JP6081132B2 - ロッド駆動装置 - Google Patents

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本発明は、ロッド駆動装置に関し、詳しくは、下端に掘削ヘッドが、上端にスイベルジョイントがそれぞれ取り付けられた中空のロッドを回転させながら地中に押し込んで地盤改良を行う地盤改良機などの土木・建設機械に用いられるロッド駆動装置に関する。
例えば、地盤改良機に用いるロッド駆動装置として、油圧モータや減速機などの回転駆動源を備えた駆動装置本体部に、ロッドに設けた角軸部を挿通して係合可能な角孔を有するロッド回転部(出力軸)と、前記角軸部の下部に設けた周方向の溝部に係合可能なチャック部とを一体回転可能に備えたロッド駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−189576号公報
特許文献1に記載されたロッド駆動装置におけるロッド回転部は、ロッド回転部に形成した角孔に、ロッドに設けた角軸部を挿通しているため、ロッド回転部に形成した角孔の内面と角軸部の外面との間に僅かな遊び(隙間)がある。このため、長いロッドの長さ方向中間部に設けた角軸部を角孔に係合させてロッドを回転させたときに、ロッド回転部の角孔から上方に突出したロッドが振れてみそすり運動が発生し、ロッド上部が大きく旋回する状態となることがある。このようなみそすり運動がロッドに発生すると、ロッドに負荷が掛かってロッドの耐久性が低下したり、地盤改良機の全体が振動して作業に悪影響を与えたり、さらに、ロッドの上端に装着したスイベルジョイントの連れ回りを防止するための部材やスイベルジョイントに接続した地盤改良剤注入用のホース(グラウトホース)が損傷を受けるおそれもあった。
そこで本発明は、ロッド回転部から上方に突出したロッドを確実に保持することができ、ロッド上部の振れを抑えることができるロッド駆動装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のロッド駆動装置は、回転駆動源を備えた駆動装置本体部に、ロッドの長さ方向中間部を周方向に係合可能な挿通係合孔を有するロッド回転部と、該ロッド回転部の下部に設けられ、前記ロッドの外面に形成された周方向の溝部に係合可能なチャック部とを一体回転可能に備えたロッド駆動装置において、前記ロッド回転部の上部に、該ロッド回転部から上方に突出した前記ロッドの外面に当接可能なロッド振止手段を一体回転可能に設けるとともに、前記駆動装置本体部の上部に、前記ロッド振止手段のロッド外面への当接状態を解除する振止動作解除手段を設けたことを特徴としている。
さらに、本発明のロッド駆動装置は、前記ロッド振止手段が、前記ロッド回転部の上面から上方に向かってロッドの外周に設けられた筒状部材と、該筒状部材の上端に固着されたリング状の上部カバー部材と、前記筒状部材の外面に筒状部材の法線方向に向かって設けられた複数の支持板と、該支持板の下端部に設けられた筒状部材の円筒軸に垂直な方向の接線に平行な方向に設けられた支軸を介して回動可能に設けられたロッド振止部材と、前記ロッド振止部材の上方で前記筒状部材の外面に沿って上下動可能に設けられたリング状の押動板と、該押動板の上面と前記上部カバー部材の下面との間に設けられて該押動板を下方に向けて付勢するバネ部材とを備え、前記振止動作解除手段が、前記駆動装置本体部の上部から上方に向かって伸縮可能に設けられて前記押動板を上方に押動可能なシリンダを備え、前記ロッド振止部材が、前記押動板に上方から押動されたときに該ロッド振止部材の当接部が前記筒状部材に設けた開口を通って前記ロッドの外面に当接する方向に回動し、前記シリンダによって前記押動板が上方に移動したときに、自重によって前記ロッドの外面から前記当接部が離れる方向に回動することを特徴としている。
また、前記ロッドが、地盤改良機に用いられる中空のロッドであって、該ロッドには、下端に掘削ヘッドが、上端にスイベルジョイントがそれぞれ取り付けられ、長さ方向中間部及び上端部に前記挿通係合孔に係合する角軸部がそれぞれ設けられるとともに、両角軸部の下方に前記チャック部が係合する周状の溝部がそれぞれ設けられ、内部に前記スイベルジョイントから前記掘削ヘッドに至る地盤改良剤の流路が設けられていることを特徴としている。さらに、本発明は、このような構成を有するロッド駆動装置を、ベースマシンの前部に立設したリーダに昇降可能に設けた地盤改良機を含むものである。
本発明のロッド駆動装置によれば、ロッド回転部から上方に突出したロッドを、ロッド回転部と一体に回転するロッド振止手段によって保持するので、ロッド上部の振れ(みそすり運動)を抑制することができる。
本発明のロッド駆動装置の一形態例を示す側面図である。 同じく平面図である。 図2のIII−III断面図である。 図5のIV−IV断面図である。 要部の断面図である。 地盤改良機の一例を示す側面図である。 同じく平面図である。
まず、図6及び図7に示すように、地盤改良機11は、クローラを備えた下部走行体12と、該下部走行体12上に旋回可能に設けられた上部旋回体13とで構成されたベースマシン14と、上部旋回体13の前部に起伏可能に設けられたリーダ15と、該リーダ15を後部側から支持する起伏シリンダ16と、前記リーダ15のガイドレール15aに摺動可能に係合するガイドギブ17aを介して昇降可能に設けられたロッド駆動装置17と、該ロッド駆動装置17を昇降用チェーンを介して昇降させる昇降用油圧モータ18と、リーダ15の下端部に設けられた下部ガイド(下部チャック)19とを備えている。
前記ロッド駆動装置17には、掘削刃20a及び撹拌翼20bを有する掘削ヘッド20が下端に取り付けられるとともに、地盤改良剤注入用のスイベルジョイント21が上端に取り付けられ、内部にスイベルジョイント21から前記掘削ヘッド20に至る地盤改良剤の流路22a(図2参照)が設けられた中空のロッド22が装着される。また、ロッド駆動装置17の上部には、スイベルジョイント21の連れ回りを防止するための伸縮可能な連れ回り防止部材23が設けられ、スイベルジョイント21には、バッチャープラント(図示せず)からミルクセメント等の地盤改良剤を供給するためのグラウトホース24が接続されている。
前記ロッド22は、中空パイプ状のロッド本体25と、下部側に周方向の溝部26aを設けた外面が多角形状で内部が中空の角軸部材26とを連結して形成することにより、ロッド22の長さ方向複数箇所に、角軸部材26からなる角軸部を設けた状態に形成されている。また、本形態例では、前記リーダ15の長さ(高さ)の2倍以上の長さを有する長尺のロッド22が用いられている。
図1乃至図3に示すように、前記ロッド駆動装置17は、回転駆動源となる回転用油圧モータ31及び複数の歯車からなる減速機32を有する駆動装置本体部33と、該駆動装置本体部33の前部を上下方向に貫通した状態で設けられたロッド回転部34と、該ロッド回転部34の下部に設けられたチャック部35と、ロッド回転部34の上部に設けられたロッド振止手段36と、前記ロッド振止手段36の振止動作を解除するための手段として、前記駆動装置本体部33の上部に設けられた振止動作解除手段37とを備えている。
前記ロッド回転部34は、ロッド22を軸線を中心として回転させるためのもので、前記角軸部材(角軸部)26が軸線方向に挿通可能かつ周方向(回転方向)に係合可能な多角形状の内面を有する挿通係合孔34aを上下方向に貫通形成した回転部材34bを複数のベアリング34cで回転可能に保持している。また、チャック部35は、ロッド22の軸線方向への移動を規制するためのもので、前記回転部材34bの下部に設けられた支持枠35aと、該支持枠35aにガイドされて水平方向に移動可能に対向配置される一対の半割チャック板35b,35bと、両チャック板35b,35bを、前記溝部26aに係合する閉じ方向に付勢するスプリング35c,35cと、半割チャック板35b,35bに一体的に設けられた円弧状部材35dを介して、チャック解除シリンダ35eの作用で半割チャック板35b,35bを溝部26aから離れる開方向に移動させるコーン形のチャック解除部材35fとを備えている。
図4及び図5に示すように、前記ロッド振止手段36は、前記ロッド回転部34における回転部材34bの上面からロッド22を囲繞するようにして上方に向かって立設した筒状部材38と、該筒状部材38の上端に固着されたリング状の上部カバー部材39と、前記筒状部材38の外面上下方向中間部に、筒状部材38の法線方向に向かって設けられた4組各一対の支持板40と、一対の支持板40の下端部に、筒状部材38の円筒軸に垂直な方向の接線に平行な方向に掛け渡された支軸41と、該支軸41に回動可能に設けられたロッド振止部材42と、前記筒状部材38の外面に沿って上下動可能に設けられた筒状の押動部材43と、該押動部材43の上面と前記上部カバー部材39の下面との間に設けられて該押動部材43を下方に向けて付勢する複数の皿バネを積層したバネ部材44とを備えている。
また、前記筒状部材38には、ロッド振止部材42に対応した位置に、ロッド振止部材42の先端部分が通過可能な開口38aがそれぞれ設けられており、バネ部材44の外周には、バネ部材44を保護する保護筒45が設けられている。さらに、前記押動部材43は、ロッド振止部材42の上部に位置し、前記保護筒45の内径より小さな外径を有する上部押動板43aと、ロッド振止部材42の下部に位置する下部押動板43bと、上下の両押動板43a,43bの外縁を連結するように設けられた外連結部材43cとで形成されており、ロッド振止部材42の取付や保守、動作に関係する部分には、開口43dがそれぞれ設けられている。
筒状部材38の外周に周方向に等間隔で4箇所に配置されたロッド振止部材42は、前記支軸41より下側の部分が上側の部分より大きく形成されており、ロッド振止部材42の下端で支軸41より内側の部分には、ロッド22の外周面に当接する当接部42aが設けられ、ロッド振止部材42の上端で、支軸41より外側の部分には、上部押動板43aに押動される押動部42bが設けられている。このロッド振止部材42は、バネ部材44に付勢された上部押動板43aが下降して押動部42bを下方に押動すると、支軸41を回動中心にして図4において反時計回りに回動し、当接部42aの部分が内側に向かって回動することにより、図4に実線で示すように、当接部42aが筒状部材38の開口38aを通ってロッド22の外周面に当接し、ロッド22を四方から挟んで保持する状態となり、上部押動板43aが上昇して上部押動板43aの下面が押動部42bから離れていくと、支軸41を回動中心としたロッド振止部材42自身の重量バランスにより、図4において時計回りに回動し、図4に想像線で示すように、当接部42aがロッド22の外周面から離れた状態になるように形成されている。
前記振止動作解除手段37は、駆動装置本体部33の上面に、取付部材46を介して周方向に等間隔で設けられた3本の振止解除シリンダ47を備えている。この振止解除シリンダ47は、シリンダロッド47aを上方に向けて配置し、シリンダロッド47aの先端に設けたリング状の押上板47bを、前記押動部材43の下方に位置させている。振止解除シリンダ47のシリンダロッド47aを縮めた状態では、押上板47bの上面が押動部材43の下端部から離れた非接触状態となっており、シリンダロッド47aを伸長させたときに、押上板47bが押動部材43を上方に押圧し、前記バネ部材44の付勢力に抗して押動部材43を上昇させ、ロッド振止部材42の押動部42bから上部押動板43aが離れた状態にできるように形成されている。
次に、上記構成のロッド駆動装置17を用いた地盤改良機11で地盤改良作業を行う手順を説明する。まず、図6に示すように、ロッド駆動装置17をリーダ15の最上部に上昇させた準備完了段階では、ロッド22の長さ方向中央に位置する角軸部材26がロッド駆動装置17におけるロッド回転部34の挿通係合孔34a内に挿入されており、チャック部35のチャック解除シリンダ35e及び振止動作解除手段37の振止解除シリンダ47は、共に非作動状態で縮んだ状態であり、スプリング35cの作用で半割チャック板35b,35bが、角軸部材26に設けられている溝部26aに係合し、バネ部材44に付勢された押動部材43が下降することによってロッド振止部材42の当接部42aが、挿通係合孔34aから上方に突出したロッド22の外周面に当接した状態になっている。
この状態で、回転用油圧モータ31を作動させてロッド22を回転させ、昇降用油圧モータ18を作動させてロッド駆動装置17をリーダ15に沿って下降させるとともに、スイベルジョイント21からロッド22内の流路22aを通して掘削ヘッド20に地盤改良剤を供給する。これにより、掘削刃20aで掘削した土砂と供給された地盤改良剤とを撹拌翼20bで撹拌しながら掘削ヘッド20を地中に押し込んでいく掘削撹拌段階を行っている状態になる。このとき、半割チャック板35b及びロッド振止部材42は、ロッド回転部34と一体に回転し、半割チャック板35bは、ロッド22をロッド駆動装置17とともに下方に移動させて掘削ヘッド20を地中に押し込み、ロッド振止部材42は、ロッド回転部34から上方に長く突出したロッド22を保持してロッド22の上半部が振れることを抑制し、大きなみそすり運動が発生することを防止できる。
ロッド駆動装置17がリーダ15の下端部まで下降したら、回転用油圧モータ31及び昇降用油圧モータ18を停止させるとともに、下部ガイド19を作動させ、角軸部材26の溝部26aより下方の部分を下部ガイド19で把持した後、チャック解除シリンダ35e及び振止解除シリンダ47を作動させ、チャック解除シリンダ35eによりチャック解除部材35fを下降させて円弧状部材35dを介して半割チャック板35b,35bを開いて溝部26aとの係合状態を解除するとともに、振止解除シリンダ47により押動部材43を上昇させて押動部42bから上部押動板43aを離した状態とし、ロッド振止部材42を自重で回動させて当接部42aをロッド22の外周面から離した状態とする。
この状態で昇降用油圧モータ18を逆転させてロッド駆動装置17を上昇させ、ロッド22の上端部に位置する角軸部材26をロッド駆動装置17の挿通係合孔34aに挿通して係合した状態とした後、チャック解除シリンダ35eを縮めて半割チャック板35b,35bを溝部26aに係合させるとともに、下部ガイド19を非作動状態として角軸部材26の把持状態を解除する。このように、ロッド22の上端部をロッド駆動装置17が回転させる場合は、ロッド22の上部がロッド駆動装置17から上方にほとんど突出せず、ロッド振止部材42でロッド22を保持する必要はないので、ロッド振止部材42の当接部42aをロッド22の外周面から離した状態としておくことができる。
回転用油圧モータ31及び昇降用油圧モータ18を再び作動させ、掘削ヘッド20を回転させつつロッド駆動装置17を下降させるとともに地盤改良剤を供給し、前記同様の掘削撹拌を再開する。所定の深度まで掘削ヘッド20が到達したら、ロッド22を回転させたまま昇降用油圧モータ18を逆転させ、掘削ヘッド20による土砂と地盤改良剤との撹拌を継続しながら、ロッド駆動装置17を上昇させる。
ロッド駆動装置17がリーダ15の上端部まで上昇したら、回転用油圧モータ31及び昇降用油圧モータ18を停止させるとともに、下部ガイド19でロッド22を把持した後、半割チャック板35b,35bを開いてからロッド駆動装置17を下降させ、ロッド22の長さ方向中央の角軸部材26を挿通係合孔34aに挿入する。次に、チャック部35のチャック解除シリンダ35e及び振止動作解除手段37の振止解除シリンダ47を非作動状態とし、半割チャック板35b,35bを閉じて溝部26aに係合させるとともに、バネ部材44に付勢された押動部材43によってロッド振止部材42の当接部42aをロッド22の外周面に当接させる。
回転用油圧モータ31及び昇降用油圧モータ18を再び作動させ、掘削ヘッド20を回転させながらロッド駆動装置17を上昇させ、土砂と地盤改良剤とを撹拌しながら掘削ヘッド20を地上に引上げ、図6に示した状態に戻す。このとき、ロッド22の上半部がロッド駆動装置17の上方に大きく突出しているが、ロッド振止部材42によってロッド22を保持しているので、前記掘削撹拌時と同様に、ロッド22の上半部が振れることを抑えてみそすり運動が発生することを防止できる。
このように、ロッド22の上部が、ロッド駆動装置17のロッド回転部34から上方に大きく突出しているときに、ロッド回転部34の上部に設けたロッド振止手段36によってロッド22を保持することにより、ロッド22の上部が振れてみそすり運動が発生することを抑制できる。これにより、ロッド22の耐久性が低下するようなことはなく、地盤改良作業を安定した状態で行うことができ、連れ回り防止部材23やグラウトホース24に損傷を与えることもなくなる。さらに、ロッド22に対しては、回転させる部分と、軸線方向の移動を規制する部分と、上部の振れを抑制する部分とが分かれているので、1箇所でロッド22を締め付ける構造のものに比べてロッド22に力が加わる位置が分散し、ロッド22の耐久性を向上させることができる。
また、ロッド振止手段36をロッド回転部34の上部に設けてロッド22とロッド振止部材42とが一体に回転するようにしているので、ロッド振止部材42による保持がロッド22の回転に影響を及ぼすことは全くない。さらに、振止動作解除手段37は、回転しない駆動装置本体部33に設けているので、振止解除シリンダ47への油圧配管なども容易に行うことができ、ロッド振止部材42は、一緒に回転するバネ部材44に付勢力によって作動するようにしてるので、シリンダや油圧配管を回転する部分に設けずに振止作動させることができる。
なお、ロッド駆動装置におけるロッド回転部やチャック部は、従来と同様の構造を採用することができ、地盤改良機以外の杭打機で中実のロッドを回転させることもできる。また、ロッド振止部材を振止解除シリンダで非作動状態にすることもでき、ロッド振止部材を適宜なカム機構で作動状態と非作動状態と似変位させることもできる。ロッド振止部材を角軸部に当接させることもできる。
11…地盤改良機、12…下部走行体、13…上部旋回体、14…ベースマシン、15…リーダ、15a…ガイドレール、16…起伏シリンダ、17…ロッド駆動装置、17a…ガイドギブ、18…昇降用油圧モータ、19…下部ガイド、20…掘削ヘッド、20a…掘削刃、20b…撹拌翼、21…スイベルジョイント、22…ロッド、22a…流路、23…連れ回り防止部材、24…グラウトホース、25…ロッド本体、26…角軸部材、26a…溝部、31…回転用油圧モータ、32…減速機、33…駆動装置本体部、34…ロッド回転部、34a…挿通係合孔、34b…軸部材、34c…ベアリング、35…チャック部、35a…支持枠、35b…半割チャック板、35c…スプリング、35d…円弧状部材、35e…チャック解除シリンダ、35f…チャック解除部材、36…ロッド振止手段、37…振止動作解除手段、38…筒状部材、38a…開口、39…上部カバー部材、40…支持板、41…支軸、42…ロッド振止部材、42a…当接部、42b…押動部、43…押動部材、43a…上部押動板、43b…下部押動板、43c…外連結部材、43d…開口、44…バネ部材、45…保護筒、46…取付部材、47…振止解除シリンダ、47a…シリンダロッド、47b…押上板

Claims (3)

  1. 回転駆動源を備えた駆動装置本体部に、ロッドの長さ方向中間部を周方向に係合可能な挿通係合孔を有するロッド回転部と、該ロッド回転部の下部に設けられ、前記ロッドの外面に形成された周方向の溝部に係合可能なチャック部とを一体回転可能に備えたロッド駆動装置において、前記ロッド回転部の上部に、該ロッド回転部から上方に突出した前記ロッドの外面に当接可能なロッド振止手段を一体回転可能に設けるとともに、前記駆動装置本体部の上部に、前記ロッド振止手段のロッド外面への当接状態を解除する振止動作解除手段を設け
    前記ロッド振止手段は、前記ロッド回転部の上面から上方に向かってロッドの外周に設けられた筒状部材と、該筒状部材の上端に固着されたリング状の上部カバー部材と、前記筒状部材の外面に筒状部材の法線方向に向かって設けられた複数の支持板と、該支持板の下端部に設けられた筒状部材の円筒軸に垂直な方向の接線に平行な方向に設けられた支軸を介して回動可能に設けられたロッド振止部材と、前記ロッド振止部材の上方で前記筒状部材の外面に沿って上下動可能に設けられたリング状の押動板と、該押動板の上面と前記上部カバー部材の下面との間に設けられて該押動板を下方に向けて付勢するバネ部材とを備え、
    前記振止動作解除手段は、前記駆動装置本体部の上部から上方に向かって伸縮可能に設けられて前記押動板を上方に押動可能なシリンダを備え、
    前記ロッド振止部材は、前記押動板に上方から押動されたときに該ロッド振止部材の当接部が前記筒状部材に設けた開口を通って前記ロッドの外面に当接する方向に回動し、前記シリンダによって前記押動板が上方に移動したときに、自重によって前記ロッドの外面から前記当接部が離れる方向に回動する
    ことを特徴とするロッド駆動装置。
  2. 前記ロッドは、地盤改良機に用いられる中空のロッドであって、該ロッドは、下端に掘削ヘッドが、上端にスイベルジョイントがそれぞれ取り付けられ、長さ方向中間部及び上端部に前記挿通係合孔に係合する角軸部がそれぞれ設けられるとともに、両角軸部の下方に前記チャック部が係合する周状の溝部がそれぞれ設けられ、内部に前記スイベルジョイントから前記掘削ヘッドに至る地盤改良剤の流路が設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッド駆動装置。
  3. 請求項1又は2記載のロッド駆動装置を、ベースマシンの前部に立設したリーダに昇降可能に設けたことを特徴とする地盤改良機。
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