JP6081071B2 - 核酸検出用デバイス - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、核酸の増幅から検出までを同一デバイス内で行うための核酸検出用デバイスに関する。
近年の遺伝子工学の発展に伴い、医療分野では、遺伝子による病気の診断或いは予防が可能となりつつある。これは遺伝子診断と呼ばれ、病気の原因となるヒトの遺伝子欠陥、変化を検出することで病気の発症前もしくは極めて初期段階での病気の診断や予測をすることが出来る。また、ヒトゲノムの解読とともに、遺伝子型と疫病との関連に関する研究が進み、各個人の遺伝子型に合わせた治療(テーラーメイド医療)も現実化しつつある。従って、遺伝子の検出並びに遺伝子型の決定を簡便に行うことは非常に重要となっている。
核酸検出を行うデバイスの1つとして、DNAチップが挙げられる。DNAチップとは、基板上に複数の核酸プローブが固定化されているデバイスであり、一度に多数の核酸配列を検出できることを特徴とする。
核酸プローブの固定化領域には様々な形態があるが、電極などのセンサ上に核酸プローブを固定化し、当該センサからの検出信号を配線によって引き出し、外部から検出する方法がある。
このような形態の場合、センサ部分や外部との接触部分以外の領域は保護膜(パシベーション膜)と呼ばれる膜によって覆われている。これは半導体技術を応用したものであり、保護膜は、得られる検出信号を配線部分等からのノイズや、汚染等から保護する。
一方、1つのデバイス内において、複数の試薬が関わる複数の反応を順次行うことのできるμ−TASと呼ばれるデバイスが盛んに研究開発されている。このようなデバイスは、試薬保持領域、反応領域、センサ領域などから成り、それらをつなぐ流路を備える。これを応用し、核酸を検出するための検出装置も開発されている。核酸検出を行う場合、複数の試薬を使用し、複数の反応を行う必要がある。複数の反応は、核酸抽出反応、核酸精製反応、核酸増幅反応、核酸ハイブリダイゼーション反応、ハイブリダイゼーションの有無検出などである。これらの反応のうち、核酸増幅反応はPCR法やLAMP法、ICAN法などがあるが、いずれも増幅温度や試薬の組成に大きな影響を受けるだけでなく、不純物が混入した場合、増幅阻害が起こりやすいという特徴を持つため、反応容器の材質や清浄性が非常に重要となる。
上記DNAチップのような核酸検出デバイスは様々な構成のものがあるが、前述のように複数の反応を別々な反応容器で行う場合、試薬や検査時間のロスが大きい。そこで、核酸増幅反応と核酸ハイブリダイゼーション反応を同一反応容器内で行うことができる核酸検出デバイスが開発されている。
特許第4127679号公報 特開2008−263959号公報
しかしながら、上述のとおり、核酸増幅反応は不純物の混入により増幅阻害が発生する。核酸検出用デバイスの保護膜からの溶出成分が核酸増幅を強く阻害し、感度の低下を招いていることが明らかとなっている。そのため、核酸検出用デバイスは、保護膜からの不純物の溶出量を低減させ、感度を向上させることが求められている。
本発明の目的は、核酸増幅反応の阻害を低減させる核酸検出用デバイスを提供することにある。
実施例によれば、核酸検出デバイスは、基板と、核酸サンプルを流通させるための流路型反応部を前記基板上に定める部材と、前記流路型反応部内の前記基板上に形成された複数のセンサ部であって、その夫々に標的となる核酸を検出するための各種核酸プローブが固定化されているセンサ部と、前記基板上に形成され、前記センサ部と接続された配線と、前記基板上に形成された保護膜と、を備え、
前記流路型反応部内で核酸増幅反応を行った後に、前記センサ部上の核酸プローブによって核酸増幅産物の検出を行う核酸検出用デバイスにおいて、前記保護膜は、前記基板上における前記核酸サンプルの接液領域において、前記基板の一部及び前記センサ部を露出させる1以上の開口を備える。
第1の実施形態に係る核酸検出用デバイスの作成手順を示す図。 第1の実施形態に係る核酸検出用デバイスの概略構成を示す断面図。 第1の実施形態に係る核酸検出用デバイスの概略構成を示す図。 第1の実施形態に係る核酸検出用デバイスの表面における反応領域近傍の拡大図。 第1の実施形態に係る核酸検出用デバイス内蔵カセットの概略構成を示す図。 第1の実施形態に係る核酸検出用デバイスと反応部規定用部材の対向配置を示す図。 第2の実施形態に係る核酸検出用デバイスの表面における反応領域近傍の拡大図。 第3の実施形態に係る核酸検出用デバイスの表面における反応領域近傍の拡大図。 第4の実施形態に係る核酸検出用デバイスの表面における反応領域近傍の拡大図。 実施例1に係る核酸増幅反応の結果を示すグラフ。 実施例2に係る核酸検出用デバイスの表面における反応領域近傍の拡大図。 実施例2に係る各電極から得られた結果を示すグラフ。 実施例3に係る核酸検出用デバイスの表面における反応領域近傍の拡大図。 実施例3に係る各電極から得られた結果を示すグラフ。
以下に、図面を参照しながら、種々の実施形態について説明する。なお、実施形態を通して共通の構成には同一の符号を付すものとし、重複する説明は省略する。また、各図は実施形態とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際の装置と異なる個所があるが、これらは以下の説明と公知の技術を参酌して適宜、設計変更することができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る核酸検出用デバイス(DNAチップ)100の1例となる作成手順を示す図である。核酸検出用デバイス100は、図1の(a)〜(e)の順で各構成要素を積層することで構成される。図2は、第1の実施形態に係る核酸検出用デバイス100の1例となる概略構成を示す積層方向の断面図である。図3は、第1の実施形態に係る核酸検出用デバイス100の1例となる概略構成を示す図である。
核酸検出用デバイス100は、基板10、センサ部11、パッド12、配線13.保護膜14を備える。基板10は、図2(a)に示すように、薄い板状部材である。基板10は、ガラス、シリコン、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド、ABS、金属などで構成されるが、特に限定されない。
センサ部11は、図2(b)に示すように、基板10の表面上に形成されている。センサ部11は、導電性部材で構成された電極である。センサ部11は、基板10の一端側に複数設けられている。センサ部11は、標的となる核酸を検出するための各種核酸プローブがそれぞれ固定化され、標的となる核酸を検出する。なお、1つのセンサ部11は、1以上のセンサで構成されている。
パッド部12は、図1(c)に示すように、基板10の表面上に形成されている。パッド部12は、導電性部材で構成されている。パッド部12は、基板10の他端側に複数設けられている。パッド部12は、後述する配線13を介してセンサ部11の検出信号を検出装置(図示せず)に伝達するためのものである。
配線13は、図1(d)に示すように、基板10の表面上に形成されている。配線13は、導電性部材で構成されている。配線13は、センサ部11とパッド部12とを接続する。配線13はスルーホールなどを利用した多層構造により立体配線となっている場合もある。配線13は、各センサ部11による検出信号を取り出し、パッド部12に送るためのものである。保護膜14は、図(e)に示すように、基板10の表面上に形成されている。
保護膜14は、有機系材料で構成された保護膜である。保護膜14は、例えば、疎水性が高い材料で構成されている。一般的に保護膜は、有機系の保護膜と無機系の保護膜に分類される。無機系の保護膜は、不純物の溶出が少ないことが知られているが、高コストである。そのため、第1の実施形態で使用されている保護膜14は、有機系の保護膜である。基板10の表面上における保護膜14の形状については、後述する。保護膜14は、配線13等からの検出信号へのノイズの混入や他配線への信号のリークを防ぎ、核酸検出用デバイス100の汚染等からも保護するために用いられる。上述の手順により、核酸検出用デバイス100は、図2に示すように、各構成要素を積層されて構成される。第1の実施形態に係る核酸検出デバイス100は、センサ部11と核酸サンプルが反応するための後述する流路型反応部(チャンバ)201内で核酸増幅反応を行った後に、センサ部11によって核酸増幅産物の検出を行うために用いられる。なお、第1の実施形態では、核酸検出用デバイス100の積層方向における保護膜14側の最外面を核酸検出用デバイス100の表面というものとする。
上述のように構成された核酸検出用デバイス100の表面は、図に示すように、主として、センサ領域20、配線領域21、パッド領域22、反応領域23に大別できる。
センサ領域20は、センサ部11が形成されている領域である。配線領域21は、配線13が形成されている領域である。パッド領域22は、パッド部12が形成されている領域である。反応領域23は、核酸増幅反応、核酸ハイブリダイゼーション反応などが行なわれる領域である。
ここで、反応領域23について説明する。核酸検出用デバイス100は、図2(b)に示すように、核酸増幅反応、核酸ハイブリダイゼーション反応などに用いられる際、保護膜14上に後述する反応部規定用部材200が対向するように配置される。センサ部11及びセンサ部11近傍は、反応部規定用部材200に設けられた後述する流路型反応部201と対向する。第1の実施形態では、反応領域23とは、核酸検出用デバイス100の表面において、流路型反応部201と対向する領域をいう。したがって、反応領域23は、センサ領域20を包含している。また、反応領域23は、センサ部11近傍の配線13を含んでいる。なお、反応領域23は、基板10上における核酸増幅反応を行うための反応溶液(核酸サンプル)が接液する接液領域でもある。核酸検出用デバイス100の表面における反応領域23は、流路型反応部201の形状によって規定されている。
次に、核酸検出用デバイス100の表面における保護膜14の形状について説明する。保護膜14は、図2に示すように、配線領域21では、配線13が露出しないように配線13を覆う。保護膜14は、図2に示すように、パッド領域22では、各パッド部12が検出装置(図示せず)と接触するように、各パッド部12の少なくとも一部が露出するように、基板10上に設けられている。つまり、保護膜14は、反応領域23以外の領域では、各パッド部12の少なくとも一部分を除いて、核酸検出用デバイス100の表面を覆う。
次に、反応領域23における保護膜14の形状について説明する。図4は、第1の実施形態に係る核酸検出用デバイス100の表面における反応領域23近傍の拡大図である。保護膜14は、反応領域23において、配線13が露出しないように配線13を覆う。一方、保護膜14は、反応領域23において、センサ部11には設けられていない。保護膜14は、反応領域23において、少なくとも配線13以外の部分では基板10またはセンサ部11を露出させる1以上の開口を備える。保護膜14は、反応領域23において、必要最低限の部分以外には設けられていない。なお、保護膜14は、基板10上であっても、配線13と基板10との境界部分近傍に設けられていても良い。
上述のように、第1の実施形態に係る保護膜14は、反応領域23において、基板10の一部を含む下層部(基板10またはセンサ部11)を露出させる1以上の開口を備える。なお、保護膜14は、1以上の開口を備える1枚の膜で核酸検出用デバイス100の表面を覆うように構成されていても良い。また、保護膜14は、複数枚の膜で核酸検出用デバイス100の表面を覆うように構成され、複数枚の膜の組み合わせによって形成された1以上の開口を備える構成であっても良い。上述のような反応領域23における保護膜14の構成は、反応領域23内で増幅反応が行われた際に、保護膜14から溶出する不純物に起因する増幅阻害の影響を大幅に低減することができる。通常、核酸の検出は、核酸抽出反応、核酸精製反応、核酸増幅反応、核酸ハイブリダイゼーション反応、ハイブリダイゼーションの有無検出などから成るが、第1の実施形態に係る核酸検出用デバイス100は、核酸ハイブリダイゼーション反応だけでなく核酸増幅反応も、同一反応領域23内で行うことが可能である。なお、反応領域23であっても保護膜14が配線13を覆うのは、上述のように、配線13が保護膜14で覆われていないと、配線13からノイズが混入するためである。
図5は、第1の実施形態に係る核酸検出用デバイス100を用いて、核酸増幅反応から核酸検出までを同一反応容器内で行うことができる核酸検出用デバイス内蔵カセット(送液カセット)1の一例となる概略構成を示す図である。なお、図5では、図の簡略化のため、基板10に形成された配線13及び保護膜14の図示は省略している。図6は、反応部規定用部材(反応容器)200が対向配置された核酸検出用デバイス100を反応部規定用部材200側から見た図である。なお、図6は、各センサ部11が2つのセンサで構成されている例を示している。
核酸検出用デバイス内蔵カセット1は、図5に示すように、上述した核酸検出用デバイス100、反応部規定用部材200、第1のカセット300、第2のカセット400を備える。
反応部規定用部材200は、図6に示すように、流路型反応部201を備える。流路型反応部201は、核酸検出用デバイス100の表面と接する面に設けられた溝(流路)である。流路型反応部201は、核酸増幅反応から核酸検出までを同一反応容器内で行なうための各種溶液がサンプル注入口201aから注入され、サンプル出口201bから排出される。流路型反応部201は、蛇行した流路形状で設けられているが、これに限定されない。流路型反応部201は、直線状で設けられていても、円形状で設けられていても、角型状で設けられていても良い。反応部規定用部材200は、平板型であってもチューブ型であっても良い。
なお、核酸増幅用プライマーは、核酸サンプルと混合した後に流路型反応部201に注入させても良いし、流路型反応部201のいずれかの部位に予め保持させておいても良い。後者の場合、増幅対象毎に用意された複数のプライマセットは、流路型反応部201のそれぞれ別な場所に保持させておいても良いし、全て一箇所に保持させておいても良い。流路型反応部201における複数のプライマセットの保持方法は限定されない。例えば、複数のプライマセットは、熱や真空乾燥などの手法で乾燥保持させても良いし、液体の状態で保持させても良い。また、複数のプライマセットは、凍結させて保持させても良い。また、複数のプライマセットは、メンブレンなどの保持用担体に保持させても良い。
なお、流路型反応部201は、反応部規定用部材20に形成されることで規定されているが、特に限定されない。流路型反応部201は、基板10をエッチングするなどして形成されても良い。
第1のカセット300、第2のカセット400は、核酸検出用デバイス100、反応部規定用部材200を挟持する外枠である。第1のカセット300、第2のカセット400は、例えば硬質材料で構成される。なお、核酸検出用デバイス内蔵カセット1は、それぞれ別個の構成要素である核酸検出用デバイス100、反応部規定用部材200を第1のカセット300、第2のカセット400で挟み込むカセット構造であるが、特に限定されない。反応部規定用部材200は、第2のカセット400と一体で構成されていても良い。核酸検出用デバイス内蔵カセット1は、反応部規定用部材200、第1のカセット300、第2のカセット400が一体で構成された容器型であって、これに核酸検出用デバイス100を差し込むように構成されていても良い。
次に、比較例として、第1の実施形態と異なり、反応領域において、センサ部以外の部分(配線のみならず基板も含む)が有機系の保護膜で覆われた核酸検出用デバイスについて説明する。核酸ハイブリダイゼーション反応は、センサ部が形成されている反応領域内で行われる。そのため、通常、反応領域では、センサ部以外の部分は、保護膜で覆われている。しかしながら、保護膜は、僅かに溶出物(不純物)があることが一般的に知られている。通常、不純物は、核酸ハイブリダイゼーション反応には影響を与えることはない。しかし、核酸増幅反応は、非常に繊細な反応であり、不純物が含まれると容易に増幅阻害が起こってしまう。したがって、核酸増幅反応を核酸ハイブリダイゼーション反応と同一の反応領域で行う場合、反応領域に存在する保護膜からの溶出物のため、上述の増幅阻害が発生してしまうという問題が発生する。
第1の実施形態によれば、反応領域23において保護膜14の占める面積を低減させることで、保護膜14からの不純物の溶出量を大きく低減でき、核酸増幅反応の阻害を低減できる。その結果、核酸検出デバイス100の感度は向上する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図面を参照し、詳細に説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同一の構成については、同符号を付して説明を省略する。図7は、第2の実施形態に係る核酸検出用デバイス100における反応領域23近傍の拡大図である。第2の実施形態は、反応領域23における保護膜14の形状が第1の実施形態と異なる。
保護膜14は、反応領域23において、第1の実施形態と同様に、配線13が露出しないように配線13を覆う。さらに、保護膜14は、反応領域23において、センサ部11の外周部分(センサ部11と基板10との境界部分)が露出しないようにセンサ部11の外周部分を覆う。言い換えると、保護膜14は、センサ部11の略中央部分が露出するような開口を備える。つまり、保護膜14は、反応領域23において、少なくとも配線13及びセンサ部11の外周部分以外の部分では、基板10またはセンサ部11を露出させる1以上の開口を備える。なお、保護膜14は、基板10上であっても、配線13と基板10との境界部分近傍に設けられていても良い。
上述のように、第2の実施形態に係る保護膜14は、反応領域23において、基板10の一部を含む下層部(基板10またはセンサ部11)を露出させる1以上の開口を備える。
保護膜14をセンサ部11の外周部分に設けるのは、次のような理由による。センサ部11からの検出信号は、センサ部11の露出面積(保護膜14で覆われていない接液面積)に比例する。そのため、各センサ部11の露出面積は、一定であることが望ましい。各センサ部11の略中央部分と対向する部分に開口が設けられた保護膜14を基板10上に設けることで、各センサ部11の面積は、厳密に一定に規定できる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、第2の実施形態によれば、各センサ部11の露出面積(各センサ部11が複数個のセンサで構成されている場合は、複数個のセンサの露出した面積の合算)が一定に規定されるため、核酸検出デバイス100の感度がより向上する。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について図面を参照し、詳細に説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同一の構成については、同符号を付して説明を省略する。図8は、第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100における反応領域23近傍の拡大図である。第3の実施形態は、反応領域23における保護膜14の形状が第1の実施形態と異なる。
保護膜14は、反応領域23において、配線13が露出しないように、配線13を覆う。また、保護膜14は、反応領域23において、各センサ部11間の境界領域で基板10上を覆う区切り形状を備える。ここで、各センサ部11間の境界領域とは、反応領域23における各センサ部11間の略中央部分である。各センサ部11間の境界領域に設けられた保護膜14は、反応領域23において、センサ部11近傍に設けられた開口(露出する基板10)と、隣接する別のセンサ部11近傍に設けられた開口(露出する基板10)とを区切る(分断する)ように、基板10上を覆う。なお、各センサ部11間の境界領域で基板10上を覆う保護膜10の形状は、特に限定されない。一方、保護膜14は、反応領域23において、センサ部11には設けられていない。つまり、保護膜14は、反応領域23において、少なくとも配線13及び各センサ部11間の境界理領域以外の部分では、基板10またはセンサ部11を露出させる1以上の開口を備える。なお、保護膜14は、基板10上であっても、配線13と基板10との境界部分近傍に設けられていても良い。なお、保護膜14は、第2の実施形態と同様に、センサ部11の外周部分を覆うように設けられていても良い。
上述のように、第3の実施形態に係る保護膜14は、反応領域23において、基板10の一部を含む下層部(基板10またはセンサ部11)を露出させる1以上の開口を備える。
各センサ部11間の境界領域に保護膜14を設けるのは、次のような理由による。各センサ部11上には、標的となる核酸を検出するための各種核酸プローブがそれぞれ固定化される。製造時には、各核酸プローブを含む液体は、各センサ部11上に滴下される。しかしながら、基板10の親水性が高い場合、各センサ部11間の境界領域に保護膜14が設けられていないと、あるセンサ部11に滴下された核酸プローブ溶液は、隣接するセンサ部11に滴下された別の核酸プローブ溶液と接して混合する。一般的に有機系の保護膜は、親水性が低い。そのため、各センサ部11間の境界領域に設けられた保護膜14は、あるセンサ部11に滴下された核酸プローブ溶液が隣接するセンサ部11に滴下された別の核酸プローブ溶液と接することを防ぐことができる。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、第3の実施形態によれば、核酸検出用デバイス100の製造時における各センサ部14に対する核酸プローブの固定を正確かつ容易にすることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について図面を参照し、詳細に説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同一の構成については、同符号を付して説明を省略する。図9は、第4の実施形態に係る核酸検出用デバイス100における反応領域23近傍の拡大図である。第4の実施形態は、各センサ部11間の境界領域における保護膜14の形状が第3の実施形態と異なる。
保護膜14は、反応領域23において、配線13が露出しないように配線13を覆う。一方、保護膜14は、反応領域23において、センサ部11には設けられていない。また、保護膜14は、反応領域23において、第3の実施形態と同様に、各センサ部11間の境界領域で基板10上を覆う区切り形状を備える。境界領域に設けられた保護膜14は、反応領域23において、センサ部11近傍に設けられた開口(露出する基板10)と、隣接する別のセンサ部11近傍に設けられた開口(露出する基板10)とを区切る(分断する)ように、基板10上を覆う。
保護膜14は、各センサ部11間の境界領域において、センサ部11の周囲を取り囲む形状で設けられている。一例として、保護膜14は、センサ部11近傍において、隣接する少なくとも一方のセンサ部11側に対して、凸状の弧形状を備える開口を備える。したがって、センサ部11近傍は基板10が露出しているが、さらにその周囲は、保護膜14で覆われている。
つまり、保護膜14は、反応領域23において、少なくとも配線13及び境界理領域以外の部分では、基板10またはセンサ部11を露出させる1以上の開口を備える。なお、保護膜14は、基板10上であっても、配線13と基板10との境界部分近傍に設けられていても良い。なお、保護膜14は、第2の実施形態と同様に、センサ部11の外周部分を覆うように設けられていても良い。
上述のように、第4の実施形態に係る保護膜14は、反応領域23において、基板10の一部を含む下層部(基板10またはセンサ部11)を露出させる1以上の開口を備える。
保護膜14が各センサ部11間の境界領域において、センサ部11の周囲を取り囲む形状で設けられているのは、センサ部11に滴下された核酸プローブを含む液体が必要以上に広がることを防ぐためである。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、第4の実施形態によれば、核酸検出用デバイス100の製造時における各センサ部に対する核酸プローブの固定を正確かつ容易にすることができる。
(実施例1)
実施例1では、上記説明した第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100を実際に用いた核酸増幅反応について説明する。図11は、第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100を用いた核酸増幅反応の結果と、比較例の核酸検出用デバイスを用いた核酸増幅反応の結果を比較して示す。なお、比較例の核酸検出用デバイスは、反応領域において、センサ11以外の部分(配線のみならず基板も含む)が有機系の保護膜で覆われた構成である。図11は、横軸に増幅時間、縦軸に増幅核酸量を示している。実施例1では、第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100と比較例の核酸検出用デバイスのそれぞれの反応領域に増幅反応試薬を注入し、注入後40分、60分の増幅を行った時点での増幅核酸量を定量した。比較例の核酸検出用デバイスでは、40分では増幅量が低く、60分でもまだ十分ではない。これに対して、第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100では、40分の時点で十分量の増幅が得られている。この時点で増幅が飽和しているため、60分での増幅核酸量は増加していない。
図10に示す結果から、第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100の構成は、増幅阻害が大幅に低減されていることが明らかとなった。なお、第1、2、4の実施形態に係る核酸検出用デバイス100についても第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100と同様の構成を備えるため、上記同様の特性が得られる。
(実施例2)
実施例2では、上記説明した第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス内蔵カセット1を実際に用いた核酸検出の使用例を具体的に説明する。図11は、第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100における反応領域23近傍の拡大図である。なお、実施例2では図11に示す通り、センサ部11は2個1組のセンサで構成される。核酸検出用デバイス100は、センサ部11毎(2個1組のセンサ毎)に異なる核酸を検出する。反応領域23内の保護膜14は、第3の実施形態で説明したように、配線13を覆う部分と、各センサ部11間の境界領域にのみ形成されている。反応領域23内のその他の部分は、基板10(実施例2ではガラスを使用)が露出している。
1.核酸検出用デバイス内蔵カセット1の準備
1−1.核酸検出用デバイス100の準備
核酸検出用デバイス100上の各電極(以降、各センサ部11を構成するセンサに対応する)に、以下の表1に示す5種類の核酸プローブ(配列A〜E)を固定化した。各核酸プローブを含む溶液を各電極組に滴下し、その後余分な核酸プローブを洗浄除去することによって固定化を行った。なお、下記1、2番電極組、3、4番電極組、5、6番電極組、7、8番電極組、9、10番電極組は、それぞれ別のセンサ部11を構成している。
1)ネガティブコントロール用・・・1、2番電極
2)遺伝子-A検出用・・・3、4番電極
3)遺伝子-B検出用・・・5、6番電極
4)遺伝子-C検出用・・・7、8番電極
5)遺伝子-D検出用・・・9、10番電極
Figure 0006081071
1−2.核酸検出用デバイス内蔵カセット1の組立て
前記核酸検出用デバイス100のセンサ部11上に、反応領域23を形成できる反応部規定用部材200を取り付けた。反応部規定用部材200にはサンプル注入口が形成されており、反応液が漏れ出さないよう核酸検出用デバイス100に固定されている。反応部規定用部材200内には、予め以下の表2に示すようなプライマセットを乾燥された状態で保持させた。増幅用プライマーは、LAMP法による増幅用に設計されたものである。
Figure 0006081071
2.核酸の検出
2−1.鋳型溶液の準備
以下の表3に示すように遺伝子A、B、Dの3種類の鋳型と、増幅用試薬を混合した鋳型溶液を準備した。
Figure 0006081071
鋳型溶液には、Bst DNAポリメラーゼ、リアクションミックスが含まれ、後述の鋳型溶液と合わせ総量が50μLとなるように蒸留水(即ち、DW)が添加されたものを使用した。プライマーDNA(セットA)によってLAMP法による増幅反応が生じて、且つプローブDNA(A)とハイブリダイズして検出される鋳型Aと、プライマーDNA(セットB)によってLAMP法による増幅反応が生じて、且つプローブDNA(B)とハイブリダイズして検出される鋳型Bと、プライマーDNA(セットD)によってLAMP法による増幅反応が生じて、且つプローブDNA(D)とハイブリダイズして検出される鋳型Dと、を含む。
鋳型A、B、Dは、以下の表4に示す塩基配列を有する合成オリゴDNAである。
Figure 0006081071
2−2.鋳型溶液の添加
2−1にて準備した鋳型溶液を、反応領域に50μL添加した。
2−3.核酸の反応
以下に示す条件にて、反応領域を加熱或いは冷却し、各種反応を行った。
核酸増幅反応:64℃、60分
ハイブリダイゼーション反応:50℃、10分
洗浄反応:30℃、5分
電流検出用試薬(ヘキスト33258)反応:25℃、3分
2−4.核酸の検出
各プローブ核酸固定化作用極に電位を掃引し、プローブDNAとLAMP産物により形成された二本鎖に特異的に結合したヘキスト33258分子の酸化電流を計測した。上記一連の反応は、SICE Journal of Control, Measurement, and System Integration, Vol. 1, No. 3, pp. 266-270, 2008に記載のDNA自動検査装置にて実施した。
3.結果
図12は、各電極から得られた結果を示すグラフである。鋳型を添加した遺伝子A、B、Dに対応するプローブA、B、Dを固定化した電極3、4、5、6、9、10において、ネガティブコントロールよりも大きな電流値が得られた。一方、鋳型が添加されていない遺伝子Cに対応するプローブCを固定化した電極7、8は、ネガティブコントロールと同程度の電流値となった。図12に示す結果から、第3の実施形態に係る核酸検出用デバイス100を用いることで、鋳型を添加した遺伝子を確実に検出できたことが明らかとなった。
(実施例3)
実施例3では、上記説明した第4の実施形態に係る核酸検出用デバイス内蔵カセット1を実際に用いた核酸検出の使用例を具体的に説明する。図13は、第4の実施形態に係る核酸検出用デバイス100における反応領域23近傍の拡大図である。なお、実施例4では図13に示す通り、センサ部11は2個1組のセンサで構成される。核酸検出用デバイス100は、センサ部11毎(2個1組のセンサ毎)に異なる核酸を検出する。反応領域23内の保護膜14は、第4実施形態で説明したように、配線13を覆う部分と、各センサ部11間の境界領域と、各センサ部11を構成する2個のセンサの外周部分にのみ形成されている。反応領域23内のその他の部分は、基板10(実施例2ではガラスを使用)が露出している。なお、核酸検出用デバイス100を除く、検出に用いた材料および検出条件は、実施例2と同様である。なお、下記1、2番電極組、3、4番電極組、5、6番電極組、7、8番電極組、9、10番電極組は、それぞれ別のセンサ部11を構成している。
結果
図14は、各電極から得られた結果を示すグラフである。鋳型を添加した遺伝子A、B、Dに対応するプローブA、B、Dを固定化した電極3、4、5、6、9、10において、ネガティブコントロールよりも大きな電流値が得られた。一方、鋳型が添加されていない遺伝子Cに対応するプローブCを固定化した電極7、8は、ネガティブコントロールと同程度の電流値となった。図14に示す結果から、第4の実施形態に係る核酸検出用デバイス100を用いることで、鋳型を添加した遺伝子を確実に検出できたことが明らかとなった。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…核酸検出用デバイス内蔵カセット、10…基板、11…センサ部、12…パッド、13…配線.14…保護膜、20…センサ領域、21…配線領域、22…パッド領域、23…反応領域、100…核酸検出用デバイス、200…反応部規定用部材、201…流路型反応部、300…第1のカセット、400…第2のカセット。

Claims (5)

  1. 基板と、
    核酸サンプルを流通させるための流路型反応部を前記基板上に定める部材と、
    前記流路型反応部内の前記基板上に形成された複数のセンサ部であって、その夫々に標的となる核酸を検出するための各種核酸プローブが固定化されているセンサ部と、
    前記基板上に形成され、前記センサ部と接続された配線と、
    前記基板上に形成された保護膜と、
    を備え、
    前記流路型反応部内で核酸増幅反応を行った後に、前記センサ部上の核酸プローブによって核酸増幅産物の検出を行う核酸検出用デバイスにおいて、
    前記保護膜は、前記基板上における前記核酸サンプルの接液領域において、前記基板の一部及び前記センサ部を露出させる1以上の開口を備える、
    核酸検出用デバイス。
  2. 前記センサ部は、電極である、請求項1記載の核酸検出用デバイス。
  3. 前記保護膜は、前記接液領域において前記配線を覆う、請求項1記載の核酸検出用デバイス。
  4. 前記保護膜は、前記センサ部の外周部分を覆う、請求項3記載の核酸検出用デバイス。
  5. 前記保護膜は、前記接液領域において、前記センサ部近傍に設けられた開口と、前記センサ部と隣接する別のセンサ部近傍に設けられた開口とを区切るように前記基板を覆う、請求項1記載の核酸検出用デバイス。
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