JP6616937B2 - 塩基配列検出チップ - Google Patents
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Description
本実施形態の塩基配列検出チップについて説明する前に、塩基配列検出チップの基本原理について説明する。
次に、塩基配列検出チップ500の電流検出の一例について図4および図5を参照して説明する。この電流検出は、例えば三電極法を用いて行う。この三電極法が用いられる塩基配列検出チップ500においては、例えば図4に示すように、基板510上に、作用電極520と、カウンタ電極522と、参照電極524とが設けられている。作用電極520、カウンタ電極522、および参照電極524は互いに離間して設けられる。作用電極520には同一の配列を有するDNAプローブ530が少なくとも1個(図4では3個)固定され、基板510上に設けられた端子Wと接続される。なお、説明を簡単にするために、作用電極520は1個しか示していないが、一般に複数個設けられる。カウンタ電極522は基板510上に設けられた端子Cに接続され、参照電極524は基板510上に設けられた端子Rに接続される。
1.まず、ポテンショスタット600を用いて作用電極520の電位を参照電極524の電位に対して一定にする。
2.作用電極520は、この電極520上で挿入剤を電気分解する。
3.作用電極520で電気分解を維持するために必要な電流は、カウンタ電極522から流れる電流Icである。
4.このとき、ポテンショスタット600は作用電極520とカウンタ電極522との間に流れる電流を正確に測定する。すなわち、参照電極524には電流はほとんど流れない。
次に、第1実施形態による塩基配列検出チップ500を図6に示す。この実施形態の塩基配列検出チップ500は、固相基板510上に40組の作用電極群5201〜52040と、カウンタ電極522a、522bと、参照電極524とを備えている。カウンタ電極522a、522bはそれぞれ図面上でCEと表示され、参照電極524はREと表示されている。固相基板510は、例えば、ガラス基板またはシリコン基板から形成される。
次に、第1実施形態の塩基配列検出チップを搭載して検体のDNA配列を検出する塩基配列検出装置の一例について説明する。塩基配列検出装置の外形図を図10に示す。この塩基配列検出装置700は、図11に示すように、下プレート710と、パッキン720と、上プレート730と、カバー740と、キャップ750とを備えている。パッキン720は、下プレート710と、上プレート730との間に挿入される。カバー740は上プレート730に取り付けられる。キャップ750はヒンジによってカバー740に取り付けられる。下プレート710、上プレート730、カバー740、キャップ750は例えば透明なポリカーボネイト(PC)から形成され、パッキン720は例えば透明なエラストマーから形成される。
510 固相基板
520 電極(作用電極)
520a 入口に最近接する作用電極
520b 出口に最近接する作用電極
522 カウンタ電極
524 参照電極
530 DNAプローブ
540 検査されるDNA
550 挿入剤
600 ポテンショスタット
760a 流路入口
760b 流路出口
770 上蓋
780 流路
C 端子
R 端子
W 端子
Claims (6)
- 基板上に互いに離間して配列された複数の電極群であって、各電極群は離間して配置された複数の第1電極を有する、複数の電極群と、
各第1電極に対応して設けられ、対応する第1電極に固定され、塩基配列を有するプローブと、
前記複数の電極群の配列方向に沿って前記複数の電極群を覆うように前記基板上に設けられ、前記基板とともに流路を形成するカバー部材であって、試薬が流入する入口と、前記流路を通過した前記試薬が流出する出口とを有するカバー部材と、
前記基板上に設けられた第2電極であって、前記第2電極と前記複数の第1電極との間に電圧が印加されることにより前記基板に電流を供給するための第2電極と、
前記基板上に設けられた第3電極であって、前記第3電極と前記複数の第1電極との間の電圧が所定の電圧特性となるように制御するための第3電極と、
を備え、
前記入口に最近接した第1電極は前記入口から前記流路の幅の2.0倍以上離れた位置に設けられ、
前記複数の電極群は、第1乃至第4部分に分割され、前記第2部分は前記第1部分と前記第4部分との間に配置され、前記第3部分は前記第2部分と前記第4部分との間に配置され、
前記第2電極は2つの部分に分割され、
前記第2電極の一方の部分はU字形状を有し、前記第2電極の前記一方の部分は一端が前記第1部分の一方の端部に近接して設けられ、他端が前記第1部分の前記一方の端部と同じ側にある前記第2部分の一方の端部に近接して設けられ、
前記第2電極の他方の部分はU字形状を有し、前記第2電極の前記他方の部分は一端が前記第3部分の一方の端部に近接して設けられ、他端が前記第3部分の前記一方の端部と同じ側にある前記第4部分の一方の端部に近接して設けられ、
前記第3電極はU字形状を有し、前記第3電極は一端が前記第2部分の他方の端部に近接して設けられ、他端が前記第3部分の他方の端部に近接して設けられ、
前記上蓋は、前記第1乃至第4部分を覆うととともに更に前記第2および第3電極のそれぞれの形状に沿って前記第2および第3電極を覆うように設けられ、
前記上蓋は、前記第1部分、前記第2電極の前記一方の部分、前記第2部分、前記第3電極、前記第3部分、前記第2電極の前記他方の部分、および前記第4部分に亘って連続している塩基配列検出チップ。 - 前記入口に最近接した前記第1電極は前記入口から前記流路の幅の2〜3倍の距離に位置している請求項1記載の塩基配列検出チップ。
- 前記出口は前記基板に対して前記試薬が略垂直に流出するように設けられ、前記出口に最近接した第1電極は前記出口から前記流路の幅の1.4倍以上離れた位置に設けられている請求項1または2記載の塩基配列検出チップ。
- 各電極群内の前記複数の第1電極は、同じ塩基配列を有するプローブが固定される請求項1乃至3のいずれかに記載の塩基配列検出チップ。
- 前記複数の第1電極は、前記電極群毎に異なる塩基配列を有するプローブが固定される請求項1乃至4のいずれかに記載の塩基配列検出チップ。
- 前記基板上に設けられ、前記複数の電極群における前記複数の第1電極にそれぞれ接続される複数の第1端子と、
前記基板上に設けられ、前記第2電極に接続される第2端子と、
前記基板上に設けられ、前記第3電極に接続される第3端子と、
を更に備えた請求項1乃至5のいずれかに記載の塩基配列検出チップ。
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