の色及び位置に基づいて、テストチャート22上の1つ以上のカラーパッチ20の配色及び配置を決定する。この決定に先立ち、カラーパッチ決定部58は、各特定部位76の色及び位置に基づいて、補正対象である色範囲104、105(図11)及び矢印X方向の位置範囲80(以下、範囲セットという)を1組以上定める。
カラーパッチ決定部58は、例えば、画像領域70の矢印X方向の全範囲を複数に区分することで位置範囲80を定める。図9例では、位置範囲80は、サブ領域74の2つ分の幅に相当すると共に、ノズル列49(図2)の8つ分の幅に相当する。
カラーパッチ決定部58は、例えば、サブ領域グループ78に属する各特定部位76の色から、統計的手法を用いて色範囲104、105を定める。ここで、サブ領域グループ78は、位置範囲80に対応付けられたサブ領域74の一群(図9例では16個のサブ領域74)である。なお、各サブ領域74(各特定部位76)は、矢印X方向及び矢印Y方向のいずれか一方向に沿ってグループ化されてもよい。
図10に示すように、各特定部位76の色が、任意の色空間(例えば、CMY色空間)上にプロットされている。本図例では、各特定部位76の色が、2つの色群100、101にそれぞれ分類される。カラーパッチ決定部58は、色群100に属する1つの色を、色群100における代表色102として算出する。同様に、カラーパッチ決定部58は、色群101に属する1つの色を、色群100における代表色103として算出する。ここで、代表色102、103として、色群100、101の統計値、より詳細には、平均値、最大値、最小値、中間値のいずれかを選択してもよい。
図11に示すように、代表色102を中心とする1次色である色範囲104、代表色103を中心とする2〜4次色である色範囲105がそれぞれ定められる。すなわち、カラーパッチ決定部58は、代表色102を含む色範囲104を、代表色103を含む色範囲105をそれぞれ決定する。
そして、カラーパッチ決定部58は、各組の範囲セットに収まるように、テストチャート22上の1つ以上のカラーパッチ20の配置及び配色を決定する。なお、テストチャート22上には、ステップS1〜S5を経て決定されたカラーパッチ20と併せて、予め定めた色のカラーパッチ20を任意に配置してもよい。
ところで、テストチャート22上に形成されるテスト画像は、カラーパッチ20に限られず、ステップS3で抽出された特定部位76自体であってもよい。この場合、カラーパッチ決定部58は、画像領域70から特定部位76を切り出して、テストチャート22上での配置を決定する。
その後、チャート出力用データ作成部50は、カラーパッチ決定部58により決定されたカラーパッチ20の配色及び配置に基づいてチャート出力用データ31を作成し、データ記憶部18に供給する。
ステップS6において、ステップS5で作成されたチャート出力用データ31を用いてテストチャート22を形成・出力した上で、補正データ作成部10は、このテストチャート22に基づいて特注テーブル62を作成する。このデータの作成手法として、例えば、特開2012−066457号公報に記載された公知の演算手法を種々適用できる。
なお、図4−1及び図4−2に示すように、テストチャート22を形成する際、ヘッドドライバ38側には、通常時に使用される通常テーブル60が供給される。通常テーブル60は、例えば、実質的に補正が行われない標準値(デフォルト値)で構成されている。或いは、筋むらを補正することなくテストチャート22を形成する際、筋むら補正データ32をヘッドドライバ38側に供給しない構成を採用してもよい。
図12は、テストチャート22の概略正面図である。本図例において、用紙12上には、行数が5つであり、列数が5つである合計25個のカラーパッチ20が形成されている。パッチ列110(5つのカラーパッチ20)の横方向の長さは、図9の位置範囲80に対応する。
以下、パッチ列110を構成する各カラーパッチ20の配色の特徴について、図13A及び図13Bを参照しながら説明する。いずれの図面についても、グラフの横軸は階調レベル(単位:%)であり、グラフの縦軸は補正量(任意の単位)である。この補正量は、例えば、標準値を0とする、ドットゲイン(又は、ドット密度)に比例する変数であり、液滴14の吐出量、吐出速度(又は、網%)に対応付けられている。また、白抜けの円形プロットは「補正前」を模式的に表すと共に、塗り潰しの円形プロットは「補正後」を模式的に表す。
各図中に破線で示すように、実際の補正量特性112は、階調レベルが30〜70%の範囲にて非0であり、残余の範囲(階調レベルが0〜30%、70〜100%)にて0であることを想定する。
図13Aの例では、階調レベルが20%、40%、60%、80%、100%に相当する色のカラーパッチ20を用いている。この場合、筋むらの補正範囲は、階調レベル0〜100%の全範囲を網羅する。例えば、「補正後」の各プロットを1次補間することで、実線で示す補正量特性114が求められる。この補正量特性114は、特定のノズル42における筋むら補正データ32に相当する。
ところが、本図から理解されるように、階調レベルが30%、50%、70%の付近にて、補正量特性112、114の間で乖離が発生するので、筋むらの補正効果が十分に得られない場合がある。
一方、図13Bの例では、階調レベルが30%、40%、50%、60%、70%に相当する色のカラーパッチ20を用いている。この場合、筋むらの補正範囲は、階調レベル0〜100%の全範囲のうち、30〜70%の範囲を部分的に網羅する。図13Aの場合と同様に、「補正後」の各プロットを1次補間することで、実線で示す補正量特性116が求められる。この補正量特性116は、特定のノズル42における特注テーブル62に相当する。
本図から理解されるように、補正量特性116は、補正量特性112を高精度に近似している。この結果、階調レベル30〜70%を含む全範囲(0〜100%)にて、筋むらの補正効果が十分に得られる。
このように、画像領域70内の筋むら特性に応じてその補正範囲を適切に設定することで、カラーパッチ20の個数を変更(特に、増加)することなく、画像領域70内に発生する筋むらを高精度に補正できる。
ステップS7において、ステップS6で作成された特注テーブル62は、入力画像信号36に対応付けて設定される。一方、ステップS4において、特定部位76が1つも抽出されなかった場合(ステップS4:NO)、特注テーブル62に代わって通常テーブル60が設定される(ステップS8)。
ステップS9において、ステップS1で受け付けた印刷ジョブを実行し、画像72の本出力を行うことで、所望の数量の印刷物30(図1及び図6参照)を得る。本出力における画像処理の際に、階調変換テーブル33(図1)の他、通常テーブル60及び特注テーブル62のいずれか一方を併せて用いることで、筋むら補正を行うことができる。
図14は、別の形態である印刷物120の概略正面図である。用紙12上には、印刷物30(図6)と同一の画像72の他、カラーパッチ20の一群(以下、パッチ群122という)が設けられている。パッチ群122は、各カラーパッチ20(図12参照)における横方向の長さを変更することなく、縦方向のみを縮小した形状を有する。また、パッチ群122の配色は、テストチャート22(図12)の配色と一致する。
運用の一形態として、印刷物30を逐次形成する最中に、印刷物30に代替して印刷物120を任意のタイミング(例えば、所定枚数おき)で形成する。作業者は、印刷物120上の画像72及びパッチ群122を目視することで、筋むらを含む画質の適否を総合的に判断する。作業者は、筋むらが不適格であると判断した場合に、上記した方法を用いて筋むら補正を再度実行してもよい。
或いは、画像形成装置200にスキャナ装置16が組み込まれている場合、画像72を形成しながら印刷物120上のパッチ群122を測色・評価することで、筋むらの良し悪しを自動的に判定する構成を採ってもよい。
ステップS10において、ホスト装置290(図16−1等)は、現在登録されているすべての印刷ジョブを実行したか否かを判定する。まだ完了していないと判定された場合、ステップS1に戻って、以下ステップS1〜S9を順次繰り返す。一方、完了したと判定された場合、チャート出力用データ作成部50を含む画像形成装置150は、筋むら補正に関する一連の動作を終了する。
<画像形成装置200の構成>
続いて、第1実施形態に係る画像補正方法の適用対象としての画像形成装置200について説明する。図15は、画像形成装置200の構成を表す断面側面図である。
画像形成装置200には、用紙12(本図例では、枚葉紙)の搬送方向上流側に、用紙12を給紙搬送する給紙搬送部214が設けられている。この給紙搬送部214の下流側には、用紙12の搬送方向に沿って、用紙12の記録面(以下、画像形成面という。)に処理液を塗布する処理液塗布部216と、前記画像形成面にインクの液滴14(図1参照)を付着することで画像を形成する画像形成部218と、用紙12上に形成された処理液層のインクを乾燥させるインク乾燥部220と、処理液層の画像を用紙12に定着させる画像定着部222と、画像が定着した用紙12を排出する排出部224とが設けられている。
給紙搬送部214は、用紙12を積載可能に設けられた積載部226と、該積載部226に積載された用紙12を一枚ずつ給紙する給紙部228と、該給紙部228により給紙された用紙12を処理液塗布部216に搬送する搬送部230とを備える。
処理液塗布部216は、回転可能に設けられた処理液塗布ドラム232と、用紙12の画像形成面に処理液を塗布する処理液塗布装置234と、前記処理液を乾燥する処理液乾燥装置236とを備える。これにより、用紙12の画像形成面上に薄膜の処理液層が塗布される。
処理液塗布部216と画像形成部218との間には、回転可能に設けられた第1中間搬送ドラム238が配置されている。第1中間搬送ドラム238の表面に用紙12を保持した状態で該第1中間搬送ドラム238を回転させることにより、処理液塗布部216側から供給された用紙12は、画像形成部218側へ搬送される。
画像形成部218は、回転可能に設けられた画像形成ドラム240(搬送部)と、該画像形成ドラム240により搬送される用紙12に液滴14を吐出するヘッドユニット242とを備えている。ヘッドユニット242は、少なくとも基本色であるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の記録ヘッド40(図1参照)を備えている。そして、各記録ヘッド40は、画像形成ドラム240の周方向に沿って配列されている。これにより、用紙12の画像形成面上に塗布された処理液層上に、各色の画像を順次形成させる。なお、この処理液には、インクの溶媒中に分散した色材(顔料)及びラテックス粒子を凝集させる効果を持たせているので、用紙12上での色材流れ等を防止可能である。
画像形成部218とインク乾燥部220との間には、回転可能に設けられた第2中間搬送ドラム246が配置されている。第2中間搬送ドラム246の表面に用紙12を保持した状態で該第2中間搬送ドラム246を回転させることにより、画像形成部218側から供給された用紙12は、インク乾燥部220側へ搬送される。
インク乾燥部220は、回転可能に設けられたインク乾燥ドラム248と、用紙12の処理液層を乾燥する複数の熱風ノズル250と、複数の赤外線ヒータ(ヒータ252)とを備える。これにより、用紙12の処理液層に滞留するインクの溶媒を乾燥させる。
インク乾燥部220と画像定着部222との間には、回転可能に設けられた第3中間搬送ドラム254が配置されている。第3中間搬送ドラム254の表面に用紙12を保持した状態で該第3中間搬送ドラム254を回転させることにより、インク乾燥部220側から供給された用紙12は、画像定着部222側へ搬送される。
画像定着部222には、回転可能に設けられた画像定着ドラム256と、画像定着ドラム256の表面に近接して配置された加熱ローラ258と、該画像定着ドラム256の表面に圧接した状態で配置された定着ローラ260とを備える。これにより、処理液層で凝集するラテックス粒子が加熱・加圧されて溶融し、用紙12上に画像として固定・定着される。
上記した各工程を経て、画像形成面の画像が定着した用紙12は、画像定着ドラム256の回転により、画像定着部222の下流側に設けられた排出部224側へ搬送される。
<画像形成装置200の制御系の説明>
図16−1は、第1実施形態に係る画像形成装置200のシステム構成を表すブロック図である。画像形成装置200は、スキャナ装置16、データ記憶部18、ヘッドドライバ38(いずれも図1参照)の他、ヘッドユニット242、ヒータ252(いずれも図15参照)の他、通信インターフェース262と、システムコントローラ264と、画像メモリ266と、ROM268と、モータドライバ270と、モータ272と、ヒータドライバ274と、プリント制御部276と、画像バッファメモリ280と、ROM282とを備える。
通信インターフェース262は、ユーザが画像形成装置200に対して画像形成の指示等を行うため等に用いられるホスト装置290とのインターフェース部である。通信インターフェース262にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワーク等のシリアルインターフェースやセントロニクス等のパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するための図示しないバッファメモリを搭載してもよい。
ホスト装置290から送出された画像信号は、通信インターフェース262を介して画像形成装置200に取り込まれ、画像メモリ266に一旦記憶される。画像メモリ266は、通信インターフェース262を介して入力された画像信号(入力画像信号36)を記憶する記憶手段であり、システムコントローラ264を通じて情報の読み書きが行われる。画像メモリ266は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスク等の磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ264は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従って画像形成装置200の全体を制御する制御装置として機能すると共に、各種演算を行う演算装置{補正データ作成部10(図1)及びチャート出力用データ作成部50(図4−1等)を含む}として機能する。すなわち、システムコントローラ264は、通信インターフェース262、画像メモリ266、モータドライバ270、ヒータドライバ274等の各部を制御する。また、システムコントローラ264は、ホスト装置290との間の通信制御、画像メモリ266及びROM268の読み書き制御等を行う。更に、システムコントローラ264は、用紙搬送系のモータ272、ヒータ252を制御する制御信号を生成する。なお、プリント制御部276に対しては、制御信号の他に、画像メモリ266に記憶された入力画像信号36(図1)を送信する。
ROM268には、システムコントローラ264のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。画像メモリ266は、画像信号の一時記憶領域として利用されると共に、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
モータドライバ270は、システムコントローラ264からの指示に従って用紙搬送系のモータ272を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ274は、システムコントローラ264からの指示に従ってヒータ252を駆動するドライバである。
一方、プリント制御部276は、CPU及びその周辺回路等から構成され、システムコントローラ264の制御に従い、画像メモリ266内の画像信号から吐出制御用の信号を生成するための各種加工、補正等の処理を行うと共に、生成したインク吐出データ(制御信号)をヘッドドライバ38に供給してヘッドユニット242の吐出駆動を制御する。
プリント制御部276には画像バッファメモリ280が備えられており、プリント制御部276における画像信号の処理時に画像信号やパラメータ等のデータが画像バッファメモリ280に一時的に格納される。
プリント制御部276には、プリント制御部276のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されているROM282が接続されている。ROM282は、書き換え不能な記憶手段であってもよいが、各種のデータを必要に応じて更新する場合は、EEPROMのような書き換え可能な記憶手段を用いることが好ましい。
また、プリント制御部276は、画像処理部34で生成されたドット配置データに基づいてインクの吐出データ(記録ヘッド40のノズル42に対応するアクチュエータの制御信号)を生成するインク吐出データ生成機能と、駆動波形生成機能とを有している。
インク吐出データ生成機能にて生成されたインク吐出データは、ヘッドドライバ38に与えられ、ヘッドユニット242のインク吐出動作が制御される。この制御の際、データ記憶部18に記憶された筋むら補正データ32(図1)を参照することで、上記した筋むら補正が実行される。
駆動波形生成機能は、記録ヘッド40の各ノズル42に対応したアクチュエータを駆動するための駆動信号波形を生成する機能である。当該駆動波形生成機能にて生成された信号(駆動波形)は、ヘッドドライバ38に供給される。
ところで、図16−2に示すように、画像形成装置200Aは、画像形成装置200における各構成の他、情報入力部265を更に備えてもよい。情報入力部265は、手動による外部操作信号を入力する手段と、印刷条件又はその付随情報を可視表示する手段とを含む装置であり、図4−2に示す許容範囲設定部64として機能する。
<第1実施形態の効果>
以上のように、第1実施形態に係るテストチャート形成方法では、記録ヘッド40を有するシングルパス方式の画像形成装置200(A)を用いて画像72を形成する際に、記録ヘッド40の延在方向(矢印X方向)の垂直方向(矢印Y方向)に沿って発生する、画像領域70内の筋むらを補正するためのテストチャート22を形成する。
画像72の本出力に先立ち、当該本出力に供される入力画像信号36を、画像72に対応する画像データとして取得するステップ(S1)と、取得された入力画像信号36に対して評価処理を実行することで、筋むらに対する頑健性及び/又は筋むらの強度を定量評価するステップ(S2)と、定量評価の結果に基づいて、頑健性が低い特定部位76及び/又は強度が大きい特定部位76を、画像領域70の中から少なくとも1つ抽出するステップ(S3)と、抽出された各特定部位76の色及び位置に基づいて、補正対象である色範囲104、105及び延在方向(矢印X方向)の位置範囲80の組である範囲セットを1組以上定め、テストチャート22上の1つ以上のテスト画像(カラーパッチ20)の配色及び配置を決定するステップ(S5)と、を画像形成装置200(A)に実行させる。
このように、筋むらに対する頑健性が低い特定部位76及び/又は筋むらの強度が大きい特定部位76の色及び位置に基づいて、テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定するようにしたので、画像領域70内の特定部位76における筋むらの低減効果が最大になるテストチャート22を形成可能である。これにより、画像72の配色に拘らず、位置再現性が高い(シングルパス方式に特有な)筋むらの補正効果を最大限に発揮できる。
特に、入力画像信号36(又は擬似画像信号)に対して評価処理を実行し、特定部位76の抽出結果に応じて筋むら補正の要否を判定するようにしたので、試し出力を行う必要がなくなり、印刷物30の品質を保証しつつも、その生産性を向上できる。
<記録ヘッド40の別の構成>
記録ヘッド40の構成は、図2及び図3の例に限定されない。例えば、圧力室43の形状は、本例に限定されず、平面形状が四角形(菱形、長方形等)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形等、多様な形態を採り得る。
また、図2の構成に代えて、図17Aに示すように、複数のノズル42が2次元に配列された短尺のヘッドモジュール40aを千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで、長尺なラインヘッドを構成してもよい。また、図17Bに示すように、ヘッドモジュール40bを一列に並べて繋ぎ合わせる形態も採り得ることはいうまでもない。
更に、記録ヘッド40による液滴14の吐出機構として、種々の方式を採り得る。ピエゾ素子(圧電素子)等で構成されるアクチュエータの変形によって液滴14を吐出する方式(図3参照)の他、ヒータ等の発熱体を介してインクを加熱することで気泡を発生させ、その圧力で液滴14を吐出するサーマルジェット方式を適用してもよい。
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態に係るテストチャート作成方法及び画像補正方法について、図18〜図22−2を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の参照符号を付すると共にその説明を省略する。
<概略ブロック図(テストチャート22の形成)>
図18は、第2実施形態においてテストチャート22を形成するための主要な構成を示す概略ブロック図である。
チャート出力用データ作成部130は、出力サンプル132を読み取った画像データに基づいて、図1のテストチャート22を形成するためのチャート出力用データ31を作成する。チャート出力用データ作成部130は、画像データ取得部52、筋むら評価部134、特定部位抽出部56、及びカラーパッチ決定部58を備える。
また、チャート出力用データ作成部130は、スキャナ装置16及びデータ記憶部18との間で各種データを授受可能である。ここで、スキャナ装置16は、画像の本出力に先立ち、試し出力にて得た出力サンプル132を読み取る。データ記憶部18には、チャート出力用データ31(図1)のみならず、筋むら補正データ32(合成テーブル136を更に含む)が併せて格納されている。合成テーブル136は、通常テーブル60及び特注テーブル62と同様に、ノズル42毎の吐出制御量を補正するための補正値からなるテーブルデータである。
<チャート出力用データ作成部130の動作>
続いて、主にチャート出力用データ作成部130(図18)の動作について、図19のフローチャート及び他の図面を適宜参照しながら詳細に説明する。
ステップS21において、通常の筋むら補正を実行する。ここで、「通常の筋むら補正」とは、網羅する色範囲が相対的に広いカラーパッチ20を備えるテストチャート22を用いた筋むら補正を意味する。補正データ作成部10は、テストチャート22のスキャンデータに基づき通常テーブル60を作成した後に、データ記憶部18に格納させる。その結果、図13Aに示す補正量特性114に相当する通常テーブル60が作成されたとする。
ステップS22において、ホスト装置290(図22−1等)は、印刷ジョブを受け付けると共に、印刷物30の形成に供される各種情報を画像形成装置150(同図)側に供給する。
ステップS23において、画像72の試し出力を行うことで、出力サンプル132(図6)を得る。ここで、「試し出力」とは、画像72の配色に適したテストチャート22を形成すべく、本出力に先立って画像72を形成する工程を意味する。
ヘッドドライバ38は、入力画像信号36に基づき生成された制御信号を用いて、各記録ヘッド40を吐出制御する。これにより、画像72と同一の又はこれに等価の画像である出力サンプル132を形成する。なお、図18に示すように、テストチャート22を形成する際、ヘッドドライバ38には、相対的に広い色範囲を網羅する通常テーブル60が供給される。
ステップS24において、画像データ取得部52は、ステップS23で形成された出力サンプル132をスキャナ装置16で読み取ることで、画像72に対応するスキャンデータ(画像データ)を取得する。
ステップS25において、筋むら評価部134は、ステップS24で取得されたスキャンデータに対して評価処理を実行することで、筋むらの強度を定量評価する。この評価方法には、第1実施形態における評価部92(図8−1及び図8−2)と同様に、公知の手法を種々適用してもよい。
ステップS26において、特定部位抽出部56は、ステップS25での定量評価の結果に基づいて、画像領域70の中から筋むらの強度が大きい特定部位76を抽出する。
ステップS27において、チャート出力用データ作成部130は、ステップS26で特定部位76が抽出されたか否かを判別する。少なくとも1つの特定部位76が抽出された場合(ステップS27:YES)に、次のステップ(S28)に進む。
ステップS28において、カラーパッチ決定部58は、ステップS27で抽出された各特定部位76の色及び位置に基づいて、テストチャート22上の1つ以上のカラーパッチ20の配色及び配置を決定する。この動作は、第1実施形態のステップS5と基本的に同様であるため、その説明を省略する。ここで作成されたチャート出力用データ31は、データ記憶部18に格納される。
ステップS29において、ステップS28で作成されたチャート出力用データ31を用いてテストチャート22を形成し、特注テーブル62を作成する。すなわち、このステップでは、上記した通常の筋むら補正と異なる「特注の筋むら補正」を実行する。ここで、「特注の筋むら補正」とは、網羅する色範囲が相対的に狭いカラーパッチ20を備えるテストチャート22を用いた筋むら補正を意味する。補正データ作成部10は、テストチャート22のスキャンデータに基づき特注テーブル62を作成した後に、データ記憶部18に格納させる。
図20Aは、通常テーブル60及び特注テーブル62の各値を示すグラフである。グラフの横軸は階調レベル(単位:%)であり、グラフの縦軸は補正量(任意の単位)である。塗り潰しの円形プロットは通常テーブル60のテーブル値であり、X字形のプロットは特注テーブル62のテーブル値である。第1実施形態にて既に述べた通り、階調レベル30%〜70%の範囲において、特注テーブル62は、通常テーブル60よりも実際の補正量特性112(図13A及び図13B)を高精度に近似している。
ステップS30において、補正データ作成部10は、通常テーブル60と特注テーブル62を合成し、図20Bに示す合成テーブル136を作成する。
補正データ作成部10は、特注テーブル62が網羅する色範囲(30〜70%)にて、特注テーブル62の値を採用する。一方、補正データ作成部10は、特注テーブル62が網羅しない色範囲(0〜30%、70〜100%)にて、通常テーブル60の値を採用する。ただし、境界値(30%、70%)では、通常テーブル60及び特注テーブル62の平均値を採用する(三角形状のプロット)。
このように、画像領域70内の筋むら特性に応じて「特注の筋むら補正」を追加的に実行することで、既に作成された通常テーブル60を生かしつつも、特定の色範囲にて筋むらを高精度に補正できる。
ステップS30で作成された合成テーブル136は、入力画像信号36に対応付けて設定される。一方、ステップS27において、特定部位76が1つも抽出されなかった場合(ステップS27:NO)、合成テーブル136に代わって通常テーブル60が設定される(ステップS31)。
ステップS32において、ステップS22で受け付けた印刷ジョブを実行し、画像72の本出力を行うことで、所望の数量の印刷物30(図1及び図6参照)を得る。本出力における画像処理の際に、階調変換テーブル33(図1)の他、通常テーブル60及び合成テーブル136のいずれか一方を併せて用いることで、筋むら補正を行うことができる。
<画像形成装置150の構成>
第2実施形態に係る画像形成装置150の構成は、図15に示す断面側面図と同様であるため、その説明を省略する。
<画像形成装置150の制御系の説明>
図21は、第2実施形態に係る画像形成装置150のシステム構成を表すブロック図である。画像形成装置150は、第1実施形態(画像形成装置200)に対して、スキャナ装置16、補正データ作成部10及びチャート出力用データ作成部50を欠く点が異なっている。
<画像形成システム152の構成>
続いて、図15及び図21に示す画像形成装置150が組み込まれた画像形成システム152の構成について、図22−1を参照しながら説明する。
図22−1に示すように、画像形成システム152は、画像形成装置150及びホスト装置290の他、テストチャート形成装置としての画像評価装置154と、サーバ装置156とを備える。本図例では、ホスト装置290、画像評価装置154及びサーバ装置156は、互いに通信可能に接続されている。
画像評価装置154は、CPU(Central Processing Unit)、ハードディスクやメモリを含む記憶装置等を備えるコンピュータである。図示しないCPUは、メモリ等に格納されたプログラムを読み出し実行することで、上述したチャート出力用データ作成部130(図18)及び筋むら補正データ作成部10(図1)として機能する。また、画像評価装置154は、これに接続されたスキャナ装置16を介して、出力サンプル132(図6)又はテストチャート22(図12)のスキャンデータを取得可能である。
ところで、図22−2に示すように、画像形成システム152Aは、画像評価装置154に対して別の処理機能を付加した、画像評価装置154Aを備えてもよい。画像評価装置154Aは、上記した機能の他、図4−2に示す許容範囲設定部64として機能する。
[第2実施形態の効果]
以上のように、第2実施形態に係るテストチャート形成方法では、記録ヘッド40を有するシングルパス方式の画像形成装置150を用いて画像72を形成する際に、記録ヘッド40の延在方向(矢印X方向)の垂直方向(矢印Y方向)に沿って発生する、画像領域70内の筋むらを補正するためのテストチャート22を形成する。
画像72の本出力に先立ち、試し出力にて形成された出力サンプル132をスキャナ装置16で読み取ったスキャンデータを、画像72に対応する画像データとして取得するステップ(S24)と、取得されたスキャンデータに対して評価処理を実行することで筋むらの強度を定量評価するステップ(S25)と、定量評価の結果に基づいて、筋むらの強度が大きい特定部位76を、画像領域70の中から少なくとも1つ抽出するステップ(S26)と、抽出された各特定部位76の色及び位置に基づいて、テストチャート22上の1つ以上のカラーパッチ20の配色及び配置を決定するステップ(S28)と、を画像評価装置154(A)に実行させる。
このように構成しても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。つまり、画像72の配色に拘らず、位置再現性が高い(シングルパス方式に特有な)筋むらの補正効果を最大限に発揮できる。
[補足]
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
上述の実施形態では、画像形成ドラム240の回転により用紙12のみを搬送させているが、ヘッドユニット242及び用紙12のうち少なくとも一方を搬送させればよい。両者を相対移動させる構成であれば、本発明を適用できるからである。また、シングルパス方式の画像形成装置200(A)、150に限定されることなく、用紙12の幅方向に往復走査しながら画像を形成させるマルチパス方式の装置であってもよい。
また、上述の実施形態では、圧電素子47等で構成されるアクチュエータの変形によって液滴14を吐出するピエゾ方式を例示したが、これに限定されない。例えば、ヒータ等の発熱体を介してインクを加熱することで気泡を発生させ、その圧力で液滴14を吐出するサーマルジェット方式を適用してもよい。
また、上述の実施形態では、インクジェット記録方式を例示したが、記録ヘッドを用いる記録方式(例えば、感熱記録方式)であれば本発明を適用できることは言うまでもない。
また、上述の実施形態では、グラフィックアート(印刷)用途を例示したが、本発明の適用範囲はこれに限定されない。例えば、電子回路基板の配線描画装置、各種デバイスの製造装置、吐出用の機能性液体(「液滴14」に相当)として樹脂液を用いるレジスト印刷装置、微細構造物形成装置等、画像パターンを形成し得る画像形成装置に種々適用できる。
10…補正データ作成部 12…用紙
14…液滴 16…スキャナ装置
18…データ記憶部 20…カラーパッチ
22…テストチャート 30、120…印刷物
31…チャート出力用データ 32…筋むら補正データ
34…画像処理部 38…ヘッドドライバ
40…記録ヘッド 50、130…チャート出力用データ作成部
52…画像データ取得部 54、134…筋むら評価部
56…特定部位抽出部 58…カラーパッチ決定部
60…通常テーブル 62…特注テーブル
64…許容範囲設定部 70…画像領域
72…画像 74…サブ領域
76…特定部位 78…サブ領域グループ
80…位置範囲 100、101…色群
102、103…代表色 104、105…色範囲
122…パッチ群 132…出力サンプル
150、200、200A…画像形成装置 152、152A…画像形成システム
154、154A…画像評価装置

Claims (16)

  1. 記録ヘッドを有するシングルパス方式の画像形成装置を用いて画像を形成する際に、前記記録ヘッドの延在方向の垂直方向に沿って発生する、画像領域内の筋むらを補正するためのテストチャートを形成する方法であって、
    前記画像の本出力に先立ち、前記画像に対応する画像データを取得する取得ステップと、
    取得された前記画像データに対して評価処理を実行することで、前記筋むらに対する頑健性及び/又は前記筋むらの強度の定量評価を行う評価ステップと、
    前記定量評価の結果に基づいて、前記頑健性が低い特定部位及び/又は前記強度が大きい特定部位を、前記画像領域の中から少なくとも1つ抽出する抽出ステップと、
    抽出された各前記特定部位の色及び位置に基づいて、前記テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定する決定ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするテストチャート形成方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記抽出ステップでは、前記延在方向及び前記垂直方向に沿って格子状に前記画像領域を分割し、画定されるサブ領域を単位とする前記特定部位を抽出することを特徴とするテストチャート形成方法。
  3. 請求項2記載の方法において、
    前記決定ステップでは、前記延在方向及び/又は前記垂直方向に沿って前記サブ領域をグループ化し、グループ毎に各前記テスト画像の配色及び配置を決定することを特徴とするテストチャート形成方法。
  4. 請求項2又は3に記載の方法において、
    前記決定ステップでは、抽出された各前記特定部位の色及び位置に基づいて、補正対象である色範囲及び前記延在方向の位置範囲の組である範囲セットを1組以上定め、各組の前記範囲セットに収まるように、前記テスト画像としての1つ以上のカラーパッチの配色及び配置を決定することを特徴とするテストチャート形成方法。
  5. 請求項4記載の方法において、
    前記抽出ステップにて、1つのグループに属する2以上の前記サブ領域を各前記特定部位として抽出する場合、
    前記決定ステップでは、各前記特定部位における代表色を含む前記色範囲を定め、各前記カラーパッチの配色及び配置を決定する
    ことを特徴とするテストチャート形成方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法において、
    前記決定ステップでは、抽出された各特定部位を前記画像領域から切り出し、前記テスト画像としての1つ以上の前記特定部位の配置を決定することを特徴とするテストチャート形成方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、
    前記取得ステップでは、前記本出力に供される画像信号を前記画像データとして取得し、
    前記評価ステップでは、前記画像信号が表す前記画像上の色分布及びテクスチャ分布、並びに前記記録ヘッドの記録状態に関するヘッド情報のうち少なくとも1つに基づいて前記頑健性を評価する
    ことを特徴とするテストチャート形成方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、
    前記取得ステップでは、前記本出力に供される画像信号を前記画像データとして取得し、
    前記評価ステップでは、前記記録ヘッドの記録状態に関するヘッド情報を用いて、取得された前記画像信号を、前記筋むらが疑似的に付与された前記画像を表す疑似画像信号を作成し、該疑似画像信号に対して前記評価処理を実行することで前記頑健性及び/又は前記強度を評価することを特徴とするテストチャート形成方法。
  9. 請求項7又は8に記載の方法において、
    前記評価ステップでは、少なくとも前記ヘッド情報に基づいて前記画像領域の中から前記定量評価の対象領域を決定し、該対象領域のみを評価することを特徴とするテストチャート形成方法。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、
    前記取得ステップでは、前記本出力に供される画像信号を用いて試し出力し、形成される出力サンプルをスキャナ装置で読み取ったスキャンデータを、前記画像データとして取得し、
    前記評価ステップでは、前記スキャンデータに対して前記評価処理を実行することで前記強度を評価する
    ことを特徴とするテストチャート形成方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法において、
    前記頑健性及び/又は前記強度の許容範囲を設定する設定ステップを更に備え、
    前記抽出ステップでは、設定された前記許容範囲を超えた前記特定部位を抽出する
    ことを特徴とするテストチャート形成方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法において、
    前記評価ステップでは、人間の視覚応答特性に基づく前記評価処理を実行することで、前記頑健性及び/又は前記強度を評価することを特徴とするテストチャート形成方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法を用いて前記テストチャートを形成し、記録媒体上に出力する出力ステップと、
    前記記録媒体上に出力された各前記テスト画像の色分布に基づいて、前記画像を形成する際に発生する前記筋むらを補正するための筋むら補正データを作成する作成ステップと
    を備えることを特徴とする画像補正方法。
  14. 請求項13記載の方法において、
    前記取得ステップ、前記評価ステップ及び前記抽出ステップを実行し、前記特定部位の抽出結果に応じて前記出力ステップの実行の要否を判定することを特徴とする画像補正方法。
  15. 記録ヘッドを有するシングルパス方式の画像形成装置を用いて画像を形成する際に、前記記録ヘッドの延在方向の垂直方向に沿って発生する、画像領域内の筋むらを補正するためのテストチャートを形成する装置であって、
    前記画像の本出力に先立ち、前記画像に対応する画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データ取得部により取得された前記画像データに対して評価処理を実行することで、前記筋むらに対する頑健性及び/又は前記筋むらの強度の定量評価を行う筋むら評価部と、
    前記筋むら評価部による前記定量評価の結果に基づいて、前記頑健性が低い特定部位及び/又は前記強度が大きい特定部位を、前記画像領域の中から少なくとも1つ抽出する特定部位抽出部と、
    前記特定部位抽出部により抽出された各前記特定部位の色及び位置に基づいて、前記テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定するカラーパッチ決定部と
    を備えることを特徴とするテストチャート形成装置。
  16. 記録ヘッドを有するシングルパス方式の画像形成装置を用いて画像を形成する際に、前記記録ヘッドの延在方向の垂直方向に沿って発生する、画像領域内の筋むらを補正するためのテストチャートを形成するためのプログラムであって、
    前記画像の本出力に先立ち、前記画像に対応する画像データを取得する取得ステップと、
    取得された前記画像データに対して評価処理を実行することで、前記筋むらに対する頑健性及び/又は前記筋むらの強度の定量評価を行う評価ステップと、
    前記定量評価の結果に基づいて、前記頑健性が低い特定部位及び/又は前記強度が大きい特定部位を、前記画像領域の中から少なくとも1つ抽出する抽出ステップと、
    抽出された各前記特定部位の色及び位置に基づいて、前記テストチャート上の1つ以上のテスト画像の配色及び配置を決定する決定ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするテストチャート形成プログラム。

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