JP6079957B2 - モータ、およびファン - Google Patents

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Description

本発明は、モータおよびファンに関する。
従来、駆動電流の供給のために種々の電子部品を有するモータがある。モータを駆動させるために駆動電流を供給すると、それらの電子部品が発熱する。モータ周辺の環境温度が高い場合や、モータを高速回転させる場合等において、電子部品の冷却が不十分であると、電子部品が高温になってしまい正常に動作しなくなることがある。特に、ファン用のモータは、環境温度が高い状態で駆動させたり、モータを高速回転させたりする頻度が高い。
従来のファン用のモータについては、例えば、欧州特許出願公開第1050682号明細書に記載されている。欧州特許出願公開第1050682号明細書のモータは、ステータボディの径方向に拡がる部分に、電子回路を収容するレセプタクルを有している(段落0013)。
欧州特許出願公開第1050682号明細書
欧州特許出願公開第1050682号明細書に記載のモータでは、ステータボディは金属製であり、電子回路で発生した熱を伝導する(段落0014)。また、当該文献のステータボディは、レセプタクルの外周に、放射状の冷却フィンを有する。そして、モータ外部で生じた気流が、冷却フィンに当たる。電子回路から発生した熱は、ステータボディに伝導し、冷却フィンから発散されている(段落0019)。
しかしながら、当該公報のモータでは、電子回路の配置されたレセプタクルの熱はレセプタクルと径方向に離れている冷却フィンを通して放出されるため、放熱効率が不十分である。
本発明の目的は、モータ内部を通る気流を利用して、回路基板から発生した熱を、効率よく発散できるモータを提供することである。

本願の例示的な第1発明は、インペラカップと、インペラカップから径方向外側に延びる羽根とを有するファンに用いられるモータであって、静止部と、上下に延びる中心軸を中心としてインペラカップとともに回転する、回転部と、を有し、前記静止部は、前記回転部の下方に径方向に拡がり、回路基板配置部を有するベース部と、前記ベース部の上方に位置する電機子と、前記回路基板配置部の下面に配置され、前記電機子と電気的に接続される回路基板と、前記回路基板配置部の下方に配置され、前記回路基板を覆う、基板カバーと、略円筒形の円筒部を有するモータフレームと、を有し、前記回転部は、前記電機子の径方向内側に配置され、前記電機子との間でトルクを発生させるロータを有し、前記静止部または前記回転部は、径方向に拡がる略環状の導流板を有し、前記円筒部は、径方向内側に、前記静止部の少なくとも一部と、前記回転部の少なくとも一部とを収容し、前記導流板の少なくとも一部は、前記電機子および前記ロータの下方に位置し、前記導流板は、前記回路基板配置部の少なくとも一部と軸方向に重なる平板部を有し、前記平板部は、前記回路基板配置部の上面と略平行であり、前記ベース部の上方かつ前記導流板の下方には、第1空間があり、前記導流板の上方かつ前記円筒部の径方向内側には、第2空間があり、前記ベース部は、第1空間と前記ベース部下方または径方向外方の外部空間とを連通する第1開口を有し、前記導流板は、径方向における前記平板部から見て前記第1開口とは反対側に、第1空間と、第2空間とを連通する第2開口を有し、前記第2空間と外部空間とを連通する第3開口が、前記モータフレームに設けられる、または、前記モータフレームと前記回転部との間に設けられる、モータである。



本願の例示的な第2発明は、インペラカップと、インペラカップから径方向外側に延びる羽根とを有するファンに用いられるモータであって、静止部と、上下に延びる中心軸を中心としてインペラカップとともに回転する、回転部と、を有し、前記静止部は、前記回転部の下方に径方向に拡がり、回路基板配置部を有するベース部と、前記ベース部の上方に位置する電機子と、前記回路基板配置部の下面に配置され、前記電機子と電気的に接続される回路基板と、前記回路基板配置部の下方に配置され、前記回路基板を覆う、基板カバーと、を有し、前記回転部は、前記電機子の径方向外側に配置され、前記電機子との間でトルクを発生させるロータと、前記電機子を径方向外側から囲むロータフレームと、を有し、前記静止部または前記回転部は、径方向に拡がる略環状の導流板を有し、前記導流板の少なくとも一部は、前記電機子および前記ロータの下方に位置し、前記導流板は、前記回路基板配置部の少なくとも一部と軸方向に重なる平板部を有し、前記平板部は、前記回路基板配置部の上面と略平行であり、前記ベース部の上方かつ前記導流板の下方には、第1空間があり、前記導流板の上方かつ前記ロータフレームの径方向内側には、第2空間があり、前記ベース部は、第1空間と前記ベース部下方または径方向外方の外部空間とを連通する第1開口を有し、前記導流板は、径方向における前記平板部から見て前記第1開口とは反対側に、第1空間と、第2空間とを連通する第2開口を有し、前記第2空間と外部空間とを連通する第3開口が、前記ロータフレームに設けられる、または、前記ロータフレームと前記静止部との間に設けられる、モータである。


本願の例示的な第1発明および第2発明によれば、モータ内部において第1開口と第3開口との間に気流が生じたときに、当該気流は、導流板にガイドされ、ベース部の回路基板配置部の上面に沿って進む。回路基板から発生した熱は、回路基板配置部の下面から上面に伝わり、当該気流により発散される。これにより、回路基板から発生した熱を、効率よく発散できる。また、本願において気流と熱交換される部分としては、従来の放熱フィンに加え、回路基板配置部をも含むため、放熱面積が増加する。すなわち、モータ内部を通る気流を利用して、回路基板から発生した熱を、効率よく発散できる。
図1は、第1実施形態に係るモータの断面図である。 図2は、第2実施形態に係るモータの断面図である。 図3は、第3実施形態に係るファンの断面図である。 図4は、第3実施形態に係るモータの断面図である。 図5は、第3実施形態に係るベース部の上面斜視図である。 図6は、第3実施形態に係るモータの部分断面図である。 図7は、第3実施形態に係る導流板およびベース部の上面側からの斜視図である。 図8は、第3実施形態に係る導流板およびベース部の下面側からの斜視図である。 図9は、変形例に係るモータの部分断面図である。 図10は、変形例に係るモータの部分断面図である。 図11は、変形例に係るモータの部分断面図である。 図12は、変形例に係るモータの断面図である。 図13は、変形例に係るモータの断面図である。 図14は、変形例に係るモータの断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、ベース部に対してロータ側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータの使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るモータ11Aの縦断面図である。このモータ11Aは、インペラカップと、インペラカップから径方向外側に延びる羽根とを有するファンに用いられる(図3を参照)。本実施形態のモータ11Aは、電機子22Aの径方向内側にロータ31Aが配置された、いわゆるインナーロータ型のモータである。図1に示すように、モータ11Aは、静止部2Aと、回転部3Aとを有する。
静止部2Aは、ベース部21Aと、電機子22Aと、回路基板23Aと、基板カバー24Aと、モータフレーム25Aとを有する。ベース部21Aは、回転部3Aの下方において、径方向に拡がっている。また、ベース部21Aは、回路基板配置部211Aを有している。電機子22Aは、ベース部21Aの上方に位置している。
回路基板23Aは、回路基板配置部211Aの下面に配置され、電機子22Aと電気的に接続されている。回路基板23Aには、モータを駆動するための電子部品231Aが、実装されている。基板カバー24Aは、回路基板配置部211Aの下方に配置され、回路基板23Aを覆っている。モータフレーム25Aは、略円筒形の円筒部251Aと、円筒部251Aの上部を閉じる上板部254Aとを有している。
回転部3Aは、シャフト10Aと、ロータ31Aを有している。回転部3Aは、上下に延びる中心軸9Aを中心として、インペラカップとともに軸受機構100Aに支持されながら回転する。ロータ31Aは、電機子22Aの径方向内側に配置されている。シャフト10Aは、インペラカップと固定されている。ロータ31Aは、電機子22Aとの間でトルクを発生させ、当該トルクにより、中心軸9Aを中心として回転する。
円筒部251Aは、その径方向内側に、電機子22Aと、回転部3Aのロータ31Aとを収容している。なお、円筒部251Aは、その径方向内側に、電機子22Aおよびロータ31Aの全てを収容していなくてもよい。円筒部251Aは、その径方向内側に、静止部2Aの一部、もしくは回転部3Aの一部を収容していればよい。
また、静止部2Aは、径方向に拡がる略環状の導流板4Aを有している。なお、本実施形態においては、静止部2Aが導流板4Aを有しているが、回転部3Aが導流板4Aを有していても良い。導流板4Aは、電機子22Aおよびロータ31Aの下方に位置している。
導流板4Aは、回路基板配置部211Aの一部と軸方向に重なり、かつ、ベース部21Aの上面と略平行に拡がる、平板部41Aを有している。
ベース部21Aの上方かつ導流板4Aの下方には、第1空間61Aがある。また、導流板4Aの上方かつ円筒部251Aの径方向内側には、第2空間62Aがある。
ベース部21Aは、回路基板配置部211Aの径方向外側に、第1開口51Aをさらに有している。第1開口51Aは、第1空間61Aとベース部21Aよりも下方の外部空間とを連通している。なお、第1開口51Aは、第1空間61Aとベース部21Aの径方向外方の外部空間とを連通する位置に設けられていてもよい。
導流板4Aは、その径方向内側に第2開口52Aを有している。第2開口52Aは、第1空間61Aと第2空間62Aとを連通している。
モータフレーム25Aの上板部254Aには、第3開口53Aが設けられている。第3開口53Aは、第2空間62Aと外部空間とを連通している。なお、第3開口53Aは、円筒部251Aに設けられていてもよい。
モータ11Aが駆動することにより、シャフト10Aに固定されたインペラカップが回り、インペラカップから延びる羽根がモータ11Aの周囲において気流を生じさせる。これにより、モータ11A中に、第1開口51Aから第3開口53Aへと向かう気流が生じる。第1開口51Aから第3開口53Aへ向かう気流の動きが、図1中に破線で示されている。なお、気流の向きが異なっていてもよい。たとえば、モータ11Aが駆動すると、モータ11A中に、第3開口53Aから第1開口51Aへと向かう気流が生じてもよい。
第1開口51Aからモータ11Aの第1空間61A中に入った気流は、導流板4Aの下面に沿って径方向内側へと進み、第2開口52Aを通って、第2空間62Aへと達する。次に、当該気流は、第2空間62A中でロータ31Aの下端部に沿って径方向外側へと進む。そして、当該気流は、電機子22Aの周方向における隙間、もしくは、電機子22Aとロータ31Aとの間を通って、第3開口53Aへと向かう。続いて、当該気流は、第3開口53Aからモータ外部へと排出される。
前述の通り、モータ11Aにおいては、第1開口51Aからモータ11A中に入った気流は、導流板4Aに沿って第2開口52Aへと達する。また、導流板4Aの平板部41Aと、回路基板配置部211Aの上面とは略平行である。すなわち、第1開口51Aからモータ11A中に入った気流は、回路基板配置部211Aの上面に沿って第2開口52Aへと向かう。
電子部品231Aから発生した熱は、回路基板配置部211Aの下面から上面へと伝導する。そして、回路基板配置部211Aの上面に達した熱は、回路基板配置部211Aの上面に沿った気流によって、効率よく発散する。また、電子部品231Aから発生した熱を効率よく回路基板配置部211Aへ伝達するため、電子部品231Aと回路基板配置部211Aとの間に熱伝導性の高い絶縁部材が配置されていてもよい。熱伝導性の高い絶縁部材として、例えば、熱伝導シートや、シリコン接着剤が考えられるが、これらに限られない。すなわち、電子部品231Aの上面は、直接または間接に回路基板配置部211Aと接触している。一方、回路基板配置部211Aは、気流の流れの中に位置している。この結果、電子部品231Aから発生した熱の放熱効率が高くなる。
<2.第2実施形態>
図2は、第2実施形態に係るモータ11Bの縦断面図である。このモータ11Bは、インペラカップと、インペラカップから径方向外側に延びる羽根とを有するファンに用いられる。本実施形態のモータ11Bは、電機子22Bの径方向外側にロータ31Bが配置された、いわゆるアウターロータ型のモータである。
図2に示すように、モータ11Bは、静止部2Bと、回転部3Bとを有する。
静止部2Bは、ベース部21Bと、電機子22Bと、回路基板23Bと、基板カバー24Bとを有する。ベース部21Bは、回転部3Bの下方において、径方向に拡がっている。また、ベース部21Bは、回路基板配置部211Bを有している。電機子22Bは、ベース部21Bの上方に位置している。回路基板23Bは、回路基板配置部211Bの下面に配置され、電機子22Bと電気的に接続されている。回路基板23Bには、モータを駆動するための電子部品231Bが、実装されている。基板カバー24Bは、回路基板配置部211Bの下方に配置され、回路基板23Bを覆っている。
回転部3Bは、上下に延びる中心軸9Bを中心としてインペラカップとともに軸受機構100Bに支持されながら回転する。回転部3Bは、ロータ31Bと、ロータフレーム32Bとを有している。ロータ31Bは、電機子22Bの径方向外側に配置されている。ロータ31Bは、電機子22Bとの間でトルクを発生させ、当該トルクにより、電機子22Bの周囲において、中心軸9Bを中心として回転する。ロータフレーム32Bは、略円筒形の円筒部321Bと、円筒部321Bの上部を閉じる上板部322Bとを有している。円筒部321Bは、その径方向内側に、ロータ31Bと、電機子22Bとを収容している。
また、静止部2Bは、径方向に拡がる略環状の導流板4Bを有している。なお、本実施形態においては、静止部2Bが導流板4Bを有しているが、回転部3Bが導流板4Bを有していても良い。導流板4Bは、電機子22Bおよびロータ31Bの下方に位置している。
導流板4Bは、回路基板配置部211Bの一部と軸方向に重なり、かつ、ベース部21Bの上面と略平行に拡がる、平板部41Bを有している。
ベース部21Bの上方かつ導流板4Bの下方には、第1空間61Bがある。また、導流板4Bの上方かつロータフレーム32Bの径方向内側には、第2空間62Bがある。
ベース部21Bは、回路基板配置部211Bの径方向外側に、第1開口51Bを有している。第1開口51Bは、第1空間61Bとベース部21Bよりも下方の外部空間とを連通している。なお、第1開口51Bは、第1空間61Bとベース部21Bよりも径方向外方の外部空間とを連通する位置に設けられていてもよい。
導流板4Bは、その径方向内側に第2開口52Bを有している。第2開口52Bは、第1空間61Bと第2空間62Bとを連通している。
ロータフレーム32Bの上板部322Bには、第3開口53Bが設けられている。第3開口53Bは、第2空間62Bと外部空間とを連通している。なお、第3開口53Bは、円筒部321Bに設けられていてもよい。
モータ11Bが駆動することにより、回転部3Bに固定されたインペラカップが回り、インペラカップから延びる羽根がモータ11Bの周囲において気流を生じさせる。これにより、モータ11B中に、第1開口51Bから第3開口53Bへと向かう気流が生じる。第1開口51Bから第3開口53Bへ向かう気流の動きが、図2中に破線で示されている。なお、気流の向きが異なっていてもよい。たとえば、モータ11Bが駆動すると、モータ11B中に、第3開口53Bから第1開口51Bへと向かう気流が生じてもよい。
モータ11Bにおいては、第1開口51Bからモータ11B中に入った気流は、第1空間61B中を、導流板4Bに沿って径方向内側へと進み、第2開口52Bへと達する。次に、第2開口52Bに達した気流は、電機子22Bの周方向における隙間、もしくは、電機子22Bとロータ31Bとの間を通って、第3開口53Bへと向かう。続いて、当該気流は、第3開口53Bからモータ外部へと排出される。
前述の通り、モータ11Bにおいては、第1開口51Bからモータ11B中に入った気流は、導流板4Bに沿って第2開口52Bへと達する。また、導流板4Bの平板部41Bと、回路基板配置部211Bの上面とは略平行である。すなわち、第1開口51Bからモータ11B中に入った気流は、回路基板配置部211Bの上面に沿って第2開口52Bへと向かう。
電子部品231Bから発生した熱は、回路基板配置部211Bの下面から上面へと伝導する。そして、回路基板配置部211Bの上面に達した熱は、回路基板配置部211Bの上面に沿った気流によって、効率よく発散する。また、電子部品231Bから発生した熱を効率よく回路基板配置部211Bへ伝達するため、電子部品231Bと回路基板配置部211Bとの間に熱伝導性の高い絶縁部材が配置されていてもよい。熱伝導性の高い絶縁部材として、例えば、熱伝導シートや、シリコン接着剤が考えられるが、これらに限られない。すなわち、電子部品231Bの上面は、直接または間接に回路基板配置部211Bと接触している。一方、回路基板配置部211Bは、気流の流れの中に位置している。この結果、電子部品231Bから発生した熱の放熱効率が高くなる。
<3.第3実施形態>
<3−1.ファンの全体構成>
次に、本発明の第3実施形態について、説明する。図3は、第3実施形態に係るファン1の断面図である。ファン1は、例えば、自動車のエンジンの冷却に使用される。ただし、本発明のファン1は、自動車以外に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のファン1は、OA機器、医療機器、産業用の大型設備等に搭載されて、その一部を冷却させるものであってもよい。
図3に示すように、ファン1は、モータ11と、インペラ12とを有する。モータ11については、後述する。インペラ12は、インペラカップ121と、複数の外側羽根122と、内側羽根123とを有する。
インペラカップ121は、接続部71と、筒部72とを有する。接続部71は、モータ11の上方に、中心軸9に直交する方向に拡がっている。また、接続部71と、モータ11の後述する回転部3とは、互いに固定されている。これにより、インペラ12は、モータ11が駆動すると、後述する回転部3とともに、中心軸9を中心として回転する。筒部72は、接続部71の径方向外側の端部から下方へ向けて延びている。筒部72の径方向内側には、モータ11の一部が収容されている。
外側羽根122は、インペラカップ121の筒部72から径方向外側に延びている。外側羽根122は、回転すると、上方から下方へ向かう気流を生じさせる。図3には、気流の動きが破線で示されている。外側羽根122によって生じた軸方向の気流もしくはモータ11の下面側の空気は、モータ11の下面開口からモータ内部に入る。また、内側羽根123は、インペラカップ121の筒部72から径方向内側へと延びている。詳細な気流の動きについては、後述する。
なお、本実施形態において、ファン1は軸流ファンであるが、本発明はこれに限らない。モータの周囲において気流を生じさせるファンであれば、遠心ファンであってもよい。
<3−2.モータの全体構成>
続いて、モータ11の全体構成について、説明する。図4は、モータ11の断面図である。図5は、モータ11のベース部21の上面斜視図である。図6は、ファン1の部分断面図である。
図4に示すように、モータ11は、静止部2と、回転部3とを有する。
静止部2は、シャフト10と、ベース部21と、電機子22と、回路基板23と、基板カバー24と、モータフレーム25と、導流板4とを有する。
シャフト10は、中心軸9に沿って上下方向に延びる柱状の部材である。シャフト10の下端部は、ベース部21に固定されている。
ベース部21は、回転部3の下方において、径方向に拡がっている。ベース部21は、複数のフィン210と、回路基板配置部211と、壁部212と、複数の第1開口51とを有している。回路基板配置部211は、シャフト10の下端部の周囲から、径方向外側へ向けて、略平板状に拡がっている。壁部212は、回路基板配置部211の径方向外側の端部から下方へ略環状に延びている。
図5に示すように、複数のフィン210は、回路基板配置部211および壁部212から径方向外側へ延びている。複数のフィン210の径方向内端は、回路基板配置部211の上面まで延びてもよい。この場合、回路基板配置部211の上面にまで、フィン210の一部が及ぶ。これにより、回路基板配置部211の上面にフィン210の一部が軸方向に突出して設けられるため、回路基板配置部211の上面の表面積が増え、放熱効率が向上する。図4および図5に示すように、第1開口51は、それぞれ、回路基板配置部211および壁部212の径方向外側において、ベース部21を軸方向に貫通している。また、複数のフィン210および複数の第1開口51は、周方向に交互に並んで配置されている。
ベース部21はアルミニウムなどの金属材料製であり、熱伝導性に優れている。そのため、回路基板配置部211と直接または間接に接触する、後述する電子部品231から伝わる熱を、ベース部21の各部から効率よく発散することができる。なお、本実施形態では、ベース部21の全体が金属材料製であるが、本発明はこれに限らない。本発明のモータにおいては、ベース部は、電子部品231から伝わる熱を、特に回路基板配置部の上面から発散する。したがって、少なくとも回路基板配置部の上面が、金属材料製であることが好ましい。
図5および図6に示すように、本実施形態のベース部21は、回路基板配置部211の上面に、複数の突出部213をさらに有している。この突出部213により、回路基板配置部211の上面の表面積が広くなっている。これにより、回路基板配置部211の上面からの放熱効率が上がる。特に、回路基板配置部211の上面において突出部213が設置される部分に対応する下面の部分に電子部品231を配置することで、電子部品231から発生した熱をさらに効率よく放熱できる。
図4に示すとおり、電機子22は、ベース部21の上方に位置している。電機子22は、コア221と、インシュレータ222と、複数のコイル223とを有する。コア221は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。コア221は、モータフレーム25に固定されている。インシュレータ222は、絶縁体である樹脂により形成される。コア221の外面の少なくとも一部は、インシュレータ222により覆われている。コイル223は、インシュレータ222の周囲に巻かれた導線により、構成される。
回路基板23は、回路基板配置部211の下面に配置されている。回路基板23には、モータ11を駆動するための電子部品231が、実装されている。また、モータ11の駆動に際して大きい電流を流すことが必要な場合、高圧電流に耐えられる電気的接続用バスバーを介して電子部品231と回路基板23とを接続してもよい。コイル223を構成する導線の端部は、回路基板23に半田付け、または溶接され、回路基板23上の電子部品231と電気的に接続される。また、導線の端部とバスバーとを接続し、バスバーと回路基板とを接続してもよい。外部電源から供給される電流は、回路基板23を介して、コイル223へ流れる。
また、電子部品231から発生した熱を効率よく回路基板配置部211へ伝達するため、電子部品231と回路基板配置部211との間に熱伝導性の高い絶縁部材が配置されていてもよい。例えば、熱伝導シートや、シリコン接着剤が、電子部品231と回路基板配置部211との間に配置されていてもよい。すなわち、電子部品231の上面は、直接または間接に回路基板配置部211と接触している。一方、回路基板配置部211は、後述するように、気流の流れの中に位置している。この結果、電子部品231から発生した熱の放熱効率が高くなる。
基板カバー24は、回路基板配置部211の下方に配置され、回路基板23を覆っている。図6に示すように、壁部212の下端部と、基板カバー24の径方向外側の端部とは、シール材241を介して密封されている。すなわち、モータ11は、ベース部21と、基板カバー24の端部とを密封するシール材241を有している。シール材241には、例えば、シリコン接着剤や、エラストマー等の樹脂を使用することができる。これにより、下方側から回路基板23へ水分や粉塵などが付着するのを抑制できる。一方、回路基板23が密封されていることにより、回路基板23から発生した熱が外部へ放出されにくくなる。したがって、本発明の放熱技術が特に有用である。
図4に示すように、モータフレーム25は、円筒部251と、環状部252と、フランジ部253とを有する。円筒部251は、略円筒形であり、中心軸9を中心に配置されている。円筒部251は、その径方向内側に、電機子22と、回転部3の一部とを収容している。環状部252は、円筒部251の上端部から、径方向内側へ延びている。また、フランジ部253は、円筒部251の下端部から、径方向外側へ延びている。フランジ部253と、ベース部21とは、ネジ止めにて固定されている。
導流板4は、電機子22およびロータ31の下方に位置している。導流板4の詳細については、後述する。
回転部3は、ロータ31を有し、シャフト10に対して回転可能に支持されている。ロータ31は、電機子22の径方向内側に位置し、電機子22と径方向に対向している。シャフト10とロータ31との間には、軸受機構100が介在している。また、ロータ31の内部には、マグネット311が保持されている。モータ11の駆動時には、マグネット311と電機子22との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、ロータ31が電機子22に対して回転する。回転部3は、前述の通り、インペラカップ121と固定されている。すなわち、インペラ12は、回転部3とともに、回転する。
図4および図6に示すとおり、ベース部21の上方かつ導流板4の下方には、第1空間61がある。また、導流板4の上方かつ円筒部251の径方向内側には、第2空間62がある。前述の通り、ベース部21は、回路基板配置部211の径方向外側に、第1開口51を有している。第1開口51は、第1空間61とベース部21の下方の外部空間とを連通している。導流板4は、平板部41の径方向内側に第2開口52を有している。第2開口52は、第1空間61と第2空間62とを連通している。モータフレーム25の環状部252の径方向内側の端部と、回転部3との間には、第3開口53が設けられている。第3開口53は、第2空間62とモータ11の外部空間とを連通している。
<3−3.導流板について>
次に、導流板4について、詳細に説明する。図7は、導流板4およびベース部21の上面側からの斜視図である。図8は、導流板4およびベース部21の下面側からの斜視図である。本実施形態の導流板4は、樹脂製である。
図6から図8に示すように、導流板4は、平板部41と、複数の傾斜部42とを有している。平板部41は、ベース部21の上面と略平行に、かつ、環状に拡がっている。平板部41の径方向内側には、第2開口52が配置されている。第2開口52は、導流板4を軸方向に貫通している。平板部41は、回路基板配置部211の一部と軸方向に重なっている。
複数の傾斜部42は、平板部41の径方向外側において、周方向に配置されている。また、複数の傾斜部42は、第1開口51の上方に位置している。複数の傾斜部42はそれぞれ、周方向に隣り合う2つのフィン210の間に配置されている。これにより、導流板4が周方向に動くのが抑制されている。
本実施形態の各傾斜部42は、径方向内側に一方端部421を有し、径方向外側に他方端部422を有する。一方端部421は、平板部41側の端部であり、平板部41の径方向外側の端部と繋がっている。他方端部422は、平板部41と径方向に離れている。また、一方端部421は、他方端部422よりも軸方向上方に位置している。傾斜部42の一部と、第1開口51とは、軸方向に重なっている。これにより、第1開口51からモータ11内に入った気流が、傾斜部42にガイドされて、スムーズに回路基板配置部211の上面へと向かう。なお、本実施形態では、傾斜部42の一部が第1開口51と軸方向に重なっていたが、傾斜部42の全部が第1開口51の上方に位置していてもよい。
また、図6に示すように、導流板4は、接触部43をさらに有する。接触部43は、導流板4の上面側に配置され、電機子22と接触している。これにより、第1開口51からモータ11内に入ってきた気流が導流板4に当たったときに、導流板4が上方へ浮き上がるのを抑制できる。
<3−4.気流の経路について>
続いて、気流の経路について説明する。図3、図4および図6には、気流の経路が破線で示されている。
モータ11が駆動すると、回転部3とともに、インペラ12が回転する。すると、図3に示すように、インペラ12の外側羽根122が、上方から下方へ向かう気流を生じさせる。外側羽根122によって生じた軸方向の気流は、モータ11の下面側へと回り込む。この気流もしくはモータ11の下面側の空気が、第1開口51へと流れ込む。
前述の通り、第1開口51の周方向両側には、フィン210が配置されている。これにより、フィン210まで伝導してきた熱が、第1開口51へと流れ込んだ気流と熱交換される。一方、電子部品231から発生した熱は回路基板配置部211へと伝導した後、その一部がフィン210へと伝導する。したがって、電子部品231から発生した熱の一部は、フィン210から気流を通じて放熱される。
図4および図6に示すように、第1開口51からモータ11中に入った気流は、第1空間61中を、導流板4の傾斜部42および平板部41の下面に沿って径方向内側へと進み、第2開口52Aへと達する。前述の通り、傾斜部42は、他方端部422から一方端部421へ向かって上方へと傾斜している。これにより、第1開口51から入った気流が傾斜部42にガイドされて、スムーズに平板部41と回路基板配置部211との間へと向かう。
前述の通り、第1開口51からモータ11中に入った気流は、導流板4の下面に沿って第2開口52へと達する。また、導流板4の平板部41と、回路基板配置部211の上面とは略平行である。すなわち、第1開口51からモータ11の第1空間61に入った気流は、回路基板配置部211の上面に沿って第2開口52へと向かう。ここで、第1開口51は、第2開口52よりも径方向外側に位置している。これにより、第1開口51から第1空間61に入った気流は、径方向内側へと誘導されるため、気流が直接上方へ流れるのが抑制されている。
電子部品231から発生した熱は、回路基板配置部211の下面から上面へと伝導する。前述の通り、回路基板配置部211の上面には、突出部213が配置されている。したがって、回路基板配置部211の上面に沿って第2開口52へ向かう気流によって、回路基板配置部211の上面および突出部213の表面から、熱が効率よく発散する。
次に、当該気流は、第2開口52を通って第2空間62へと進み、ロータ31の下端部に沿って径方向外側へと拡がり、電機子22の周方向における隙間、もしくは、電機子22とロータ31との間を通って、上方へ向かう。続いて、当該気流は、第3開口53からモータ11の外部へと排出される。
図6に示すように、ファン1は、モータ11とインペラカップ121との間に第3空間63を有している。第3開口53は、第2空間62と第3空間63とを連通させている。すなわち、モータ11の第3開口53から排出された気流は、第3空間63へと流入する。
インペラカップ121の筒部72の下端部と、モータ11との間は、第4開口54となっている。第3空間63は、第4開口54を介して外部空間と連通している。これにより、第3開口53から第3空間63へと入った気流は、第4開口54を通ってファン1の外部へと排出される。
前述の通り、内側羽根123が第3空間63内において、インペラカップ121の筒部72から径方向内側へと延びている。内側羽根123は、モータ11の駆動により、回転部3とともに回転し、第3空間63内に気流を生じさせる。これにより、第3空間63から第4開口54を通って外部へ排出される気流が、増強されている。これに伴い、モータ11内部から第3開口53を通って第3空間63へと流れる気流が、促進される。そのため、モータの第1開口51からモータ内部へ入る空気の量が増え、冷却効率が向上する。
上記構成により、本実施形態のモータ11の内部において、第1開口51と第3開口53との間に気流が生じたとき、モータ11の内部を通る気流は、フィン210だけでなく、回路基板配置部211の上面にも接して進む。したがって、モータ11の内部に導流板4を配置することにより、ベース部21のうち放熱面積が増加している。これにより、冷却効率が向上している。
<4.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図9は、一変形例に係るモータ11Cの部分断面図である。図9の例では、ベース部21Cの回路基板配置部211Cが、肉薄部214Cを有する。肉薄部214Cは、回路基板配置部211Cの他の部分よりも薄い。肉薄部214Cでは、回路基板配置部211Cの他の部分に比べて、下面から上面に熱が伝わりやすい。そして、回路基板23Cに実装されている電子部品231Cの中で、発熱量が多い等、特に放熱する必要のある電子部品231Cが、肉薄部214Cの下面に配置されている。すなわち、放熱の必要性の高い電子部品231Cが肉薄部214Cに配置されている。これにより、回路基板23C全体の放熱効率がさらに上がる。
図10は、他の変形例に係るモータ11Dの部分断面図である。図10の例では、ベース部21Dが、回路基板配置部211Dの一部に段差部215Dを有している。段差部215Dの上面は、回路基板配置部211Dの他の部分よりも窪んでいる。段差部215Dの下面には、回路基板23Dに実装されている電子部品231Dの中で、発熱量が多い等、特に放熱する必要のある電子部品231Dが、配置されている。すなわち、放熱の必要性の高い電子部品231Dが、段差部215Dに配置されている。これにより、放熱の必要性の高い電子部品231Dと段差部215Dの下面とを密着させることができ、放熱効率がさらに上がる。
ベース部21Dは、回路基板配置部211Dの上面に、突出部213Dを有している。第3実施形態と同様、突出部213Dによって、ベース部21Dの上面の表面積が広くなっている。特に、段差部215Dを形成することにより、段差部215Dの上面においては、回路基板配置部211Dの他の部分と比べて、突出部213Dの軸方向の長さが長い。すなわち、表面積がさらに広くなっている。これにより、段差部215Dの上面からの放熱効率がさらに上がる。すなわち、段差部215Dの下面に配置された電子部品231Dから生じた熱が、効率よく発散される。これにより、回路基板23全体の放熱効率がさらに上がる。
また、段差部215Dを形成することにより、段差部215Dの上面に設けられた突出部213Dの上端と他の突出部213Dの上端とを同じ高さに位置させながら、段差部215Dの上面に設けられた突出部213Dの軸方向の長さを長く設定することができる。つまり、モータの軸方向長さを変更することなく、電子部品231Dの放熱効率を上げることができる。なお、段差部215Dは、複数の段部を有していてもよいし、凹部であってもよい。
また、平板部41Dは、径方向内側に向かうにつれ、軸方向下方へ向かう傾斜を有し、その径方向内側の端部が段差部215Dの上方に配置されていてもよい。これにより、特に段差部215Dに気流が向かいやすくなる。
図11は、他の変形例に係るモータ11Eの部分断面図である。図11の例では、ベース部21Eが、ベース貫通孔216Eを有している。ベース貫通孔216Eは、回路基板配置部211Eを軸方向に貫通している。一方、導流板4Eは、絶縁材料で形成されている。また、導流板4Eは、絶縁部44Eをさらに有している。絶縁部44Eは、平板部41Eから下方に向けて筒状に突出している。そして、絶縁部44Eは、ベース貫通孔216Eの内側に配置されている。また、電機子22Eのコイル223Eから下方へ向けて、導線224Eが延びている。導線224Eは、絶縁部44Eを通ってベース部21Eの下方へ引き出され、回路基板23Eと接続されている。
図11の例では、絶縁部44Eがベース貫通孔216Eの内側に配置されているため、導線224Eとベース部21Eとは直接接触しない。そして、導流板4Eが絶縁材料で形成されているため、導線224Eとベース部21Eとの導通が防止されている。すなわち、導流板4Eが、導線224Eとベース部21Eとの絶縁をしている。これにより、導線224Eとベース部21Eとの絶縁のために、別の部品を用意したり、ベース部21Eの絶縁加工をしたりする必要がない。なお、ベース部21Eのベース貫通孔216Eを構成する内周面と、絶縁部44Eの外側の側面との間に、シリコン接着剤等のシール部材が介在していてもよい。これにより、ベース部21Eと基板カバー24Eとの間の空間の密封性が上がる。
図12は、他の変形例に係るモータ11Fの断面図である。図12のモータ11Fは、第2実施形態のモータ11Bと同じく、アウターロータ型のモータである。図12の例では、回転部3Fが、導流板4Fを有している。導流板4Fの径方向外側の端部は、回転部3Fのロータフレーム32Fに固定されている。このように、回転部3Fが導流板4Fを有していても、モータ11Bの外部から第1開口51Fへ入った気流は、導流板4Fにガイドされ、ベース部21Fの回路基板配置部211Fの上面に沿って進む。したがって、図12の例においても、回路基板23Fから発生した熱を、回路基板配置部211Fの上面から効率よく発散できる。
図13は、他の変形例に係るモータ11Gの断面図である。モータ11Gは、第1実施形態のモータ11Aと同じく、インナーロータ型のモータである。図13の例では、第1開口51Gが、回路基板配置部211Gの径方向内側に配置されている。回路基板配置部211Gは、第1開口51Gの径方向外側に、環状に配置されている。導流板4Gは、径方向内側の端部がベース部21Gに固定されている。そして、導流板4Gの径方向外側の端部と、モータフレーム25Gの円筒部251Gとの間が、第2開口52Gとなっている。すなわち、第1開口51Gは、第2開口52Gよりも径方向内側に位置している。
モータ11Gの外部から第1開口51Gへ入った気流は、導流板4Gにガイドされ、ベース部21Gの回路基板配置部211Gの上面に沿って、径方向外側へと進む。このように、図13の例においても、回路基板23Gから発生した熱を、回路基板配置部211Gの上面から効率よく発散できる。
図14は、他の変形例に係るモータ11Hの断面図である。モータ11Hは、第2実施形態のモータ11Bと同じく、アウターロータ型のモータである。図14の例では、ベース部21Hと、ロータフレーム32Hの下端部との間が、第3開口53Hとなっている。第1開口51Hから第1空間61H内に入った気流は、第2開口52Hを通って第2空間62Hへと流れ込む。その後、第2開口52Hから第2空間62Hへと入った気流は、第3開口53Hから排出される。
また、モータ11Hの外部から第1開口51Hへ入った気流は、導流板4Hにガイドされ、ベース部21Hの回路基板配置部211Hの上面に沿って進む。したがって、図14の例においても、回路基板23Hで発生した熱を、回路基板配置部211Hの上面から効率よく発散できる。
また、上記の実施形態において、導流板は樹脂製であったが、他の材料で形成されていてもよい。例えば、導流板はプレス加工された鋼板などであってもよい。また、導流板は、エラストマー製であってもよい。これにより、導流板と、ベース部などの他の部材との接触箇所において気流の漏れが抑制される。その結果、導流板による導流効果がより高まる。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータおよびファンに利用できる。
1 ファン
2,2A,2B 静止部
3,3A,3B,3F 回転部
4,4A,4B,4E,4F,4G 導流板
9,9A,9B 中心軸
10 シャフト
11, 11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11H モータ
12 インペラ
21,21A,21B,21C,21D,21E,21F,21G,21H ベース部
22,22A,22B,22E 電機子
23,23A,23B,23C,23D,23E,23F,23G,23H 回路基板
24,24A,24B,24E 基板カバー
25,25A,25G モータフレーム
31,31A,31B ロータ
32B,32H ロータフレーム
41,41A,41B,41E 平板部
42 傾斜部
43 接触部
44E 絶縁部
51,51A,51B,51F,51G,51H 第1開口
52,52A,52B,51F,52G,52H 第2開口
53,53A,53B,53H 第3開口
54 第4開口
61,61A,61B,61H 第1空間
62,62A,62B,62H 第2空間
63 第3空間
71 接続部
72 筒部
121 インペラカップ
122 外側羽根
123 内側羽根
211,211A,211B,211C,211D,211E,211F,211G,211H 回路基板配置部
212 壁部
213,213D 突出部
214C 肉薄部
215D 段差部
216E ベース貫通孔
223,223E コイル
223E コイル
231,231A,231B,231C,231D 電子部品
241 シール材
251,251A 円筒部
321B 円筒部
421 一方端部
422 他方端部

Claims (15)


  1. インペラカップと、インペラカップから径方向外側に延びる羽根とを有するファンに用いられるモータであって、

    静止部と、

    上下に延びる中心軸を中心としてインペラカップとともに回転する、回転部と、

    を有し、

    前記静止部は、

    前記回転部の下方に径方向に拡がり、回路基板配置部を有するベース部と、

    前記ベース部の上方に位置する電機子と、

    前記回路基板配置部の下面に配置され、前記電機子と電気的に接続される回路基板と、

    前記回路基板配置部の下方に配置され、前記回路基板を覆う、基板カバーと、

    略円筒形の円筒部を有するモータフレームと、

    を有し、

    前記回転部は、

    前記電機子の径方向内側に配置され、前記電機子との間でトルクを発生させるロータを有し、

    前記静止部または前記回転部は、径方向に拡がる略環状の導流板を有し、

    前記円筒部は、径方向内側に、前記静止部の少なくとも一部と、前記回転部の少なくとも一部とを収容し、

    前記導流板の少なくとも一部は、前記電機子および前記ロータの下方に位置し、

    前記導流板は、前記回路基板配置部の少なくとも一部と軸方向に重なる平板部を有し、

    前記平板部は、前記回路基板配置部の上面と略平行であり、

    前記ベース部の上方かつ前記導流板の下方には、第1空間があり、

    前記導流板の上方かつ前記円筒部の径方向内側には、第2空間があり、

    前記ベース部は、第1空間と前記ベース部下方または径方向外方の外部空間とを連通する第1開口を有し、

    前記導流板は、径方向における前記平板部から見て前記第1開口とは反対側に、前記第1空間と、前記第2空間とを連通する第2開口を有し、

    前記第2空間と外部空間とを連通する第3開口が、前記モータフレームに設けられる、

    または、前記モータフレームと前記回転部との間に設けられる、

    モータ。

  2. インペラカップと、インペラカップから径方向外側に延びる羽根とを有するファンに用いられるモータであって、

    静止部と、

    上下に延びる中心軸を中心としてインペラカップとともに回転する、回転部と、

    を有し、

    前記静止部は、

    前記回転部の下方に径方向に拡がり、回路基板配置部を有するベース部と、

    前記ベース部の上方に位置する電機子と、

    前記回路基板配置部の下面に配置され、前記電機子と電気的に接続される回路基板と、

    前記回路基板配置部の下方に配置され、前記回路基板を覆う、基板カバーと、

    を有し、

    前記回転部は、

    前記電機子の径方向外側に配置され、前記電機子との間でトルクを発生させるロータと、

    前記電機子を径方向外側から囲むロータフレームと、

    を有し、

    前記静止部または前記回転部は、径方向に拡がる略環状の導流板を有し、

    前記導流板の少なくとも一部は、前記電機子および前記ロータの下方に位置し、

    前記導流板は、前記回路基板配置部の少なくとも一部と軸方向に重なる平板部を有し、

    前記平板部は、前記回路基板配置部の上面と略平行であり、

    前記ベース部の上方かつ前記導流板の下方には、第1空間があり、

    前記導流板の上方かつ前記ロータフレームの径方向内側には、第2空間があり、

    前記ベース部は、第1空間と前記ベース部下方または径方向外方の外部空間とを連通する第1開口を有し、

    前記導流板は、径方向における前記平板部から見て前記第1開口とは反対側に、前記第1空間と、前記第2空間とを連通する第2開口を有し、

    前記第2空間と外部空間とを連通する第3開口が、前記ロータフレームに設けられる、

    または、前記ロータフレームと前記静止部との間に設けられる、

    モータ。

  3. 請求項1または請求項2に記載のモータにおいて、

    前記ベース部と、前記基板カバーの端部とを密封するシール材をさらに有するモータ。

  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のモータにおいて、

    前記導流板は、前記平板部の径方向内側に前記第2開口を有し、

    前記第1開口は、前記第2開口よりも径方向外側に位置するモータ。

  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のモータにおいて、

    前記導流板は、前記平板部と繋がる傾斜部をさらに有し、

    前記傾斜部の少なくとも一部は、前記第1開口の上方に位置し、

    前記傾斜部は、前記平板部側の端部である一方端部と、前記平板部と径方向に離れた他方端部とを有し、

    前記一方端部は、前記他方端部よりも軸方向上方に位置するモータ。

  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のモータにおいて、

    前記回路基板配置部は、少なくとも上面が、金属材料製であるモータ。

  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のモータにおいて、

    前記回路基板配置部の一部が、前記回路基板配置部の他の部分よりも薄いモータ。

  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のモータにおいて、

    前記ベース部は、前記回路基板配置部の上面に、突出部を有するモータ。

  9. 請求項8に記載のモータにおいて、

    前記ベース部は、前記回路基板配置部の一部に、上面が他の部分よりも窪んでいる段差部を有するモータ。

  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のモータにおいて、

    前記静止部が、前記導流板を有するモータ。

  11. 請求項10に記載のモータにおいて、

    前記ベース部は、前記回路基板配置部を軸方向に貫通するベース貫通孔を有し、

    前記導流板が、絶縁材料で形成されており、

    前記導流板は、下方に向けて突出する筒状の絶縁部を有し、

    前記絶縁部は、前記ベース貫通孔の内側に配置され、

    前記電機子から延びる導線が、前記絶縁部を通って前記ベース部の下方に引き出され、

    前記回路基板と接続するモータ。

  12. 請求項10または請求項11に記載のモータにおいて、

    前記導流板の上面の少なくとも一部が、前記電機子と接触しているモータ。

  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載のモータにおいて、

    前記導流板は、エラストマー製であるモータ。

  14. 請求項1から請求項13までのいずれかに記載のモータと、

    前記モータの上方に配置されるインペラカップと、

    前記インペラカップから径方向外側へと延びる複数の羽根と、

    を有し、

    前記インペラカップは、前記モータの少なくとも一部を内側に収容し、

    前記ファンは、前記モータと前記インペラカップとの間に第3空間を有し、

    前記第3開口は、前記第2空間と前記第3空間とを連通させ、

    前記第3空間は、前記インペラカップの端部と前記モータとの間を介して外部空間と連通しているファン。

  15. 請求項14に記載のファンにおいて、

    前記インペラは、インペラカップから径方向内側へと延びる内側羽根をさらに有するファン。
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