JP6080698B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、天板を備える誘導加熱調理器に関する。
従来の誘導加熱調理器として、特許文献1には、天板上に載置された被加熱物を加熱する加熱手段と、この加熱手段の火力を調整する操作つまみとを備える加熱調理器が開示されている。特許文献1において、操作つまみは、調理器本体の前面の操作パネルに、回動操作及び軸方向操作可能に設けられている。特許文献1は、操作つまみが軸方向に押下されると、操作つまみが操作パネルから突出し、また、この軸方向操作に基づいて、加熱手段が加熱開始準備状態となる。そして、加熱手段が加熱開始準備状態となった後、更に、操作つまみが周方向に回動操作されると、この回動操作に基づいて、加熱手段の加熱動作が開始される。
即ち、この特許文献1における従来技術は、操作つまみが軸方向操作された後に、更に回動操作されて、初めて加熱動作が開始される。このように、特許文献1は、加熱動作が開始されるために、操作つまみに対し、2段階の操作を行う必要がある。特許文献1は、加熱動作を行うために、2段階操作を必要とすることにより、操作つまみ(オンオフキー)が1回押下されただけで、加熱動作が開始されてしまう加熱調理器よりも、誤操作による加熱動作開始を抑制し、安全性を高めようとするものである。
また、この特許文献1のほかに、加熱部の運転を、設定された時間の経過後に自動的に停止するタイマーを備えた誘導加熱調理器も、従来から提案されている。このタイマーは、加熱部の火力の調整を行う操作つまみとは別の操作つまみによって構成されている。タイマーは、この操作つまみが軸方向に押下されることにより、タイマーがオンオフされるものであり、タイマーがオンされた後、操作つまみが周方向に回動操作されると、この回動操作に基づいて、タイマーのタイマー時間が設定される。
特許第3810901号公報(請求項1)
しかしながら、タイマースイッチが操作つまみによって構成された従来の誘導加熱調理器では、加熱部の調整を行う操作つまみと、タイマースイッチのオンオフを行う操作つまみとが別個に設けられているため、部品数が多く、コストも高い。また、特許文献1においては、タイマーについては配慮されていない。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたもので、部品点数を減らし、コストを削減することができる誘導加熱調理器を提供するものである。
本発明に係る誘導加熱調理器は、被加熱物が載置される天板と、天板の下方に設けられ、被加熱物を加熱する加熱部と、回転自在に設けられ、回転された回転角度に基づいて、加熱部の動作を設定する操作部と、加熱部の運転を自動的に停止させるタイマーを設定するオンオフスイッチであるタイマースイッチと、操作部を、タイマースイッチがオフの場合に、回転角度に基づいて加熱部の火力の調整が行われる火力調整モードに設定し、タイマースイッチがオンの場合に、回転角度に基づいてタイマーのタイマー時間の設定が行われる時間設定モードに設定する制御部と、を有し、制御部は、タイマースイッチがオンの場合に、加熱部が準備状態であるか否かを判定し、加熱部が準備状態でない場合、タイマーの設定を終了することを特徴とする。
本発明によれば、制御部が、タイマースイッチのオンオフによって、操作部を、火力調整モード又は時間設定モードに設定し、時間設定モードに設定された場合、操作部の回転により、タイマーのタイマー時間が設定される。このため、タイマースイッチを、オンオフを行うだけの簡易的なスイッチで構成することができ、従って、部品点数の削減及びコストの低減を図ることができる。
実施の形態1に係る誘導加熱調理器1を示す斜視図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器1を示す上面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器1を示す正面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器1を示す側面図である。 実施の形態1における操作パネル5を示す斜視図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器1を示すブロック図である。 実施の形態1における発光部6の点灯を示す斜視図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器1の制御を示す第1のフローチャートである。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器1の制御を示す第2のフローチャートである。 実施の形態1における発光部6の発光パターンを示す図である。 実施の形態2における発光部6の点灯を示す斜視図である。
以下、本発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器1を示す斜視図、図2は、同じくこの誘導加熱調理器1を示す上面図、図3は、同じくこの誘導加熱調理器1を示す正面図、図4は、同じくこの誘導加熱調理器1を示す側面図である。この図1、図2、図3、図4に基づいて、誘導加熱調理器1について説明する。図1に示すように、誘導加熱調理器1は、グリル部1bと、グリル部1bの上部に設けられた上部加熱部1aとを備えている。
このうち、上部加熱部1aには、図2に示すように、手前側(矢印Y1方向)の中央に、グリル部1bにおける調理の操作を行うための上面操作部11が配置されている。また、上部加熱部1aの手前側の両端部には、上部加熱部1aの調理メニューを選択するメニュー操作部3aが配置されている。更に、上部加熱部1aの奥側(矢印Y2方向)には、吸排気口カバー12が配置され、また、手前側と奥側との間には、天板2が配置されている。この天板2には、鍋等の被加熱物が載置される載置部3が、例えば3個設けられている。
また、この3個の載置部3のうち、2個の載置部3の下方には、載置部3に載置された被加熱物を加熱する加熱コイルからなる加熱部4が設けられている。そして、もう1個の載置部3の下方には、例えば、ジュール熱で加熱するラジエントヒーター4aが設けられている。なお、天板2における上面操作部11近傍には、例えば液晶ディスプレイからなる表示部13が設置されており、この表示部13には、誘導加熱調理器1の動作情報及び上面操作部11からの入力情報等が表示される。
また、グリル部1bには、図3に示すように、幅方向の一方の側(矢印X1方向)に、グリル部1bの扉14が配置されている。また、グリル部1bにおける幅方向の他方の側(矢印X2方向)には、上部加熱部1aにおける調理の操作を行うための操作パネル5が設けられている。この操作パネル5には、天板2上に設置された3個の載置部3に対応する3個の操作部5aが設置され、これらの操作部5aの下方(矢印Z1方向)には、これらの操作部5aに対応するように、夫々3個のタイマースイッチ5bが設置されている。なお、操作パネル5には、誘導加熱調理器1の電源スイッチ5cも、設置されている。また、図4に示すように、誘導加熱調理器1の側面は、側板15によって塞がれている。
次に、操作パネル5に設置された操作部5aについて詳細に説明する。図5は、実施の形態1における操作パネル5を示す斜視図である。図5に示すように、操作部5aは、円柱状をなしており、軸方向(矢印Y方向)が、操作パネル5に対し垂直になるように、操作パネル5に設置されている。この操作部5aは、押下される度に、操作パネル5から突出したり、操作パネル5内に収納されたりするプッシュ式のスイッチで構成されている。
このプッシュ式のスイッチとしては、例えば、タクタイルスイッチとすることができる。操作部5aは、加熱部4による加熱が行われない場合、操作パネル5内に収納された状態であり、加熱部4が使用される場合には、操作部5aが押下されることにより、操作部5aが操作パネル5から突出して、加熱部4の動作を行うことが可能な準備状態となる。また、この操作部5aはダイヤル式となっており、周方向に回転されることにより、加熱部4の火力を段階的に調整することが可能となっている。なお、操作部5aは、例えば樹脂で構成されている。
また、この操作部5aの周囲には、環状の操作発光部6aが設けられている。この発光部6は、夫々発光色が異なる第1の操作発光部6aa及び第2の操作発光部6abを備えており、例えば、第1の操作発光部6aaの発光色は青色であり、第2の操作発光部6abの発光色は赤色である。この第1の操作発光部6aa及び第2の操作発光部6abは、夫々個別に点灯することができるものであり、第1の操作発光部6aaのみを点灯させると、青色に点灯し、第2の操作発光部6abのみを点灯させると、赤色に点灯する。なお、本実施の形態では、操作発光部6aの発光色が、「青色」及び「赤色」の場合について例示しているが、他の色であってもよい。また、本実施の形態では、操作発光部6aの形状を環状としているが、そのほかの形状であってもよい。
次に、操作パネル5に設置されたタイマースイッチ5bについて詳細に説明する。タイマースイッチ5bは、加熱部4の運転を、設定された時間の経過後に自動的に停止させるタイマーを設定するオンオフスイッチである。図5に示すように、タイマースイッチ5bは、例えばシーソー式のスイッチで構成されている。このタイマースイッチ5bにおいて、操作パネル5における幅方向の一方の側(矢印X1方向)が押下されると、タイマースイッチ5bがオフされ、操作パネル5における幅方向の他方の側(矢印X2方向)が押下されると、タイマースイッチ5bがオンされる。タイマースイッチ5bがオンされると、操作部5aは、火力調整モードから時間設定モードに移行する。これにより、操作部5aが周方向に回転されることによって、タイマーのタイマー時間の設定を行うことができる。
また、このタイマースイッチ5bは、内部に発光素子等が備えられ、この発光素子から出射された光を透過する透光性の材質で形成されている。即ち、このタイマースイッチ5b自体が、スイッチ発光部6bとなっている。このスイッチ発光部6bは、夫々発光色が異なる第1のスイッチ発光部6ba及び第2のスイッチ発光部6bbを備えており、例えば、第1のスイッチ発光部6baの発光色は青色であり、第2のスイッチ発光部6bbの発光色は赤色である。この第1のスイッチ発光部6ba及び第2のスイッチ発光部6bbは、操作発光部6aと同様に、夫々個別に点灯することができるものであり、第1のスイッチ発光部6baのみを点灯させると、青色に点灯し、第2のスイッチ発光部6bbのみを点灯させると、赤色に点灯する。なお、本実施の形態では、操作発光部6aと同様に、スイッチ発光部6bの発光色が、「青色」及び「赤色」の場合について例示しているが、他の色であってもよい。また、スイッチ発光部6bは、タイマースイッチ5bと一体的に形成されていなくてもよく、例えば、その周囲に設けられていてもよい。
次に、制御部21について説明する。図6は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器1を示すブロック図である。図6に示すように、誘導加熱調理器1には、電源38が設けられており、制御部21は、電源スイッチ5cが入ると、電源38を投入する。また、誘導加熱調理器1には、インバーター回路31が設けられており、このインバーター回路31は、載置部3に載置された被加熱物を加熱する加熱コイルからなる加熱部4及び共振コンデンサ32を駆動するものである。制御部21は、操作部5aが操作され、加熱部4の駆動を開始する信号が入力された際、インバーター回路31を駆動する。そして、インバーター回路31は、加熱部4及び共振コンデンサ32からなる負荷回路に、高周波電流を供給する。
なお、本実施の形態では、インバーター回路31は2個設けられており、夫々誘導加熱調理器1の天板2に設置された3個の載置部3のうち、2個の載置部3に対応している。なお、もう1個の載置部3は、例えば、ジュール熱で加熱するラジエントヒーター4aによって、載置された被加熱物が加熱されるように構成することができる。また、誘導加熱調理器1には、グリル部1bのグリルヒーター34を駆動するグリルヒーター駆動回路33が設けられている。制御部21は、上面操作部11が操作され、グリルヒーター34の駆動を開始する信号が入力されると、グリルヒーター駆動回路33を駆動する。そして、グリルヒーター駆動回路33は、グリルヒーター34に、電流を供給する。
更に、誘導加熱調理器1には、表示部13を駆動する表示部駆動回路35が設けられている。制御部21は、上面操作部11又は操作部5aが操作され、表示部13の駆動を開始する信号が入力されると、表示部駆動回路35を駆動する。そして、表示部駆動回路35は、表示部(LCD)13に電流を供給し、誘導加熱調理器1の動作情報並びに上面操作部11及び操作部5aからの入力情報等を、表示部13に表示させる。更に、誘導加熱調理器1には、スピーカー36が設けられており、制御部21は、上面操作部11又は操作部5aが操作され、スピーカー36の駆動を開始する信号が入力された際、スピーカー36を駆動する。そして、制御部21は、スピーカー36から、誘導加熱調理器1の動作情報並びに上面操作部11及び操作部5aからの入力情報等を発声させる。また、誘導加熱調理器1には、電源部37が設けられており、この電源部37は、インバーター回路31、グリルヒーター駆動回路33、表示部駆動回路35及びスピーカー36等に電流を供給するものである。
また、誘導加熱調理器1には、回転検出部25が設けられており、この回転検出部25は、操作部5aが回転されたときの回転角度を検出するものである。タイマースイッチ5bがオフされた状態、即ち、操作部5aが火力調整モードに設定されているとき、この回転検出部25によって検出された回転角度の情報は、インバーター回路31に送信され、加熱部4の火力が制御される。これに対し、タイマースイッチ5bがオンされて、操作部5aが時間設定モードに設定されているとき、回転検出部25によって検出された回転角度の情報に基づいて、タイマーのタイマー時間の設定が行われる。
また、制御部21は、発光調整部22、計時部23及び記憶部24を備えており、このうち、発光調整部22は、発光部6の発光パターンを調整するものである。図7(a)、(b)、(c)は、実施の形態1における発光部6の点灯を示す斜視図である。このうち、図7(a)は、発光部6が消灯していることを示す斜視図、図7(b)は、発光部6が点灯していることを示す斜視図、図7(c)は、発光部6が、図7(b)とは異なる色に点灯していることを示す斜視図である。図7(a)に示すように、タイマースイッチ5bがオフされている場合、発光調整部22は、操作発光部6a及びスイッチ発光部6bを消灯する。
次に、タイマースイッチ5bがオンされる場合について説明する。タイマースイッチ5bがオンされる時期として、既に操作部5aが周方向に回転されて、加熱部4が運転中である場合と、操作部5aが周方向に回転されておらず、加熱部4が準備状態である場合との2通りが考えられる。このうち、加熱部4が準備状態であるときにタイマースイッチ5bがオンされた場合、操作部5aは火力調整モードから時間設定モードに移行され、操作発光部6a及びスイッチ発光部6bは、青色に点滅する。即ち、第1の操作発光部6aa及び第1のスイッチ発光部6baが点滅する。そして、時間T秒が経過すると、操作部5aは時間設定モードから火力調整モードに復帰され、操作発光部6a及びスイッチ発光部6bは、青色の点滅から点灯に変わる(図7(b))。この時間T秒は、誘導加熱調理器1の工場出荷時に予め設定されていてもよいし、また、使用者が適宜変更するように構成することも可能である。
一方、加熱部4が運転しているときにタイマースイッチ5bがオンされた場合、操作部5aは火力調整モードから時間設定モードに移行され、操作発光部6a及びスイッチ発光部6bは、赤色に点滅する。即ち、第2の操作発光部6ab及び第2のスイッチ発光部6bbが点滅する。そして、予め決められた時間T秒が経過すると、操作部5aは時間設定モードから火力調整モードに復帰され、操作発光部6a及びスイッチ発光部6bは、赤色の点滅から点灯に変わる(図7(c))。
また、発光調整部22のほかに、制御部21に備わっている計時部23は、タイマーのタイマー時間及び上記の時間T秒等を計測するものである。そして、記憶部24は、この時間T秒及び発光部6の発光パターン等を記憶するものである。
次に、本実施の形態に係る誘導加熱調理器1の動作について説明する。図8は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器1の制御を示す第1のフローチャートである。図8に示すように、先ず、電源スイッチ5cが投入されると、制御部21は、タイマースイッチ5bがオンされているか否かを判定する(ステップS1)。制御部21によって、タイマースイッチ5bがオフされていると判定された場合(ステップS1のNo)は、操作部5aは火力調整モードに設定される(ステップS3)。これに対し、制御部21によって、タイマースイッチ5bがオンされていると判定された場合(ステップS1のYes)は、操作部5aは時間設定モードに設定される(ステップS2)。
以上のように、タイマースイッチ5bがオンオフされることにより、制御部21は、操作部5aを、火力調整モード又は時間設定モードに設定する。そして、操作部5aが火力調整モードに設定されている場合は、操作部5aの回転により、加熱部4の火力の調整が行われることに加え、操作部5aが時間設定モードに設定されている場合は、操作部5aの回転により、タイマーのタイマー時間が設定される。このように、本実施の形態は、操作部5aによって、火力調整及びタイマー時間の設定のいずれも行うことができるため、タイマースイッチ5bを、タイマーのオンオフを行うだけの簡易的なスイッチで構成することができる。
従来の誘導加熱調理器では、タイマースイッチを部品点数が多いダイヤル式の操作つまみとする必要があるため、火力調整の操作つまみが3個設けられていると、これらに対応するようにタイマーの操作つまみも3個必要となる。即ち、従来の誘導加熱調理器では、操作つまみが合わせて6個必要となる。これに対し、本実施の形態では、ダイヤル式の操作つまみは、操作部5aの3個だけで済み、タイマーについては、簡易なオンオフスイッチであるタイマースイッチ5bを3個用意すればよい。従って、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器1は、従来の誘導加熱調理器よりも、部品点数を削減し、コストの低減を図ることができる。更に、操作部5aで、火力の調整及びタイマー時間の設定のいずれも行うことができるため、使い勝手が良い。
図9は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器1の制御を示す第2のフローチャートである。図8(第1のフローチャート)のステップS1、ステップS2において、制御部21によって、タイマースイッチ5bがオンされていると判定され、操作部5aが時間設定モードに設定されると、引き続き、第2のフローチャートに基づいて、誘導加熱調理器1の制御が行われる。図9に示すように、タイマースイッチ5bがオンされると、計時部23によって、オンされてからの時間が計測されると共に、制御部21は、加熱部4が運転中であるか否かを判定する(ステップS11)。制御部21によって、加熱部4が運転中であると判定される(ステップS11のYes)と、発光調整部22は、スイッチ発光部6bを赤色に点滅させる(ステップS12)。即ち、発光調整部22は、第2のスイッチ発光部6bbを点滅させる。更に、発光調整部22は、操作発光部6aを赤色に点滅させる(ステップS13)。即ち、発光調整部22は、第2の操作発光部6abを点滅させる。
その後、制御部21は、操作部5aが回転されたか否かを判定する(ステップS14)。制御部21によって、操作部5aが回転されていないと判定されると、ステップS16に移行する(ステップS14のNo)。一方、制御部21によって、操作部5aが回転されていると判定されると、回転検出部25によって、その回転角度が検出される(ステップS14のYes)。そして、回転検出部25によって検出された回転角度に基づいて、タイマーのタイマー時間が設定される(ステップS15)。また、制御部21は、記憶部24によって記憶された時間T秒が経過したか否かを判定する(ステップS16)。制御部21によって、時間T秒が経過していないと判定されると、ステップS14に戻る(ステップS16のNo)。一方、制御部21によって、時間T秒が経過したと判定されると、制御部21は、操作部5aの回転角度に基づいて設定されたタイマー時間を、タイマーのタイマー時間として決定する(ステップS17)。
なお、前述の如く、制御部21によって、操作部5aが回転されていないと判定されると、ステップS16に移行する。このように、制御部21は、操作部5aの回転の有無にかかわらず、T秒が経過すれば、タイマー時間を決定する。操作部5aが回転されないまま、T秒が経過すると、タイマー時間は無制限、即ち、タイマーの設定がキャンセルされたことになる。そして、タイマー時間が決定されると、発光調整部22は、スイッチ発光部6bを赤色の点滅から点灯に変える(ステップS18)。即ち、発光調整部22は、第2のスイッチ発光部6bbを点滅から点灯に変化させる。更に、発光調整部22は、操作発光部6aを赤色の点滅から点灯に変える(ステップS19)。即ち、発光調整部22は、第2の操作発光部6abを点滅から点灯に変える。これにより、タイマーの設定が完了したことを、使用者が認識することができる。
一方、ステップS11にて、制御部21によって、加熱部4が停止中であると判定される(ステップS11のNo)と、次に、制御部21は、加熱部4が準備状態であるか否かを判定する(ステップS20)。操作部5aが押下されて、操作パネル5から突出し、加熱部4が準備状態にある場合、次のステップS21に進む。なお、ステップS21からステップS28までは、発光部6の発光色が、ステップS12からステップS19までと相違し、それ以外については、共通する。従って、ステップS21からステップS28までについては、ステップS12からステップS19までとの相違点について説明し、共通点については説明を省略する。
ステップS21は、ステップS12に対応するものであり、発光調整部22は、スイッチ発光部6bを、青色に点滅させる(ステップS21)。即ち、発光調整部22は、第1のスイッチ発光部6baを点滅させる。更に、発光調整部22は、操作発光部6aを青色に点滅させる(ステップS22)。即ち、発光調整部22は、第1の操作発光部6aaを点滅させる。なお、ステップS23からステップS26までは、ステップS14からステップS17までと同様である。そして、ステップS27は、ステップS18に対応するものであり、発光調整部22は、スイッチ発光部6bを、青色の点滅から点灯に変える(ステップS27)。即ち、発光調整部22は、第1のスイッチ発光部6baを点滅から点灯に変える。更に、発光調整部22は、操作発光部6aを青色の点滅から点灯に変える(ステップS28)。即ち、発光調整部22は、第1の操作発光部6aaを点滅から点灯に変化させる。これにより、タイマーの設定が完了したことを、使用者が認識することができる。
更に、設定されたタイマー時間が経過して、タイマーが完了するとき、発光調整部22は、発光部6を例えば青色に点滅させる。これにより、使用者が、誘導加熱調理器1から離れた場所にいても、タイマーが完了したことを認識することができる。なお、ステップS20にて、制御部21によって、操作部5aが操作パネル5内に収納されて加熱部4が準備状態ではないことが判定された場合、タイマーの設定は不要であるため、誘導加熱調理器1は、制御を終了する。
以上説明したように、発光調整部22は、誘導加熱調理器1のステータスによって、発光部6の発光パターンを変化させる。図10は、実施の形態1における発光部6の発光パターンを示す図である。図10に示すように、タイマースイッチ5bがオフである場合、発光部6は消灯している。そして、加熱部4が運転中に、タイマースイッチ5bがオンされると、発光部6は赤色に点滅する(図9のステップS12、ステップS13)。そして、T秒が経過すると、発光部6は赤色に点灯する(図9のステップS18、ステップS19)。また、加熱部4が準備状態にあるとき、タイマースイッチ5bがオンされると、発光部6は青色に点滅する(図9のステップS21、ステップS22)。そして、タイマースイッチ5bがオンされてからT秒が経過すると、発光部6は青色に点灯する(図9のステップS27、ステップS28)。また、タイマーが完了すると、発光部6は青色に点滅する。
なお、上記の発光パターンは、一例に過ぎず、例えば、発光部6の発光色を変えたり、点滅速度を変えたりすることもできる。発光色を変える手段としては、第1の操作発光部6aa及び第1のスイッチ発光部6ba並びに第2の操作発光部6ab及び第2のスイッチ発光部6bbの階調を変化させたり、更に第3の操作発光部及び第3のスイッチ発光部等を加えたりすることが挙げられる。なお、本実施の形態においては、誘導加熱調理器1に、発光部6を強制的に消灯させる機能をもたせてもよい。これにより、使用者が、発光部6の発光を必要としない場合、発光部6の発光を停止させることができる。
以上説明したように、本実施の形態は、操作部5aの周囲に操作発光部6aを設け、且つタイマースイッチ5b自体をスイッチ発光部6bとすることによって、タイマーの視認性を高めることにより、ユニバーサルデザイン(UD)及び安全性が考慮された操作パネル5を実現することができる。また、誘導加熱調理器1の使用者が、誘導加熱調理器1から離れた場所にいても、発光部6が発光することにより、タイマーが設定されているか否かを認識することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る誘導加熱調理器1について説明する。図11(a)、(b)、(c)は、実施の形態2における発光部6の点灯を示す斜視図である。このうち、図11(a)は、発光部6が消灯していることを示す斜視図、図11(b)は、発光部6が点灯していることを示す斜視図、図11(c)は、発光部6が、図11(b)とは異なる色に点灯していることを示す斜視図である。本実施の形態は、タイマースイッチ5bがシーソー式のスイッチではなく、タッチパネルで構成されている点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、タイマースイッチ5bは、例えば静電容量式のタッチパネルで構成されており、タイマースイッチ5bに接触することで、タイマーのオンオフを切り換えることができる。図11(a)に示すように、タイマースイッチ5bがオフであるとき、操作発光部6a及びスイッチ発光部6bは消灯する。そして、加熱部4が準備状態であるときにタイマースイッチ5bがオンされた場合、操作発光部6a及びスイッチ発光部6bは、青色に点滅し、T秒経過後に、点滅から点灯に変わる(図11(b))。また、加熱部4が運転しているときにタイマースイッチ5bがオンされた場合、操作発光部6a及びスイッチ発光部6bは、赤色に点滅し、T秒経過後に、点滅から点灯に変わる(図11(c))。
このように、本実施の形態では、実施の形態1で得られる効果に加え、タイマースイッチ5bがタッチパネルで構成されているため、操作パネル5からタイマースイッチ5bが突出せず、この操作パネル5の清掃を容易に行うことができる。なお、本実施の形態では、タイマースイッチ5bをタッチパネルとしたが、操作部5aをタッチパネルで構成してもよい。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る誘導加熱調理器1について説明する。本実施の形態では、タイマースイッチ5bがオフされている場合、即ち、通常使用においてタイマーが設定されており、タイマースイッチ5bがオンされて初めてタイマーが解除されるものである点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、タイマーのタイマー時間は、加熱部4の火力に基づいて予め決められている。このタイマー時間は、加熱部4の火力が強いほど、危険性が高まるため、タイマー時間を短くして、危険性を低減させている。例えば、加熱部4の火力が2のとき、タイマー時間は20分に設定され、加熱部4の火力が8のとき、タイマー時間は10分に設定される。なお、火力は、数値が大きいほど強いものである。本実施の形態では、タイマースイッチ5bがオンされてタイマーが解除されない限り、常にタイマーが動作しているため、誘導加熱調理器1を使用する上での安全性を高めることができる。
1 誘導加熱調理器、1a 上部加熱部、1b グリル部、2 天板、3 載置部、3a メニュー操作部、4 加熱部、4a ラジエントヒーター、5 操作パネル 5a 操作部、5b タイマースイッチ、5c 電源スイッチ、6 発光部、6a 操作発光部、6aa 第1の操作発光部、6ab 第2の操作発光部、6b スイッチ発光部、6ba 第1のスイッチ発光部、6bb 第2のスイッチ発光部、11 上面操作部、12 吸排気口カバー、13 表示部、14 扉、15 側板、21 制御部、22 発光調整部、23 計時部、24 記憶部、25 回転検出部、31 インバーター回路、32 共振コンデンサ、33 グリルヒーター駆動回路、34 グリルヒーター、35 表示部駆動回路、36 スピーカー、37 電源部、38 電源。

Claims (6)

  1. 被加熱物が載置される天板と、
    前記天板の下方に設けられ、前記被加熱物を加熱する加熱部と、
    回転自在に設けられ、回転された回転角度に基づいて、前記加熱部の動作を設定する操作部と、
    前記加熱部の運転を自動的に停止させるタイマーを設定するオンオフスイッチであるタイマースイッチと、
    前記操作部を、前記タイマースイッチがオフの場合に、前記回転角度に基づいて前記加熱部の火力の調整が行われる火力調整モードに設定し、前記タイマースイッチがオンの場合に、前記回転角度に基づいて前記タイマーのタイマー時間の設定が行われる時間設定モードに設定する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記タイマースイッチがオンの場合に、前記加熱部が準備状態であるか否かを判定し、前記加熱部が準備状態でない場合、前記タイマーの設定を終了する
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記制御部は、
    前記操作部が前記時間設定モードに設定された場合、予め決められた時間の経過後に、前記タイマー時間を決定し、前記操作部を前記火力調整モードに移行させる
    ことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 発光部を有し、
    前記制御部は、
    前記操作部が前記時間設定モードに設定されている場合に、前記発光部を予め決められた発光パターンで発光させる発光調整部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記発光部は、
    夫々発光色が異なる第1の発光部及び第2の発光部を有し、
    前記発光調整部は、
    前記加熱部の停止中に前記操作部が前記時間設定モードに設定された場合、前記第1の発光部を予め決められた発光パターンで発光させ、前記加熱部の運転中に前記操作部が前記時間設定モードに設定された場合、前記第2の発光部を予め決められた発光パターンで発光させる
    ことを特徴とする請求項3記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記発光調整部は、
    前記タイマー時間が経過して前記タイマーが完了するとき、前記発光部を予め決められた発光パターンで発光させる
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記タイマースイッチは、タッチパネルで構成されており、前記タイマースイッチに接触することで、前記タイマーのオンオフが切り換えられる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
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