JP6079203B2 - 車両用インストルメントパネル - Google Patents

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Description

本発明は、車両前部のエンジンルームと車室空間とを仕切る車両用インストルメントパネルに関するものである。
車両前部では、インストルメントパネルによってエンジンルームと車室空間とが仕切られている。近年、インストルメントパネルに組み付けられたり、その内部に収容されたりする車体搭載機器(組付部品)が増加している。これに伴い、インストルメントパネルの天面(上面)が車両前後方向に長くなる傾向がある。このように天面が拡大した結果、インストルメントパネルの天面に乗員が接触したり、天面に物を置いたりしたときにそこに凹みなどが生じる、いわゆるベカつきが発生しやすくなっている。
ベカつきを抑制する方法としては、インストルメントパネルの天面の裏側に補強部位を形成することが考えられる。とりわけ、補強部位と天面とで、多角形の断面すなわち閉断面を構成するような補強部位を形成することが、天面の剛性の向上を図るうえで有効と考えられる。しかしながら、インストルメントパネルは樹脂を成形して製造されるため、成形用の金型の形状(金型成立性)の都合上、閉断面をなす補強部位をインストルメントパネルと一体成形することが困難であった。そこで例えば特許文献1では、インストルメントパネルの裏面側に、空調用のダクトを形成するためのダクト部材を接合することにより閉断面を形成し、剛性の向上を図っている。
特開2011−93499号公報
特許文献1によれば、ダクト部材によってインストルメントパネルの裏側において完全な閉断面(以下、完全閉断面と称する)が形成されるため、剛性の向上が図れると考えられる。しかしながら、インストルメントパネルの裏側の全域にダクトがレイアウトされるわけではないため、当然ながらダクト部材も一部の領域にしか配置されない。したがって特許文献1の手法を用いた場合、インストルメントパネルの一部の領域のみしか補強することができない、局所的な補強となってしまう。
また特許文献1のように局所的な補強を行った場合、剛性が向上するのは完全閉断面部およびその近傍のみである。このため、剛性が向上した領域とその周辺部との間に剛性差が生じてしまい、荷重の集中する部位が新たに発生してしまう。
更に、特許文献1のようにダクト部材すなわち別部材によって剛性の向上を図る方法では、部品点数の増加により重量やコストの増大を招いたり、別部材を取り付けるための工程数が増加したりするなどの問題もある。このため、補強用の別部材を追加することなくインストルメントパネルの天面を補強可能な構造の開発が望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑み、別部材を必要とすることなく閉断面が形成され、局所的な荷重の集中を生じずバランスよく補強された車両用インストルメントパネルを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両前部のエンジンルームと車室空間とを仕切る車両用インストルメントパネルであって、当該車両用インストルメントパネルは、その天面の裏側に設けられた1つ以上の補強構造を備え、補強構造は、天面の前部から車両後方に向かって延びる前方リブと、前方リブから車幅方向に間隔を空けて配置され天面の後部から車両前方に向かって前方リブとほぼ平行に延びる後方リブと、前方リブの下端から後方リブに向かって天面とほぼ平行に延びる前方フランジと、後方リブの下端から前方リブに向かって天面とほぼ平行に延びる後方フランジとを含み、前方フランジの後端と後方フランジの前端とが連結されていることを特徴とする。
上記構成によれば、インストルメントパネルを前後方向から見た断面は、天面、前方リブおよび前方フランジからなるコの字形状(以下、前方コの字形状と称する)と、天面、後方リブおよび後方フランジからなるコの字形状(以下、後方コの字形状と称する)とになる。そして、前方フランジの後端と後方フランジの前端とが連結されていることにより、前方コの字形状と後方コの字形状とで閉断面が形成され、この閉断面が天面を支える支持壁となることで、インストルメントパネルの剛性が向上する。
また、補強構造は、上記のように前方および後方の2つのコの字形状の断面を組み合わせて閉断面を形成しているため、インストルメントパネルと一体成形可能である。したがって、従来、閉断面を形成するために必要とされていた補強用の別部材が不要であり、別部品に纏わるコストや重量の削減、その取り付けに要していた工程を削減することが可能である。
特に上記構成によれば、2つのコの字形状は、互いに相対する側が開放されている。以下、この開放されている部位を開放部と称する。言い換えれば、2つのコの字形状は、それぞれ左右異なる方向を向いている。これにより、荷重方向(曲げモーメント)に対して前方リブまたは後方リブが必ず突っ張る構造となるため、撓みに対して弱い方向が生じないバランスの取れた補強を行うことができる。
また、互いに相対する側が開放されている2つのコの字形状は、車両前後方向に位置をずらして設けられている。これにより、インストルメントパネルの天面と補強構造とによって形成される閉断面は、完全閉断面ではなく、2つのコの字形状の開放部において部分的に開放された状態となる。このため、閉断面によるインストルメントパネルの剛性向上を図りつつも、開放部による荷重の分散が可能である。これにより、完全閉断面による補強の際に生じがちな剛性差、ひいてはそれに起因する局所的な荷重の集中を抑制し、効果的な補強を行うことが可能である。
上記の補強構造は、上記の連結を行う連結リブを更に含み、連結リブは、前方フランジの後端と後方フランジの前端とを連結しているとよい。
これにより、前方リブと後方リブとをより高い強度で連結でき、インストルメントパネルの補強効果を高めることが可能となる。
上記の補強構造は、車幅方向に間隔をおいて複数設けられていて、複数の補強構造のうち、隣接する補強構造の連結リブ同士が連結されているとよい。
上述した補強構造を車幅方向に間隔をおいて複数設けることにより、その補強効果をインストルメントパネルの車幅方向に拡大し、広範囲にわたって剛性の向上を図ることが可能である。特に、隣接する補強構造の連結リブ同士を連結することで、すべての補強構造が一体となるため、ある補強構造に加わった荷重は必ず他の補強構造にも伝播する。したがって、インストルメントパネルの広範囲にわたって荷重の集中が抑制される。これにより、剛性の向上ひいてはインストルメントパネルの補強効果を更に高めることが可能となる。
インストルメントパネルの天面は、曲率が変化する曲率変化部を有し、補強構造は、車幅方向に間隔をおいて複数設けられていて、複数の補強構造は、曲率変化部と交差するように配置されているとよい。
インストルメントパネルの剛性低下の原因のひとつとして、広い平坦面の存在が挙げられる。一般に、曲率が変化している箇所(曲率変化部)は剛性が高く、曲率の変化が少ない領域(以下、平面部と称する)は曲率変化部よりも剛性が低い。このため、平坦部では、曲率変化部に比して、荷重がかかった際の撓み(ベカつき)が生じやすい。そこで本発明では、複数の補強構造を曲率変化部と交差するように配置する。曲率変化部と交差しないように補強構造を配置する場合に比較すると、本発明によれば、複数の補強構造は、曲率変化部と交差し、いわば格子状に、すなわちより緻密にインストルメントパネルの天面を補強することとなる。
上記の補強構造は、前方フランジまたは後方フランジと天面の裏側とを連結する補強リブを更に備えるとよい。
かかる構成によれば、補強リブが、インストルメントパネルとフランジ(前方フランジおよび後方フランジ)との間、すなわちそれらによって形成されるコの字形状において突っ張り棒として機能し、補強構造が補強される。これにより、補強構造の剛性が向上するため、荷重によるコの字形状の変形(撓み等)を抑制することができ、インストルメントパネル補強効果を更に高めることが可能となる。
本発明によれば、別部材を必要とすることなく閉断面が形成され、局所的な荷重の集中を生じずバランスよく補強された車両用インストルメントパネルを提供することができる。
本発明による車両用インストルメントパネルの実施形態を示す正面斜視図である。 図1の車両用インストルメントパネルの天面の上面図である。 図2の第1補強構造および第2補強構造の斜視図である。 図2の第1補強構造の断面図および矢視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。また図中、車両前方を符号F、車両後方を符号Rで示す。
(車両用インストルメントパネル)
図1は、本発明による車両用インストルメントパネルの実施形態を示す正面斜視図である。図1のインストルメントパネル(以下「インパネ」と略称する)100は、車両前部のエンジンルームと車室空間(ともに図示省略)とを仕切る内装部材である。インパネ100は天面110および縦面部120を有し、天面110の車両後方側の端部から縦面部120が下方に延びている。
(補強構造)
図2は、図1のインパネ100の天面110の上面図である。図2では、図示の便宜上、天面110を透視していて、実際には見えない天面110の裏側(下側)を可視化している。図2に示すように、インパネ100は、その天面110の裏側に、本実施形態の特徴である補強構造を備えている。なお、本実施形態では、天面110の裏側に2つの補強構造(以下、第1補強構造150aおよび第2補強構造150bと称する)が設けられているが、その数は1つ以上であればよく、単数複数のいずれにも、適宜変更可能である。
図3は、図2の第1補強構造150aおよび第2補強構造150bの斜視図である。理解の容易のため、図3でも、天面110を透視している。第1補強構造150aおよび第2補強構造150bは左右対称の構成であるため、以下の説明では第1補強構造150aを代表として説明する。
図2および図3に示すように、第1補強構造150aは前方リブ152および後方リブ154を含む。前方リブ152は、天面110の裏側にほぼ垂直に上端が連結されたリブであり、天面110の前部から車両後方に向かって延びている。後方リブ154は、前方リブ152から車幅方向に間隔を空けて配置されている。後方リブ154も前方リブ152と同様に、天面110の裏側にほぼ垂直に上端が連結されたリブであり、天面110の後部から車両前方に向かって前方リブ152とほぼ平行に延びている。
第1補強構造150aはまた、前方フランジ156および後方フランジ158を含む。前方フランジ156は、前方リブ152の下端から後方リブ154に向かって天面110とほぼ平行に延びているフランジである。後方フランジ158は、後方リブ154の下端から前方リブ152に向かって天面110とほぼ平行に延びているフランジである。
図3に示すように、第1補強構造150aはさらに、連結リブ160を含む。連結リブ160も、天面110の裏側にほぼ垂直に上端が連結されたリブであり、車幅方向に延びている。この連結リブ160によって、前方フランジ156の後端と後方フランジ158の前端とは、連結されている。
(補強構造によって形成された擬似的な閉断面)
図4は、図2の第1補強構造の断面図および矢視図である。図4(a)は第1補強構造のA−A断面図、図4(b)は第1補強構造のB−B断面図、図4(c)は第1補強構造のC矢視図である。なお図4(c)では天面110が二重に現れているが、これは天面110が平板ではないからであり、二点鎖線で示す天面110は、図4(a)のA−A断面図におけるものである。
図4(a)に示すように、第1補強構造150aを前方リブ152で切断したA−A断面は、天面110、前方リブ152および前方フランジ156からなるコの字形状(前方コの字形状162)になっている。厳密に言えば、図4(a)の前方コの字形状162は、「コ」の字を左右反転させた形状を有する。
図4(b)に示すように、第1補強構造150aを後方リブ154で切断したB−B断面は、天面110、後方リブ154および後方フランジ158からなるコの字形状(後方コの字形状164)になっている。
図4(c)では連結リブ160を図示省略しているが、図3に示すように、前方フランジ156の後端と後方フランジ158の前端とは、連結リブ160によって連結されている。そのため、第1補強構造150aは、図4(c)に示すように全体として見ると、擬似的な閉断面166を形成する。この擬似的な閉断面166が天面110を支える支持壁となることで、インパネ100の剛性が向上する。
一方、図4(a)(b)に示すように、第1補強構造150aを構成する前方コの字形状162および後方コの字形状164をそれぞれ単体として見ると、前方コの字形状162は開放部168を有し、後方コの字形状164は開放部170を有する。インパネ100を成形する際、開放部168、170を通して金型を抜くことができるため、第1補強構造150aは、インパネ100と一体成形可能である。第2補強構造150bも同様である。
従来、閉断面をインパネの裏側に形成する場合、それは完全な閉断面であったため、金型が入り込むことができない、外部から隔絶された空間が存在してしまっていた。したがって、かかる閉断面を形成する場合には、インパネと一体成形することなく、補強用の別部材が必要とされ、コスト、工数、重量の増大を招いていた。
しかし本実施形態によれば、擬似的な閉断面166によってインパネ100の剛性を効果的に向上させつつ、別部品を必要としないため、コスト、工数、重量の増大を招くことがない。
図4(a)(b)に示すように、2つのコの字形状162、164は、それらの開放部168、170から分かるとおり、互いに相対する側が開放されている。言い換えれば、2つのコの字形状162、164は、それぞれ左右異なる方向を向いている。これにより、荷重方向(曲げモーメント)に対して前方リブ152または後方リブ154が必ず突っ張る構造となるため、撓みに対して弱い方向が生じないバランスの取れた補強を行うことができる。
また、図2および図3に示す通り、2つのコの字形状162、164は、車両前後方向に位置をずらして設けられている。これにより、インパネ100の天面110と第1補強構造150aとによって形成される閉断面166は、完全閉断面ではなく、2つのコの字形状162、164の開放部168、170において部分的に開放された擬似的な閉断面となっている。このため、閉断面166によるインパネ100の剛性向上を図りつつも、開放部168、170による荷重の分散が可能である。これにより、完全閉断面による補強の際に生じがちな剛性差、ひいてはそれに起因する局所的な荷重の集中を抑制し、効果的な補強を行うことが可能である。
(連結リブ)
本実施形態では、連結リブ160によって、前方リブ152および前方フランジ156の後端と、後方リブ154および後方フランジ158の前端とが連結されている。ただし連結リブ160は必ずしも必要ではなく、前方フランジ156の後端と後方フランジ158の前端とが直接連結されていてもよい。2つのコの字形状162、164が直接連結されていれば、擬似的な閉断面166は形成可能だからである。しかし連結リブ160を介して前方リブ152と後方リブ154とを連結したほうが、両者をより高い強度で連結でき、インパネ100の補強効果を高めることが可能となる。
(補強リブ)
図3に示すように、第1補強構造150aは、前方フランジ156および後方フランジ158と天面110の裏側とを連結する複数の同様の補強リブを備えている。図3では、代表として、前方フランジ156に連結された1つの補強リブ161のみを符号で指示する。補強リブ161は前方フランジ156だけでなく前方リブ152にも連結されている。
かかる構成によれば、補強リブ161が、インパネ100と前方フランジ156との間、すなわちそれらによって形成されるコの字形状において突っ張り棒として機能し、補強構造が補強される。これにより、補強構造の剛性が向上するため、荷重によるコの字形状の変形(撓み等)を抑制することができ、インストルメントパネル補強効果を更に高めることが可能となる。
(補強構造同士の連結)
図3に示すように、本実施形態では、第1補強構造150aから車幅方向に間隔をおいて、第1補強構造150aと対称的な構造を有する第2補強構造150bが設けられている。この隣接する第1補強構造150a・第2補強構造150bの連結リブ160、172は、連結されている。
このように、補強構造を車幅方向に間隔をおいて複数設けることにより、その補強効果をインパネ100の車幅方向に拡大し、広範囲にわたって剛性の向上を図ることが可能である。特に、隣接する補強構造150a・150bの連結リブ160、172を連結することで、すべての補強構造150a・150bが一体となるため、例えば第1補強構造150aに加わった荷重は、必ず第2補強構造150bにも伝播する。したがって、インパネ100の広範囲にわたって荷重の集中が抑制される。これにより、剛性の向上ひいてはインパネ100の補強効果を更に高めることが可能となる。
(補強構造の配置)
図4(c)で示したように、本実施形態におけるインパネ100の天面110は、もとより平板ではなく、湾曲しているため、高さが変化する。また、図2に示すように、インパネ100は、その曲率が変化する曲率変化部174、176を有する。第1補強構造150aおよび第2補強構造150bは、曲率変化部174、176と交差するように配置されている。
図2に示すように、インパネ100の剛性低下の原因のひとつとして、広い平面部(厳密な平面だけでなく、曲率の変化が少ない曲面も含む)178の存在が挙げられる。一方、本実施形態の曲率変化部174、176のように、曲率が変化している箇所は、平面部178に比較して剛性が高い。このため、平面部178では、曲率変化部174、176に比して、荷重がかかった際の撓み(ベカつき)が生じやすい。
そこで本実施形態では、第1補強構造150a、第2補強構造150bを曲率変化部174、176と交差するように配置している。曲率変化部174、176と交差しないように補強構造を配置する場合に比較すると、本発明によれば、補強構造150a、150bは、曲率変化部174、176と交差し、いわば格子状に、すなわちより緻密にインパネ100の天面110を補強することとなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両前部のエンジンルームと車室空間を仕切る車両用インストルメントパネルに利用することができる。
100 …インストルメントパネル
110 …天面
120 …縦面部
150a …第1補強構造
150b …第2補強構造
152 …前方リブ
154 …後方リブ
156 …前方フランジ
158 …後方フランジ
160、172 …連結リブ
161 …補強リブ
162 …前方コの字形状
164 …後方コの字形状
166 …閉断面
168、170 …開放部
174、176 …曲率変化部

Claims (5)

  1. 車両前部のエンジンルームと車室空間とを仕切る車両用インストルメントパネルであって、
    当該車両用インストルメントパネルは、その天面の裏側に設けられた1つ以上の補強構造を備え、
    前記補強構造は、
    前記天面の前部から車両後方に向かって延びる前方リブと、
    前記前方リブから車幅方向に間隔を空けて配置され前記天面の後部から車両前方に向かって該前方リブとほぼ平行に延びる後方リブと、
    前記前方リブの下端から前記後方リブに向かって前記天面とほぼ平行に延びる前方フランジと、
    前記後方リブの下端から前記前方リブに向かって前記天面とほぼ平行に延びる後方フランジとを含み、
    前記前方フランジの後端と前記後方フランジの前端とが連結されていることを特徴とする車両用インストルメントパネル。
  2. 前記補強構造は、前記連結を行う連結リブを更に含み、
    前記連結リブは、前記前方フランジの後端と前記後方フランジの前端とを連結していることを特徴とする請求項1に記載の車両用インストルメントパネル。
  3. 前記補強構造は、車幅方向に間隔をおいて複数設けられていて、
    前記複数の補強構造のうち、隣接する補強構造の連結リブ同士が連結されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用インストルメントパネル。
  4. 前記天面は、曲率が変化する曲率変化部を有し、
    前記補強構造は、車幅方向に間隔をおいて複数設けられていて、
    前記複数の補強構造は、前記曲率変化部と交差するように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用インストルメントパネル。
  5. 前記補強構造は、前記前方フランジまたは前記後方フランジと前記天面の裏側とを連結する補強リブを更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用インストルメントパネル。
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