JP6080193B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子カルテに記載する内容を自動生成する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
医療現場において、カルテを電子化してコンピュータ上で管理する電子カルテシステムが普及してきている。カルテの電子化に関する技術としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、カルテの内容が本人のものであるか否かを確認しやすくするために、年齢及び性別に対応するイラストを出力することが記載されている。
特開2008−9601号公報
一般的に電子カルテを作成する際、患者に関する様々な情報を記載する必要があり、ユーザである医者や看護師に負荷がかかる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、電子カルテの作成にかかる負荷を低減させる、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明によれば、
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段と、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段と、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段と、
を有し、
前記入力受付手段は、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
当該情報処理装置は、
前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とする処方量調整手段を更に有する情報処理装置が提供される。
また、本発明によれば、
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段と、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段と、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段と、
を有し、
前記入力受付手段は、
前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目に対応する前記過去カルテのデータを、前記引用項目情報として前記過去カルテから読み出す情報処理装置が提供される。
本発明によれば、
情報処理装置が、
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得し、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出し、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する、
ことを含み
前記情報処理装置が、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とする、ことを更に含む情報処理方法が提供される。
また、本発明によれば、
情報処理装置が、
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得し、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出し、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する、
ことを含み、
前記情報処理装置が、
前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目に対応する前記過去カルテのデータを、前記引用項目情報として前記過去カルテから読み出す、
ことを更に含む情報処理方法が提供される。
本発明によれば、
コンピュータを、
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段、
として機能させ
前記コンピュータを、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得する手段、
前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とする処方量調整手段として更に機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段、
として機能させ、
前記コンピュータを、
前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目に対応する前記過去カルテのデータを、前記引用項目情報として前記過去カルテから読み出す手段として更に機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、電子カルテの作成にかかる負荷を低減させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 カルテ記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置が処理を開始するまでの流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る過去カルテ特定処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る今回カルテの作成を支援する画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る今回カルテ作成支援処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る今回カルテの作成を支援する画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 予約情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る情報処理装置が処理を開始するまでの流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る今回カルテの作成を支援する画面の一例を示す図である。 予約情報生成処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る今回カルテ作成支援処理の流れを示すフローチャートである。 処方量調整処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る診察ナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。 記憶部が記憶する予約情報の例を示す図である。 記憶部が記憶する履歴情報の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る診察ナビゲーション装置の処理の流れを示すフローチャートである。 入力候補データを作成する処理の流れを示すフローチャートである。 一連の処理に伴い更新された、予約情報の状態の例を示す図である。 一連の処理に伴い更新された、履歴情報の状態の例を示す図である。 第6の実施形態における画面構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム10の構成を示すブロック図である。情報処理システム10は、情報処理装置100と、記憶部200とを備える。
記憶部200は、過去カルテを記憶するカルテ記憶部202を有する。ここで、過去カルテとは、過去の診察の結果作成された電子カルテであり、今回の診察に対する電子カルテ(今回カルテ)に引用される可能性を有する電子カルテを意味する。また、電子カルテは、例えば処方や検査等といった項目毎にそれぞれ情報を有している。図2は、カルテ記憶部202が記憶する情報の一例を示す図である。
情報処理装置100は、今回カルテの作成を支援する処理である今回カルテ作成支援処理を実行する。今回カルテ作成支援処理では、情報処理装置100は、カルテ記憶部202に記憶される過去カルテから、今回カルテに引用する情報を抽出し、今回カルテにおいて対応する項目に設定する。情報処理装置100は、入力受付部102と、引用対象情報抽出部104と、引用対象情報設定部106とを有する。
入力受付部102は、例えば、ユーザからの入力に従って、引用項目情報を取得する。ここで、引用項目情報とは、過去カルテに含まれる、「検査」や「処方」といった項目の中から、今回カルテに引用する項目を特定する情報である。
引用対象情報抽出部104は、過去カルテから、今回カルテに引用する情報である引用対象情報を抽出する。具体的には、引用対象情報抽出部104は、過去カルテに含まれる項目の中から、入力受付部102で取得された引用項目情報に対応する項目を選択する。そして、引用対象情報抽出部104は、選択された項目に属する情報を、今回カルテに引用する引用対象情報として抽出する。
引用対象情報設定部106は、抽出された引用対象情報を今回カルテに設定する。具体的には、引用対象情報設定部106は、今回カルテに含まれる項目の中で、過去カルテにおいて引用対象情報を抽出した項目と同一の項目に、抽出された引用対象情報を設定する。例えば、引用対象情報抽出部104が、過去カルテの「処方」の項目から引用対象情報を抽出した場合、引用対象情報設定部106は、今回カルテの「処方」の項目に抽出された引用対象情報を設定する。
なお、各図に示される情報処理装置100の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。情報処理装置100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
第1の実施形態に係る情報処理装置の処理の流れについて図を用いて説明する。
図3は、第1の実施形態に係る情報処理装置100が処理を開始するまでの流れを示すフローチャートである。
情報処理装置100で処理が実行される前に、電子カルテ作成部(不図示)により、電子カルテを作成するためのメイン処理が別途実行されている。この電子カルテ作成部は、情報処理装置100が備えていてもよいし、別の装置が備えていてもよい。電子カルテ作成部は、メイン処理の開始時に、医者(ユーザ)が当日担当する患者をリストとしてディスプレイ等に表示し(S102)、ユーザに今回の診察に対応する患者を選択させる。このリストでは、それぞれの患者に対して、当日の診察に関する診察予約情報が紐付けられており、電子カルテ作成部は、選択された患者に紐付けられた診察予約情報を取得する(S104)。そして、電子カルテ作成部は、取得された診察予約情報に、情報処理装置100で実行される処理の自動起動フラグが設定されているか否かを確認する(S106)。
診察予約情報に自動起動フラグが設定されていた場合(S106:YES)、電子カルテ作成部は、情報処理装置100に対して、今回カルテに対する過去カルテを特定する過去カルテ特定処理を実行させる指示を送信する。情報処理装置100は、この指示を受信すると、過去カルテ特定処理を実行する(S108)。なお、この過去カルテ特定処理については後述する。
一方、診察予約情報に自動起動フラグが設定されていない場合(S106:NO)、電子カルテ作成部は、情報処理装置100が実行する処理に対する手動起動指示を受け付ける。ここで、例えばメイン処理に対応する表示画面上に手動起動指示を送信するボタンを設定する等しておけば、そのボタンを押下することにより、電子カルテ作成部は手動起動指示を受信することができる。ここで、手動起動指示が受信された場合(S114:YES)、電子カルテ作成部は、情報処理装置100に対して過去カルテ特定処理を実行する旨の指示を送信する。そして、情報処理装置100は、S106のYESと同様の処理フローに入る。一方、手動起動の指示が受信されなかった場合(S114:NO)、電子カルテ作成部は、情報処理装置100に対して過去カルテ特定処理を実行する旨の指示を送信しない。よって、情報処理装置100は、以下の処理を実行しない。
図4は、第1の実施形態に係る過去カルテ特定処理の流れを示すフローチャートである。情報処理装置100は、今回カルテの作成時に引用する過去カルテが既に設定されているか否かを判定する(S202)。ここで、情報処理装置100は、過去カルテが設定済みか否かを、例えば今回の診察に対応する診察予約情報において過去カルテを特定するカルテID等の識別子が紐付けられているか否かを確認することで判別することができる。過去カルテが設定されている場合(S202:YES)、情報処理装置100は、設定に基づいて今回カルテで引用する過去カルテを特定する(S206)。上述した例で言えば、情報処理装置100は、過去カルテを特定する識別子に基づいてカルテ記憶部202を参照し、今回カルテで引用する過去カルテを特定する。
一方、過去カルテが設定されていない場合(S202:NO)、情報処理装置100は、特定のルールに従って過去カルテを検索する(S204)。この特定のルールは、患者を識別する患者ID等の患者識別情報、今回の診察を行った日付、及び診療科を識別する診療科ID等の診療科識別情報に基づいて、作成することができる。例えば、特定ルールとして「今回の診察を行った診療科と同一の診療科で作成された、同一の患者に対する外来カルテであり、今回の診察日より前の日付で作成された電子カルテの中で、直近の電子カルテとする」等のルールを採用することができる。なお、一般的にカルテは「外来カルテ」と「入院カルテ」とに区別されている。そして「入院カルテ」には患者の入院期間(入院開始日や入院終了日)が含まれているため、情報処理装置100は、例えば患者の入院期間を参照することにより、対象のカルテが外来カルテか否か判定することができる。そして、情報処理装置100は、S204で検索した結果、該当する電子カルテを過去カルテとして特定する(S206)。
図3に戻り、情報処理装置100は、入力受付部102の入力インタフェースとして、表示処理部(不図示)を用いて今回カルテの作成を支援する画面(診察ナビゲーション画面50)を表示する(S110)。図5は、第1の実施形態に係る今回カルテの作成を支援する画面の一例を示す図である。図5において、診察ナビゲーション画面50は、引用項目情報を選択する領域である引用項目選択領域50aを有する。図5の例では、この引用項目選択領域50aに、「オールDo」、「処方Do」、「Doなし」が選択可能に表示されている。そして、これらの選択項目には、過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群が対応付けられている。そして、ユーザの選択に応じて、入力受付部102は、対応付けられた項目を引用項目情報として取得する。
そして、図5の例では、確定ボタン50bを押下した際、情報処理装置100に対して今回カルテ作成支援処理の実行指示が送信される。情報処理装置100は、当該指示を受信すると、今回カルテ作成支援処理を実行する(S112)。
図6は、第1の実施形態に係る今回カルテ作成支援処理の流れを示すフローチャートである。情報処理装置100は、ユーザの入力等に従い、引用項目情報を取得する(S302)。情報処理装置100は、例えば図5に示すような画面において、引用項目選択領域50aで選択された項目群に対応する項目を、引用項目情報として取得する。図5の例において、「処方Do」を選択した場合、情報処理装置100は「処方」の項目を引用項目情報として取得する。また、「オールDo」を選択した場合は、情報処理装置100は、過去カルテにおいて引用される可能性を有する項目の全てを引用項目情報として取得する。ここで、「引用される可能性を有する項目全て」とは、例えば、投薬や処方薬等の処方に関する項目、皮下注射や点滴等の注射に関する項目、血液検査や尿検査等の検査に関する項目、CTスキャン等の画像診断に関する項目、心電図等の生理機能診断に関する項目、胃カメラ等の内視鏡診断に関する項目、ギブスや喀痰吸引等の処置に関する項目等が考えられる。但し、これらは一例であり、過去カルテから引用する項目をどのように設定するかは、適宜変更することができる。また、「Doなし」を選択した場合は、引用項目情報を取得しない。そのため、図5の例において、「Doなし」を選択した場合は、以下に示す過去カルテから引用対象情報を抽出する処理を実行しない。
そして、情報処理装置100は、S108で特定した過去カルテの中から、S302で取得した引用項目情報に対応する項目に属する情報を、引用対象情報として抽出する(S304)。例えば、過去カルテが図2に示すような情報を有しており、引用項目情報として「処方」が取得されたと仮定する。この場合、情報処理装置100は、過去カルテから処方に関する「薬剤A、1日3錠、7日分」を引用対象情報として抽出する。
そして、情報処理装置100は、S304で抽出した引用対象情報を、今回カルテにおいて対応する項目に設定する(S306)。上述した例で言えば、情報処理装置100は、今回カルテの「処方」の項目に、抽出した引用対象情報である「薬剤A、1日3錠、7日分」を設定する。
そして、情報処理装置100は、引用対象情報を設定した今回カルテを、メイン処理を行う電子カルテ作成部に送信する。そして、電子カルテ作成部は、受信した今回カルテを例えばディスプレイ等に表示する。担当者は、今回カルテに設定された引用対象情報を確認した後、メイン処理においてその他の入力すべき項目を埋めることで電子カルテを完成させる。
以上、本実施形態では、情報処理装置100により、今回カルテにおいて引用対象とする過去カルテが特定される。そして、特定された過去カルテから、入力された引用項目情報に基づいて、今回カルテに引用する引用対象情報が抽出される。そして抽出された引用対象情報が、今回カルテにおいて対応する項目に設定される。これにより、簡易な操作で今回作成する電子カルテに対して引用可能な情報を設定でき、電子カルテの作成にかかる負荷を低減させることができる。
また、図5の例に示すように、画面上に診察記事のフリー入力欄を設けてある場合、情報処理装置100は、診察記事がフリー入力されているか否かを判定して警告を通知する警告部(不図示)を更に備えていてもよい。この場合、上述した処理フローにおいて、入力受付部102が、引用項目情報等と共にフリー入力された診察記事を更に取得し、警告部がフリー入力された診察記事が取得されたか否かを判定すればよい。診察記事は、例えば図5に示すように、診察記事の入力を受け付ける領域である診察記事入力領域50cから取得することができる。入力受付部102においてフリー入力された診察記事が取得されない場合は、警告部は「フリー入力欄に診察記事が入力されていません。」といったエラーメッセージを表示する等して、ユーザに診察記事のフリー入力を促す。これにより、ユーザ自身による入力を促して過去カルテを漫然と流用することを防止し、流用可能な部分の入力の手間を省きつつも、カルテの作成作業に対するユーザの意識を高く保つことができる。
また、図5の例に示すように、診察記事入力領域50cにおいて、「経過観察」、「著変なし」など、ユーザが良く利用する診察記事を予め選択可能に表示しておき、当該診察記事を選択させるようにすることもできる。この場合、上述した処理フローにおいて、入力受付部102が、選択された診察記事をさらに取得して、今回カルテに設定するようにすればよい。これにより、ユーザが頻繁に使う文言を毎回入力する手間を削減させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、過去カルテにおいて引用可能な情報を、今回カルテに設定する構成を示した。第2の実施形態では、電子カルテ作成部が最終的に作成する今回カルテを、次回の診察の結果作成される電子カルテ(次回カルテ)の過去カルテとして設定させる。
第2の実施形態は、以下の点を除いて第1の実施形態と同様である。
図7は第2の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。第2の実施形態に係る情報処理システム10において、情報処理装置100は、過去カルテ設定部108を更に有する。
過去カルテ設定部108は、今回の診察の結果、電子カルテ作成部で最終的に作成される今回カルテを、次回の診察の結果作成される次回カルテに対する過去カルテとして設定する。過去カルテ設定部108は、例えば、情報処理装置100により実行される処理の終了時に、電子カルテ作成部から今回カルテを識別する識別子(カルテID等)を取得する。そして、過去カルテ設定部108は、取得された識別子を、次回の診察に対応する診察予約情報(次回診察予約情報)に紐付ける等により、今回カルテを次回カルテに対する過去カルテとして設定させることができる。
図8は、第2の実施形態に係る今回カルテの作成を支援する画面の一例を示す図である。本実施形態では、過去カルテ設定部108が追加されているため、図8に示す診察ナビゲーション画面50は、過去カルテ設定部108用の入力を受け付ける領域(次回利用指示入力領域50d)をさらに有する。
第2の実施形態に係る情報処理装置の処理の流れについて図を用いて説明する。
図9は、第2の実施形態に係る情報処理装置100の処理の流れを示すフローチャートである。
情報処理装置100は、確定ボタン50bが押下されると、図8の例に示す次回利用指示入力領域50dの入力に基づいて、入力受付部102を介して次回も今回カルテ作成支援機能を利用する旨の指示(次回利用指示)を取得する(S402)。図8の例では、「次回も診察ナビゲーションを利用する」にチェックがされている場合、情報処理装置100は次回利用指示を取得することとなる。
次回利用指示が取得されなかった場合(S402:NO)、情報処理装置100は、以下の処理を実行しない。一方、次回利用指示が取得された場合(S402:YES)、情報処理装置100は、今回カルテの識別子を取得する(S404)。ここで、上述したように、情報処理装置100で実行される処理の前には、電子カルテを作成するためのメイン処理が電子カルテ作成部により実行されている。情報処理装置100は、電子カルテ作成部から、作成中の今回カルテのカルテID等といった識別子を取得することができる。そして、情報処理装置100は、S404で取得された今回カルテの識別子と、次回診察予約情報とを対応付ける(S406)。
そして、次回の診察において電子カルテを作成する際、図3のS106においてS406で診察予約情報に紐付けられた識別子の有無を参照することで、ユーザが今回の診察でも今回カルテ作成支援機能の利用を希望するか否かを判別できる。すなわち、診察予約情報に対応付けられた識別子は、自動起動フラグとしても機能する。
本実施形態では、過去カルテ設定部108により取得される今回カルテの識別子が、自動起動フラグ及び過去カルテを特定する情報として機能する例を説明した。しかし、これに限らず、過去カルテ設定部108が自動起動フラグをさらに生成し、今回カルテの識別子と共に診察予約情報に設定するようにしてもよい。
以上、第2の実施形態によれば、今回カルテを次回カルテに対する過去カルテとして設定することができる。これにより、次回の診察において電子カルテを作成する際、S204の検索処理を行わず、簡易に過去カルテを特定することが可能となり、情報処理装置100の処理負荷の低減、及び、処理速度の向上を図ることができる。
(第3の実施形態)
上述した実施形態において、過去カルテの内容を今回カルテに引用可能なケースとしては、例えば患者が慢性疾患であって、定期的に診察を受ける必要がある場合等が挙げられる。そこで、第3の実施形態の情報処理装置100は、更に次回の診察の予約情報を生成する。
第3の実施形態は、以下を除いて、第1の実施形態と同様である。
図10は、第3の実施形態に係る情報処理システム10の構成を示すブロック図である。第3の実施形態に係る情報処理システム10の第3の実施形態に係る情報処理システム10において、情報処理装置100は、処方量調整部110と、予約情報生成部112とを更に有する。また、記憶部200は、予約情報記憶部204を更に有する。
予約情報記憶部204は、診察予約情報を記憶する。ここで、診察予約情報とは、診察予約日時や、その予約に対応する診察において実施する検査等の診察内容を含む情報である。図11は、予約情報記憶部204が記憶する情報の一例を示す図である。ここで、過去カルテIDは、第2の実施形態で説明した、過去カルテ設定部108により設定される識別子である。
処方量調整部110は、過去カルテから処方に関する情報を抽出した場合に、次回の診察日までの期間に応じて、処方に関する情報に含まれる処方量を調整する。
予約情報生成部112は、入力受付部102で取得された次回の診察日までの期間と、今回の診察に対する診察予約情報に含まれる診察予約日時とに基づいて、次回の診察に対応する診察予約情報を生成する。
図12は、第3の実施形態に係る情報処理装置100が処理を開始するまでの流れを示すフローチャートである。図12では、予約情報生成処理(S502)が追加されている。
図13は、第3の実施形態に係る今回カルテの作成を支援する画面の一例を示す図である。本実施形態では、予約情報生成処理(S502)が追加されるため、診察ナビゲーション画面50は、次回予約に関する情報を設定する領域である次回予約設定領域50e、次回の診察日までの期間を選択する領域である予約希望日設定領域50f、及び次回の診察時の診察内容を設定する領域である次回診察内容設定領域50gを更に有する。
図14は、予約情報生成処理の流れを示すフローチャートである。情報処理装置100は、次回予約を希望する旨の入力(次回予約希望)があるか否かを判定する(S602)。ここで、情報処理装置100は、次回予約希望があるか否かを、例えば図13に示す次回予約設定領域50eの入力に基づいて判定することができる。図13の例では、「今回と同じ時間」、「時間を指定する(予約画面起動)」、及び「予約センター調整」のいずれかが選択された場合、情報処理装置100は、次回予約希望があると判定することができる。一方、「次回予約なし」が選択された場合、情報処理装置は、次回予約希望がないと判定することができる。
次回予約希望がない場合(S602:NO)、情報処理装置100は、以降の処理を実行しない。一方、次回予約希望がある場合(S602:YES)、情報処理装置100は、今回の診察日から次回の診察日までの期間を取得する(S604)。情報処理装置は、この期間を、例えば図13に示す予約希望日設定領域50fの入力に基づいて取得する。図13の例では、次回の診察日までの期間を取得するために、予め設定された期間を選択可能に表示しているが、これ以外にも、フリー入力で月日を入力できるようにして、今回の診察日との差分から取得するようしてもよい。また、予約希望日設定領域50fに設定される各期間についても、図13に示す例に限られず、よく利用する期間を設定する等、ユーザに合わせて変更することができる。
情報処理装置100は、S604で取得された期間と、今回の診察に対応する診察予約情報に含まれる診察予約日時とに基づいて、次回の診察予約日時を算出する(S606)。ここで、S104において今回の診察に対応する診察予約情報を選択しているため、情報処理装置100は、今回の診察に対応する診察予約情報を特定することができる。そして情報処理装置100は、特定された診察予約情報から診察予約日時を取得することができる。例えば、今回の診察に対応する診察予約情報が、図11における「予約ID:3100」と対応する情報であり、次回予約設定領域50eにおいて「今回と同じ時間」が、予約希望日設定領域50fにおいて「2週間後」がそれぞれ選択されたと仮定する。この場合、情報処理装置100は、「2週間」の期間と、今回の診察に対応する診察予約情報に含まれる診察予約日時「2012/03/19/10:00」とに基づき、次回の診察予約日時として「2012/04/02/10:00」を算出する。また、次回予約設定領域50eにおいて「時間を指定する(予約画面起動)」が選択された場合は、情報処理装置100は、次回診察予約日時のうち「2012/04/02」までを算出し、時間については、別途診察予約を登録する画面において設定させる。また、「予約センター調整」が選択された場合も同様に、次回診察予約日時のうち「2012/04/02」までを算出し、時間については予約時間を調整する部署に委ねられる。
さらに、情報処理装置100は、次回の診察内容を取得し(S608)、次回の診察予約情報に対応付けてもよい。情報処理装置100は、例えば図13に示す次回診察内容設定領域50gの入力に基づいて、次回の診察時の診察内容を診察予約情報に付加することができる。次回診察内容設定領域50gには、ユーザがよく利用する診察項目の集合である診察セットを予め設定しておくことができ、その診察セットの中で選択された診察項目に応じた内容が、入力受付部102により取得される。
情報処理装置100は、S606で算出された診察予約日時と、S608で取得された診察内容とを含む、次回の診察予約情報を生成し、予約情報記憶部204に記憶する(S610)。なお、S608において次回の診察内容が選択されていない場合は、情報処理装置100は、S606で算出された診察予約日時を含む、次回の診察予約情報を生成し、予約情報記憶部204に記憶してもよい。
図15は、第3の実施形態に係る今回カルテ作成支援処理の流れを示すフローチャートである。図15では、処方量調整処理(S702)が追加されている。
図16は、処方量調整処理の流れを示すフローチャートである。情報処理装置100は、S202で取得された引用項目情報の中に「処方」が含まれるか否かを判定する(S802)。引用項目情報の中に「処方」が含まれない場合(S802:NO)、情報処理装置100は、以降の処理を実行しない。
一方、引用項目情報の中に「処方」が含まれる場合(S802:YES)、情報処理装置100は、次回予約希望があるか否かを判定する(S804)。次回予約希望の有無は、予約情報生成処理と同様に判定できるため、その説明は省略する。
次回予約希望がない場合(S804:NO)、情報処理装置100は、以降の処理を実行しない。一方、次回予約希望がある場合(S804:YES)、情報処理装置100は、今回の診察日から次回の診察日までの期間を取得する(S806)。今回の診察日から次回の診察日までの期間についても、予約情報生成処理と同様に取得することができるため、その説明は省略する。
そして、情報処理装置100は、S108で特定された過去カルテの中から、処方の項目に属する情報を参照し、その処方量を取得する(S808)。例えば、過去カルテが図2に示すような情報を有していると仮定する。この場合、S304において、「薬剤A、1日3錠、7日分」が引用対象情報として抽出される。情報処理装置100は、抽出された引用対象情報から、「薬剤A」の処方量として「7日分」を取得する。ここで、引用対象情報に複数の薬剤に関する情報が存在する場合、情報処理装置100は、各々の薬剤に対応した処方量を取得する。
そして、情報処理装置100は、S806で取得された次回の診察日での期間に応じて、S808で取得された処方量を調整する(S810)。上述した例において、S806で「2週間」の期間を取得したと仮定する。この場合、情報処理装置100は、過去カルテから取得された処方量「7日分」を、S806で取得された期間に基づいて「14日(2週間)分」に調整する。そして、情報処理装置100は、処方量が調整された引用対象情報を、第1の実施形態と同様に、今回カルテの「処方」の項目に設定する(S306)。
以上、本実施形態によれば、今回の診察に対応する診察予約情報に含まれる診察予約日時と、次回の診察までの期間に応じて、次回の診察の診察予約情報が生成される。これにより、ユーザが次回の診察の予約を入力する手間を省くことができる。
また、本実施形態によれば、ユーザがよく利用する診察項目の集合である診察セットを選択することで、次回の診察内容が診察予約情報と紐付けられる。これにより、次回の診察内容を簡易に入力することができ、作業負荷の低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、次回の診察までの期間に応じて、過去カルテの処方の項目に含まれる薬剤の処方量が調整され、今回カルテに設定される。これにより、次回の診察までの期間に応じて、ユーザが過去カルテの処方量を調整する手間を省くことができる。
(第4の実施形態)
図17は、本発明の第4の実施形態に係る診察ナビゲーションシステム1000の構成を示すブロック図である。診察ナビゲーションシステム1000は、診察ナビゲーション装置1010、記憶部2000、端末3000を備える。
診察ナビゲーション装置1010は、履歴情報取得部1020、入力候補作成部1040、予約日時作成部1060を有する。
履歴情報取得部1020は、記憶部2000から、前回診察においてカルテに入力された情報である履歴情報と、今回診察に対する予約情報に含まれる診察予約日時とを取得する。ここで、履歴情報は、検査指示や処方指示などの診察指示や診察記事を含む情報である。
入力候補作成部1040は、履歴情報取得部1020が取得した履歴情報を用いて、今回診察においてカルテに入力される情報の候補である入力候補データを作成する。
予約日時作成部1060は、履歴情報取得部1020が取得した予約情報の診察予約日時を用いて、次回診察予約日時の候補を示す予約日時候補データを作成する。
記憶部2000は、予約情報、すなわち診察予約に関する情報を記憶する。また、記憶部2000は、過去に行った診察においてカルテに入力された情報(履歴情報)を記憶する。
図18は、記憶部2000が記憶する予約情報の例を示す図である。また、図19は、記憶部2000が記憶する履歴情報の例を示す図である。
図20は、本発明の第4の実施形態に係る診察ナビゲーション装置1010の処理の流れを示すフローチャートである。履歴情報取得部1020は、記憶部2000から、今回の診察と対応する予約情報を取得する(S1020)。履歴情報取得部1020は、例えば、今回の診察を予約した患者を示す患者IDや、診療科などをキーとして、記憶部から予約情報を取得する。そして、履歴情報取得部は、取得した予約情報の一覧をユーザに提示し、ユーザが選択した予約情報を、今回の診察と対応する予約情報として特定する。
次に、履歴情報取得部1020は、前回診察時に入力された履歴情報を取得し、入力候補データを作成する(S1040)。図21は入力候補データを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
履歴情報取得部1020は、まず、前回診察時の履歴情報とするデータが予め設定されているか否かを判定する(S2020)。前回診察時の履歴情報とするデータが設定されていた場合(S2020:YES)、履歴情報取得部1020は、設定された前回診察時の履歴情報を読み出す(S2040)。例えば、S102で取得した予約情報に、前回診察時に入力された履歴情報を示すIDなどを設定することで、履歴情報取得部1020は、前回診察時に入力された履歴情報が予め設定されているか否かを判定することができる。一方、前回履歴情報とするデータが設定されていなかった場合(S2020:NO)、履歴情報取得部1020は、記憶部2000から、同一の患者ID、同一の診療科、及び「外来」の区分を持つ履歴情報のうち、入力日時が最も新しい履歴情報(=直近の履歴情報)を前回診察時に入力された履歴情報として読み出す(S2060)。そして読み出した履歴情報を入力候補作成部1040に送信する。
そして、入力候補作成部1040は、取得した前回診察時に入力された履歴情報の内容を用いて、入力候補データを作成する(S2080)。入力候補作成部1040は、検査指示や処方指示といった医者が診察時に指示した内容、所見等の診察記事といった履歴情報の内容を流用し、入力候補データを作成する。
予約日時作成部1060は、S1020で取得した今回診察の予約情報に含まれる予約日時から、予約日時候補データを作成する(S1060)。予約情報に含まれる予約日時が、例えば「2012/3/12 15:00」の場合、予約日時作成部1060は、予約日時候補データの「時間」に「15:00」を設定する。予約日時候補データの「日」は、例えばディスプレイなどの図示しない表示部上に、診察ナビゲーション装置1010において予め設定された期間の選択肢を表示して、ユーザが希望する期間を選択することなどにより設定することができる。ここで上記期間については、例えば「5日後」、「1週間後」、「1カ月後」など、ユーザが本システムでよく指定する期間を任意に設定することができる。なお、指定した日時に別の予約が入っている場合などで予約が取れないときは、診察ナビゲーション装置1010は、例えばメッセージを表示するなどして、ユーザに日または時間を再度指定するように促し、予約可能な日時で予約日時候補データを作成する。
そして、診察ナビゲーション装置1010は、作成した入力候補データ、および、予約日時候補データを、端末3000に送信する(S1080)。端末3000は、入力候補データおよび予約日時候補データを受信すると、今回診察においてカルテに入力される情報を表示するインタフェース部(不図示)に入力候補データを表示する。また、予約情報を表示するインタフェース部(不図示)に、予約日時候補データを表示する。ユーザがこれらの情報の修正/確認を行い、当該情報を確定することで、入力候補データおよび予約日時候補データは、それぞれ新たな履歴情報および予約情報として、記憶部2000に記憶される。図22は、一連の処理に伴い更新された、予約情報の状態の例を示す図であり、図23は、一連の処理に伴い更新された、履歴情報の状態の例を示す図である。
ここで、慢性的な病気の患者が受ける診察内容や処方される薬剤などは、大きく変化することは少ない。そのため、診察においてカルテに記載する内容が変化することは少ない。よって、診察ナビゲーション装置1010は、前回診察時に入力された履歴情報を、今回診察におけるカルテに入力する情報として流用することができ、カルテ作成時における入力や操作の手間を省くことができる。また、仕事など決まったスケジュールで生活している患者は、例えば「1週間後の同じ時間」など、決まった曜日・時間に予約を取ることが多い。そのため、診察予約時間が頻繁に変わることは少ない。よって、診察ナビゲーション装置1010は、前回の診察予約日時を、次回の診察予約日時に流用することができ、次回の診察予約を登録する際の入力や操作の手間を省くことができる。
なお、S1040〜S1060の実行順序は、図20に示す順序に限定されない。S1040〜S1060の処理は、任意の順序で実行してもよいし、並行して実行してもよい。
以上、診察ナビゲーション装置1010によれば、カルテ作成から次回診察予約の登録までにおけるユーザによる入力の手間を省き、作業に係る労力を軽減することができる。
なお、入力候補作成部1040は、診察記事の部分に関してユーザが直接入力しなければ、入力候補データの作成が完了しないように制御することもできる。この場合、ここで入力した診察記事は、前回記載した診察記事に追加される。本構成により、ユーザ自身による入力を促して前回のカルテを漫然と流用することを防止し、診察内容などの流用可能な部分の入力の手間を省きつつも、カルテに対するユーザの意識を高く保つことができる。またここで、例えば「経過観察」、「著変なし」など、ユーザが良く利用する診察記事を予め診察ナビゲーション装置1010に設定しておき、当該診察記事を選択させるようにすることもできる。本構成により、ユーザ自身による診察結果の入力を促しつつ、頻繁に使う文言を毎回入力する手間を軽減させることができる。
なお、薬の処方量は次回の診察までの期間に応じて変わるため、入力候補作成部1040は、前回の履歴情報に含まれる処方量をそのまま流用せず、予約日時作成部1060が作成した予約日時候補データに基づいて調整することもできる。例えば、前回の処方量が1週間分であり、今回の診察日から予約日時候補データの診察予約日まで2週間ある場合、入力候補作成部1040は、前回の処方量の2倍分を今回の処方量として、入力候補データを作成する。また、例えば、前回の処方量が1週間分であり、今回の診察日から予約日時候補データの診察予約日までの期間が5日間である場合、入力候補作成部1040は、前回の処方量の5/7倍分を今回の処方量として、入力候補データを作成する。これにより、今回の診察日から次回の診察予約日までの期間により、前回履歴情報と比較して薬剤の処方量が変わったとしても、入力候補作成部1040は、適切な処方量を算出し、入力候補データを作成することができる。
(第5の実施形態)
本実施形態は、以下の点を除き、第4の実施形態と同様である。
前回のカルテの履歴情報の全ての内容に基づいて入力候補データ、および予約日時候補データを作成した第4の実施形態に対し、本実施形態では、前回のカルテの履歴情報の一部の内容に基づいて入力候補データ、および予約日時候補データを作成する。本実施形態における処理の流れは、各データを作成する際に参照する履歴情報の内容が異なる点以外、第4の実施形態と同様である。
本実施形態では、入力候補作成部1040は、前回のカルテの履歴情報の一部の内容に基づいて入力候補データを作成する。ここで、履歴情報の中でどの情報を「一部の内容」とするかは、予め診察ナビゲーション装置1010に設定しておいてもよいし、例えば、履歴情報の内容に関する選択肢を端末3000などに表示させ、ユーザが任意に選択するようにしてもよい。
ここでは、処方内容を上述した履歴情報の一部の内容とした場合を例として説明する。
入力候補作成部1040は、前回履歴情報のうち処方指示の内容のみに基づき、第4の実施形態と同様に入力候補データを作成し、当該入力候補データを上述した電子カルテ本体を作成する別システムに送信する。本実施形態では、前回履歴情報の中から、流用したい部分のみ、今回診察においてカルテに入力する情報として選択することができる。
以上、本実施形態においても、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。本実施形態では、前回履歴情報のうち、一部の内容に基づき、今回診察における入力次候補データを作成する構成を取る。本構成により、今回の診察内容と前回の診察内容のうち、流用可能な部分を選択することができ、第4の実施形態と比べ、より柔軟に入力候補データを作成することができる。
(第6の実施形態)
本実施形態は、以下の点を除き、第4の実施形態と同様である。
本実施形態で診察ナビゲーション装置1010は、予め設定された診察内容の集合である診察セットの中から、選択された診察項目を入力候補データに追加する構成を取る。
診察セットは、端末3000上に選択可能な状態として表示してもよい。図24は、第6の実施形態における画面構成の一例を示す図である。図24の診察セット3020に示すように、よく利用する診察内容を含む診察セットを画面上に表示し、ユーザが選択した診察項目と対応する雛型データを読み込み、入力候補データに追加する。
なお、本実施形態においても、第5の実施形態の構成を採用し、前回履歴情報の一部の内容を用いて、入力候補データを作成することもできる。
なお、本実施形態において、診察セット3020の設定を行う診察セット設定手段をさらに有することにより、ユーザの希望に沿った診察内容を組み合わせた診察セットを設定したり、よく行う診察内容を画面上で選択しやすい位置に入れ替えたりすることができる。これにより、本実施形態のユーザビリティが向上する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。例えば、上述の実施形態において、記憶部200が情報処理装置100の外部に位置する場合を例として説明したが、情報処理装置100が記憶部200を含んでいてもよい。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
なお、上述した実施形態によれば以下の発明が開示されている。
(付記1)
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段と、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段と、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段と、
を有する情報処理装置。
(付記2)
付記1に記載の情報処理装置において、
前記今回カルテを、次回の診察の結果作成される電子カルテに対する前記過去カルテとして設定する過去カルテ設定手段を更に有する情報処理装置。
(付記3)
付記1または2に記載の情報処理装置において、
前記入力受付手段は、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
当該情報処理装置は、
前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とする処方量調整手段を更に有する情報処理装置。
(付記4)
付記1から3のいずれか1つに記載の情報処理装置において、
前記入力受付手段は、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
当該情報処理装置は、
診察予約情報を記憶する予約情報記憶部から、今回の診察に対応する診察予約情報を取得し、当該取得された診察予約情報に含まれる診察予約日時と、前記取得された期間とに基づいて、次回の診察予約情報を生成する予約情報生成手段を更に有する情報処理装置。
(付記5)
付記4に記載の情報処理装置において、
前記入力受付手段は、
予め設定された診察項目の集合である診察セットの中から、選択された前記診察項目を更に取得し、
前記予約情報生成手段は、
前記取得された診察項目を、次回診察時の診察内容を示す情報として、前記次回の診察予約情報と対応付けて記憶手段に記憶する情報処理装置。
(付記6)
付記1から5のいずれか1つに記載の情報処理装置において、
前記入力受付手段は、
診察記事情報をフリー入力するフリー入力欄を備え、
当該情報処理装置は、
前記フリー入力欄に前記診察記事情報が入力されていない場合、ユーザに警告を通知する警告手段を更に有する情報処理装置。
(付記7)
付記1から6のいずれか1つに記載の情報処理装置において、
前記入力受付手段は、
前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目を前記引用項目情報として取得する情報処理装置。
(付記8)
情報処理装置が、
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得し、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出し、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する、
ことを含む情報処理方法。
(付記9)
コンピュータを、
過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段、
前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段、
前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段、
として機能させるためのプログラム。
(付記10)
付記8に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、
前記今回カルテを、次回の診察の結果作成される電子カルテに対する前記過去カルテとして設定することを更に含む情報処理方法。
(付記11)
付記8または10に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とすることを更に含む情報処理方法。
(付記12)
付記8、10及び11のいずれか1つに記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
診察予約情報を記憶する予約情報記憶部から、今回の診察に対応する診察予約情報を取得し、当該取得された診察予約情報に含まれる診察予約日時と、前記取得された期間とに基づいて、次回の診察予約情報を生成することを更に含む情報処理方法。
(付記13)
付記12に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、
予め設定された診察項目の集合である診察セットの中から、選択された前記診察項目を更に取得し、
前記取得された診察項目を、次回診察時の診察内容を示す情報として、前記次回の診察予約情報と対応付けて記憶手段に記憶することを更に含む情報処理方法。
(付記14)
付記8及び10から13のいずれか1つに記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、
診察記事情報をフリー入力するフリー入力欄に前記診察記事情報が入力されていない場合、ユーザに警告を通知することを更に含む情報処理方法。
(付記15)
付記8及び10から14のいずれか1つに記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、
前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目を前記引用項目情報として取得することをさらに含む情報処理方法。
(付記16)
付記9に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記今回カルテを、次回の診察の結果作成される電子カルテに対する前記過去カルテとして設定する過去カルテ設定手段として更に機能させるためのプログラム。
(付記17)
付記9または16に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得する手段、
前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とする処方量調整手段として更に機能させるためのプログラム。
(付記18)
付記9、16及び17のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得する手段、
診察予約情報を記憶する予約情報記憶部から、今回の診察に対応する診察予約情報を取得し、当該取得された診察予約情報に含まれる診察予約日時と、前記取得された期間とに基づいて、次回の診察予約情報を生成する予約情報生成手段として更に機能させるためのプログラム
(付記19)
付記18に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
予め設定された診察項目の集合である診察セットの中から、選択された前記診察項目を更に取得する手段、
前記取得された診察項目を、次回診察時の診察内容を示す情報として、前記次回の診察予約情報と対応付けて記憶手段に記憶する手段として更に機能させるためのプログラム。
(付記20)
付記9及び16から19のいずれか1つに記載の情報処理装置において、
前記コンピュータを、
診察記事情報をフリー入力するフリー入力欄に前記診察記事情報が入力されていない場合、ユーザに警告を通知する警告手段として更に機能させるためのプログラム。
(付記21)
付記9及び16から20のいずれか1つに記載の情報処理装置において、
前記コンピュータを、
前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目を前記引用項目情報として取得する手段として更に機能させるためのプログラム。
また、上述した実施形態によれば以下の発明が開示されている。
(付記1)
前回診察においてカルテに入力された情報である履歴情報と、今回診察に対応する予約情報とを取得する履歴情報取得手段と、
前記履歴情報を用いて、今回診察においてカルテに入力される情報の候補である入力候補データを作成する入力候補作成手段と、
前記予約情報に含まれる診察予約日時を用いて、次回診察予約日時の候補を示す予約日時候補データを作成する予約日時作成手段を有する診察ナビゲーション装置。
(付記2)
付記1に記載の診察ナビゲーション装置において、
前記入力候補作成手段は、
前記履歴情報に含まれる診察内容のうち、全ての内容または一部の内容のいずれかに基づき、前記入力候補データを作成する診察ナビゲーション装置。
(付記3)
付記1または2に記載の診察ナビゲーション装置において、
前記入力候補作成手段は、
予め設定された診察内容の集合である診察セットの中から、選択された前記診察内容を前記入力候補データに追加する診察ナビゲーション装置。
(付記4)
付記3に記載の診察ナビゲーション装置において、
前記診察セットに含まれる前記診察内容を設定する診察セット設定手段をさらに有する診察ナビゲーション装置。
(付記5)
付記1〜4のいずれか一項に記載の診察ナビゲーション装置において、
前記入力候補作成手段は、
予め設定された診察記事の中から、選択された前記診察記事を前記入力候補データに追加する診察ナビゲーション装置。
(付記6)
付記1〜5のいずれか一項に記載の診察ナビゲーション装置において、
前記予約日時作成手段は、
予め設定された期間の中から、選択された前記期間に基づき前記予約日時候補データを作成する診察ナビゲーション装置。
(付記7)
付記1〜6のいずれか一項に記載の診察ナビゲーション装置において、
前記入力候補作成手段は、
今回の診察日から前記予約日時候補データの診察予約日までの期間に基づき、処方する薬剤の量を調整して前記入力候補データを作成する診察ナビゲーション装置。
(付記8)
コンピュータが、
履歴情報取得手段で、前回診察においてカルテに入力された情報である履歴情報と、今回診察に対する予約情報とを取得し、
入力候補作成手段で、前記履歴情報を用いて、今回診察においてカルテに入力される情報の候補である入力候補データを作成し、
予約日時作成手段で、前記予約情報に含まれる診察予約日時を用いて、次回診察予約日時の候補を示す予約日時候補データを作成する診察ナビゲーション方法。
(付記9)
コンピュータを、
前回診察においてカルテに入力された情報である履歴情報と、今回診察に対する予約情報を取得する履歴情報取得手段、
前記履歴情報を用いて、今回診察に対するカルテに入力される情報の候補である入力候補データを作成する入力候補作成手段、
前記予約情報に含まれる診察予約日時を用いて、次回診察予約日時の候補を示す予約日時候補データを作成する予約日時作成手段として機能させるためのプログラム。
10 情報処理システム
100 情報処理装置
102 入力受付部
104 引用対象情報抽出部
106 引用対象情報設定部
108 過去カルテ設定部
110 処方量調整部
112 予約情報生成部
200 記憶部
202 カルテ記憶部
204 予約情報記憶部
50 診察ナビゲーション画面
50a 引用項目選択領域
50b 確定ボタン
50c 診察記事入力領域
50d 次回利用指示入力領域
50e 次回予約設定領域
50f 予約希望日設定領域
50g 次回診察内容設定領域
1000 診察ナビゲーションシステム
1010 診察ナビゲーション装置
1020 履歴情報取得部
1040 入力候補作成部
1060 予約日時作成部
2000 記憶部
3000 端末
3020 診察セット

Claims (10)

  1. 過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段と、
    前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段と、
    前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段と、
    を有し、
    前記入力受付手段は、
    今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
    当該情報処理装置は、
    前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とする処方量調整手段を更に有する情報処理装置。
  2. 過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段と、
    前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段と、
    前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段と、
    を有し、
    前記入力受付手段は、
    前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目に対応する前記過去カルテのデータを、前記引用項目情報として前記過去カルテから読み出す情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
    前記今回カルテを、次回の診察の結果作成される電子カルテに対する前記過去カルテとして設定する過去カルテ設定手段を更に有する情報処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記入力受付手段は、
    今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
    当該情報処理装置は、
    診察予約情報を記憶する予約情報記憶部から、今回の診察に対応する診察予約情報を取得し、当該取得された診察予約情報に含まれる診察予約日時と、前記取得された期間とに基づいて、次回の診察予約情報を生成する予約情報生成手段を更に有する情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記入力受付手段は、
    予め設定された診察項目の集合である診察セットの中から、選択された前記診察項目を更に取得し、
    前記予約情報生成手段は、
    前記取得された診察項目を、次回診察時の診察内容を示す情報として、前記次回の診察予約情報と対応付けて記憶手段に記憶する情報処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記入力受付手段は、
    診察記事情報をフリー入力するフリー入力欄を備え、
    当該情報処理装置は、
    前記フリー入力欄に前記診察記事情報が入力されていない場合、ユーザに警告を通知する警告手段を更に有する情報処理装置。
  7. 情報処理装置が、
    過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得し、
    前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出し、
    前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する、
    ことを含み
    前記情報処理装置が、
    今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得し、
    前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とする、ことを更に含む情報処理方法。
  8. 情報処理装置が、
    過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得し、
    前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出し、
    前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する、
    ことを含み、
    前記情報処理装置が、
    前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目に対応する前記過去カルテのデータを、前記引用項目情報として前記過去カルテから読み出す、
    ことを更に含む情報処理方法。
  9. コンピュータを、
    過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段、
    前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段、
    前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段、
    として機能させ
    前記コンピュータを、
    今回の診察日から次回の診察予約日までの期間を更に取得する手段、
    前記取得された期間に応じて前記過去カルテに含まれる薬剤の処方量を調整し、当該調整された処方量を次回診察までの薬剤の処方量とする処方量調整手段として更に機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、
    過去の診察の結果作成された電子カルテである過去カルテに含まれる項目の中から、今回の診察に対する電子カルテである今回カルテを作成する際に引用する項目を特定する引用項目情報を取得する入力受付手段、
    前記過去カルテから、前記引用項目情報に対応する項目に属する情報を引用対象情報として抽出する引用対象情報抽出手段、
    前記抽出された引用対象情報を、前記今回カルテにおいて対応する項目に設定する引用対象情報設定手段、
    として機能させ、
    前記コンピュータを、
    前記過去カルテから引用される可能性を有する項目を少なくとも1つ含む項目群を選択可能に複数表示し、当該表示された複数の項目群のうち、選択された項目群に含まれる項目に対応する前記過去カルテのデータを、前記引用項目情報として前記過去カルテから読み出す手段として更に機能させるためのプログラム。
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