JP6078269B2 - 送風ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、送風ユニットに関する。
従来から、空気調和機(以下、空調機という)の送風や産業機械の冷却用としてケーシングを使用しないプラグファンが使用されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に示す空調機は、ヒートポンプ式空調機であってプラグファンをファン室内に配設したものであり、外形を小さくすることが要求される。このため、ファン室(送風ユニット)のスペースに制約があり、ファンと吹出口の距離が十分確保できずに効率が低下する問題がある。この問題を解消するため、円錐曲面ガイドをファン室の内壁のダクト接続口近傍に配設している。
特開2005−16791号公報
しかしながら、かかる従来の空調機は、建物の設置場所のスペースに合せて設計される、いわゆるオーダーメイドで製作されることが多い。このため、ファン室の寸法も設置場所に対応させて変わり、円錐曲面ガイドをそれぞれの空調機毎に用意しなければならず、製造工数が多大になる問題があった。また、圧力損失や効率のさらなる向上が望まれている。
そこで、本発明は、製造工数が少なく、圧力損失が低くて高効率の送風ユニットを提供するものである。
本発明に係る送風ユニットは、上方に吸込口および下方に吹出口を有し、側方が複数の側面によって囲まれた筐体と、該筐体の内部に収容されたプラグファンと、を備えている。
前記プラグファンは、主板と、該主板の上方に配置されて吸気口を有する側板と、これらの主板と側板の間に配置されると共に周方向に沿って所定間隔をおいて複数配置された羽根とを有する。
前記送風ユニットは、前記筐体における底面に設けられた吹出口の幅寸法が、前記複数の側面のうち対向する一対の側面同士の離間距離よりも小さく形成されている。
前記筐体の内部における前記プラグファンと吹出口との間であって前記プラグファンの下方に、前記プラグファンの外径よりも大きな外径を有すると共に外周縁が円形に形成され、前記主板と平行に延在する整流板を配置している。 前記プラグファンの吸気口から吸い込まれた空気は、羽根に沿ってプラグファンの側方向へ吹き出されたのち、整流板の外周縁の側方から下側に回り込み、前記吹出口から排出されるように構成されている
本発明に係る送風ユニットによれば、前記吹出口の幅寸法が、前記複数の側面のうち対向する一対の側面同士の離間距離よりも小さいため、前記筐体の内部には、側面と底面とが交差する部位に角部が形成される。従って、プラグファンから吹き出される空気は、側面を伝って角部の底面に当たって渦流が形成されるため、吹出口から排出される空気の風速分布が径方向に沿った部位ごとに不均等になって圧力損失が増大する。
これに対して、本願発明では、整流板を配置しているため、プラグファンから吹き出された空気の流れが整流されることにより、整流板がない場合に比べて渦流が小さくなる。従って、吹出口から排出される空気の風速分布が径方向に沿った部位ごとに均等になって圧力損失が小さくなる。また、単に整流板を設けるのみであるため、製造工数も少なくてすむ。
図1は、本発明の第1実施形態による送風ユニットを示す斜視図であり、筐体を構成する手前側の側壁を省略している。 図2は、図1のプラグファンと円板状整流板を示す斜視図である。 図3は、第1実施形態による円板状整流板を示す斜視図である。 図4は、第2実施形態による円環状整流板を示す斜視図である。 図5は、第3実施形態による円錐台状整流板を示す斜視図である。 図6は、第1実施例による筐体内の空気流れを示す概略図である。 図7は、第2実施例による筐体内の空気流れを示す概略図である。 図8は、第3実施例による筐体内の空気流れを示す概略図である。 図9は、比較例による筐体内の空気流れを示す概略図である。 図10は、本発明例および比較例について、風量と静圧との関係を示すグラフである。 図11は、本発明例および比較例について、風量と静圧効率との関係を示すグラフである。 図12は、本発明例および比較例について、風量と静圧との関係を示すグラフであり、円環状整流板の内径と外径をいろいろ変えている。 図13は、本発明例および比較例について、風量と静圧効率との関係を示すグラフであり、円環状整流板の内径と外径をいろいろ変えている。 図14は、本発明例および比較例について、風量と静圧との関係を示すグラフであり、円環状整流板の外径をいろいろ変えている。 図15は、本発明例および比較例について、風量と静圧効率との関係を示すグラフであり、円環状整流板の外径をいろいろ変えている。 本図のうち、図16(a)は、プラグファンと円錐台状整流板の寸法を示す斜視図であり、図16(b)は、本発明例および比較例について、風量と静圧との関係を示すグラフである。 図17は、本発明例および比較例について、風量と静圧効率との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明の第1実施形態による送風ユニット1は、筐体3とプラグファン5と円板状整流板7(整流板)とを備えている。
前記筐体3は、直方体状の箱に形成されており、上側に配置された上面9と、下側に配置された底面11と、側方を四方から取り囲む4枚の側面13とから構成されている。なお、図1では、筐体3の内部を明瞭に示すために、手前側の側面13を省略して記載している。前記上面9には、中央に円形の孔が形成され、この孔が空気の吸込口15になっている。前記底面11には、矩形状の孔が形成され、この孔が吹出口17になっている。なお、吹出口17の下方には、角筒状のダクト19が接続されている。
ここで、上面9の大きさは、横方向の幅寸法がWc1で前後方向の奥行寸法がWc2に設定されている。従って、左右方向に対向する一対の側面同士13,13の離間距離もWc1に設定されている。Wc1は例えば1134mmが好ましく、Wc2は例えば1134mmが好ましい。また、側面13の高さはHcに設定されており、Hcは例えば850mmが好ましい。前記吹出口17の幅寸法Woは、例えば630mmが好ましい。そして、吹出口17の幅寸法Woは、側面同士13,13の離間距離Wc1よりも小さく設定されている。
前記プラグファン5は、図1,2に示すように、下側に配置された円盤状の主板21と、該主板21から上方に向けて所定間隔をおいて対向配置されると共に中央に吸気口23を有する側板25と、これらの主板21および側板25の間に周方向に沿って所定間隔をおいて複数配置された羽根27と、を備えている。これらの主板21、側板25および羽根27は全て鋼板パネルまたはアルミニウム板をプレス成形して形成されており、それぞれが溶接やカシメ等によって結合されて一体になっている。なお、材質は鋼板やアルミニウムに限定されず、樹脂等でも良い。プラグファン5は、下側に配置されたモータ29によって回転することによって、プラグファン5の側方から空気Aが吹き出される。なお、モータ29は筐体3に支持されている。
図2に示すように、側板25の外径(プラグファン5の外径)はDfに設定され、側板25の内径はdfに設定されている。また、プラグファン5の高さはHfに設定されている。前記Dfは例えば630mm、dfは440mm、Hfは260mmが好ましい。
前記筐体3の内部においては、前記プラグファン5と吹出口17との間に、前記プラグファン5の外径よりも大きな外径を有すると共に外周縁が円形に形成された円板状整流板7(整流板)を配置している。プラグファン5の下端と円板状整流板7との上下方向距離はhであり、このhは例えば50mmが好ましい。
前記円板状整流板7(整流板)は、図3に示すように、外径がDpaに設定された円板であり、外径Dpaは、プラグファン5の外径Dfよりも大きく形成されている。具体的には、円板状整流板7の外径Dpaは、プラグファン5の外径Dfの150〜170%に設定されている。即ち、Dpa=1.5Df〜1.7Dfである。なお、円板状整流板7は、4本の支持脚31(一部不図示)を介して筐体3の側面13に支持されている。また、本実施形態では、円板状整流板7の材質は鋼板であるが、樹脂等でも良い。
前述した構成を有する送風ユニット1においては、筐体3の上面9に形成した吸込口15から空気Aが取り入れられ、この空気Aはプラグファン5に吸気口23から入り回転する羽根27に沿って側方に排出されたのち、円板状整流板7の外周縁の側方から下側に回り込み、底面11に形成した吹出口17からダクト19に流れ込む。
[第2実施形態]
次いで、第2実施形態について説明するが、前述した第1実施形態と同一構造については説明を省略する。
第2実施形態では、図1で説明した第1実施形態の送風ユニット1に対して円板状整流板7の代わりに円環状整流板41(整流板)を配設している。円環状整流板41を配置する位置は、第1実施形態と同じである。
図4に示すように、前記円環状整流板41は、平板状に形成され、外径がDpbで内径がdpbに設定されている。外周縁および内周縁ともに平面視が円形に形成されており、円環状整流板41の中心はプラグファン5の中心軸に一致している。このように、円環状整流板41は、円板の中央部に円形の孔41aが形成された平板状に形成されている。
また、前記円環状整流板41の外径Dpbは、プラグファン5の外径Dfよりも大きく形成されている。具体的には、円環状整流板41の外径Dpbは、プラグファン5の外径Dfの150〜170%に設定されている。即ち、Dpb=1.5Df〜1.7Dfである。
そして、円環状整流板41の外径Dpbと内径dpbとの寸法差(Dpb−dpb)は、プラグファン5の外径Dfの20〜60%に設定されている。具体的には、(Dpb−dpb)=0.2Df〜0.6Dfである。
[第3実施形態]
次いで、第3実施形態について説明するが、前述した第1,第2実施形態と同一構造については説明を省略する。
第3実施形態では、図1で説明した第1実施形態の送風ユニット1に対して円板状整流板7の代わりに円錐台状整流板51(整流板)を配設している。円錐台状整流板51を配置する位置は、第1実施形態と同じである。
前記円錐台状整流板51は、図5に示すように、中央部に円形の孔51aが形成されると共に、側面53が中央から外周に向かうに従って空気流れの下流側(図5の下側)に向けて傾斜する円錐台形状に形成されている。外径がDpcで内径がdpcに設定されている。また、側面視において側面53が水平面となす傾斜角θは、0°〜20°が好ましい。
なお、前記円錐台状整流板51の外径Dpcは、プラグファン5の外径Dfよりも大きく形成されている。具体的には、円錐台状整流板51の外径Dpcは、プラグファン5の外径Dfの150〜170%に設定されている。即ち、Dpc=1.5Df〜1.7Dfである。
次いで、実施例を通じて本発明を更に詳しく説明する。
[第1実施例]
まず、図6に示すように、前述した第1実施形態に対応させ、プラグファン5の下方に円板状整流板7を配置した場合における筐体3内の空気流れをシミュレーションした。筐体3の側方は側面13によって囲まれており、底面11の中央部には、吹出口17が形成されている。吹出口17の寸法は、対向する一対の側面13,13の離間距離よりも小さく形成されている。なお、筐体3の底部には、側面13の下部と底面11の外周部とで画成される角部14が形成されている。
シミュレーションソフトは、ANSYS社のFluent(登録商標)を用い、風量は14000m/hに設定した。複数の矢印が筐体3内における各部位における空気Aの流れの大きさと方向を示しており、黒丸が測定点の位置を示し、矢印の長さが風速の大きさを示し、矢印の方向が空気流れの方向を示す。
プラグファン5から側方に向けて空気Aが吹き出されたのち、円板状整流板7の外周側を下方に回り込んで、円板状整流板7と筐体3の側面13と底面11とで囲まれる部位に弱い渦流61,63が形成される。即ち、後述する図9の比較例と比べると、渦流61,63を構成する空気Aの流速が小さくなっている。図6では、断面を示しているため、左右一対に渦流61,63が発生しているように見えるが、前記渦流61,63は周方向に沿って円環状に一体に形成されている。そして、底面11の吹出口17においては、幅方向に沿った各部位にほぼ均等の間隔で略同一方向および略同一大きさの空気Aが吹き出される。このように、吹出口17における風速分布は良好になり、圧力損失が小さくなる。
[第2実施例]
次に、図7に示すように、前述した第2実施形態に対応させ、プラグファン5の下方に円環状整流板41を配置した場合における筐体3内の空気Aの流れをシミュレーションした。シミュレーションの条件は、第1実施例と同じである。
プラグファン5から側方に向けて空気Aが吹き出されたのち、円環状整流板41の外周側を下方に回り込んで、円環状整流板41と筐体3の側面13と底面11とで囲まれる部位に弱い渦流65,67が形成される。また、円環状整流板41の中央部の孔から下方に向けて空気Aが流れる。ここで、渦流65,67の内周側の空気流れは上方に向かい、円環状整流板41の中央部の孔から流れる空気流れは下方に向かうため、両者は互いに相殺しあって渦流65,67の大きさが第1実施例よりも小さくなる。そして、底面11の吹出口17においては、径方向の中央部の広い範囲にほぼ均等の間隔で略同一方向および略同一大きさの空気Aが吹き出される。このように、吹出口17における風速分布は第1実施例よりもさらに良好になり、圧力損失が小さくなる。
[第3実施例]
次に、図8に示すように、前述した第3実施形態に対応させ、プラグファン5の下方に円錐台状整流板51を配置した場合における筐体3内の空気Aの流れをシミュレーションした。シミュレーションの条件は、第1実施例および第2実施例と同じである。
プラグファン5から側方に向けて空気Aが吹き出されたのち、円錐台状整流板51の外周側を下方に回り込んで、円錐台状整流板51と筐体3の側面13と底面11とで囲まれる部位に弱い渦流69,71が形成される。そして、底面11の吹出口17においては、径方向の中央部の広い範囲にほぼ均等の間隔で略同一方向および略同一大きさの空気Aが吹き出される。このように、吹出口17における風速分布は第1実施例および第2実施例よりもさらに良好になり、圧力損失も小さくなる。
[比較例]
次に、図9に示すように、比較例として、プラグファン5の下方に整流板を配置しない場合における筐体3内の空気Aの流れをシミュレーションした。シミュレーションの条件は、第1〜第3実施例と同じである。
プラグファン5から側方に向けて空気Aが吹き出されたのち、プラグファン5と筐体3の側面13と底面11とで囲まれる部位に、前記第1〜第3実施例よりも大きくて風速の速い渦流73,75が形成される。そして、底面11の吹出口17においては、径方向の中央部では風速が小さく、幅方向の外側では風速が大きくなる。このように、吹出口17における風速分布は第1〜第3実施例よりも不均等になり、圧力損失が大きくなる。なお、プラグファン5の右下近傍に風速が特に大きな部位77が発生していることが確認でき、この部位に圧力損失が発生していると推測される。
[静圧および静圧効率と風量との関係]
以下に、図10〜図17を用いて、静圧および静圧効率と風量との関係を説明する。なお、シミュレーションソフトは、ANSYS社のFluentを用いた。
図10および図11において、「整流板1008穴無」とは外径が1008mmの円板状整流板を用いた場合(本発明例)を示し、「整流板1008−750穴有」とは外径が1008mmで内径が750mmの円環状整流板(本発明例)を用いた場合を示す。また、「比較例(引用文献)」とは前記背景技術で挙げた引用文献1の円錐曲面ガイドを用いた場合を示し、「比較例(整流板無)とは整流板を設けない場合を示す。この図10、図11に示すように、ほぼ全ての風量の範囲において、比較例よりも本発明例の方が高い静圧および静圧効率を示すことが判明した。
図12および図13においては、円環状整流板(本発明例)と比較例とを比較した。なお、円環状整流板の大きさについては、外径が1008mmに対して内径が625mm、750mm、875mmの3種類に変化させた。また、外径が945mmに対して内径が625mm、750mm、875mmの3種類に変化させた。この図12、図13に示すように、ほぼ全ての風量の範囲において、比較例よりも本発明例の方が高い静圧および静圧効率を示すことが判明した。
図14および図15においては、円環状整流板(本発明例)と比較例とを比較した。なお、円環状整流板の大きさについては、内径が750mmに対して外径が819mm、882mm、945mm、1008mmの3種類に変化させた。この図14、図15に示すように、ほぼ全ての風量の範囲において、比較例よりも本発明例の方が高い静圧および静圧効率を示すことが判明した。
図16および図17においては、円錐台状整流板51(本発明例)と比較例とを比較した。なお、図16(a)に示すように、円錐台状整流板51は、プラグファン5よりも50mmだけ下側に配置されている。円錐台状整流板51の大きさについては、外径が1008mmで内径が750mmとした。また、側面53の傾斜角は、0°(傾斜無)、10°、20°に変化させた。この図16(b)、図17に示すように、ほぼ全ての風量の範囲において、比較例よりも本発明例の方が高い静圧および静圧効率を示すことが判明した。
ところで、本発明は、前記実施形態に例をとって説明したが、本送風ユニット1の各部の寸法は相似形の送風ユニットにおいては相似の特性を示すこと、また送風機の比例法則に従い静圧、静圧効率、風量の値も推測可能であるので、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
次いで、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態による送風ユニット1は、吸込口15および吹出口17を有し、側方が複数の側面13によって囲まれた筐体3と、該筐体3の内部に収容されたプラグファン5と、を備え、前記筐体3における底面11に設けられた吹出口17の幅寸法Woが、前記複数の側面13のうち対向する一対の側面同士13,13の離間距離Wc1よりも小さく形成されている。前記筐体3の内部における前記プラグファン5と吹出口17との間に、前記プラグファン5の外径Dfよりも大きな外径を有すると共に外周縁が円形に形成された整流板(円板状整流板7、円環状整流板41、円錐台状整流板51)を配置している。
前記吹出口17の幅寸法Woが、前記複数の側面13のうち対向する一対の側面同士13,13の離間距離Wc1よりも小さいため、前記筐体3の内部には、側面13と底面11とが交差する部位に角部14が形成される。従って、プラグファン5から吹き出される空気Aは、側面13を伝って角部14の底面11に当たって渦流が形成されるため、吹出口17から排出される空気Aの風速分布が径方向に沿った部位ごとに不均等になって圧力損失が増大する。
これに対して、本願発明では、整流板7,41,51を配置しているため、プラグファン5から吹き出された空気Aの流れが整流されることにより、整流板がない場合に比べて渦流が小さくなる。従って、吹出口17から排出される空気Aの風速分布が径方向に沿った部位ごとに均等になって圧力損失が小さくなる。
(2)前記整流板は、円板に形成された円板状整流板7である。このように、非常に単純な形状の整流板であるため、製造工数が少なくてすむ。
(3)前記整流板は、円板の中央部に円形の孔41aが形成された円環状整流板41である。このように、非常に単純な形状の整流板であるため、製造工数が少なくてすむ。また、前記第2実施例で説明したように、渦流65,67の内周側の空気流れは上方に向かい、円環状整流板41の中央部の孔41aから流れる空気流れは下方に向かうため、両者は互いに相殺しあって渦流65,67の大きさがさらに小さくなる。
(4)前記整流板は、中央部に円形の孔51aが形成されると共に、側面53が中央から外周に向かうに従って空気流れの下流側に向けて傾斜する円錐台形状に形成された円錐台状整流板51である。従って、プラグファン5から吹き出された空気Aは、傾斜した側面53に沿って斜めに流れると共に中央部の孔51aからも下流側に流れるため、渦流がさらに小さくなる。
(5)前記整流板の外径(Dpa、Dpb、Dpc)は、プラグファン5の外径Dfの150〜170%に設定されている。150%未満の場合は、整流板の外径が小さすぎて整流板による空気Aの整流効果が小さくなる。また、170%よりも大きくなると、整流板の外径が大きくなりすぎて整流板と筐体3の側面13との隙間が小さくなりすぎてしまい、当該隙間から下流側に流れる空気Aの流速が大きくなり、圧力損失が大きくなり性能が低下する。
(6)前記円環状整流板41の外径Dpbと内径dpbとの寸法差(Dpb−dpb)は、プラグファン5の外径Dfの20〜60%に設定されている。円環状整流板41の寸法差(Dpb−dpb)がプラグファン5の外径Dfの20%未満の場合は、円環状整流板41で整流させる面積が小さくなりすぎるため、整流効果が不足する。また、60%よりも大きい場合は、中央の孔を通過する空気Aの量が少なすぎて、渦流を小さくする効果が少なくなるため、好ましくない。
(7)前記円錐台状整流板51の側面53の傾斜角θは、側面視で0〜20°に設定されている。傾斜角θが20°よりも大きいと、側面53が垂直方向に近づきすぎて、空気Aの整流効果が小さくなる。
1…送風ユニット
3…筐体
5…プラグファン
7…円板状整流板(整流板)
13…側面
15…吸込口
17…吹出口
41…円環状整流板(整流板)
51…円錐台状整流板(整流板)
53…側面

Claims (7)

  1. 上方に吸込口および下方に吹出口を有し、側方が複数の側面によって囲まれた筐体と、該筐体の内部に収容されたプラグファンと、を備え、
    前記プラグファンは、主板と、該主板の上方に配置されて吸気口を有する側板と、これらの主板と側板の間に配置されると共に周方向に沿って所定間隔をおいて複数配置された羽根とを有し、
    前記筐体における底面に設けられた吹出口の幅寸法が、前記複数の側面のうち対向する一対の側面同士の離間距離よりも小さく形成された送風ユニットであって、
    前記筐体の内部における前記プラグファンと吹出口との間であって前記プラグファンの下方に、前記プラグファンの外径よりも大きな外径を有すると共に外周縁が円形に形成され、前記主板と平行に延在する整流板を配置し、
    前記プラグファンの吸気口から吸い込まれた空気は、羽根に沿ってプラグファンの側方向へ吹き出されたのち、整流板の外周縁の側方から下側に回り込み、前記吹出口から排出されるように構成されたことを特徴とする送風ユニット。
  2. 前記整流板は、円板に形成された円板状整流板であることを特徴とする請求項1に記載の送風ユニット。
  3. 前記整流板は、円板の中央部に円形の孔が形成された円環状整流板であることを特徴とする請求項1に記載の送風ユニット。
  4. 前記整流板は、中央部に円形の孔が形成されると共に、側面が中央から外周に向かうに従って空気流れの下流側に向けて傾斜する円錐台形状に形成された円錐台状整流板であることを特徴とする請求項1に記載の送風ユニット。
  5. 前記整流板の外径は、プラグファンの外径の150〜170%に設定されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の送風ユニット。
  6. 前記円環状整流板の外径と内径との寸法差は、プラグファンの外径の20〜60%に設定されたことを特徴とする請求項3に記載の送風ユニット。
  7. 前記円錐台状整流板の側面の傾斜角は、側面視で0〜20°に設定されてなることを特徴とする請求項4に記載の送風ユニット。
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