JP6080652B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、共通の電源を用いてトナー像を像担持体から中間転写ベルトに転写するとともに中間転写ベルトから記録材へ転写する画像形成装置、詳しくは記録材のジャム処理後の再起動時に中間転写ベルト上の未転写トナー像を回収する制御に関する。
像担持体に形成したトナー像を、一次転写部で中間転写ベルトに転写した後に二次転写部で記録材に再転写し、トナー像が転写された記録材を加熱加圧して画像を記録材に定着させる画像形成装置が広く用いられている。通常、一次転写部は、像担持体と電圧を印加される転写回転体とで中間転写ベルトを挟持して、像担持体と中間転写ベルトとの間に形成される(特許文献1)。しかし、転写回転体を省略して中間転写ベルトの張架機構を簡略化した画像形成装置も提案されている(特許文献2)。
特許文献2の図5に示される画像形成装置は、印加された電圧を周方向に伝達可能な導電層を中間転写ベルトに設け、中間転写ベルトを張架する支持回転体に電圧を印加し、中間転写ベルトを介して、一次転写部にトナー像の転写に必要な電圧を確保している。
特開2010−256758号公報 特開2006−259640号公報
特許文献1に示される画像形成装置は、像担持体クリーニング装置がクリーニング部材を像担持体に摺擦させて像担持体上の転写残トナーを回収している。また、特許文献2に示される画像形成装置は、二次転写部へ電圧を印加する電源とは別に、一次転写部へ電圧を印加する電源が設けられている。
そこで、二次転写部へ電圧を印加する電源と一次転写部へ電圧を印加する電源とを共通化するとともに、転写残トナーを再利用してトナー像を現像する現像同時クリーニング方式を採用してクリーニング部材を省略することが提案された。これにより、一次転写部へ電圧を印加する電源と像担持体クリーニング装置が不要となり、画像形成装置の小型化が容易となる。
しかし、二次転写部へ電圧を印加する電源と一次転写部へ電圧を印加する電源とを共通化すると、記録材のジャム処理後の再起動時に、中間転写ベルトに付着したトナー像が二次転写部の転写回転体に付着し易くなる。像担持体クリーニング装置が無いため、像担持体に付着したトナー像は、中間転写ベルトへ転写して中間転写ベルトクリーニング装置で回収する必要がある。このとき、電源が共通化されて二次転写部に独立した電圧を印加できないため、一次転写部で像担持体から中間転写ベルトへトナー像を転写している間、二次転写部で中間転写ベルトから二次転写部の転写回転体へトナー像が転写されてしまう。その結果、記録材のジャム処理後、画像形成された記録材の裏面に転写回転体からトナーが付着して裏汚れが発生する。
本発明は、記録材のジャム処理後の再起動時、適正なタイミングで転写回転体をクリーニングして、画像形成された記録材の裏面に転写回転体からトナーが付着しないようにした画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体に静電像を形成する静電像形成手段と、前記像担持体に形成された静電像をトナー像に現像するとともに前記像担持体に付着した転写残トナーを回収する現像装置と、前記像担持体から一次転写位置で一次転写されたトナー像を担持する中間転写体と、二次転写位置で前記中間転写体との間に記録材を挟持して回転し、前記中間転写体のトナー像を記録材へ二次転写する転写回転体と、前記中間転写体と接地電位との間に電気的に接続され、電流が流れることで所定の電圧が維持される定電圧素子と、前記転写回転体に電圧を印加して前記二次転写位置で二次転写電界を形成するとともに、前記定電圧素子に電流を流し、前記一次転写位置に一次転写電界を形成する電源手段と、前記中間転写体の回転方向において前記二次転写位置より下流側であって前記一次転写位置よりも上流側で、前記中間転写体に付着したトナーをクリーニングするクリーニング装置と、記録材のジャムが発生して装置本体を停止させた後に装置本体を復帰させる際、前記停止させたときに前記像担持体に担持されていたトナー像を前記中間転写体へ転写させた後に前記クリーニング装置にて回収する回収モードを実行可能な制御手段と、を備えるものである。そして、前記回収モードにおいて、前記電源手段は、前記転写回転体へトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加して前記像担持体に担持されたトナー像の像担持体回転方向における上流側端部の領域を前記中間転写体へ転写させた後に、前記転写回転体へトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加する。
本発明の画像形成装置では、記録材のジャム発生時に像担持体に担持されていたトナー像が中間転写体へ転写された後に、転写回転体へトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加して、転写回転体へ移転したトナーを中間転写体上へ移転させることができる。中間転写ベルトへ転写したトナー像に加えて中間転写体から転写回転体へ移転していたトナーもクリーニング装置によって回収できる。
したがって、記録材のジャム処理後の再起動時、適正なタイミングで転写回転体がクリーニングされて、画像形成された記録材の裏面に転写回転体からトナーが付着しないで済む。
画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 画像形成装置の制御系のブロック図である。 ジャム処理後に実行される回収モードの制御のフローチャートである。 トナー像の停止位置に応じた回収モードの切り替え制御の説明図である。 復帰パターンAにおける制御のタイムチャートである。 復帰パターンBにおける制御のタイムチャートである。 実施例2における回収モードの制御のフローチャートである。 復帰パターンCにおける制御のタイムチャートである。 実施例3における画像形成装置の構成の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施例1>
図1に示すように、上流画像形成部の一例である画像形成部1Y、1M、1Cは、一次転写位置よりも中間転写体回転方向の上流側で別のトナー像を中間転写ベルト7に形成する。静電像形成手段の一例である露光装置4Kは、像担持体の一例である感光ドラム2Kに静電像を形成する。現像装置の一例である現像装置5Kは、感光ドラム2Kに形成された静電像をトナー像に現像するとともに感光ドラム2Kに付着した転写残トナーを回収する。
図2に示すように、中間転写体の一例である中間転写ベルト7は、感光ドラム2Kから一次転写位置で一次転写されたトナー像を担持する。中間転写ベルト7は、内側に導電層を有して外側に導電層より体積抵抗率の高い層を有する。転写回転体の一例である二次転写ローラ11は、二次転写位置で中間転写ベルト7との間に記録材を挟持して回転し、中間転写ベルト7のトナー像を記録材へ二次転写する。クリーニング装置の一例であるベルトクリーニング装置15は、中間転写ベルト7の回転方向において二次転写位置より下流側であって一次転写位置よりも上流側で、中間転写ベルト7に付着したトナーをクリーニングする。
定電圧素子の一例であるツェナーダイオード31は、中間転写ベルト7と接地電位との間に電気的に接続され、電流が流れることで所定の電圧が維持される。導電性の複数の張架ローラの少なくとも1つの一例である二次転写内ローラ8は、中間転写ベルト7を内側から張架する。ツェナーダイオード31は、二次転写内ローラ8に電気的に接続される。電源手段の一例である二次転写高圧電源307は、二次転写ローラ11に電圧を印加して二次転写位置で二次転写電界を形成する。二次転写高圧電源307は、ツェナーダイオード31に電流を流して一次転写位置に一次転写電界を形成する。
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図2は画像形成部の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト7の下向き面に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部1Y、1M、1C、1Kを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部1Yでは、感光ドラム2Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト7に転写される。画像形成部1Mでは、感光ドラム2Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト7に転写される。画像形成部1C、1Kでは、それぞれ感光ドラム2C、2Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト7に転写される。
中間転写ベルト7に転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ二次転写される。記録材カセット25から取り出された記録材Pは、分離ローラ27で1枚ずつに分離して、レジストローラ17へ給送される。レジストローラ17は、中間転写ベルト7のトナー像にタイミングを合わせて二次転写部T2へ記録材Pを送り出す。トナー像を転写された記録材Pは、定着装置16a、16bで加熱加圧を受けて、表面にトナー像を定着された後に、排出ローラ28から排出トレイ29へ排出される。
画像形成部1Y、1M、1C、1Kは、それぞれの現像装置で用いるトナーの色が異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、図2を参照して、ブラックの画像形成部1Kについて説明し、他色の画像形成部1Y、1M、1Cに関する重複した説明を省略する。
(画像形成部)
画像形成部1Kは、感光ドラム2Kの周囲に、帯電ローラ3K、露光装置4K、現像装置5K、トナー再帯電装置6Kを配置している。感光ドラム2Kは、アルミニウムシリンダの外周面に負極性の帯電極性の感光層が形成され、所定のプロセススピード(周速度)で矢印R1方向に回転する。
帯電ローラ3Kは、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を帯電高圧電源304から印加されて、接触帯電方式により、感光ドラム2Kの表面を一様な負極性の暗部電位VDに帯電させる。帯電ローラ3Kは、金属製の中心軸の両端部を軸受により保持され、押圧バネによって感光ドラム2Kに対して所定の圧力で圧接する。帯電ローラ3Kは、感光ドラム2Kの回転に従動して回転する。振動電圧は、−700Vの直流電圧と、周波数1.3kHz、ピーク間電圧Vpp=1.5kVの正弦波の交流電圧とを重畳している。感光ドラム2Kは、帯電ローラ3Kに印加した直流電圧と同じ−700Vの暗電位VDに帯電される。帯電部材としては、帯電ローラ3Kの他に、ファーブラシ、フェルトなどの形状・材質のものも使用可能である。
露光装置4Kは、半導体レーザーを用いたレーザービームスキャナである。露光装置4Kは、レーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム2Kの表面に画像の静電像を書き込む。暗部電位VDに帯電された感光ドラム2Kの表面が露光を受けると、表面の帯電電荷が打ち消されて明部電位VLに電位を低下させる。
現像装置5は、静電像をトナーにより現像して、感光ドラム2Kの表面にトナー像を形成する。一方、中間転写ベルト7は、各張架ローラがツェナーダイオード31を介して接地されることによって、所定の電位に保持される。その結果、感光ドラム2Kのトナー像を、一次転写部T1において中間転写ベルト7に転写することが出来る。
(中間転写ベルト)
感光ドラム2Y、2M、2C、2Kとバックアップローラ18の間を通るように中間転写体である中間転写ベルト7が配置されている。
図1に示すように、中間転写ベルト7は、駆動ローラ10、テンションローラ9、二次転写内ローラ8、およびバックアップローラ18に張架され、下向き面に感光ドラム2Y、2M、2C、2Kを当接させている。二次転写ベルト7は、不図示のモータに駆動されて回転する駆動ローラ10の動力を受けて、矢印R2方向に回転する。
ベルトクリーニング装置15は、テンションローラ9に内側面を支持された中間転写ベルト7の表面にクリーニングブレードを摺擦させて、二次転写部T2を通過した中間転写ベルト7上のかぶりトナーや転写残トナーを回収する。
(現像装置)
図2に示すように、現像装置5Kは、トナー(非磁性)とキャリア(磁性)を混合した現像剤(二成分現像剤)を用いる二成分接触現像方式である。トナーはポリエステルを主体とした樹脂に着色料、荷電制御剤などを分散し、体積平均粒径が7μm程度の粉体に加工したものである。キャリアは、体積抵抗値が約1013[Ω・cm]、粒径は約40μmである。
現像スクリュー209及び攪拌スクリュー210は、現像容器208内で現像剤を攪拌しつつ循環させて、トナーを負極性、キャリアを正極性に摩擦帯電させる。現像スリーブ207は、帯電した現像剤を磁気的に担持して感光ドラム2Kとの対向部に現像剤の磁気穂を形成し、磁気穂の先端で感光ドラム2Kを摺擦する。現像スリーブ207は、外周面の一部を現像装置5Kの外部に露出させて、感光ドラム2Kとの対向距離を300μmに保持して配設される。感光ドラム2Kと現像スリーブ207との対向部が現像部である。
現像高圧電源305は、直流電圧Vdcに交流電圧Vacを重畳した振動電圧を現像スリーブ207に印加して、直流電圧Vdcと感光ドラム2Kの暗部電位VDの差電位に相当する電気量のトナーを感光ドラム2Kへ移転させる。具体的には、−500Vの直流電圧に、周波数8.0kHz、ピーク間電圧Vpp=1.8kV、矩形波の交流電圧が重畳される。感光ドラム2Kの露光を受けた部分にトナーが付着して静電像が反転現像される。感光ドラム2Kに移転したトナーの平均帯電量は、室温23℃、湿度50%の常温常湿環境下で、およそ−30μC/gである。
(一次転写部へ電圧を印加する構成)
図1に示すように、画像形成装置100は、感光ドラム2Kとの間で中間転写ベルト7を挟持する一次転写部材を有しない。感光ドラム2Kの中間転写ベルト7を介した対向位置には何も存在しない。画像形成装置100は、一次転写部T1に電圧を印加する専用の電源を有しない。二次転写高圧電源307は、二次転写部T2のみならず、一次転写部T1にもトナー像を転写するための直流電圧を印加する。
中間転写ベルト7は、駆動ローラ10とテンションローラ9の間でバックアップローラ18によって支持されて、感光ドラム2Y、2M、2C、2Kに対してそれぞれ2〜3mm巻き付いて一次転写部T1を形成している。
図2に示すように、中間転写ベルト7は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂にカーボンを分散させて抵抗を調節した厚み100μmの基層7aを有する。基層7aの樹脂材料は、ポリイミド(PI)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂等でもよい。基層7aの体積抵抗は、10[Ω・cm]程度であり、従来の中間転写ベルトの基層の体積抵抗が10[Ω・cm]であったのと比較すると格段に低抵抗である。
中間転写ベルト7は、多層構成である。具体的には、基層7aの外面に厚み1〜3μmで高抵抗のアクリル樹脂の表層7bを設けている。表層7bを高抵抗とする理由は、二次転写部T2の長手方向における通紙域と非通紙域の電流差を少なくして小サイズ紙でのトナー像の二次転写性のばらつきを回避するためである。
図1に示すように、駆動ローラ10、テンションローラ9、二次転写内ローラ8、及びバックアップローラ18は、接地されず、回路配線33によって共通に接続されている。回路配線33は、中間転写ベルト7の電位を一定に保つ働きを持つツェナーダイオード31を介して接地されている。抵抗32は、二次転写高圧電源307の出力電圧を電位降下させて回路配線33に伝達して、回路配線33の電位をツェナーダイオード31のツェナ―電位に保持する。なお、二次転写部T2を通じて電流が流れるため、抵抗32は、省略可能である。また、定電圧素子としてバリスタを用いることも可能である。
中間転写ベルト7は、低抵抗の基層7aを通じて周方向に電流が流れるため、二次転写高圧電源307が二次転写ローラ11にトナー像を転写するための直流電圧を印加した際に、中間転写ベルト7の一周全体が等電位となる。
このときの中間転写ベルト7の電位は、回路配線33に接続されているツェナーダイオード31の電圧−電流特性(ツェナー電圧)によって決まる。実施例1では、ツェナーダイオード31のツェナー電圧を200Vに選択したので、中間転写ベルト7は、周方向一周+200Vの電位となる。このため、感光ドラム2Kの表面電位と中間転写ベルト7の電位差に駆動されて、トナー像が感光ドラム2Kから中間転写ベルト7へ移転する。
(現像同時クリーニング構成)
図2に示すように、画像形成部1Kは、いわゆるクリーナーレス構成を採用しているため、感光ドラム2Kには、クリーニングブレード等のドラムクリーニング装置が付設されない。一次転写部T1を通過して感光ドラム2Kに残留した転写残トナー等は、トナー再帯電装置6Kによって正規極性の所定範囲の帯電量に調整された後、現像スリーブ207に付着して現像装置5Kに回収される。もしくは、現像部を通過するまでに感光ドラム2Kの暗部電位VDの領域へ付着してトナー像を現像する。
中間転写ベルト7へ転写されることなく一次転写部T1を通過した感光ドラム2K上の転写残トナーは、トナー再帯電装置6Kの上流帯電補助部材203と下流帯電補助部材204により帯電処理される。上流帯電補助部材203と下流帯電補助部材204とは、いずれも固定配置された同一構成のデッキブラシ型の帯電ブラシである。
上流帯電補助部材203及び下流帯電補助部材204は、金属製の支持板の上に、導電性ナイロンの繊維を植毛している。繊維の太さが6デニール、パイル長が5mm、繊維密度が100000本/平方インチである。上流帯電補助部材203及び下流帯電補助部材204は、繊維の先端部が感光ドラム2Kと当接するように、画像形成装置100の本体フレームに固定配置されている。上流帯電補助部材203及び下流帯電補助部材204は、感光ドラム2Kの回転に伴って繊維の先端部を感光ドラム2Kに摺擦する。
帯電補助部材高圧電源306aは、上流帯電補助部材203の支持板に、トナーの正規極性とは逆極性の一次補助帯電電圧を印加する。実施例1における一次補助帯電電圧は、+600Vの直流電圧である。帯電補助部材高圧電源306bは、下流帯電補助部材204の支持板に、トナーの正規極性と同極性の二次補助帯電電圧を印加する。実施例1における二次補助帯電電圧は、−1000Vの直流電圧である。
感光ドラム2K上の転写残トナーは、正規極性(負極性)に帯電したトナーと、正規極性とは逆極性(正極性)に帯電したいわゆる反転トナーとが含まれる。そして、感光ドラム2K上の転写残トナーを現像スリーブ207へ電気的に効率よく回収するためには、感光ドラム2K上の転写残トナーの全てを正規極性(負極性)で且つ所定範囲の帯電量に揃えることが求められる。そのため、下流帯電補助部材204にはトナーの正規極性と同極性で一次補助帯電電圧よりも絶対値の大きな二次補助帯電電圧を印加している。
このとき、転写残トナーの全てを正規極性(負極性)で且つ所定範囲の帯電量に揃えるためには、正規極性と逆極性とが入り混じった転写残トナーを、一旦、正規極性の逆極性(正極性)に帯電することが好ましい。そのため、上流帯電補助部材203にトナーの正規極性とは逆極性(正極性)の一次補助帯電電圧を印加している。
また、実施例1では、下流帯電補助部材204に印加する二次補助帯電電圧(−1000V)は、帯電ローラ3Kに印加する帯電電圧(−700V)よりも絶対値を大きくしている。これは、下流帯電補助部材204により帯電された転写残トナーが、帯電電圧が印加された帯電ローラ3Kを通過する際に、感光ドラム2Kから帯電ローラ3Kへ正規極性の転写残トナーが転移することを阻止するためである。
トナー再帯電装置6Kによって補助帯電処理が行われた転写残トナーは、帯電ローラ3Kを通過して、現像スリーブ207と感光ドラム2Kとが対向する現像位置に到達する。現像位置では、感光ドラム2Kの暗部電位VDと現像スリーブ207の直流電圧Vdcとの電位差であるかぶり取り電位差Vbackに応答して現像スリーブ207に回収される。このように、感光ドラム2K上の転写残トナーを電荷制御し、現像装置5Kに回収することで、クリーナレスシステムが機能している。
Vback=−500V−700V=+200V
なお、トナー再帯電装置6Kは、上記の実施形態には限定されない。回転駆動されるファーブラシ、弾性ローラ、シート状の電極部材など、トナーの帯電に有利な任意の形態の部材を採用できる。ブラシ材料としては、ポリエステル繊維を用いても良く、繊維の太さは、2〜10デニール、パイル長は、3〜8mm、繊維密度は、50000〜500000本/平方インチが望ましい。転写残トナーの回収効率を高めるために、現像スリーブ207を感光ドラム2Kの回転方向とは逆方向(カウンタ方向)に回転しても構わない。
(制御構成)
図3は画像形成装置の制御系のブロック図である。図1を参照して図3に示すように、制御部301は、画像形成装置100の各部を統合的に制御する。制御部301は、作業用のメモリとして使われるRAM(不図示)、実行するプログラムや各種データが格納されたROM(不図示)を接続されている。
トップセンサ302及び排出センサ303は、記録材Pの搬送経路で記録材のジャムが発生したことを検出するために使用される。トップセンサ302は、二次転写部T2に突入する前にレジストローラ17に記録材Pが到達したことを検知する。排出センサ303は、記録材Pが定着装置16を通過して、排出ローラ28から排出トレイ29へ排出されたことを検知する。
制御部301は、トップセンサ302で記録材Pを検知した後、所定秒数を経過しても排出センサ303で記録材Pが検知されない場合、記録材Pのジャムが発生したと判断して、直ちに記録材Pの搬送を停止させる。操作者は、画像形成装置100の筐体扉を開いて手動操作でジャム処理を行った後に、電源スイッチを操作して画像形成装置100を再起動する。
(共通電源に起因する課題)
図2に示すように、トナー再帯電装置6Kを用いたクリーナーレス構成は、感光ドラム2K上の転写残トナーが少ない場合を前提としている。このため、画像形成中のジャム発生時に感光ドラム2K上に残ったトナー像をトナー再帯電装置6Kで帯電し直そうとすると、帯電状態が不適切な大量のトナーがトナー再帯電装置6Kをすり抜けてしまう。すり抜けが発生すると、帯電ローラ3Kがトナーで汚れて帯電不良の原因となる。
そのため、クリーナーレス構成の画像形成装置100では、ジャム処理後の再起動時に感光ドラム2Kに残ったトナー像を中間転写ベルト7上に転写して、二次転写部T2を素通りさせ、ベルトクリーニング装置15で回収する必要がある。しかし、画像形成装置100は、一次転写部T1と二次転写部T2とが共通の二次転写高圧電源307を使用している。このため、中間転写ベルト7にプラスの電圧を印加して一次転写部T1で感光ドラム2Kから中間転写ベルト7へトナー像を移転させる際に、二次転写ローラ11にプラスの電圧が印加されて、中間転写ベルト7のトナー像が二次転写ローラ11へ転写される。その結果、二次転写ローラ11にトナーが付着して再起動後の画像形成において記録材の裏汚れが発生してしまう。
一方、中間転写ベルト7上のトナー像が二次転写ローラ11へ転写されないように、二次転写ローラ11にマイナスの電圧を印加すると、感光ドラム2K上のトナー像を中間転写ベルト7へ転写して、ベルトクリーニング装置15で回収することができない。
そこで、以下の実施例では、ジャム処理後の再起動時に、感光ドラム2Kと中間転写ベルト7のトナー像をベルトクリーニング装置15で回収する過程で二次転写ローラ11のクリーニングシーケンスを実行している。これにより、感光ドラム2Kと中間転写ベルト7のすべてのトナー像をベルトクリーニング装置で回収することを可能にしている。
(実施例1の特徴構成)
図4はジャム処理後に実行される回収モードの制御のフローチャートである。図5はトナー像の停止位置に応じた回収モードの切り替え制御の説明図である。図6は復帰パターンAにおける制御のタイムチャートである。図7は復帰パターンBにおける制御のタイムチャートである。実施例1では、フルカラー画像形成時におけるジャム復帰時の画像形成装置の回収モードを説明する。
図1に示すように、制御手段の一例である制御部301は、記録材のジャムが発生して装置本体を停止させた後に装置本体を復帰させる際、回収モードを実行可能である。回収モードでは、装置本体を停止させたときに感光ドラム2Kに担持されていたトナー像を中間転写ベルト7へ転写させた後にベルトクリーニング装置15にて回収する。また、画像形成部1Y、1M、1Cで形成されていた別のトナー像は、感光ドラム2Kの一次転写位置を通過させて、ベルトクリーニング装置15にて回収する。
回収モードでは、二次転写高圧電源307は、二次転写ローラ11へトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加して感光ドラム2Kに担持されたトナー像の像担持体回転方向における上流側端部の領域を中間転写ベルト7へ転写させる。
回収モードでは、中間転写ベルト7上の別のトナー像の上流側端部の領域が一次転写位置を通過した後少なくとも二次転写位置を通過するまで、二次転写ローラ11へトナーの帯電極性と同一極性の電圧を印加し続ける。回収モードでは、中間転写ベルト7上の別のトナー像の上流側の端部の領域が二次転写位置を通過した後に、二次転写ローラ11の少なくとも一回転にわたって二次転写ローラ11へトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加する。
図1を参照して図4に示すように、制御部301は、画像形成動作が開始されると(S1)、記録材カセット25から記録材Pを取り出してレジストローラ17まで搬送する。制御部301は、トップセンサ302に記録材Pが到達したことが検知されない場合、記録材カセット25からレジストローラ17までの間で記録材のジャムが発生したと判断する(S2のYES)。この場合、制御部301は、画像形成動作を停止するとともにジャム発生を表示部308に表示してユーザーに知らせる(S3)。
制御部301は、ジャムが発生しなかった場合(S2のNO)、画像形成部1Y、1M、1C、1Kにおける画像形成動作を継続する。トナー像の二次転写、定着、記録材Pの排出が適切に行われた場合、排出センサ302によって所定のタイミングで記録材Pの通過が検知される。しかし、所定時間が経過しても排出センサ302に記録材Pの通過が検知されない場合、制御部301は、レジストローラ17から排出までの間に記録材Pのジャムが発生したと判断する(S2のYES)。この場合も、制御部301は、画像形成動作を停止するとともにジャム発生を表示部308に表示してユーザーに知らせる(S3)。
制御部301は、ジャム発生と判断された場合は、画像形成動作を即時停止し、二次転写高圧電源307、帯電高圧電源304、現像高圧電源305、帯電補助部材高圧電源306も即時停止する(S3)。
制御部301は、ジャム処理をユーザーが行って完了すると(S4)、感光ドラム2Y、2M、2C、2K上や中間転写ベルト7上に残ったトナー像をベルトクリーニング装置15に回収する動作を開始する(S5)。
制御部301は、画像形成開始の何秒後に画像形成動作を終了したかという情報や、実行中の画像形成ジョブが連続印刷であったどうかという情報から、ジャム発生後に停止した状態におけるトナー像の位置を特定する(S6)。制御部301は、感光ドラム2Y、2M、2C、2K上あるいは中間転写ベルト7上に残留したトナー像の後端の位置を特定する(S6)。
制御部301は、トナー像の後端の位置が画像形成部1Kの一次転写部T1より上流か下流かによってジャム復帰時の二次転写高圧電源307の制御を異ならせる。制御部301は、復帰パターンAと復帰パターンBのどちらを行うかを判定する(S7)。
図5に示すように、トナー像の後端の位置が一次転写部X3より下流側の場合(S7のNO)、制御部301は、図6に示す復帰パターンAの制御を実行する(S8)。しかし、トナー像の後端の位置が一次転写部X3より上流側の場合(S7のYES)、制御部301は、図7に示す復帰パターンBの制御を実行する。
図6に示すように、復帰パターンAでは、感光ドラム2Y、2M、2C、2K上にはトナー像が存在しないため、図5に示す中間転写ベルト7上の区間L3に残っているトナー像のみをベルトクリーニング装置15に回収する。復帰パターンAでは、中間転写ベルト7が回転駆動し、トナー像が二次転写部T2を通過するまでは二次転写ローラ11にマイナスの直流電圧を印加して、中間転写ベルト7上のトナー像が転写されにくくする。実施例1においては、マイナスの直流電圧は、−300Vである。これにより、中間転写ベルト7上のトナー像が二次転写部T2を通過する間、二次転写部材11を極力汚さずに済ませる。
その後、トナー像が二次転写部T2を通過し終わると、二次転写ローラ11の始めの一周分はプラスの直流電圧を印加して、二次転写ローラ11に付着した「正規極性の逆極性に帯電したトナー」を中間転写ベルト7に移転させる。プラスの直流電圧としては直前の画像形成動作で二次転写ローラ11に印加した直流電圧と同一の電圧を印加する。画像形成時やトナー像が二次転写部T2を通過するまでに、放電等により正規極性の逆極性に帯電したトナーが二次転写ローラ11に付着した可能性があるため、正規極性の逆極性に帯電したトナーが中間転写ベルト7上に移転するように制御する。
続いて、二次転写ローラ11の次の一周分は、マイナスの直流電圧を印加して、二次転写ローラ11に付着した「正規極性に帯電したトナー」を中間転写ベルト7に移転させる。マイナスの直流電圧としては、一律に−300Vを印加する。画像形成時やトナー像が二次転写部T2を通過するまでに、正規極性に帯電したトナーが二次転写ローラ11に付着した可能性があるため、正規極性に帯電したトナーが中間転写ベルト7上に移転するように制御する。その後、制御部301は、トナー像の後端がベルトクリーニング装置15で回収されたタイミングで、画像形成動作を再開する(S2〜)。
図7に示すように、復帰パターンBでは、トナー像の後端が図5の区間L1またはL2に存在するため、感光ドラム2Y、2M、2C、2K上のトナー像を中間転写ベルト7に転写する必要がある。復帰パターンBでは、中間転写ベルト7を駆動開始してからトナー像の後端が一次転写部X3を通過するまで、二次転写ローラ11にプラスの直流電圧を印加して、感光ドラム2Y、2M、2C、2K上のトナー像を中間転写ベルト7に移転させる。このとき、二次転写部T2を通過するトナー像から相当量のトナーが二次転写ローラ11へ移転して二次転写ローラ11が汚れてしまう。そこで、トナー像の後端が一次転写部X3を通過すると、感光ドラム2Y、2M、2C、2K上のトナー像は中間転写ベルト7に移転し終わっているので、二次転写ローラ11にマイナスの直流電圧を印加して中間転写ベルト7からのトナーの移転を阻止する。
その後、トナー像の後端が二次転写部X4を通過すると、二次転写ローラ11の一周回転ごとに、プラスとマイナスの直流電圧を切り替えて二次転写ローラ11に印加する。プラスの直流電圧としては直前の画像形成動作で二次転写ローラ11に印加した直流電圧と同一の電圧を印加する。マイナスの直流電圧としては、一律に−300Vを印加する。
プラスの直流電圧を印加している間、二次転写ローラ11から正規極性の逆極性に帯電したトナーが中間転写ベルト7へ移転する。マイナスの直流電圧を印加している間、二次転写ローラ11から正規極性に帯電したトナーが中間転写ベルト7へ移転する。この動作を3回繰り返して、二次転写ローラ11に付着したトナーを十分に清掃する。制御部301は、トナー像の後端がベルトクリーニング装置15で回収されたタイミングで、画像形成動作を再開する(S2〜)。ジャム発生が検知されないで画像形成が終了した場合(S11のYES)、画像形成動作を終了して本体を停止する(S10)。
(実施例1の効果)
画像形成装置100は、一次転写部T1に転写ローラを有さず、転写ローラが感光ドラム2Kに中間転写ベルト7を押し付けて局所的に転写圧が高くなることがない。そのため、従来の転写ローラ方式に比較して、局所的に転写圧が高くなることに起因するトナー凝集が生じにくく、細線のトナー像の端部でトナー凝集に起因する中抜け現象が発生しにくい。画像形成装置100は、感光ドラム上の転写残トナーをクリーニングするためのクリーニングブレードを有しないため、クリーニングブレードの摺擦抵抗が変動する余地がなく、感光ドラムの回転速度が安定し、駆動のための消費電力も少なくて済む。
画像形成装置100は、専用の一次転写高圧電源を有しない構成を採用し、加えて一次転写部T1で転写ローラが省かれているため、中間転写ベルトを含む交換ユニット及び画像形成装置の小型化とコストダウンが実現している。実施例1の画像形成装置100は、画像形成部にドラムクリーニング装置を配置しない構成を採用しているため、画像形成部及び画像形成装置の小型化とコストダウンが実現している。画像形成装置100は、一次転写部T1以外の部分も低コストの構成を採用することにより、全体としてのコストを下げた製品を実現している。
実施例1によれば、画像形成装置100において、ジャム処理後の再起動時に、二次転写ローラ11を清掃しつつ、感光ドラム上と中間転写ベルト上に残ったトナーをすべてベルトクリーニング装置15により回収することが可能である。トナー像の後端が一次転写部T1を通過するまでは二次転写ローラ11にプラスの電圧を印加して中間転写ベルト7の電位をプラスにするので、感光ドラム上の未転写トナー像を中間転写ベルトへ転写することができる。その後、トナー像の後端が一次転写部T1と二次転写部T2との間を移動している間は、二次転写ローラ11にマイナスの電圧を印加して中間転写ベルト7の電位をマイナスにするので、二次転写ローラ11へのトナー付着を抑制できる。最後に、二次転写ローラ11に付着したプラスに帯電したトナーとマイナスに帯電したトナーとの両方を中間転写ベルトへ移転してベルトクリーニング装置15により回収する。このようにして、一次転写高圧電源を有しない現像同時クリーニング方式の画像形成装置において、ジャム処理後の再起動時に、感光ドラムと中間転写ベルトに残ったトナーをすべてベルトクリーニング装置で回収することが可能となった。ジャム処理後の再起動時に、二次転写部にマイナスの電圧を印加しながら一次転写部にプラスの電圧を印加できない構成において、記録材の裏汚れを発生させることなく、感光ドラム上と中間転写ベルト上の転写残トナーをベルトクリーニング装置で回収できる。
実施例1によれば、クリーナーレス構成の画像形成部(感光ドラム)に大量のトナーが一度に侵入することによる負荷を減らすことができる。
なお、実施例1においては画像形成中のジャム発生による動作中止を想定しているが、画像形成装置100は、画像形成中に本体カバーが開かれて緊急停止した場合にも、実施例1の回収モードのシーケンスを実行する。したがって、ジャム発生以外の理由によって画像形成動作が中断された場合においても、本発明は実施される。
<実施例2>
図8は実施例2における回収モードの制御のフローチャートである。図9は復帰パターンCにおける制御のタイムチャートである。実施例2では、ブラック単色画像形成時におけるジャム復帰時の画像形成装置の回収モードを説明する。
図1に示すように、制御部301は、第一の画像形成モードの一例であるフルカラーモードと第二の画像形成モードの一例であるブラック単色モードと、を選択して実行可能である。フルカラーモードでは、感光ドラム2Kにトナー像を形成する場合、画像形成部1Y、1M、1Cが作動状態に保たれる。ブラック単色モードでは、画像形成部1Y、1M、1Cが非作動状態に保たれる。
回収モード(第二の画像形成モード中)では、二次転写ローラ11へトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加して、感光ドラム2Kに担持したトナー像を中間転写ベルト7へ転写させずに一次転写位置を通過させて、現像装置5Kにて回収する。
感光ドラム2K上のトナー像の上流側の端部の領域が一次転写位置を通過した後に、二次転写ローラ11の少なくとも一回転にわたって二次転写ローラ11へトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加する。
図1を参照して図4に示すように、制御部301は、画像形成動作が開始されると(S11)、記録材カセット25から記録材Pを取り出してレジストローラ17まで搬送する。制御部301は、トップセンサ302に記録材Pが到達したことが検知されない場合、記録材カセット25からレジストローラ17までの間で記録材のジャムが発生したと判断する(S12のYES)。この場合、制御部301は、画像形成動作を停止するとともにジャム発生を表示部308に表示してユーザーに知らせる(S13)。
制御部301は、ジャムが発生しなかった場合(S12のNO)、画像形成部1Kにおける画像形成動作を継続する。トナー像の二次転写、定着、記録材Pの排出が適切に行われた場合、排出センサ303によって所定のタイミングで記録材Pの通過が検知される。しかし、所定時間が経過しても排出センサ303に記録材Pの通過が検知されない場合、制御部301は、レジストローラ17から排出までの間に記録材Pのジャムが発生したと判断する(S12のYES)。この場合も、制御部301は、画像形成動作を停止するとともにジャム発生を表示部308に表示してユーザーに知らせる(S13)。
制御部301は、ジャム発生と判断された場合は、画像形成動作を即時停止し、二次転写高圧電源307、帯電高圧電源304、現像高圧電源305、帯電補助部材高圧電源306も即時停止する(S13)。
制御部301は、ジャム処理をユーザーが行って完了すると(S14)、感光ドラム2K上や中間転写ベルト7上(中間転写体上)に残ったトナー像をベルトクリーニング装置15に回収する動作を開始する(S15)。
制御部301は、実施例1とは異なり、トナー像の後端の位置が画像形成部1Kの一次転写部T1より上流でも下流でも復帰パターンCによりジャム復帰時の二次転写高圧電源307の制御を実行する(S17)。
図5を参照して図9に示すように、復帰パターンCにおいて、再起動時のトナー像の後端は、区間L3又は区間L4に存在している。制御部301は、中間転写ベルト7を回転開始し、トナー像の後端が二次転写部T2を通過するまでは、二次転写ローラ11にマイナスの電圧を印加して、中間転写ベルト7から二次転写ローラ11へトナー像が転写されることを阻止する。
その後、トナー像の後端が二次転写部T2を通過すると、制御部301は、二次転写ローラ11の一周回転分、二次転写ローラ11にプラスの電圧を印加させて、二次転写ローラ11に付着したプラスに帯電したトナーを中間転写ベルト7へ移転する。続いて、二次転写ローラ11の一周回転分、二次転写ローラ11にマイナスの電圧を印加させて、二次転写ローラ11に付着したマイナスに帯電したトナーを中間転写ベルト7へ移転する。すなわち、図6に示す実施例1の復帰パターンAを一律に適用する。復帰パターンCにおいても、プラスの電圧は、直前の画像形成動作で二次転写ローラ11に印加した電圧と等しく、マイナスの電圧は、−300Vである。
その後、中間転写ベルト7に転写された未転写トナー像と、二次転写ローラ11から移転させたトナーとがベルトクリーニング装置15へ回収される。到着するタイミングから所定秒数経過後、制御部301は、画像形成動作を再開する(S17)。ジャム発生が検知されないで画像形成が終了した場合(S21のYES)、画像形成動作を終了して本体を停止する(S18)。
復帰パターンCでは、感光ドラム2K上(像担持体上)の未転写トナー像は、中間転写ベルト7へ転写されることなくトナー再帯電装置6Kへ送られ、上流帯電補助部材203と下流帯電補助部材204により帯電処理される。ブラック単色画像形成の場合、上流帯電補助部材203へ到達するトナー量が区間L4に付着したトナーのみで少量であるため、上流帯電補助部材203を目詰まりさせない。また、ブラックの画像形成部1Kは、画像形成部1Y、1M、1C、1Kの最下流に位置するため、異なる色のトナーを現像装置5Kに回収して混色を生じる可能性が無い。したがって、復帰パターンCにおいては、必ずしも感光ドラム2K上のトナーを中間転写ベルト7に転写する必要がない。
実施例2によれば、ブラック単色画像形成時にジャムが発生した場合のジャム処理後の再起動時に、二次転写ローラ11を清掃しつつ、感光ドラム2K上のトナーと中間転写ベルト7上のトナーとを回収できる。中間転写ベルト7上に残ったトナーをベルトクリーニング装置15へ回収し、感光ドラム2K上に残ったトナーを感光ドラム2Kにて回収する。これにより、一次転写高圧電源を有しない現像同時クリーニング方式の画像形成装置において、ジャム処理後の再起動時に、記録材の裏汚れを発生させることなく、感光ドラム上と中間転写ベルト上の転写残トナーを回収できる。
<実施例3>
図10は実施例3における画像形成装置の構成の説明図である。図10に示すように、転写ローラの一例である一次転写ローラ35Kは、感光ドラム2Kとの間で中間転写ベルト7を挟持して一次転写位置で一次転写電界を形成する。導電性の対向ローラの一例である二次転写内ローラ8は、中間転写ベルト7を挟んで二次転写ローラ11に対向する位置に配置される。ツェナーダイオード31は、二次転写内ローラ8に電気的に接続される。
画像形成装置100Bは、中間転写ベルト7Bに導電層(基層7a:図2)を有しないため、一次転写部T1において一次転写ローラ35Kを用いて感光ドラム2Kから中間転写ベルト7Bへトナー像を転写する。二次転写高圧電源307及びツェナーダイオード31は、二次転写ローラ11と一次転写ローラ35Kとに同時に同一極性の電圧を印加する。
図10に示すように、画像形成装置100Bでは、低抵抗の基層7aを有しない中間転写ベルト7Bに一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kを当接させて一次転写部T1に電圧を印加する。画像形成装置100Bの一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kは、それぞれ感光ドラム2Y、2M、2C、2Kとの間に中間転写ベルト7Bを挟持して、それぞれの一次転写部T1を形成する。二次転写内ローラ8と一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kは、回路配線33によって電気的に接続され、回路配線33にはツェナーダイオード31が接続されている。中間転写ベルト7Bは、体積抵抗が1×10[Ω・cm]のため、テンションローラ9及び駆動ローラ10は、接地電位に接続されていても、一次転写部T1に印加される電圧がリークしない。
抵抗32は、二次転写高圧電源307の出力電圧を電位降下させて回路配線33に伝達して、回路配線33の電位をツェナーダイオード31のツェナー電位に保持する。なお、二次転写部T2を通じて電流が流れるため、抵抗32は、省略可能である。
実施例3では、以上のように構成された画像形成装置100Bにおいて、フルカラー画像形成時に記録材のジャムが発生すると、図4に示す回収モードの制御を実行する。そして、ブラック単色画像形成時に記録材のジャムが発生すると、図8に示す回収モードの制御を実行する。
<実施例4>
本発明は、ジャム処理後の再起動時の転写部材に両方向の電圧を印加してトナーを中間転写ベルトへ移転させる限りにおいて、図1又は図10の実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
本発明は、中間転写体の別の例である中間転写ドラムを用いる実施形態でも実施可能である。中間転写ドラムは、円柱状又は円筒状のドラム芯金を備え、ドラム芯金が中間転写ドラムの周方向において電位を一定にする。ドラム芯金に対して、図10に示すようにツェナーダイオード31を接続することでドラム芯金に電位を発生させ、二次転写部に印加する電圧と一次転写部の電圧とを設定する。二次転写高圧電源307は、ツェナーダイオードによって電位を一定に保持された中間転写ドラムと二次転写ローラとに同時に同一極性の電圧を印加する。
本発明は、画像形成中のジャム発生による動作中止に限らず、画像形成中に本体カバーが開かれて緊急停止した場合等、ジャム発生以外の理由によって画像形成動作が中断された場合においても実施できる。
本発明は、二成分現像方式のみならず一成分現像方式の画像形成装置でも実施できる。中間転写ベルトを装備する限りにおいて、タンデム型/1ドラム型のいずれでも実施できる。像担持体は、有機感光体に限らず、アモルファスシリコン感光体等の無機感光体を使用してもよく、ドラム状の像担持体に限らず、ベルト状の像担持体を用いてもよい。帯電方式、現像方式、転写方式、ベルトクリーニング方式、定着方式に関しても、任意に選択可能である。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。
1Y、1M、1C、1K 画像形成部
2Y、2M、2C、2K 感光ドラム
5Y、5M、5C、5K 現像装置
6Y、6M、6C、6K トナー再帯電装置
7、7B 中間転写ベルト、7a 基層、7b 表層
8 二次転写内ローラ、9 テンションローラ
10 駆動ローラ、11 二次転写ローラ、15 ベルトクリーニング装置
18 バックアップローラ、31 ツェナーダイオード、32 抵抗
33 回路配線、301 制御部、302 トップセンサ、303 排出センサ
307 二次転写高圧電源

Claims (9)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体に静電像を形成する静電像形成手段と、
    前記像担持体に形成された静電像をトナー像に現像するとともに前記像担持体に付着した転写残トナーを回収する現像装置と、
    前記像担持体から一次転写位置で一次転写されたトナー像を担持する中間転写体と、
    二次転写位置で前記中間転写体との間に記録材を挟持して回転し、前記中間転写体のトナー像を記録材へ二次転写する転写回転体と、
    前記中間転写体と接地電位との間に電気的に接続され、電流が流れることで所定の電圧が維持される定電圧素子と、
    前記転写回転体に電圧を印加して前記二次転写位置で二次転写電界を形成するとともに、前記定電圧素子に電流を流し、前記一次転写位置に一次転写電界を形成する電源手段と、
    前記中間転写体の回転方向において前記二次転写位置より下流側であって前記一次転写位置よりも上流側で、前記中間転写体に付着したトナーをクリーニングするクリーニング装置と、
    記録材のジャムが発生して装置本体を停止させた後に装置本体を復帰させる際、前記停止させたときに前記像担持体に担持されていたトナー像を前記中間転写体へ転写させた後に前記クリーニング装置にて回収する回収モードを実行可能な制御手段と、を備え、
    前記回収モードにおいて、前記電源手段は、前記転写回転体へトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加して前記像担持体に担持されたトナー像の像担持体回転方向における上流側端部の領域を前記中間転写体へ転写させた後に、前記転写回転体へトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中間転写体は、内側に導電層を有して外側に前記導電層より体積抵抗率の高い層を有する中間転写ベルトであり、
    前記中間転写ベルトを内側から張架する、導電性の複数の張架ローラを有し、
    前記定電圧素子は、前記複数の張架ローラの少なくとも1つに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像担持体と、
    前記像担持体に静電像を形成する静電像形成手段と、
    前記像担持体に形成された静電像をトナー像に現像するとともに前記像担持体に付着した転写残トナーを回収する現像装置と、
    前記像担持体から一次転写位置で一次転写されたトナー像を担持する中間転写体と、
    前記一次転写位置よりも中間転写体回転方向の上流側で別のトナー像を前記中間転写体に形成する上流画像形成部と、
    二次転写位置で前記中間転写体との間に記録材を挟持して回転し、前記中間転写体のトナー像を記録材へ二次転写する転写回転体と、
    前記中間転写体と接地電位との間に電気的に接続され、電流が流れることで所定の電圧が維持される定電圧素子と、
    前記転写回転体に電圧を印加して前記二次転写位置で二次転写電界を形成するとともに、前記定電圧素子に電流を流し、前記一次転写位置に一次転写電界を形成する電源手段と、
    前記中間転写体の回転方向において前記二次転写位置より下流側であって前記上流画像形成部よりも上流側で、前記中間転写体に付着したトナーをクリーニングするクリーニング装置と、
    記録材のジャムが発生して装置本体を停止させた後に装置本体を復帰させる際、前記停止させたときに前記像担持体に担持されていたトナー像を前記一次転写位置で前記中間転写体へ転写させるとともに、前記上流画像形成部で形成されていた別のトナー像について前記一次転写位置を通過させて、前記クリーニング装置にて回収する回収モードを実行可能な制御手段と、を備え、
    前記回収モードにおいて、前記電源手段は、前記転写回転体へトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加して前記別のトナー像の中間転写体回転方向における上流側端部の領域が前記一次転写位置を通過した後に、前記転写回転体へトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記中間転写体は、内側に導電層と外側に前記導電層より体積抵抗率の高い層を有する中間転写ベルトであり、
    前記中間転写ベルトを内側から張架する、導電性の複数の張架ローラを有し、
    前記定電圧素子は、前記複数の張架ローラの少なくとも1つに電気的に接続されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記電源手段は、前記中間転写体上の前記別のトナー像の中間転写体回転方向における上流側の端部の領域が前記一次転写位置を通過した後少なくとも前記二次転写位置を通過するまで、前記転写回転体へトナーの帯電極性と同一極性の電圧を印加し続けることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記電源手段は、前記中間転写体上の前記別のトナー像の中間転写体回転方向における上流側の端部の領域が前記二次転写位置を通過した後に、前記転写回転体の少なくとも一回転にわたって前記転写回転体へトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記像担持体にトナー像を形成する場合、前記上流画像形成部が作動状態に保たれる第一の画像形成モードと、前記上流画像形成部が非作動状態に保たれる第二の画像形成モードと、を選択して実行可能であって、
    前記第二の画像形成モード中の前記回収モードにおいて、前記電源手段は、前記像担持体に担持したトナー像の中間転写体回転方向における上流側の端部の領域について前記中間転写体へ転写させずに前記一次転写位置を通過させた後、前記現像装置で回収するように、前記転写回転体へトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記単色モードにおける前記回収モードにおいて、前記電源手段は、前記像担持体上のトナー像の像担持体回転方向における上流側の端部の領域が前記一次転写位置を通過した後に、前記転写回転体の少なくとも一回転にわたって前記転写回転体へトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記中間転写体は、中間転写ベルトであり、
    前記像担持体との間で前記中間転写ベルトを挟持して前記一次転写位置で前記一次転写電界を形成する転写ローラと、
    前記中間転写ベルトを挟んで前記転写回転体に対向する位置に配置された導電性の対向ローラと、を有し、
    前記定電圧素子は、前記対向ローラに電気的に接続されることを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
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